小室圭さんをシッタベンレイ

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2015年6月22日月曜日

加害者手記と言論の自由

 殺人事件の加害者の手記が出版されて、被害者家族の気持ちを思う人たちや一部のマスコミなどから大きな非難の声が上がっています。


 一般論でいうと、私たちは事件についておぞましい悲劇があった社会の一員であることと被害者及びその家族への同情心によるつながりしかありません。そんな抽象的な関係が理由であっても加害者が手記を出版すれば強い違和感を覚えるのは人間として当然です。


 一方で加害者も人間ですから、刑期を終えて一般社会に戻れば生きていかなければなりません。服役後も一日中座禅を組んで反省していてほしいというくらいの気持ちが被害者家族の強い思いではあるでしょうが、この要求は実際には現実離れしています。


 言論の自由という観点から加害者手記を論ずることもできますが、話が抽象的になりすぎます。実際のところ折り合いをつけがたい相克の関係の中で悩みながら生きるしかないのが、私たちの運命の辛さなのかもしれません。