小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2015年6月22日月曜日

年寄りが食べられなくなったら

 この本「欧米に寝たきり老人はいない」では高齢者の終末期医療で、特に点滴や経管栄養の苦痛のもとに維持される命について考えさせられます。著者は命の尊厳を無視して生かされることを批判的にとらえようとしているだけで、決して欧米に寝たきり老人がいないわけではありません。


 ただ、高齢者がもはや臨終の床にありながらも、意識朦朧の状態で栄養補給を無理強いされるのは、必ずしも延命治療という尊いものばかりとは言えません。


 もちろん、出産で母子が意識不明の状態に陥りながらも、家族の強い希望と渾身の介護で何年間も生き続けているケースを私は知っています。母子が意識を回復して幸せな対面をすることを願う家族の気持ちは尊く、治療を否定する理由は微塵もありません。


 しかし、もはや命の灯が消えかかっている高齢者が点滴や経管栄養で生き延びるべき合理的な理由を私は見出せないのです。