小室圭さんをシッタベンレイ
ノーと言って金満世界を変えよう
とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。 東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。 そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...
2015年12月31日木曜日
スミレちゃんに助言
静岡県の日本平動物園でレッサーパンダのスミレちゃんの‘脱走事件’がありました。動物園や市の職員が探し回っても発見できず、雌のスミレちゃんには大変に失礼ながら、彼女の糞のニオイを嗅いだ警察犬のお世話になってやっと‘身柄拘束’できたそうです。
脱走したスミレちゃんは頭が良くて抜群の運動神経の持ち主らしく、過去に2回の前科があるそうです。人間は躾と教育のせいで没個性化してしまって面白くありませんが、動物は何事にもストレートですから、それぞれの個体の性格が分かってくると楽しいものです。
スミレちゃん、これからもお得意の脱走劇で動物園を有名にしてあげてください。但し、次回からは警察犬に嗅ぎ付けられないように、まずは園長さんが使うトイレにでも忍び込んで自分の体臭をカムフラージュしてから脱走するといいですよ。
2015年12月28日月曜日
笑い話 保守の屁理屈
消費増税反対!
法人減税反対!
アベノミクス反対!
TPP反対!
夫婦同姓強制反対!
辺野古移転反対!
原発再稼働反対!
秘密保護法反対!
安保法反対!
憲法改正反対!
ところであんた誰?
赤旗の読者です。
だったら反対じゃなくてストップだろ!
2015年12月27日日曜日
初代EU大統領の平和の俳句
EU前大統領のヘルマン・ファンロンパイ元ベルギー首相が東京新聞の平和の俳句キャンペーンに賛同して寄稿した俳句です。日本語よりもドイツ語やフランス語の響きがとてもいいのは、主言語フランス語に加えてドイツ語やオランダ語を使うベルギー人の面目躍如といったところです。
Celui qui regarde Wer nach der Sonne 陽を海を
Le ciel,la mer,les etoiles Dem Meer,den Sternen guckt 星を見る者
Aime la paix Liebt den Frieden 和を愛す
注 etoilesのeにあるべきアクセンテギュが付けられません。
スリュイ/キ/ルガルドゥ/ル スィエル/ラ メール/レゼトワル/エム/ラ ペ (フランス語)
ヴェーア/ナーハ デア ソンネ/デム メーア/デン シュテルネン/グックト/リープト デン
フリーデン(ドイツ語)
Celui qui regarde Wer nach der Sonne 陽を海を
Le ciel,la mer,les etoiles Dem Meer,den Sternen guckt 星を見る者
Aime la paix Liebt den Frieden 和を愛す
注 etoilesのeにあるべきアクセンテギュが付けられません。
スリュイ/キ/ルガルドゥ/ル スィエル/ラ メール/レゼトワル/エム/ラ ペ (フランス語)
ヴェーア/ナーハ デア ソンネ/デム メーア/デン シュテルネン/グックト/リープト デン
フリーデン(ドイツ語)
カワイイって何だろ
最近は女性だけではなくて男性もカワイイと言われることがあります。カワイイは動物やアニメキャラクターに親和性のいい言葉だと思っていましたが、どんどんと拡大適用されています。
現代語としてのカワイイは、ウレシイとかウマイとかスゴイなどと同じで、形容詞というよりは感動の気持ちを表現する一種の感嘆詞のようなものです。ですから、カワイイ!と言えば、その理由や内容など説明しなくても気持ちは直線的に伝わります。またカワイイは、平和を乱す暴力的な要素は微塵もあってはならず、さらには知識、学歴、地位、家柄などという古典的価値観とはおよそ相容れない無垢な平和的感覚でもあります。
これまでの欧米社会では意識されていなかった大切な概念を、日本のアニメ文化はカワイイで掘り起こしたと言えないでしょうか。
学びの本質について
今日の学習理論には、学びとは頭の中で起こる個人的な現象ではなくて、頭の外で起こる社会的共同的なものとする捉え方があります。つまり、そこではできないことができるようになるという単なる個人的な変容としてみるのではなくて、個人と周囲のモノやヒトとの関係性が変容していく過程であると考えるのです。
ですから、学びには単なる知識や技能を積み上げていくという機械的かつ個人的な知的活動だけではなくて、
1)考えるプロセスがある
2)間違いが否定されない
3)対話や討論がある
4)仲間とのつながりがある
という学びの本質的要素も大切にされなければならないといわれます。その上で教師と子どもたちが一体となった連帯感溢れる共育的な協働環境があれば理想的でしょう。
2015年12月25日金曜日
Mark Zuckerbergさん 5.4兆円を寄付
facebook CEO のマーク ザッカーバーグ夫妻が、娘のMaximaちゃんの誕生を機に、所有するfacebook株の99%(5兆4000億円)を慈善事業のために設立する有限責任会社に将来にわたって寄付すると発表しました。寄付の動機は、次世代の子どもたちへの道義的責任と人類の進歩と平等の促進という当然の使命のためというものでした。
一部には税金対策だと批判する向きもありますが、彼らの善意に満ちた大切な資金が税金となって平和ではなく戦争に使われることがなくなるだけでも素晴らしいことです。アメリカの教育を受けて育った人たちは、国家に頼らず、自分で考えて行動し、そのスケールもデカイです。
どうしたらいいんだろう
夜の公園を通り抜けようとしたら、寒さの中で塀の陰に隠れるように身を丸めている浮浪者らしい人の姿がありました。気になって距離を取りながらその前を何気なく2往復しましたが、動く様子はありませんでした。離れ際に財布に入っているお金を差し出そうとふと考えましたが、できませんでした。あの人は昨晩も寒さの中をひとりで過ごしたのかと思うととても切ないものがあります。
2015年12月24日木曜日
ありがとう 体操白井健三選手
今年7月末に広島市で開催されたアジア選手権出場者が原爆慰霊碑を訪れたときに語った体操の白井健三選手(19)の言葉が印象的です。
「政治というのは、誰かが喜んでいる陰で誰かが『こうではない』と思っている。でも、スポーツで結果が出れば100%に近い人が喜べる。日本をその100%に戻すのが僕たちの役割かもしれない」
彼らの献花に立ち会ったのは地元テレビ局と東京新聞だけで全国的には報道されませんでしたが、こうした発言が若いスポーツ選手の口から出てくるというのは、近頃のタレント志向の強いスポーツ界にあっては爽やかな清涼剤になります。
2015年12月23日水曜日
生活習慣病対策の新たな展開
東京新聞(2015/12/23朝刊第5面)に生活習慣病の英国人研究者の投稿がありました。糖尿病予防は個人の努力に依存すると考えられてきましたが、周囲の社会環境も影響するということが示唆されているそうです。
具体的な研究例では、欧米では低所得者層ほど糖尿病が悪化しやすかったり、福島県では農村部よりも都市部の住民の方が悪化リスクが高いそうです。福島県南相馬市では、原発事故の影響で農業を奪われた農村部の人たちの生活実態は都市部の住民とさほど変わらないのに、それでも農村部の悪化リスクは低かったのです。
こうした最近の地道な研究成果からは、生活習慣病対策は個人の努力はもちろんながら、地域全体が一丸となって取り組むことが大切だということなのでしょう。
2015年12月22日火曜日
若い女性に梅毒が急増
国立感染症研究所は12月6日に梅毒患者の報告数が26年ぶりに2000人を超えたことを発表しました。
年間20万人以上の感染報告があった昭和20年代に比べれば些細な数のように思われますが、異性付き合い=肉体関係が普通になってきた若い世代では安心できません。性感染症は1対1の絶対異性関係が守られていれば流行は起きないからです。
局部に潰瘍ができたら即座に診察を受けねばいけません。性病という恥ずかしさから放置して慢性化すると今日でも案外厄介な病気だからです。とにかく梅毒感染の根源は複数の異性関係にあることを理解しておきたいものです。
笑い話 ノロノロ運転
日本人 「うぜー野郎だ。早く行けよ!」
ドイツ人 「お先にー!」
フランス人 「田舎もんが!ビッ、ビビッー!」
イタリア人 「可愛いっこちゃんも一緒だし、まっ、いいか。」
中国人 「赤信号でもないのになあ。」
2015年12月20日日曜日
最高の猫晴れ日
今日は青空が広がる猫晴れ日でハイキングやウオーキングにはもってこいです。それでも都心に向かう上り電車は、お付き合いやショッピングのための外出のためか、超満員でした。
我が家の庭には日溜まりに誘われて久しぶりにお隣さんの雄猫がナンパにやってきました。キャンパスの猫たちもそれぞれに日向ぼっこを満喫していました。こんな穏やかな晴天日には猫のようにお日様といっしょにノンビリと過ごすのも悪くありません。
笑い話 ごもっとも
「おもてなしの心の本当の意味がやっと分かったよ。」
「何さ。今頃。日本人の心意気の原点じゃんか。」
「そうだよな。原発、新国立競技場、辺野古移転、集団的自衛権。何かみんなウラがありそうでオモテなし。」
2015年12月19日土曜日
バブルとマリーロンサン展
府中市美術館で12月20日まで開催されているマリーローランサン展に行ってきました。展示作品は71点で、そのうち70点がマリーローランサン美術館所蔵のものでした。バブルに沸いていた頃の日本ではマリーローランサンは熱狂的な人気がありました。最近は流石に当時のような人気はなくなりましたが、そこそこの来館者でにぎわっていました。
特定の作家の大作をこれほど大量に、そして一時に集中して収集するなどというのは常識では考えられません。まさに日本が狂気に乱舞していた怒涛の時代がバブル期だったということでしょうか。しかし、その狂気の勢いで世界一級のマリーローランサンコレクションが生まれたのです。
失いたくない自然なケアリングの心
週末の電車で大きなベビーカーに荷物をいくつもぶら下げて、3歳くらいの男児を乗せたお母さんがいました。
男児は車内でずっと大声で泣き叫んでいました。赤の他人の私でさえ、その異様な泣きかたを見て抱き上げてあげたいくらいでした。しかし、お母さんは自分もそういう風に育てられたのか、そんな素振りはまったく見せませんでした。‘気になる’という、人間として最も自然で受動的な気持ちに依存する子育てという関係性は、教育学的には自然なケアリングの典型とされますが、もはや現代人には通用しないのかもしれません。
自分の子どもにさえこんな気持ちなのですから、他人や一般社会への無関心は推して知るべしでしょう。戦火のなかで自分の命が危険にさらされているのならいざ知らず、普段でも自分以外の人間に無関心で感情を持てないとしたら恐ろしいことではないでしょうか。
パリ人の週末と田舎家
東京のお金持ちの週末の過ごし方は、ゴルフやデパートでのショッピングや有名レストランで食事をすることでしょうが、これらはみな週末には閉店しているパリのブルジョアの過ごし方はむしろ田舎生活志向です。
パリ人の週末は、郊外に古い館や田舎屋を所有して、家族や友人たちと素朴な手料理とチーズとワインでゆったりとした時間を過ごすのが理想のようです。私はそんな週末の集いに何度か招待されたことがありますが、気忙しい生活に慣れている日本人としては退屈さは否めませんでした。
フランスに帰化した画家藤田嗣治は、パリ郊外に購入した田舎屋を自分の好みに改築して晩年を過ごしました。経済的に裕福だったはずの藤田画伯の終の棲家が、パリの高級アパルトマンではなくて田舎屋だった理由が、パリ人の週末を経験して少し分かったような気がしたのはひとつの発見でした。
2015年12月17日木曜日
笑い話 分かるかな?
「今年の漢字は‘安’に決まった。」
「一字表現で‘不’は付けられなかったんだね。」
「そうでしょ。でも、その気持ちは充分に出てるじゃない。」
「どこに?」
「お坊さんの頭の中は女でいっぱいだって言ってるでしょ!」
ネットでも混乱 算数と数学の違い
算数と数学の違いについて分かりやすい説明をネットで検索してみましたが、これだ!というものは見当たりませんでした。簡単に言えば、算数はソロバンを使ってできる範囲のもの、数学はもっと広範囲なものまで扱う学問であるといえそうです。ですから、ソロバンがいくら上手になっても数学はできません。
もう少し別の言い方をすれば、算数は数字しか使わない具体論の世界(複合的思考)、数学は文字や記号を駆使する抽象論の世界(概念的思考)にあります。つまり算数は抽象的な思考の媒体の役割を果たすことはできません。
特に問題なのは、このことが生徒たちに認識されないまま、中学に入ると突然数学教育になることです。算数から数学への移行に失敗させないためには、頭が柔らかい小学生のうちに少しは数学の世界に導いておくのもいいのではないでしょうか。
2015年12月16日水曜日
メルケル独首相に敬意
メルケル氏は、国内のシリア難民排斥の声に答えて流入者数の削減を約束しました。しかし、難民受け入れ拒否は憲法違反であるばかりか、道義上且つ政治上の理由から人道的義務であるとキリスト教民主同盟の党大会で語ったそうです。
ヨーロッパ諸国が、それぞれに独自の難民対策に走ろうとしてバラバラになりかけている危機に直面して、難民受け入れを率先して進めるメルケル首相の傑出した指導力とブレない理性を見せつけられるとドイツの知性を感じます。TIME誌に2015年の人に選ばれたのも当然でしょう。
2015年12月14日月曜日
学びということ
教育学の分野では学習することを好んで学びと表現します。そこには温かい眼差しで学習する人の成長を見守ろうとする純粋な願いも込められています。
学びというのは、知る、覚える、考えるという知的活動が中心で、それはあたかも頭の中だけで起きている個人的な現象のように考えられてきましたが、今日ではもっと社会的且つ共同的なところを強調する見方になっています。
私たちは学びによって、新しい豊かな人間に成長していき、その変化は周囲との関係性や自らの世界観に影響を及ぼします。つまり、学びというのは、単に知識や技能を獲得するだけではなくて、むしろ人や物との関係性が変容していく過程であると捉えることもできます。
そう考えると、徒弟制度における修業は、厳しい主従関係に問題はあるものの、現場における生きた知識や技能の習得にとどまらず、共同体の成員として強い責任感とアイデンティティの自覚を促す優れた学習形態のひとつであることが分かります。
ですから、教室で現実生活から脱文脈化された乾いた知識をひたすら与えられるのが望ましい学びの形なのかどうかについては、自ずと答えは明らかでしょう。
スーダラ節植木等さんの反戦映画発見される
植木等さんが制作を熱望した映画「本日ただいま誕生」が、植木さんの所属していた芸能事務所の倉庫で発見されました。幼少時に悲惨な空襲体験をした植木等さんは、自分がスーダラ節だけではないことを世に示したかったようです。
この映画を監督した降旗康男さんは、「敵を撃ち殺し銃剣を突き付けるだけではなく、生き残るために隣人も見捨てなければならないのが戦争...」と語り、かつての戦争の時代が人々にとっていかに辛いものであったかが伝わることを願っているようです。
芸術家と猫の餌やり
私の家の近くに絵描きさんが住んでいます。時々、そのアトリエにお邪魔して絵画の話に花を咲かせるのが私の楽しみのひとつです。
先日は電車内で鉢合わせして猫談義が始まりました。私が人生最後の仕事が猫の餌やりとは思ってもみなかったというと、それはそれで美しいとポツリと言われ、その口調の自然さに驚かされました。
考えてみれば、自分が見い出した美をキャンパスに描き出すのが画家の仕事です。出来上がった作品が自分の思い通りに認められる保証はどこにもありません。自分の最高の傑作もゴミ同然に扱われかねません。
そんないつも孤独な画家の気持ちを思うと、猫の餌やりとは案外通じるところがありそうで、彼の口調の自然さに驚いた自分が恥ずかしくなりました。
2015年12月13日日曜日
野坂昭如氏逝く
野坂昭如氏が亡くなられました。脳梗塞の後遺症を患いながらも、その率直な言説は最後まで少しも衰えることがありませんでした。野坂氏を一言で表現すれば、戦前を戦後に繋ぎ止め続けた人と言えるかもしれません。
野坂氏のぶれない行動や発言には不思議な痛快さがありました。それは言葉では語り尽くせない戦争の残酷さを身をもって体験しながらも、じっと耐え忍ぶしかなかった人間による、まやかしの多い戦後社会への皮肉だったような気がしてなりません。合掌。
マイナンバー 韓国で国民の1/3の個人情報が流出
国民背番号制の歴史が古い韓国で個人情報の流出が社会問題になっています。韓国の制度では番号を一生変えられないことが問題を大きくさせているように思われます。どちらにしてもマイナンバー制度による個人情報流出は避けられないものと覚悟しなければならないでしょう。
あるアメリカのコンピュータセキュリティ会社の専門家でさえ、個人情報の完璧な秘密保持などないものと諦めていると語っていました。コンピュータやインターネットの恩恵を存分に享受する社会に生きる限りは、個人情報流出は避けて通れないのかもしれません。
ただ、そういう問題や国家による個人情報管理の制限について十分な議論がなされないままマイナンバー制度が始まってしまうところに危うさを感じざるをえません。
2015年12月11日金曜日
年末ジャンボ2015を当てるには
今年の年末ジャンボ宝くじの一等賞7億円の恩恵に与る幸運な人は2000万人に一人の確率です。2000万人というと、東京都と千葉県の人口を合算した人数になります。
ジャンボ宝くじの収益は一発で800億円くらいでしょうが、恵まれない家庭の教育奨学金とか浮浪者対策とか動物保護にしっかり使われれば、たとえ外れても幸せな気持ちでいられそうです。
イチロー選手の終身雇用
米大リーグのマーリンズ所属イチロー選手は、来シーズンの契約更改で「いたいだけいてほしい」と球団から期待されたそうです。交渉の代理人であるジョン ボグス氏は、イチローは‘リスペクト’されていると表現しました。
今日の日本社会では、この快い響きのある‘リスペクト’という表現に値する人はすぐには思い浮かばなくて寂しいですが、来シーズンも満42歳になったイチロー選手のいぶし銀のようなプレーを楽しみにしています。
2015年12月10日木曜日
福島原発事故 廃炉はチェルノブイリ方式か
東日本大震災(2011/3/11)で東電福島第一原発1~4号機が水素爆発を起こしてから、すでに3年9ヵ月が経過します。
私は原発に反対ですが、現場で危険で過酷な事故処理の作業に携わる東電職員や作業員のみなさんのご苦労を思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。
結局は、チェルノブイリ原発事故と同じように、強固な鉄筋構造物で原子炉全体を覆って、危険な放射性物質を永遠に囲い込み続けるしかないでしょう。その次世代への負担の大きさは計り知れません。
特にここで問題なのは、原発の大事故の可能性には高度な科学的蓋然性があるのに、それを事故を起こした私たちが、ドイツのように社会的な実感として、今日でも共有できていないことです。
そのような日本社会の問題点を悪用し続ける政治家や原発関係者が、大事故が起きたことに大した責任も取らず、再び原発推進をしているという現実をどうしたら変革できるのか、真剣に考えているこの頃です。
2015年12月8日火曜日
京都で7.5億円マンション売れる
京都で西日本では初めての7.5億円という超高級和風マンションが売れました。耐久年数50年と考えますと、年間1500万円の償却です。日額では約4万円の負担になり、これは高級ホテルのシングルルーム程度の費用ですから、考え方によっては非常に割安です。
東京で純和風の粋な生活で贅沢三昧をしようとしてもできなくなりました。伝統のある高級料亭は次々に姿を消してしまいました。今や和風生活に理想的な環境は京都にしか残っていませんから、当の超高級和風マンションが売れるのも納得です。
もちろんマンションでは掃除やベッドメイキングは自分でやるか、メイドさんを雇うしかありませんが、これだけの資力があるのなら、何でも勝手にしてください!
ユキちゃん たった1つの小っちゃな夢
ユキちゃんは来春に小学校に入りますが、自分が住む団地のお友だちと同じ学校の入学式には参加できません。ユキちゃんは、お迎えに来る通学バスで遠く離れた特別な学校に通うことになっているからです。
団地内の広場からはいつも楽しそうなお友だちの声が聞こえてきますが、ユキちゃんは生まれてから一度も団地のお友だちと一緒に遊んだことも、楽しくお話をしたこともありません。
ユキちゃんは、何でも語り合える同世代の仲間は団地にはいませんし、近くにある学校の運動会や文化祭を大勢で一緒にできる幸せも知りません。ユキちゃんはいつも一人ぼっちなのです。
ユキちゃんのたった一つの小さな夢は、団地のお友だちと気ままにおしゃべりをしたり、広場でいっぱい遊んだり、近くの学校に通ったりして、大好きな団地の日常にいつも触れていられる日がくることです。
2015年12月6日日曜日
組み体操 頭がい骨骨折で後遺症
松戸市の小学6年生の男児が組み体操で落下して頭がい骨骨折をして開頭手術を受けました。今でも目まいや頭痛に悩まされているようです。残念ながら市教育委員会は何ら具体的な対策を取る考えはないそうです。組み体操は保護者や地域からの要望も強いからのようですが、男児の書いた手紙文を読んであげてください。
組体操の事故にあい小学校最後の運動会はベッドの上でした。
タワーの一番上から落ちた時、すごくこわかったです「僕はもう死ぬのかな」と思いました。
手術した後の痛みと苦しさは今でも忘れることは出来ません。今は体と心の傷と戦いながら毎日頑張って生きています。こんな思いをするのは僕が最後であってほしいと思います。
東京新聞(2015/12/6、朝刊、社会面に掲載の原文引用)
老猫の死 庭師さんに追い払われて?
キャンパスに庭師さんが入ったのが先々週の金曜日でした。この業者は猫の隠れ場の木だけをわざと葉なしの丸刈りにしたりします。猫たちはひどく脅されたのか、その週末の土日には暗くなるまで待っても一匹たりとも現れませんでした。
先週になって再び姿を見せ始めた猫たちの中に、ヨロヨロの長老猫とびっこの老猫の姿がありません。大好きだったコンビニ前にも現れる気配はまったくありません。老猫たちは追い立てられて、最後の力を振り絞って必死に逃げたとしたら、それで力尽きたはずです。
人間に捨てられ、人間に無視され、そして人間に追い立てられて絶命したと思われる二匹の老猫の気持ちはいかばかりだったか、聞いてみたい気がしますが、消えた命は残念ながら蘇ることはありません。
2015年12月4日金曜日
2015年12月3日木曜日
歯磨きでインフルエンザウイルスが繁殖しなくなった???
テレビ朝日モーニングショーで、ある小学校の3分間歯磨きの徹底でインフルエンザによる学級閉鎖がなくなったのは、歯磨きで口腔内が清潔になったからだろうと登場した歯医者さんは言っていました。
しかし、インフルエンザウイルスは生きた呼吸器系粘膜細胞内でしか増殖しません。生きている口内細菌にウイルスが感染して増殖するという話は聞いたことがありませんから、当の歯医者さんの説明は間違っていそうです。どうも学校内で流行しなくなったのは、ひとえに子どもたちがこまめにうがいをするようになったからではないでしょうか。
これからインフルエンザシーズンが到来しますが、とにかく手洗いとうがいを徹底して寝込まないようにしたいです。
2015年12月2日水曜日
PM2.5で視界は悪くなりません
中国の冬の大気汚染が深刻なようで、高層ビルがかすんで見える様子がテレビで頻繁に報道され、そこで必ず言われるのがPM2.5です。しかし、視界が悪くなることとPM2.5の濃度とは直接的にはまったく無関係です。
スモッグという言葉が急に使われなくなったのは、硫黄酸化物の排出が特に多い石炭利用を推進する政府の意向をマスコミが汲んだからでしょうか。とにかく北京などの視界不良の主な原因物資は石炭燃焼で発生する大量の硫黄酸化物であってPM2.5ではありません。
冬の血圧管理
私は軽い降圧剤を服用しています。夏は処方の半分で充分に正常範囲を保てますが、外気温が20℃を下回ってくる頃から、血圧値の高低差が大きくなります。血圧がすっかり高くなってからではコントロールに手こずりますから、この変化には気を付けなければなりません。
とにかく血圧は若い頃から時々測定する習慣を身につけることが大切です。そして満40歳を過ぎたら、定期的な血圧測定のみならず血管年齢の検査も年に一回は行い、健康管理という観点から日常生活スタイルを見直す努力を惜しんではなりません。
2015年11月29日日曜日
有給休暇の本来の意味が違う
NHK朝のニュースで、有給休暇をお祭りの後片付けとかエンタメなどに使って、積極的に消化しようといっていました。しかし、有給休暇の本来の定義からは、生活の都合に合わせてバラバラに取得してはいけないのですが、そういう指摘はありませんでした。
国際労働機関(ILO)132号条約(1970採択)は有給休暇の国際的な約束事ですが、日本はこれを今日でも批准しておりません。その代わりに労働基準法第39条による国内規定がありますが、内容的にはまったく別物です。
ILO条約では同一企業に最低6ヶ月勤務したら3労働週間以上の年次有給休暇を取得できるとされています。また最低でも2労働週間は連続取得とし、病休は別枠扱いでなければなりません。付け加えると日本は8時間労働条約(1919年ILO)も批准していません。
働く人に優しくしよう
ある保険営業の人の話によれば、新任の挨拶で顧客回りをすると、理由なく怒鳴り付けたり、玄関ドアを鼻先で乱暴に閉めたりする人も稀ではないそうです。
自分の都合によって、弱い立場にあると仮面を被り、強い立場になると傍若無人に振る舞う、いわば二重人格的な生き方が現代人のやり方なのかもしれませんが、それでは働くことが楽しい社会はどんどんと遠ざかっていきます。
人間社会は高度な労働社会であって、私たちは様々な労働によって生の実感を共有しています。報酬を得る為でも、育児や家事のようにそうでなくても、労働は人間存在の基本です。働くことの尊さを再確認し、働く人には優しく接しようではありませんか。
2015年11月27日金曜日
誤診で危うく開腹手術
私の知人が3か月前から持病の腰痛がひどくなり歩行不能の状態になりました。近くに脊椎・脊髄専門の整形外科医がいる病院を見つけて診察を受けたところ、腰椎のヘルニアで開腹手術が必要だという診断でした。知人はしばらく悩んだようでした。
手術は必ずうまくいくとも限りません。しかも開腹手術というと身体に大きな負担となります。私が信頼する専門医に相談したところ、入院で検査をしてくれました。その結果は痛みは脳からきているもので特別な治療は不要だといわれました。
本人は激痛で歩行ができず、ほぼ2ヶ月間寝たきり状態だったのですから、まったく半信半疑でした。病院では痛み止めを使いながら10日間ほど歩行訓練を受けて退院の運びとなりました。今では痛みはある程度あるものの、続けている筋トレのおかげか鎮痛薬は不要となり、買い物などに出られるようになりました。
2015年11月26日木曜日
コンビニには敵わない
私がキャンパスで世話する猫たちが、昔のようにコンビニ前に集まって唐揚げをくれとせがむようになりました。
初めは最長老の衰弱した雄猫が過去の記憶に誘われたのか、昔の住み処の当のコンビニ前に舞い戻ったのですが、その家族までが今や合流してしまいました。
今日は長老猫を抱き抱えて別の場所に移してから与えた流動食には見向きもせず、ヨロヨロしながらコンビニ前に行ってしまいました。これではまた店長さんに謝らなければならなくなりそうな事態です。
2015年11月25日水曜日
いなくなったカミナリオヤジ
近頃は他人の子どもを怒鳴りつける恐ろしいオヤジがいなくなって、大人は子どもにとっては空気のような存在になのでしょうか。そんな感覚が家庭内にも持ち込まれて親の存在感も薄れてしまうとしたら一大事です。
躾は、家庭内で徹底されるべきものですが、その内容は文化や時代や親子関係の違いによってかなり違ってきます。しかし、どんな環境にあろうとも子どもに怖い存在がなくなるということほど、怖いことはありません。
2015年11月24日火曜日
花子さんは絶滅危惧種です
約150人の女子学生の名簿を見たら、「子」で終わる名前の人は10人足らずでした。しかし、大半の学生はお母さんには「子」がついていると答えました。そして「子」無しの女子学生は自分の子どもにも「子」をつけたくないそうです。
2015年11月22日日曜日
リゾートマンション理事長 管理費11億円着服
新潟県の大型リゾートマンションで理事長が15年間で約12億円を着服していたと報道されています。
マンションの管理費は根拠なく高過ぎることを裏付けるできごとでした。総戸数30戸以上のマンションで管理費が1万円を越えていたら間違いなくボッタクリです。
2015年11月21日土曜日
藤田嗣治は泣いていた 戦争画展
国立近代美術館の藤田嗣治戦争画展に行きました。彼は画家として戦争に加担したとして日本画壇から島流しされるように移住したフランスに帰化しました。
藤田が残した数々の超大作の実物を目の当たりにして、自分の意にそぐわぬ戦争画といえども愛する絵画として全身全霊を捧げていたことが直に伝わってきました。そして心では藤田は泣いていたとも感じました。
藤田嗣治の戦争画は間違いなく永遠に不朽の名作であり、絵画を愛する者として平和へのシンボルだと確信しています。
週末の198円弁当の悲哀
私は猫の餌を買うために毎日キャンパスの近くにある大型スーパーに入ります。そこの広い弁当コーナーには198円弁当の一角があります。およそ茶碗一杯半分のご飯の上に海苔を2枚敷き、その上にコロッケか塩鮭、鶏肉の唐揚げ、卵焼きがそれぞれひとつずつのっています。
週末のお昼時にはコロッケか塩鮭かの選択にひとり寂しそうな表情をして迷っている子どもたちを時々見かけます。ひとりで週末を過ごさねばならない境遇にある子どもが少なくないことがわかり、とても胸が痛みます。
2015年11月20日金曜日
2040年問題を考えてみよう
世の中は東京オリンピックへの大きな期待感から、その先の時代は話題になりませんが、2040年問題を考えてみたいと思います。
終戦直後に生まれた団塊の世代は完全に絶滅しますが、一方でホリエモンのようなバブル世代が高齢者の主役になり、満60歳以上が人口の半分に迫ります。
東電福島第一原発は廃炉完了の予定ですが、現実的な話ではありません。人類最悪の原発事故処理を東電だけに押し付けられない深刻な事態になっているでしょう。
英語を公用語にするバイリンガル社会にして、世界中から平和主義者の移住を受け入れて社会を活性化するというアイデアはどうでしょうか。
2015年11月19日木曜日
間違い 毛布のサイズ選び
そろそろ掛布団の上に毛布も一枚掛けたくなるシーズンです。ところがこの毛布のサイズ選びが日本では小さ過ぎることが気になります。
例えば高級ホテルでは大判の幅広毛布を使ってベッドを包み込むようにしてあります。人は睡眠中に寝返りを打ちますから、その際に身体の周りの温かい空気が布団の外に逃げないようにするためです。
日本ではシングルベッドをすっぽり包み込む大判毛布は注文となりますが、一度試してみてください。きっと湯タンポひとつ分違うはずです。
2015年11月18日水曜日
伝統的な鼻のかみ方
最近のティッシュペーパーは薄くて丈夫で空気をあまり通しません。そんなことから鼻をかんでも、一回だけではスッキリしません。その理由は次の通りです。
私たちは右側をかむには左手で左側を押さえて、ティッシュペーパーを当てながらチンとやります。しかし、これではティッシュペーパーに当たった勢いのよい空気は鼻の中に逆流して効果を半減させてしまいます。欧米ではハンカチを持って片手でやる伝統的な方法がありますが、この流儀は案外効率がいいようです。
一番効率が良いのは、一方の側を押さえながら重力方向の地面に向けてチンとやる方法でしょうが、ちょっと不衛生で品がないために実用的ではありません。
2015年11月16日月曜日
娼婦のカウンセラー トゥールーズ ロートレック
大富豪の伯爵家に生まれた19世紀末の画家トゥールーズ ロートレックは、彼の高貴な身分に似合わぬ社会の最下層にある娼婦やダンサーたちと居食をともにしたりしていました。
彼は今日でいう骨形成不全症で身体の成長が不十分だったために社交界の寵児にはなれませんでした。そのためか不遇な境遇にある不幸な女性たちに惹かれたのかもしれませんし、マザコンでもありました。
虐げられている娼婦やダンサーの話をカウンセラーのように聞いてやる優しさを備えていたロートレックは、美しいものだけがモチーフだった古い絵画の世界に貧民の彼女らを登場させた異端の画家でした。
お笑い芸人のいじめ芸
新聞の投書欄にお笑い芸人のいじめ芸について意見が掲載されていました。このことについては賛否両論があるようで両者がっぷりの四つ相撲の様相です。
賛成派にしてみれば、新しい芸域を切り開くひとつの挑戦として、架空の話だからいいだろうということでしょう。反対派としては、子どもには架空の世界と現実の世界の区別がうまくできないから有害だという意見になります。
両者間にある堂々巡りの泥仕合の原因には、現実の分析が少し不足していることにもありそうです。実際にいじめ芸は完全に架空の世界のものといえるのか、不幸にも両者とも洞察が不十分なのです。
いじめ芸で、その面白さを演出しているのは生身の芸人の苦痛にほかなりません。そこには現実の人間が実際に苦しんでいる仕草や表情をするのを見て楽しんでいる構図があります。
そして、そこでいじめられるのはいつもマイナーな芸人たちであるという、芸能界の厳しい上下関係を利用した弱い者いじめの実態がもっとも問題なのではないでしょうか。
ゆとりって何だろう?
ゆとりとは消極的には生活に余裕のあることですが、夢を抱いて未来を見据えて生きていることとも言えないでしょうか。要するに表面的な生活実態よりも心に余裕を持っていることも、ゆとりのような気がします。
昭和の時代には現在よりも凶悪犯罪はずっと多かったですし、公害と言われた環境汚染も最悪の状態で、特に工業地帯や都市部の大気や河川は現在の中国を笑えない汚し放題でした。道路で放尿したり、痰をぺっぺっとする人、駅の構内では泥酔してゲロする人、そんなのは普通の光景でした。それでも将来に夢を託して精一杯にエネルギッシュに生きる人々は少なくありませんでした。
しかし、今日では心のゆとりとは縁遠い現実のもとで刹那的に生きている感じの人たちが目立ちます。それはかつての右肩上がりの経済状況と今日の八方ふさがりのそれの違いだけによるものなのか、改めて問い直しているこの頃です。
2015年11月15日日曜日
パリ同時多発テロと日本人
パリでとても悲しい事件がありました。キリスト教諸国とイスラム教諸国の間の宗教戦争のような様相を呈する混乱の中の悲劇で、日本人として何ができるのか考えてみました。
今日の日本ではあらゆる宗教が平和的な共存状態にあり、大多数の日本人の心の中にはカミもホトケも同居しています。ですからキリスト教者でもないのに教会で結婚式を挙げるというのが、若い人たちの流行になっているくらいです。
それでは日本人は無宗教なのかといえば、決してそうではありません。日本人には類まれな自然を敬う素朴な‘宗教心’があるからです。こうした私たちの国民性を生かした世界平和への貢献方法はないものでしょうか。
2015年11月14日土曜日
怨念社会化するネット社会
ネット社会は怨念社会でもあります。怨念は執念に悪意が住み着いたものと言えそうで、なかなか厄介な代物です。
もちろん昔から怨念を抱く人がいなかったわけでも、近年になって増えたわけでもないのかも知れませんが、そうした人たちが顕在化したのがネット社会の特徴でしょう。
怨念に似たものに執念がありますが、これは暴発する危険性はありません。ネット社会に渦巻く怨念の問題点は、それを抱く本人には認識できないために暴発しやすいところにあります。
日本も犯罪社会になるのか?
新宿を夜遅くに歩くと駅の周囲部には再び浮浪者が目立つようになってきました。再びというのはバブル崩壊後の新宿駅から都庁に抜ける長い地下道にはかつておびただしい数の道路生活者がいました。
バブル崩壊後に富裕層に入り込んだ人たちと話をすると、その過剰な特権意識が気になるところです。自らが這い出してきた貧困層とはもはや一線を画して、自分は‘アガリ’でこちらの人にして、あちらの人たちのことは知らないという構図が彼らの意識の中には見え隠れします。
富者と貧者の溝が心理的な面でも深まって、越えがたい過剰な格差意識をもって対抗するようになったら、私たちが受け継いできた‘金は汚いもの’という自虐意識を両者で共有できなくなってしまいます。
そうした過剰な格差意識が交錯する社会はアメリカ型の犯罪の温床になり得ることです。ドイツの哲学者ハイデッガーがいった、他者は顧慮の内にあるという互想社会がますます遠のいていくのは恐ろしいことです。
2015年11月13日金曜日
小学生が微分積分
私はアメリカのある個人経営の小さな小学校を見学したことがあります。そこは非常にユニークな学校で、学年制なし、決められた教室なし、時間割なし、特定の教科書なしという、日本では考えられないところでした。
しかし、なかには微分積分をやっている子どもがいて仰天しました。私は思わず、その理由を尋ねたら、間髪を入れずにcurious という答えが返ってきました。これこそがルソーが発見した子どもの価値の源泉でしょう。
そうか教育の極意はこれだなと不思議に納得した次第です。でも小学生に微分積分までやりたくさせる先生たちは凄い!あのとき学校を買い取って引き継がないかといわれても断ったことを今は後悔しています。
外科医が手術件数重視に警鐘
外科医として40年以上のキャリアを有するある外科医は、病院が手術件数の多さを競う今日の風潮に警鐘を鳴らします。彼は、手術件数とともに手術を回避した例数も同時に公表すべきだと語っていました。確かに手術重視の方針でいけば手術件数は自然に多くなります。
小さな外科的侵襲であっても患者には精神的にも肉体的にも大きな負担になります。そのことを真摯に受け止めて手術をしないで大丈夫という判断を下すのは自信がなくてはできません。そのために高度な技量を磨くのが外科医としての誠意だと彼は主張したいのでしょう。
2015年11月11日水曜日
ハローワークは時代遅れ
ハローワークにある求人情報は9時~5時の常勤者用のもので、多様な働き方を求める現代人のニーズにはまったく答えられていません。また定年退職後の職探しもできません。
月火休木金とか午後からだけとか、8月1ヶ月はバカンスとか、週末と盆暮れだけとかの働き方に応える求人情報があってもよさそうですが、基本的にはハローワークでは対応していません。
デイサービスみたいな生涯学習センター
生涯学習センターのセミナーに出席しました。平日の日中だからか出席者は年寄りばかりでした。講演を聞いたり、話し合ったりしましたが、何か健常者向けのデイサービスみたいでした。みんなでこの時間を使って町のゴミ拾いしたほうがよかったです。
2015年11月10日火曜日
セックスはなぜ秘め事になるのか
セックスに関する人の反応は個人間でも社会間でも大きく違います。ただセックスに関するものは大なり小なり秘め事であることは共通していて、その程度は個人主義の発達の度合いによって違いそうです。
この世にアダムとイヴしかいないのであればセックスが秘め事にはなりません。動物を見れば分かりますが、セックスにまつわる羞恥心は本能からのものではないからです。人々が複雑な人間関係の中に生きる社会的な存在になるにつれてセックスは秘め事になり、社会的抑制の及ぶ対象になったのでしょう。
北欧などでは小学生に具体的な性行為の絵などを示しながら性教育がなされていて、日本人は仰天します。個人主義が高度に発達した自由な社会では、セックスを秘め事にしておく必要はないのでしょう。
2015年11月9日月曜日
大発見 猫は色が分かる
我が家の猫は勝手に好きな椅子を選んで寝ています。それぞれの椅子にはフカフカマットが置いてありますが、青色は大嫌い、緑は好みにあらず、茶色はまあまあ、ピンクは大好きです。猫は色が分からないといいますが、実際はどうなんでしょうか。
理想を失った政治
ドイツのメルケル首相はシリア難民救済に最も地道に対応している宰相ですが、ドイツ国内では大規模な反対デモも行われています。
難民の人権尊重という理想と大量の外国人流入に戸惑いを見せる国民の本音という相克の事態のなかで、メルケル首相は高い次元の舵取りを迫られているはずです。羨ましいのは、政治家としての高潔な人格と高い見識、そして理想と現実のはざまで夢を失わない意志の強さがメルケル首相の政治力を支えていることです。
昨今の日本の政治は残念ながら理想を払いのけて安易な現実主義に徹して暴走気味ですが、夢のない社会を次世代にどう繋いでいこうというのでしょうか。
2015年11月8日日曜日
本当に迷っています
キャンパスの老猫はすっかり衰弱して両手ですくい取れそうな感じです。もはや後ろ足に力が入らず、私のところまで歩いてくるにもヨロヨロ状態です。今日はコンビニは閉まっていましたから、雨のなかで私を待っていました。家に連れ帰ってケージに入れて世話すべきか、住み慣れた場所で一生を終えさせるべきか、迷いながらお互いに顔を見合わせているこの頃です。
ウソと虚偽は違います
横浜の杭打ち工事のデータ偽装で世間が揺れていますが、これは虚偽であり嘘ではありません。虚偽とは自分だけの利益のために人を貶める行為であって、許される例外ケースはひとつとしてありません。
一方で嘘には時と場合によっては相手のために仕方のないものであったり、笑って済ませられる微笑ましいものもあります。この種の嘘が一般化して賢い生活の知恵になっているのがジョークではないでしょうか。
柳田國男が嘆いたように、このジョークさえ受け入れられない不寛容な人たちが最近は増えてきているのが心配ではあります。
フランスの麦畑に入ったことはありますか
フランスを訪ねたことのある人はたくさんいるはずですが、フランスの麦畑に足を踏み入れたことのある人はほとんどいないはずです。
私は四方八方を麦畑に囲まれた大きな古い館に住んでいたことがあります。そこには散歩のできる林に囲まれた広い庭園があり、テニスコートがあり、裏庭には大きな納屋があってニワトリが放し飼いになっていました。また専従の農家の人が野菜や果物を収穫してくれる農園も付属していました。
数キロ離れた小さな村に徒歩で買い出しに行くのは一苦労でした。村には知り合いの足の弱ったおばあちゃんが住んでいました。買い物の後には私の庭で収穫された何がしかの農作物や卵をお土産に持参して、他愛もないよもやま話に花を咲かせるのが楽しみでした。
そんなわけで眼前に広がる広大な麦畑の風景は当たり前の存在でしたが、そこにはこぶし大の石ころや土塊が普通にごろごろしていてビックリしました。麦の栽培はすべて機械作業ですから、麦が育てばそんなことにはお構いなしということでしょう。ですから農地に囲まれていても日本のように砂ぼこりに悩まされた経験はまったくありませんでした。
2015年11月7日土曜日
キャットフードは凄い研究の賜物だ!
私がキャンパスで世話する推定8歳の老猫はヨロヨロ歩きでほとんど食べ物を受け付けません。今日はいつものようにトロトロの魚缶を食べさせてから、ダメもとで特別に持参した20歳以上用の固形食を軽く一握り与えたみたところ完食でした。おかげでとてもホッコリ幸せな一日になりました。明日も待っててね!
最高に贅沢な食事 バゲットと赤ワインとチーズとスープ
私が望むシンプルで最高に贅沢な食事は、フランス産小麦で作ったフランスパンとボルドー産の赤ワイン(私はメルロー種好きです)とシャロントマリティーム地方のヤギの新鮮チーズ、そして野菜スープとなります。これだけで幸せにしかも栄養的に一生生きていけるはずです。
日本食に例えると、フランスパンは白飯、もちろんワインは日本酒、チーズは豆腐、そしてスープは味噌汁でしょうか。東京では手頃な1500円ほどのランチで本格的スープをスープ皿に入れて提供するレストランは私は一つしか知りませんが、スープのないメニューなんて絶対にフレンチとは言えません。
2015年11月6日金曜日
政治家と若者が集う2泊3日の合宿
ヤフーニュースによると満16歳から国政選挙の投票権のあるオーストリアでは、政治家と若者の合宿があるそうです。若者が、ギリシャの金融危機への対応は非常に早かったのに、難民問題の話になるとどうして時間がかかるのか、と率直に質問すると、政治家は、自分自身も疑問に思っているが難民受け入れを言うにはとても勇気が要る、と答えたそうです。こんな率直な会話のできる政治家って素敵じゃないでしょうか。
フランスパン
私が住んでいた1970年代のパリでは浮浪者を多数見かけました。彼らが常宿するのは地下鉄駅と決まっていて、食糧はフランスパン(正式にはバゲットという)と赤ブドウ酒と決まっています。これだけで命を保てるのか興味はありましたが、彼らに尋ねる勇気は出ませんでした。
パリの浮浪者を思い出したのは、昨日親友の家で美味しいフランスパンに出会ったからです。日本のフランスパンは焼き時間を短縮するために高温にする結果、外皮は黒褐色でガリガリ、内部は水分が飛んでしまっています。そんなフランスパンは加える塩の量もいい加減なために1晩放置すると美味しくありません。
お土産に頂いたフランスパンは絶妙の塩加減で丁寧に時間を掛けて焼いてあるせいか、翌朝になっても外皮は程よい固さのままで内部は充分にしっとり感が残っていました。そのままかぶりついて頬ばるとじわっと小麦の味が口の中で広がって幸せ感が湧いてきました。そんなわけでパンが命綱のパリの浮浪者を連想した次第です。お店の名前は言いませんが、正統派のパン屋さんありがとう!
2015年11月5日木曜日
猫にも認知症あり
私が世話するキャンパスの猫たちのなかに推定年齢8歳と思われる雄猫がいます。夏頃から痩せが始まり、今ではヨロヨロしてトロトロ仕込みの高級魚缶と少々の水しか摂れません。
そんな老猫が若い頃に生活していたコンビニ前に転居(?)してしまいました。私が習慣づけた人目に付かない餌場に連れ戻すのですが、すぐにかつての住み慣れたコンビニ前に帰ってしまいます。
恐らく認知症になって新しい記憶は飛んでしまい、甦った昔の記憶の中で生きているのでしょう。夜間は10度以下に冷え込んで心配になりますが、これまでのように優しく見守ってやるしかありません。
2015年11月3日火曜日
フランス週刊誌に見る美人の形
フランスの週刊誌L’OBs(2015/10/15~21,No.2658)の表紙はJulie Gayet女史の顔写真です。日本では絶対に表紙にはならないであろう化粧なし(恐らく)の素顔です。ベイスクリームなどのファンデーションなし、頬紅なし、口紅なし、もちろんアイシャドウなしの自信に満ちた知性溢れる表情が印象的です。女性は是非とも一度ご覧あれ!
がん医療が変わる
女優アンジェリーナ ジョリーさんが2年前に乳がんの予防的処置として乳房摘出手術を受けて話題になりましたが、日本でも乳がん検診に関心が高まっています。
ただ、最近のアメリカでは乳がんの過剰治療が議論されていますし、アメリカがん協会はマンモグラフィーによる乳がんの定期検診の開始年齢を満40歳から満45歳にし、満55歳からは隔年検診を提唱しています。
2015年11月1日日曜日
子どもの英語教育
ここでは小学生がアメリカの学校に学んで1年が過ぎてもナースが正しく書けないという話題です。現地の先生は問題視しておらず、慌てる必要はないという説明だったそうです。
私も日常会話から入ったフランス語では、コミュニケーションにはまったく困らなくなっても、単語はほとんど書けませんでした。あれから40年が過ぎて書き言葉はかなり忘れましたが、話し言葉は幼少時に覚えた童謡のように自然に出てきます。
外国語の習得は満10歳頃から文字への依存度が高まってくると私は考えています。これは赤ちゃんには聞こえる高音が大人になると聞こえなくなることと関連性がありそうでづが、まだ科学的には証明されていません。
明治期の学者や官僚は大人になってから外国語を学びました。彼らは自分の経験から手っ取り早い文字依存の外国語習得法を絶対視してしまいました。そんな伝統を受け継ぐ私たちも子どもがナースを正しく書けないと心配になるのではないででょうか。
2015年10月31日土曜日
猫と共存しよう
戦後にノラ犬を見なくなったのは、狂犬病撲滅という公衆衛生上の観点からノラ犬の徹底駆除が行われた結果でしょう。一方でノラ猫はしぶとく生き抜いています。
猫は体重が平均3.5㎏と日本の雑種犬の1/3ですから犬ほど食べません。また活動範囲も3次元空間を自由自在に移動できますから、犬のようには捕獲できません。そして猫は飢餓状態にも一週間は耐えられる体力の持ち主です。
そんな訳で私たちは猫と共存する運命にあります。また鼠と猫のどちらを取るかと問われれば誰もが猫を選択するはずです。猫の糞が嫌という人がいますが、パリなら犬の糞、ロンドンやニューヨークでは馬糞が落ちていますよ!
2015年10月30日金曜日
思いやりの社会への惜別
神学者マチュー フォックスは思いやりをこの世界の中で最も大きなエネルギー源と考えました。しかし、彼はその著作の中で思いやりは西洋社会の中から追放されてしまったとも嘆いております。近頃は日本でも思いやりからの集団逃走が行われているような気がしてなりません。
年金 10兆円の運用損
東京新聞「こちら特報部」によれば、国の年金積立金の運用損(7~9月)が10兆円に上るだろうと報道されています。リーマンショック時の損失の約2倍になります。
2013年4月第一次金融緩和、2014年10月追加緩和。これで巻き起こった円安効果も今や息切れ寸前で、金融緩和しても景気は必ずしも付いてきてくれないことがはっきりしました。それでも株式市場は2万円超を維持するために10月には第三次金融緩和を期待していたようですが、流石に日銀は大博打に出ることを思いとどまって見送りました。
厚労大臣はこれで弱気になって基礎年金運用の失敗の責任は自分が負えばいいと語ったそうです。しかし、国民の生命・生活・財産を守る立場にある政治家には取っても取り切れない責任があります。閣僚の責任の取り方は辞任をするだけで済み、刑罰を科せられたり自己破産に追い込まれることなどは絶対にないのですから。
2015年10月28日水曜日
天下の立教大学までが...
立教大学はシールズなどの登場する反安保法集会への会場提供を拒否しました。理由は中立性を欠く活動だからということのようです。本来ならば市民の間でもっと議論が深まるべきところ、大学が政府の意向を慮って中立を口実に議論から逃げようとする時代性が不気味です。
五郎丸選手が10人いても勝てない
ラグビーワールドカップ東京2019を視野に入れて五郎丸選手がマスコミで引っ張りだこです。本来ならば日本チームの活躍を支えたリーチマイケル主将が最も称賛されるべきところ、日本人扱いされずに完全に無視されています。外人部隊の彼らがいなかったらワールドカップ出場さえ叶わなかったことを、私たちは真摯に受け止めるべきではないでしょうか。
2015年10月27日火曜日
アメリカの中学生のSEX事情
アメリカ生活の体験のために親子でホームステイをした母子の話です。
そこは母子家庭で母親は不在がちでした。ある晩に子どもと外出から帰ると玄関ドアの非常ロックがかかっていて家に入れません。呼鈴を何度も鳴らすと14歳になる娘のボーイフレンドがパンツ一枚で出てきて玄関を開けてくれたそうです。
アメリカの生活体験が子どもにとっていい教育になったのか、一年経過した今でも自問することがあるそうです。
2015年10月26日月曜日
いまだに巨人大鵬卵焼き時代
10月に入ると雪が舞う地方が増えてくるアメリカですが、気温の低下とともに逆にヒートアップするのがアメリカンフットボールです。メジャーリーグでは年間181試合をこなしますが、アメフトはお互いが時速35㎞でぶつかり合う格闘技ですから、各チームは16試合しか戦いません。
それでもテレビ放映権料は野球の30倍ですし、頂上決戦のスーパーボウルのCMは30秒で350億円です。このようなアメフト人気の秘密は、1.5兆円のNFL収入が各チームに平等に分配され、強くなるには個の技術を磨きチームの戦術を進化させるしかないからです。とにかくNFLを知らずして本当のアメリカは分かりません。
犬の悲劇
ペットブームも人口の高齢化の波には抗しきれず、犬猫の飼育頭数は2011年をピークに大きく減少しましたが、猫だけを見ると逆に増加しています。
犬は人工的な品種改良が極端に進んでしまい、自然淘汰には耐えられない不自然な体型の犬種も少なくありません。そのために最期は寝たきりになる犬が多いのも、人間の都合がもたらした犬の悲劇です。
2015年10月24日土曜日
ハロウィーンの季節
日本でもハロウィーンが流行しています。昔は外人居留地であった横浜や神戸では欧米人の子どもたちが仮装して住宅地を回る習慣があります。
ハロウィーンはクリスマスとは違って完全に宗教色は失われ、底抜けに明るく楽しめる国民的仮装大会です。この時季のアメリカではヤンキーな雰囲気を存分に楽しむことができます。
現場は知っていたはず 手抜き工事
横浜市のマンションのくい打ち工事の手抜きが発覚しました。しかし、現場の作業員には杭打ち作業の時点で分かっているようです。とすれば現場で不正を阻止できなかった理由をしっかり解明しなければ再発防止には役立ちません。
今回はたまたま傾いてしまったから発覚しましたが、竣工日を絶対視する日本の風土は帳尻会わせのための手抜き工事の温床です。
建築ブームに沸いたバブル時に完成した建物には手抜きが多いと言われます。都心の大型工事はほとんどオリンピック前の完成をうたっていますが、これが再び手抜き工事を促すことにならないことを祈ります。
2015年10月23日金曜日
組体操タワーで脳障害
小学校の組体操で「タワー」が6段を超えるものも出現しています。達成感などという教師に都合のよい言葉にみんなが酔って大人気ですが、落下して脳挫傷などの重大事故が数多く発生しています。
厳しい集団訓練の見返りに達成感を持ち出すのは、集団を規律でしかまとめられない教員のご都合主義でしかありません。子どもたちの個性が尊重され、伸び伸びと過ごせる充実した空間を提供するのが教育の本来の役割ではないでしょうか。
タワーに惹かれる先生方は子どもたちの成長と発達を個別に丁寧に見守るモンテッソーリ教育を是非とも研究してみてください。
2015年10月22日木曜日
吉祥寺と町田の都会度比較
都心を離れた郊外で若者に一番人気の街は吉祥寺でしょう。周辺地域は富裕層が多い高級住宅地としても知られています。
吉祥寺は駅を挟んで南北に分かれ、北側には中核となるパルコと東急デパートそしてロフトを囲むように大小多数のお店が集中しています。昔は古書店が目立ちましたが、今はその面影はあまりありません。南側には池のある井の頭公園、自然文化園とジブリ美術館があって散策に半日は楽につぶせます。
一方で町田には、小田急デパート、大型ファッションビルMODI、109MACHIDA、東急デパート、有隣堂やブックオフとハードオフ本店等があります。北口から徒歩5分の高原書店は知る人ぞ知る日本有数の古書店です。古着屋と有名ラーメン店の数も日本一でしょう。またライブハウスもジャズ、シャンソン、ロックと多彩です。
町田には駿台、河合塾の大型予備校や早稲田塾、四谷学院、早稲田アカデミー、SAPIX等の学習塾が駅から数分以内に軒を連ねます。徒歩10分の所には町田版画美術館があり、周囲には関東最大の湧水のある広大な自然林が広がっていて森林浴が楽しめます。
こうして吉祥寺と町田を比較してみると、イメージと知名度では圧倒的に吉祥寺に軍パイが上がりますが、実質的には町田の都会度が大きく勝っているのではないでしょうか。
内装業者の良し悪しの見分け方
私の友人は築32年のマンションに住んでいます。これまでに浴室を一回リニューアルしましたが、配管は更新しませんでした。そんなわけで劣化した水道管から漏水が始まり、水道料金が3万円になって異変に気がつきました。
結局は浴室だけでは済まず、洗面所等を含めて水回りを再び取り替える事態になりました。配管に手をつけると面倒ですから、見えるところだけの工事で済ませようとします。そこが内装業者の良し悪しの見分け方でしょう。
2015年10月21日水曜日
中国も労働力人口の減少
中国で1979年に一人っ子政策が開始されてはや35年が経過します。今後は若年労働者の減少が急激に進行して経済成長力は低下する一方でしょう。
中国が風邪を引くと大きな影響を受ける世界経済の体質を変える方策はあるのでしょうか。きれからは強気の投資姿勢は慎みたいところです。
2015年10月20日火曜日
NHK朝ドラ “あさが来た”が面白いわけ
若い学生たちが「まれ」は面白くなかったと話していました。現在のNHK朝ドラ「あさが来た」の20%を超える高い視聴率は主人公の強烈な個性に理由があります。
“まれ”は腕の良いがんばり屋さんのパティシエですが人物像としては平凡でした。一方で“あさ”は代替の効かない強烈な個性の持ち主で、その行動は意外性の連続です。
教育が過ぎると“あさ”のお姉さんのように無個性人間となり周囲を沸かすことはありません。今日の日本はみんなが息を潜めて生きている感じで、“あさ”の育たない無粋な社会になっていないでしょうか。
2015年10月19日月曜日
年金が危ない 3ヶ月で8兆円の巨額損失か
政府の年金積立金管理運用独立行政法人は、安倍政権の意向に沿って株式への投資比率を2倍に増やしました。これで2014年度には前年度比50%増の15.3兆円の運用益を確保したそうです。
しかし、今年度に入って株式市場は思うようには動いてくれず、専門家の間では7月~9月の3ヶ月間で約8兆円の損失を被ったと予想されています。2014年度の株式投資による利益を全部吐き出しても足りません。もはや絶体絶命のピンチ!
2015年10月18日日曜日
旭化成 もう一つの疑惑
旭化成の子会社のマンション建設のデータ偽装疑惑で旭化成株は急落していますが、この株はすでに今年3月末から下落を始めました。
優良株が揃って上昇過程にあったのに、旭化成株が特段の悪材料は出ていないのに一足先に下落に転じたということは、不正を知って売り抜けた筋もあったのでしょうか。
2015年10月17日土曜日
東大アメフト部ありがとう!
東大は惜敗でした。試合終了後には東大応援席のみなさんは、全員起立して勝者の相手チームにもありったけの声で「フレーッ、フレーッ、○○!」と勇気づけてくれました。
こういう高い意識のチームはきっといつかは日本一の座に上り詰めることでしょう。私たちのチームも東大と対戦しなければなりませんが、精一杯戦わせていだだきます。
古いマンションの管理が危ない!
ある古いマンションの管理情報を見たら、水漏れがあったり、長期修繕計画が守られていないために屋上防水工事等が借入金で実施されていたり、多額の管理費未納が放置されていたりと悲惨な実態がありました。
その主な原因は管理組合が休眠状態で、マンションの管理を業者に完全に丸投げしていることにあります。長期修繕計画を確実に実施できていないマンションには絶対に手を出してはいけません。
文科省行政は大丈夫か?
第三次安倍内閣が発足して文科大臣と副大臣に自民党の行動系右派議員が任命されました。文部科学行政は、彼らの知る初等・中等教育のみならず、科学の振興、医学部や付属病院の運営、大学や大学院の国際化、生涯学習、学習権と貧困の問題、将来のための人材育成など広範囲に及び、それなりに高度な経験と知見を持った自立した人材でなければとても対応できません。
折しも北海道教育委員会が道内の公立学校に「アベ政権を許さない」と書かれたクリアファイルがないか調査を指示したと報道されています。こんな些細なことにまで教育委員会が目くじらを立てるまで教育が劣化したのは、文部科学行政の貧困にも責任の一端があります。天下り先作りに精を出す官僚に丸投げで大丈夫ですか。
2015年10月15日木曜日
婚姻中の子は夫の子って固定観念はおかしい
様々な理由があって法的な離婚はできずに別居して、他の男性と子どもができて出産したら法的には別居している夫の子になるというのはおかしな話です。離婚成立後も半年は女性は結婚できないなどというのもまったく時代遅れも甚だしいことです。そんな古い民法規定が残っているために苦しんでいる人たちがいるのはやり切れません。
芸術は学問に優る
自由業とは自分の知識や技能を使って報酬を得る職業で、誰とも雇用契約のない自由な立場にある人と言えます。代表的な自由業は医者、弁護士でしょうか。芸術家もそうですが、人間の尊厳に一番近いという存在感があります。
こうした自由業であれば何でも自由に発言ができるというわけではありません。特に現政権のもとでは、地位の高い人ほど社会的な発言を控えるようになった感があります。
そんななかで東京芸術大学の有志が安保法に反対する声を上げようとグループを立ち上げました。これまでに880人が賛同しているそうです。安保法では学問の東大は芸術の芸大に完敗のような感じです。
2015年10月13日火曜日
貧しい子どもから学校を取り上げるのですか
ユネスコの世界記憶遺産に「南京大虐殺」に関する文書が登録されたことへの報復か、日本政府はユネスコ拠出金の停止か減額を検討しているようです。憲法解釈の強硬変更といい、この措置といい、戦前に国際連盟を脱退して戦争にまっしぐらだった時代を連想しました。
世界の貧しい子どもたちに学習の機会を与えるための活動を推進しているユネスコへの拠出金を報復措置として停止するなどというのは品のない話です。どうか世界の貧しい子どもたちから学校に行ける喜びを奪い取らないでください。そして政府のみなさんはユネスコ学習宣言をしっかり読んでみてください。
笑い話 偏見
「オイ、また何かやってんな!」
「...」
「さっさと降りてこい!」
「...」
「バカヤロー!また110番させるつもりか!」
「すぐ降ります!!!」
「あれッ、腹巻きに何か隠してるな!」
「...」
「何を盗ってきたんだ?見せてみろ!」
「ニャー!!!」
残業は悪いことか
私は残業はすべて悪いとは思っていません。例えば夢のある研究ができる環境にあれば、時間がきたから帰宅しようなどとは考えないはずです。
しかし、労働の目的が報酬の獲得のみにあって、自分のスキルアップにつながらない仕事もたくさんあります。こうしたケースで過労死するほどのサービス残業を強いられるのではたまりません。
労働は人間の社会的存在の礎です。研究に没頭しても、家事をしても、学校に通っても、単純作業に携っても、必ず温かい目で見てくれる他者の存在があることが望ましい社会のあり方でしょう。
そんな認識が経営者に欠けているとブラック企業と呼ばれることになるのだと思います。
2015年10月12日月曜日
小粒になったのか、ノーベル賞受賞者?
日本のノーベル賞受賞者は24人になりました。ほぼ自然科学分野に限られているせいか、受賞者の社会的発言はほとんどありません。自分の意見をはっきり表明した人は、原発で1人、安保法では2人でした。
すでに歴史の人となったノーベル賞受賞者湯川、朝永、川端氏は、世界平和アピール7人委員会のメンバーとして核兵器廃絶を唱えるなど、世界の平和のために積極的に発言しました。今、アルフレッド ノーベルは草葉の陰でどんな気持ちでいるのでしょうか。
2015年10月11日日曜日
日ロ関係は大丈夫か?
日本では尖閣諸島の領土問題が活発にマスコミで取り上げられるため、軍事的脅威と言えば中国がまずは念頭に浮かぶでしょう。しかし、ロシアとも千島列島の領有権では対立していることを忘れてはなりません。
最近ではロシアはシリアにおける軍事作戦を活発化させていて西側諸国と大波乱もありそうな展開です。米ソが激しく敵対した冷戦構造は、1991年の旧ソヴィエト連邦共和国の崩壊とともに霧散してしまい、米国の独り勝ちのような国際情勢でした。ところがどっこい、ウクライナ紛争でロシアの軍事的存在感は急激に高まってきております。
日中貿易は年間40兆円(日米貿易30兆円)で敵対すれば破滅です。一方で日ロ貿易は年間約4兆円に過ぎず、両国のパイプは決して太くありません。大切な隣国ロシアを、安保法のために警戒の目で見なければならなくなったというのは、日本にとっては非常に不幸なことではないでしょうか。
イスラム国にトヨタ車が多いのは何故だ!?
アメリカのテロ対策対策当局者が、イスラム国が使う車両になぜトヨタ車が多いのかとトヨタに問いただしたと言われます。
私がヨーロッパに住んでいた頃にも一般のアラブ系の人たちの車はほぼ100%が日本車でした。そんな流れは日本車が世界の自動車市場で高い評価を得るようになってますます強まっているはずです。イスラム国の使用する車両にトヨタ車が多いのは、アラブ諸国の人たちの日本贔屓もあるのでしょうが、何と言っても故障が少なく高い耐久性の塊だからではないでしょうか。
テロ対策に苦しむアメリカの当局者の苛立ちは分からないわけではありませんが、こうした極端な発言に世界のトヨタはこれからも悩まされ続けることでしょう。王者の悩みといえばそれまでですが、世界の平和を祈ります。
2015年10月10日土曜日
ノーベル賞
ノーベル賞受賞者が連続して出て話題になっていますが、この先は大学の研究がどうなるのか気になります。
私が大学生だった昭和40年代には、大学に行くと夜でも昼でも、そして盆でも正月でも必ず研究者の姿がありました。研究室に住み着いてしまった感のある人たちも希ではありませんでした。行くところがなかったらとにかく研究室に行ってみようという雰囲気がありました。
しかし、かつての好きで夢中になってする研究を、今日のようにノルマや課題を与えられた窮屈な仕事にしてしまったのは、政治家の無知と天下り先作りに精を出す官僚による短絡的な成果主義であるような気がしてなりません。
2015年10月9日金曜日
ユニクロ株を10分で500億円投げ売り
ファーストリテイリング(ユニクロ)が発表した来期の予想連結利益が市場の期待を10%ほど下回るという訳の分からない理由で、今日の株価は開始後10分間で9%暴落しました。取引開始時に何と約100万株500億円が、そして一日で1000億円が投げ売りされたのですからグロイ話です。
ところが東証の日経平均株価の方は、このユニクロの暴落分だけで約200円下げるはずなのに、逆に値上がりして18,500円近くまで上昇して終了しました。
今回のユニクロの暴落は、一般投資家が株式投資をして気楽に儲かる官製相場の終焉を告げるシグナルではないでしょうか。今後の株式市場の動向については1000億円売った筋に聞いてください。
ヘルニアの痛みの主因が脳だといわれた!
私の知人の腰痛がひどくて1カ月ほど安静にしても悪化するばかりで、ついにはほとんど歩けなくなりました。大学の整形外科の先生に手術覚悟で診てもらったら、ヘルニアは手術するほどではなくて、痛みの主因は脳にあると言われたそうです。
確かに失業してから急速にヘルニア痛が悪化したことを考えると、傷みの訴えには心の問題が大きく絡んでいると言われて納得です。恐らく一般病院に行っていたら、結局は手術しても痛みは緩和されず、本人は諦めきれずにいろいろな整体師を梯子という一般的なコースを辿ったことでしょう。
2015年10月8日木曜日
整形外科医の鑑
私の知る整形外科医はそろそろゆっくりしたいようですが、誠心誠意という表現がピッタリの先生をご指名の地域の患者さんが多くてそうもいかないようです。
そんな人柄を慕ってくる患者さんは治療はもちろんですが、先生と話をして病状を診てもらうだけで気持ちが楽になるようです。
先日も患者さんが杖を忘れたと言ってもどってきたという話を聞いて、痛みに苦しむ患者さんは純粋な医学的治療だけでは十分でないことを再認識しました。
大変だ!国民医療費40兆円
厚労省は2013年度の国民医療費が40兆円を超えたと発表しました。同年度の税収が47兆円ですから、私たちは税と同じくらいの負担をしていることになります。
余命短くほとんど意識のない状態での濃厚な終末医療は一か月で数百万の費用がかかりかます。こうしたものを私たちはもっと医療を必要としている人たちのために放棄する勇気を持たねばならないと思います。
2015年10月7日水曜日
笑い話 難しい年頃
「お父さん、シャセイって何?」
「例えばさー、こんな美しい紅葉の風景を絵にすることさ。」
「ふーん。大人のパワーってやっぱりすごいんだ!」
「どうして?」
「だって、絵を描くだけで子どもができるようになるんだから。」
ラグビー文化を大切にしよう
ラグビーの発祥の地は言わずと知れたイギリスです。とはいってもイングランドと言った方が正しいかもしれません。ラグビーはイギリス紳士の身だしなみのひとつで、パブリックスクールと呼ばれる名門私立高校では精神と肉体の鍛錬のためのスポーツとして今日でも広く愛好されています。健全な精神は健全な身体に宿るという格言を信じるイギリス文化を支えるスポーツのひとつがラグビーです。
そんなラグビーも1987年に世界大会となるワールドカップが開催されてからは、急速に商業化の道を辿るようになりました。東京開催のワールドカップ2019では8万人分の観客席を擁するスタジアムが想定されています。オリンピックやサッカーワールドカップに次ぐ金満ビッグビジネスになるために、金と太鼓(マスコミ)を総動員して日本チームの神話を作ろうとするラグビー界の体質は、本来のラグビー精神には馴染みません。
世界大会の開催はイギリスに固定して、そのラグビー文化とラグビー精神の原点に、世界の人々が触れられる機会を作ったらいいのではないでしょうか。サモアチームのように荒々しい屈強なプレイヤーが激突するだけの肉弾戦がラグビーの魅力となったらおしまいです。
2015年10月6日火曜日
最悪の大人の火遊び 核
火遊びとは自分では制御不可能な事態に陥る可能性のあることに手を出すことを意味します。子どもが家の中でライターやマッチを使って物を燃やして遊ぶことがまず頭に浮かびます。
人類でもっとも危険な火遊びは何と言っても核に手を出すことです。核兵器や原発は人間にとって最悪の火遊びと言えるのではないでしょうか。
2015年10月5日月曜日
アメリカらしい!イチロー初登板
イチローがメジャーで初登板を果たしました。日本のプロ野球ではこんなことはあり得ません。試合は真剣勝負でグラウンドは神聖視されていますから、野手が臨時で投手役をするのは相手に失礼だと考えるからです。
かつてイチローがまだオリックスでプレーしていた時代に、仰木監督がオールスター戦でファンサービスとしてイチローを9回2死で登板させました。対する野村克也監督は激怒して、格式の高いイベントを冒涜したと非難したそうです。
しかし野球は ball game と言われ、野球場は ball park とも呼ばれているように、試合は真剣勝負ではあるかもしれませんが、ファンが来てくれて喜んでくれなければ game にはなりません。そういう意識がしっかり根付いているのがメジャーリーグなのでしょう。
笑い話 人生で一番大事なこと
「真心!」
「愛情!」
「勤勉!」
「正直!」
「健康!」
「体力!」
「美貌!」
「分かった!お金!!!」
「ぜーんぶ、ブッブー!」
「じゃあ、正解は?」
「朝起きること!」
「愛情!」
「勤勉!」
「正直!」
「健康!」
「体力!」
「美貌!」
「分かった!お金!!!」
「ぜーんぶ、ブッブー!」
「じゃあ、正解は?」
「朝起きること!」
見えにくい学習塾の成果
駅前の商店街には大手学習塾の進出が目覚ましく短期間に3教室が新設されました。最近では塾の成果をアピールするために、A君の化学が85点とか、Bさんの数学が90点とかの短冊が張り出されています。
しかし、こうした特別なケースの宣伝文句につられて我が子もと一般化しがちですが、塾生全体として成績はどうなのかは、どこの塾でもまったく説明しておりません。とにかく、本人に十分な学習意欲がなければ、子どもを塾に丸投げしてみても成果は望めないでしょう。
アメリカには授業料650万円の高校もある
アメリカの名門高校はスケールがデカイです。例えば、ジョン F ケネディ元米国大統領も通ったアメリカでは言わずと知れたChoate Rosemary Hall 高校は、寮生徒の授業料は日本円に換算すると約650万円になります。その他に書籍代、iPAD、疾病保険加入などが必要です。
アメリカ国内はもちろんのこと世界中から学習意欲に満ち満ちた優秀な若者が入学してきますから、肌の色や宗教の違いそして文化の壁を越えてみんなで寮生活をするのは貴重な経験となり、一生の良い思い出になるはずです。
日本では成績優秀者はまずは医学部進学と決まっていますが、もったいないことです。日本の意欲ある若者よ、是非とも世界に羽ばたけ!(Choate Rosemary Hall 高校は1/3の学生に奨学制度を適用していますから、直接連絡するものいいでしょう。)
鎮痛薬の副作用に注意しよう
私の友人は腰痛で整骨院に鎮痛薬ロキソニンを処方してもらいました。しかし、その副作用で大変だったそうです。喉が渇き、全身がむくんでしまい、睡眠ができず苦しんだようです。これまで痛み止めの薬を飲んだことのない人は注意が必要でしょう。
2015年10月4日日曜日
ワールドカップ2019 日本開催が思いやられるラグビー
日本の完勝といえる対サモア戦でした。サモアチームは、決勝進出の芽がないために投げやりな気持ちだったのかもしれませんが、サッカーでしたらブーイングの嵐になりそうな失礼な試合をしてくれました。
ラグビーの競技人口は世界中でどんなに多めに見積もっても1000万人でしょうか。英国、フランス、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなどと人口の少ない国々でしかポピュラーではないからです。
少ない競技人口では、すべての試合にワールドカップらしい質の高い熱戦を期待するのは無理なのかもしれませんが、日本開催のワールドカップ2019が心配です。
2015年10月3日土曜日
対サモア戦 ラグビー予想
3時間後にはキックオフのラグビーの対サモア戦は、前半戦をうまく戦えれば拮抗した展開になるでしょう。
これまでの2試合で日本チームの手の内はほとんどバレバレですし、自力でも劣ります。試合時間の55%以上を攻撃に使えなければ負けでしょう。
前半40分で日本が13対0で優勢です。サモアは全然練習してないですね。バラバラでチームになっていません。日本は勝てるでしょう。
2015年10月2日金曜日
曲がり角にきたアベノミクス
安倍政権の大規模な金融緩和政策のおかげで日経平均は3倍になりました。しかし、アベノミクス効果も息切れしてきて、海外投資家は8月頃から株式市場で毎月1兆円以上の規模で売り越しを続けているそうです。政府が必死に旗振りしても、世界的な経済の趨勢が逆向きになれば投資家は逃げ出します。
日銀が日経平均を上げるために時価総額の8%も買ってしまったユニクロの株価は、7月30日の高値から20%下落しました。それでも時価総額は売り上げ額の3倍(トヨタ0.8倍)、株価は一株純資産8048円の6倍(トヨタ1.2倍)、配当利回り0.8%(トヨタ3%)です。日銀がどう売り抜けるか、今後の株式市場の動向を知る重要な指標株から目は離せませんが、手は出せません。
2015年10月1日木曜日
新たな利権 スポーツ庁発足
10月1日に文部科学省にスポーツ庁が発足して、水泳金メダリスト鈴木大地氏が長官に就任しました。巨大ビジネスになったオリンピックを種にして予算の欲しい欲しいが始まり、天下り官僚とオリンピック選手の集結する巨大利益集団が生まれそうです。
スポーツ庁の来年度予算要求は367億円、そのうち選手強化費には158億円が当てられます。文科省は、この予算を使えば保育園不足はすぐに解決します。世界の流れは幼児教育も無償化しているというのに残念な話です。
スポーツ庁の来年度予算要求は367億円、そのうち選手強化費には158億円が当てられます。文科省は、この予算を使えば保育園不足はすぐに解決します。世界の流れは幼児教育も無償化しているというのに残念な話です。
大学の付属制度はなくそう
一流私立大学から一流損保会社に就職しながらも、大きな夢を追って会社経営に乗り出し、そこから転落の人生が始まったお年寄りの話を聞きました。ご本人は自信過剰になっていたと述懐していました。
一流私立大学では会社経営者や資産家という恵まれた家庭環境に育った人たちが少なくありません。付属学校のルートに乗れば大学に入りやすいからでしょうか。東大生も裕福な家庭の出身者が多いですが、東大への付属ルートはありませんから、かなりの努力をしなければ入れません。
一流私立大学出身者には転落の人生を歩む人が比較的多い感じがしますが、裕福な家庭環境に無意識のうちに甘えてしまうのでしょうか。アメリカには付属制度はありません。日本の私立大学の発展のためには付属校からの進学ルートは廃止すべきでしょう。
2015年9月30日水曜日
2015年9月29日火曜日
精一杯生きることの効用
人間ならば誰でも悩みはあるはずですが、私の場合は忘れることにしています。もちろん、可愛い飼い猫が死んだりすると夜中にトイレに起きて、そのまま眠れないことになりますが、その緊張は何ヵ月間もは続きません。
この忘れるというのは、すっかり記憶が消えてなくなるという意味ではありません。苦しみや悲しみと折り合いがつけられるようになるということです。何事も早く忘れる秘訣は、損得を考えずに毎日を精一杯生きることではないでしょうか。
それはないでしょ、スポーツ応援
私の大学のアメリカンフットボールチームがリーグ優勝筆頭候補の呼び声が高いチームと対戦しました。
この相手チームは、高校時代から鍛え上げられた選手の集まった総勢100名超のセミプロ集団で、眩いばかりの有能な選手が次々とアリのように出てきてプレーします。一方で私たちのチームは、大学に入学してから始めた一般学生のチームで総勢45名しかいません。
試合前には、どう贔屓目に見ても相手チームの楽勝ムードが漂っていました。しかし、いざ試合が始まると、お互いに一歩も退かぬ攻防戦となりました。私たちが負けはしましたが、彼らが大苦戦した理由は様々な言い方があるでしょう。
私には、対戦相手をリスペクトしない、敵としか見ない意識が彼らには強すぎるように思われました。とにかく、「○○負けろ!頑張れ!頑張れ!◎◎」という小学生水準のセリフの大合唱には唖然としました。
2015年9月28日月曜日
オリンピックはアテネを開催地に固定しよう
オリンピックが自国で開催されてもほとんどの人々はテレビ観戦を決め込みます。冷静に考えてみると、オリンピックを自国で開催するメリットは大枚を果たして大騒ぎするほどには大きくはなさそうです。このあたりで発祥の地アテネに開催地を固定化し、商業化し過ぎたオリンピックの理想を取り戻すのもいいのではないでしょうか。
2015年9月27日日曜日
歴史に抗う海外での武力行使
安保法案が参院で可決成立しました。従来は憲法のおかげで専守防衛という建前がありましたが、これを政府は強引に放棄してしまいました。政府が存立危機事態だと言えば、日本はこれでいつでも他国で武力行使ができます。
鎌倉時代の元寇(2回)を除いて、過去の戦争はすべて日本が日本列島外で武力行使したことで始まっています。つまり日本は海外に出て武力行使をしなければ、悲惨な戦争には巻き込まれないというのが歴史の教訓です。
日本では命が廃棄物になる
日本の雑種犬が絶滅してしまった理由は、まず野犬が徹底的に捕獲殺処分されて、鎖に繋がれた家犬しかいなくなり、その繁殖の機会を奪われたからです。
そこにペットショップが純潔犬の可愛い子犬を売り出してペットブームが到来しました。人気のある小型犬は大量に人工繁殖されるようになり、今ではファッションアイテムになった感もあります。
しかし、ペットの商品市場では生後3か月の賞味期限を過ぎた犬や猫は売れ残り、殺処分されて産業廃棄物になります。こうした悲しい流れは先進国では日本にしかありません。
2015年9月26日土曜日
笑い話 猫知恵
「おい、俺たち猫に餌くれた人に55万円の賠償命令だってよ。」
「知ってる。9月17日の福岡地裁の判決ね。」
「日本は政治家だけでなく裁判官まで暴徒化してるなあ。」
「そろそろ俺たち難民申請するか。」
「ダメだよ。日本は俺たちや難民には冷たいから。」
「じゃー、先住民の権利を国連に訴えよう!」
2015年9月25日金曜日
ムカデに注意しよう
私の指導するクラブの学生が部室に置いてあった靴を不用意に履いて、ムカデに刺されました。これだけジメジメした天候が続くとムカデがよく出ます。玄関にある靴を履くときは内部をよく見てからにしましょう。
2015年9月24日木曜日
野党はどうする?
共産党の志位委員長は、これまでの考え方を捨てて政治的立場の違いを越えて野党は結束しなければならないとして、民主党などとの選挙協力体制を示唆しました。
一方で維新の党は新党という形で野党の結束を目指すと言っています。ダメな野党がいくら再編されようとも、小選挙区で公明党を抱き込んだ自民党の強さに対抗できるはずがありません。
主義主張を脇に置いて共産党と共闘すれば当選圏内に入る民主党の候補者はひとりやふたりではありません。野党の政党としての本気度が試されそうな気配です。
現代栄養学に?
現代人は炭水化物(糖質)摂取を控えめにしますが、これは余分な炭水化物が皮下脂肪として蓄えられると肥満体になるからです。またこの過剰な脂質が余分な女性ホルモンを産生し、乳がんの発生リスクを高めるとも言われます。しかし、私は長い間ほぼ毎日13㌔歩いてみて、この栄養学の考え方に少し疑念を持つようになりました。
私はBMI22を維持するようにしていますが、十分な炭水化物を摂らないと結局は痩せ過ぎ(BMI 21未満)になります。こうなると翌日まで疲労が持ちこされる悪循環に陥り、いつも体がだるくて気力も盛り上がらず、歩く楽しさが感じられなくなってきます。
今日では細身が流行で炭水化物を悪者扱いしますが、基本的なエネルギー源の糖質を絶ってしまうのは疑問です。むしろ糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素のバランスのよい腹八分目の食生活を心がけ、体重は有酸素運動(時速6㎞の早歩き)の量によって調節するのが健康の基本のような気がします。
2015年9月23日水曜日
世界ラグビー事情
ラグビーのワールドカップで日本チームが世界ランキング2位の南アフリカチームに勝利して大きな話題になっています。ラグビーはイギリス紳士の素養を培う伝統スポーツとして発展してきました。ですから世界の強豪はニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、イングランド、フランス、アイルランドなど、イギリスと歴史的につながりの深い国々が名を連ねています。
人種的にはラグビーは白人スポーツの典型です。ここにアメリカの身長190㎝体重100㎏100m10秒台の黒人スーパーアスリートがたくさん入ってくれば、ラグビーの勢力地図に革命的変化が起きそうですが、その可能性は99%ありません。なぜならば、アメリカにはアメリカンフットボールという伝統スポーツがあって、最高の名誉と富を与えてくれるからです。ここに日本ラグビーが外人助っ人の力を借りれば世界でも通用する可能性があります。
ドイツ人とイタリア人
ドイツの巨大自動車会社VWが、アメリカの環境基準をクリアするために、実走行では考えられないクリーンな排ガスを出せるように検査用車両の制御系プログラムを書き換えていたようです。私はこの記事を読んで、このような極めて悪質な不正をあの厳格なドイツ人がするはずはないというゆるぎない信頼と、ありえない話ではないという一抹の疑念を同時に抱きました。
私が生活していたドイツの印象は、10月から4月頃までは太陽がひどく恋しくなる重苦しい国、日本的な角ばった感覚でいても違和感のない国というものです。待ち合わせをしても約束通りですし、街にゴミは落ちていませんし、交通ルールはきちんと守りますし、釣銭をごまかされることはありません。とにかく何事も整然としていて人間が規律の鎧を着ている感じです。
一方で一年中明るい太陽がいっぱいの地中海地方の人々の生活感覚は一変します。例えばイタリアに行けば、明らかに人好きで物事がおおらかおおざっぱになり、自分を押し殺す息苦しさがなくなります。ですから時には激しい喧嘩も勃発しますが、オオ、生きているという感じであまり陰湿さがありません。とにかく彼らの生き方は生真面目な日本人には何かと楽しい話題の種を提供してくれます。
このようにドイツ人とイタリア人とを比較してみると、個人差としては何とも言えませんが、国民性という文化的傾向から見てみると明らかに雰囲気に違いが感じられます。
2015年9月21日月曜日
流石!ファッションの街 原宿表参道
久しぶりに用事で表参道を通りました。大型連休中ですから、あの広い歩道が人で溢れかえっていました。
歩き疲れたり、待ち合わせをしている人たちが、ガードレールの代わりに設置された手すり様のレールの上にたくさん腰掛けていましたが、街に溶け込んだ巨大な彫刻のような存在感がありました。
白い味気ないガードレールがないだけでもホッとするのに、機能性を残して休憩用のベンチに変えてしまった巧みなデザイン力は、流石にファッション街原宿だと感心しました。
笑い話 ヒゲの元隊長
「やっと堂々と戦える。でもホッとしている。」
「そうですよね。これで現役復帰してバンバンやれますからね。」
「そうじゃない。議員バッジのおかげで行かなくていいから、ホッとしてるんだ。」
2015年9月19日土曜日
日本が破たんする前に、私たちの生活は確実に破綻しつつある
財務大臣は、どんなに政府の借金が膨らもうとも、日本の国債の買い手が国内にいるのだから、ギリシャのような異常な事態に陥ることはないと断言しています。確かにこの説明は間違いではありませんが、国民生活を見てみると正しくもありません。
ここで国民を富裕層、中間層、貧困層に分けて考えてみると、そのことがよく分かります。富裕層⇒中間層⇒貧困層という流れにそって社会保障の重要度は増しますが、その大切な社会保障が完全に先細り状態になっています。この視点がのんきな大臣の話にはまったく欠落しています。
例えば、年間所得が160万円以上ならば介護保険サービスの自己負担割合は1割から2割に引き上げられました。月15万円の所得の人が月3万円以上の負担増になるケースも出てきます。また保育費も無認可保育園のお世話になれば月6万円の負担です。老人医療費は無料だった時代もありました。こうした自己負担増は貧困層にとっては深刻な問題です。
さらには生活保護の認定は厳格化され、こども手当ても2年で廃止され、先進国の常識である幼稚園や高校教育の無償化も実現薄です。このように日本の社会保障の中身は薄ら寒く、政府の財政は破たんしないと強がってみても、すでに国民の生活は破綻しつつあると言えそうです。
2015年9月17日木曜日
すでに始まっている徴兵制の道
集団的自衛権の行使が可能になれば、住基ネットやマイナンバーの情報を使って貧困層に的を絞って自衛隊への入隊勧誘が集中的に始まるでしょう。
マイナンバーで個人の収入状況をスクリーニングして、そこから抽出された低所得者や非正規労働者のリストから住基ネットを使って年齢と住所そして家族構成を調べれば、勧誘に乗ってきそうな若者を効率的に選び出すことができます。住基ネット法では先回りしてこうした情報を防衛省に提供できるようになっています。
一億総中流と言われた昭和の経済的黄金時代が過ぎ去って、経済的文化的階層差が拡大していくなかで、経済界は非正規雇用を増やしていく流れを作り上げました。最終章である集団的自衛権行使の法整備が完了すれば、貧困者を戦争に追い込む一種の選択徴兵制の仕組みが完結します。
アメリカのように医療はタダで受けられるぞ、年金は心配するな、大学に行きたければ兵役を全うすれば奨学金をやるぞと誘われるようになるでしょう。でもそんな心配をしなくてもよい社会を作るのが政治家の本当の役目だったのではないでしょうか。
反戦歌 シャンソン 『脱走兵』 を知っていますか。泣けます!
私はこの歌が大好きです。ただ電車の中で聴いているとどうしても最後に目頭が熱くなってくるのがたまに傷です。私は Serge Reggiani が唄っているのが一番好きです。
作詞はフランス人ボリス ヴィアンです。フランスでは反戦歌として販売禁止になったことがあるようですが、勇ましい抗戦的な言葉が躍るわけでもなく、内容に暴力的な要素があるわけでもありません。
平凡な日常生活から言葉を選んで綴られた歌詞には気負ったところがどこにもありませんが、死を賭して無抵抗を貫く者の凄味がヴィヴィドに表現されています。かつてフランス政府が嫌ったのも納得です。
どうも絶望に打ちひしがれた男が最後にすがりつくのは母親の姿のようです。この歌にしても戦争で息子たちを失った亡き母を脱走兵がすがる気丈夫な人間として象徴的に描かれています。
エルトン ジョンの『Have mercy on the criminal 』という曲があります。ここでは漆黒の闇夜の中で、母親の面影を瞼に浮かべながら容赦のない警察犬の追跡から必死に逃れようとしている脱獄囚が描かれています。この歌も聴いていてやはりホロリとします。
どちらにしても迫りくる死を意識する瞬間に男の脳裏に浮かぶのは母親の姿の方です。母と子には分娩という尊い命を賭けた契りがあり、その重さを度々忘れてしまうのが男です。だから男は戦争に走ったりして最後になって後悔するのでしょう。
2015年9月16日水曜日
毎年70億円の無駄使い
小中学校の最終学年の全員を対象に毎年実施される全国学力・学習状況調査のテスト結果が発表されると、必ずマスコミで都道府県順位などが大きく取り上げられます。
教員やお役人そして教育専門家のなかで、約230万人を対象にした全員テストを毎年実施する意義を本当に信じている人はいないはずです。ただお役人などにとっては、マスコミや社会の強い関心を背景にして、最もコントロールの難しい現場教員の締め付けを強めるには非常に都合のよい道具ですから、無駄だと分かっていても黙っているのでしょう。そのために直に接している先生たちが生徒たちのいちばんの理解者であるという教育の基本が活かされず、上から目線で現場に口出しして教育の混乱に拍車をかけているのです。
言い方は悪いかもしれませんが、毎年70億円の費用がかかる前近代的テストを業者に丸投げしてドブに捨てているような気がしてなりません。
2015年9月14日月曜日
愛犬を拳銃で射殺
紀州犬が飼い主や警察官を襲ったので射殺されました。13発発砲されたようですから、とんでもない大暴れをしたのでしょう。
大型犬の好きな人も多いですが、こういう事件を知ると身の丈に合った体格の犬を選ぶべきでしょう。私の友人はドーベルマンを飼っていましたが、人に危害を加えるのが心配になり、結局は専門家に譲ったそうです。
そして犬が欲しければ、芸能人のようにペットショップに行くのではなくて、先ずは保健所を訪ねてみてください。きっとあなたを待ってくれている犬がいるはずです。
2015年9月13日日曜日
脳梗塞で半身不随
数年前の初秋に脳梗塞で倒れて3か月の入院生活を余儀なくされてから、辛いリハビリをして自宅に帰って生活をしている隣人がいます。
その人は非常に頑固で何事にも融通がきかないうえに、自分勝手で笑顔がない性格のためか、家族関係は決して円満には見えません。また子どもたちが孫を連れて訪れてきたところを見たこともありません。
この人が半身不随という逆境にありながらも、仕事と日常生活に超人的な踏ん張りをみせているのを見て、人の短所などというものは人生の在り方によっては、どちらに転ぶのかわからないものだと改めて思うこの頃です。
アメリカンフットボールのシーズン始まる
関東の大学のアメリカンフットボールのシーズンが始まりました。昨日は東京大学と駒沢大学という強豪同士の対戦を応援しました。両大学ともよく踏ん張って延長戦にもつれ込む白熱した試合でした。
結局は東大が執念を見せて勝利しました。一般学生チームの東大がスポーツ推薦のある駒大と戦ってどうして勝てるのか。それがアメリカンフットボールの醍醐味です。
野球、サッカー、ラグビー、駅伝等、チームスポーツはたくさんありますが、未経験者でも大学スポーツで活躍できるのはアメリカンフットボールしかありません。何故ならば個人の力はもちろん大切ですが、試合前にたてる戦術と戦略そして試合中の分析力と対応力が勝敗を分ける大きなポイントでもあるからです。
私が指導するチームもスポーツ推薦制度がないために一般学生チームです。東大と比較すると選手数で半分、スタッフ数では5分の1以下という劣勢ではありますが、選手たちは頑張ってくれるはずですから対戦をとても楽しみにしています。
2015年9月12日土曜日
長雨で桜に異変が
例年ならば、我が家の桜の大木は毛虫だらけになって葉っぱを食べる音が聞こえてくるくらいですが、今年はさっぱり姿を見ません。
彼らは秋の長雨が始まる頃までに腹いっぱいに桜の葉っぱを食べて、鈴虫が鳴き始める頃には一斉に地表に下りてきます。そして幹から1m範囲内に深さ10㎝ほどのくぼみをつくって全員でだんごになります。その上に枯葉が落ちて自然の毛布ができあがると冬眠が始まります。
そんなところまでは‘調査’していますが、冬季にはどんな様子で過ごしているのか、春になって羽化してどんな姿になるのかも私は知りません。ただ、そんな毎年の季節の行事のようなことが欠けてしまっても、彼らはまた来年には現れるのでしょうか。
2015年9月10日木曜日
プロ棋士の凄さ
偶然ながらプロ棋士の人からいくつか貴重なお話を聴く機会がありました。勝っているときは貯金を取り崩していて、負けているときはお金を貯めているときだという話でした。
また助言を与えるにはヨーヨーの要領でいくのがよいそうです。ヨーヨーを効率よく引き上げるように、一番低いところに到達した頃合いを見計らって引き上げるのがよいそうです。
さらには自分の勝ちパターンを会得しても、それにすがり続けていると必ず負けが込んでくる時期が訪れるそうです。その時に勝ちパターンに頼った期間が長ければ長いほど大きなスランプが長く続くようです。
プロの世界の頂点で活躍する人の経験から生まれた教訓は深い洞察と普遍化があって貴重な人生勉強ができました。
フランスが40年原発の廃炉決定
新聞報道によりますと、フランスのオランド大統領は公約通りに1977年稼働開始したフェッセンハイム原発を2018年に閉鎖することを表明しました。原発一色のフランスが、日本が稼働後40年経過した老朽原発を必死で延命させようとしているのとは対照的に、非常に慎重な姿勢を取り始めました。
フランスには地震はありません。とはいってもまったくないわけではなくて地震らしいものがないという意味です。私がフランスに住んでいた時に、その‘地震’が起きたことがありました。震度1にも満たないような規模の小さなものでしたが、住民の間では随分と話題になっていました。
フランスが古い40年原発を閉鎖するとはいっても、最新鋭の原発を新たに建設中ですから、脱原発依存に踏み切ったとは言えません。しかし、福島の事故を見て神経質になっている国民の気持ちを尊重する姿勢を示したことだけは明らかです。
2015年9月8日火曜日
これだけ雨続きではアリも飢餓状態
先週は金曜日が晴れ上がっただけでずっと雨続きでしたが、これで大変に困っているのがアリです。その日は猫に餌を与えてからアメリカンフットボールの練習を見に一時間ほどグラウンドに行って帰ってみたら、見たこともない数百匹のアリが食べ残された餌に群がっていました。
アリは流されると帰巣本能が機能しなくなる危険があるためか、雨天時には絶対に地表面には出てきません。恐らく雨水が巣の中に入ってこないように入り口をふさいでじっと晴天の日を待っているのでしょう。そのけなげな姿(?)を想像してみたらアリが愛おしく思われてきました。
地中海料理は認知症予防に役立つ?
テレビ番組「林修の今でしょ!講座 実は怖くない認知症」によりますと、オリーブ油を使って料理した魚をよく食べる地中海の人たちは認知症になる確率が半分くらいだという話でした。しかし、私たちがオリーブ油いっぱいの地中海料理を毎日食べたらどうなるかは分かりません。
地中海沿岸に生活する人たちは太陽がいっぱいの明るい気候のせいか、西はスペインから東はトルコに至るまでどこに行っても、とにかく明るくて笑顔の似合う人たちが多いというのが私の印象です。地中海の人たちのように認知症なんか気にせずに、明るく楽しく社交的に暮らすのが一番の予防策でしょう。
笑い話 動物病院待合室
「どうなさったんですか?」
「おしっこが出なくなって。おたくは?」
「お腹に腫物ができて取ってもらったの。」
「良かったですね。お大事に!」
「ありがとう。じゃ、またね!」
「エエッ!?」
軍需産業はみな同じ穴のムジナ
安保法案が成立すれば中国や北朝鮮の脅威の増大という理由で、次々と高価な最新兵器を購入することになるでしょう。15年度予算では1機100億円もするオスプレイの導入も決まっていて、自衛隊のホシイホシイがすでに始まっています。
中国では盛大な軍事パレードがあって軍拡路線だと騒がれますが、中国の兵器はほぼ純国産ですから軍備増強は立派な公共事業で内需拡大策のひとつです。それが使われないで終わっても、共産党にとっては国威発揚と人気上昇につながれば一石二鳥です。また日米の軍事関係者にとっても見せかけの脅威を煽る絶好の材料でもあります。
内需拡大のために住宅を過剰に建設すれば、不動産バブルだなどと騒がれます。しかし、兵器はどれだけ過剰に装備しても、誰も不良資産とは言いません。そこが軍事関係者の付け目です。また、今日の経済学では戦争も生産活動の一部としてGDPにプラスに貢献するのですから、軍隊の無駄はまったく説明できていません。
軍需産業の立場に立ってみれば、実際には敵も味方も関係なくて、みな軍事的緊張を喧伝して軍備増強を叫びたがる同じ穴のムジナですから、常にある程度の国際緊張は必要だということになります。
私たちは平和をしっかり守る強い決意を持たないと、彼らにとことん翻弄されることになるでしょう。
2015年9月6日日曜日
地中海に難民のために島を買ってしまおう!
CNNMoneyの報道によれば、エジプトの通信企業グループ「オラスコムTMT」の経営者で中東有数の大富豪ナギーブ・サウィリス氏が、イタリアかギリシャから島を私費で購入して難民収容施設を建設したいと言い出したようです。
彼は「政治家たちは感情がないとも時に感じる」と語ったそうですが、最近では稀な痛快な話で感激しました。実現したら私もボランティアで駆けつけたいですが、この歳では逆にお世話になりそうです。わが国のトップに是非ともスカウトしたいとも思いました。
疑わしい中国脅威論
NHKの日曜討論では与党議員は中国の脅威を暗にほのめかして安保法案を成立させる必要があると喧伝していました。日中両国が本格的な戦争状態に入るなどということは、両国の首脳が正気であればとても考えられません。そんな妄想を現実的な脅威であるかのように語って国民の危機感を煽るのは国会議員の資質と品位が疑われます。
何故ならば全面戦争を仕掛けるにはそれなりの勝算がなくてはなりませんが、どちらが仕掛けようとも中国との貿易がなくなれば、アメリカのGDPに匹敵する規模の日中両国の経済はおろか世界経済は完全に破たんします。アベノミクスで株式市場に注ぎ込まれた多額の年金資金は消えてなくなるどころか、世界中の人々の生活は経済大恐慌のもとで完全に立ち行かなくなります。
そんな無茶な全面戦争を本気で仕掛ける狂気の国家リーダーが出現するとは考えられませんが、それでも日中両国の首脳はもっと相互交流を深めて話し合いの場を準備しておくことが重要です。安保法案を通さんがための中国脅威論者は、中国との貿易なくして世界経済は成り立たなくなってきていることをどう説明するのでしょうか。
逆マイナンバービジネス
マイナンバー制度の実施が迫ってきましたが、これで国民一般の生活が大きく便利になったり、公務員の数が減るなどということはないでしょう。恐らくマイナンバーに蓄積される情報の種類は増え続けて戸籍情報や所得のみならず、資産情報、健康状態、疾病履歴ひいては学歴などにまで及んで暴走状態に陥る危険性がないともいえません。
これまで国会議員の所得や資産は公表されてきましたが、本当の懐具合を明らかにしているとはとても思われません。制度が実施されれば私たちの情報は国に丸裸にされるのですから、国会議員や各種委員会の長とその配偶者のマイナンバー情報は国民に公開しないと、制度の暴走は抑止できないのではないでしょうか。
どちらにしても、マイナンバー制度の問題点が顕在化してくるにつれて逆マイナンバービジネスが繁盛するような気がしてなりません。それはマイナンバー制度の個人情報への介入を合法的にブロックする仕組みを提供するビジネスです。
2015年9月5日土曜日
福島の子どもたちの甲状腺がん
原発事故で放射線被曝した子どもたちの福島県の甲状腺がん検査の一巡目が昨年3月末に終了し、二巡目検査が進行中です。これまでに疑いを含めて120名以上が細胞診を経て悪性または悪性疑いと判定されました。
現状では福島県民健康調査検討委員会は完全否定はしていませんが被曝の影響があることに否定的な立場を取っています。チェルノブイリ原発事故の被災者では不足がちのヨウ素の摂取量が日本人では多いからとか、被曝線量が少なかったからとか、満6歳未満の乳幼児に悪性例がないからとか、もっともらしき理由が主張されますが確たる証拠は一つもありません。
福島の甲状腺がん議論の問題点は日本において信頼できる対照集団のデータが存在しないことです。例えば数万人に及ぶ集団検査を同じ手法で実験的に実施するとなると、恐らくは悪性例も発見されるでしょう。そうなると甲状腺がんの特徴として知らないままで人生を全うする例もあるのに、子どもに知らせてしまって余計な負担を負わせることになるという批判も出てくるでしょう。
分からない場合には行政的には因果関係なしの姿勢になるのでしょう。しかし、科学者の良心に鑑みていえば、このまま対照集団のデータがないために結論を出せないまま時間が過ぎ去っていっていいものか、関係する専門家の間で真剣に話し合ってもらいたいものです。後で因果関係ありとなったら、子どもたちに済みませんでしたで終えるつもりですか。
文理佐藤学園騒動
学園のお金を私的に支出したとして騒動の渦中にある学園長は、入院中ながらすでに不適切支出とされた約1500万円を返金しています。報道によれば過去9回285日の海外出張で約7000万円の出費があったようです。
今日では正規料金でチケットを買うなどあり得ない話ですが、仮に正規でビジネスクラスで行けば日本とヨーロッパやアメリカ間では約120万円ですから、航空チケット代の総額は約1000万円になります。そして残りを滞在費用に充当したとすれば平均して日額20万円を支出したことになります。
海外校との交流であれば相手校にはゲストハウスなどもあるでしょうから、ほとんど滞在費用はかかりません。ホテルに宿泊したとしても一日に約2万円が常識的な線でしょうから、少しやり過ぎた気もします。とはいっても、どうしてマスコミはこんなに大騒ぎするのでしょうか。
2015年9月3日木曜日
車検制度はなくそう
日本では行政の規制が多くて民業を圧迫し、今日の経済の発展を阻害しているといわれます。 例えば道路の信号機は高価な日本製で中国製はありません。これは法的なものではありませんが見えない規制で、国民は知らないうちに高い代償を支払わされています。
見える規制で無駄の代表は車の車検です。アメリカでもヨーロッパでも日本のような車検制度はありません。今日では世界で高い信頼性を勝ち得た日本の自動車に厳しい車検制度は時代遅れでしょう。
2015年9月1日火曜日
死んじゃおうと思ったら図書館においで
子どもたちの自殺に心を痛めた鎌倉市図書館が発した子どもたちへのメッセージでした。充実した図書館の存在はアメリカでは住宅地の価値を高めるくらいですから、その存在感は日本でもますます高まるでしょう。一方で学校は管理統制の強化で先生は雑用に振り回されて親身な指導ができないため、その存在感は急激に薄くなってきています。
そんな流れのなかで子どもたちの悲劇の連鎖を断ち切ろうと動いたのが鎌倉市図書館でした。一部には学校を否定するものだという批判の声もありますが、もはや今日の学校は子どもたちの成長に不可欠な絶対的存在ではなくなりつつあるということは否定できません。20世紀の天才アインシュタインも学校は大の苦手で、彼をノーベル賞科学者に育て上げたのは書物であって学校でも大学でもありませんでした。
2015年8月31日月曜日
純血種ペットの病気への抵抗力
我が家の雌猫は腫物ができて徒歩10分ほどのところにある動物病院に行ってきました。待合室には犬3匹が猫1匹が診察を待っていました。私は30分ほど待って診察となりましたが、その間にもトリミングを終えた犬が3匹帰っていきました。結局雑種ペットは我が家の猫だけでした。
犬も猫もペットフードの普及で長寿化しましたが、人工的に生み出された純血種ゆえに抵抗力が弱くて病気になりやすいというのが、動物病院のお世話になるペットが多い理由なのかもしれません。ペットショップの繁盛で犬や猫の純血種が商品化されて外車と同じように手軽なオシャレアイテムになってしまい、本当の動物愛護の精神が育たないのが悲しいです。
笑い話 入院仲間
「あんた、どうしたの?」
「家族が旅行に行っちゃってさあ。お前は?」
「わたし、お腹切られたみたい。」
「お前、まだ若くて元気そうなのに病気とは大変だなあ。」
「ううん、そうじゃないみたい。」
「じゃ、何で手術なんかされたんだ?」
「わかんない。」
「そういえば俺もめちゃ元気だったのにお尻の辺りをプチプチって切られたことあったぜ。」
2015年8月30日日曜日
イタリアの鉄道駅で釣銭をごまかされる経験
イタリア旅行中のローマの駅で釣銭をごまかされそうになったことがあります。私たち日本人は駅員が不正をするなど想像だにしませんから、絶好の餌食です。釣銭が足らないと言われても窓口の駅員は最初はとぼけていました。
似たようなことはイタリアでは観光客から耳にしますが、ヨーロッパでは一番多いスリに加えて旅行者が時々遭遇しかねない‘事件’です。こうした経験から、ヨーロッパではみなこの調子で何事も適当なのだろうと考えがちですが、実際はそうでもありません。
特に書類を交わすものは個人の権利に関わっていますから、ヨーロッパでは決してその処理に手抜きはありません。そういう意味では、個人情報が度々流出したり、大切な年金記録が廃棄されたりしても、結局は泣き寝入りするしかない日本の方が余程いい加減かもしれません。
嬉しい太陽光発電の躍進
原発推進派にとってはまことに忌々しい話でしょうが、今日の東京新聞(2015/8/15朝刊)の一面トップ記事で、太陽光発電が今夏のピーク時の発電量の約6%、実に原発12基分のシェアを占めたことが報じられています。
このブログで主張してきたように太陽光発電にはそれなりの非常に優れた特徴があります。それなのにベースロード電源などという紙つぶて言葉を使って、原子力発電の優位性を際立たせようとすること自体がおかしな話です。
ベースロード電源と言う言葉は、短距離ランナーの太陽光発電の特徴を24時間、365日という時間で巧みに薄めてしまうことができます。一方でいったん火を入れれば出力調整ができず、全開のまま昼夜ぶっ通しで稼働せざるをえないマラソンランナーの原子力発電の特徴を際立たせます。
今夏のような猛暑日で最も日照が厳しい時間帯(ピーク時)の電力需要に応えるには太陽光発電が一番有利なのは明らかです。太陽光発電をもっともっと育てるためには、その電力は地産地消を原則として、余ったものを都市部に振り分けるという送電システムを構築する必要があるでしょう。
2015年8月28日金曜日
サイン、コサイン、タンジェントを教えて何になる ですか?
この鹿児島県知事の発言が批判を呼んでいます。日本の教科書では科学史に関する記述はほとんどありませんが、古代ギリシャから現代にいたる数学や天文学や測量術などの発展を楽しく振り返るには、三角関数を知らねばなりません。
受験用の知識として三角関数を学んだだけでは面白くありませんが、古代ギリシャから受け継がれてきた科学知識の背景にはどんなドラマが隠されているか、三角関数の知識を思い出して旅してみてください。凄いことに気が付くはずです。
増えている人食いバクテリアの謎
人食いバクテリアと恐れられている劇症型溶血性連鎖球菌感染症は患者が急増しています。発症すると稀ながらも1日から数十時間で死亡するケースもあるようです。残念ながら、その感染・発症メカニズムにはまだ謎が多くて基本的には対症療法しかできません。
この病気はアメリカで確認されてから日本では1992年に初めて報告されました。誰もが日常的に接している溶連菌が何故突然に悪さを始めるのか、その謎の解明の鍵になるのが若い人、特に子どもたちには症例報告がないことでしょう。
特に中高年の人で傷口のある足などの部分が突然に大きく赤く腫れてきて、38℃以上の高熱が出てきたら、ためらわずにすぐに専門病院に行くくらいの知識は持っておきたい時代になってきました。
2015年8月27日木曜日
傘を差さないイギリス人
私はロンドンにいた頃は中心部から地下鉄で北へ15分ほどの郊外に住んでいました。駅からはビートルズ「アビイ・ロード」のレコードのジャケットにある雰囲気をした通りを少し歩いて公園を抜けるとすぐでした。下宿までは10分も歩きませんでしたが、その距離では雨天に傘を差す人の記憶はあまりありません。
ロンドンでは日本のようなドシャ降りにあったことはありません。また夏でも空気は乾燥していますし、10月から4月まではしっかり室内は暖房が効いています。少しくらい濡れても衣類は直ぐに乾いてしまいますから、イギリスのみならずヨーロッパでは傘を差さない人が多いということではないでしょうか。
2015年8月26日水曜日
サマータイムは止めてくれ!
私の教え子は会社がサマータイム制度を採用したために、始業が7時となって6時には自宅を出ます。それでいて残業をしなければ仕事にけりがつかないようで、結局は退社するのはいつも夜中の11時半だそうです。
首都圏ではサラリーマンの通勤時間は平均して1時間を超えているのが、日本の現状です。ヨーロッパでは20分くらいでしょうか。また欧米では一般の労働者の残業は法的に禁止されています。
こうした欧米との大きな違いを無視して、残業天国・通勤地獄の日本にサマータイムという仕組みだけを導入されて苦しんでいるのは、教え子ひとりだけではないでしょう。
2015年8月25日火曜日
猫に囲まれてミュージカル「キャッツ」の世界
昨夜は淡い半月でした。都心で仕事をしてから、大学の人気のない暗いキャンパスに行きました。暑さも一息ついて夕涼みには絶好の夜でした。そのせいかキャンパスの猫たちが総出で出迎えてくれました。
猫たちは一通りお食事を終えると心地よさそうに私の周りに寝そべって、みんなで静かなお月見タイムという雰囲気になりました。こういう演出のときは若い人たちにとっては自然に恋心が芽生えるタイミングになるのでしょうが、オヤジと猫ではそういう関係にはなり得ません。
それでも甘えっ子の黒猫ディーンを抱っこしてしばらくお月見をしていたら、ニューヨークで観たミュージカル「キャッツ」で聴いた老雌猫グリザベラの名曲「メモリー」の歌声をふと思い出しました。美しい月夜の元でも、そのくらいの感傷しか生まれない年齢になったのが私としては寂しいところです。
2015年8月24日月曜日
負け戦にしてはならない難病との闘い
昨日の日本テレビの人気番組「笑点」に、難病の多発性硬化症と闘っている落語家林家こん平師匠が特別出演しました。
こん平師匠は寝たきりで会話もままならない状態に陥っていたようですが、周囲の人たちの暖かい思いやりに包まれながら、落語家の意地を見せて復活しつつあります。
もちろんこん平師匠の難病との綱引きはこれからも続くでしょう。それでも医学にすがり付くだけではなくて、積極的に生きる意欲を持たないと負け戦になることを痛感しました。
2015年8月23日日曜日
笑い話 猛暑
「暑いなー!」
「はい、暑いですよね。」
「何とかしてくれよ!」
「ほんとに何とかしてほしいですよね。」
「あーっ、もう嫌だ!」
「そうですよね。もう嫌になりますよね。」
「悪いけど、その口調が暑苦しいんだよ!」
風邪薬を飲んで救急車
お隣さんが夏バテによる体力低下からノドの痛みやだるさを訴えて風邪薬を処方されました。薬を飲んで数分後に意識を失ってお風呂場の脱衣室で倒れてしまいました。
ご主人が異変に気づいてすぐに人工呼吸を始めたら意識が戻ったそうです。結局は救急車を呼んで病院に行ったら診断はアナフィラキシーショックだったそうです。
私は田舎者ですので風邪症状くらいではお医者さんには行きませんし、子どものころから解熱薬や鎮痛薬そして消化薬は一度も飲んだことはありません。
都会の人は案外気楽に何種類もの薬を食べるように飲んでいるのが不思議でなりません。現代人のガンの増加に薬の飲み過ぎは関係していないのでしょうか。
2015年8月22日土曜日
日本とアメリカの教育
日本の教科書はアメリカのものと比較すると随分薄っぺらで、これだけは暗記しておいて下さいね、という意図で書かれています。アメリカでは授業に使用する書物はあっても日本的な教科書はありませんから、教室が教科書絶体主義に支配されることはありません。従って読んで楽しく、いろいろと考えさせてくれます。
日本の教科書は口うるさい教育ママとするならば、アメリカの教科書は優しい尾木ママにたとえられるでしょうか。両国の教科書を比較してみると、教育における子どもに対する考え方には大きな違いがあることがよく分かります。日本の教育は既製服の押し売り、アメリカの教育はオーダーメイド服の仕立て屋と言えそうです。
大阪中一少年少女殺害事件
少女の遺体が13日に発見されてからほぼ一週間経過した21日には友だちの少年も殺害されていたことが判明しました。二人が消息を絶った日の深夜1時から午前5時までは、寝屋川駅前のアーケード商店街のベンチ周辺にいたことが防犯カメラ映像で確認されています。
返す返すも残念なのは、幼い子どもたちが深夜に徘徊しているのを目撃しても誰も声を掛ける人がいなかったことです。深夜に見かけた子どもたちに話し掛けて様子をうかがい、交番に連絡するくらいの“おせっかい”役はいませんでした。
お互いに見知らぬ人たちが集まってくる大都会の繁華街とは違って、少年少女がいた商店街は地域住民が行き交う場所です。そうしたところでも地域性がまったく機能していないことを、今回の悲劇は示しています。
私たちがもう少し子どもに対してお節介であったら、恐らく今回の事件は防げていたでしょう。ほんの少しの大人の勇気が、少年少女たちの命を守るのに役立つのならば、積極的にお節介をやいてみませんか。
2015年8月21日金曜日
‘しまむら’で鍵十字デザイン商品を販売
衣料品大手の‘しまむら’が売り出したある商品が販売見合わせになって話題になっています。このデザインは、第二次世界大戦時のドイツのナチスの党章であり、戦時中は国旗にもなった鍵十字を模して描いたもののようで、消費者から疑問の声が上がっていました。
仏教の世界ではナチスの鍵十字とは鏡写しの‘まんじ’が古くから使われていました。古来からのものは左回りで、ナチスの党章は右回りです。どちらにしても両者は同一視されることもあり、その使用には国際社会では特に注意が肝要です。
西欧社会の歴史はナチスによる痛ましい残虐行為によって大きく傷つき、それに対する深い反省の意味から特にドイツでは公的な場所での鍵十字の使用を法律で禁止しています。歴史に刻まれたナチスのホロコーストの悲劇は、単にドイツの問題として済ませてしまうのではなくて、人類が共有しなければならないという認識を持ちたいものです。
古来から宗教的に幸福の象徴であったからとか、ナチスの紋章とは逆だからとかいろいろな解釈が与えられますが、それを使用するに足る高度な必然性があるのかどうか、誰もがまず自問してみるべきでしょう。
2015年8月19日水曜日
刺青(タトゥー)を消したいという後悔
私は刺青を消したい人から相談を受けたことがあります。医学的には消すことはできますが、決して完全に元の肌の状態に戻るわけではありません。若い時は流行感覚で刺青を入れたくなるのでしょうが、後に生活スタイルが変化して後悔する人は少なくないはずです。刺青は入れようと決心してから十分な時間的インターバルを取って最終決断を待つのがよいのではないでしょうか。
荒木大輔さんと清宮幸太郎選手
夏の甲子園野球は準決勝と決勝の3試合を残すだけとなりました。早稲田実業の清宮選手をマスコミが意識的に大きく取り上げたために清宮フィーバーが巻き起こっています。
こうしたマスコミの作戦が功を奏してか、甲子園には4万人もの観客が連日のように押し掛けています。清宮選手はこの熱狂を楽しんでいるようですが、マスコミのみなさん、返す返すも荒木大輔さんの二の前にしないで優しく見守ってあげて下さい。
2015年8月18日火曜日
オリーブオイルの季節
秋は実りの季節です。オリーブの実もやはり秋に収穫されます。11月頃になれば搾りたてのオリーブ油が地中海沿岸諸国から輸入されます。
そんな関係からスーパーでは在庫一掃のためにオリーブ油のバーゲンセールが始まっていて、今の時期なら1リットルで800円はするボトルが3割以上安く買えます。
特に一番搾りのオリーブ油は優しい深い緑色で抗酸化作用のあるポリフェノールをたくさん含んでいて健康的な印象があります。1リットルで数千円もする高価なものもありますが、品質は価格の違いほどにはありません。
2015年8月17日月曜日
猫の天気予報 明日は雨です
我が家の猫は夜8時半になると私たちと一緒に寝るために寝室のドアの前に行って待っています。しかし、一時間もするとお腹が空いて台所に戻ってきて餌くれとせがみます。これが我が家の猫の日課ですが、翌日が雨の晩には熟睡したまま微動だにしません。今晩もそんな状態ですから、明日はきっと雨です。
と思いましたが、夜中に起きてきて寝室のドアを開けろと言ってきました。これでは雨は降りません。曇りでしょう。
都心歩きで気楽に座れる場所(赤坂~銀座編)
都心を歩いていて一休みしたいと思ってもお金を出さずに座れる場所はほとんどありません。例えば赤坂見附駅から銀座四丁目交差点まで約6㌔を主に外堀通り沿いに歩いてみるとよく分かります。
赤坂見附駅から約1㌔で溜池交差点に来ます。この交差点付近では赤坂ツインタワー新館の1階に10人ほどが座れる場所があります。そこからさらに1㌔ほどで虎ノ門交差点に着きますが、そこを右に入った金毘羅神社の境内には数個のベンチがあって約20人が座れます。
虎ノ門交差点から300㍍先の西新橋一丁目交差点で外堀通りから外れて左に500㍍行けば日比谷公園に到着します。ここではたくさんベンチが置かれていますし、雨天でも日比谷図書館で書物や雑誌などに触れながらゆっくり休むこともできます。もちろん公園では猫探しも忘れてはいけません!
日比谷公園を斜めに縦断すれば日比谷交差点に出ますから、そこから新幹線の走る高架線路を突き抜ける晴海通りを1.5㌔歩けば銀座四丁目交差点です。残念ながら銀座でタダで座れる場所は数寄屋橋交差点にある数寄屋橋公園と数寄屋橋交番裏しかありません。約2時間の散策はお疲れ様です!
2015年8月15日土曜日
売買春は犯罪ではない
国際人権団体アムネスティインターナショナルが売買春の合法化を支持する決定をしたと伝えられます。ヨーロッパでは売買春が合法的である国は稀ではありませんし、売春は人類最古の職業であるとも言われています。
そういう事実に真正面から対峙すれば、アムネスティインターナショナルの判断は歴史の退歩だとして非難すべき理由は思いつきません。もちろん売春に関わる人身売買、搾取そして未成年者の関与は断固として許されるものではありませんし、むしろこれらに関する罰則は強化されるべきでしょう。
日本の売春防止法は売買春の行為を禁止するも直接的には罰せず、売春を助長して社会の善良な風俗を乱す行為を犯罪として罰しています。その意図は、売春を強要された女性を捕えて厳しく罰してみても、その女性の人権擁護や社会防衛にはつながらないからです。
楽しかった夏の思い出
私が大学に入学したのは今から半世紀も昔のことです。当時は井の頭線が走る杉並区には畑がたくさん広がっていました。高井戸駅から10分も歩けば一面がキャベツ畑でした。そんな畑の離れに学生用の古びた木造アパートが建っていて、その二階に友人は住んでいました。
夜更かしをすると若者はお腹が空いてきます。もちろん当時はコンビニや自動販売機もありませんから、普通は空腹を抱えて寝る以外にありません。そんな時に友人の慰みは畑のキャベツを失敬してお腹を満たすことでした。夏の暑い日が来るとキャベツをいただいてみんなで楽しく語り合った懐かしい時間を思い出します。キャベツ畑のお百姓さん、ごめんなさい!
修道士の健康長寿法
ドイツの雑誌に脳と運動の密接な関係を探った記事が掲載されていました。修道院の修道士の健康は早起きとお祈りとお掃除を毎日繰り返して実行するところにありそうだと書かれていました。
またマックスプランク研究所の調査では、毎週3時間の自転車漕ぎを半年間続けたグループ(平均年齢66歳)では、そうでないグループよりも筋力はもちろんのこと思考力も良くなったことが明らかになったそうです。
アルツハイマー病の予防や治療についてはこれといったものはなくて、最も推奨したいのが運動だというのが記事の結論でした。
2015年8月14日金曜日
笑い話 スイカ割り
「そう。そうだ。そのまま行け!」
「安保法案反対!」
「安保法案反対!」
「安保法案反対!」
「ヤッター!」
「何、その応援??」
「あいつ、自民党を批判するとムキになって前のめりになる癖があるんだ。」
猫も熱中症
先週はキャンパスの猫たちは猛暑日の連続で食欲がありませんでしたが、今週に入ってやっと元気が戻ってきました。キャンパスの猫の世話をして5年目になりますが、猫にも熱中症らしきものがあることを初めて知りました。
人間がへばると倒れ込むように、猫も暑さにやられると手足を伸ばして横になったまま動きません。それが猫の熱中症のサインのようです。こんな場合は水を与えても飲む気力はありませんから、冷たい水に浸したタオルで頭や‘肉球’を冷やしてやるしかない...と思います。
2015年8月13日木曜日
ドイツの難民受け入れと国民感情
アフリカや東ヨーロッパからの難民の流入は西ヨーロッパ諸国にとっては大きな負担になっています。特に救済に積極的なドイツへの難民庇護申請者数は増加の一途ですが、国民感情には複雑なものがあります。今年に入ってから7月6日までにドイツの難民収容所などへの市民による襲撃事件は199件にのぼり、その件数は増加し続けています。
世界で毎年約5000万人の難民が生まれます。ドイツは苦悩しながらも今回は40万人の受け入れを表明しました。アメリカは平均して年間約6万人の難民定住を許可しています。日本はたった年間30人です。私たちは異国民を嫌って難民受け入れを拒んできましたが、このあたりで真剣に難民救済を考えてみるべきではないでしょうか。
国家に帰属しないと「人間」にもならない
育鵬社の中学校用「公民」教科書に掲載された作家曽野綾子氏「夫婦口論」からの抜粋が話題になっているようです。国家に関しては定説はないようですが、どちらにしても国家らしきものさえなかった時代にも人間は存在していました。
「人は一つの国家にきっちりと帰属しないと「人間」にもならないし、他国を理解することもできないんです」
文脈上の意味合いがあったり曽野綾子氏なりの考えがあるはずですから一概には非難できませんが、私たちの歴史は人間的なものが国家的なものを克服していく過程にあってこそ価値があるのではないでしょうか。
2015年8月12日水曜日
ミュンヘンオリンピック事件
ミュンヘンオリンピックは1972年8月26日から開催され、その悲劇は9月5日に起きました。テロリストがイスラエル選手村を襲って取った9人の人質の救出は失敗して全員が犠牲になりました。それは私がドイツから日本に帰国する直前の出来事でした。
東京に出発の日にフランクフルト空港に行くと旅行者はおらず、空港ビルは照明が落ちていて薄暗くて何事かと思いました。私は無事に帰国便に乗りましたが、定員500人近いジャンボ機に乗客はたった数人でした。諦め顔のスチュワーデスには座りたいところに自由に着席して過ごしてくださいと言われました。
日航ジャンボ機墜落事故の日が来ると不思議にミュンヘンオリンピック事件の凄惨なテレビ映像と気味悪かったガラガラの空港や旅客機内の様子を思い出します。
カブトムシが飛んでいる風景
今日の午前中は近くの農家のスイカの収穫のお手伝いをしました。スイカは苗を植えた後はほとんど手入れをしないままだったようで、雑草畑のなかに実ったスイカが顔を出している感じでした。
この農家の周囲約300メートルは竹林と雑木林と畑地が混在した豊かな緑地のためか、スイカ畑をカラスから守るために張られた網にカブトムシが何匹も絡まっていました。まだそんなカブトムシの住める自然が残っていることを知って嬉しかったです。
2015年8月11日火曜日
キャベツが全滅!
自然農法で頑張っているおじさんの畑の無農薬キャベツが青虫に食われてとうとう全滅です。
一緒に植えてあるブロッコリー、キュウリ、インゲン、枝豆、ゴーヤは立派に育っています。キャベツの葉は青虫にはよほど美味しいのでしょう。
2015年8月10日月曜日
名古屋大学キャンパスの50匹の幸福猫たち
名古屋大学にはキャンパスに住み着いた約50匹の猫たちのお世話にサークルが活躍しています。避妊去勢手術をするために会費を集めたり寄付を募って猫が増えないように努力をしています。要するに住み着いた猫は寿命が尽きるまでお世話されています。私の大学のキャンパスではなかなかそうはいきませんが、ホッコリするお話です。
徴兵は昔から不公平なもの
日本のかつての強制的な徴兵制度では様々な徴兵忌避の手段がありました。これから触れる人たちはとっくの昔に亡くなられていますから、私が本人から直接聞いた徴兵逃れの実話として紹介します。
一人目の例は由緒ある大金持ちの子息のケースです。彼は戦争に駆り出されないように戦時中は海外留学をしていて日本にはいませんでした。終戦後に帰国して大学の教授職につき悠々自適の生活をして亡くなられました。
二人目の例はある有力な武家出身の子息のケースです。赤紙で徴兵されましたが、出頭したその日に人知れぬように兵営の裏口から兵役放免となりました。本人は訳が分からないまま自宅に逃げ帰ったと言っておりましたから、父親が徴兵逃れの道を画策したのでしょう。
三人目の例は帝国大学生のケースです。彼は由緒ある家柄の出身ではありませんが村一番の秀才でした。徴兵で南洋に送られましたが激戦地には配属されませんでした。日本軍降伏直前に上官たちは彼を隊長に仕立て上げて一斉に帰国してしまいました。これにはさらに恐ろしい話が続きます。
その頃に彼の出身地の郵便局口座には村の予算の何倍もの大金が振り込まれて村は大騒ぎになりました。ところが彼が命からがら帰郷した時には通帳は空になっていたそうです。恐らく上官たちが現地の軍資金を生きて帰らぬはずの彼の口座に送金して隠し金を作ろうとしたのでしょう。
このようにお金持ち、良家の出身などであれば徴兵逃れの道はいつでも開かれているということを歴史は証明しています。
2015年8月9日日曜日
男も日傘を使おう
猛暑日の連続日数が新記録になりました。私は毎日の暑い時間を見計らって10㌔以上を歩いていますから、強い直射日光だけは避けて可能な限り日陰を歩くようにしています。
一昨日からそれでも耐え切れずに日傘を使うようになりました。これで日よけ用の帽子も不要になり信じられないほど快適になりました。男も恥ずかしがらずに日傘を使ってみてください。
2015年8月8日土曜日
昔の徴兵制ではなくて選択徴兵制の時代がきっと来る
今日では強制的な徴兵制は先進国ではすっかり姿を消していて選択徴兵制が主流です。これは進学資金がなかったり失業で困っている貧困層の若者に的を絞って志願兵を集める方法で、アメリカでも採用されています。
社会の貧富の差が大きくなればなるほど下層の人口は膨らんでいきます。兵役を一定期間務め上げた若者には給付型奨学金や年金や医療保険を与える制度を作れば、切羽詰った若年層は間違いなく自衛隊に志願してきます。
これが政府が徴兵制は絶対にないと主張する根拠でしょう。最近では国の借金対策として無利子の永久国債の発行が噂されますが、これを1億円購入すれば兵役免除という、金銭的兵役忌避も合法化されるかもしれません。経済最優先の政治が危険なのは命も経済的対価として利用されることです。
ユニクロもマクドナルド病か?
ある経済紙によるとユニクロが一人負けしているそうです。生地の良さと縫製の丁寧さ、そしてシンプルなデザインの新しいスタイルの提案は新鮮さがあって一気にユニクロブームを生み出しました。その上に価格面でも割安感があれば鬼に金棒のように思われました。
ところが円安の急激な進行と中国やバングラディッシュにおいて労賃の高騰が同時進行して、海外生産100%のユニクロは製品の値上げを余儀なくされました。低価格と高品質が売りだったユニクロの魅力のひとつが消えてしまえば、例えばGAPでもいいかという消費者心理が生まれてもおかしくありません。
マクドナルドも業績の低下に苦しんでいて浮上の手がかりさえつかめないでいます。落ち着かないマックで350円のハンバーガーセットを食べるかわりに、例えばスタバで350円のカフェラテを飲んで豊かな時間を楽しもうと考える人たちが増えても不思議ではありません。
私にはユニクロやマクドナルドがどんな手を打てば再浮上するのか分かりませんが、両者の病理には何か共通点がありそうな気がしてありません。
キャベツは農薬漬け
大学のキャンパスの近くで自然農法で野菜を作っているおじさんがいます。私はその畑の前を毎日通りますから、自然に会話を交わすようになりました。
昨日はお昼の炎天下に、おじさんはしゃがみこんでキャベツの苗木を探っていました。聞いてみると青虫を退治している最中でした。およそ30株ほどある苗木のうちでキャベツになりそうなものは5株しかありませんでした。
キャベツは農薬を頻繁かつ大量に使用しないと収穫できません。昔のキャベツ農家はきっと早朝から青虫退治に追われたのでしょうが、今は農薬を使えば虫食いなしの立派なキャベツが育ちます。嫌な見える青虫と危ない見えない農薬の選択を私たちは間違えているのかもしれません。
2015年8月7日金曜日
残業代なしでは生きられない日本と本給だけで生きられるアメリカ
日本では若手社員は残業代なくしては将来に備えて貯金をしたり、結婚生活を支えたりすることはできません。もちろん共稼ぎであれば話は別です。
一方でアメリカでは大卒の給料は残業をしなくしても家族を養うのに必要十分な額になっています。ですから子どもを保育園に迎えに行くのは妻に限らず、夫が都合をつけて請け負うことも特別なことではありません。。
最近はアメリカの最低賃金は時給2000円が一般化してきていますが、日本では人件費をトコトン低水準に抑えて、それでもダメならアルバイトでしのぐという特殊な労働環境から、最低賃金を時給1500円に引き上げることさえ夢物語でしょう。
猫も甘やかすとダメになる
私が見守っているキャンパスの猫たちは私が絶対に与えない高級な魚の缶詰を時々もらうことがあります。そのせいか近頃は私が与える4缶148円の安物はすっかり食べなくなってしまいました。
最初は記録的な猛暑続きの影響による食欲減退からかと思っていましたが、昨日は試に美味しい缶詰を与えたら喜んで食べてくれました。甘やかすとどんどんと堕落するのは、猫も人間も同じで動物の宿命なのかもしれません。
2015年8月5日水曜日
スイスと平和
私はスイスのレマン湖畔のある小さな駅から徒歩数分の公園のベンチに座って湖面を眺めながらおいしい空気を吸ったり、自動車の乗り入れ禁止のツェルマット村の環境が好きで、スイスは何回も訪れたことがあります。
ドイツのケルンやフランスのパリからは、夜行列車に乗り込めば翌日の昼にはレマン湖畔にあるローザンヌ駅に到着します。勿論、私が行ったのはスイスの最高の季節の5~8月で、苦手な冬季は一回しか知りません。
スイスは平和国家の象徴ですが、私のイメージはそんな牧歌的なものではありません。外交的には確かに日本と同じく専守防衛に徹した平和な永世中立国ですが、かつては名義を知られたくないお金持ちの貸金庫的な役割をした時代もありました。
世界の貸金庫になることは強力な軍隊を持つよりもずっと平和的で賢明な防衛手段です。こうした歴史を踏まえてスイスを見ると、先の戦争にも巻き込まれずに平和に生き延びてきた国家のしたたかさが見えてきます。軍隊だけが平和の手段ではありません。
猛暑日連続新記録!ネコも食欲なし
東京都では連日37℃を超える猛暑日が続き、その上に雨は一滴も降りません。お陰でキャンパスのネコたちも干上がってぐったりしていて食欲がありません。これまでの餌の量では多すぎるのか、近頃は翌日に行ってもかなり残っています。ネコが熱中症にかかって倒れていないか、細かいチェックが欠かせないこの頃です。暑さ感が増しかねないお粗末なお話でした。
2015年8月4日火曜日
凄い ! ベルギーの年金記録管理
私の友人は30年以上以前にベルギーの日系子会社に派遣されて数年間働いておりました。その間は現地の年金に掛け金を支払っていましたが、その記録が行方不明になったままでした。
定年退職してベルギーからも年金の支給が受けられるならと、あらゆる可能性のあるところに連絡をして手を尽くしたところ、ついに記録が見つかって年金を受給できることになりました。
加入者情報が紛失したり古い記録は廃棄されて、掛け金の支払い証明書を提示しないかぎり泣き寝入りを余儀なくされる日本とはまったく違います。ベルギーの厳格な記録管理と誠意ある対応に、ヨーロッパに起源を発する社会保障制度の歴史の重みを痛感しました。
日本の政治や行政などはこの程度と言ってしまったら失礼かもしれませんが、昨今の政府の国民軽視の風潮を思うと何だか寂しくなりました。
イジメと算数の関係
算数ができればイジメを受けないとは断定できませんが、少なくとも算数が得意になればある程度はイジメ予防のワクチンにはなりそうな気がします。
私が大学一年生の時には数学が週2時間ありました。担当の2人の先生は共に黒板に黙々と数式を書き綴るだけで総論的な説明が一切なくて、流れをつかむのに大変に苦労した記憶が残っています。
クラスメートも同じような思い出を持っているようで、今でもクラス会では時々話題になります。それほど算数や数学は鋭いナイフのように、少しでも扱い損ねると心に傷を残しかねない厄介なもののようです。
数学は得手不得手の隔たりが大きい上に、その差が単純明快で分かりやすいものです。だから極端に出来ない子どもは目立ってしまい、格好のイジメの標的になるということではないでしょうか。
2015年8月3日月曜日
猛暑下に東京オリンピックを開催する理由
2020年東京オリンピックは7月24日~8月9日という東京が最高に暑い時期に開催され、選手や観客にはイジメのような日程です。では、どうして1964東京オリンピックのように10月というもっともスポーツの祭典に相応しい季節ではないのでしょうか。
その理由はオリンピックが今日では巨大ビジネスとなっていて、世界中に放映権を高額で売って利益を上げる体質になっているからです。
世界の巨大商業スポーツといえば、ヨーロッパではサッカー、アメリカではアメリカンフットボール、バスケットボールそして野球がすぐに思い浮かびます。これらの人気スポーツは9月にシーズンを迎えますからオリンピックの放映権は高く売れません。結局はスポーツ閑散期の7月末から8月初旬を狙うしかないのです。
2015年8月1日土曜日
新国立競技場を聖地にするな!
高校野球ではグランドを入退場したり打席に立つ前には一礼しますし、長髪やグラウンドに唾を吐く選手はいません。一方でアメリカでは大リーガーはグラウンドにペッペッと平気で唾を吐きますし、よく見るとベンチには捨てられたヒマワリの種殻が散乱しています。
私たちはスポーツを人格形成のためと言って精神主義を持ち込むのが大好きですが、では一流のアスリートがそれなりの人格者であるかと問われると返事に窮するところがあります。そうしてみると厳しい精神主義は決して人格形成のためではなくて、選手たちを都合よく集団統制するための方便として使われているにすぎないことが分かります。
日本のアスリートはこの精神主義のせいで共産圏の選手と同じように社会的発言がまったくできません。新国立競技場問題でも現役選手で自分の意見を述べた人はいません。こんな選手を育てるために、新国立競技場が新たな聖地にまつりあげられてはたまりません。
2015年7月31日金曜日
東京オリンピックエンブレム事件
東京オリンピックのエンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴマークに酷似していると言われます。日本の作者はあくまでも創作であると主張していますが、ベルギーの作者は盗作だと言って譲る気配はありません。
人間、動物、静物や風景などの具象画を描けばどこか似てしまう偶然もあるでしょうが、創造力に大きく頼るエンブレムのデザインで二つの作品が酷似するなどということは常識的には考えられません。
東京オリンピックは新国立競技場だけでなくエンブレムでもケチがついてしまった感じですが、矛盾を直視せずに権力を使って強行突破する最近の日本の風通しの悪さは今回の騒動でもは否めません。
厚労省推奨 内視鏡胃がん検査の新たなリスク
来年度から自治体の健康診査に胃がんのX線透視造影検査に加えて内視鏡検査が選択できることになるようです。
しかし、胃がんの内視鏡検査に熟達した医師の数は多くはありません。一気に膨らむであろう内視鏡検査需要に対応できなければ粗雑な検査が増えかねません。厚労省には専門医の養成に積極的に取り組んでもらいたいです。
2015年7月30日木曜日
笑い話 お化け屋敷
「彼女とお化け屋敷に行ってきた。」
「彼女は抱き着いてきたか?」
「うん。キャーキャー大変だった。」
「手さえ握らせてもらえなかったのだからよかったね。」
「でも、お化粧崩れの彼女にはゾッとしたよ。あんな顔だったとは...」
日本とドイツ
東芝の不正会計の根っ子部分には原発分野の世界的リーダーだったウエスティングハウス社の巨額買収が思惑外れになったことがあるようです。斜陽産業化した原発に突っ込む世界戦略には無理がありました。
またトヨタは自動車販売台数でフォルクスワーゲンに世界一の座を明け渡しました。ここで気になるのが、フォルクスワーゲンの販売台数の推移はキレイなカーブを描いて増加の一途を辿っていますが、トヨタの変化は凸凹が目立つことです。
東芝やトヨタという日本が誇る世界的優良企業の戦略に何か足らないものがありそうな気がして心配です。
2015年7月28日火曜日
アメリカが指摘 日本は人身売買送り先
これは米国務省の人身売買実態年次報告に明記された言葉です。アジア諸国における日本語留学熱は円安効果で昔の人気が戻ってきました。活況を呈する日本語学校は想像を絶する高値で売買される事例も出てきました。しかし、その裏には大きな人権問題が潜んでいます。
日本語留学の実態は現地で大きな借金をして来日し、日本でバイトをしながら返済するケースが多いと思われます。いわば自分の身と家族を担保に資金を借りて日本で一攫千金を狙う若者の夢を食っているのです。技能研修制度でも状況は同じです。日本語習得料と研修企業紹介料を支払うために本国で大きな借金をしますから、技能習得とは程遠い劣悪な労働環境に置かれても逃げ出せません。
このように日本の留学や技能研修制度は、故国で作った大きな借金を人質にして日本で安価に労働させる仕組みになっています。こうした日本の実態が一向に改善されないことを米国務省は問題視しているようです。
2015年7月26日日曜日
日本人とアメリカ人
中日ドラゴンズの谷繁元信捕手がプロ野球最多出場新記録3018試合を達成しました。谷繁捕手は道具類の手入れを済ませないと試合後インタビューに応じないそうです。
日本のプロ野球界では道具類の手入れはプロの身だしなみなのでしょう。それで必ずしも一流人になれるわけではありませんが、毎日の道具類の手入れで選手としての自覚が強化されるという効用はあるかもしれません。
イチローも道具を大切にして念入りな手入れを決して怠りません。しかしアメリカではイチローに続こうという大リーガーは出てきません。それこそが自由と個人を最大限に尊重するアメリカらしさと言えるのかもしれません。
2015年7月25日土曜日
池上彰先生 自衛戦争って何ですか
池上彰さんの「そうだったのか。そもそも戦争とはSP」(テレビ朝日、7月24日)では、太平洋戦争は自衛戦争だったとも取れる内容でした。しかし、自衛戦争とは国民の生活を守るための最後の手段でなければなりません。
日本が軍部の暴走から平和国家としてのかじ取りを見失って国際社会にそっぽを向かれたからといって、戦争で挑むなどというのは自衛ではありません。さらに言えば勝てる見込みのないアメリカを相手にしては自衛の論理は成り立たず自滅です。
ドイツは後方支援で多数の死者
ドイツのアフガン戦争に対する後方支援では、ドイツ軍は幾度か激しい戦闘に巻き込まれて結局は55名に上る若者の命が失われました。お金しか出さないと非難挑発されて前のめりになった結果です。
私がドイツにいたころにはまだ兵役があって、学生の中には入隊体験者もいました。そんな身近な仲間が戦争で死ぬなどということを想像するだけでも胸が苦しくなります。
日本も集団的自衛権の発動により後方支援に参加すれば、戦死者の発生は避けらないでしょう。そのあたりの補償をどうするのか政府は逃げずにハッキリしてください。
人生を無駄使いする自分に気付こう
学力をつけて大きく成長するのに最も大切なのは記憶力や理解力ではありません。それは自己管理能力です。これは私の個人的な持論ではなくて教育学の研究成果です。
大相撲ではモンゴル出身の照ノ富士関と逸ノ城関が大活躍ですが、照ノ富士関が完全に先を越して大関になりました。両者の間に出た出世スピードの大きな差は、まさに自己管理能力の違いです。逸ノ城関は減らすべき体重が逆に増えるばかりで食欲に勝てません。不世出の大横綱白鵬は自分に打ち勝つことの大切さを説いています。
家庭環境や個人能力にどんなに恵まれていても、自己管理能力に欠ければすべての努力が水の泡と化してしまいます。夏休みに入ったからといってたちまち昼夜逆転するようではお先真っ暗ですよ。
google モンゴルでストリートビューが始まった
米グーグルが東洋のスイスと言われるモンゴルのストリートビューを開始しました。モンゴルは人口が300万人にも満たない小さな国家ですが、国土は日本の4倍あります。
たくさんのヨーロッパ人が押し寄せる草原と森林のスケールの大きさはとても日本人には想像できません。モンゴルの夜の満天の星空を眺めると帰りたくなくなるそうです。ストリートビューでモンゴルの風景を楽しんでみてください。
2015年7月23日木曜日
ソフトバンク スタンリッジ投手ありがとう❤
スタンリッジ投手が日本人の女の子を正式に養子にして、幸福そうな家族姿をファンや報道陣にお披露目しました。アメリカでは養子縁組による肌の色の違う兄弟姉妹は特別なことではありません。
事情があって福祉施設に預けざるを得なかった娘を見て、産みの母親は複雑な気持ちだったでしょう。でも、とにかくスタンリッジ家に幸あれ!
2015年7月22日水曜日
おもてなしの心も白紙撤回を!
新国立競技場のデザインが白紙撤回されましたが、ザハ氏の事務所には一通のメールで通知されただけだったようです。日本スポーツ振興センターからは誰もザハ氏のもとには出向かずに済ませてしまった傲慢な感覚は、日本のオリンピックの謳い文句“おもてなし”の心からは程遠い感じがします。
イタリアのピザの味
私はイタリアを十数回訪れましたから北の端から南の端まで主だった土地には行きました。そこでは必ずピザを食べてみることにしていましたが、今になって思い出そうとしても美味しいピザの記憶がどうしてもよみがえってきません。
あえて言えばベニス留学をしていたアメリカ人の友人と食べたピザが印象に残っています。彼には地域の住民に愛されているアットホームな古い食堂に招待されました。小さくて予約をしておかないと入れないお店で、そこで評判のピザや海鮮料理を楽しみましたが、残念ながら美味しかったという感動はまったく残っていません。
イタリアの本格ピザはどうも私のような日本人的な美味感覚の人間には合わなかったのでしょう。しかし、イタリアを訪れたら土地によって微妙に作り方が違うピザの食べ歩きは楽しいです。
2015年7月21日火曜日
夏バテ対策
私の夏バテ対策はお昼から夕方までをネコの餌やり時間にして、しっかり歩いて汗をかくことです。但し熱中症が怖いですから十分な水分補給と日陰を選んで歩くのは絶対条件です。
気温が30℃を超えてくると時速7㎞の速さで片道約7㎞を歩くと肌着は濡れ雑巾のようになります。暑い夏には、体力に応じて毎日一回思いっきり汗をかけば快食快眠で健康によいのではないでしょうか。
2015年7月20日月曜日
高級マンションの絶対条件
都心でも千代田区、港区、中央区では新築高級マンションは坪700万円でも予約が殺到するこの頃です。ただ億ションでも、日本ではこれまでトイレは一ヶ所が標準でした。
世界水準からは複数の寝室があればバス・トイレも複数箇所なければ、高級マンションとは言えません。今後は西欧並みに水回りにも配慮された物件が主流になるでしょう。
2015年7月19日日曜日
笑い話 熟年夫婦のスレ違い
「買い物行ってくるから、洗濯物見ててね!」
「はいよ。」
しばらくして妻が急いで帰宅。
「ねえ、雨降ってるわよ!」
「ウン。知ってるよ。」
「でも洗濯物干したままじゃない!」
「だって、見ててって言っただろ!」
子どもたちの夏休みがやってきた
我が家の周辺部はこれまで幸運にも緑豊かな環境が保たれていました。ところがアベノミクスで景気が上向いてきたのと相続税支払いのためにまとまった土地が3ヶ所も売りに出されて、一気に新興住宅地になりました。
若い子連れ夫婦がたくさん移り住んできたために夕方や週末には子どもたちの遊び声が絶えず聞こえてきます。夕方に住宅街を通ると、道路にはチョークで様々な落書きが残されていて自分の幼少時を思い出します。特に夏休みに入って、道路には簡易プールがオープンして子どもたちは大はしゃぎです。
私が住む郊外とは違って都心の生活環境では、子どもが大勢集まって自分たちだけの空間で屈託なく遊ぶことはできません。現代っ子の肥満や発達障害などの問題はこうした環境の変化が幾分なりとも影響しているのではないでしょうか。
最低賃金 時給1800円に引き上げよう
アメリカの大統領選候補のひとりに最低賃金を現在の2倍の時給1800円にしようと主張する民主党議員が出てきました。民主党で本命視されていたヒラリー クリントン議員も真っ青の人気で面白くなってきました。
日本では特に飲食店などは正規社員は店長だけで、あとは全員アルバイトというのが実態です。そのため最低賃金が時給2000円になったら倒産する店舗も多数出てくるでしょうが、それも一時的な混乱でやがて落ち着くのではないでしょうか。
一律2倍というのが無理ならば、5月の連休、お盆休み、年末年始の各2週間、週末および夜間限定で、実験的に時給2000円を試してみたらどうでしょう。この制度を利用して年間100日間を10時間ずつ働けば年収200万円になります。
もちろん、こうしたアルバイト生活者がステップアップを目指せるように技能習得費は無料とし、国保・年金や所得税・住民税も免除します。どちらにしても非正規雇用者2000万人時代をこのまま放置しておくわけにはいきません。
2015年7月18日土曜日
絶品スイカケーキをご存知ですか?
2015年もあっという間に半年が経過してスイカのシーズンを迎えました。スーパーに行くと大きなスイカが山と積まれていますが、売れ行きはパッとしません。現代人には嫌われがちなスイカです。
しかし、スイカケーキを食べた人ならきっとスイカファンになること請け合いです。スイカケーキは、山形県からの直送スイカが使われ、実を丁寧にシフォンケーキで包み込み、そこに生クリームをしっかり塗ってショートケーキ風に仕上がっています。分かりやすく言えば、ショートケーキのイチゴがスイカの実に置き換えられたのがスイカケーキです。絶対にイチゴのショートケーキより美味しいです。
このスイカケーキは食べ方があります。縦にして出されたものを注意深く横倒しにし、スイカの実をフォークで一口サイズに切って食べるのが正当な食べ方です(?)。もし、興味があれば千代田区一番町の‘いきいきプラザ’一階にある本格フレンチレストラン「ル ピアノ」でご試食あれ。
ネス湖のネッシー
私はネス湖のネッシーが話題になっていたころ、わざわざ現地まで行ったことがあります。もちろんネッシーに会えるはずもありませんでした。
ネッシー騒動は、観光スポットと呼ぶにはあまりに平凡な湖に多くの観光客を呼び寄せ、土地に大きな経済的利益をもたらしました。
日本からも捜索隊が行ったほどですから、当時のネッシーフィーバーは大変なものでした。あれから40年以上が経過して、その正体は体長数メートルの巨大ナマズで落ち着きそうな気配です。
2015年7月16日木曜日
東大生の劣等感
東大生にも劣等感があると言ったら驚く人たちは多いかと思いますが、本当です。すべてにおいて誰よりも優れた人間などいないからです。
東大に入ってみると、未体験ゾーンの凄い奴がいることが分かります。しかし、そんな天才にも必ず弱点はあるもので、東大生も人の子であることにホッとするものです。
そもそも優越感や劣等感は相対的なものですし、人間は万能ではありませんから、強い優越感の裏には必ず強い劣等感が潜んでいます。
逆説的にいえば、自分の弱点に非常に敏感で、それを優越感に変えてしまう能力を有する人間が東大に入れるとも言えそうです。
2015年7月15日水曜日
畑に虫が一匹もいない
農家は虫食いの野菜を出さないために大量の農薬を使います。先日は農家の草取りボランティア活動に参加して驚いたのは、畑を10センチ以上掘り返しても虫一匹発見できないことでした。私の友人は無農薬の家庭菜園を楽しんでいますが、土の中にはいつも沢山の虫がいるそうです。
これだけ無機質化した土壌で育つ野菜は水耕栽培工場の生産品とどれほど違うのでしょうか。私たちが虫食いや色・形・傷・大きさが不揃いな作物を敬遠すればするほど、農家がますます農薬に依存するという悪循環を、私達自身の意識改革で断ち切りたいものです。
2015年7月14日火曜日
エゴマ健康法
商店街の自然食品店の店先にはココナッツオイルに代わってエゴマ油の入荷を知らせる張り紙がありました。NHKの朝番組でも福島県を舞台にしてエゴマ特集を組んでいました。エゴマブームが巻き起こっているようです。α-リノレン酸の含有量が多いというのがブームのきっかけでしょう。
α-リノレン酸は人間の体内で合成できない必須脂肪酸のひとつですから、極めて微量ながら食べ物から毎日2gは摂取しなければなりません。リノール酸も必須脂肪酸ですが、通常の食生活で欠乏症になることはないようです。話題になったココナッツオイルはこうした必須脂肪酸の摂取には役立ちません。
ただ、α-リノレン酸が体に良いとは言っても過剰摂取するとアレルギーや発がんのリスクが一部で示唆されています。魚を食する日本人には欠乏症はそれほど心配することはありません。過ぎたるは及ばざるが如しと言いますから、エゴマブームに乗せられて過剰摂取しないように注意したいところです。
2015年7月13日月曜日
学生の懐具合は確実に悪化している
私が大学で教え始めた1977年頃は、まだ1980年代後半のバブルの気配はありませんでしたが、経済成長率は平均すると約4%で一億総中流とも称された時代でした。
そんな比較的明るい経済環境でしたから、学生の懐具合にはある程度は余裕があって、生活のためにアルバイトに追われるとか、下宿生活を控えて長距離通学をするとか、生活困窮で退学するとかいうケースはあまり見ませんでした。しかし、今日ではこういった例は確実に増加していて、入試説明会でも奨学金の可能性とか、学費貸与制度などに関する質問を受けることは珍しいことではありません。
私の知るあるアパート経営者の経営状態も様変わりになっています。15年程前には満室にならず苦労をしたようですが、今日では黙っていても空き部屋は出ません。風呂、トイレ、台所が共同の木造アパートでも、6畳の家賃がエアコン付で月1.8万円という価格の魅力から、希望者が後を絶ちません。生活費を切り詰めたい学生が多くなったからでしょう。
夏のジーパンの危険
日本でジーパンが普及したのは東京オリンピック開催後です。ジーパンは汚れることを気にせずに着用できる気軽さがあり、今や若者たちにとっては絶対に欠かせない必需品だといっても過言ではありません。
そんな訳で夏でもジーパンは男の大切なファッションアイテムですが、果たして生理学的には好ましいことなのか気になります。
男の大切な生殖器である精巣は高温には非常に弱くて、40度を越える温度下では著しい機能低下が起こります。現代人の精子の数の減少や運動能力の低下が指摘されていますが、ジーパンファッションの慢性的な影響もあるのではないでしょうか。
昔のようにふんどしに浴衣のゆるゆるファッションに戻ろうとは言いませんが、夏場はなるべく股間は涼しく保ちたいものです。
笑い話 ギリシャの切り札
ドイツ「公務員の数を減らせ!」
フランス「年金もカットしろ!」
ドイツ「付加価値税を上げろ!」
フランス「年間予算を削減しろ!」
ギリシャ「それじゃ五輪聖火の種火代を取ろうか?」
2015年7月12日日曜日
ユニクロが売れなくなった?
私は新宿に出るたびに旧三越の売り場にあるユニクロに立ち寄って店内の様子を見ることにしています。最近は日本人はあまりいなくて外国人が目立ちます。週刊誌の見出しではユニクロ製品がすっかり売れなくなったとありますが、品質は良くても絵柄のない単色系ファッションに飽きられたのでしょうか。
やっぱり専守防衛しかない?
ある憲法学者は、「安保法案は、武力行使以外の手段があり得ない場合に、必要最小限で行使を認めるもの。国家の主権が失われれば、憲法秩序も憲法の保障する自由も失われる。国家を守るために必要な自衛措置を憲法が否定することはない」と述べたようです。
必要最小限の武力行使とはいっても、必要なことは最小限しかしないのが普通ですから、武力行使の歯止め言葉にはなりません。また国家を守るために必要な自衛措置というのはケリがつくまでの広がりをもつはずで、最小限で済むという保証はどこにもありません。やはり現行憲法下では武力行使は専守防衛の形しかないのではないでしょうか。
東大、京大には一人もいないぞ!
東京新聞(2015/7/12朝刊)に特集「安保法案アンケート憲法学者120人の声」が掲載されていますが、実名公表に同意した回答者の中には東大、京大、九大、北大の憲法学者はひとりも含まれていません。安保法案への賛否の問題よりも、旧帝大の憲法学者が自分の意見の表明に実名公表を拒むという時代性は不吉です。
2015年7月11日土曜日
東芝の呻吟 不正経理と原子力事業
東芝は不正経理が発覚して社長が引責辞任をする大きな問題に発展しました。これまでの利益のかさ上げ額は2000億円にも達するのではないかと懸念されています。これが単純な経理の不正問題であれば、IT関連が絶好調の東芝ですから心機一転して巻き返しは可能でしょう。
東芝は、2006年に英国原子燃料会社やウエスティングハウスを買収して、世界戦略のもとで原子力を積極的に会社の主力事業に育てようとしましたが、東日本大震災でその目論見は完全に破綻してしまいました。原子力事業に社運を賭けた東芝の苦しみが不正経理騒動で表面化した感じです。新国立競技場問題と同様に、東芝の原発事業は進むも退くも地獄でしょう。
就活のための戦略
私は教え子には就活は欲張らずにまず一社から内定をもらえるように、有名な憧れのメジャーな会社ばかりを狙うのではなくて、妥協できる範囲内で小粒ながらも将来性のありそうな会社にも応募することを勧めています。ただ、そうはいっても何も考えずに学生生活を平和に過ごしていたのではそんな目利きはできません。
また大学で自分がしてきたことが他学生と比べてほどほどの程度の差だけのことでしたら赤信号点灯です。勉強を卒なくこなした、アルバイトを頑張った、クラブに熱中した、ボランティア活動に参加したなどというのは大したセールスポイントにはなりません。そんな自分にならないように何か独自に問題意識をもって大学に通ってください。
2015年7月9日木曜日
株価急落はどこまでいくか
中国の株式市場で6月中旬から異変が生じて、その影響が世界の株式・金融市場に波及しています。日本では日経平均が21,000円から19,000円の水準に下落していますが、まだ先行きは不透明です。
本日の東京新聞のコラム「私の相場観」ではファンドマネージャー下村皎史氏が国を挙げての株式大量買いによる官製相場を心配しております。下村氏は、現状は日銀などが一部の値がさ株に集中投資する形で日経平均が(異常に)押し上げられていることを懸念して、一般投資家に注意を喚起しています。
彼はファーストリテイリング(ユニクロ)の株価に触れています。この銘柄は株価55,000円に対して配当金は350円(実質配当利率0.5%)しかありません。今季の業績次第では700円に引き上げる余地もありますが、それでもファナックなどを参考にすれば株価は30,000円前後が妥当な水準でしょう。
もしユニクロ株が28,000円まで下げたら、これだけで日経平均は2,000円以上下落します。今の相場は、下村氏の言うように国家の腕力に大きく依存した水準にあることを認識しておきたいものです。しかし、19,000円台は政府は死守するはずです。
2015年7月8日水曜日
中学生の死 今や学校は行かねばならないところではない
また中学2年生の尊い命が失われました。原因はいじめだったと言われていますが、今回も親や教師が救いの助けにならなかったことが残念でなりません。今日では学校は命懸けで行かなければならないほど価値のある場所ではありません。
教育学の研究分野では学校の教育力の低下が指摘されており、教育における学校の存在価値は薄れてきているといわれます。いじめで苦しくなったら行かない選択肢もあることを親は知っておくべきですし、私たちは重度の学校依存症から解放されねばなりません。今やそういう時代ではないでしょうか。
2015年7月7日火曜日
女子サッカーと女子ゴルフ
なでしこジャパンのメンバーが生活苦に負けずにワールドカップで準優勝したのは立派でした。サーカーは格闘技ですし、試合では90分間走り回らねばならない体力も求められます。一方で女子ゴルフは汗まみれになることはありませんし、ファッション性もあります。
サッカーとゴルフの大きな違いのひとつは選手の収入です。年収300万円にも満たない生活で頑張るなでしこの選手たちを支えるのはサッカーを愛する熱い気持ちです。宮間主将がブームでなくて文化にしたいと語っていましたが、彼女たちの熱意と戦績は十分にその資格があります。是非、経済界は彼女らをコマーシャルに使って文化に育つように手伝ってあげてください。
2015年7月6日月曜日
なでしこ敗退 日米文化の違い
連覇への鍵は守備、というのが佐々木監督の思いでした。しかし、ホイッスルが鳴ると直ぐに始まったアメリカの総攻撃で日本のディフェンスは寸断されてなす術がありませんでした。今回の女子ワールドカップ決勝はディフェンスチームの弱さだけが目立った試合でした。
試合開始直後の立ち上がり10分間は、一気に総攻撃を仕掛けられるとオフェンスのイメージが十分に描き切れていないディフェンスチームには魔の時間帯になります。私のアメリカンフットボールチームもディフェンスチームですから、今回のなでしこと同様な展開で悔しい思いをしたことが何度もあります。
分かりやすく表現すると、オフェンスは明らかに個の力に大きく依存し、ディフェンスは輪(和ではない)の力です。攻撃力を支える個人力は、技術はもちろんですが、優れた身体能力と豊かなイメージ力そして強い個性に裏打ちされるもので、日本人の精神風土ではあまり育たないものです。
日本対アメリカの対戦は、まさにそんなオフェンスチームの強さがいかんなく発揮された典型的な攻め勝ちの試合になりました。自由の国アメリカらしい見事なゲームプランの試合でした。アメリカ、おめでとう!そしてなでしこ、これからも頑張れ!
お坊さんは運動しないのにどうして長生き?
お坊さんは職業別では一番長生きです。起伏の少ない安定した心、暴飲暴食とは無縁の腹八分目でバランスある食生活、規則正しい睡眠時間、人々に奉仕する幸せなどあらゆる生活上の要素が長生きにつながっています。
しかし、今日では健康維持にもっとも大切だと考えられている運動が欠けていることが気になっていました。永平寺の修行僧に聞いてみたところ、僧侶生活にもすごい運動が組み込まれていたのです。それが毎日の雑巾がけでした。新米の修行僧は雑巾がけで呼吸ができなくなって倒れ込むそうです。
大切な運動を掃除という形で毎日の生活に組み込んだ知恵には感心させられます。
2015年7月5日日曜日
安保法案の同心円図
NHKの安保法案討論で、戦闘地域、戦闘の可能性のある地域、非戦闘地域を同心円状に描いた絵図が使われました。国会でも、議員の頭の中ではこの同心円が描かれながら討論されています。しかし、そんな単純な構図に戦闘地域と非戦闘地域を分けて話をしていいものでしょうか。
例えば、海洋で武力衝突が起こった場合には、当然ながら潜水艦も交戦に加わりますから、戦闘地域を同心円の中心に置くなどという単純な話ではなくなってきます。また、今日のイスラム国ISとの戦闘でも、戦闘地域と非戦闘地域が複雑に入り組んでいて同心円では説明できませんし、両者の色分けさえ困難な状況です。
NHKがどういう意図で同心円図を解説に使ったのか分かりませんが、あれは私たちの思考を同心円の絵図に固定させる、非常に危険なものです。アメリカはこんな子どもだましの議論を見て思う壺と笑っていることでしょう。
オウンゴール
サッカーのワールドカップ準決勝でなでしこに決勝点を与えたイングランドのバセット選手は、「息ができなかった。心臓が胸から飛び出すようで、どこかに隠れたかった」などと辛い心境を吐露したそうです。そんな悲痛な気持ちをもったということは、彼女が誰よりも真剣に一生懸命に生きている証拠です。彼女の絶望は、全力で生きることの尊さを再認識させてくれました。
2015年7月4日土曜日
給食費未払い者に給食停止
朝日新聞デジタルが、埼玉県北本市の中学校で給食費を支払えるのに支払う意志がないと判断された保護者と子どもに給食停止を通知したところ、全員が支払いに応じたと報道しています。
北本市の中学校では先生方が未納が続く家庭を直接訪問して、収入が少なくて支払い能力がなければ就学援助の仕組みもあることを説明するなど、多忙の中で足を使って最大限の努力をした結果の給食停止通知でした。
現場の先生方は大変でしょうが、全国でこうした努力が払われることによって深刻化する給食費の未納問題が解決することを願っています。
介護ボランティア活動に報酬を出そう
満65歳以上の年寄りは、元気なうちに介護ボランティアとして働いたら、その時間分を点数化して貯蓄できるようにすれば、人手不足の現場への助けになりますし、本人が介護が必要になった場合には、その点数を介護サービスを受けるための自己負担分として清算できるようにしたらどうでしょうか。
年金が一気に月10万円減った!
これは財政破綻に陥ったギリシャの話ではありません。日本の満92歳になる妻を失った男性のケースで、ある私立大学で事務長まで上り詰めた人の話です。私たち団塊の世代の平均的な年金は、このお年寄りに比べてほぼ半分になっています。
ということは現在の働き盛りの40歳代のサラリーマンの年金は、さらに団塊世代の半分になるということでしょうか。国民年金(月額6万円)がいつ減額されるか気になりますが、所得税、消費税そして介護保険料などですでに負担が増えていますから、実質的には年金支給額引き下げと同じでことではないでしょうか。
上海株の下落
上海株式市場では株価が下げ止まらず、平均株価は直近の高値から3割下落して潮目に来ています。ということは個別には半分になった銘柄も多いはずです。事情通によれば、信用買いをしていた投資家たちの担保割れから投げ売りが加速度的に進んでいるという話です。
バブル期の特徴としては、全員参加型の様相を呈して一方通行の上昇となりがちですが、いったん加速度がつかなくなると急降下という結果になります。結局は行き着くところまでいかないと収まらないでしょうが、中国経済の将来性にまだ期待して、平均株価であと10%程度の下落で落ち着くと予想したいところですが...
笑い話 寝たきり老人の苛立ち
「お体の調子はいかがですか?」
「...」「よく眠れましたか」
「...」
「お薬はちゃんと飲みましたか?」
「...」
「お食事は全部食べましたか?」
「...」
「便通はどうですか?」
「今、踏ん張ってるところなんだ。頼むから静かにしてくれ!」
2015年7月3日金曜日
大塚家具 中古家具販売に参入
父娘の主導権争いが決着した大塚家具が中古家具の販売も手掛けることを発表しました。これまで日本では高級家具のリサイクルはゴミ同然の扱いでしたが、これでアンティーク的価値のある古家具の市場が育つでしょう。職人さんが精魂注いで造った家具がゴミ扱されないで済むようになるかもしれません。
認知症高齢者の財産横領
ある弁護士による認知症の女性(96)の財産横領が発覚して資格を取り消されたうえに、警視庁に逮捕されました。この元弁護士は成年後見人として女性の預金口座をひとりで管理しているうちに横領を重ねてしまったようです。
成年後見人はひとりの場合が多いですが、こうした事件を防ぐためには複数人を選任しておくのもいいでしょう。ただし、毎月5万円前後を支払わねばなりませんから、限られた予算の中で負担が増えるのが問題です。
また、この報酬の計算方法の明確な基準が示されていないのが日本の成年後見人制度の現状です。
笑い話 私は誰でしょう
「お食事はひとりでできますか?」
「できまーす!」
「夜はひとりで寝られますか?」
「寝られまーす!」
「トイレはひとりで行けますか?」
「行けまーす!」
「毎日散歩をしますか?」
「しまーす!」
「お掃除しますか?」
「知-らない!」
「お洗濯しますか?」
「それ何?」
「じゃ、毎日お風呂に入りますか?」
「そんなの毛繕いで充分!」
2015年7月2日木曜日
大江戸線六本木駅から六本木ヒルズに出るのは登山だ!
大江戸線六本木駅から六本木ヒルズに行くときは深い地底から這い出すような感じで、長いエスカレータが延々と続きます。そのため流石に階段を歩こうとする人はおらず、朝のラッシュ時にはエスカレータに乗るために長蛇の列ができます。六本木ヒルズに通うサラリーマンは大変ですね。
絶品トマトレシピ トマトファーシ
近くの農家のトマトが色づきだして今週末には真っ赤に熟したものが野菜スタンドに並びそうな気配です。この季節になると赤く熟れたフランスの肉詰め焼きトマトを必ず思い出します。
私はトマトファーシがトマトの最高の食べ方だと思っています。トマトファーシとは、粗挽きの豚のひき肉にハーブなどを混ぜて十分に練って中身をくりぬいた真っ赤なトマトに詰めてオーブンでじっくり焼き上げたものです。2度、3度と焼き直すとトマトの水分が飛ばされてますますコクが出て美味しくなります。
全財産4兆円を慈善事業に寄付!
サウジアラビアのアルワリード ビン タラール王子は、個人資産の全部を段階的に慈善事業に寄付することを表明したと報道されています。私たちには話のスケールが大き過ぎて実感が湧きませんが、このような高尚な意識を有したメンバーがいるサウジアラビア王家は安泰でしょう。
野良猫の命
猫はネズミ、ヘビ、トカゲ、セミ、ハトなどを食べて生きる完全な肉食動物ですから、特に餌の少ない冬場を自力で生き延びることは不可能です。例えば日比谷公園に住み着いている猫は6万坪の緑の餌場があるとはいえ、猫が元気に棲息しているということは毎日餌やりに訪れる人がいるのです。野良猫は放っておいても生きていくというのは迷信です。
笑い話 どケチ
「俺、オレオレ詐欺にやられちゃったよ。」
「だから言ったろ。子どもは産むなって。」
「でも、子どもからもらった幸福はお金には替えられないよ。」
「そんな甘いこと言ってるからひっかかるんだよ。」
2015年7月1日水曜日
幸せなこと 一方通行の人生
私たちは故郷とか家族の存在にこだわりがちですが、こうした意識は若い現代っ子にはほとんどありません。しかし、先の大戦で兵士として戦場に送られたり、近年では福島の原発事故で避難を余儀なくされた人々にとっては家族や故郷は大きな存在です。
私は海外で生活している友人をたくさん持っています。彼らの人生はみな日本に帰る気持ちはなくていわゆる帰巣本能はゼロです。自分の意志でこうした完全に一方通行の人生を歩めるというのは幸せなことです。
2015年6月30日火曜日
トマトの収穫季節がやってきた!
私はスーパーで赤くなったトマトは食べませんから、夏になると農家の野菜スタンドに行けば赤いトマトが手に入ると思うと嬉しくなります。ただ農薬が怖いですから、そのままガブリとはいけないのが残念です。
トウモロコシは生食が一番だ...と思います
私はトウモロコシのいちばん美味い食べ方は生食だと信じています。特に畑でもいだトウモロコシにかぶりつけるチャンスがある人は絶対に見逃してはなりません。
私の場合は2本までは消化には何の問題もありません。3本は食べたことはありませんので、お腹の調子を考えて挑戦してみてください。
おーい!雑種犬はいないか?
私の同僚で犬のDNA研究者がいます。彼がもう15年以上前に雑種犬がいないと困っていたことを思い出します。街を歩いていても見かけるのは純血種ばかりです。つまり、日本の雑種犬は絶滅させられたのです。
私たちがペットショップやブリーダーで純血種犬ばかりを買うので、結局は行き場のなくなった雑種犬は保健所送りの運命となって絶滅したのです。幸せなペットライフからは想像できない悲しい歴史のひとコマです。
2015年6月29日月曜日
安藤忠雄先生、若い世代のために語ってください!
新国立競技場のデザイン選考委員会の長を務めた安藤忠雄氏は、迷走する新国立競技場問題について完全黙秘を続けていると報道されています。何も言いたくないにしても、スポーツの祭典の要となる若い世代のために口を開いてください。
関係者の気持ちはハディ氏のデザインから撤退するのが最善策であることは一致していても、結局はこのまま着工されることになるでしょう。これはまさに日本が原発でたどった道と同じで、今回の件でも舛添知事が批判するように誰も責任を取らないで、増えた建築費は国民負担ということになりそうです。
日本のトップの座に就く人たちは優秀な能力の持ち主ではありますが、その能力は有名進学校の箱庭的な環境のもとでしか発揮されないのでしょう。大きな困難に直面しても誰もがアッと驚く最高の決断をして欲しいところですが、温室育ちの秀才は危機に際してには凡人と変わらないのかもしれません。
安藤先生。貴方が名誉教授を務める大学の卒業生としては、このまま無言を通されては寂し過ぎます。
2015年6月28日日曜日
第二のアスベスト禍? グラスファイバー断熱材
都心では建築ブームでビル解体があちこちで行われております。大規模な現場では不正はしにくいと思いますが、中小のビル解体ではアスベスト(石綿)の処理が法令通り行われているか大変に心配です。ただ、問題はアスベスト同様に断熱材のグラスファイバーの危険性も指摘されていることを知らねばなりません。
アスベストの健康被害は物理的性状によるもので、同じような性状のグラスファイバーもガンや悪性中皮腫の危険性が指摘されています。ドイツでは、グラスファイバーは法的規制により生体内で分解するものしか生産できませんが、日本では産業界への悪影響を恐れてか安全神話のもとでまだ完全に野放し状態です。
沖縄2新聞を潰せ!発言事件の問題点
自民党議員の勉強会である作家が沖縄の新聞2紙を潰せと過激発言して話題になっています。講演者が招待されて何を発言しようと自由ですから、これは止めることができません。
問題なのは「潰せ」放言に、その場で厳重抗議する思慮ある自民党議員はひとりもいなかったことであり、さらに悲惨なのは彼らがそんな過激発言に乗せられてマスコミの広告収入を断てなどという暴言を吐いて踊ってしまったことです。
2015年6月27日土曜日
高血圧治療の薬代を200円から12円に削減
私は降圧薬のカルシウム拮抗薬アダラート20mg(29.6円)とアンジオテンシンll受容体拮抗薬ミカルディス20mg(66.2円、ジェネリックなし)を処方されていました。アダラートとミカルディスを朝夕服用すると約200円/日の医療費(自己負担額60円)となります。
友人の経験からミカルディスはあまり効かないようなので、値段が高すぎることもあり私も処方を止めてもらいました。またアダラートのジェネリック(5.8円)を使って薬代を一日200円から12円に大幅削減できました。
これでも私の血圧管理はまったく問題がありません。薬の効果は価格と比例するものではなさそうです。
炊飯器の窯で米を研いだらダメですよ!
お米は玄米の状態では水分を15%ほど含んでいますから、米を研ぐ時に使用する最初の水を一番大量に吸収します。ですから、美味しいご飯を炊くためには最初だけでもミネラルウオーターを使うといいという理屈が成り立ちます。
ところでテレビで日本のお米に関する特集番組をやっていました。電機メーカーや日本一のお米屋さんは炊飯器の窯でお米をゴシゴシと研いでいました。これではどんなに高価な炊飯器の窯でも長持ちしませんし、とにかく表面が傷だらけの窯では美味しいご飯は絶対に炊けません。
米研ぎ用のボールを使えば、いつまでも美味しく炊けて炊飯器も10年以上は必ずもちます。
2015年6月26日金曜日
生活保護者目当ての老人介護ビジネス
介護保険料は年金からの天引きが原則ながら、年金受給額が年間18万円未満の高齢者は直接納付します。こうした低所得者が保険料を2年以上滞納すると介護サービスの自己負担は1割から3割となります。滞納するのはけしからん、介護サービスを受けたいなら罰として負担を3割に上げようなどというのは矛盾した話です。
例えば要介護2のお年寄りで認知症がない典型的ケースでは、室内では伝わり移動ができ、戸外では歩行器使用か車椅子となります。ひとりでは入浴はもちろんトイレも不安な状態でお尻拭きもうまくできません。食事はなんとかひとりで食べられますが、調理はできません。要するに半身不随となって会話ができて杖をついて歩ければ要介護2以上となります。
要介護2のお年寄りに支給される介護保険の限度額は約20万円/月です。普通は1割負担で2万円で済みますが、滞納者は一気に6万円の負担になります。では介護保険料はもちろんのこと罰則による3割の自己負担も払えないお年寄りはどうしたらいいのか。ここに生活保護受給者を目当てにした老人介護ビジネスが流行る理由があるようです。
2015年6月25日木曜日
日比谷公園住民と猫探し
都心のど真ん中にある日比谷公園は東西500m、南北400mで6万坪の広さを誇ります。昔は散歩していると野外音楽堂の裏手の方に猫を何匹か見かけました。先日探し回っても姿がありませんでしたので、今日も念入りに探索してもやはり見つかりませんでした。
幸運にも芝生広場のベンチに公園の住民(?)の荷物が置かれていたので、その持ち主の帰宅を待っていたら、1時間余で会うことができました。早速猫の消息を尋ねてみると、いるよ、という返事が返ってきました。よかった。やっぱり、いたんだ。
今後日比谷公園を通ったら散策がてら猫探しをやってみて下さい。会えたら幸運のサインかも知れません。
スナックのボッタクリ商法
新宿歌舞伎町のボッタクリスナックによる被害通報件数が今年に入って昨年比10倍にも増加しています。
民・民トラブルとして関与を控えていた警察が、スナック側の悪質なやり方が一向に改善されないことに号を煮やして厳しい対応をするようになって、被害者が相談しやすくなったからのようです。
しかし、テレビ報道されて歌舞伎町の一部のスナックの怖さは自明のはずですが、色の誘惑には勝てない男の性には悲哀さえ感じます。食べ物屋でも飲み屋でも、とにかく呼び込みをする店は入場ご法度ですよ!
1200円の処方薬をもらうのに8500円の支払い
薬の安全な服用を目指す医薬分業体制が徹底されてきて診療所では薬はもらえなくなりました。全国には病院は1000ヶ所そして診療所は10万ヶ所ありますが、ここ10年では院外薬局だけが1万ヶ所増加して5.5万ヶ所になっています。
例えば高血圧症治療用のカルシウム拮抗薬を院外薬局でもらう場合は、一回の受診で支払う医療費は診察・処方代約4800円と調剤・薬代で約3500円です。クリニックで薬をもらえば恐らく1000円は安くなります。しかし、実際の患者負担は3割ですから、私たちはこうした負担増には案外無頓着です。
院外薬局で調剤してもらうメリットは薬剤情報の徹底とは言われますが、血中濃度が最高になるのは何時間後かとか、何時間効果が持続するかとか、カルシウム拮抗剤とアンジオテンシンⅡ受容体阻害薬との効果の差とか質問してみましたが、結局は満足のいく回答は得られませんでした。
実際の薬の価格はジェネリックで二か月分1200円ですが、売薬を買う行為と何ら違わない内容なのに、降圧剤というだけでいろいろと理由がついて8500円もかかっています。今や降圧剤服用者は800万人時代となり、国民医療費への負担は絶大なものです。
2015年6月24日水曜日
和歌山電鉄 三毛猫駅長タマちゃん死す
何たって世界的に有名なネコが駅長タマちゃんです。残念ながら6月22日に急性心不全で天国に召されました。満16歳でした。人間の都合で駅務につかされたタマちゃん自身は幸せだったかどうか分かりません。
しかし、廃線となりかけた鉄道を引き継いだ和歌山鉄道は、タマちゃんのお蔭で30万人以上も乗客数が増加しました。駅長に就任してから8年半にわたって地域の人々の生活を支えてくれました。タマちゃん、ありがとうね!
自民党の政策批判でアイドルグループの後援取り消し
脱原発などを訴える女性アイドルグループの公演についてある自治体が後援を取り消したそうです。特定の政党批判めいた内容の歌詞の歌は政治活動と見なせないわけではありませんから、自民党市議に異論を挟まれて尻込みをした自治体の対応も分からないわけではありません。
しかし、政治家が若いアイドルの公演に目くじらを立てるというのは余りにも大人げありません。親子喧嘩くらいの気持ちで政治家らしく受け流す余裕を持てなかったところからすると、自分のしていることに自信がないのでしょうか。
修理なんか考えないで新品に交換しろ!ですか...
我が家のガス風呂給湯器に不具合が出てガス会社の点検を受けました。結局は追い焚き用のプラスティック製のホッパーポンプが古くなったのが原因でした。他に劣化部分はまったく見当たらず、ポンプを交換すればまだ十分に使えるはずですが、サービスマンは修理をする気持ちは端からなくて新品の見積もりを手早く作ってくれました。
私が、年金生活なので40万円も簡単には出せないから考えると言うと、彼は諦めたように帰って行きました。普通は信頼してハイよろしくお願いしますということになっているのでしょう。そこで内装専門店に行くと、同様の給湯器で12万円という驚きの見積もりが出ました。値段には納得ですが、使える資源を粗末に扱って消費を促す感覚には馴染めず、いまだに迷っています。
あるドイツ人は日本では家屋の寿命は短いのに瓦の寿命は長いことに疑問を呈しました。昔は瓦は再利用されましたが、今では手間がかかるため立派な瓦でも廃棄処分されます。経済効率を最優先して買い替えを勧める浪費社会はまだまだ健在でした。
2015年6月22日月曜日
年寄りが食べられなくなったら
この本「欧米に寝たきり老人はいない」では高齢者の終末期医療で、特に点滴や経管栄養の苦痛のもとに維持される命について考えさせられます。著者は命の尊厳を無視して生かされることを批判的にとらえようとしているだけで、決して欧米に寝たきり老人がいないわけではありません。
ただ、高齢者がもはや臨終の床にありながらも、意識朦朧の状態で栄養補給を無理強いされるのは、必ずしも延命治療という尊いものばかりとは言えません。
もちろん、出産で母子が意識不明の状態に陥りながらも、家族の強い希望と渾身の介護で何年間も生き続けているケースを私は知っています。母子が意識を回復して幸せな対面をすることを願う家族の気持ちは尊く、治療を否定する理由は微塵もありません。
しかし、もはや命の灯が消えかかっている高齢者が点滴や経管栄養で生き延びるべき合理的な理由を私は見出せないのです。
加害者手記と言論の自由
殺人事件の加害者の手記が出版されて、被害者家族の気持ちを思う人たちや一部のマスコミなどから大きな非難の声が上がっています。
一般論でいうと、私たちは事件についておぞましい悲劇があった社会の一員であることと被害者及びその家族への同情心によるつながりしかありません。そんな抽象的な関係が理由であっても加害者が手記を出版すれば強い違和感を覚えるのは人間として当然です。
一方で加害者も人間ですから、刑期を終えて一般社会に戻れば生きていかなければなりません。服役後も一日中座禅を組んで反省していてほしいというくらいの気持ちが被害者家族の強い思いではあるでしょうが、この要求は実際には現実離れしています。
言論の自由という観点から加害者手記を論ずることもできますが、話が抽象的になりすぎます。実際のところ折り合いをつけがたい相克の関係の中で悩みながら生きるしかないのが、私たちの運命の辛さなのかもしれません。
2015年6月21日日曜日
世の中の景気は良くなっているらしい
先日あるデベロッパーの事務所を訪問したら、10室ある会議室はすべて使用中でした。これまでにない活況状況を見ると、経済は離陸中なのかもしれません。
アベノミクス前は1ドル80円台が普通でしたから、40円程の円安の進行で輸出企業の業績が悪かろうはずはありません。株価も主要銘柄は軒並み3倍にもなっていますから、保険、銀行、証券、輸出企業などの資金力には相当な余裕が出てきたはずです。これで設備投資の増加がしっかり確認できれば、まずは急激な底割れはなさそうです。
超金融緩和による金余りに不景気なしというのが経済の常識のようですから、やはりアベノミクスの流れに乗っかった方が勝ち組ということに、当分はなるのでしょう。
2015年6月20日土曜日
横浜の楽しみ方
横浜の魅力を満喫するにはやはり山下公園から出発するのが一番です。山下公園では潮の匂いを楽しみながら海のうねりを眺めてボーッと過ごすことができます。公園の半ばから並木道に出るとホテルニューグランドがあり、その前を通って人形の家を過ぎて歩道橋を渡ればフランス山です。椎の木や楠の木の大木が茂る緑陰のもとで深呼吸するには絶好の場所です。
そこから港の見える丘公園に出るとすぐに展望台があって東京湾が一望できます。冬期以外の季節には隣接するイギリス館のローズガーデンはバラ好きでなくても楽しめます。その先には大佛次郎記念館と県立近代文学館があります。歩き疲れたら文学館の図書室で休憩するもよし、古い西洋館の111番館のテラスから廷園を眺めながらティータイムにするのも洒落ています。
ひと休憩して外人墓地を訪ねてから外周する坂を下れば、歴史ある有名店が並ぶ元町商店街に出ます。あまり知られていませんが、外人墓地の下には市営プールがあって夏は水泳には最高の穴場です。ただ、ここは日照が少なくて水温が低いですから要注意です。ウインドウショッピングを楽しんでから川を渡ればもう中華街に入ります。中華街で食事に迷ったら、呼び込みも立て看板もない店を選ぶのがコツです。
マイナンバー制度 池上彰さんはずるいよ
池上彰さんがマイナンバー制度について解説していました。その主な内容は縦割り行政の不便さが解消されたり税収がアップするというものでした。しかし、銀行預金ローン情報とリンクされたり、住基ネットの戸籍情報では家族関係や婚姻関係そして離婚歴もやり方によっては一目で分かるようになることは触れられませんでした。
また会社にも法人マイナンバーが与えられますから、結局は収入で追えば職歴も把握できるでしょう。警察情報ともリンクすれば交通違反や犯罪歴も完全に管理できるはずです。さらには学校の成績や取得資格も加えられる可能性も否定できません。もちろん海外渡航歴、医療情報そしてクレジット情報は必ず丸裸になるでしょう。
こうしたマイナンバー制度は、アメリカの社会保障番号制度の歴史が如実に示しているように、どんどんと利用範囲が拡大していって、結局は国民はあらゆる個人情報を国家によって一手に管理されて逃げ場がなくなってしまいます。池上彰氏が語ったように行政の効率化と税収を上げるためなら制度の見直しで済むはずです。情報利用には法律で最大限の制限を加えておくべきだと思います。
どちらにしても莫大な費用がかかるのに、そのメリットが具体的な数字で何ひとつ示されていないというのはどういうことなのでしょうか。
2015年6月19日金曜日
7ヶ月で報酬165億円
ソフトバンク孫社長がグーグルから引き抜いた自分の後継者候補と呼ぶN.アローラ氏に支払った金額です。
私たちが順調にサラリーマン生活を終えても生涯年収は3億円と言われますから、一般サラリーマンが約40年で受け取る金額の55倍を半年で稼ぎ出しました。やはり、ITビジネスマンの収入は突出しています。
日本では優等生は医学部進学と決まっていますが、世界の潮流はIT業界へと向かっているのではないでしょうか。
トヨタの女性役員を麻薬密輸の疑いで逮捕に???
トヨタ初の女性役員として就任した米国人女性が麻薬密輸の疑いで逮捕され、トヨタの社長まで登場して緊急記者会見が開かれました。
問題となっている物質は鎮痛剤として一般的に利用されていて、医師の処方さえあれば誰でも所持・服用することができる医薬品の成分です。確かに、この物質は化学的にはモルヒネの親類で指定麻薬ではありますが、モルヒネのように一般人が所持できないものとはまったく違います。
玩具のネックレスが入った箱の底にあったのなら、何らかの意図があったとも言えそうですが、自己使用のためなら悪質度は大きくはありません。またたとえ米国でも、女性がGMやPEPSI COLAの副社長になるのは大変です。そんな有能な女性が日本に来て活躍しようとした出鼻をこんな形でくじくのはどうなんでしょう。もう少し粋なやり方はなかったのでしょうか。
笑い話 安保法案
「国会は会期延長だ!」
「無駄な憲法審議会は休会だ!」
「何でも構わんから強引にいけ!」
「アメリカに約束したんだ。絶対に法案を通せ!」
「そんな対話無視の力付くでいいんですか?」
「それが法案の主旨だろ!!!」
2015年6月18日木曜日
何故だ?この下っ腹のぜい肉
私は毎日10キロ以上歩きますから、帰宅途中に必ず公園のベンチでエネルギーと水分の補給をします。このことで不思議な経験をしました。
冬場も1月に入ると寒いですから、陽だまりのベンチに座りながら温かいミルクティーを飲んで体を温めるのが楽しみでした。ところが一ヶ月もすると下っ腹が出っ張ってきてズボンのベルトの穴をひとつ緩めざるを得なくなりました。
それまでの生活と違うのはたかだかミルクティー一杯を飲むことでしたが、それで下っ腹が出てくるとは信じられませんでした。しかし、甘いミルクティーをやめて従来からのクッキーと水に戻したらベルトの穴は一つ減って元に戻りました。何故だ!
必要だろうか?駅のホームアナウンス
日本の鉄道は定刻運行が自慢です。一分遅れても謝罪のアナウンスが流れます。また電車がホームに入ってくるときには、危ないとか白線の内側に下がれとか、必ず放送があります。
私が利用する小田急線では電車が発車するときには合図のベルこそ鳴りませんが、扉が閉まって発車するというアナウンスが必ずあります。
こうした注意喚起のアナウンスはヨーロッパやアメリカでは聞いたことがありません。私は追い立てられる感じがして嫌ですが、止めろという声を聞かないところをみると評価されているのでしょうか。オリンピックに向けて一考してみるのもいいかもしれません。
笑い話 どこまでが暴力?
与党「もみあいで委員にケガ人が出た。二度と暴力をしないと約束してください!」
野党「まずは正常な委員会運営が大切だ!」
与党「それは暴力を肯定している!」
野党「じゃあ、集団的自衛権の行使は暴力じゃないのか?」
アメリカの活力 驚きのITビジネスマンの収入
私の教え子にアメリカでIT関係の会社で働いている若者がいます。彼は米国の大学院を卒業しておよそ8年が経過しますが、順調に転職を重ねて今では年収2000万円を超えています。転職前にストックオプションの権利で入手した株式が近く上場される可能性もあり、マイホーム資金の足しになるかもしれないと夢を膨らませています。
彼は強い向学心の持ち主で非凡な努力家でもあります。人生設計を手堅く立てて地道に歩んでいる姿をみると幸せな気持ちがもらえます。日本ではこうしたダイナミックな生き方はできません。日本の会社では高い能力があって大きな可能性を秘めた若者でも、決められた階段を一歩一歩上がって定年を迎えます。若いうちは下働きが続いて飛躍のチャンスも与えられないのが普通です。
アメリカではすべてが契約で決まりますから、教え子のような若い意欲ある人材は大きな夢を抱きながら、高いモチベーションをもって人生に積極的にチャレンジすることが可能です。これこそがアメリカのダイナミズムの源泉なのでしょう。日本は若者を浪費しているのではないでしょうか。
2015年6月17日水曜日
悲しいタレントのペット愛
テレビを観ていたら、タレントが自慢する飼い猫はみな純血の高価な猫ばかりでした。犬や猫をペットショップで購入すれば、そのペットの代わりに保健所で殺処分される命がひとつあることをまったく理解していません。
日本のペットショップのように売れ残った犬や猫を殺して産業廃棄物で始末するビジネス手法は欧米諸国では許されません。私たちがペットショップで犬や猫を買えば、それはすなわち残酷な商売に加担しているのと同じです。
保健所や業者のもとで殺される犬や猫の命をひとつでも救うために、ペットが欲しければ是非とも保健所に行ってみてください。命の尊さに気が付くはずですし、きっとそこには幸せな出会いがあるはずです。
白人が黒人と偽る
東京新聞夕刊(6/17)によりますと、全米黒人地位向上協会の地方幹部女性が実は白人だったとAFP・時事が報じたそうです。本当は金髪で白い肌だったと本人も認めたそうです。
彼女の両親は4人の黒人を養子にして育てているようです。日本人にはなかなか考えられませんが、アメリカでは肌の色の違う子どもを養子に受け入れて育てている家庭はそれほど稀なことではありません。
私の知るある大学の先生は白人でしたが、自分の子どもと一緒に黒人やアジア人を養子にして育てていました。その理由はわかりませんが、先生は根っからの平和主義者で自然を愛し、意識して都会から距離をおいて生活していました。家庭内は自然な雰囲気で肌の色を意識している様子はまったくうかがえませんでした。
私はそんな家庭環境を羨ましく思い、社会全体が先生の家のような環境にあることを願ったものですが、現実はなかなかそうはいきません。彼女も自分の家のような差別のない社会を夢見て事実を偽ってまで活動家になったのでしょう。
会社四季報を読んでみて
会社四季報や会社情報が発行されると、それらのどちらかを購入していつも綿密に眼を通します。今月発行された会社四季報を見ましたが、流石に日経平均株価が2万円水準にあるせいか、購入したい魅力を感じる投資銘柄はありませんでした。私が選択する銘柄は以下のような条件にあてはまるものです。
1)過去2年間で株価が50%以上値上がりしていない
2)時価総額が連結売上高以下である
3)利益剰余金が有利子負債以下である
4)独自技術を持っていたり、得意分野でリーディングカンパニー級である
5)過去2年間が黒字決算で、売上高も着実に伸びている
6)配当利回りが実質2%を超えている
通常ならば最低でも二桁の銘柄は出てくるのが普通ですが、今回は一桁でした。証券界の事情通とか内部情報のあるいわばインサイダーは別として、私のような素人投資家にとってはそろそろ黄色信号が点灯しているのかもしれません。しばらく休憩を決め込もうと思っています。
東京タワーとパリのエッフェル塔
東京タワーとパリのエッフェル塔の違いを表現すれば、東京タワーは建材でできた味も素っ気もない鉄塔、パリのエッフェル塔は趣向を凝らしたモニュメントと言えそうです。
両者を近くで眺めると、東京タワーには装飾性がまったくないことに気が付きます。一方でパリのエッフェル塔では足元の細かいアーチ構造にもデザイン性があって建築物としての表情が与えられています。
こうした配慮のあり方の違いは、都市としての東京とパリの歴史にもハッキリと表れています。東京は統一性のないバラバラのスクラップアンドビルドの魔界都市、パリは頑なに破壊を拒否する歴史都市と言えそうです。
シンガポールの投資家
東京に拠点を構えていたシンガポールの投資家が、自分が所有する不動産を売却して帰国するという話を耳にました。
国立競技場の新築でも工費は3000億円とも噂されていますが、不動産市場が活況を呈しているロンドンのオリンピック競技場の約3倍(2015/6/17為替市場、2012年比では約6倍)にもなります。いくら東京が奇抜なデザインとはいえ、これがバブルでなくて何なんでしょうか。
東京の不動産価格が上がりはじめてから1年半が経過して、そろそろブームも潮時を迎えていそうです。これからの不動産投資には特に注意が必要なのかもしれません。
ホットスポットの怪 アリが出てこない
私が餌をやっているキャンパスの猫達のたまり場は、東電福島第一原発事故で放出された放射性物質のホットスポットでもありました。事故の年までは中型アリが餌に群がって厄介でしたが、2年目からは様子が一変してしまいました。
今年はやはり事故前の様子とはまったく違って、中型アリの姿は見えず、超小型アリしか集まってきません。これは放射能の影響なのだろうと私は思っています。
2015年6月16日火曜日
ベンツの中古車価格暴落?
先日、千葉県東金市に行ったときに、ベンツの中古車の安さに仰天しました。走行距離3万キロ弱の程度のよい車が150万円しませんでした。ベンツは高級車の代名詞として見ていましたが、時代は明らかに変わってきています。
日銀の超金融緩和政策は国内の設備投資と消費が上向かない限りは続くはずで、簡単には円安の流れは修正されそうにありません。また暴落状態だった原油価格も1バーレル(WTI)50ドル台を回復してきております。そんなわけでガソリン価格は上昇こそすれども下落するとは思われません。
ベンツの中古車は1リッター当たり7~8キロ走れば上等です。トヨタのプリウスは日常的な利用でも28キロは走るようです。私の友人は満タンにして九州一周してもまだガソリンが残っていて驚いたそうです。またベンツはガソリンはスーパーですから余計に燃料費がかかります。今やリッター30キロが常識になり、ベンツも流石に陰が薄くなったのでしょうか。
2015年6月14日日曜日
2025年東京圏介護破綻
中央公論7月号に見出しのような記事が掲載されています。本来ならば地域的に勝ち組であるはずの都心部で老人介護施設が足りなくなり、介護難民が出そうだという話です。どうしてそうなるのでしょうか。
都心のビルの建築費は相変わらず高騰を続けており、坪単価は150万円を超えそうな気配です。アベノミクス前には100万円をかなり下回っていましたから、およそ2倍になりました。これでは介護保険など当てにしない富裕層用の超高級老人ホームは別として、利益率の小さい庶民のための老人施設の新設は難しいのです。
一方で老人介護施設会社を投資ファンドに売却した知人の例をみても、一般的には介護施設の経営状態は悪化しています。介護保険で施設に支払われる介護報酬が減額され続けているからです。また入居金ゼロの老人施設も次々に現れて、入居金相場は大きく下落中で、以前のように建築費の足しにすることが難しくなってきたからでもあります。
このように都心では異常に高い土地代や高騰し続ける建築費という悪条件にもかかわらず、介護報酬は全国一律で削減され続けているのですから、特に都心部では将来的な老人介護施設不足が懸念されるのです。もちろん富裕層の少ない中途半端な首都圏でも事情は同じです。介護施設に頼らない肉体を維持するために年金生活に入ったら運動を欠かさないようにしましょう。
無謀な戦争ということ
日本がアメリカに仕掛けた太平洋戦争は真珠湾の奇襲攻撃で始まりましたが、奇襲は一時的な戦果は得られても、結局は国力に大きな差があれば、弱い方が負けることになります。これが太平洋戦争の大きな教訓ではないでしょうか。
例えば、1940年のアメリカ海軍の艦船の建造予算は一年間だけで日本の過去10年間分に相当しました。1943年の空母の建造数はアメリカが22隻、日本がたった3隻でした。当時の工業生産では、アメリカは石炭11倍、石油222倍、鉄鋼13倍の生産力を誇っていたようですから、戦う前から結果は分かっていたというべきかもしれません。
国民にはこうした事実は周知されず、真珠湾奇襲攻撃成功の報に沸いた無知な社会が惨めでなりません。最近は政治や社会への無関心層が多くて、ある意味では戦前の無知な市民社会を思い起こさせるところがありますが、今こそ平和の大切さを再認識したいです。
2015年6月13日土曜日
船長が乗客より先に避難
一昨年のイタリアの客船座礁転覆事故、昨年の韓国のフェリー転覆事故、そして先日の中国の観光船転覆事故では、多くの乗客を置き去りにして逃げ出した船長が逮捕されています。船長には乗船者を守るべき法的責任があるからですが、社会からも厳しく糾弾されています。
先の戦争でも敗戦が濃厚になるや、部下の兵士や民間日本人を放置して、早々と日本に帰国した軍幹部や政府関係者がいたと聞いたことがあります。このケースで問われるのは道義的責任しかないでしょう。
こうしてみると責任とは法的責任と道義的責任が同心円を描きながら広がっているも、道義的責任の円の方がずっと大きいことが分かります。問題なのは、道義的責任は弱者には強い強制力をもって問われ、強者には随分と曖昧なものであることです。
2015年6月12日金曜日
スポーツはショーではない
男子サッカー対イラク戦は日本の快勝でしたが、スポーツ評論家には辛口なコメントをする人もいます。私も、勝ち目のない相手がさらし者にされているようで何だか可哀相に思いました。あんな安っぽい興行試合に6万人の観客が集まるのですから、今やサッカーは明らかに巨大ビジネスです。
サッカー協会、企業、チーム、マスコミそして選手が一体となって、脚本通りの演出効果を狙った対イラク戦は、大大本営発表に湧く戦時中の世の中を思い出させてくれました。スポーツが勝負の世界から外れて、確実に勝てる相手を選んだのではショーとしか言えません。
2015年6月11日木曜日
原発被災地の稲作再開
原発事故汚染地帯では東電の稲作補償が打ち切られるのを受けて田植えが大規模に復活しているようです。放射性物質による汚染米は流通しないと期待したいですが、流通米がどんな測定器で検査されているのか気になります。
意識的に都合の良い測定器を選べば食品の安全宣言は案外容易であることを知っておきたいものです。特にコメの放射能検査では、鉛の遮蔽体を使わずに出荷用に袋詰めされたものを、ベルトコンベアで流れ作業式に測定しているようですが、この方法では絶対に正確な測定はできません。
このことを理解するには夜光塗料の塗られた腕時計の文字盤を思い起こすのがいいでしょう。日中は分からない発光文字も暗くすればはっきり確認できます。鉛の遮蔽体を使わない食品の放射能検査は、真昼間に蛍光文字盤を観察しようとするのと同じなのです。測定できるわけがありません。
1950~1960年代には、私たちは南洋で獲れた原爆マグロを食べていたようですから、放射能に汚染された食品の流通では前科があります。東電福島第一原発事故から4年目にして、もはや市民は食品の放射能汚染にはほとんど関心を示しませんから、昭和期のように再び放射能汚染食品が流通する環境が整いました。
もはやサッカーの時代か
通勤電車内で隣に座っていたふたりの70歳近いオバ(あ?)さんの会話に驚きました。サッカーの女子日本代表の試合が話題のようでしたが、オフェンスがああだのディフェンスがこうだのとあまりに細かく水準の高い内容の話で、私には理解できませんでした。
年ごろからして若かりし頃にサッカー選手だったとは思われない女性たちですから、純粋にサッカーが好きで、観戦に余念がないのでしょう。それにしても70歳になろうかと思われる人たちが、相撲でもなく野球でもなくてサッカーなのは時代の変化を感じました。
こんなんで戦争に勝てますか
国会における集団的自衛権行使の憲法解釈の議論では、官房長官は重要なのは憲法学者の数ではないと発言しました。数の問題でなければ質の話になりますから、違憲を主張する憲法学者はバカと言われたも同然ということになります。
異論を唱える人間を力で完全抹殺するところは、かつて勝ち目のない戦争に走り、しかも勝負は見えていたのにいたずらに長引かせ、原爆まで落とされた愚かさに通じるところがあります。
また、一方で質だと言っておいて他方で数で押し切って採決に持ち込もうとするでは大きな自己矛盾です。市民の関心も高まってきましたから参院選挙のテーマにして国民の反応を見てみたらどうなのでしょうか。
2015年6月10日水曜日
ドイツ人の落第生
私がドイツの学生寮で生活していたとき、夕方になるといつも共同キッチンでビールを飲みながら、外の風景を眺めている年の行った男子学生がいました。
私は自炊生活で彼と顔を合わせる毎日でしたから、自然と会話をするようになりました。話の内容は記憶にありませんが、彼が大好きなBMWのマイカーを背景に撮った写真を自慢げに見せてくれたことだけは覚えています。私は彼を人間味ある青年だと感じていて会話するのが楽しみでした。
しかし、私の部屋の向かいに住んでいた医学生は、あの学生は落ちこぼれの留年生だと耳打ちしてくれました。そういうエリートの持つ差別意識は日本だけではなくてどこにもあるようです。
絶世のベルギー美人が...
私の知人がベルギーはブリュッセルを訪れた際に有名なムール貝の白ワイン蒸しが食べたくてレストランに入りました。ブリュッセルのムール貝は一人分が洗面器いっぱいですから、かなりの量になります。
もちろん向かい側のテーブルの美人女性もムール貝を注文して食べています。ところが、流石に量が多かったのか生理現象を催して、突然「プー」とやってしまいました。それに気づいた知人が視線をやると、まずいことに当の美人と目が合ってしまいました。
また、その美人の反応がこたえられないほど品のあるもので、「with a music」と言ってニッコリと笑顔を返してくれたそうです。美人だって人間ですから〇〇ラしますよね。こういう機転の利いたコミュニケーションは西欧旅行の醍醐味のひとつです。
2015年6月9日火曜日
笑い話 学者の矛盾
学生 「先生、戦後の憲法違反の事例はいくつありますか。」
憲法学者 「今回の集団的自衛権の行使容認が初めてです。」
学生 「じゃあ、政府の暴走は困ったものですね。」
憲法学者 「いいえ。これでやっと研究費がもらえそうで感謝してます。」
2015年6月8日月曜日
笑い話 スーパーカー狂の白バイ隊員
「スピード違反です。停車しなさい!」
「バカ、俺に追いつくつもりか。」
「止まりなさい!!」
「どうだ、これが俺の最高速度だぜ。」
「何だ、150㌔オーバーか。ポルシェもたいしたことないなあ。」
笑い話 大きな誤解
「アメリカ人が共産主義嫌いの理由知ってる?」
「マッカーシズムのせいかな?」
「いや。アメリカの円形交差点を知ってる?」
「あっ、あの信号機がないグルグル回りの交差点ね。」
「そう。あれで左回りが嫌になったんだ。」
芸術の都パリ、オリンピック一色の東京
私はパリで生活していましたが、パリの芸術事情を知るわけではありません。そこでここに藤田嗣治画伯が書き残した文章を引用します。これは彼が述べた1世紀年前のパリの芸術事情ですが、100年経過して東京は芸術でパリに追いついたのでしょうか。
「...パリだとね、...違った個性のひらめきさえあれば、画商がつくんだよ。その画商が育てるんだよ。日本は有名大家にならないと、画商が見向きもしない妙なところだから若い人は大変ね。...
... あそこは画家を愛している町だよ。行かなくては駄目よ。...行ってみなければいけないよ。そして芸術とはどういうものなのかをはっきり教えられるよ。...
絵はその人自身でなくてはいけない。... まず自分自身を発見すること。...まずパリへ行くんだね。そして流行なんか無視して、まず自分自身を発見すること。...」
「藤田嗣治芸術試論、夏堀全弘著、発行者夏堀邦子、発行2004年。361頁から引用」
2015年6月7日日曜日
ドイツで進む水素社会
ドイツは東電福島第一原発事故を契機にして2022年までに原発廃止を国策として推進しています。
日本の原発推進派には、ドイツが特に原発大国フランスからの買電に依存する現状を皮肉る向きもありますが、とにかくドイツでは再生可能エネルギー重視の低炭素社会の実現に大きな努力が払われています。
日本では風力発電や太陽光発電は日陰者として扱われ、余った電気は廃棄されていますが、ドイツではこの余剰電力を使って水を電気分解して作った水素を利用する水素社会の構築が進んでおります。
こうした日独の相違を一言で表現すれば、手堅いドイツと勢いの日本と言えそうです。
2015年6月6日土曜日
抹殺されたか、小泉進次郎議員
テレビ画面や新聞・週刊誌の紙面ですっかり取り上げられなくなったのが、若手保守政治家のホープと思われた小泉進次郎氏です。
政府が必死で取り組む原発再稼働政策に、父親の反原発活動家小泉純一郎元首相に呼応するかのように反原発姿勢を鮮明にしてからは、すっかりマスコミに取り上げられなくなりました。
日本メディアが中国メディアを官製メディアと声高に呼ぶのは、結局は同じ穴のムジナであることを隠ぺいするための煙幕に過ぎません。
ありがとう、銀座マキシム・ド・パリ
銀座ソニービルの地下にある銀座マキシム・ド・パリが今月30日をもって閉店します。1966年の開業以来、東京には超高級フレンチレストランは数多くオープンしましたが、丁寧なフランス料理とアールヌーボー様式に粋を凝らした内装と心温まるサービスを楽しませてくれる、マキシムに並ぶレストランは生まれませんでした。
マキシムのスタッフのみなさんはフランス料理を心から愛する人たちでした。素人ながら料理で気が付いたことをちょっと話題にすると、優しく嬉しそうに話に乗ってもらえるところが大好きでした。スタッフのみなさんは長い経験と深い知識に裏打ちされた自信を持っておられたのでしょう。
バブル期にできた超高級レストランが誇る冷たい大理石のエントランスとは無縁の内装は、アールヌーボー様式の高い芸術性を備えていて美術館級でした。1966年の創業以来、私がパリが恋しくなるとお世話になり、本当にありがとうございました。
笑い話 共産党嫌いのグルメ
「ロシア産の最高級キャビアです。」
「うん、美味しい。」
「北朝鮮産の最高級高麗人参酒入りデザートです。」
「うーん、旨い。」
「中国産の最高級ウーロン茶です。」
「ありがとう。」
「では、キューバ産の最高級葉巻をどうぞ。」
「俺をバカにしてんのか!」
2015年6月5日金曜日
特別養護老人ホームの真実
東京都内には特別養護老人ホームが約450施設あります。この通称‘特養’は福祉施設ですので、部屋は個室でトイレと洗面台が設置されていても、浴室は共同であることが通常の有料老人ホームとの大きな違いです。入居できるのは満65歳以上で要介護度3以上の人となります。以前は申し込み順でしたが、今日では介護の必要性をもとに入居者が決められております。
都内では待機者が多数いると言われていますが、実際の待機者数は地域的に大きく違うことがありますので、地元だけではなくて近隣の特養にも相談してみる価値はあります。また定員の10%は原則的に短期入居者用に準備されていますから、家族の介護の負担を一時的にでも減らすために、短期入居制度を利用するのも賢い利用法です。
特養はいわゆる薄利多売型の施設ですから、需要が多くて恵まれた環境にある東京都内でさえ、ほぼ満杯状態を常に維持しないと経営は厳しいというのが実態です。そのため暫定的に要介護度3未満でも、また居住する自治体以外の地域でも入居を許されたりすることもありますので、とにかく困ったらダメもとで施設に直接交渉してみるのもいいでしょう。
笑い話 深い愛情
担任 「学校に強迫電話をしたのはお前だろ!」
生徒 「ハイ、私です。テストを中止させようと思って。」
担任 「そうか。間違いないな。」
生徒 「絶対に間違いありません!!!」
担任 「お前が初めて自信に満ちた顔してホッとしたよ。」
大人が子どもに絶対にしてはならないこと
大学生を指導していて痛切に思うことは、子どもに劣等感を植え付けてはならないということです。大人は厳しいしつけのつもりでも、それが日常的に繰り返されると、子どもにとっては拷問と同じで手足をもぎ取られるような気持ちでいるのです。
こうして子どもの頃に肯定されることなく否定され続けて屈辱感ばかりを味わわされた頭は、大人になっても理性で考えることができず、自分に都合の悪いことにはいわば条件反射して感情的に反発してしまいます。
具体的にいえば、自分が出来ないことをズバリ指摘されると、反抗的な態度になって事実と真正面から対峙することができません。本来ならば、相手の意見を聞いて出来ないことをできるようにするために努力するか、それでもだめならば別の方法を模索するのが大人のやり方です。
しかし、自分をいつも否定され続けた暗い成育歴を背負ってしまうと、結局は自分だけではなくて相手に対しても条件反射的に否定的な見方しかできなくなるということでしょうか。大人は子どもに対して絶対君主であってはならないのです。
登録:
投稿 (Atom)