小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2015年8月10日月曜日

徴兵は昔から不公平なもの

 日本のかつての強制的な徴兵制度では様々な徴兵忌避の手段がありました。これから触れる人たちはとっくの昔に亡くなられていますから、私が本人から直接聞いた徴兵逃れの実話として紹介します。


 一人目の例は由緒ある大金持ちの子息のケースです。彼は戦争に駆り出されないように戦時中は海外留学をしていて日本にはいませんでした。終戦後に帰国して大学の教授職につき悠々自適の生活をして亡くなられました。


 二人目の例はある有力な武家出身の子息のケースです。赤紙で徴兵されましたが、出頭したその日に人知れぬように兵営の裏口から兵役放免となりました。本人は訳が分からないまま自宅に逃げ帰ったと言っておりましたから、父親が徴兵逃れの道を画策したのでしょう。


 三人目の例は帝国大学生のケースです。彼は由緒ある家柄の出身ではありませんが村一番の秀才でした。徴兵で南洋に送られましたが激戦地には配属されませんでした。日本軍降伏直前に上官たちは彼を隊長に仕立て上げて一斉に帰国してしまいました。これにはさらに恐ろしい話が続きます。


 その頃に彼の出身地の郵便局口座には村の予算の何倍もの大金が振り込まれて村は大騒ぎになりました。ところが彼が命からがら帰郷した時には通帳は空になっていたそうです。恐らく上官たちが現地の軍資金を生きて帰らぬはずの彼の口座に送金して隠し金を作ろうとしたのでしょう。


 このようにお金持ち、良家の出身などであれば徴兵逃れの道はいつでも開かれているということを歴史は証明しています。