小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2015年11月6日金曜日

フランスパン

 私が住んでいた1970年代のパリでは浮浪者を多数見かけました。彼らが常宿するのは地下鉄駅と決まっていて、食糧はフランスパン(正式にはバゲットという)と赤ブドウ酒と決まっています。これだけで命を保てるのか興味はありましたが、彼らに尋ねる勇気は出ませんでした。


 パリの浮浪者を思い出したのは、昨日親友の家で美味しいフランスパンに出会ったからです。日本のフランスパンは焼き時間を短縮するために高温にする結果、外皮は黒褐色でガリガリ、内部は水分が飛んでしまっています。そんなフランスパンは加える塩の量もいい加減なために1晩放置すると美味しくありません。


 お土産に頂いたフランスパンは絶妙の塩加減で丁寧に時間を掛けて焼いてあるせいか、翌朝になっても外皮は程よい固さのままで内部は充分にしっとり感が残っていました。そのままかぶりついて頬ばるとじわっと小麦の味が口の中で広がって幸せ感が湧いてきました。そんなわけでパンが命綱のパリの浮浪者を連想した次第です。お店の名前は言いませんが、正統派のパン屋さんありがとう!