小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2015年8月21日金曜日

‘しまむら’で鍵十字デザイン商品を販売

 衣料品大手の‘しまむら’が売り出したある商品が販売見合わせになって話題になっています。このデザインは、第二次世界大戦時のドイツのナチスの党章であり、戦時中は国旗にもなった鍵十字を模して描いたもののようで、消費者から疑問の声が上がっていました。


 仏教の世界ではナチスの鍵十字とは鏡写しの‘まんじ’が古くから使われていました。古来からのものは左回りで、ナチスの党章は右回りです。どちらにしても両者は同一視されることもあり、その使用には国際社会では特に注意が肝要です。


 西欧社会の歴史はナチスによる痛ましい残虐行為によって大きく傷つき、それに対する深い反省の意味から特にドイツでは公的な場所での鍵十字の使用を法律で禁止しています。歴史に刻まれたナチスのホロコーストの悲劇は、単にドイツの問題として済ませてしまうのではなくて、人類が共有しなければならないという認識を持ちたいものです。


 古来から宗教的に幸福の象徴であったからとか、ナチスの紋章とは逆だからとかいろいろな解釈が与えられますが、それを使用するに足る高度な必然性があるのかどうか、誰もがまず自問してみるべきでしょう。