小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2015年6月3日水曜日

がんと脳梗塞と心臓病について

 日本では1年間に120万人が死亡し、その1/3はがんによる死亡で、1/6が心臓疾患死、1/10が肺炎と脳血管疾患のそれぞれによるものです。


 最大の死因のがんは末期の苦痛が恐れられていましたが、最近ではがん性疼痛緩和ケアが充実且つ普及して当たり前となり、痛みに苦しめられながら闘病するケースは減ってきています。早期から痛みの治療を開始すれば通常の生活を続けながら、人生を全うすることができるようになりました。


 一方で脳梗塞では早期治療の機会を逃すと半身不随などの運動機能障害が残ってしまいます。多くの脳卒中発作の初期には、ろれつがまわらない、片側の手足が妙に重い、まっすぐに歩けない、視野がおかしいなどの前触れがあります。これらが一時的な症状で消褪しても放置せずに適切な治療を開始すれば重い後遺症を防ぐことが出来ます。


 心臓疾患は疫学研究で示唆されているように喫煙者には特に多いようです。ヘビースモーカーで天寿を全うした人も知っていますが、満60歳頃までに冠状動脈をやられて苦しむ喫煙者も私の周りには少なくありません。もちろん喫煙は脳梗塞のリスクも高めることも知られています。


 いずれにせよ、どの病気で死にたいのか予約を取ることはできないのが人生です。