小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2015年8月5日水曜日

スイスと平和

 私はスイスのレマン湖畔のある小さな駅から徒歩数分の公園のベンチに座って湖面を眺めながらおいしい空気を吸ったり、自動車の乗り入れ禁止のツェルマット村の環境が好きで、スイスは何回も訪れたことがあります。


 ドイツのケルンやフランスのパリからは、夜行列車に乗り込めば翌日の昼にはレマン湖畔にあるローザンヌ駅に到着します。勿論、私が行ったのはスイスの最高の季節の5~8月で、苦手な冬季は一回しか知りません。


 スイスは平和国家の象徴ですが、私のイメージはそんな牧歌的なものではありません。外交的には確かに日本と同じく専守防衛に徹した平和な永世中立国ですが、かつては名義を知られたくないお金持ちの貸金庫的な役割をした時代もありました。


 世界の貸金庫になることは強力な軍隊を持つよりもずっと平和的で賢明な防衛手段です。こうした歴史を踏まえてスイスを見ると、先の戦争にも巻き込まれずに平和に生き延びてきた国家のしたたかさが見えてきます。軍隊だけが平和の手段ではありません。