小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2015年12月14日月曜日

学びということ

 教育学の分野では学習することを好んで学びと表現します。そこには温かい眼差しで学習する人の成長を見守ろうとする純粋な願いも込められています。


 学びというのは、知る、覚える、考えるという知的活動が中心で、それはあたかも頭の中だけで起きている個人的な現象のように考えられてきましたが、今日ではもっと社会的且つ共同的なところを強調する見方になっています。


 私たちは学びによって、新しい豊かな人間に成長していき、その変化は周囲との関係性や自らの世界観に影響を及ぼします。つまり、学びというのは、単に知識や技能を獲得するだけではなくて、むしろ人や物との関係性が変容していく過程であると捉えることもできます。


 そう考えると、徒弟制度における修業は、厳しい主従関係に問題はあるものの、現場における生きた知識や技能の習得にとどまらず、共同体の成員として強い責任感とアイデンティティの自覚を促す優れた学習形態のひとつであることが分かります。

 

 ですから、教室で現実生活から脱文脈化された乾いた知識をひたすら与えられるのが望ましい学びの形なのかどうかについては、自ずと答えは明らかでしょう。