小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2015年9月23日水曜日

ドイツ人とイタリア人

 ドイツの巨大自動車会社VWが、アメリカの環境基準をクリアするために、実走行では考えられないクリーンな排ガスを出せるように検査用車両の制御系プログラムを書き換えていたようです。私はこの記事を読んで、このような極めて悪質な不正をあの厳格なドイツ人がするはずはないというゆるぎない信頼と、ありえない話ではないという一抹の疑念を同時に抱きました。


 私が生活していたドイツの印象は、10月から4月頃までは太陽がひどく恋しくなる重苦しい国、日本的な角ばった感覚でいても違和感のない国というものです。待ち合わせをしても約束通りですし、街にゴミは落ちていませんし、交通ルールはきちんと守りますし、釣銭をごまかされることはありません。とにかく何事も整然としていて人間が規律の鎧を着ている感じです。


 一方で一年中明るい太陽がいっぱいの地中海地方の人々の生活感覚は一変します。例えばイタリアに行けば、明らかに人好きで物事がおおらかおおざっぱになり、自分を押し殺す息苦しさがなくなります。ですから時には激しい喧嘩も勃発しますが、オオ、生きているという感じであまり陰湿さがありません。とにかく彼らの生き方は生真面目な日本人には何かと楽しい話題の種を提供してくれます。


 このようにドイツ人とイタリア人とを比較してみると、個人差としては何とも言えませんが、国民性という文化的傾向から見てみると明らかに雰囲気に違いが感じられます。