日本は憲法で平和国家を謳ってはいますが、死刑制度については今日の国際潮流に堂々と背を向ける世界でも稀な先進国です。
世論調査では国民の80%が死刑制度を容認していて、これは日本人は大義があれば人を殺してもよいと強く主張していることと同義です。
戦争にしろ死刑にしろそして殺人でさえ、人を殺してもよいという身勝手な大義の存在を社会が容認する限りは絶対になくなりません。
世界の144の死刑廃止国から見れば、日本は平和を愛する、つまりは敵さえ愛することのできる近代国家ではなくて、不可解な恐ろしい国でしょう。