「愛してるわ!」
「僕も愛してるよ!」
「いつ結婚できるの?」
「それが妻が浮気だって聞かないんだよ。」
「奥さん、もう白内障?」
小室圭さんをシッタベンレイ
ノーと言って金満世界を変えよう
とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。 東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。 そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...
2013年12月31日火曜日
命への畏敬
終戦直前の東京大空襲(1945年3月10日)で、落下する墜落機の破片とともに人間の肉片も落ちてきたため、それを住民が拾って桐の箱に納めて役所に届けたら、脂っこいから敵の人間のものだと拒否されたという話を聞きました。
戦争というのは敵味方を超えた命への畏敬の念までどこかに置き去りにしてしまう残酷なものなのでしょう。首相の靖国参拝で日中韓の関係はますます怪しくなってきましたが、来年の2014年も平穏に終わることを祈ります。
往復ビンタの雨と超一流
戦時中には陛下の顔を見ると眼がつぶれると先生にきつく言われていたのに、ガキ大将が小学校においでになった陛下の顔を見ても眼はつぶれなかったと無邪気に言い放ちました。それを聞いた先生は顎が外れんばかりに往復ビンタの雨を降らせたということでした。
この話にも皮肉なオチが付いていて、その一本気の強いガキ大将は超一流の指物師となり宮中からの注文も受けるようになったそうです。もし彼が言われた通りに天皇陛下の顔を見ない程度の人間だったら、超一流にはなれなかったことでしょう。今日の教育が戦前のように包容力をなくしてきているのが気になるところです。
2013年12月30日月曜日
増えるのはムダ毛ばかり
年を取ると増えてくるのが鼻毛、耳毛、眉毛、そして脛毛などで、油断をして1週間も放置するとみっともないことこの上ありません。一方で全身の毛が薬の副作用でなくなってしまった人の投書が新聞に掲載されていました。
その人の経験では、鼻毛がないと鼻水がストレートに出て止まらない、睫毛がないと上下のまぶたがくっついて困るようです。つまりムダ毛と思われる毛にも何らかの効用がありそうですが、耳毛と脛毛は何なのでしょうか。
その人の経験では、鼻毛がないと鼻水がストレートに出て止まらない、睫毛がないと上下のまぶたがくっついて困るようです。つまりムダ毛と思われる毛にも何らかの効用がありそうですが、耳毛と脛毛は何なのでしょうか。
全国で4176人 子どもが消える!
2013年11月に実施された読売新聞の調査では、2012年の乳幼児健診で所在不明者は4176人だったと報道されています。全国には1727(平成22年3月31日)の市町村がありますから、各自治体で約2.5人の乳幼児の所在が分からないことになっています。
各自治体を個別に見ると大きな数字ではありませんが、全国をまとめると看過できない深刻な実態が浮き彫りになります。こうした所在不明の乳幼児の追跡は市民が勝手に深入りすると個人のプライバシーを侵害しかねません。ここは行政に期待するしかないのでしょうが、もどかしいことです。
お・も・て・な・しで合掌なんて変じゃない?
オリンピック招致アピールで滝川クリステルさんが、“おもてなし”と言って両手を合わせたのが流行していますが、あの合掌スタイルに私は強い違和感を禁じ得ません。
両手を合わせたお祈りスタイルは、仏教のみならず神道やキリスト教でも実践されていて日本固有のものではありませんが、その普遍性を逆手に取って日本人の素朴でさりげないおもてなし心を、大業な仕草に具体化して表現していることが違和感の原因ではないでしょうか。
2013年12月29日日曜日
後進国での児童買春
アジアでもっとも注目されているある新興国に20年以上の実績をもつ知人に会いました。日本の企業進出の波が一気に押し寄せてきた感のある当地では日本人の児童買春が目立ってきたと言って表情を曇らせていました。絶対にやってはいけないことの中でももっとも恥ずべき行為はどうしたら阻止できるのでしょうか。
若い時に会社を立ち上げておこう
学生にも会社を立ち上げてアルバイトの代わりに事業展開に取り組んでいる人が稀にいます。彼・彼女らの苦労話を聞くのが私の現役時代の楽しみのひとつでもありました。
私は教員で田舎者ですからお金を稼ぐことに根拠の無い違和感があって会社設立などは一度も考えたことがありません。しかし、会社を持つと資本主義社会を知るにも人間関係を築くにもとても勉強になります。
現代人の若者は、お金をビジネスで稼ぐことに抵抗感はないと思いますが、お金がたくさんできたら、一人占めせずに人に振る舞うことを忘れなければ、使ったお金はきっと幸せを運んできてくれるはずです。
私も新年になったら心機一転して会社を立ち上げて社会勉強しようかと思っています。
2013年12月28日土曜日
子どもたちのアッカンベー
道徳が教科に格上げされるようです。つまり算数や国語などと同等の扱いとなり、成績も出されることになります。これに対する子どもたちの反応は2分されることでしょう。
まず進学組はブリッコを通して好成績を狙いながらも、実際に腹の中ではおおいに嘲笑している人たちです。教育上は、こういう矛盾した心の状態を若者に作り出して、物事に本気で取り組む意欲をなくさせてしまうことの方が大問題なのです。
もう一方では成績のことなどお構いなしに、鼻から道徳教育に反発するグループです。このような人たちには道徳感の押しつけを敵視する気持を教育で植え付けてしまい、大人になっても筋を通して道理で話をすることが難しくなるのが問題です。
どちらにしてもまともに道徳教育に取り組もうとする若者はいないはずで、政府や文科省そして教育委員会などの思いが念仏化するのは目に見えています。それよりも各学校で捨てられたペットをみんなで飼育するプログラムを導入した方がよほど効果があると思います。やってみませんか、文科省さん!
2013年12月27日金曜日
もう忘れちゃったのかなー 食品の放射能汚染
12月27日のNHK“ひるまえ ほっと”で北関東の食べ物をいろいろと推奨していました。食品の放射能汚染はまだ油断できないはずなのに、担当のアナウンサーや出演者はまったく気にしていない様子でした。
人の噂も75日といいますが、もう福島原発事故の爆発時の恐怖は忘れちゃったのかなー。
2013年12月26日木曜日
安倍首相 靖国神社参拝
騙して若者を戦場に送った人と騙されて戦場に送られた人が一緒に祀られていること自体がおかしなことですが、その両者が国のために戦った人たちとして勝手に奉られては騙された国民は浮かばれません。
殺人事件の被害者と加害者が同じ墓に埋葬されて同列で敬まれるなどということを想像できますか。
笑い話 特定秘密保護法違反
首相「アベノミクス効果で来年はいっそう景気は良くなります。」
聴衆「サラリーマンの給料も大丈夫か?」
首相「もちろん、大幅アップを実現致します。」
聴衆「そんなの出まかせだ。大嘘つきめ!」
公安「君!国家の最高機密漏洩の罪で逮捕する!」
聴衆「事実を言っただけだろ!」
公安「だからいけなんだよ。」
聴衆「サラリーマンの給料も大丈夫か?」
首相「もちろん、大幅アップを実現致します。」
聴衆「そんなの出まかせだ。大嘘つきめ!」
公安「君!国家の最高機密漏洩の罪で逮捕する!」
聴衆「事実を言っただけだろ!」
公安「だからいけなんだよ。」
2013年12月25日水曜日
喧嘩に弱いネコ
今日黒猫ディーンのネグラを覗いてみたら、すばしっこいジェイムズが占拠していてビックリしました。黒猫ディーンはめっぽう鳴き声は大きいのですが、喧嘩はからっきしダメなネコです。
ネコが喧嘩に弱い証拠は尻尾の先が紐の結び目のように折れ曲がって丸まっていることです。喧嘩で追いかけられてまずは尻尾をガブリと噛みつかれ、骨折したまま座ればぐちゃぐちゃになってしまうからだと思います。
2013年12月24日火曜日
政府の東電株の売り逃げ策?
政府肩代わりの東電の除染費用3兆6千億円のうち2兆5千億円は東電株の売却益だと言われます。そのためか東電の株価は不思議に500円近辺にくるとピタリと下げ止まります。政府が保有する東電株は50億株相当ですから、1株500円で売却すると予定の2兆5千億円となります。
東電に政府保有株を300円で直接買い取らせる手もありますが1兆5千億円にしかなりません。むしろ現在の株価510円で市場で売却して国民に買わせて売り逃げた方が利益は大きいし、東電の負担はゼロですから得なのは明白です。
政府の準備万端の売り逃げ劇は新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働を契機にして仕組まれる大商いの中で決行されるでしょう。しかし、市場原理に反した人為的な株価維持政策が思惑通りにうまくいくのか興味深いところです。
2013年12月23日月曜日
2013年12月22日日曜日
健康 冬の寒さを軽く見ないでください
私の論文に季節の移り変わりと死亡率の変化の関係を分析したものがあります。古いものですが、これから真冬を安全・健康に乗り切るためにぜひ参考にしてください。
戦後の日本では月別死亡率が最高値を示すのは1月で、およそ夏の死亡率より30%ほど高くなります。温暖な沖縄でも冬季の死亡率は同じ傾向を示します。主要死因別に全国と沖縄を比較してみますと下記のようになります。
月別主要死因別死亡率(人口10万対、平成7年)
全国 沖縄
1月 7月 1月 7月
悪性新生物 223 208 186 156
心疾患 157 91 121 65
脳血管疾患 157 98 92 70
肺炎 98 51 107 42
死亡率の比較には対象集団の人口の年齢構成の違いも考慮に入れなければなりませんが、大まかに理解するにはこの表だけで十分です。つまり季節性はなさそうなガンの死亡率でさえも冬場に上昇することがわかります。とにかく温かく冬を過ごすように心がけてください。
2013年12月21日土曜日
このような非行少年を非難できますか
ある少年は両親はいましたが家庭は経済的に困窮状態にありました。父親は日中から酒びたりで怠惰と暴力の人でした。母親は働く場所もなくて秘かに身体を売って家族の生活費を稼ぐしかありませんでした。
ある日、少年の友人がその家に行ってみると食事の世話がなされる様子もなくて子どもたちは万引きや盗みをして空腹を紛らわすしかなさそうな状態でした。それ以来、少年は友人の家に立ち寄って夕食を済ませて帰宅する日々が続きましたが、結局は少年は姿を消してしまいました。その後の風の便りでは少年院に入所したということでした。
少年にしてみると少なくとも3度の食事にありつける少年院の生活の方がある意味ではよかったかもしれませんが、彼の心の空腹は誰が満たしてあげられるのでしょうか。非行少年を非難することは簡単ですが、困った人は本当は困っている人でもあることを私たちは知らなければなりません。
2013年12月20日金曜日
笑い話 結婚式 or 離婚式?
「エーッ!予約は2年後しか入らないのですか?」
「ダメ、そんなのあり得ないわ!」
「しかし、もう一緒に住んでるんだから、まっいいか。」
「わたし、とてもそんなに待てない!」
「これから長いんだから2年くらいのことはさあ。」
「だって、あと2年も一緒にいるなんて!」
「ダメ、そんなのあり得ないわ!」
「しかし、もう一緒に住んでるんだから、まっいいか。」
「わたし、とてもそんなに待てない!」
「これから長いんだから2年くらいのことはさあ。」
「だって、あと2年も一緒にいるなんて!」
ユニクロ株の先行き
ユニクロ株(ファーストリテイリング)は前場で昨日の高値41,050円を一瞬抜いて41,100円を付けましたが、日経平均株価の足取りの重さから買い注文には積極的に買い上がるような勢いはありません。大量に出てくる売りを必死で買い支えて出来高ばかりが積み上がるという状態と言えます。
午後になって買いが膨らんで終値41,800円を付けていますが、予想通り42,000円で大量の売りが控えていてこの先どうなるのか見ものです。注目すべきは信用の取り組みで買い残が55万株、売り残が26万株と買い残が急に倍増しました。これが下落の引き金に発展する可能性は否定できませんが、それがいつになるかは筋の人しか分かりません。
とにかく4万円の株価で配当が300円では話になりません。常識的な配当性向でいけば800円欲しいところですが、1株純利益が900円しかない低収益体質では、売上高が今後3倍にならなければ実現性はありません。株価4万円はそんな遠い先の夢物語まで織り込んだ夢の価格です。
ただし、高株価を維持するために1株を10分割する切り札が残っているのは確かですが、そんな見え透いたことをする自己中な会社とは思いたくありません。それじゃかつての○○エモンさんと同じですから。
2013年12月19日木曜日
特攻隊と都知事選挙
太平洋戦争で若い命を人間魚雷やゼロ戦に乗せて散らせた責任は誰にあるのだろうか。私は特攻隊に自ら志願して命を国家に捧げた人たちの存在を若い頃からいつも念頭に置いて生きてきました。
将来のある若い人たちに真実を隠して国家のためだと騙して死へ追い込んだことは紛れもない事実です。そういう国家の隠ぺい体質をなくすことが戦後を生きる国民の彼らに対するせめてもの償いのひとつになるはずです。
日本は特定秘密保護法で戦前の秘密主義国家に戻っていこうとしています。特攻隊で散った若い命の無念を思うと、我々は1月の都知事選挙で意地を見せねばなりません。自民党にノーを突きつける最高のチャンス到来です。
投資アドバイザーの甘言に気を付けよう
東京新聞(12月19日、朝刊第12面)のコラム“私の相場観”に沢上篤人氏の投稿があります。
内容はアベノミクスを援護射撃するために預貯金の1割でもいいから取り崩して株式を購入しようという推奨話です。確かに個人預貯金790兆円を下ろしてほんの5%でも株式購入に充てれば日経平均株価3万円も夢ではないでしょう。
しかし、問題はそこまで上昇して天井に達した後にも買いが継続的に入らなければバブル崩壊時と同じで後は暴落ということになりかねません。その資金はどこから来るのでしょうか。投資アドバイザーなどというのはいい加減な営業マンでしかありません。
2013年12月15日日曜日
アベノミクスで急騰した株とそうでない株
アベノミクス相場で株価が2倍以上になった銘柄は株価負けの状態にあり、特に配当性向(株価に対する配当金の割合)が2%以下のものは高株価の赤信号が点滅中と考えるのが妥当でしょう。ではアベノミクスでも上がらなかった銘柄はといえば、多くが借金まみれのボロ株です。
小粒ながらピリリと辛い山椒の実に相当するのが、例えば互応化学工業です。平成9年の安値550円から始まって1100円台になりましたがさすがに買い疲れ感があります。しかし、今後30円の安定した配当金と無借金経営で一株純資産1800円という魅力がありますから、また行って来いで500円台に反落する可能性も小さいでしょう。
この種の株を出来高が枯れている時期に底値で黙って買って配当金を楽しみながらゆっくり待つというのが一般投資家の安全な投資姿勢ではないでしょうか。
会社四季報、会社情報新春号で株価を検証してみました
会社四季報、会社情報の新春号が発売となりすぐに購入して全ページに目を通してみました。結果は、昨年末からのアベノミクス相場もここまでという印象を強くしました。
今回の株式市場の好況はあくまでも景気回復期待の戻り相場に過ぎませんでした。これからさらに力強く上昇して日経平均2万円を回復するには実際の景気の底上げと企業業績の一層の伸長が不可欠です。しかし、それを支持する具体的な指標がひとつも見えていません。各企業の株価を見てもすでに高値に辿りついたという感じです。
例えば配当性向では東証1部でトップクラスの(株)アクセルは2013年度は配当100円でしたが、記念配がなくなって2014年度には50円に戻ります。株価は1700円台ですが減益予想から下落相場に入りましたから配当狙い銘柄にはなりません。無借金の好財務内容で赤字体質もなく、研究開発に真面目に取り組む優良企業ですから、買うには1300円台まで気長に待つ手が賢明でしょう。
株式市場は毎年2月前後に高くなる習性がありますから、もし日経平均が16000円を超えてきたら当面の逃げのチャンスと考えるのが妥当ではないでしょうか。ただし、円安が進んで1ドルが110円から120円をうかがうとなると大きな上下波乱の展開が必死です。
下品な言葉 ふざけるな
曖昧な発言をする猪瀬知事に対して、自民党都議が“ふざけるな”と臆面もなく罵倒しています。テレビ画面を意識したパフォーマンスとは言え、こういうヤクザな言葉を得意げに相手に浴びせかける厚顔無知な政治家の存在が気になります。
公式な場所ではもちろんのこと私的にも“ふざけるな”という言葉を相手に投げつけるのは下品過ぎるのではないでしょうか。
2013年12月14日土曜日
笑い話 宇宙遊泳
「俺の夢は宇宙遊泳すること。」
「でも、宇宙飛行士になるには頭が良くなくっちゃ。」
「いや、今はお金を出せば行けるんだよ。」
「俺はそれでもやっぱり止めとく。」
「どうして?」
「俺、凄い金槌だもん。」
2013年12月13日金曜日
ヒェーッツ、ミクシーの株価が3日で半分に!
国産のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のトップランナー“ミクシー”の株価は、11月初旬に1000円だったものが12月に入って1万円を覗くかと思わせる上昇気流に乗っていました。しかし、ここ3日間は一転してつるべ落としのストップ安が続き、今日も118万株の売りに3万の買いしか入らず、5000円でも値が付く様子がありません。
不思議なことに11月8日に大幅減益予想が出ていたにもかかわらず、その時から株価の狂乱が始まって一カ月で約10倍になってしまいました。きっと昔の8000円以上の高値で大量保有していた大株主が売り逃げを企てて仕掛けた相場だったのでしょうが、それに乗った人は大損して新年を迎えることでしょう。
だいたい株価が10倍にも急騰すれば一端は売却して様子をみようとするものです。私の知る人もITバブル相場で2000億円の売却額になったものが、売却を誘ったのに売り時を逃して10分の1になってしまいました。物事には頃合いというのがありそうです。
読売の新聞勧誘員さん、ごめんなさい
読売新聞の勧誘員らしき若者が箱根駅伝の宣伝で訪問してきて、ついでに購読を頼まれました。この師走に新規購読者を見つけるのは大変だとは思い可哀想でしたが、断りました。原発推進や憲法改正に加担する新聞は取れませんと言ったら、よく言われて困っていますと本音を漏らしていました。厳しいことを言ってごめんなさい。あなたを責めたわけではありません。
おーっつ、高校生が「潮騒」を読んでいた
黒猫ディーンのところに行く車内で、バイオリンを持った女子高生が三島由紀夫の名作「潮騒」を読んでいるのを目撃しました。
今時の、と言っては大変に失礼ですが、ケータイをチョコチョコの代わりに今や古典に成り果てた感のある小説を読む姿にホッコリした気分になりました。
ネットバンキング被害が急増
インターネットバンキングのIDやパスワードが盗まれて預金を盗られたという被害が急増しているようです。先日もネットで品物を購入するときにクレジットカード情報を打ち込むだけでもアナログ派の私は心配でした。
私は文明の利器をあまり信用していませんので銀行口座はありますがカードの発行は受けていません。そのためいつも窓口で出し入れしております。そんな野暮な客はもはや私くらいで、待合室で見ていても誰も見当たりません。
利用者のパソコンにウイルスを感染させて秘かに預金をごっそり猫婆するようです。私のようにアナログ過ぎるのもどうかと思いますが、便利だからと言ってインターネットを過信し過ぎることのないように注意しましょう。
特定秘密保護法 刑務所にぶち込まれる人の支援組織が必要
特定秘密保護法がいつから施行されるかは明らかではありませんが、政府・自民党の強気な姿勢をみますと、今後はきっと保護法違反で刑務所にぶち込まれる人たちも出てくると考えざるを得ません。
問題は刑務所送りを危惧して不必要に自己抑制を効かせてしまう国民の姿勢です。石破茂自民党幹事長の発言からもうかがえるように政府は明らかにそこを狙っている節もあります。これまでも自由な発言ができたかというと疑問ですが、少なくとも言論の自由がこれ以上後退してはなりません。
そのためにも特定秘密保護法違反で刑務所送りとなった人や家族を支援する組織を作れば、結果として保護法を廃止に追い込む機運を盛り上げることに繋がるはずです。
東電の相場は終わりました?
東電の株価は直近の高値572円(11月18日)を付けてからは買いが入らずにずるずると下げ続けております。信用の買い残が7000万株ほど残っています。結局は証券会社などに煽られて買った一般投資家は踊らされただけで取り残されてしまっています。
3月末から仕掛けられた大相場では約300億株の売買が行われました。平均的な買値を450円に設定しますと総売買額は15兆円ほどになります。この相場で証券会社全体でおそらく100億円以上の手数料が転がり込んだはずです。買った方も買った方ですが、投資家の自己責任とは言っても推奨した方の悪意が問題です。
ベッドで死にたいなら
ミュージカル「ミスサイゴン」に“ベッドで死にたいなら逃げろ”という台詞がありました。その前に“戦争の狼煙が上がったら”というのが付いておりますが、この言葉には戦争はベッドの上では死ねない残酷なものであることを認識させられます。
今日ではベッドの上ではあっても、病院のベッドの上で死ぬ人が多くなっています。しかし、これまで終末期の人を見ていて思うことは、可能ならばベッドも自宅のベッドが一番良いような気がします。もちろん、そのためには家庭医の確保や家族の覚悟などが欠かせませんが、そういう可能性を健康なうちに検討しておくのは無駄ではないでしょう。
尿量が300cc/日を下回ってしまって残り数日の命という状態になってさえ毎日点滴を1リットルもされるのは大きな苦痛です。病院も経営上の利益のことを考えると点滴をしたいはずです。むしろ私たちが率先して自宅のベッドで枯れるように死を迎えるという強い覚悟を持つ必要があるのではないでしょうか。
2013年12月12日木曜日
高級時計ロレックスの中古価値
高級時計といえばロレックスがその代名詞となりそうですが、ロレックスでも値段があってないようなアンティーク物はさておいて、中古市場におけるその値段はどのようなものか足を使って調べてみました。
もちろん需給関係にも左右されますが、通常なら新品価格のおよそ7割くらいが中古品専門店の価格設定になっているようです。また買い取りの場合には、そのまた半分ということになります。つまり新品価格の1/3の値段です。
高級時計は中古ブランド品を販売するお店でも買い取りをしていますが、結局は二束三文というか18kの金無垢ロレックス時計でも金の買い取り価格に少し味付けしたくらいにしかなりません。つまり高級時計はあまり投資対象にはならず、いわば趣味の範囲で楽しむものと考えてお付き合いするのが妥当のようです。
2013年12月11日水曜日
笑い話 定年それとも諦念?
夫 「おい、車内でお化粧は止めてくれ。」
妻 「ゴメン!久しぶりに一緒に外出で浮き浮きしちゃって。」
夫 「とにかく場違いだよ。」
妻 「あら、そうかしら。」
夫 「デパートのトイレとか他にあるだろ。」
妻 「あらデパートにも行っていいの?」
夫 「それは例えばの話だよ。」
妻 「じゃー、結婚前みたいに〇〇ホテルはどう?」
夫 「俺はもうテイネンしたんだ。」
妻 「ゴメン!久しぶりに一緒に外出で浮き浮きしちゃって。」
夫 「とにかく場違いだよ。」
妻 「あら、そうかしら。」
夫 「デパートのトイレとか他にあるだろ。」
妻 「あらデパートにも行っていいの?」
夫 「それは例えばの話だよ。」
妻 「じゃー、結婚前みたいに〇〇ホテルはどう?」
夫 「俺はもうテイネンしたんだ。」
猪瀬都知事 生活保護がありますよ!
猪瀬都知事の献金疑惑が発端となって自民・公明党からは予定通りの辞めろの大合唱が始まっています。私はここは東電の天敵である猪瀬知事に踏ん張ってもらいたいです。
猪瀬知事は任期満了でまだ3年は残っています。このまま続けて再選を果たせば満75歳までは生活に困ることはないでしょう。万事休すとなれば生活保護という手もあります。
懲りない東国原英夫衆院議員が後ろを狙っている様子ですが、頼りにならないビートたけしさんを含めてタレントはもうたくさんです。猪瀬知事は薄っぺらなエリート意識は捨てて、特定秘密保護法を強行突破した自民党バリに献金疑惑など無視して居座ってください。
猪瀬知事は任期満了でまだ3年は残っています。このまま続けて再選を果たせば満75歳までは生活に困ることはないでしょう。万事休すとなれば生活保護という手もあります。
懲りない東国原英夫衆院議員が後ろを狙っている様子ですが、頼りにならないビートたけしさんを含めてタレントはもうたくさんです。猪瀬知事は薄っぺらなエリート意識は捨てて、特定秘密保護法を強行突破した自民党バリに献金疑惑など無視して居座ってください。
TPP交渉 アメリカのゴリ押しと言えるだろうか
新聞の見出しでは、アメリカの“ごり押し”からTPP交渉の年内妥結が難しいと予測されています。私たち日本人にとってアメリカがごり押しをしていると見える背景には日本の市場の閉鎖性が一因であることも忘れてはなりません。
よく引き合いに出される極端な例がコンニャク芋の関税です。キロ当たり2796円の関税が適用されており、現在の原料価格から計算すると300%以上となります。日本市場のこの類の障壁は政治家の権益や官僚の天下り先確保と絡んでいるようでなかなか改善されません。
こうした背景があって市場開放を迫るアメリカの要求は日本の官僚などには“ゴリ押し”に思われるのでしょう。中国に共産主義を放棄しろと迫れば、きっと日本人の“ゴリ押し”とか“横暴”とか言われるはずです。アメリカの要求は本当にすべてゴリ押しなのでしょうか。
2013年12月9日月曜日
うーん、そうかもしれない
特定秘密保護法の成立を急いだ背景がよく分かりませんでしたが、ひょっとすると3年後を考えての巧妙な作戦かもしれません。
来年3月で東日本大震災も3年が経過します。原発事故による放射能汚染の問題はほとんど話題にならなくなりました。食料品の汚染ももはや誰も気にしている様子はありません。人の噂も七十五日とはよくいったもので、放射能汚染による健康被害はこれからが問題なのにすっかり忘れ去られてしまいました。
とするとこの特定秘密保護法の強行採決も三年後の選挙時には国民はすっかり忘れていることを見越してのことかもしれません。国民は随分と見くびられたものですが、悔しいですが自民党の見方の方が正しいのかもしれません。
天気と食欲と肥満
黒猫ディーンたちのネコ軍団の食欲の具合を観察して分かったことは天気と食欲には密接な関係があることです。
晴天で快適な天気が続くとネコ軍団の食欲は最高潮です。一方で雨天や曇天そして猛暑や寒い日には餌があまり減りません。ネコたちは小春日和の晴天の日には本能的に気持が軽くなるのか活発に遠征したりして動き回ります。
ネコたちは人間のようにトレーニングに励んだりスポーツを楽しんだりと意図的に運動はしません。結局は彼らは良い天気に誘われて活動量を増やすに過ぎません。その結果として空腹となり食欲が出るのでしょう。
しかし、人間は進化の過程で良い天気=運動という面倒な関係は捨ててしまい、晴天の日でも運動もしないで食欲だけを感じる術を会得してしまいました。それが人間に肥満をもたらしたのではないでしょうか。運動は大切です!!!
本当に役に立つ人、本当は役に立たない人
保守系の週刊誌等によりますと、猪瀬都知事の辞任により東京都知事選挙が1月に行われるという話があるそうです。今日の都総務委員会では自民・公明両党の議員から辛辣な質問を都知事は容赦なく浴びせられていました。
人間として奢りに満ち満ちた質問者の意地の悪い言葉使いや態度をテレビで見て、悲しいことですがとても子どもたちには見せられないと思いました。いったん力関係で優位に立つと自分のことはすっかり棚に上げて徹底的に弱い者いじめをする構図はとても醜悪でした。
猪瀬知事は東電にはあまり好意的ではありませんでしたし、一兆円を超えるであろうオリンピック利権もこれからです。選挙で400万票を獲得してもやはり巨大コンツェルンに立ち向かうには政治の世界では非力過ぎました。ビートたけしさん風に毒舌とはいっても結局は当たり障りのないことしか言わないでいればこんなことにはならなかったかもしれません。
笑い話 デイトレ
「おれ毎日デイトレやってんだ。」
「へー、君がねー。エライなー。」
「でもなかなかうまくできないねー。」
「そりゃー、そうでしょ。いきなりやるとケガするよ。」
「そうなんだ。この前も大やけどしちゃって。」
「大やけど???」
「3倍値上がりするってんで買ったのが半分に値下がりしちゃって...」
「えーっ、デイトレって日中にやるトレーニングじゃなかったの?!」
「へー、君がねー。エライなー。」
「でもなかなかうまくできないねー。」
「そりゃー、そうでしょ。いきなりやるとケガするよ。」
「そうなんだ。この前も大やけどしちゃって。」
「大やけど???」
「3倍値上がりするってんで買ったのが半分に値下がりしちゃって...」
「えーっ、デイトレって日中にやるトレーニングじゃなかったの?!」
やっぱりこれからはアメリカドルが強い
米ドルが103円台に突入する気配です。80円から98円への上昇が第一段階とすれば、これから120円付近までの円安が第二段階になりそうです。高値を付ける時期は読み切れませんが、今後一年半くらいの期間と見るのが罫線的には妥当ではないでしょうか。
その先の動きは見当がつきかねますが、恐らく100円と130円の間をフラフラすると見る人が多いのではないでしょうか。つまり今後3年間で再び80円台の円高になるのは期待薄ではないかと思います。
不安な日中関係、東海沖地震の可能性、福島第一原発対策の重い負担、団塊世代の高齢化そして国民の声を無視した政治の右傾化など明るい材料は日本に見当たりません。これから再び円高傾向に戻ると考えるか、それとも120円に近づいていくと見るか、私は後者を選びます。
ビジネス考 セイコーとロレックスの違い
機械式時計で世界的に人気の高いロレックスの名声には国産高級時計をリードするセイコーと言えどもいまだ歯が立ちません。
ロレックスのクロノグラフ機能を備えた機械式時計には一日の誤差が平置きで1秒程度を記録する驚異的な個体もあるといわれます。セイコーも頑張ってグランドセイコーなどではほぼロレックスに匹敵するような精度を持っています。ただ金無垢時計の防水性能では両者の歴史の違いがそのまま性能に表われていてロレックスの完勝です。
ロレックスの生産量は一説では年間70万個体くらいかと言われますが、ステンレス製で数十万円で金無垢では200万円を超えるものばかりです。それが時には品薄状態になるのですから、世界的な需要の大きさが分かろうというものです。この需要を支えているのがロレックスの高品質と時計を大切にする西欧社会で培われたアフターサービスの良さです。
セイコーもロレックスに負けまいとアフターサービス態勢を整えて眠れる高級時計の需要を掘り起こして世代を超えて愛用者を増やそうとしているようです。これからはセイコーの機械式時計で名機の称号を獲得してオークションで1000万円以上の高値を付けるものも出てくるかもしれません。日本人は器用だからなんて自惚れていないで努力を惜しまずに頑張れ、国産機械式時計!
笑い話 早熟児
「お父さん、サンタさんは何人いるの?」
「ウーン、少なくともクリスマスプレゼントの数くらいはいるね。」
「じゃー、サンタさんは良い人?悪い人?」
「贈り物くれるんだから良い人だろ。」
「世の中そんなにたくさん良い人がいるの?」
「お前、随分ひねた子どもだなー!」
2013年12月7日土曜日
故ネルソン マンデラ氏に合掌
私は学生時代に飯場(はんば、建設作業員の簡易宿泊所)に生活していたことがあります。そこに寝起きする作業員は地方からの出稼ぎと社会で行き場を失った人たちがほとんどでした。そんな環境で異物みたいな私が受け入れられるには、人に負けない腕力・体力とどんなに厭な仕事でも平然とこなしてしまう強さが必要でした。
折しも南アフリカ共和国の黒人解放の父ネルソン マンデラ氏が12月5日に亡くなられました。彼の乗った双発の飛行機のエンジンがひとつ止まった時でも彼は平然と新聞を読み続けていましたが、後に怖くて身の縮む思いだったとある記者に告白したそうです。彼はそんな恐怖をおくびにも出さない心の強さを持っていました。
男の世界は野獣のいるジャングルみたいなものですが、どんな逆境でも淡々と仕事をこなしましょう。そしてそれを見た周囲が戸惑っているのを眺めて痛快に思えてくれば人生はしめたものです。マンデラ氏が27年間も獄中生活に耐えられたのはそういう楽観の達人だったからではないでしょうか。
笑い話 秘密漏えい?
「あんた、誰?」
「俺か?このあたりのタヌキの親分。」
「お前は?」
「ぼく、黒猫ディーン。」
「あーっ、お前があのすぐ抱っこしろと言う甘えっ子か。」
「どっ、どうしてぼくのそんな秘密まで知ってるの。」
「タヌキと自民党の政治家って近いんだ。お互いに迷惑だからこれ内緒だけど。」
笑い話 メール世代のお見合い
「それじゃー、あとはお二人でよろしくね。」
「わかりました。お世話様でした。」
「.....」
「.....」
「.....」
「.....」
「何かつまんないね。」
「うん。あとはメールにしよ!」
2013年12月6日金曜日
笑い話 減量中
「おい、今日は鍋で一杯どうだ。」
「ウン、いいねー。」
「豚バラ鍋を2人分、お願いね。」
「オーッ、もう来たか。」
「さー、たっぷり脂肪の乗った肉モリモリいくぞ。」
「ウッ!俺のことみたいで食欲なくした。」
亜鉛をサプリして3か月 心臓が快調です!
お隣さんに勧められて毎朝亜鉛(310㎎/錠)を一錠サプリしておよそ3か月が経過します。確かに感じるのは朝の起床時に心臓の感じがとてもいいことです。夜遅くまで仕事をしたり、前日の疲れが残っていたり、午前5時前に目が覚めてしまったりしても従来のような心臓のもやもや感がまったくなくて快調です。
亜鉛をサプリするようになって特別に大きな副作用は感じておりません。多少便秘気味になったかとは思いますが、特にその不快感で日常生活に支障が出ているわけではありません。
亜鉛をサプリするようになって特別に大きな副作用は感じておりません。多少便秘気味になったかとは思いますが、特にその不快感で日常生活に支障が出ているわけではありません。
アメリカはきっと再び力強い成長軌道に乗るだろう
民主党オバマ政権で産みの苦しみを味わっているのがオバマケアと言われる国民皆保険を目指す医療保険制度です。これには自由の国アメリカに日本のような国民皆保険制度を導入しようというのですから、やってみないと分からないことが多過ぎて不安視する声も比較的大きいようです。しかし、これは単なる医療保険制度の革命的改革というよりはアメリカの革命的方向転換と言えます。
次にシェールガスの実用化です。シェールガスの採掘には地下水汚染があるという非難もあって、まだ見えないところがありますが、結局は安価な採掘コストと100年以上の消費に耐えるといわれる莫大な埋蔵量から、世界一のエネルギー消費国にとっては極めて大きな福音になるはずです。
これらを考慮しますとアメリカの未来には日本よりずっと明るいものが見えています。自民党政権が返り咲いてからは景気のことはいざ知らず、民主主義国家としては日本はかなり退歩している感があります。日本円が再び対ドル80円台を付けてくることはここ1~2年はないと考えざるをえません。
就活対策 凄い女子新入社員
ある会社の新入社員の研修会のミーティングで新入社員一同が協力して頑張ってほしいというようなことを言われた時に、一人の女子新入社員が安定志向で向上心に欠ける人たちと一緒にしないでほしいと上司を前にして怒ったという話を耳にしました。現代の若者にもまだこんな凄い人もいるんですね。もちろんその女子社員はバリバリで活躍しているようです。彼女くらいの心意気がないと思い通りの就職はできません。
2013年12月5日木曜日
今日は声が出ません
特定秘密保護法案をめぐって大混乱状態にある国会ですが、自民党の傲慢、野党の無力そして国民の選挙への無関心の結果ではないでしょうか。21世紀というのに国会がこんなあり様では若い人たちのこれからの生活がどうなるのか心配でなりません。
2013年12月4日水曜日
笑い話 留守がいい?
「おーい。帰ったぞー。」
「お帰りなさい。お疲れ様。お風呂にお入りになったら。」
「じゃー、そーするか。」
「わたし、その間に熱々の夕食準備しておくから。」
「何かいつもと違っていやに浮き浮きした様子だなー。」
「だって、あなたの退職が延びてホッとしたのよ。」
「というと?」
「これでまた毎日お留守でしょ!」
「お帰りなさい。お疲れ様。お風呂にお入りになったら。」
「じゃー、そーするか。」
「わたし、その間に熱々の夕食準備しておくから。」
「何かいつもと違っていやに浮き浮きした様子だなー。」
「だって、あなたの退職が延びてホッとしたのよ。」
「というと?」
「これでまた毎日お留守でしょ!」
笑い話 モトカレ
「あらー、お久しぶり!」
「おーっ、玲子ちゃん。」
「わたしんち近いから寄ってかない?」
「だって結婚したんだろ?」
「そうよ。」
「じゃー、やっぱりまずいよ。」「だってお茶くらいなら...」
「なーんだ、それだけかー。」
笑い話 先生側のテスト対策
秀才 「全国学力調査テストで僕らのクラスが一番だったって!」
ガキ大将 「エエッ!そんなのやったっけ?」
秀才 「そうだ。君の仲間はサッカーの対外試合でみな欠席してたもんな。」
笑い話 年を取り過ぎると
「ああんた、ななににする?」
「おおれはコーヒー。」
「じゃ、ききみは?」
「ぼぼくはミミミルクティー。」
「よよよし。きき決まったな。」
「それではご注文を賜ります。」
「て店員さん、ななんだったっけ?」
「おおれはコーヒー。」
「じゃ、ききみは?」
「ぼぼくはミミミルクティー。」
「よよよし。きき決まったな。」
「それではご注文を賜ります。」
「て店員さん、ななんだったっけ?」
平均値でごまかし報道
マスコミは2012年OECD学習到達度調査の結果について日本の子どもたちの学力が向上したと明るい報道をしていますが、日本の学習意欲の低さをハッキリとは伝えず平均値の魔術でごまかしているのはいただけません。
今回の調査だけではありませんが、一向に改善の兆しが見えないのは日本の子どものやる気の無さです。数学を勉強していて楽しいと思っている子どもは全体の30.8%と少なくて世界64か国中で54位です。一方でまったく自宅学習をしない人は30.2%に過ぎず世界64カ国中で良い方から8番目です。
この矛盾した様相は、数学の勉強は楽しくないけれども強制されて何とか高得点をキープしているという危うい現実があることを暗示しています。この辺りの改善策はむしろゆとり教育を展開して子どもの自主性を磨くことしかないのですが、文科省は結果を手っ取り早く出すことしか考えていないところが日本の教育の大きな問題点です。
今回の調査だけではありませんが、一向に改善の兆しが見えないのは日本の子どものやる気の無さです。数学を勉強していて楽しいと思っている子どもは全体の30.8%と少なくて世界64か国中で54位です。一方でまったく自宅学習をしない人は30.2%に過ぎず世界64カ国中で良い方から8番目です。
この矛盾した様相は、数学の勉強は楽しくないけれども強制されて何とか高得点をキープしているという危うい現実があることを暗示しています。この辺りの改善策はむしろゆとり教育を展開して子どもの自主性を磨くことしかないのですが、文科省は結果を手っ取り早く出すことしか考えていないところが日本の教育の大きな問題点です。
リクナビ等経由の就活 国家による恐ろしい個人情報収集管理が始まった?
就活にはエントリーシートをリクナビなどを経由して提出する企業も多くて、個人情報も添付しなければならないようです。こうしたプライバシー性の極めて高い個人情報などが個人別にコンピュータで一括管理されるわけですが、その情報が秘密下に国家に売り飛ばされたりしたらいろいろな目的に流用される危険性があります。
政府内では国民総背番号制は既定路線のようですが、そこに就活の個人情報が入力されたら、若者の人物像は国家に丸裸にされたも同然です。こんな恐ろしいことが就活を名目に計画されていて、特定秘密保護法のもとで隠ぺいされたら、まさに恐怖政治の始まりです。これまでは就活学生の個人情報は各企業でそれぞれに分散して保護管理されていましたから、それが国家に横流しされる可能性は極めて薄いものでした。
ちょっと極端な話ですが自民党が目指している国防軍も兵士が集まらなくなったら出てくるのが徴兵制でしょう。その時に就活で提出した個人情報をもとに若者が選別されるとしたら恐ろしいことだと思いませんか。
2013年12月3日火曜日
アメリカのように看護師診療の解禁を!
昨日クリニックに薬をもらいに行ったら処方箋と形式的な聴診・触診で1500円を支払いました。医療費としては5000円ということになります。開業医にとっては美味しい収入源ですが国民医療費にはとても大きな負担です。
私のような病状が安定していて服薬だけで病気をコントロールできている場合は、看護師が診療できるようにすれば、もっときめ細かい対応と安価な診療が可能となります。アメリカではナース プラクティショナーといわれる人たちが診療資格を有する特別な看護師ですが、膨大な医療費に押しつぶされそうな日本は早期にこの制度を設ける必要があります。
ナース プラクティショナー制度は医療費削減に貢献できるだけではなくて、崩壊している地域医療という観点からも非常に大きなメリットが見えてきます。アメリカの様子を見ても開業医の嫌がる救急医療、時間外診療、訪問診療そして健康相談の分野でも十分に活躍することが可能だからです。
もちろんナース プラクティショナー資格が生まれれば開業医の収入は一般的には減りますから、医師会は患者よりも自分たちの利益を優先して何としてでも阻止しようとするでしょう。しかし、そんな我儘を言っていられないのが今日の地域医療の惨状であることを認識してほしいところです。
笑い話 効果あったの?
「ウーッ、凄い熱のようだ。寒気と頭痛もひどい。」
「そんならゲームしてないで寝なさい!」
「何か意識がもうろうとしてきた。」
「早く寝なさいって!」
「大丈夫。オレ、インフルエンザの予防接種したから。」
就活で失敗しないために 就職フェアやその報道に踊らされるない!
昨日12月1日から2日連続で夕方6時10分「首都圏ネットワーク」の時間にNHKはトップニュースとして就職フェアの様子を報道しました。12月1日に就活が一斉解禁されてフェア主催をビジネスとする会社にとっては掻き入れ時のシーズンになりました。
これだけマスコミに就職フェアの活況を騒ぎ立てられると大学3年生は浮足立って期末試験どころではなくなります。こんな雰囲気では大学は社会人になる前の一時のモラトリアム期間などと悠長なことは言ってられません。また企業にとっても優秀な人材を獲得できるか否かは死活問題であり、結局は厳しい獲得競争が企業間でも繰り広げられることになります。
現実味の薄い行き過ぎた平等主義をいわば悪用して就活をビジネスの種にして、大人が若者を食い物にしている現実をNHKはよく分かっているはずです。もう随分と昔の話で時効でしょうから白状しますと、私の教え子がNHKを希望したら、“あなたの大学からは取りません”と言われたといって泣いていたことを思い出します。
世界競争の荒波の中で必死に生き抜こうとしている企業が望まぬ人材を平等主義のためだけに採用するとは思われません。そういう事実を隠して表向きの平等主義を掲げながらエントリーシートを大量に書かせて何十社も受けさせるという悲しむべき実態に一石を投じるような提案型報道をしてNHKの持つ本当の底力を見せてください。
2013年12月2日月曜日
看護師という職業
東京新聞(12月2日朝刊)の「本音のコラム」に宮子あずささんが遺族年金の男女差別という文章のなかで看護師の職業の素晴らしさを語っています。一部を引用します。
「看護師は手堅く稼げる仕事。だから、女性看護師が主たる稼ぎ手の家庭は意外に多い。矜持を持って生きつつ、男社会にはまらぬ男性はすてきな人が多い。男性を稼ぎの多寡で選ばずに済むのも、看護師という人生の醍醐味かもしれない。」
看護師としての揺るぎない自信をもった人が達観した人生観をもって吐露した言葉に感心しました。男として納得の一言です。
就活でへこんだら
時々就活でへこんだ教え子たちが黒猫ディーンのところにいる私に会いに来ます。彼らはだいたい調子のいい時は現れませんから、「便りの無いのは良い便り」とはよくいったものです。夕方ならいつでもいます。3人(2人と1匹)で夜空の下でお喋りすれば澄み切った星空のように気持がスッキリするでしょう。
就活対策 ある程度の妥協が必要
就職は個人の適性、実力、体験そして意欲などがうまくかみ合ったところに決まれば一番いいのですが、そうはうまくいかないのが世の常です。余程のエリート層でない限りは、就職にはある程度の妥協が必要です。決まったところで地道に精一杯やっていれば思いがけない自分を発見することも稀ではありません。そうなると仕事が面白くなってきて将来が明るく開けてくるでしょう。
日本の社会はどうしても仕事中心の男社会です。上司や取引先などを自分の私生活よりも優先的に考えて仕事をしなければなりません。そんななかで私生活も守り、しかも愚痴らずにいつも前向きに自分の職務に励めばきっと認めてくれる理解者は出てくるはずです。そういう人間関係を少しずつ広げていける人間になってください。
就活対策 キャリアコンサルティング技能士なんて何者だ?!
日本経済新聞(12月2日朝刊)の “就活 賢く制す”という記事の中で、キャリアコンサルティング技能士が「お礼は『ありがとうございます』を言い終わってから、頭を下げるのが基本です」と言っていると書いてあります。申し分けないですが、そんなのどっちでもいいだろ!
こういう訳の分からない専門家が出てきてむしろ有害な情報を就活学生に植え付け回っているとしたら、もうこれは悲劇です。その上、「経団連のアンケートを基に企業が求める人材像などを解説した」とあります。企業の求める人間を演じて回るのではなくて、自分を必要としてくれる企業を探すのが就活のはずなのに、本末転倒も甚だしいことです。
こんな就活フェアやセミナーは新興宗教の勧誘セミナーと同じようなものです。もっと自分をじっくり見つめて自分で考えて就活しないとみな落っこちます。企業の採用担当者にはそんなワザとらしい希望者の擬態など一瞬で見破られて終わりです。みんなと同じことをしていないと不安に駆られるという自信のなさこそが問題であることをまずは自覚しましょう。
異様な就活シーン 誰もレッドカードを出さないのだろうか
大学生の就活が12月1日に解禁となって合同説明会は盛況を極めているようです。その様子からは大学生の必死さが見て取れますが、何か異様な雰囲気でもあります。何千人もの大学生全員がリクルートスーツに身を固めて会場に押し掛ける様は就活に翻弄される現代の若者の自主性のなさにも一因があるかもしれませんが、それだけではなさそうです。
このような異常な状態を作りだしている元凶の企業側の消極性には目を覆いたくなりますが、その流れに迎合するかのようにむしろ有害とも言える模擬面接訓練やら就活セミナーを積極的に展開して学生を追い立てている多くの大学も情けない存在に成り下がりました。
昨夜朝日テレビで「オリンピックの身代金」という印象深いドラマが放映されました。その中で爆破犯人が大学に逃げ込んで官権の追跡を逃れる場面がありました。東大の安田講堂事件以前には大学は学問の府としてもっとも高度な自治で守られていて官権の手の及ばぬ場所でしたが、今日ではその気高さはあまり感じられません。
大学が政府・官庁の顔色をうかがいながら教育という名のもとに若者を自分たちの都合に合わせて利用するようになったのはいつ頃なのかは分かりませんが、少なくとも黒いリクルートスーツに身を包んだ無数の学生が右往左往しなくなったときこそ本当の大学教育が日本に根付いた時ということが言えるのかもしれません。
このような異常な状態を作りだしている元凶の企業側の消極性には目を覆いたくなりますが、その流れに迎合するかのようにむしろ有害とも言える模擬面接訓練やら就活セミナーを積極的に展開して学生を追い立てている多くの大学も情けない存在に成り下がりました。
昨夜朝日テレビで「オリンピックの身代金」という印象深いドラマが放映されました。その中で爆破犯人が大学に逃げ込んで官権の追跡を逃れる場面がありました。東大の安田講堂事件以前には大学は学問の府としてもっとも高度な自治で守られていて官権の手の及ばぬ場所でしたが、今日ではその気高さはあまり感じられません。
大学が政府・官庁の顔色をうかがいながら教育という名のもとに若者を自分たちの都合に合わせて利用するようになったのはいつ頃なのかは分かりませんが、少なくとも黒いリクルートスーツに身を包んだ無数の学生が右往左往しなくなったときこそ本当の大学教育が日本に根付いた時ということが言えるのかもしれません。
テロと暴力の本質的相違を考えてみる
石破茂自民党幹事長が絶叫デモは本質的にテロと変わらないとブログで述べて批判を受けています。彼としては国会周辺の絶叫行動は迷惑行為であると言うべきところ彼の感情的な部分を込めてテロという言葉になったのでしょう。その自己抑制の感じられない傲慢さが気になります。
単純な大音響の迷惑行為ならば、渋谷や新宿駅周辺などで繰り広げられるトレーラー車を使った宣伝行為や商店街に一日中流れる有線放送もあります。こうした騒音も街宣車のような形態を取れば市民に恐怖感を与えます。そしてこれが度を過ぎれば暴力にもなりかねません。では暴力とテロとの違いはどこにあるのでしょうか。
テロも暴力もともに組織的なものがありますから組織性だけでは区分けはできません。暴力が善良な市民に向けられた場合に社会不安や政府転覆が目的となればテロという範疇に入ってきます。ただ暴力もテロも恐怖を掻き立てるものですが、政権ないしは国家に真っ向から暴力的に敵対するものでない限りはテロとは呼べないように思われます。
しかし、それだけでテロと呼ぶのは安易すぎます。テロの本質としては、高度な組織性と大きな社会かく乱の事実だけではなく、さらに切迫した現実性がなければならないと思います。このあたりの認識に欠ける人が政権の中枢にいることの方がある意味ではテロよりも怖いことではないでしょうか。なぜならそういう人は冷静であるべきところで過剰反応しかねないからです。
2013年11月30日土曜日
ノーベル賞から日本の戦後教育を分析してみると
ノーベル賞が人間の能力を測る最高の指標だとは思いませんが、少なくとも揺るぎない強固な信念と比類なき自己犠牲の精神そして独創的で卓越した業績という意味においては最高の評価法のひとつであることは否めません。そのノーベル賞を戦後に受賞した日本人はこれまでに自然科学系16人、人文・社会科学系3人の19人になります。
自然科学系の受賞者の専門分野は圧倒的に理学部が多くて医学・薬学部はそれぞれ1人しかいません。今日の日本の教育に求められる最高のものが入試で最難関を突破した医学部進学者の学力として結晶化しているはずですが、それが皮肉にもノーベル賞との距離をますます遠ざけているとしたら、日本の戦後教育に関して何かが間違っていると考えられないでしょうか。
その何かとは恐らく幼少時から非人間的な過度の競争を強いられる教育環境そのものである可能性があります。その理由は「競争社会をこえて」(Alfie Kohn著、ウニベルシタス 436)に詳しいのですが、簡単に言えば競争は私たちが考えるほどの成果を生まず、協力社会こそが大切であると言えそうだからです。
中国でさえと言えば失礼かもしれませんが、中国政府は過度の競争社会の弊害に気付いて従来の英才教育型システムを放棄することをつい最近になって決定したようです。時代遅れの競争原理主義者が取り仕切る自民党政権ですが、その大きな過ちに早く気付いてくれることを願わざるを得ません。
2013年11月29日金曜日
子どもを早くから比較するということの恐ろしさ
またおかしな話が出てきました。小学6年と中学3年の生徒を対象に実施されている全国学力・学習状況調査の学校別成績を来年度から公表できることになりました。義務教育の子どもたちを一回限りの単純な学力テストで比較するという発想が世界の潮流からはすでに時代遅れですが、文科省はその時代遅れを追認するかのような決定をしました。
日本人のノーベル賞受賞者に東大出は少数派であることからも分かるように、もともと人間は大学に入ってからでもいくらでも大きく変わるものです。残念なのは日本の暗記中心型の教育環境では中学卒業時の成績でほとんどその後の人生も決まったも同然であることです。つまり義務教育期間に育まれた現実感のない乾いた学力の限界性を高等教育が克服できていないという日本の教育の重大な欠陥をここに見ることができます。
この問題は高級官僚を見るとよく分かります。官僚として出世するには東大を出なければ話になりません。しかしながら、文系でもっとも難関の東大法学部で本当に優秀で強い向上心のある人達は司法試験を目指すもので、彼らは偏差値的学力を問う公務員試験などはまったく眼中にありません。つまり東大出身の官僚は実は東大という看板を掲げて偏差値偏重の価値観という既存のレール上を爆走する定期列車に例えることもできそうです。
そのような官僚がまだ無垢な子どもたちを単純な学力テストの結果で早々と偏差値的に色分けしようとしか思わないのは仕方がありません。しかし、そこに歯止めを掛けるべき立場にある教育委員会までもが文科省に迎合して良心の呵責を覚えていないとしたら、これはとても恐ろしいことではないでしょうか。
就活のために 出来る奴と出来ない奴
出来る奴と出来ない奴の間には歴然とした厚い壁が存在しております。しかし、この壁は日頃のチョットした心遣いの積み重ねによって無理なく超えられるものです。
出来る奴に変身するためにはまず出来ない奴を理解していなければなりません。自分の置かれた状況が良い時に良い奴でも悪い時に悪い奴では救いようがありません。悪い時にも悪いなりに物事を破綻させずに納めることのできることが出来る奴になる必須条件です。
出来る奴の一番分かりやすい例が今シーズン日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手です。日本シリーズの一敗を除けばシーズン中は負けなしの24連勝でした。4月からの半年間には体調のすぐれない時期も何度かあったはずですが、そんなことはおくびにも出さずに前人未到のプロ野球連勝記録を樹立しました。
私たちも心身両面で自己管理を怠らずに毎日を過ごし、良い時は自然に振舞い、悪い時でも愚痴を漏らさず、いつも自分を取り巻く環境を明るくするよう心がけていれば、きっとこれからの就活で朗報を手にすることができるでしょう。
出来る奴に変身するためにはまず出来ない奴を理解していなければなりません。自分の置かれた状況が良い時に良い奴でも悪い時に悪い奴では救いようがありません。悪い時にも悪いなりに物事を破綻させずに納めることのできることが出来る奴になる必須条件です。
出来る奴の一番分かりやすい例が今シーズン日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手です。日本シリーズの一敗を除けばシーズン中は負けなしの24連勝でした。4月からの半年間には体調のすぐれない時期も何度かあったはずですが、そんなことはおくびにも出さずに前人未到のプロ野球連勝記録を樹立しました。
私たちも心身両面で自己管理を怠らずに毎日を過ごし、良い時は自然に振舞い、悪い時でも愚痴を漏らさず、いつも自分を取り巻く環境を明るくするよう心がけていれば、きっとこれからの就活で朗報を手にすることができるでしょう。
5000億円東京オリンピックと利権争い
2020年に開催予定の東京オリンピックでは5000億円の巨額なお金が動きます。それにまつわる利権たるや大変なもののはずで猪瀬都知事の献金疑惑問題はひょっとするとこの予算の醜い分捕り合戦の余波なのかもしれません。
猪瀬都知事はオリンピック東京開催が決まって自分の人生にもこれでメドがついてホッとした矢先に大騒動に巻き込まれてしまいました。政治家が普通にやっていることをやっただけでこんなことになるとは思わなかったはずです。5000億円の利権の美味しさを甘く見過ぎた...ということでしょうか。
平和の祭典といわれるオリンピックも一皮剥がしてみると汚いビジネスの温床なのかもしれません。
猪瀬都知事はオリンピック東京開催が決まって自分の人生にもこれでメドがついてホッとした矢先に大騒動に巻き込まれてしまいました。政治家が普通にやっていることをやっただけでこんなことになるとは思わなかったはずです。5000億円の利権の美味しさを甘く見過ぎた...ということでしょうか。
平和の祭典といわれるオリンピックも一皮剥がしてみると汚いビジネスの温床なのかもしれません。
2013年11月28日木曜日
猪瀬都知事・徳洲会疑惑に疑惑の目を持とう
このところ徳洲会がらみの疑惑が相次いで事件化してきていますが、何故今なのか、そして何故徳洲会やら猪瀬都知事なのかの疑問はマスコミはあまり分析しようとしません。おそらくそれは政府の意向がかなり含まれた動きだからではないでしょうか。
この何故を考えるのにまず二つのことを考慮しないわけにはいけません。ひとつは自民党に強い影響力を持つ医師会と徳州会の関係であり、もうひとつが猪瀬都知事と政府との関係です。これらの関係はどちらかといえば共に×印がつきます。徳州会病院と地元医師会との関係は半ば敵対関係にあり、猪瀬都知事の強い発言力は政府や東電の頭の痛いものでした。
今回の疑惑は政治の世界ではたいした金額の話ではありません。私たちは非常に巧妙に計画された厄介者追い出し作戦のひとつではないかという視点も忘れてはなりません。猪瀬都知事の政府への発言力が完全に失われてわが道を行く都政に大きな影響が出ていると報道されています。これでシメシメと裏で高笑いしている本当の悪党は誰なのでしょうか。
2013年11月26日火曜日
2013年11月25日月曜日
福島県の小児甲状腺がん罹患率はただ事ではない!
東京新聞(11月24日朝刊)の「こちら特捜部」で福島原発事故と小児甲状腺がんについて特集が組まれました。記事を読んでこれはまさに水俣病事件の再来だと感じました。
水俣病の発生は1950年代から公に確認されるようになりました。当時はネコが狂い死にする、飛んでいるカラスが落下するなど気味の悪い異常な出来事が続いていましたが、真摯な原因究明が行われずにいたずらに犠牲者を増やすばかりでした。そのうえ権威ある科学者が次々に登場して恥知らずな原因説を唱えて真相の解明を妨害しました。
今回の福島県の小児甲状腺がん問題でも福島県立医大が躍起になって関係性を否定しています。今年9月末までに福島県の県民健康調査で甲状腺がんと診断された子どもは26名で異常に高い数値です。一歩譲って原発事故との強い因果関係は認められないとしても、がんと診断された子どもたちのなかに事故によるケースはないと断言する科学的根拠があるのか福島医大の関係者に聞いてみたいところです。
2013年11月24日日曜日
民主主義 アメリカに追いつくのは用意ではない
日本は経済や工業の分野ではアメリカと競争するところまできましたが、残念ながらこと民主主義となるとまだ月とすっぽんの違いがあるような気がしてなりません。昨年末に自民党が与党に返り咲いてからの国会や政府の動きを見ていますと、このあたりを私たちは再認識する必要がありそうです。
アメリカの民主主義を語るときに奴隷制度を持ち出す人がいますが、確かに1787年に米国憲法が成立してから1863年にリンカーン大統領が奴隷解放宣言をするまでには70余年の年月が必要でした。しかし、米国憲法は民主主義を謳う人類史上最古の成文憲法であり、その長い成熟過程においてアメリカにあった各種の矛盾が克服されてきました。アメリカの民主主義が着実に前進していて今日の世界のリーダーに至っていることに異論を差しはさむ余地はまったくありません。
今国会で成立しそうな特定秘密保護法案を考えてもアメリカのものとは随分違うようです。報道による限られた情報が頼りですが、これまでの法案提出過程を眺めていてもとてもアメリカに比肩する民主主義国家などとは私には思われません。「主権回復の日」の式典で天皇陛下の前で得意げに万歳を三唱した自民党幹部の顔には漫心の2文字が見えたような気がしました。
愛日長アマガエル風解釈 猪瀬都知事献金疑惑問題
徳洲会がらみの公職選挙法違反疑惑が猪瀬直樹都知事の政治献金疑惑にまで発展してしまいました。結局は事件の真相も、なぜ猪瀬都知事だけなのか、なぜ今なのかは不明なまま幕引きとなり、庶民は政治の世界とはそんなものさと嘆いて終わりでしょう。しかし、長らく政治と金の問題を鋭く追求してきた猪瀬氏がなぜこんなことになったのか考えてみるのは人生勉強になります。
これまでの脇役だった猪瀬都知事には石原慎太郎氏の都知事選不出馬で歴史に自分の名を残す最初で最後のチャンスが突然に到来しました。それが皮肉にもジャーナリズム魂に徹した輝かしい経歴よりも世間的名誉の方が重みを増した瞬間になってしまったのでしょうか。これから高齢社会を迎える都は緊縮財政が必要なのに、オリンピック誘致など当然のように石原路線が踏襲されました。そこが私には意外な感じがしましたが、すでに猪瀬都知事はかつての猪瀬氏ではなかったのかもしれません。
私の恩師に薬害訴訟の原告団の訴訟費用借り入れで自宅を担保にして保証人になった人がいます。負けたらお金を返せませんよと患者代表が念を押したら、その教授は困ったら生活保護があるからいいよとあっけらかんとしていたそうです。東〇医学部教授ながら根性がすわっていた人でした。落選したら生活が大変だから頼むと徳洲会側に言ったといわれる猪瀬都知事にはあの恩師のような気高い心意気は感じられません。
猪瀬都知事は私と同世代の昭和21年生まれで満67歳です。この年齢期というのは自分の過去の人生に折り合いを付けてこれまでの生き方にマル印を付けられるかどうか、そして感謝の気持ちで社会を眺められるようになるか否かを決める重要な時期でもあります。猪瀬都知事に魔がさした背景を知る由もありませんが、今回の献金疑惑は同世代の人間としていろいろと考えさせられるものがあります。
2013年11月23日土曜日
笑い話 政治家の常識は市民の非常識
「受け取ったんですか?」
「そうです。」
「じゃー、もらったんでしょ。」
「いいえ。」
「お金が必要だったんですか?」
「いいえ。」
「じゃー、借りたんじゃなくてもらったんですよ。」
「いいえ。」
「常識として不必要なお金を借りると思いますか?」
「いいえ。」
笑い話 裏金
「誰からもらったんですか?」
「記憶にございません。」
「いくらもらったんですか?」
「記憶にございません。」
「やっぱりもらったんでしょう!」
「もらっていません!」
「あんた、記憶にないのにどうしてきっぱり否定できるんだ?」
2013年11月22日金曜日
NHKとユニクロの株価
ユニクロの株価が11月初旬に3万円の大台を切るかと危ぶまれた時期に絶妙のタイミングでNHKでユニクロ特集が放送されました。
そのせいかどうかその後の株価は快調に戻り歩調となって今日は何と直近の安値から3割高の38000円に到達しました。この辺りでは高いと見る向きが多いようで信用の売りが急増して逆日歩まで付いています。先回の高値でも一時逆日歩が付きましたが、その後は下落基調を辿りました。
NHKは2兆円だの3兆円だのとユニクロの売り上げ高の拡大ばかりを強調していて、衣料品の世界安売り競争を支える縫製女性労働者たちの奴隷化には一切触れませんでした。そんな報道姿勢と放送のタイミングの良さにはNHKとユニクロには何か株価維持への思惑でもあったのかと勘繰りたくなります。
東大卒と幸福
東大を出て官僚になるのがいいのか民間に飛びこんで活躍の場を求めたらいいのか、きょうは東大卒の幸福が夫婦間で話題になりました。
東大卒で公務員上級試験に合格して官僚になればバカ正直でない限りは出世街道は保証されています。そういう安全志向の人たちで埋め尽くされる上級官僚の世界では本来ならば出世は結果であるはずなのに出世が完全に目的化してしまっているように思われてなりません。そのために仕事も職場の人間関係も出世第一ということになります。
私のある友人は東大を優秀な成績で卒業してJRの前身の日本国有鉄道に入って出世街道をばく進していましたが、あまりにも正直者であったために途中でつまづきました。国鉄民営化は組合潰しのためであると漏らして左遷されてしまったのです。しかしながら自分に正直であったことを知る仲間たちの思いやりの世界で仕事ができるようになって彼は以前より幸福そうでした。
東大を出れば一応は人並以上の生活を保証されるのは紛れもない事実です。それこそは東大卒が社会に対して重い十字架を背負っている証しのはずですが、その重さに気付かずに世間をかき回して去っていくだけの人たちが多いことが残念でなりません。
気功術は効くか?
ファンが案外多い気功術は、9月に発行されてから評判の「代替医療解剖(S.シン、E.エルンスト著、青木薫訳、新潮文庫)」によれば、むしろ効かないという結論の方に近いようです。西洋医学の論理からは確かに効かないと言えそうですが、理屈で整理できないのが人事ですからキッパリとその価値を否定してしまうのも躊躇われます。
確かに気功術には科学的根拠はまったく確認されていません。私も紹介されて試したことがありますが、その気功師は目をつむって直立している私を気を使ってよろけさせてくれました。しかし、普通の人間は眼をつむって立てばよろけるのは当たり前です。
私の隣人にいわゆる気功術を応用したという施術の名人にお世話になっている人がいます。その人は人工透析の寸前までいきましたが一か八かでその施術師にかかってみたところ症状が改善して主治医にも驚かれたようです。このケースで一時的にも病状が改善したのは心理的効果が大きいと思われます。
このように人間は気持の持ち方次第で場合によっては一時的であれ身体には新しい躍動エネルギーが湧いてくることもあるのは否定できません。科学的根拠のない気功術もそのきっかけくらいにはなると思えばいいのではないでしょうか。
2013年11月20日水曜日
笑い話 思い違い
「やっと福島第一で核燃料の移送が始まったよ。」
「あのままじゃ再臨界もあるからなあ。」
「ぼくは作業の無事を祈願して神社にお参りしてきたよ。」
「そうか。国会議員が靖国神社参拝に熱心なのもそのためか。」
笑い話 お父さんのおもちゃ
「またおもちゃ買ってもらったのか!」
「だって...」
「それにおまえの部屋はおもちゃで足の踏み場もないぞ。たまには整理しなさい!」
「でも、お父さんはずるいよ...」
「何が!」
「買ってきたおもちゃみんな隠しちゃうんだから。」
「.....」
「だって...」
「それにおまえの部屋はおもちゃで足の踏み場もないぞ。たまには整理しなさい!」
「でも、お父さんはずるいよ...」
「何が!」
「買ってきたおもちゃみんな隠しちゃうんだから。」
「.....」
2013年11月19日火曜日
神様仏様!無事に終わってほしい核燃料棒1533体の取り出し
ついに当面の大きな懸念材料であった福島第一原発4号機核燃料プールから核燃料棒の取り出しが始まりました。まずは一回目は無事に終わってよかったです。このまま放置しておくと建物が崩落でもしたら再臨界もあり得るわけですから、取り出し作業中の危険を考えてもいつかは絶対に実行せざるを得ません。
特に作業中にキャスクと呼ばれる回収用金属容器を落下させて燃料棒を破損させたらチョー一大事です。神様仏様、どうか作業が無事完了する来年末までは大きな余震が来ないよう、そして手違いが無いようにお願いします!原発は最後は神仏に頼る以外にありません。そこが問題なのですが...
特に作業中にキャスクと呼ばれる回収用金属容器を落下させて燃料棒を破損させたらチョー一大事です。神様仏様、どうか作業が無事完了する来年末までは大きな余震が来ないよう、そして手違いが無いようにお願いします!原発は最後は神仏に頼る以外にありません。そこが問題なのですが...
2013年11月18日月曜日
若者にもっとも必要なのは職と恋人を実感
昨年末から就活中だった教え子にバッタリ会いました。先月は不安定な心理状態にある様子でしたが、昨日はとても明るい表情をしていてびっくりするとともにホッとしました。
この変化の理由は就職先が決まったことと恋人が現れたことのようです。教員としていろいろと助言を与えることはできますが、残念ながら職や恋人は与えられません。
とにかく若者に必要なのは先ずは職と恋人の二つであることを実感しました。まっ、先はどうなるか分かりませんが、とにかく良かったね。
混浴のお話
ローマ時代には男女混浴の公衆浴場が大人気を博していましたが結局は風紀の乱れから禁止に追い込まれました。それ以来キリスト教はお風呂に対して厳しい姿勢を崩さなかったためお風呂の普及が進みませんでした。
江戸の町でも混浴の公衆浴場が大流行しましたがやはり禁止の憂き目にあいました。洋の東西を問わず男女を裸のままにしておくとロクなことはしないようです。裸の付き合いもほどほどにしましょう?
2013年11月17日日曜日
モグラで地震予知?!
11月16日(土)午後8時44分頃に千葉市を震源として震度4を記録する強めの地震がありました。我が家に設置してある地震計では震度3で最大エネルギーは20ガルでした。不思議なことに私の家の周辺に住み着いた(と思われる)モグラが2日程前に地面を至る所で掘り起こしていました。そしてこの強い地震が起きてびっくりです。
こんなことが以前にもあったような記憶がありますが、記録をしていないので地震との関連性は不明です。しかしモグラが地面を掘り起こしてあんなに大暴れをしたのは久しぶりでした。モグラはナマズより地震の予知に使えるのかもしれません。
またモグラが我が家で大暴れしたら、その理由は聞けませんが必ずお知らせします。
笑い話 親の過剰な期待?
「やっと二世が生れるんだって?」
「うん、期待と不安が入り混じって複雑な心境。」
「でも、子どもは可愛いよ!」
「ありがとう。」
「もう出産準備はOKなの?」
「うん。まず銀のスプーンを買ったよ。」
政府の暴走を止めるにはみんなが投票所に行くしかない
特定秘密保護法案に対して総務省の調査では国民の70%以上が反対しているようですが、自民党は11月中には衆院で強行的に採決する意向のようです。各方面から廃案に追い込もうとする活動も活発化していますが、結局は自民党は強引にでも成立させるでしょう。
近頃の政府・自民党の暴走状態を見るとまさにこの法律の施行後の恐ろしさが実感として迫ってきます。私たちの政治への無関心がもたらしたいわばひとつの日本の危機です。次回の総選挙にはとにかく投票所に行きましょう。どの政党が与党になろうとも政府の暴走を止められるのは高投票率しかありません。
2013年11月16日土曜日
東京オリンピック景気で建設費の高騰が始まったが
先日聞いた話ですが、ある大学が郊外から都心に施設を移転しようとして進めていた計画が頓挫したようです。その原因は2020年東京オリンピックにありました。当初の新施設建設計画は100億円でしたが、五輪開催が決定してからはどんどんと費用が膨らんで結局は150億円にもなってしまったようです。そのために移転計画は延期されました。
これまでも東日本大震災復興の建設ラッシュで一部の資材や専門の職人さんの十分な手配が付かないと聞いてはいましたが、さらに五輪景気が重なって資材等が高騰したら当分は新築マンションなどの価格も上昇せざるを得ないでしょう。不動産市場が活況を呈し始めたのは消費税引き上げだけでなくてその気配を察してのことでしょうか。
震災復興とオリンピック景気で建設業界が潤い、金融緩和による金融業界の業績向上は間違いなさそうです。ただオリンピック後には福島第一原発の廃炉計画が正念場を迎えていたり、団塊世代の後期高齢者への仲間入りが始まったりします。かつてのバブル崩壊の悪夢をオリンピック後に再び経験しないように心したいところです。
2013年11月15日金曜日
国民医療費の重さに潰される
国民医療費の増加に歯止めがかかりません。発表された2011年度は総額38.5兆円となり過去最高を更新したようです。一人当たり年間約30万円の負担と言えます。今日の医療は医療費が増加する一方で夜間診療や急患などの受け入れ先が不足して地域医療が崩壊しつつあるのが大きな問題点です。
この問題は無床一般診療所(入院施設のない開業医)と有床一般診療所の設置数の年次推移を見るとよく分かります。下記に示すように昔は開業医の約40%が一時的な入院や夜間急患を受け入れて地域医療を支えていましたが、いまでは稀な存在になってしまいました。
昭和50年 平成21年
無床一般診療所 4.2万 8.9万
有床一般診療所 2.5万 1.1万
無床一般診療所とはビル診ともいわれて診療時間は平日の日中だけで医師は夜間や週末は自宅に帰ってしまいます。こうしたビル診の急増の弊害は大病院などの勤務医の過重負担としても表われています。私の知る医師は大学病院からビル診に転身しましたが、大学病院時代とは比較にならないほど楽になったと本音を漏らしていました。それで年収はグンと増えるのですからビル診の開業医が急増するのも仕方ありません。
開業医に地域の基幹病院の診療に協力してもらったり、先進国のように安定期にある慢性病の一般診療や訪問診療はある一定の資格を満たす看護師にも許されれば、きっと今日の地域医療の窮状は少しは改善されるはずです。それが実現できないのはやはり医療が過剰診療や過剰処方の味を覚えてしまったからなのかもしれません。
2013年11月14日木曜日
キャロライン ケネディ駐日米大使
ジョン F ケネディ米国大統領がダラスで暗殺されたのは私が中学生の時でした。私は子どもながらにテレビ画面にくぎづけでした。あの時の私に強烈な印象を与えたのが気丈夫に父の死に耐えているはずの娘のキャロラインさんとあどけなさの残る今は亡き息子ジョンさんの姿でした。
私は再びテレビ画面で中年期を迎えたキャロラインさんの表情を見て、彼女は邪悪な世界からもっとも遠くにいる人だと直感的に思いました。彼女を見ていると自分も率直で誠実に生きたいと自然に思ってしまいます。最近の自民党の一部の女性議員から受ける醜悪な印象とはまるで次元の違う存在感をキャロラインさんに感じるのは私だけでしょうか。
キャロラインさんの外交政治分野での経験不足を懸念する声があるようですが、そんなものはちっぽけな話です。今日の日本の独善と権謀術数に満ち満ちた政治の世界にもっとも必要なのは彼女のような純粋な存在感のある人なのですから。
見知らぬ人との会釈の効用
昨日はある英文学の専門家と話をしていて西欧での会釈の習慣が話題になりました。ヨーロッパやアメリカでは一般的に見知らぬ人でもまともに視線が合うとお互いににっこり会釈をします。相手が同性だけでなく異性であっても同じです。また買い物をしてもレジで支払いをしたら客の方もありがとうと挨拶することも特別なことではありません。
こうした欧米の見知らぬ人へのオープンな姿勢は私たちはなかなか見習えませんが、赤の他人でも最初は軽い会釈しかしなかったとしても3回も続くとどちらからともなく会話が始まるものです。こんな会釈の習慣からは普段とは違った意外な人間関係が生れてくるもので、私はそのお蔭でたくさんの楽しい記憶に恵まれました。
特に外国に行って感じるのはまずは言葉の壁かもしれませんが、見知らぬ人への何気ない軽い会釈から思わぬ交流が生れて楽しい思い出話を作ってくれるはずです。
一日が楽しく始まる話
私が利用する私鉄の駅前に天然にがり利用の手作り豆腐屋さんがあります。このお店は恐らく福祉施設で知恵遅れの人たちがたくさん働いています。午前中にはお店の前の歩道で数人が宣伝用のチラシ配りをしています。
残念ながら通行人に差し出されるチラシをもらってあげる人をこれまで一度たりとも目撃したことがありません。毎日何時間も通行人に声を掛けてもみんな知らんぷりで通り過ぎて行くのでは辛すぎます。彼らがどこか違う感じがして避けたい気持になるのは分かりますが、知恵遅れではあっても私たちと同じ心の持ち主です。
私はタイミングが合えば必ず受け取ることにしています。それで彼らの心がその日は少しでも軽くなってくれただろうと思うと自分の心までがほんのり軽くなるのを感じます。この共に感動する“共動”の気持をみんなで広げていけば、きっと私たちの社会は捨てたものではないと明るく感じられるようになるのではないでしょうか。
2013年11月13日水曜日
新著「ゼロ」のホリエモンさん もうひとつ「ゼロ」のお願い
ホリエモンさんはメルマガの人気ぶりを見ても若者を中心にして今日でも絶大な人気と信頼を保持していてもはやアイドルと言えそうです。そんな堀江氏が「ゼロ」という著書を出版したついでに「原発ゼロ」を書いて小泉純一郎元首相と脱原発運動を推進してくれたら、日本は一気に変わるのではないでしょうか。
本気節の小泉純一郎元首相
小泉純一郎元首相が即時脱原発を主張して精力的に活動しています。かつての原発推進派の小泉氏はフィンランドの核廃棄物最終処分場の見学を機に脱原発を考えるようになったと報道されています。
恐らく他の政治家では絶対にできなかったであろう郵政改革を断行したあの突破力と国民を魅了したカリスマ性は天才的な才能です。そういう日本人離れした希有な能力が皮肉にも政界引退の決断をさせたのはかねがね誠に惜しいことだと思っていました。
脱原発の決断は今がもっとも適切だとも小泉氏は強調していますが、イバラの道であろう脱原発も震災の記憶がまだ完全には風化していない今なら国民の理解を十分に得られるものと踏んでいるはずです。
東日本大震災を契機に直ちに脱原発を決断した大国はドイツしかありません。そのドイツが総発電量の2/3以上を原発に依存するフランスから電力購入するのは自己矛盾だと非難されています。しかし、むしろ技術先進国ドイツが脱原発で先行して新しいエネルギー国家の姿を世界に提示する意味は自己矛盾の非難など取るに足らないものです。
先日のフィリピンを襲ったモンスター台風などを見ても世界は地球温暖化を少しでも緩和する新しいエネルギー社会を目指さなければ未来はなさそうです。そういう厳しい環境の中でもし技術先進国日本もドイツと並んで脱原発社会を目指せればきっと世界に希望の灯がともされるような気がしてなりません。
2013年11月12日火曜日
何かおかしなNHK 年寄りは肉食べろキャンンペーン
まさかTPP参加を見越して肉の消費の少ない高齢者をターゲットにした肉消費推進運動ではないでしょうが、NHKクローズアップ現代(11月12日放送)の年寄りはたんぱく質不足を補うために肉食べろ運動というのにはいろいろな疑問を感じます。
不思議に思うのはたんぱく質の摂取不足を補うのならば何も肉にこだわる必要はありません。価格だけから言えば卵が筆頭です。一個の中玉の卵は中身だけなら50グラムです。スーパーでは10個で180円くらいですから、150円/100gの豚肉と比較すれば1/4の価格です。またたんぱく質だけではなくて脂肪の摂取源とも考えるならば肉に偏ることなく、卵はもちろんのこと魚や豆類なども食べる方が好ましいはずです。
肉の摂取と長寿との関係も無理やりくっつけた感じがしました。例えば肉とは無縁のはずの高僧には長寿者が多い理由は解明されていません。また沖縄の女性の平均寿命は今日では日本一ではありませんが、相変わらず第3位に留まって頑張っています。食生活と長寿との関係を説明するには戦後の沖縄の女性の食生活がどうであったか精査してみる必要があり、それなくして結論付けることは軽率すぎると考えます。
NHKが今回の番組をどのような意図で製作したのかは知る由もありませんが、何となく裏事情を探りたくなるようなかなり強引な内容でした。
ストーカー殺人事件
痛ましいストーカー殺人事件が後を絶ちません。私は男女関係のもつれによる殺人事件といえばまず無理心中を思い浮かべます。自分を捨てた憎い相手を殺して自分も死ぬ。ここが無理心中とストーカー殺人の大きな相違点です。
ストーカーは一般的に拒絶への過敏な反応が見られると言われます。最近のストーカー殺人事件でも関係が破綻して凶行に及んだ例があります。また被愛妄想もあるとされ、これは自分が好かれている、愛されているという強い根拠のない思い込みです。こうした過剰な感情が絡み合って付きまとい行動の引き金が引かれます。
私たちは普通は相手の気持に思いが及んで直接的な行動に出るのは踏みとどまりますが、ストーカーはとことん拒絶を拒絶して抑制が効きません。相手の拒絶と自分の拒絶の相克は普通ならば相手の存在を肯定することによってバランスがとられるものですが、それができないところがストーカーの特徴だと言えそうです。
有人宇宙飛行 もういいんじゃないでしょうか
若田光一さんが11月7日に半年間の宇宙滞在をするためにカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から旅立ちました。地球周回の有人宇宙飛行はもはや時代遅れとなってしまったのにどうしてロシアのロケットを借用してまで有人飛行に固執するのでしょうか。
それは2008年打ち上げの国際宇宙ステーションで最大規模の日本実験棟「きぼう」の建設関連で莫大な費用(恐らく一兆円近いか?)を掛けたために日本人の有人宇宙飛行はいまさら止められないという裏事情があるからでしょう。残念ながらこの実験棟はすでに旧式過ぎて使い物にならないとも言われます。
アメリカは2030年代に火星への有人宇宙飛行を計画しています。アメリカのような壮大な人類の夢を実現させる技術力があればいいのですが、日本は無人の火星探査さえもいまだ成功していません。先ごろインドが火星探査機を打ち上げましたが成功すれば米欧ロに続いて世界で四番目の成功国となります。
日本の宇宙開発事業は原発と同じように国家プロジェクトとしてコスト高を無視して進められてきました。このままいけば原発事業と同じ道を辿る可能性が高いでしょう。金食い虫の宇宙開発事業をここでしっかり見直して、はやぶさのようなもっと地道な事業に資源を集中したらどうでしょうか。
2013年11月11日月曜日
潰しの効く仕事
ハローワークに行ってみて分かるのが経理とパソコンの能力が揃っていれば満60歳を超えても仕事にありつけそうだということです。私のような元教員などというのはもっとも潰しの効かない職業です。
お隣さんと立ち話になって意見が一致したのがこの経理とパソコンの能力の重要性です。経理がしっかりしていなくてはまともなビジネスはできませんし、税務は絶対に欠かせないビジネス要素でもあります。
経済学や経営学を学ぶ若い人たちも在学中に是非とも経理とパソコンの勉学に励んでください。特に人付き合いの苦手な人、内向的な人は絶対に自信になると思います。
2013年11月10日日曜日
放射性物質 “検出せず” とういうのも一種の偽装です
食料品や飲料水の放射性物質の測定で “検出せず” という表現が使われていますが、これは測定器の性能上の限界から放射性物質がどのくらいあるか分からないという意味であって、汚染されていないということをいっているわけではありません。
短時間で測定できないのならばもっと時間を掛けてじっくり測定すればいいように思われますが、残念ながら放射線測定器の場合にはそうはいかないのが難しいところです。なぜならば度が弱過ぎる眼鏡(性能の低い測定器)を使ってゆっくり新聞を読もうとしても余計に疲れる(誤差が大きくなる)だけで読めない(測定できない)ことに変わりはないのと同じです。
いつから“検出せず”という紛らわしい表現が一般化したのかは定かではありませんが、この表現を許しておくと近頃の流行の “誤表示” のような偽装行為が蔓延しそうで心配です。なぜならば “検出せず” を連発して安心を売るためには故意に安くて性能の悪い測定器を使えばいいだけのことでもあるからです。
高性能の測定器といい加減な測定器とではどちらに需要があるかと言えば圧倒的に性能の低い測定器の方に軍杯が上がります。私が信頼する食品用超高性能放射能測定器i-FKR508が商業用には今ひとつ需要が伸びないのはこういう理由もあるのかなと思っています。
2013年11月9日土曜日
民主党政権はあだ花だったのだろうか
一昨年の東日本大地震の翌日3月12日から連続して福島第一原発で水素爆発が起きた時に、東電本社では一時的であれ現場から人員撤退が検討されたと言われます。その時に当時の首相管直人衆院議員が絶対に撤退は許さないと東電本社に怒鳴り込みました。この元首相の過激な行動に世の中の批判が集中しましたが、今日ではそのことについて再評価の必要がありそうです。
今日の自民党政府と東電の関係は蜜月状態にあり、なし崩し的に事故処理への国費投入と原発再稼働が官民一体となって推進され既定路線化しています。また人類史上で類を見ない原発事故を起こした私企業が今年の第2四半期には経常利益1417億円の黒字を計上しました。こうした事実や当時の役員らの華麗な転身を知ると東電の政治力や産業界における支配力の巨大さに改めて驚愕します。
政権復帰後の自民党の原発関連の動きを見ていると、もし自民党が当時の政権の座にあったら福島第一原発は東電の意のままに放棄されていただろうと思われてなりません。自民党の首相が東電本社に怒鳴りこみをするなどとはとても考えられないからです。民主党政権は何も残さぬあだ花だったように思われましたが、どっこい実際には日本の一大危機に咲いた一夜で萎む月下美人のような超大輪の花だったのかもしれません。
福島第一原発は江戸時代の女郎屋か?
東電は福島第一原発の現場作業員の日当を一万円増額することを決めました。東電の実際の支払いは日当10万円と噂されますが、実際に作業員に渡るのはネットの求人広告をみると8000円から15000円のようです。まさに江戸時代の女郎屋よりヒドイ話です。
日当を増額する前にこういう不条理な実態にメスをいれて待遇改善をすべきですが、政府も東電もまったく手が出せません。これまでお金で地元住民を懐柔してきてやましいことがたくさんあるのを暴露されるのが怖くてできないのでしょう。原発はブラックビジネスの典型というか日本の恥部を丸飲みしている恐ろしい世界のように思われてなりません。
笑い話 高級官僚の同期会
出世頭A 「今は毎日が優雅な日曜日。」
出世頭B 「僕はハワイ移住してゴルフ三昧。」
出世頭C 「僕は天下り理事長で新聞読んでるのが仕事。」
正直者 「僕はやっと退職金もらった。」
一同 「オーイ、それ何回目?」
2013年11月8日金曜日
子どもの権利条約を知ろう
韓国では大学入学統一試験が行われました。テレビで見ると日本の厳しい入試風景と変わらない様子で何となく悲壮感を感じさせます。
私の街の駅前には小学生対象の全国規模の学習塾があります。週末は朝8時頃から子どもたちが集まりだしますし、平日の夕方は9時頃になると親がたくさんお迎えにきています。こんな様子を目撃すると、大人が勝手に大人社会の道理を押しつけて伸び伸びとした生活環境を子どもたちから奪ってしまっているように思われてなりません。
国連の子ども(日本国政府は児童と訳しています)の権利条約の前文では、子どもは、完全かつ調和のとれた人格の発達のために、家庭では幸福、愛情そして理解ある環境の中で成長するものである、と宣言されています。そして第31条では、子どもの休息及び余暇についての権利が認められています。
子どもはひとりひとりがそれぞれに固有の成長の可能性を秘めており、その成長のためには様々な子どもたちが自由に交流できるゆるやかな環境がなければなりません。今日の日本や韓国のような、現実から剥離された応用の効かない知識の詰め込み競争をさせる偏差値崇拝の社会は変わらなければならないのではないでしょうか。
2013年11月7日木曜日
笑い話 キヌはキヌでも
「あんた見慣れないわね。いったい誰?」
「おれ、里山に住むタヌキ。」
「ああ、いろいろと化けて相手をだます姑息な奴ね。」
「それ濡れ“衣”。」
「ウッソ。たんたんタヌキの〇〇は風に吹かれてって言うでしょ。あんた“服”着たことあるの?」
「おれ、里山に住むタヌキ。」
「ああ、いろいろと化けて相手をだます姑息な奴ね。」
「それ濡れ“衣”。」
「ウッソ。たんたんタヌキの〇〇は風に吹かれてって言うでしょ。あんた“服”着たことあるの?」
2013年11月5日火曜日
千葉県でPM2.5による高濃度汚染
千葉県市原市でPM2.5測定値が国の暫定指針値(70マイクログラム/日)を超えたと発表されました。これまでは中国から飛来するなどと大騒ぎでしたが、足元の国内汚染の実態も容易ならざるものであることが分かります。中国バッシングに悪乗りしていたマスコミが国内汚染について正直に報道するようになるか見ものです。
地道に測定すれば国内でも至る所で日常的に高濃度汚染が存在することが明らかになるでしょうが、千葉県大気保全課は「発生メカニズムは解明されていない点が多く、原因は不明」(東京新聞11月5日朝刊から引用)と言っているようです。専門家がそんな見え見えのウソをついてはいけません。アメリカには多数の論文があることくらいご存知のはずです。
PM2.5に関しては、時間があったら3月8,10,13日の私のブログも参考になさってください。
アメリカには絶対に作れない車
アメリカはTPP交渉で軽自動車の自動車税が安過ぎると主張して引き上げを迫っているようです。アメリカはなぜこれほどまでに軽自動車を目の敵にするのでしょうか。もし、アメリカにとって軽自動車が取るに足らない存在であればこれほど強硬な姿勢は見せないはずです。
日本の軽自動車産業は米国製大型二輪車ハーレーダヴィッドソンの半分の排気量660ccという小さなエンジンでスポーツカーからダンプカーそして四駆まで製造してしまいます。手入れさえ怠らなければ走行距離20万キロを超えてもまったく問題ありません。私の友人は30万キロに到達しようという古い軽自動車で毎週高速道路を往復400キロを走りますがトラブルは皆無のようです。
本当はアメリカの自動車産業にとってはトヨタのレクサスよりも軽自動車の方がよほど大きな脅威なのです。これからは資源の無駄使いは許されず、車重800㎏の軽自動車と2000㎏のアメ車ではエコの面でもまったく勝負になりません。ただし脅威であってもアメリカ人は乗りたいとは思わないでしょう。だから、余計にTPP交渉を利用して一気に潰してしまえとなるのだと思います。
楽天三木谷社長とソフトバンク孫社長 単なる偶然のいたずらか
楽天ゴールデンイーグルスがプロ野球日本一に輝きましたが、楽天の会長兼社長三木谷浩史氏は実業界の若手のホープです。またソフトバンクの社長孫正義氏はやはり実業界の気鋭の若手経営者です。共にアメリカで高等教育を受けた経験を生かしてビジネス手法もまさに開放的なアメリカ型です。この手法は知識をオープンにして消費者に利用してもらって共に利益を享受しようという共存共栄型といえそうです。
対照的なのがユニクロとワタミです。ユニクロの柳井正会長はアパレル業界の寵児です。またワタミ創業者渡邊美樹氏は苦労人で実業家から参院議員となって政治家の道に執念を見せて活躍しています。彼らのビジネス手法は店舗展開で押すいわば和風の家元型です。これは伝統の知識を家元が独占して価値を維持しながら師範という弟子の数を増やして利益を確保する独占秘匿型といえます。
楽天やソフトバンクは既存社会を作り替える言わば再開発指向、ユニクロとワタミは既存社会のニーズを自分に取り込む征服独占指向と見ることもできます。楽天やソフトバンクは瀕死のパリーグを躍動感に満ちたパリーグに変身させてくれました。この事実を見ると私には再開発指向ビジネスは新しい繁栄を社会にもたらす善良性を本質的に内包しているように思われてなりません。
日本も今後は国家が頭に座る家元型から国家も国民も共に繁栄する共存共栄型に変わらなければなりません。そんな時期に国家情報をどんどんオープンにするどころか法律を作って秘匿しようなどと考えていては、日本はセリーグのように凋落の路を進むことになりかねません。
2013年11月4日月曜日
笑い話 それぞれの慰め方
楽天ファン 「ヤッター、日本一!マー君最高 !」
巨人ファン 「東北のみなさんにおめでとう!」
楽天ファン 「ありがとう。君たちはまた来年にチャンスがあるからね。」
巨人ファン 「ウン。君たちは今年というワンチャンスをよくものにしたよ。」
2013年11月3日日曜日
日本の家族という絶対的モラル
自民党のある議員は婚外子について否定的な発言をしていました。先進国の婚外子の割合は、フランス55%、イギリス47%、アメリカ41%、ドイツ34%だそうです。一方で日本は2.5%にとどまっていて、彼はこの事実を日本の(誇るべき)特性であると語りました。日本でも性の解放の波は確実に押し寄せてきていて西欧並みになっているのに、なぜこんなに低いのでしょうか。
ひとつには日本では闇の堕胎が簡単にできるという “特性” があります。もう一つは建前の社会の “特性” です。日本ではいったん婚外子というレッテルを貼られてしまったら、その母子には様々な差別と社会的虐待が死ぬまで続きます。そんな地獄のような生活の苦痛に比べたら、堕胎でケリをつける良心の痛みくらいはたいしたものではなくなります。
かの自民党議員が“ちゃんとした家族”、“ちゃんとした子ども”と表現したように、日本では古い価値観に従ってちゃんとしていないと市民として平等に扱ってもらえません。時代遅れの建前が優先する社会は変わらなければなりませんが、自民党の古い家族観への強い執念をみると、とてもそんな状況にはありません。
日本の異常に低い婚外子の割合は日本の誇るべき“特性”ではなくて、古い家族観が絶対的モラルになってしまった社会が生を与えられた新しい命を闇に葬ってしまっている恥ずべき事実の証明です。
ちゃんとした家族、ちゃんとした子どもというのはちゃんとした考え方か
西田昌史自民党副幹事長はフジテレビでの婚外子の相続の討論で、ちゃんとした家族、ちゃんとした子どもという表現で日本の伝統的家族像の重要性を語っていました。
西田議員の語るちゃんとした家族とは、夫と妻がいて、夫の家系が代々引き継がれていくもののようです。また夫婦別姓ではお墓は守れないから認める訳にはいかないという考えでした。そして婚外子が50%に迫る西欧先進国と比較して日本では2.5%に過ぎない事実こそは、日本の特性であって破壊してはいけないとも主張していました。
西田議員の発言でもっとも気になったのは、裁判所は国民の代表ではなくて、国会だけが国民の代表である、今回の最高裁の婚外子の判決は例外的なものであって、一般化して日本の家族制度を崩してはならないというような趣旨の部分です。
最高裁の判決さえも自分勝手な解釈で都合良く始末をつけようする独善的な思い込みと傲慢が、国会を動かしているという事実を知って恐ろしくなりました。
西田議員の語るちゃんとした家族とは、夫と妻がいて、夫の家系が代々引き継がれていくもののようです。また夫婦別姓ではお墓は守れないから認める訳にはいかないという考えでした。そして婚外子が50%に迫る西欧先進国と比較して日本では2.5%に過ぎない事実こそは、日本の特性であって破壊してはいけないとも主張していました。
西田議員の発言でもっとも気になったのは、裁判所は国民の代表ではなくて、国会だけが国民の代表である、今回の最高裁の婚外子の判決は例外的なものであって、一般化して日本の家族制度を崩してはならないというような趣旨の部分です。
最高裁の判決さえも自分勝手な解釈で都合良く始末をつけようする独善的な思い込みと傲慢が、国会を動かしているという事実を知って恐ろしくなりました。
2013年11月2日土曜日
山本太郎参院議員は辞任すべきか
山本参院議員の手紙手渡し事件から、国会内では辞任要求の大合唱です。山本議員の行為は確かに憲法の意図するところを危うくするものと解釈できますから辞任要求が出てくるのも致し方ないでしょう。しかし、もう少し事態を精査してみなければその妥当性は分かりません。
山本議員の行動には深い政治的な意図が隠されていたとはどうしても思われません。一方で頑なに辞任要求を主張する人たちには、山本議員という“異物”をここで一気に排除したいという意識が見え見えであり、この方がよほど天皇陛下の政治利用だともいえそうです。また、そういう自分たちのやましさを幾分なりとも自覚できる人たちであればこれほどの騒ぎにはしなかったでしょう。
私たちの記憶の中では福島の原発事故は確実に過去のものになりつつあります。そして私たちは原発事故現場の日に日に深まる深刻さからは眼を背けて、むしろ意識はオリンピック騒ぎの方に傾いてきております。こうした悲しい現実を前にして座視していられなかったのが山本議員だったとしたら、私たちは彼に辞任しろと詰め寄る資格があるのでしょうか。
2013年11月1日金曜日
山本太郎参院議員騒動と天皇陛下
山本太郎参院議員が秋の園遊会の場で天皇陛下に私信を直接手渡したと報道されています。福島の原発事故現場の労働者の窮状を知ってもらいたかったようで気持は分かりますが、明らかに国会議員のすることではありません。
国民は天皇陛下を政治的な問題に巻き込むことは絶対に許されません。なぜならば天皇陛下は憲法第4条で国政に関する機能を有しないとされているからです。また天皇陛下は戸籍法の対象外ですので選挙権・被選挙権もありませんから政治に参加する法的手段を持っていません。天皇陛下は国民主権という基盤に支えられた国家の象徴たる所以がこの辺りから具体的に理解することができます。
つまり天皇陛下が政治的な意見や考えを決して表明なさらないのは国家の象徴であるからといえるでしょう。それゆえに国会議員たる者は天皇陛下の象徴性を揺るがすような行為は絶対にしてはならないということになります。国会議員の中には今回の件を礼儀の問題として語る人たちもいますが、少しお粗末な主張と言えそうで、安易な辞任要求はむしろ山本議員の行為より危険です。
国民は天皇陛下を政治的な問題に巻き込むことは絶対に許されません。なぜならば天皇陛下は憲法第4条で国政に関する機能を有しないとされているからです。また天皇陛下は戸籍法の対象外ですので選挙権・被選挙権もありませんから政治に参加する法的手段を持っていません。天皇陛下は国民主権という基盤に支えられた国家の象徴たる所以がこの辺りから具体的に理解することができます。
つまり天皇陛下が政治的な意見や考えを決して表明なさらないのは国家の象徴であるからといえるでしょう。それゆえに国会議員たる者は天皇陛下の象徴性を揺るがすような行為は絶対にしてはならないということになります。国会議員の中には今回の件を礼儀の問題として語る人たちもいますが、少しお粗末な主張と言えそうで、安易な辞任要求はむしろ山本議員の行為より危険です。
2013年10月31日木曜日
天皇皇后両陛下ありがとうございます
天皇皇后両陛下は熊本県を訪問した際に胎児性水俣病患者の人たちに非公式にお会いされたそうです。心からお礼申し上げます。私たちも繁栄の中で水俣病の悲劇があったことを忘れないようにしたいものです。
私の出身校は水俣病の原因究明と被害者救済に一役を担うべき立場にあったのに残念ながら遅らせる方に力を注いでいたように思われます。そんな学生時代の記憶を戒めに水俣病のような悲劇を繰り返したくありませんが、福島の原発事故のことを思うと自分の非力を痛感します。
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツの違いは?
国家機密情報の保護について主要先進国では基本的な考え方が二つに大きく分かれているようです。私は米英独仏の4カ国には長らく生活したことがありますので、この二つの流れの相違には何となく納得してしまいます。
米英では国家機密の漏えいは国家への反逆とみなされる一方で、独仏では報道の自由を保証して市民社会を守ろうとする姿勢が見られるようです。日本の特定秘密保護法案は米英の流れに追随する形になろうとしています。
私が一般市民として生活してみてもっとも政治的な圧迫感を感じなかったのがフランスでした。街のお巡りさんも案外融通の効く存在で日本人としては驚くことも時々ありました。そんな経験は他の3カ国ではありませんでした。
しばらく住んでいたからといって知ったかぶりして語るのは不謹慎かもしれませんが、ヨーロッパ共同体の機運が盛り上がってきた1980年代以降に自ら戦争を仕掛けたことのあるのが米英であり、そうでないのが独仏となります。次第に西欧社会もこの二つの流れに別れて発展していくのでしょうが、日本はどうしたらいいのでしょうか。
フランスの生ガキで最高なものは?
やっとカキのシーズンになりました。私は生ガキが大好きです。フランスに住んでいたときは週に何回も一度に1ダース以上食べていました。フランスの生ガキ文化は日本の刺身文化に相当します。
日本でカキを食べるならやっぱりカキフライが最高ですが、フランスでは一度も見かけたことありません。日本人がマグロを食べるのにわざわざフライにしようとは思わないのと同じでしょう。
フランスの生カキ産地で旨いところはどこかと聞かれたら、私は迷うことなく大西洋上に浮かぶ小島のレー島産のものが一番と答えます。これからフランスに行かれたら是非ともレー島産の生ガキをお試しあれ。
2013年10月30日水曜日
笑い話 差別主義者?
小〇〇〇子議員 「国民の知る権利制限賛成!」
高〇〇苗議員 「婚外子の相続差別撤廃反対!」
西〇〇子議員 「婚外子のための民法改正反対!」
稲〇〇美議員 「日雇い派遣禁止反対!」
片〇〇〇き議員 「生活保護法改正賛成!」
森〇子議員 「秘密保護法賛成!」
愛日長アマガエル 「これだから男女平等反対!」
国会はセリーグ状態
今年のプロ野球はセリーグでは巨人がぶっちぎりの優勝でした。私のような素人の予想通りという結果ではあまりにも面白みのない展開でした。国会も同じような状況でまさに一党独裁と表現してもおかしくありません。これではお隣の北朝鮮や中国のことばかりを責めてはいられません。
先頃の日経の世論調査では自民党が50%を超える圧倒的な支持を得ています。他の野党の支持率はすべて数パーセントという完全な壊滅状態にあり、今のところ自民党を脅かすほどの存在感のある政党は見当たりません。
自民党の主砲はもちろん安倍首相です。この勢いが続けば3冠王は間違いありません。そればかりか連戦連投負けなしのエースでもあり、楽天のマー君の記録などは眼ではありません。ただ野球で特定の選手が4番でエースという超人的な活躍をするのは高校野球のレベルまでと決まっています。
皮肉を込めて言うならば現在の国会は高校生レベルの政治が展開されているということなのでしょうか。そうは言ってもマスコミ、経済界、建設業界などの主だった業界を完全に掌握してしまった感のある安倍首相の視界は当分は良好と言わざるを得ません。
2013年10月29日火曜日
ネコの天気予報 こんな高気圧で雨ですか
今朝の気圧は1024ヘクトパスカルでした。午後10時には1019ヘクトパスカルです。凄い高気圧が来ていますが、雨なんていうのはどういうことなのでしょうか。ネコたちは小雨模様の日中は活動していましたが、今は爆睡と言うよりは熟睡中です。現在のネコの状態からすると明日の朝はまだ少し雨が残りそうな気配です。
結果 厚い雲が空を覆っていますが、雨は上がりました。午前8時の気圧は1013ヘクトパスカルで、昨夜よりは6ヘクトパスカル低下しました。しかし、ネコたちは活発に動いてエサくれ状態です。これから次第に雲が切れてくるのでしょう。
フランス産マロンクリームを知ってますか?
あまり知られていない一種の栗のジャムのことです。これはマロやかなしっとりとしたセラチン質の無いジャムらしくないものです。私は輪切りにしたフランスパンを軽く焼いてバターを塗り、このマロンクリームを少量付けて食べるのが大好きです。
ここで私が話題にしたいのはフランス産ボンママン マークのマロンクリームの瓶の蓋の包装の仕方です。日本の瓶はみな蓋を透明フィルムで覆って密封してあります。しかし、ボンママンの瓶は1センチ幅長さ2センチの短冊様の紙がぺろりと貼ってあるだけですが、紙を破り切らない限りは絶対に蓋は開けられません。
今はどうか知りませんが20年以上前のニューヨークのバスでは降車合図は日本のバスのようなボタン式ではなくて紐が両サイドに張り巡らされている簡単なものでした。乗客は降車したければ手を伸ばして紐を引っ張って合図するだけでよくて、スマートなボタン式よりもずっと便利でした。
私が感心するのはこのミスマッチ風のレトロな感覚がしっかり現代にも活かされていることです。今でもこういう発想法ができる人たちがいて、それが受け入れられている社会の懐の深さに感服します。
2013年10月28日月曜日
女性が輝けば、日本が、世界が、輝く
安倍首相の言葉ですが、女性が輝くとは具体的にはどういう意味なのか聞いてみたいところです。かつては女性は家庭の縁の下の力持ちとして家族の中でもっとも頼りになる存在でした。そういう存在感のある母親はおふくろという言葉が似つかわしいと私は思います。
少数ながらも今日の政治の場面でも女性が活躍しています。ただそういう女性にはおふくろというイメージとは正反対のどこか醜悪なものを感じるのは私だけでしょうか。いわゆる男勝りで包容力とは無縁の一徹主義で権力の座に辿りついたという印象がぬぐい切れません。靖国神社を参拝する議員集団のなかにも女性議員が散見され、なかには先頭に立って意気揚々と拝殿に向かう人もいます。
アメリカの9.11同時多発テロに際してイラクとの開戦に反対投票したただ一人の議員は女性だったそうです。女性こそはいかなる戦争にも常に反対する本能的な平和主義者でありつづけ、戦争とはもっとも遠いところにいて欲しいと私は願っています。女性が輝けるのは平和であってこそだからと思うからです。
何でも話せる親とそうでない親
みのもんた氏は、自分はええかっこしいで子どもをすぐに殴り、何でも話せる父親ではなかったと謝罪会見で悔しげに語っていました。
ところで子どもにとって親は何でも話せる存在なのでしょうか。みのもんた氏が言うように本来は親は何でも話せる存在でなければならないのでしょうか。理想論から言えばそうあるべきですが、親子関係にもそれぞれに事情の違いがありますから、そうでないのは親が悪いと言い切るわけにもいきません。
私は子どものまっすぐな成長には居場所が不可欠だと思っています。何でも話せる親というのは子どもにとっては最もシンプルで身近な頼りになる居場所そのものです。しかし、そういう親子関係にない場合の子どもにとって居場所はどこにあるのでしょうか。みのもんた氏騒動にはいろいろと考えられさせられることがあります。
2013年10月27日日曜日
難病重症患者医療費の全額助成見直し
厚生労働省は難病重症患者への負担ゼロ政策を見直そうとしています。世帯収入が370万円を超えると最大で年間53万円の負担増になるようです。この対象者は約8万人ですから、財政面での節約効果はおよそ400億円となります。
この程度の金額を節約するためにわざわざ難病と闘っている人たちを苦しめなければならないのか理解に苦しみますが、国民に医療費節約の必要性をアピールするには非常に有効はやり方ではあります。まことに失礼な言い方ですが、難病の人たちでさえこうなのだからと私たちの見せしめに使えるからです。
そんな不埒なことを厚労省が考えているとは思いませんが、医療費の節約方法はいくらでも他に方法があります。特に目に余る過剰検査や薬の過剰処方を止めればすぐに1兆円くらいは節約可能です。それができないのはやはり選挙でお世話になった医師会のために睨みを利かす国会議員たちがいるからでしょう。悲しい現実です。
親は子どもの悪事に責任を取らねばならないのか
みのもんた氏は、息子の窃盗未遂逮捕劇で親の育て方が悪かったと謝罪しました。しかし彼の言うように子どもがバカ息子だからといって、大人になった子どもがしたことに親が責任を取らねばならないのでしょうか。私はそうは思いません。
親は息子がした悪事に責任を感じないわけはありません。しかし“責任を感じる”ことと、それを実際の形にして“責任を取る”こととは無関係でなければならないはずです。それがそうはいかないのが日本の社会です。子どもが犯罪でも犯すとすぐに家族へのバッシングが始まります。子どもが絶対に犯罪者にならないような魔法の子育て方法などあるわけもないのにです。
家族が犯罪者になって最も心を痛めているのは実は当の家族自身のはずであり、温かい眼差しを必要としているのも彼らです。そういうことを自覚してこそ社会は犯罪抑止の原点に立てるものだと私は思います。
2013年10月26日土曜日
やっぱりNHKも政府自民党に占拠されるのか
NHKの経営委員会が政府の意向に沿った人事案で委員が選ばれそうな雰囲気になってきました。最近では夜のニュースウオッチ9の報道を見ても朝のニュースの焼き直しに過ぎませんし、アナウンサーも陳腐なコメントしか言わなくなってきたことからもNHKの変質の程がうかがい知れます。
今後は集団自衛権の容認、生活保護法の改定、特定秘密保護法の制定そして失礼な表現ながらNHKの傀儡(くぐつ)化などが一体となって日本が政府の意向に沿って変質していくなかでは、私たちが自分なりの意見を持って自立して生きていく必要があります。あらゆる面で無関心は許されない厳しい時代になってきました。
特定秘密保護法案 もう遅過ぎます
先回の選挙で他に選択肢がないからと自民党に安易に投票したり投票所に行かなかったりした人が多かった結果が、近頃の政府の暴走状態であるといってもいいでしょう。今後3年間は国政選挙はありませんから、自民党に知性という抑制はかかりそうにありません。
これからは3年後を見越して政治をしっかり見つめておいて、次回の選挙では正すべきところは正す決意をもって投票したいものです。とにかくどこの政党を支持しても自由ですが選挙に棄権だけはいけません!
2013年10月25日金曜日
笑い話 恩知らず
黒猫ディーン 「ニャーーーロ!(いつものように膝に乗せて抱っこしろ)」
愛日長アマガエル 「分かった。ほら。」
黒猫ディーン 「ゴロゴロ、ゴロゴロ、ゴロゴロ(人肌は温ったかくて幸せだ)。」
愛日長アマガエル 「オッ、いつもの女子学生がまた会いに来てくれたぞ。」
黒猫ディーン 「♥♥♥、ニャーネ。」
生活保護法改正案というまずい話
有名ホテルの偽装メニューの話もまずいですが、それよりもっとまずいのが今回の生活保護法の改定案です。なぜなら貧富の差の克服が国家の最重要課題であることを放棄するもので、明らかに戦前の日本に戻ることになるからです。
今回の改正案は貧困に対する社会の責任を放棄して家族・親族にその責任を転嫁しようとしています。離婚後の扶養義務を果たさない親も多いことを見れば明らかなように、誰もが家族を助けようと思う訳ではありません。また助けようとしてもできないこともあります。そんな場合でも家族に責任を押しつけて知らんぷりの制度にしようというのがまずいのです。
笑い話 男と女
渡辺淳一(有名作家)「“なぜ別れるのか”、を書いて100万部突破!」
愛日長アマガエル 「ヘーッ!」
渡辺淳一(有名作家)「これまで誰もうまく説明できなかったんだ。」
愛日長アマガエル 「エーッ!誰だって新品がいいの当たり前じゃないの?」
2013年10月24日木曜日
考えない、調べない、質問しない
これはある雑誌の見出しにあるもので、次に来るのが記者クラブという言葉です。一流の人は本当にうまいことを言います。
私はこのブログで日本のマスメディアのだらしなさを嘆いたことがありますが、長々と書かなくても、これだけで日本のマスメディアの実態を十分に伝えることができます。
考えない、調べない、質問しない記者クラブ。これこそは日本の偏差値偏重型詰め込み教育の完璧な成果です。
笑い話 吾輩はネコになりたい
「健ちゃん、早くお風呂に入って!」
「今日は入らない。」
「ダメよ、昨日も入ってないんだから。」
「大丈夫。」
「何言ってるの!」
「ああ、もうタマになりたい!」
「バカなこと言ってないで入りなさい!」
「あいつ、ぼくんちに来てから一回もお風呂に入ってないぞ。」
アメリカの無人攻撃機の怖さ
人間は恐怖を感じたり、不安に思ったりするからミスを犯したり、選択を誤ったりするのです。そういう言わばドジな存在が人間なのではないでしょうか。つまり過ちは人間的であることの証でもあります。
ところが無人攻撃機はコンピュータで操られていて、途中で故障を起こしたり敵に関する情報の入力が間違っていない限りは、確実に標的を攻撃することができるようです。そこにはまったく人間的なものを感じさせるところはありません。まさにゴルゴ13も及ばない冷徹さですし、底知れぬ恐ろしさを感じさせます。
これに国際法違反だと噛みついたのがアムネスティインターナショナルです。アメリカ政府はその事実はないと反論しています。この議論は彼らに任せるとして、戦争という不条理なものは私たちを堕落させて自分勝手の世界に閉じ込めてしまうことは間違いなさそうです。
偽装メニューの不思議
阪急阪神ホテルズで数十品目の食材に関わる偽装メニューの事実が発覚しました。私はホテルで食事をするほど余裕はありませんから縁遠い話ですがどうにも理解しかねることがあります。
この偽装はすでに7年前から行われていたのに客からはクレームが出なかったのかということです。お金持ちは食事で食材や料理法などにいろいろと講釈を付けますが、今回の事件で発覚したようなひどい偽装に気が付く人たちがいなかったとは驚きです。
高いから高級だとか、有名だから美味しいとか、私たちの先入観を利用した悪質な偽装事件ですが、空腹が最高の料理人だということを改めて思い知らされました。
2013年10月23日水曜日
PM2.5の正しい知識を身に付けよう
最近はPM2.5という言葉が大流行です。各局のニュース番組を見ていてもどうもスモッグの意味でPM2.5という言葉を使っているようです。スモッグと言うのはスモーク(ばい煙)とフォッグ(霧)の合成語です。1952年12月初旬にロンドンで発生したグレートスモッグは劇場内の視界が悪くてオペラ公演が中止されたほどでした。
スモッグの原因は主に石炭や重油・軽油・ガソリンなどの “燃焼過程” で発生するばい煙が原因です。PM2.5とは粒径が2.5㎛(100万分の1㍍)以下の固体又は液体の粒子状物質だけをいいますから、スモッグの一部を占めるに過ぎません。ですからPM2.5は砂埃や黄砂が発生源になることは絶対にありません。
大きめのスモッグの粒子とは違って、PM2.5は肺に沈着するだけではなくて血管壁を通過して血流中にも侵入します。そして心臓に到達して障害を引き起こすことが分かっています。最後にPM2.5用のマスクが販売されていますが、本当に有効ならマスク製造業者は具体的な効果をデータで示すべきでしょう。
2013年10月22日火曜日
笑い話 自立?
飼いネコ 「あんた、ひとりで散歩できないの?」
飼いイヌ 「オレは忠誠心が厚いんだ。ネコごときが偉そうなこと言うな。」
飼いネコ 「あら、私は自立してるだけよ。」
飼いイヌ 「一日中丸くなって寝てばかりで生意気にも “自立” だと?」
飼いネコ 「あら。じゃー、まともにトイレもできないイヌが “自立” してるって言うの?オ
ムツしてなさいよ。」
ドラえもん
世界中で愛されるドラえもんの作者藤子・F・不二雄氏の信念は、普通の人であれ、ということでした。私のような元から普通の人にとっては格言にはなりませんが、天才の藤子・F・不二雄氏はどんなに有名になってもその姿勢を崩さずに質素な生活を続けていたそうです。
藤子氏にとって、ドラえもんは、面白く、偉そうでなく、いつもみんなをハッピーにする存在でなければなりませんでした。ドラえもんがみんなに受け入れてもらえるためには、まずは作者自身が普通でなければならないと考えていたのです。
藤子氏は性格が内気でしたので学校では居場所がありませんでした。鬼ごっこをして、運動神経ではクラスでビリから2番目の子が鬼になると、いつも藤子氏は追いかけられるはめになったそうです。彼はのけ者にされて空想や絵の世界でいつも生活していました。
藤子氏は小学生時代にマンガの世界の中に自分の人生を発見して、ドラえもんという最高の人生の伴侶に巡り合った幸せな人でした。自分の逆境を恨んでばかりいてはドラえもんに笑われますよ。
2013年10月21日月曜日
汚染水 結局は海に流すより他はない...か
11月が近づいているのにまだ大型台風が本州にやって来ます。今後はこれが常態化するのでしょう。
そこで心配されるのが福島第一原発の汚染水問題です。現状ではタンクから漏れ出したものは大量の雨水とともに海に流れ出しています。
気楽に考えるならば、大気中に放出されるくらいなら太平洋に捨てようと考える選択肢もあります。次世代のことを思うと、そういうやり逃げは許されませんが、原子力村の人たちにはそんな良識はないでしょう。
危機的な状況で平洋が汚染されることと事故処理の破綻とどちらを取るんだと詰め寄られたら、私でも太平洋に捨てろと言うでしょう。そういう状況に直面しないためにも私は原発はなくさなければならないと考えています。
そこで心配されるのが福島第一原発の汚染水問題です。現状ではタンクから漏れ出したものは大量の雨水とともに海に流れ出しています。
気楽に考えるならば、大気中に放出されるくらいなら太平洋に捨てようと考える選択肢もあります。次世代のことを思うと、そういうやり逃げは許されませんが、原子力村の人たちにはそんな良識はないでしょう。
危機的な状況で平洋が汚染されることと事故処理の破綻とどちらを取るんだと詰め寄られたら、私でも太平洋に捨てろと言うでしょう。そういう状況に直面しないためにも私は原発はなくさなければならないと考えています。
人生は思うようになるのだろうか
私たちはできれば人生を苦労なく豊かに幸せに過ごしたいと願います。しかし、なかなかそうはいかないのが人生です。例えば才能ある人が必死に努力をすれば必ず成功して大きな権力や高い地位や巨大な富にありつけるかというと決してそうでもありません。
それでも出世をしたり富を築くために有効なある種の手がかりがあるはずです。それが富や権力に近づいて重要な情報源を得るためのアクセスを持つことです。既存社会の利益構造に絡む情報は格段の価値があり、それを知る者と知らない者との間には天国と地獄ほどの差があります。これを知るためには結局は高級官僚か政治家か大企業の役員や顧問弁護士などにならなければなりません。
つまり人生をいわば快適に過ごすためにはある種の方程式のようなものが厳然として存在していることになります。その方程式に乗っかるためにはやはり一流大学に入ることが近道であることは否定できません。特に最近は理科系の人気凋落がはっきりしてきましたが、結局は社会を牛耳っているのは文化系の人たちですから、文化系に人気があるのも仕方のないことかもしれません。
しかし料理でも高級料理だけが美味しいとは限りません。料理などと言うものは味わい方によってどうにでもなるものです。ですから人生も自分なりの味わい方を見付けられれば、それはそれなりに幸せなものといえるのではないでしょうか。
老舗のケーキ屋さんのサバラン
街歩きをしているとおっとっとっとサバランのケーキを売っている老舗店がありました。高そうな店で懐具合が気になりましたが、サバランにはうるさい私としては入ってみなければなりません。
そこは一階が販売用でニ階がティールームになっていました。ニ階に上がるとかなりの客でみなケーキを目当てに入ってきている様子でした。お願いしたサバランには一片のオレンジがトッピングとして添えてある珍しいものでした。
スポンジ部分の焼き具合はさすがに老舗店だけあって文句の付けようがありませんでした。使われていたリキュールはオレンジキュラソーなのでしょうが、私はラム酒の方が好きです。またオレンジがのっていないシンプルなほうがよいと思われましたが、食べ慣れれば案外いけるのかもしれません。
この店は東京の有名老舗店ですが、私は横浜贔屓でやはり横浜の老舗店のサバランに軍配を上げます。サバランを売っていないお店などはケーキ屋ではないとかつてのブログで書きましたが、老舗店では流石にサバランは意地でも欠かせないのでしょう。しかし、私は払えませんがミシュランの三つ星レストランのサバランはどうなんでしょうか。
2013年10月20日日曜日
原発ゼロに与野党の大物が共闘か
小泉純一郎元首相が原発ゼロ宣言をして活発な発言をしています。そこにやはり脱原発を主張している自民党河野太郎衆院議員、生活の党小沢一郎代表、民主党菅直人元首相、みんなの党渡辺喜美代表、共産党志位和夫委員長が共闘したら面白いのではないか、という記事が東京新聞(10月20日朝刊)に載っています。
何となくちぐはぐな組み合わせのような感じもしないではありませんが、原発ゼロは日本の未来を語るには不可欠な生命線ですから大歓迎です。
三本の矢の矛盾
安倍首相の経済復興戦略 “三本の矢” という発想は古典的な遺物に過ぎません。バブル崩壊で始まった長期デフレ現象にはこれといった特効薬は見つかっていません。つまり今日の不況を経済対策で急所を射抜こうとしてもできそうにありません。
18世紀半ばにイギリスで産業革命が始まりました。これにより人類が大量消費するエネルギー源が化石燃料で賄われるようになり、今日では地球温暖化などさまざまな問題が顕在化してきております。そのため人類はエネルギー源を根本的に変革する必要に迫られており、そこで期待されているのがクリーンな再生可能エネルギーです。
太陽エネルギーは、原子力エネルギーのように人類が技術で生み出すものではなくて、遥か昔から存在してきた生命の源です。これに依存して文明社会を築き上げるのが最も自然な考え方のはずで、そういう社会を目指さない限りは地球自体が限界集落化していくことは火を見るより明らかです。
三本の矢はこの視点がまったく欠けた姑息な発想に過ぎません。現代文明の致命的な欠陥である化石燃料の大量消費を止めない限りは今日の経済不況は克服できないと思われます。言い換えれば不況という作物自体というよりは土壌に根本的な問題があるのですから、私たちの社会をエネルギー面から根こそぎ変えていく発想をしなくては不況対策になるはずがありません。
2013年10月19日土曜日
トイレという身だしなみ
昨晩はカクテルバーとクラブに行ってきました。とても申し訳ない話ながら友人の奢りにあずかったもので自腹ではありませんでした。
カクテルバーはバーテンダーの全国大会で何度も金メダルを獲得したお店でした。トイレは広くありませんでしたが清潔さと衛生面では最高の状態にありました。またクラブのトイレも文句のつけようのないものでした。両方とも高い年齢層の客を対象にした落ち着いた雰囲気のお店ですから当然かもしれません。
10月14日のブログでハンバーガー店の汚いトイレを取り上げましたが、今日は学生アルバイト店員による悪ふざけ写真のネット投稿で破産した蕎麦屋さんの記事が新聞に掲載されています。日本の “おもてなしの心” が東京オリンピック招致で話題になり流行語になっていますが、若いアルバイト店員の意識の低下が気になります。
2013年10月18日金曜日
笑い話 革命家
「右翼と左翼という言葉はイギリスの議会から始まったらしいね。」
「何か差別的で僕は大嫌いだ。」
「でも、英国議会は民主主義の源流だよ。」
「僕は民主主義には与しない。」
「しかし、民主主義なくして平和はないじゃないか。」
「それが気に入らないんだよ!」
笑い話 左翼の運動家
「なんでみんな同じことをする時に右に倣えって言うの?」
「それは世の中の習いだから。」
「君もそんな右に倣えみたいなことを言う。」
「だって仕方ないだろ。」
「僕は右は大嫌いなんだ!」
何が秘密ですか?いやそれは秘密です
これはあるジャーナリストの言葉だそうです。さすがに気鋭のジャーナリストは表現がしゃれていて言い得て妙です。
特定秘密保護法案については様々な方面で議論がなされ、特定の意味の曖昧さに不安が広がっています。通常は特定とは法律で定められたという意味ですが、法律の解釈は集団自衛権で憲法解釈が変更されたように政府の胸三寸で決まってしまい、細かく議論をしても意味がありません。
むしろ濫用が懸念される法案は廃案を主張すべきですが、そこはメディアは言いません。どこかで政府とつながっていそうで気になります。
中国の地下マネーが海外流出か?
今年の春先から日本の投資市場ではある急激な変化が起きているようです。今週はいろいろと足を使って実際に業者を回ってその実態を調べてみました。
まず世界的な動きでロレックスとパテックフィリップの腕時計が急騰してバブル状態にあります。専門店に行くと中国の観光客らしき人がやはりロレックスを買い求めている場面に出会うことがあります。今年に入って価格は30~40%の値上がりをしていて、一昨年ならば金価格を1. 5 陪すれば購入できたものが、今では3倍以上になっています。
もうひとつが都心のマンション市場です。中国投資家には少し焦りもあるのか、かなり強引な価格設定でも今までのようには値切り交渉をしないで買ってくれるそうです。その上に消費税値上げを意識した日本人の需要も掘り起こされた結果がここ2ヵ月間のマンションブームのようです。まだブームはまだら模様状態ですが買い手がすぐ付くことと物件によっては20%くらい高騰しています。
こうした現象がバブルなのかそうでないのかは私にはよく分かりません。中国のアングラマネーが海外に逃亡し始めたのかもしれません。中国の地下銀行に投資すれば年利13%で回りますが、国内環境の危ない気配を察知して海外流出が始まったのかもしれません。
中国のアングラマネーといわれる数百兆円のお金が世界中で暴れ回ってインフレの点火役にならないことを願うばかりです。
2013年10月17日木曜日
プレスリーの見たもうひとつのアメリカ、そして今日の日本
安倍首相が国会の所信表明演説で「(成長戦戦略の)目指すところは、若者・女性をはじめ、頑張る人たちの雇用を拡大し、収入を増やすことにほかならない」と述べました。
よく考えてみると成長戦略と雇用拡大や収入増は必ずしも直結しません。特に若者・女性そして頑張る人のためというならば、そうなるべき仕組みを政策として整備しなければならないのに、そこはまったくほったらかしです。結局は安倍首相の言う成長戦略で潤うのは財界だけということになりかねません。
また首相は頑張る人はと言いますが、お金はない、体力も普通、もちろん頼れるコネもなければ家庭環境も不遇な場合に人間は頑張れるものでしょうか。逆境をバネにして頑張る人こそ尊いのだと言われそうですが、それは恵まれた人間の言う詭弁でしかなく、頼る物や人のいない人間に気安く頑張れなどと言うのは無責任ではないでしょうか。
絶望的な環境にある人の苦しみや悲しみを歌って社会の矛盾を訴えたのがエルビス プレスリーの名曲『In the ghetto』です。私はこの歌を時々は聞いて、世の中には頑張る術さえ持たない境遇の人がたくさんいることを忘れないようにしています。
2013年10月16日水曜日
アンパンマン 最も恰好悪いのが最も格好いい
先日亡くなられたアンパンマン漫画家やなせたかしさんは戦争に出征しても一回も鉄砲を使わなかったそうです。また威張っていた上官が敗戦で敵軍にペコペコしているのを見て戦争に矛盾を感じたようでもあります。
鉄砲を使わないといえば人気の高いテレビ朝日の刑事ドラマ「相棒」に出てくる主役の杉下右京警部です。彼はどんなに危険な場所に踏み込むときでも決してピストルを携行しません。まあドラマですからいくらでもそういう設定は可能でしょうが、ひとつの見識ではあります。
私の家にホームステイしたアメリカの大学の先生は、平和主義の日本で私の息子たちがモデルガンで遊んでいるのを目撃してひどく落胆した様子でした。彼女は徹底的な平和主義者で子どもたちを自宅に鍵を掛けないで過ごせる小さな村をわざわざ選んで生活しておりました。米国にもそんな地域があることに私は驚いた記憶があります。
「正義の味方は格好悪い方がいい」というのが、やなせたかしさんの信念だったようです。格好悪く生きるには何事においても勇気が必要です。私には大きなエサ袋を抱えながら黒猫ディーンたちの世話をすることくらいの格好悪さが精一杯で、とてもやなせたかしさんのような勇気はありません。合掌。
2013年10月15日火曜日
笑い話 いろいろな天国
「消費税だけでなくて高額所得者の増税をしなくっちゃね。」
「僕には関係ないね。」
「あれっ、君は長者番付に載ってたじゃないか。」
「うん、でも俺はもう天国だから。」
「えっ?!」
「タックスヘブンという天国。」
2013年10月14日月曜日
ハンバーガー店のトイレが...
今日は外出して久しぶりにあるハンバーガー店に入りました。トイレに入ると便座の裏側の縁が茶色く汚れていました。ある私鉄の新宿駅構内のトイレには驚くほど不衛生で悪臭が充満しているところが一か所あります。
私が大学のドイツ留学の仕事をしていた時に、日本人の学生はアフリカ人より汚い!とドイツ人に文句を言われた事がありました。この発言はもちろんアフリカ人との比較から出たものではなくて部屋の掃除をしないことを表現するための比喩でしたが、私はとても恥ずかしく思ったことを覚えています。
トイレの衛生状態を見ればおよそ店の責任者や店員の意識の程度が察せられます。我が家でも雑巾を使って素手で便器を綺麗に拭くのは私しかいません。現代人が次第に汚いものに直接手を触れられなくなっているのが気になります。
私が大学のドイツ留学の仕事をしていた時に、日本人の学生はアフリカ人より汚い!とドイツ人に文句を言われた事がありました。この発言はもちろんアフリカ人との比較から出たものではなくて部屋の掃除をしないことを表現するための比喩でしたが、私はとても恥ずかしく思ったことを覚えています。
トイレの衛生状態を見ればおよそ店の責任者や店員の意識の程度が察せられます。我が家でも雑巾を使って素手で便器を綺麗に拭くのは私しかいません。現代人が次第に汚いものに直接手を触れられなくなっているのが気になります。
ホッコリする話
昨日は猫を抱いて日向ぼっこをしていたら、ひとりのお年寄りの男性が近寄ってきました。そのおじさんは清掃員をしながら世話していたネコが定年後も気になって来てくれたのです。大学がネコを排除しようとしていて苦労していると話すと、おじさんの表情は悲しげでした。
ずっと以前にも構内のゴミの回収をしているお兄さんが夏休み中のネコが心配になってわざわざトラックで立ち寄ってくれたこともありました。先日は私の先輩に当たる医療センター勤務の老精神科医ともひょっこり顔を合わせました。私がネコの大きなエサ袋を携えている事情を説明すると、お互いすっかり意気投合してネコ談義に花が咲きました。
私はすでに5年間キャンパスでは完全に無視されていますが、心の中では好意的に見てくれている人たちも多いはずです。誰もが本当の気持ちを実際に行動で示せる社会はどうしたら築けるのでしょうか。(2013年10月14日のブログを再掲載しました)
2013年10月13日日曜日
笑い話 知らぬが仏
「お母さん、ご安心下さい。ここは男性は絶対に入れません。」
「それでこそ女子寮だわ。」
「エントランスや廊下やトイレでは常時監視カメラがあって虫一匹入れません。」
「娘に虫が着くのが心配でしたが、これでホッとしました。」
「(バーカ、私が彼のところに行けばいいだけのことじゃない...)」
ネットがきっかけの男女交際の危険性
先日の三鷹ストーカー事件ではネット交流が実際の交際に発展した後に破局が訪れて悲劇が襲うという構図でした。ネット交流の怖さの一端を象徴する出来事でした。
ネット交流は一対一の極めて密室性の高い閉鎖的かつ空想的空間にあり、場合によっては相手を所有・占有しようとする強い欲望にブレーキがかからなくなる危険性があります。メールの交換でも一日に何十回もメッセージが入り、すぐに返事をしないと満足しない人もいると聞いたことがありますが、まさに異常な所有欲としか言いようがありません。
相手を所有してひとり占めにしたい、相手が自分から離れていくことは絶対に許せない、そういう所有欲が結局は異常行動としてストーカー行為になって発現するのでしょうが、恐ろしいのは抑制のないネット交流の特性が現実の世界の交際にも引き継がれることです。
私はネット交流を知りませんが、何となく違和感があって参加する気になれないのは本能的にそういう危険性を感じ取っているからでしょうか。社会運動を広めていくには不可欠なツールなのでしょうが、個人的な男女交際においてはどうなんでしょうか。
ネット交流は一対一の極めて密室性の高い閉鎖的かつ空想的空間にあり、場合によっては相手を所有・占有しようとする強い欲望にブレーキがかからなくなる危険性があります。メールの交換でも一日に何十回もメッセージが入り、すぐに返事をしないと満足しない人もいると聞いたことがありますが、まさに異常な所有欲としか言いようがありません。
相手を所有してひとり占めにしたい、相手が自分から離れていくことは絶対に許せない、そういう所有欲が結局は異常行動としてストーカー行為になって発現するのでしょうが、恐ろしいのは抑制のないネット交流の特性が現実の世界の交際にも引き継がれることです。
私はネット交流を知りませんが、何となく違和感があって参加する気になれないのは本能的にそういう危険性を感じ取っているからでしょうか。社会運動を広めていくには不可欠なツールなのでしょうが、個人的な男女交際においてはどうなんでしょうか。
2013年10月12日土曜日
笑い話 慎み深い人たち
「こんな満員電車は見るのも嫌になる。」
「どうぞお先に。」
「そちらこそお先にどうぞ。」
「いや、あなたからどうぞ。」
「いーえ、あなたから。」
「オイ!譲り合ってる場合じゃないだろ、早くしろ!」
笑い話 好きなタイプ
「僕は真丸く大きい目のパッチリ派。」
「僕は浮世絵の美人画派。」
「それって何?」
「歌麿の美人画知らないの?」
「あんな一本線の細長い目のどこがいいの?」
「だって怒っても顔に出ないから結婚しても気楽でしょ。」
人生で一番大切なのは体力
不振のどん底に陥った中日ドラゴンズの再建に元監督落合博満氏がGMに就任しました。記者との一問一答で彼は「練習しなければうまくならない、体力はつかない」と語りました。私が注目したいのは後半の体力の話です。
私は定年退職しても黒猫ディーンたちの待つキャンパスまでほぼ毎日徒歩で通っています。お蔭で随分体力が付いたことを実感しています。おそらく距離にすれば15キロくらいありそうです。そのうえどこもかなりの傾斜がある山坂になっています。そんなことを真夏の炎天下も続けてみて感じるのが体力が付いたことです。
とにかく気力も学力も源は体力です。特に年寄りは体力があって気力が充実していなければ結局は人手を煩わせて生きるという惨めなことになりかねません。プロ野球選手だけではなく私たちも日頃からよく動いて人生で一番大切な体力を付けましょう。
議論のあるアメリカ、既定路線しかない日本
日本にはジャーナリズム魂を備えたマスメディアはありませんし、組合や業界は自分たちの利益しか考えない圧力団体にすぎません。つまり日本には国民の良識の代弁者は存在しないも同然です。
例えば集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈の変更も国民的議論がないままいつの間にか既定路線化しています。先頃の日米外務・防衛担当閣僚会議(2プラス2)もすでに両者はそれを了解済みの雰囲気でした。また消費税増税分の6兆円は結局は公共工事に投入されそうな気配です。そんなことなら子ども手当を復活させて母子・父子家庭のために使った方がずっと有益でしょう。
アメリカでは2013年度予算案の議会承認が遅れていて市民の日常生活にも支障が出てきている様子です。今回の騒動の発端はオバマ政権の目玉である国民皆保険制度に反対する共和党の保守系グループのゴリ押しの印象もありますが、民主・共和両党の厳しいせめぎ合いを目の当たりにすると、アメリカでは政治的対決という構図が制度的に実体化されているようで羨ましいかぎりです。
政治家が地盤看板で当選して国民不在の既定路線という摩訶不思議なやり方で土着政治を支配する構図を何とか正さなければ日本の未来はありません。その第一歩がみんなが選挙で投票所に行くことではないでしょうか。
2013年10月11日金曜日
どこに住みたいかと聞かれたら、そりゃーパリでしょ
定年になったらどこに住みたいかなどという贅沢な話は私には縁がありませんが、もし先進国でどこかと聞かれたら田舎者としては躊躇せずにパリと答えます。パリ生活の魅力はまず食べ物がおいしいことです。ヨーロッパはどこでもそうですがパリでは青空市場が立って新鮮な食材がいつでも手に入ります。
いわゆる惣菜屋に行けば各種のパテや和え物やキッシュやら美味しそうな食べ物がいっぱいに並んでいます。もちろん肉屋に行けばハムやソーセージの種類は豊富でいろいろな動物の肉類もあって楽しめます。またフランスでは一年中欠かせない生ガキがあるせいか魚介類の扱いや保存状態は悪くはありません。マグロやウナギなどはきっと今でも日本よりぐっと安いはずです。もちろんパン屋やチーズ屋や酒屋も試してみたい商品で埋め尽くされています。街がそっくりデパ地下だといって過言ではありません。
極め付きは多数ある美術館の展示作品の充実度です。パリの美術館の凄さは私には解説できません。また画廊や骨董店も大小無数にあります。そこでは誰でも知っているような有名画家の作品が売りに出ていて偶然出会える楽しみもあります。他方で美術品と違って書籍は残念ながらフランス語が必要になり一般的ではありませんが、古本屋などに行ってみると昔の絵本などに出会えるはずです。
気候の面では冬は寒いですが雪はほとんど降りませんから感覚的には東京とあまり変わりません。夏は猛暑の年は別ですが、それでも湿度が低くて夜間は熱帯夜にはなりませんからクーラーは不要です。またパリでは地下鉄が発達していて日本より駅の間隔が短いですから車はまったく必要ありません。そんな訳で定年を迎えて余裕があったら一時的にでもパリ生活をお勧めします。
三鷹ストーカー事件と犯人家族の立場
後を絶たないストーカー行為は今回も殺人事件になってしまいました。このような痛ましい事件でいつもマスコミのバッシングの標的になるのが犯人の家族です。今回も母親は謝罪文を公表しているようですが、犯人家族への社会の厳しい視線が私にはとても気になるところです。
確かに子どもの成長は家庭教育、学校教育そして社会の教育力が一体化した環境の中で見守られるべきものです。しかし家庭教育の責任は主に愛情深い家庭人を育てるところにあるはずで、社会人としての教育はむしろ学校や社会の方に責任があると私は考えています。
私たちは親を犯罪を犯した子の元凶のように扱いがちですが、両親だからといって成人した子の行動をコントロールできるはずはありません。家族は子の犯罪には無関係であるとする社会的視点を常識化させないと、いつまでも親を生贄にして社会はケリがついたつもりでいて進歩しないのではないでしょうか。
2013年10月10日木曜日
エイズ先進国日本という汚名を返上しよう
私はブログでエイズが現在も増加しているのは先進国では日本だけだと書いたことがありますが、やっとこの事実が報道されるようになりました。
私がアメリカの大学の理事をしていた1990年に学生寮にはコンドームの自動販売機が設置されていました。学長とその是非について大激論になりましたが、結局はエイズの蔓延を防ぐためには仕方ないということで、私は妥協したことを記憶しています。あの時多くの学生に聞いてみたらエイズで死亡した人を身近に知らない人はいませんでした。
日本ではエイズに無関心過ぎるのが気になります。自分は安全だと過信して風俗で遊んでいる人たちがたくさんいます。私はそういう遊びを無下に止めようとは思いませんが、少なくとも安全な遊び方を心がけて欲しいと願っています。なぜならエイズはいまや死病ではなくなりましたが、残酷極まりない恐ろしい病であることに変わりはないからです。
学生仲間でも自由恋愛が案外一般的な雰囲気なのが気になります。彼らの関係には簡単に次々と相手を変える気軽さが感じられます。お互いにステディな関係であれば感染率はゼロですが、相手が複数になると一挙に倍々ゲームで危険は高まります。コンドームによる予防措置も完璧なものではありませんが、風俗遊びや自由恋愛にはエイズの予防措置として絶対に怠れません。
ったく!組長のネコ探しで組員を書類送検だと!
毎日新聞の配信によれば、組長のネコがアーケードに逃げたので組員が追いかけて上ったら、警察につかまって軽犯罪法違反で書類送検されたそうです。可愛い飼いネコが逃げ出したら組員でなくても追いかけます。
アーケードに逃げちゃったら許可を得てからなんて悠長なこと言ってたらネコはどこかに行ってしまいます。悪意のない微笑ましい町の風景だと笑って済ませておけばいいのに、暴力団員だからといって捕まえて書類送検とは誠に無粋な話でガッカリします。
幸いにもネコは一週間後に帰宅したようです。警察も時にはおらかに粋な計らいができないものでしょうか。責任者は事を見逃せば自分の責任を問われかねず怖かったのでしょうが、そんな小心者が根性のすわった暴力団と本気で対決できますか?
ベトナム戦争と東電福島原発事故
アメリカには失礼ですが東電福島原発の事故処理はベトナム戦争のような様相を呈しています。あの戦争で世界最強の米国軍が近代兵器さえままならぬ北ベトナムに敗北したのは、いくら攻め続けても一向に止まぬゲリラの抵抗に耐えきれなくなったからです。結局は兵士の士気の違いで勝敗が決したといっても過言ではありません。
戦争は停戦がいいと決断すれば和平に持ち込めますから、永遠に続くものではありません。ところが原発事故との闘いには和平は絶対にあり得ません。何十年でも何百年でも放射能は手綱を緩めることなく私たちをどんどん攻め続けます。もう嫌だと思っても、この戦いは永遠に放棄するわけにはいきません。今になってこのような苦痛を痛感しているのが福島の現場で奮闘する作業員や東電関係者のみなさんでしょう。
この現場における労働力の疲弊をうかがわせるのが単純ミスによるウッカリ事故が多発し始めていることです。このような事態は福島における事故処理が人間には負担が重過ぎて耐えきれなくなるであろう可能性を示唆しております。廃炉処理ができないであろう福島では永遠に破壊された原子炉が放射能をまき散らし続けます。
例えば廃炉処理ができないチェルノブイリ原発はコンクリート建屋で原子炉を覆って時間を待つしか方法はなくて、これからも百年以上は建屋を建て替え続けて遮蔽していくことになります。しかし、不幸にも福島はチェルノブイリを越える最悪のケースとなってしまいましたから、たとえ資金を無尽蔵に投入しても事故処理に終わりはきません。
このままでは現場作業員の士気だけの問題ではなく労働力不足も加速化することでしょう。その結果として重大なミスが引き起こされて深刻な事態に陥る可能性があります。そうなればこれまでの甘い事故処理の見通しはたちどころに吹っ飛んでしまいます。オリンピックムードで浮かれてなどいられない危機が刻一刻と近づいて来ているように思われてなりません。
ストーカー殺人事件
今日はテレビ局はどこも三鷹市高校生ストーカー事件の報道で持ち切りです。ソーシャルネットワークが普及してきて身元の分からない見ず知らずの男女が気楽に付き合いを始め、そして止めることが可能になりました。しかし、人間の心はそうは簡単にくっついたり離れたりできない場合も多いことを忘れてはなりません。
今回の事件の発端となったのもフェイスブックによる交際だったようです。ここで知り合った二人の関係が思わしくなくなってからも男性の方が未練を断ち切れずにストーカー行為に及び、ついには女性の方が殺されてしまいました。このような痛ましい事件はどうしたら防止することができるのでしょうか。
一番簡単なのはソーシャルネットワークを使わないことですが、そんなことは今日では非現実的過ぎます。誰もが考えるのがネットの関係は用心してネットの世界だけに閉じ込めておこうとするのですが、今回のように結局は一時的にでも実際に交際が始まれば相手の身元を知ることはさほど難しいことではありません。
ソーシャルネットワークの手軽さはアラブの春に見られるように社会的な連携や関係を“広めていく”には有効でしょうが、次第に“深まっていく” 恋愛関係などには不向きなように思われてなりません。何事にも手軽さが先立つ現代ですが、その手軽さには大きな副作用もあることを忘れてはなりません。
2013年10月9日水曜日
これってどうなんだろ?
昨日は通勤電車を利用しました。途中の乗り換え駅ではノンストップの快速急行と急行が続いてきますが、もちろん大半の乗客は快速急行を利用します。ですから一分後に到着する急行はほとんどガラガラです。
私も快速急行に乗車したら幸運の女神がほほ笑んだのか坐ることができました。ところがすぐ後から杖をついた中年女性が入ってきて空席を探す様子でしたが、当然ながら空いているはずがありません。私は仕方なく席を譲って次の急行に乗り換えました。案の定後続の急行は終着駅まで空席が目立ちました。
都心の始発駅でも10分並んで待てば必ず着席できるところ、わざわざ満員の車両に乗り込んでくるお年寄りがいます。結局はそういう人が自分の前に立てば疲れていても席を譲ることになります。昨日の場合やこれまでのそのようなケースでは何となく割り切れないものを感じてしまいます。
身体が不自由な人やお年寄りには席を譲るのは当たり前でしょうが、混雑時には譲られる方も次の電車を待つとか普通電車を使うなどの配慮を持ってもらいたいと思うのは私の身勝手なのでしょうか。
2013年10月8日火曜日
居場所を求めて
子どもたちには居場所が必要です。この居場所とは自分が自分らしくしていられて他者との関係も心地よく、自分の存在感をはっきり確認できるところというくらいの意味でしょうか。ですから単に物理的な空間というだけではなくて、情緒的かつ社会的な空間でもあります。
自分の居場所を孤立の世界に求める人たちがいます。保護者が口うるさくて学校化した家庭では自室に閉じ込もるのがもっとも手っ取り早い方法ですが、これでは単に他者との物理的な関係を遮断したにすぎません。こうした孤立の世界に逃げ込んで家族や他人や社会を無化しようとしても、結局はいろいろな不安や葛藤から逃れることはできません。
引きこもりと対極にあるのが修行僧の姿勢です。修行僧は隠れてひとりになろうとはしません。修行はあらゆる雑念を脳ミソから追い出していつでも自分を無化できるようになるまで続きます。なぜこの発想が大切なのかは俗物の私にはよく分かりませんが、おそらく他者の心を自然に率直に受け入れるためには自己の欲望が先立ってはならないという経験的な知恵から来ているのでしょう。
今日学校では教師に対して厳しい管理態勢が敷かれて成果主義が取られています。本来ならば学校は子どもたちの成長を優しく見守るユルイ場所であるべきですが、教師は子どもたちの取り締まりの手綱を逆に強めようとしています。そこで子どもたちは賢く暴力的な反抗を諦めていわゆる無視という態度で応酬してきます。その行き着くところが学級崩壊や学校崩壊です。教育の成果主義が学校教育の崩壊を招くという皮肉な結果になっています。
結局は家庭でも学校でも居場所のなくなった子どもたちは気の合った友達だけで居心地の良い疑似空間を作って生きていく方法を選択します。そこは非常に閉鎖的で社会性がありませんからいじめの温床にもなります。現代社会にはびこる無関心にもこうした背景が絡んでいるのではないでしょうか。誰もがどこかに居場所のある社会であってほしいものです。
2013年10月7日月曜日
笑い話 漢字で書くと
「おい、文科省が “子ども” はいかん、“子供” と書けと言い出したぞ。」
「東京都と同じことを言ってる暇な役所だ。」
「子供と書くと小さな従者と言う意味なんだ。知ってたか?」
「じゃー、セイジカは?」
「政自家。」
2013年度予算不成立から見えるアメリカ社会の深層
アメリカでは2013年度の国家予算案が連邦議会で可決承認されないために国家業務の執行が滞って混乱が起こっています。日本では予算案は参院で可決されなくても衆院の可決が優先されますから、余程のことがない限り今回のアメリカのような事態にはなりません。
今回の争いの背景には、保守的な野党共和党と与党民主党の考え方が真っ向から相違する医療保険制度の改革が根っこにありますから、ちょっとやそっとでは歩み寄りのできる問題ではなさそうです。オバマ政権が目指す国民皆保険制度は極端な表現をするならばアメリカがヨーロッパ型の社会に衣替えするようなものだからです。
アメリカでは自分のことは自分でという考え方が伝統的で根強くあり、他人の病気のことにまでお金を出す必要はないと考える人たちは決して少なくありません。もし、アメリカで手厚い社会保障のような保護が欲しいと思うなら軍隊に入るのが一番の近道です。軍属には様々な福利厚生制度が準備されているからです。
成功も失敗も自分のせいなのだから自分でけりを付けようというのにも一理はありますが、銀のスプーンをくわえて生まれてきたほんの一握りの人たちがいて、一方では3分の1の国民が病気治療もままならぬというのにも矛盾を感じます。ただ濫診薬漬けが止まずに増加一途の日本の国民医療費37兆円をみると、これも大きな問題です。まっ、健康で頑張れるのが一番でしょう。
お見合い写真 モナリザ像と歌麿の美人画の比較から
日本人の顔は陰影がないから描きにくい。映画看板製作の名人の言葉です。確かに私たちの顔は平っぺたい板の上に正面から鼻を隆起状にくっ付けて、あとは眼と鼻と口を描くという手順で出来あがっています。
名人が描きやすいのは陰影がある西洋人の女性の横顔だそうです。西洋人を観察すると横顔に眼がくっついた感じですが、私たちの眼は真正面から貼り付けられたように見えます。両方の眼頭と鼻先を結んだ逆三角形の外の顔の部分に起伏がないからです。整形手術でも眼鼻の形は変えられても平たい顔に起伏は付けられません。
ここで改めて浮世絵をつぶさに観察してみるとある重要なことに気が付きます。例えば歌麿の美人画はいつも決まったアングルで人物が描かれています。この場合は少し斜め前から見た構図になります。世界の美人画と言われるモナリザ像はもう少し正面寄りになって描かれています。この微妙な角度の違いを取ってこそ東洋人と西洋人のそれぞれの顔の美しさが表現できたのだと思います。
日本人の顔のもっとも美しい表現方法は浮世絵師がしっかりと心得ていたように少し斜め前から見るのが一番でしょう。これからは見合い写真は歌麿の美人画のアングルで写せばきっと婚約までまっしぐらは間違いありません。お見合いは何しろ写真からすでに始まっているのですから。
名人が描きやすいのは陰影がある西洋人の女性の横顔だそうです。西洋人を観察すると横顔に眼がくっついた感じですが、私たちの眼は真正面から貼り付けられたように見えます。両方の眼頭と鼻先を結んだ逆三角形の外の顔の部分に起伏がないからです。整形手術でも眼鼻の形は変えられても平たい顔に起伏は付けられません。
ここで改めて浮世絵をつぶさに観察してみるとある重要なことに気が付きます。例えば歌麿の美人画はいつも決まったアングルで人物が描かれています。この場合は少し斜め前から見た構図になります。世界の美人画と言われるモナリザ像はもう少し正面寄りになって描かれています。この微妙な角度の違いを取ってこそ東洋人と西洋人のそれぞれの顔の美しさが表現できたのだと思います。
日本人の顔のもっとも美しい表現方法は浮世絵師がしっかりと心得ていたように少し斜め前から見るのが一番でしょう。これからは見合い写真は歌麿の美人画のアングルで写せばきっと婚約までまっしぐらは間違いありません。お見合いは何しろ写真からすでに始まっているのですから。
2013年10月6日日曜日
笑い話 前科は因果なもの
「オレは国民総背番号制なんて野暮なことには反対だぜ。」
「別にいいじゃないか。」
「オレはとにかく番号制は嫌いなんだ!」
「どうしてそんなにムキになんのよ?名無しの権平になるわけじゃなし。」
「シャバでまた番号制なんて、やってられねーんだよ。ったく!」
「別にいいじゃないか。」
「オレはとにかく番号制は嫌いなんだ!」
「どうしてそんなにムキになんのよ?名無しの権平になるわけじゃなし。」
「シャバでまた番号制なんて、やってられねーんだよ。ったく!」
消費税は欧米に比べれば高くないなんて、大ウソだ!
消費税率8%が10%に引き上げられます。そこでフィンランドの場合と比較して、日本は高いのか低いのか考えてみました。フィンランドの消費税率は23%ですが食料品やレストランは13%です。数字上は高いように思われますが、実際の日常生活の面から眺めてみますとまったく違った実像が浮かび上がってきます。
フィンランドでは教育は完全無料ですから子どもの養育に日本のような大きな負担はありません。保育所網は整備されていますし、教育システムの違いから塾に通ったり厳しい大学受験のための勉強に明け暮れる必要もありません。一方、日本では私立学校や塾通いが普通になっています。そこで日本の子どもの養育費を少し恵まれたサラリーマン家庭を想定して次のように計算してみました。
保育料(6年間) 360万円
私立小学校(6年間) 400万円
私立中高校(6年間) 600万円
学習塾(中高6年間) 300万円
私立大学(自宅通学4年間) 500万円
合計 2160万円
子どもが就職するまでに約2000万円の自己負担金があり、毎年100万円相当になります。総収入700万円のサラリーマンの場合には約180万円が社会保障費や税金です。残りの520万円のうち420万円に8%の消費税が掛かれば約34万円の負担です。教育費の不要なフィンランドでは消費税対象収入を平均的な450万円とすると消費税負担は約100万円です。
日本の子育て負担は消費税34万円+教育費100万円で年間134万円ですが、フィンランドは教育費ゼロですから消費税100万円の負担だけです。さらにフィンランドでは無料の医療費と充実した高齢者ケアがあります。老後の蓄えなしには生活できない日本は非常に税金の高いことが分かります。日本の予算がいかに無駄が多いかよく分かります。
2013年10月5日土曜日
冷凍人間
この頃はめっきり涼しくなってきて私は夏蒲団を押し入れにしまいました。紅葉の季節が近づいてくると自然界にも様々な変化が現れてきます。
まずは蟻が地面を這い回らなくなってきました。きっと地中に作った巣の中で活動を停止して冬眠状態に入ったのでしょう。戸外にいるゴキブリも枯葉の中でうずくまって動かなくなります。ネコの餌箱にたくさん群がっていたナメクジも瞬間蒸発したかのように姿を消しました。
不思議なのはウナギです。冬が近づいてくるとウナギはウンチはすれどもほとんど動かずに食べ物も食べなくなります。冬越しと言われる状態です。水ぬるむ3月までは飲まず(?)食わずで体重も落とさずに約6カ月を過ごします。途中で氷詰めの状態になってしまっても氷が溶ければウナギは再び元気になります。
昆虫や魚類のはかにはヘビ、カエル、リスそしてクマなどが冬眠をします。冬眠中のカエルを土中から掘り出すとほとんど仮死状態で眠っていることがわかります。ネットで検索すると人間が飲まず食わずで23日後に仮死状態で発見されて元気に生き返った例が報告されています。
もし、冷凍中の人間が生物学的には歳を取らないのであれば、定年後に20年間ほど冷凍人間になって生き返ってみるのも面白いのではないでしょうか。もしその間も年金はもらえるのであれば、老化はしないし貯金は貯まるし最高です。
2013年10月4日金曜日
笑い話 秘密大好き
「年末の株はみな火柱高ですよ。」
「そんなのアベノミクス擁護派の大ウソでしょ。」
「じゃ、首相に確かめてみてください。」
「首相はそんな秘密は絶対に教えてくれません。」
「どうしてですか?」
「だって秘密保護が大好きで法律まで作ろうっていう人でしょ。」
サザエさん 平凡な世界で人を楽しませるスゴ技
サザエさんを知らない人はおそらくいないでしょう。なぜサザエさんはそれほどまでに愛されているのでしょうか。
テレビドラマや映画では刑事物、医療物、ヤクザ物、悲恋物、戦争物、英雄物、歴史物など様々なテーマが盛りだくさんあります。例えばNHKの大河ドラマでは、まず時代劇という特別な背景があります。そこに明治維新などの激動の時代が設定されれば内容的にはどうであれドラマは否応なしに盛り上がります。こうしたテーマでは私たちの日常生活との間に大きな距離感があるためにスリルと感動に満ちたストーリーを組み立てやすいはずです。
ところがサザエさんには何も特別なお膳立てはありません。ストーリーは平凡な3世代が同居する家族の何の変哲もない日常生活の一風景が描かれているに過ぎません。それでも常に子どもの視点から内容が綴られていて笑いと共感を誘います。その秘訣は子どもの純粋さや無邪気さそして単純さをもって大人の世界を見た意外性が表現されているところにあります。
私たち大人もサザエさんの世界のようにもう少し無邪気にそして単純に考えて生きるように心がければ、もっと潤いのある笑いに満ちた日々を過ごすことができるのではないでしょうか。
汚染水漏出は単純に計算間違いのせいだけだろうか?
福島原発で汚染水貯蔵用タンクが傾斜地に5基連結して設置されていました。東電は山側のタンクの傾斜の度合いを測定して全5基のタンクに入れるべき汚染水の量を計算したのですが、計算間違いから海側のタンクから高濃度汚染水が漏れ出して海に流れ込んでしまったようです。
同じような単純なミスが先日の安倍首相の現場視察の際にもありました。何と防護服に記載されたのは「阿部首相」となっていたのです。このようなことがたびたびあると現場の東電総責任者は既に現場統率の負担に耐えきれないほどの過酷な状況にあるのではないでしょうか。
東電社長は毎月定期的に事故現場に足を運んで状況を見て把握しているのでしょうか。それが気になって仕方ありません。
2013年10月3日木曜日
東京都庁舎改修に建設費の半分762億円
世界的な建築家の設計した東京都庁は失礼ながら完全にパリのノートルダム寺院のパクリだと私は思っております。パクリでも仕方ありませんが、困るのは高額な雨漏り対策費や改修費の問題です。東京都庁舎はバブルの真っただ中に建設工事が進められてバブル崩壊直後の1991年に完成しました。総工費は1569億円でした。
その都庁舎がたかだか25年経過しただけで老朽化した諸設備を改修する必要が出てきました。完成後25年で建設費の半分ですから、現状で考えれば今後100年間で新しい都庁舎が二つも建設できる計算になります。こういう問題点はすでに設計段階で施行建設会社には分かっていたはずですが、言わない方が得ですからダンマリを決め込んでいたのでしょう。
JR東日本ありがとう
横浜線の踏切でお年寄りを助けようとして犠牲となった女性のためにJR東日本は敷地内に献花台を設置してくれました。次々に献花に訪れる市民と亡くなられた女性に敬意を表しての心遣いでした。
私としては誰か加勢してくれる人がいてくれていたら悲劇は起こらなかったと思ってしまいますが、地域の人々は深く感じ入るところがあったのでしょう。改めて故人のご冥福をお祈りします。
2013年10月2日水曜日
痛ましい巻き添え死を繰り返すな
JR横浜線の踏切で、うずくまったお年寄り(74)の救助に出た女性(40)が電車にはねられて死亡しました。私も学生時代に線路にうずくまった若い女性を助けようとして線路に飛び込んだことがあります。腕力には自信はありましたがまさに間一髪の出来事でした。あれから40年経過しましたが思い出すと今でもゾッとします。
死ぬつもりでうずくまった人を半ば一瞬のうちに軌道外へ引っ張り出すのは幸運と人並み以上の腕力が必要です。今回死亡した女性は40歳ですから結局は非力過ぎたのだと思います。もし、周囲の人たちが数人でも傍観せずに協力してくれていたら結果は違ったかもしれません。
線路への飛び込みがあって誰かが救助に飛び降りたら加勢する勇気をもって手助けをしてあげてください。但し、私の経験から言いますと非情のようですが女性や30歳以上の人は絶対に助けに出ないでください。今回の悲劇の犠牲者の方のご冥福を心からお祈りします。
死ぬつもりでうずくまった人を半ば一瞬のうちに軌道外へ引っ張り出すのは幸運と人並み以上の腕力が必要です。今回死亡した女性は40歳ですから結局は非力過ぎたのだと思います。もし、周囲の人たちが数人でも傍観せずに協力してくれていたら結果は違ったかもしれません。
線路への飛び込みがあって誰かが救助に飛び降りたら加勢する勇気をもって手助けをしてあげてください。但し、私の経験から言いますと非情のようですが女性や30歳以上の人は絶対に助けに出ないでください。今回の悲劇の犠牲者の方のご冥福を心からお祈りします。
2013年10月1日火曜日
合掌 山崎豊子さん逝く
作家山崎豊子さんが死去されました。「小説は社会的な背景をもって書くべきだ」と言い続けていた山崎豊子さんは常に社会正義を念頭に自分の信念を貫いた希有な人ではなかったでしょうか。近頃は女性著名人や女性政治家を見ても権力におもねいて地位を築いた感じのする人たちがほとんどで薄っぺらくて寂しい限りです。
山崎豊子さんの作品で私にとってもっとも印象深いのが「白い巨塔」です。大学医学部の闇の部分をえぐり出す大作で社会の大きな関心を集めました。この作品は発表された時期がちょうど東大紛争の時代と重なり合うもので私も在学中でしたから特別に印象に残っています。
その頃はハナ肇とクレージーキャッツがテレビで大人気を博していた時期でもありました。グループの一員で日本一の無責任男を自称する植木等が青島幸男作詞のスーダラ節を歌って世の中を煙に巻いておりました。今日の社会環境ではもしスーダラ節が発表されてもあれほどまでに受け入れられたかどうかは疑問です。当時の時代性を如実に反映させた社会現象でした。
今日の日本社会は東日本大震災の深い爪痕、深刻な東電福島原発事故、払いきれない政府1000兆円債務、拡大する貧富の差、進展する少子高齢化など超難題が山積しています。スーダラ節を歌って浮かれている気持にはなりませんが、少なくともあの歌を受容した余裕と堂々と生き抜いた山崎豊子さんの生きっぷりを忘れないようにしたいと思いました。
笑福亭笑子 下北沢で英語落語
上方落語家の笑福亭笑子さんが下北沢で腹話術落語を始めるといいます。笑子さんは4年半の間、イギリスで武者修行した苦労人のようでどんな落語で観客を笑わせてくれるか楽しみです。
私は小道具なしで話術と身振りだけでたくさんの聴衆を巧みに魅了する落語はもっとも日本的な庶民の伝統芸能のひとつだと思っています。私には無理でしたが落語を英語などで世界に広めたいとかつては思ったことがありました。
落語が世界の娯楽として認知されるように是非頑張ってください。陰ながら応援しています。
2013年9月30日月曜日
笑い話 ガキ大将の運動会
「小学校最後の運動会だ。いつものように俺に任せておけ!」
「うん、みんなも頼りにしているよ。」
「何たって、今日だけは自信あるからな!」
「どうして今日だけなの?」
「テストの時間にお前の世話になってるの気付いてなかったのか?」
「うん、みんなも頼りにしているよ。」
「何たって、今日だけは自信あるからな!」
「どうして今日だけなの?」
「テストの時間にお前の世話になってるの気付いてなかったのか?」
銀行の冷酷な要求 半沢直樹になれるか
東京電力の柏崎刈羽原発6・7号機の再稼働に向けた動きが慌ただしく急に前進しました。安全審査申請を頑なに拒んでいた新潟県知事も今回は簡単に了承してしまいました。お互いの顔を立てるための再稼働に向けた既定路線だったのでしょう。
この流れの背後には東電の資金ショートを防ぐために銀行融資の期限が迫っていたことがありそうです。東電は10月に770億円を返済しなければなりませんでしたが、銀行団はその分の借り換え融資には再稼働申請を条件にしていました。
こうした銀行の姿勢は冷酷極まりない行為です。福島原発の事故処理が完全に手詰まりの段階にあり、危惧される冬の電力不足も乗り越えられそうな状況で再稼働を急ぐ必要はないはずです。銀行の提案した交換条件はマネー本位の非道で社会性を無視したものです。
日本では連帯保証制度や不動産購入ローンの追加担保提出などが慣例化しています。そのために自殺や家族離散などの悲劇が後を絶ちません。このような商習慣は死人の首にもう一度縄を掛けて吊るすようなものです。今回の銀行団の再稼働要求はそのような銀行の冷酷な体質を如実に表しているように思われます。
ヨーロッパでは社会貢献のための融資である社会的責任投資(SRI)が活発化してきています。その総額は銀行融資の10%相当の百兆円にも達しているようですが、日本ではその気配さえさっぱり感じられません。私たちは組織のロボットになりきるのではなくて良識ある個人として半沢直樹流に銀行の体質を変えていかねばなりません。
八重の桜 命を粗末にする美学
NHK「八重の桜」で西南戦争を扱っています。官軍の圧倒的な火力の前に刀で立ち向かっても勝てるわけがありません。そんな無謀な戦争で両軍に1.3万人の犠牲者が出ました。しかし、それを覚悟で命を自分の信念に捧げるのが武士の魂、日本男児の美学でした。私たちはそういう潔さに何故か惹かれ涙するところがあります。
しかし、よく考えてみるとそんなに命を粗末にしていいものでしょうか。およそ1世紀後の第二次世界大戦でもこの美学が利用され、多くの若い命が失われました。西南戦争が19世紀、第二次世界大戦が20世紀の悲しい出来事でした。21世紀には、このような幻想に満ちた美学は忘れ去り、もっと意気地無しになって命を大切に扱いましょう。日本社会では意気地無しと言われる方が本当は勇気がいるのです。
芸能人に期待できるものは.....何もないのか
芸能人はよく考えてみれば商売の広告塔でチンドン屋と同じですから、有名だからと言っても彼らに社会的発言を求めるのは筋違いかもしれません。
しかし芸能人としての人気の効果は絶大で弁護士ながらもテレビ出演したあとに政界に躍り出たケースもあります。NHK「あまちゃん」人気ではロケ地の観光客は35倍に増加したそうです。そんな実例を知ると彼らがその知名度を生かして社会の矛盾について発言してくたら、きっと現代の若者たちの政治的無関心も変わっていくはずです。
金は天下の回りものといいますが、どんなに有名な芸能人でもたまたまそういう幸運に恵まれて人気を得て高額収入を得ているにすぎません。そんな立場で大もうけをしたのだから、つかぬ間の浮世で当てた幸運の恩返しくらいに思って少しは社会的な発言をしてもらえないものでしょうか。
お金持ちがお金儲けに一抹の負い目を感じるくらいの良識が残っている世の中の方がまともな社会といえるのではないでしょうか。
2013年9月29日日曜日
技に溺れるミステリー物
昨晩はテレビ朝日で放映された森村誠一原作「悪の魂」を観ました。私は原作を読んでいませんので、脚本化されたテレビのミステリー物としての感想です。
昨晩楽しませてもらった「悪の魂」はとても念入りに練り込んだ内容でしたが、その筋書きにはどこか無理があって釈然としない部分が数か所ありました。例えば、最初の山間の殺人現場に放置された被害者の赤い車はどうなったのか、二つ目の偽装自殺事件では被害者の血液分析はなされなかったのかなどは特に捜査の重要な手掛かりになるはずでしたが、残念ながら触れられませんでした。おそらく内容を盛り上げるために手が込み過ぎて話の筋を整理し切れなかった結果でしょうか。
日本のミステリー物は「水戸黄門」のような勧善懲悪型で必ず最後はお涙ちょうだいのワンパターンになっていますが、年寄りにはちょうど良い味付け方かと思っております。
10分間続くコマーシャルってありですか
テレビ朝日「相棒」は1時59分から始まり、およそ5分後にタイトルだけ瞬間的に画面に出たかと思うと、また約5分間のコマーシャルでした。「相棒」のコマーシャルは毎回5分も続く長いものですが、他のテレビ局でも五十歩百歩です。コマーシャルで露骨に長いものは規制できないものでしょうか。テレビ局には、それでも観るのが〇〇だと思われているのでしょうか...
教育で一歩も二歩も先を行く国 フィンランド
「16歳まで、他人と比べるテストはなく、点数競争はしない。
勉強は学校の授業だけ。
義務教育の授業時間数は、世界でほぼ最低。
宿題は少しあるが、学習塾はなし。
取り立てて、受験勉強もしない。
国際学力調査によると、そんな国が、必死で勉強する東南アジア諸国と
肩を並べて世界トップクラスだという。以下省略」
フィンランドはこのような国だそうです。夢のようですが、みなさんはどう思われますか?
引用 フィンランドはもう「学力」の先を行っている 福田誠治著(亜紀書房)
2013年9月28日土曜日
“ 無欠 ” 革命を起そう!
友人と話しをしていて過去の利権構造が復活した感のある今日の政治を未来型に転換するにはお金を使って “無欠” 革命を起こすしかないという流れになりました。“無欠”革命とは国政選挙に一回行くとその場で1万円の税金が還付される仕組みを作ろうというアイデアです。
政府の一般会計だけで100兆円ですから無駄がそこここにあるはずですし、過去のしがらみを捨てて考え方を変えればその範囲は一気に広がります。そのうえ現在のような一部の人々が組織票を握って既得権を貪るための選挙でなくなれば、きっと数兆円のお金などすぐに出てくるはずです。無欠革命は政官癒着でドブに捨てられている税金の流れを阻止して一部を還付してもらうにすぎませんが、その効果は絶大なはずです。
例えば候補者には必ず予算を5兆円削減する提案を公約として掲げさせます。これにより任期中に5兆円の一般会計予算削減が実現して15年も経過すれば約30兆円の節約ができるのです。このままでは消費税上げなど増税と社会保障費負担増ばかりで政府の無駄遣いは絶対に進みません。若者世代が見殺しにされる前に国政選挙に投票して1万円の“無欠”革命を起こしてみませんか。
みんなで健康寿命を伸ばそう
健康寿命とは人の手を煩わすことなく自立して生活できる状態にある期間のことを言います。日本人の場合は女性は73.6歳(平均寿命86.3歳)で男性は70.4歳(平均寿命79.5)となるようです。つまり男女とも平均的に約10年を人の手助けを借りて生きることになります。恐らく最後の1~2年はオムツを付けての生活を余儀なくされそうです。
私の知る同僚で80歳を超える男性が数人いますが、まだまだ現役でいろいろと興味を持って毎日のように飛びまわっています。その興味は単なる趣味というよりは頭脳を働かせる要素を含んでいるせいか、知的な衰えもまったく感じさせません。一方で若い頃から車の生活になっていた人たちも知っていますが、押し並べて足腰が弱ってしまいほとんど車椅子状態にあります。
とにかく年寄りは自家用車を捨てて電車バスを利用し、できれば週に数回はしっかり身体を動かしたいものです。よく言われるようにピンコロとはいかないにしても何とかトイレには自力で行けるように最後まで体力を維持したいものです。
2013年9月27日金曜日
二杯の味噌汁
私事で恐縮ですが、私は家内が外出した場合にはなるべく食事を準備して待つことにしております。昨日は作り過ぎたお味噌汁が大小の器に分けて冷蔵庫に保存してありました。私は息子に大きい方を残して小さいのを二つにして食卓に出したところ、家内には大きい方を使えばよかったのにと言われました。
私は私なりの考えがあって判断して準備したのですが、自分の考え方でしか回りが見えていないと結局は家内のような反応になってしまいます。すでに起こってしまったことを嘆いてみても事態が良くなるわけではありません。その代わりに他者との関係性の中でその事実をどう受け止めたらいいのか最善の答えを前向きに自問してみる方が本当はずっと有益なのです。
人には様々な考え方があります。お互いの考えを尊重し受容する寛容さを持って生きていかないと家庭でも社会でも個人の独立と尊厳はありません。自分は見えているつもりでこうした方がいいと思っても、その人が気が付かないだけで別の見方もたくさんあるはずです。親が子にいろいろと押しつけがましく言ってトラブルのも、自分の方がという独善的な意識があるからでしょう。
なかなか難しいことかも知れませんが、何事もまずは事実を受け入れて後ろではなくて先を見ることが大切だと思います。そういう心には感謝に通じるものがあり、それが夫婦生活や家庭教育そして社会生活の面でも足るを知るきっかけを作ってくれます。過去を嘆いて現在の関係性を歪めては何の意味もありません。心したいところです。
笑い話 フケイザイ
食べ残し 不経済
電話の長話 不経済
帰路は空のトラック 不経済
衝動買い 不経済
流行品漁り 不経済
東京五輪に群がる人々 不経済
天下り官僚 不経済
多過ぎる国会議員 不経済
愛日長アマガエル 不敬罪
社会保障改革で風邪なら患者7割負担に賛成します
安倍政権の社会保障改革に対して産業競争力会議では風邪の自己負担は現在の3割から7割へ引き上げようという提案がなされたようです。私はこの提案に賛成です。
まず大人が風邪を引くということは日常生活で注意していればあまりありません。極論かもしれませんが、年に2回以上引く人はおよそ自己管理が不十分なせいだと思います。私は教員生活35年間で風邪で休講にしたことはありません。インフルエンザには10年に一回程度かかりました。
9月23日の『二人の東大卒開業医』のブログでも取り上げましたが、風邪で安易に薬を求める患者に対する過剰診療には目に余るものがあります。結局は日頃の体調の自己管理への無関心は社会保障費への無関心に繋がります。毎日の生活はなるべく規則正しくしたいものです。
飲み放題という商売方法
居酒屋などではアルコール飲み放題という誘い文句がありますが、この感覚は案外客を小馬鹿にした無責任なもののように思われてなりません。
昔のことですが子どもとイチゴ狩りに行って温室の扉の脇に大きな嘔吐物があったことを今でも思い出します。イチゴ狩りでは食べ放題ですから、美味しいイチゴをお腹いっぱいに食べてみたい気持ちは分からないわけではありません。人間は〇〇放題と言われると案外欲張りになります。
これがお酒になると一杯が二杯になり二杯が三杯となり次第に自制心が薄れてきてノーブレーキ状態になりかねません。そこに飲み放題で欲がからんでくると結局は泥酔してツブレるということになります。イチゴならば吐き出してしまえば終わりですが、アルコールはそうもいきません。
飲み放題というキャッチフレーズは私の10年近い西欧生活中で見た記憶がありません。そういう商売方法を見かけなかったのはお客に節度のない下品なサービスだと思われかねないからなのでしょうか。当時はこんなことを考えたことがなくて聞き忘れました。
2013年9月25日水曜日
笑い話 駄々っ子?
「ボク降りないよ。絶対に降りない!」
「早くしろ!電車発車しちゃうだろ!」
「ヤダーッ!降りないッ!」
「アレッ?!!降りるのここじゃなかった。」
「お父さん、酔ってるんだから...」
「早くしろ!電車発車しちゃうだろ!」
「ヤダーッ!降りないッ!」
「アレッ?!!降りるのここじゃなかった。」
「お父さん、酔ってるんだから...」
優しさって何だろう
私たちは大切な家族を失った人たちなどには当然のように優しくできます。また近所の子どもたちが何か悪いことをしていたらやんわりと声をかけたり、友人が酒宴で痛飲していたら止めるのも優しさだと思います。
私は勤務していた大学キャンパスにいる13匹の猫たちの餌やりの「仕事」をしていますが、ときどきあなたは優しいですねと言われます。でも私の行動は優しいと形容するほど個人的なものではなくて、むしろ教育現場に潤いをもたらすためのNPO活動くらいに思っています。
本来ならば優しさは人間存在への個人的な深い共感から自然に湧き出てくるものではないでしょうか。そう考えると私たちは日頃の人間関係の煩わしさから逃避するために優しさを礼儀代わりの手段として安売りしすぎているように思われてなりません。
肥満体ばかりの大相撲に体重規制を!
大相撲の力士の大型化は眼を見張るものがありますが、それとともに観客にとっては肥満体が気になります。そこで幕内力士の平均体重はどのくらいか調べてみました。
戦前は100キロそこそこだったのに1980年代には140キロになって今や160キロにもなっています。肥満指数のBMIは平均で46にもなるようです。私たちは普通はBMI 20~25ですから、いかにひどい肥満体の力士が多いかが分かります。相撲取りらしい体格の横綱白鵬関がBMI 41です。また比較的筋肉質の琴欧洲関と日春富士関がBMI 38です。
肥満体の力士は細かい動きができませんから決まり手は寄り切りばかりでほとんど投げ技が出ません。決まり手と体格の両面で観る者にとって美しいという要素を取り戻さないと若い人たちは寄りつかないでしょう。力士の肥満を規制するなにか良いアイデアはないものでしょうか。
注 BMI=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)
2013年9月24日火曜日
中国元が40%高くなって東京で起きたこと
中国元は去年は一元が12円位だったのが今日では16円を超えてきております。中国人にしてみれば自国通貨が約40%の値上がりをしたのですから、日本で買い物をすれば大バーゲンということになります。
そこで超高級品の18kの金無垢中古ロレックス時計が売れに売れており販売店は商品の仕入れができなくて困っているようです。このような異常事態から他の金無垢時計にも価格高騰の波が押し寄せてきています。私も持っている時計を売って黒猫ディーンの餌代にした方がいいのか正直迷っています。
こうした中国人の買い漁り対象がどの領域まで波及するのか注目しておりますが、恐らく不動産には及ばないはずです。その理由はやはり福島の原発事故です。彼らは自国・外国関係なく政府の言うことなど鼻から信用していません。ですから富裕層にはアメリカやカナダの方が長期の投資先としては適していると見られているようです。
しばらくは元高円安状態が継続する感じがしますから、少なくとも中古ロレックス狂騒曲はまだまだおさまらないでしょう。
インターネットオークションの信頼性
インターネットオークションに不安を感じるのは相手が見えないうえに実物を手に取ることができないからです。私はこれまでに大きなトラブルに巻き込まれたことはありません。ただ日本のインターネットオークションはオークション会社の対応が今一歩の感があり、普通は何かあっても自己責任となってしまいます。
あり得ないことですが、ピカソの油絵が出品されていたとします。まずイロハとして確認すべきことは、ピカソの作品カタログ集にリストアップされていること、次にどこの画廊から市場に出たかということです。ピカソの主な作品には奇跡的にもカタログナンバーと題名が付けられております。この情報が欠けていれば近寄らないほうが賢明です。
ピカソの作品は土地や金などよりも投資価値があると言われます。偽物が多いことはその高い価値の証しかもしれません。ピカソのみならず美術品の購入には真贋の確認方法をわきまえたうえでハッキリしないものは諦めるべきでしょう。
2013年9月23日月曜日
二人の東大卒開業医
私の友人の住む町には珍しく二人の東大出の医師が開業しているようです。心臓発作を起こした友人はそこの老医師のところに駆け込んだものの心電図の説明に納得がいかず、別の病院に行って命拾いをしたそうです。
もう一人の若い医師は必要なことしか話をしないでテキパキと診療をしてくれるようです。先日も風邪で診てもらったら、2種類の薬のほかに必要ないがタンが出て困った時のためにと抗生物質を5日分処方してくれたそうです。
特効薬などない風邪には安静が一番ですが、私たちは風邪だというと案外医者の所に行ってしまいます。医師はそれに乗じてか、多い場合は6~7種類の薬を3週間分も処方することがあります。そんな超過剰診療は国民医療費に重い負担になっています。
診療が例の若い医師のような高潔な人ばかりであったら、きっと36兆円の国民医療費のうちで数兆円は節約できていることでしょう。これだけで消費税増税分などはアッと言う間に捻出できます。政府の予算にはどのくらいの無駄が潜んでいるのでしょうか。
ままならぬ忘れるということ
東日本大震災からすでに2年半以上が過ぎました。オリンピックムードで盛りがる東京ではかつてのような被災地への深い思いはなくなってきたような気がします。本来ならばあまり浮かれずに被災地の人たちと気持だけでも寄り添って生きていきたいものですが、私たちは忘れたいことと忘れたくないことを自分では選択できないのが玉にキズです。
東京では2020オリンピック開催のために新国立競技場の建設計画が進められています。その設計図は膨らみに膨らんで巨大化し、何とロンドン五輪のメインスタジアムの3倍の床面積だそうです。こうしてみると自民党政治家は土建屋政治の味はしっかり覚えているようで困ったものです。
2013年9月22日日曜日
ある老精神科医の誠意
私が尊敬する精神科医は80歳を超えても精力的に診療や学会活動に取り組んでいます。この医師は薬に頼りすぎることなくいつも1時間は話を聞いてくれます。
日本の保険診療制度では5分でも60分でも心理療法の報酬は数百円しか違いません。そのためか利益の出る薬を大量に処方して簡単に終わりという精神科医が多いのが実情です。そんな嘆かわしい今日の精神科診療において常に誠実に患者さんと向き合ってくれるのが、私の尊敬する精神科医です。
私は薬を大量処方された隣人で忌まわしい経験をしたことがあります。最近はテレビ番組でも専門医が頻繁に出演して病気の押し売り役を演じています。私たちは医師に処方された大量の薬をいわばガブ飲みしがちですが、その危険性について医学界はしっかりとした情報を提供してもらいたいものです。
創業者と3代目の違い
私は幸いなことにいろいろな分野の会社経営者とお付き合いをさせていただいております。その経験から経営者の世代交代で気になっていることがあります。
先日はトヨタ自動車を世界の企業に育てた豊田英二氏が亡くなられました。豊田氏は「カイゼン」という言葉をモットーにして現場第一主義を貫いた有能な経営者だったと言われます。第五代社長ながらも現場を大切にしたところに豊田氏の非凡さが感じられます。
私が知るある組織では経営者が代替わりするたびに現場との距離が大きくなっていきました。その結果は、現場の労働が雑で官僚的になり、仕事が有機的な連携をなくして無駄が増え、コネで動き回る人たちが幅を効かせたり、組織に都合の悪いことは経営者に伝わらなかったりと弊害が次々に表面化していきました。
カジノ三昧で騒ぎとなった大王製紙の前3代目会長の例を見ても、世継ぎは能力の問題というよりは帳簿上の数字ばかりを追いかける虚業家になってしまい、現場への配慮のない独断的経営者に陥ってしまうところが問題なのでしょう。
2013年9月21日土曜日
ロダンを発見した慧眼
私はロダン(1840~1917)の彫刻作品が大好きです。上野公園にある国立西洋美術館ではロダンの代表作である「考える人」、「カレーの市民」、「地獄の門」、「アダム」そして「イヴ」が無料で鑑賞できます。また一緒に展示されているブールデルの大鋳造「弓をひくヘラクレス」も忘れないでください。
ロダンは1862年に姉を自殺で失って絶望して修道士になりました。弟を深く愛してくれていた姉はロダンの才能を見抜いていて芸術家になるために背中を押してくれた恩人でした。そんな姉の気持に背くように修道院に入ったロダンの胸の内は想像を絶するものがあります。
修道院の師エイマール神父はロダンの天賦の才能に驚愕して、再び芸術家への道を歩むように強く説得し支援までしてくれました。もしエイマール神父に慧眼と勇気がなかったら、彫刻芸術の世界は今日でも置物の域に留まっていたかもしれません。ロダンの人生を知って改めて教師の才能を見抜く力の大切さを認識した次第です。
ロダンは1862年に姉を自殺で失って絶望して修道士になりました。弟を深く愛してくれていた姉はロダンの才能を見抜いていて芸術家になるために背中を押してくれた恩人でした。そんな姉の気持に背くように修道院に入ったロダンの胸の内は想像を絶するものがあります。
修道院の師エイマール神父はロダンの天賦の才能に驚愕して、再び芸術家への道を歩むように強く説得し支援までしてくれました。もしエイマール神父に慧眼と勇気がなかったら、彫刻芸術の世界は今日でも置物の域に留まっていたかもしれません。ロダンの人生を知って改めて教師の才能を見抜く力の大切さを認識した次第です。
地方ばかりでなく東京でも大学は冬の時代に突入か
私は大学のアメリカンフットボール部の活動を支援しています。今年はクラブに入ってくれそうな受験生の勧誘でこれまでにない変化を感じております。それが東京でも東京六大学と一部の伝統校を除いて入試がほとんど意味がなくなってしまいそうなことです。
大学の門がフリーパスのようになれば、入試で苦労しなければならない普通の大学には人が集まってきません。東京六大学がダメなら無理することもないという雰囲気が受験生に出てくれば、多少の違いなら簡単な方に行こうとなるのは当然です。
倍率が3倍を切るようなほぼ全員入学の私立大学が東京でも急速に増加してくるとなると、都内の大学も真剣に魅力作りに努力しなければなりません。大学は安穏としていられずに大変ですが受験生にとっては喜ばしいことだと思います。
2013年9月20日金曜日
口パク国歌斉唱
自治体によっては学校ごとに教員が国歌斉唱命令に従っているか知るために口元を見て確認させて報告させているところもあるようです。
こんな幼稚な命令が子どもたちの教育現場で恥ずかしげもなくまかり通っていることを知ると悲しくなります。埼玉県のように自治体の首長の意向に沿わない教育長は辞任せざるを得ないのも、こうした悲劇的な教育現場の実態を如実に物語っています。
私たちは子どもたちの成長を支えるために時には身を挺して権力と戦わなければなりません。それが特に教育者にできなかったために戦争の悲劇が繰り返されてきたとも言えます。今日の状況を見るとそんな過去の悲惨な経験がまったく活かされていないような気がしてなりません。
2002年からの道徳教育に文科省配布の副教本「心のノート」が使われています。ノートには英語で音符の意味もあります。文科省さん、口パクの国歌斉唱で事足れりとする貧相な感覚で子どもたちの心が躍るような歌が紡げますか?
ガン治療 お金が尽きたら...
ガン治療は完治する保証はなくてもできる限り可能性のある最新治療を求めたいと誰でも思います。特に手術ができないような手遅れの状態では藁をもつかむ思いでしょう。例えばこんなケースもあります。
早期発見が遅れて化学療法に頼らざるを得なくなった人です。提案された保険適用のない最新の化学療法を選択して治療を続けたところ元気に仕事に復帰するまでに回復しました。また何でも食べられるようになった喜びは格別なようです。
こんな場合にも付きまとうのが治療費の負担の問題です。結局は毎月40万円ほどの治療費がかかり大変苦労しているようです。このまま治療を継続すればまだまだ元気に仕事を続けられそうですが、もし資金が途絶えたらもはや一巻の終わりということになりかねません。そういう前例もあると言われたそうです。
厳しいガン治療を克服した人たちを見ていると、みな早期に仕事に復帰して必死に生活している人が多いように思われます。彼らがガンとの闘いに勝ったのは、少なくとも人並み以上の体力や気力があったと言えそうですが、本当のところは分かりません。くよくよせずにおおらかに過ごしてガンにかからないのが一番でしょう。
2013年9月19日木曜日
有権者をアホと語った自民党議員
新聞報道によりますと、自民党女性議員のパーティーの席上で自民党脇雅史参院幹事長が有権者をアホ呼ばわりしたようです。
「政党が正しく国会議員の候補を選べば、選ぶ人がアホでも選ばれる人は立派だ」という表現だったようです。自分たちが正しいというこの自信はどこからくるのでしょうか。国会が議論の場ではなくて力の採決の場になっているのが理解できませんでしたが、こういう意識でいれば確かに議論など必要ありません。
私は教員でしたが、教え子をこんなふうに見下したことはありません。同席していた首相や自民党幹事長は、この発言を諌めることをしなかったのでしょうか。
軽自動車税の増税に絶対反対
政府は軽自動車税の増税に踏み切りそうです。軽自動車は日本の誇る目玉商品です。また自営業者、職人、農業従事者そして地方生活者などにとっては必需品です。そんな軽自動車の増税は庶民を苦しめるだけで絶対に反対です。
地球温暖化のスピードを緩和するには資源の消費を減らさなければなりません。そんな状況において軽自動車の普及は極めて有効な手段です。もし都民がみな軽自動車だけに乗るようにしたら、どれだけ渋滞が緩和されて資源の節約になるか想像を絶するものがあります。
政治家や高級官僚は黒塗りの大きな車がお好きなようですが都内を移動するだけなら軽自動車で十分です。もしどうしても増税したいのなら、排気量の規制を800ccに上げてあげてください。そうすればきっと軽自動車は普通車市場を食い尽くしてしまうでしょう。
2013年9月18日水曜日
藤原紀香さん、踏ん張れ!
9月18日東京新聞朝刊に藤原紀香さんが秘密保護法案について懸念を表明したと報道されています。これまで芸能人やスポーツ人はマスコミの操り人形となって社会的な発言は一切封印してきました。そういう悪習を打破するチャンスがやっと到来しました。
私が説明するよりも、東京新聞の記事を次にそのままご紹介します。
「女優の藤原紀香さん(42)が自分のブログで、特定秘密保護法案への懸念を表明した。俳優やアーチストが政治的批判や社会・政治問題について発言するのは、欧米では当たり前なものの、日本では極めて異例。女優の政治的発言は日本のタブーを破るか。」
マスコミは広告収入がなくてはやっていけません。そのためにジャーナリズム精神が初めから放棄されていて、まっとうな報道がなされないのが実情です。藤原紀香さんにタブー打破というような意識があったかどうかはわかりませんが、少なくとも愛日長アマガエルがケロケロ鳴くよりは、次元の大きく違うインパクトをもたらすに違いありません。
藤原紀香さん、私の踏ん張りはキャンパス野良猫の保護くらいにしか役立ちませんが、あなたの踏ん張りは違います。日本が大きく変われるチャンスです。迷惑かも知れませんが頼みますぞ!貴女が嫌がらせされたら私と黒猫ディーンが駈けつけます!
笑い話 地獄にも入れない極悪人?
「あなたは何度も遭難しながらいつも生還しましたね。」
「山は地上の1000倍は危険ですから。」
「何か秘訣はありますか?」
「ありません。ただ閻魔様に帰れって怒鳴られるんで、怖くってどうしてもあっちに行けなくって...」
みのもんた氏の騒ぎ
みのもんた氏の二男が事件を起こして俄然その身辺が騒がしくなってきました。そのためTBSではみのもんた氏の出演自粛が始まりました。家族の一員が何か事を起こすと一家で総懺悔というのはたびたび見られる光景です。
話がそれますが、クレジットカードの手続きには保証人など立てる必要はありません。自分の情報さえ提供すればあとはカード会社がカード発行の可否を判断してくれます。そんな保証人不要のカード社会とは裏腹に子どもの就職時には親が保証人になります。カード社会とはまったく異質なもうひとつの血縁社会が日本には存在していることを実感させられるときです。
この血縁社会では、私たちは親子関係や兄弟関係があるという理由だけから家族という単位で一くくりにして扱われ、一家で家族員が起こした問題の責任を負わされることになります。みのもんた氏のケースがその典型例ですが、そろそろ一家で総懺悔というのは止められないものでしょうか。
2013年9月17日火曜日
笑い話 強欲
「日本の“おもてなし”の心でオリンピックは東京で!」
「じゃ、東京に投票すれば裏でお心付けがもらえるんですね?」
「いや、そんな不正はできません!」
「だって表で無しだったら裏でしかないでしょ。」
午後7時閉店でいいではないか
私の家の近くに午後7時で閉店するスーパーがあります。近隣には他に3つの大型スーパーがありますが、それらはすべて夜10時まで営業しております。
午後7時閉店のスーパーは営業面での大きな支障はないようで時間延長する気配はまったくありません。私も一部の商品はそこが一番安いので贔屓にしておりますが、早い閉店時間を心得ていますから特別に不便を感じたことはありません。
お店で働く人たちには24時間店舗はもちろんのこと午後10時閉店でも遅過ぎます。生活の質の低下は否めず、家庭を持つ人たちにとっては子どもと過ごす時間が取れません。明るいうちに帰宅して家族で団欒の時間を持とうと、英国のウインストン チャーチルは100年前に国会で演説しました。
私が住んでいたヨーロッパではお店はみな午後7時には閉店でした。日曜日はもちろん開いていません。夜間営業は私たち消費者の惰性と我儘の結果ともいえそうです。
2013年9月16日月曜日
ゆとり教育で自信をなくしかけている若い世代のために
現在の高校生や大学生はゆとり教育を受けて育ってきた世代です。ゆとり教育が学力低下をもたらして弊害多きものであるかのようにマスコミなどで騒がれたために、彼らが自信をなくしかけているように私は感じております。
ゆとり教育の理念や実践方法が本当に間違っていたのかどうか、十分な分析も議論もなされないうちに、急に舵が切られて昔に戻ってしまったというのが今日の教育の実情です。これは私の個人的な考えですが、幼少時に大切なのは知識や技能を詰め込むよりは、基本的生活習慣、考える力、表現力、コミュニケーション力そして共感力などを身に付けることだと思われてなりません。
私たち団塊世代はまさに典型的な詰め込み教育を受けてきました。とにかくテストの点数さえ取れればよい、時間のかかる無駄なことはしないし考えない、大学受験に有利な有名進学校入学を最優先して大競争時代を過ごしてきました。その世代が学園紛争を起こして大学改革を目指したものの、結局は後世のことなどお構いなしに従来からの既成価値観の虜になって、高度経済成長時代を突っ走ってしまいました。
その結果残ったものは何だったのか。それは大規模な公共事業で経済を膨らませたり、自分に都合の良い利益構造をいっぱい作ったりして、1000兆円を超える政府負債と財政の赤字体質でした。ゆとり教育世代と言われて自信が萎えかけている若者と接してみて、詰め込み教育で育った私たちが本当に社会のため生きたのかどうか考えさせられるこの頃です。
称賛される五輪スピーチに?公園の野宿生活者にもおもてなしの心を
ブエノスアイレス会議における五輪東京招致のためのスピーチが絶賛されていますが、本当にそれでいいのでしょうか。東京五輪ありきの姿勢で日本の得意とするおもてなしの心を訴えたとしても、日本の現実を正しく伝えたことにはなりません。
東京招致が望ましいことなのか否かは誰にもわかりません。だから賛成派と反対派がまず十分に議論を尽くすことが大切です。そうして洗い出された問題点に対して万全の対策を練って対処すれば両者の言い分が生かされることになります。
しかし、今回の五輪東京招致活動ではこの議論を尽くすというプロセスが全く欠けていて、すべてが行政側の都合で強引に進められてきました。そんな矛盾に頬かぶりしたまま招致活動に乗っかってスピーチをしても、臭いものに蓋をする役割を果たすことにしかなりません。
例えば新宿西口公園、上野公園、日比谷公園などで野宿生活をする人たちの切なさを考えたことはありますか?きっと追い出しがこれから始まることでしょう。不景気からの浮揚策だとか復興だとかいって五輪事業に資金をつぎ込むだけで、彼らに対して微塵の配慮もできないのにおもてなしの心などと言うのは憚られます。
2013年9月15日日曜日
漁夫の利
2020オリンピック招致活動で東京都と政府が一体となってバルセロナやイスタンブールと争っているうちに飛び出してきてしまったのが、首相の汚染水に関する不用意な発言でした。
これに直ちに首相の真意をただそうとしたのが東電でしたが、その問い合わせに対する回答がどんなものであったかは何も報道されていません。その後はオリンピックを無事に開催するためには事故処理を東電だけには任せておけない、お金も出そうという論理がまかり通っています。
政府が人材や知恵を出して東電と協力して事故処理にあたるのは大賛成ですが、東電をどう整理するのかうやむやのままで国が税金まで投入するというのは話が飛躍し過ぎています。つまりオリンピック誘致活動に乗じて漁夫の利を得たのが東電であったように思われてなりません。
結局は、安全宣言は五輪誘致のためにはやむを得なかったことでご免なさい、その罪滅ぼしにお金を出しますということで一件落着となりそうです。これからは福島原発の事故処理で困った時には税金でお願いということかもしれません。
これに直ちに首相の真意をただそうとしたのが東電でしたが、その問い合わせに対する回答がどんなものであったかは何も報道されていません。その後はオリンピックを無事に開催するためには事故処理を東電だけには任せておけない、お金も出そうという論理がまかり通っています。
政府が人材や知恵を出して東電と協力して事故処理にあたるのは大賛成ですが、東電をどう整理するのかうやむやのままで国が税金まで投入するというのは話が飛躍し過ぎています。つまりオリンピック誘致活動に乗じて漁夫の利を得たのが東電であったように思われてなりません。
結局は、安全宣言は五輪誘致のためにはやむを得なかったことでご免なさい、その罪滅ぼしにお金を出しますということで一件落着となりそうです。これからは福島原発の事故処理で困った時には税金でお願いということかもしれません。
動物の行動の合理性
昨日は暗くなってからのキャンパスの猫たちへの餌やりになりました。人気の消えた薄暗い大学は猫たちにとってはくつろぎの空間になります。
それぞれに夕涼みの場所を決めて横になったり腹這いになったりと見ているだけでホッコリします。一番人気の場所はマンホールの上で、次に日陰のコンクリートの上、そして湿った土の上となります。猫たちは本能的に熱を持った身体を冷やせる合理的な場所を知っています。そう考えると昨日の黒猫ディーンの行動にはどんな意味があったのか考えてしまいます。
昨日は黒猫ディーンがどうしても一緒にいてくれと離れませんでした。何度か抱っこをして気持が落ち着くのを待って帰ろうとしましたがやっぱり付いてきました。私の観察経験からは猫は気圧の低下を12時間以上前から察知しているようですから、台風の襲来を察知していて不安だったのではないでしょうか。
地震予知のためにもっと動物の行動を観察してみたらまったく新しい示唆に富んだ予知方法が分かってくるかもしれません。問題は、そんな研究提案をしても研究費はほとんど要りませんから業績にはならないことです。とにかく研究費をたくさん獲得することが研究結果よりも重視される時代ですから。
2013年9月14日土曜日
首相の発言の功罪
人間はウソをつきます。ウソには時と場合によっては非難できないものもありますが、結局ウソは事態を混乱させるだけであることに変わりはありません。今回の安倍首相の汚染水安全宣言もウソですが、この場合の功罪は何なのでしょうか。
安倍首相の発言に真っ先に反応したのは意外にも東電でした。当惑した東電は直ちに首相に真意を尋ねたようです。東電は事故処理で完全に手詰まり状態にあり、スリーマイル島原発の廃炉処理専門家レイク バレット氏を招へいして助言を求めたくらいです。
安倍首相は安全だと強弁しようとして結果的に嘘になったのでしょう。その発言の罪は、日本では首相でさえ事実と違うことを言いかねないということを国際社会に示してしまったことではないでしょうか。国家のリーダーとしては真実の中で踏みとどまり、誠意と表現力で勝負してほしかったです。
2013年9月13日金曜日
猫の天気予報 今までにない奇妙な様子
我が家の猫たちは睡眠状態です。雨の日の前日のようなトロトロな感じではありません。エサくれや一緒に寝ようでもありません。気圧は1008ヘクトパスカルです。
日曜日から台風の影響があると予報が出ていますが、すでにそれと関係があるのでしょうか。天気予報は明日は晴天といいますが、猫の状態からすると午後には曇ってきそうです。しかし、どうして猫たちは前もって変化が感知できるのでしょうか。
結果 朝からやはり完全に曇天でした。気圧は1007ヘクトパスカルです。10時には雨が降り出しました。そして昼にはすっかり晴天になりました。
公明党の良識の重み
先回の参院選挙では公明党との協力関係がなければ自民党の圧倒的な勝利はなかったでしょう。そしてますます党内で言論統制の進む自民党の暴走を抑止するには公明党の存在は日本の運命を決めかねない重みを持っているように思われます。
私は宗教関係の人間ではありませんので、今日のような危険なニオイのする社会風潮の中でこれほど重要な役割を公明党が担うようになるとは夢にも思っていませんでした。悪く言えば自民党に相乗りの単なる権力志向の政党くらいに考えていました。
こうした公明党の存在感から考えるともっと選挙における獲得議席数は伸びてもよさそうな気がしますが、伸び悩んでいるのはやはり共産党と同様に微妙な感じを私たちが持っているからではないでしょうか。
家庭環境と学力の関係 グループ学習のすすめ
家庭環境と学力の関係については教育学者苅谷剛彦氏の非常に優れた研究があります。10年以上前の論文ですがとても参考になりますので簡単に紹介します。
まず家庭環境は文化的環境と基本的生活習慣のふたつに分けて具体化しています。文化的環境とは、家の人がテレビでニュースを見るとか、子どもを美術館や博物館に連れていくとか、絵本を読んでくれるとかいうことをいいます。また基本的生活習慣とは、自分で朝は起きられるとか、朝食を取っているとか、いってきます、ただいまを言うとかいう内容です。
苅谷氏のアンケート調査結果の分析を見ると、次のような関係があることが分かります。
1)文化的環境が高いグループでは基本的生活習慣の定着度も良い
2)文化的環境の低いグループでは基本的生活習慣の定着度も悪い
そして高い文化的環境のグループでは、黒板を写すとか、予習をするとか、自分でよく調べるとかいうことに積極的であることが示唆されています。それでは、2)のようなグループに属する人たちはどうしたらいいのかについては論文では考察されていませんが、今日的な考え方ではグループ学習がその手がかりになるであろうと思われます。
小中学校の勉強は塾通いよりも、むしろ楽しく一緒に勉強できるお友達を持つことが大切ではないでしょうか。スポーツでも苦しい練習に耐えられるのは多分にみんなと一緒にやっているからです。またグループ学習は助け合いの協同精神の涵養にも役立ちます。
2013年9月12日木曜日
笑い話 研究発表会
「これで発表は終わります。ご清聴ありがとうございました。」
「鈴木くん、原稿の棒読みはいけませんね。」
「申し訳ありません。これからはしっかりと準備してきます。」
「そうです。君は政治家ではありませんから、原稿を上手に読めても半人前ですよ。」
「先生、僕、実は政治家志望なんですが...」
「!?」
亜鉛を飲んでみました
昨日から亜鉛を飲んでいます。今朝起床した様子からは気のせいかもしれませんが心臓の感じがとてもいいです。そして朝の活力も違います。
亜鉛補給をしているお隣さんには3か月しなければ効果は感じられないと言われましたが、服用した翌日から効果的面では話が良過ぎそうです。ただ私は高血圧症ですし、年寄りですから、若いお隣さんとは違うのかもしれません。
もうしばらく自分で人体実験を続けてから詳しくご報告しますから、乞うご期待!
2013年9月11日水曜日
2020東京オリンピック決定後の株式投資は慎重に
株式投資で業績が好調で今後の見通しも明るく、高い配当性向で配当利回りが3%を超えるような企業は好ましい投資先と言うことができます。そのような代表銘柄を探してみると今は少し上がり過ぎていてますがNTTドコモでしょうか。
このような企業に投資をするならば将来的にも安定した配当収入が確保できます。しかし、この逆の場合はどうでしょうか。つまり業績は不振で先々の見通しもまったく立たずに無配当の企業ということになります。このような銘柄はアベノミクスと騒がれて市場が活況を呈してからはたくさんあります。
例えば2020東京オリンピックが決定してから急騰気味のホテル株です。業績的には鳴かず飛ばずの状況で配当利回りも1%にも満たないような銘柄が、今週は大活況を呈しています。配当利回りが2%にも満たないような銘柄への投資は特に慎重にしたいものです。
2013年9月10日火曜日
オリンピックを契機にアジアに平和を!
2020オリンピックの開催が東京に決定して、日本は多くの分野で待ったなしの行動開始を求められています。そのひとつがアジアの安定化に努力することです。
先日のブログにも書きましたが、今日の日中韓のぎくしゃくした関係を急いで改善しなければなりません。尖閣諸島や竹島の領有権そして慰安婦などの問題で日本が積極的に行動して3国の友好関係を築き上げていかないと五輪開催は危ういものになります。中国や韓国にしてみれば日本を困らせられる絶好機が到来したのですから。
オリンピック支持派は景気浮揚だ、元気が出るなどと勝手に浮ついたことを言っていますが、実はこれで重い宿題をたくさん課されたのです。日本は自分から戦争を始めてしまったために、1940年東京オリンピックを返上した前歴があり、どうもアジア情勢には身が入らないところがあって心配です。
ブエノスアイレスで首相が福島安全宣言 東電が当惑?
先日のオリンピック開催地を決定するブエノスアイレス会議で記者団に福島原発事故の汚染水の問題を問われて、安倍首相は安全である、明確な対策を決めていると回答しました。私はこの発言に非常に強い違和感を感じております。
私は超高性能放射線測定器i-FKR 254の開発のお手伝いをさせていただきしました。この測定器は低線量汚染地域の測定では世界最高の性能を発揮するものと自負しています。また福島県の汚染地帯の放射線の測定にも足を運びました。
そんな経験から安倍首相の今回の無責任な発言が信じられませんでした。すると首相の発言を疑問視する声が意外にも東電から聞こえてきました。東電も首相発言にはさすがに当惑したのか、その真意を問い合わせていると報道されています。
五輪開催が東京に決まったからといって、首相が放射能安全宣言をしたからといって、福島原発の現実は何も変わっていないのです。関係者やマスコミはオリンピック一色ですが、五輪マークは5色ですよ!
私は超高性能放射線測定器i-FKR 254の開発のお手伝いをさせていただきしました。この測定器は低線量汚染地域の測定では世界最高の性能を発揮するものと自負しています。また福島県の汚染地帯の放射線の測定にも足を運びました。
そんな経験から安倍首相の今回の無責任な発言が信じられませんでした。すると首相の発言を疑問視する声が意外にも東電から聞こえてきました。東電も首相発言にはさすがに当惑したのか、その真意を問い合わせていると報道されています。
五輪開催が東京に決まったからといって、首相が放射能安全宣言をしたからといって、福島原発の現実は何も変わっていないのです。関係者やマスコミはオリンピック一色ですが、五輪マークは5色ですよ!
君だけに反対されても
私が大学で理事をしていて理事長に言われた言葉です。私は相手の地位とか権威を気にしませんので、自分の意見は誰にでも案外率直に表明します。そのため事なかれ主義の人たちには面倒な存在なのでしょうか、教員会議では定年まで発言できない書記をしていました。
理事長は組織の最高経営責任者ですが、私だけが反対しても他の人たちが賛成ではどうしようもないということでしょう。確かに民主的な組織運営上は私がひとりだけ意見を異にしたからといって計画を変更したり中止したりすることは好ましくありません。
しかし、今になって20年以上前のことを考えてみると私がいろいろと反対したことが正しかったようです。ところが、当時賛成した人たちはとっくに退職していて誤った判断について責任を追及される立場にはありません。彼らはこのことを認識して慣れ合いで仕事をしていたのでしょうか。
2013年9月9日月曜日
オリンピック開催による経済効果
オリンピック東京開催決定前には経済効果3兆円と報道されていたのが、決まって一夜明けたら130兆円などというところも出てきました。どこまでこの大騒ぎは根拠もなく膨らんでいくのでしょうか。
真田広之さんの勇気 文化的文盲という言葉をご存知ですか
この言葉は学校で獲得した学力を創造的な生き方に結びつけることができず、人間が次第に現実の経験的なものの中に埋没していってしまうことを意味しております。エスタブリッシュメントへの適応と服従に学力を役立てることしか考えられなくなることでもあります。
私たちは毎日を平穏無事に過ごすことばかりに気を取られていると、それが快適な日常になってきて新しい生き方や考え方には無関心になってしまいます。そして自分の居場所や環境を支配する価値観の虜になると、もはや異質なものは何も見えない社会的な盲目状態に陥ります。
俳優の真田広之さんは40歳で外国に飛び出しました。彼はすでに日本で役者として確固たる地位を築き上げていましたが、イギリスから出演の誘いに乗ってまったく新しい生き方に挑みました。そして彼はハリウッにも進出して世界的に活躍中です。
私たちがどんなにたくさん知識を詰め込んでも、どんなに高い学歴を身につけても、真田広之さんのように創造的に新しい世界を求めて生きる勇気に結びつけられなければ、単なる古びた文化遺産を引き継いだに過ぎないと言えます。考えさせられる重い言葉ですね。
やっと暑さの峠越え でもネコには寒い季節の到来です
夜間気温が25℃以下まで下がるようになってきて寝苦しさがなくなりました。人間には快適な気温ですがノラ猫たちは風邪を引きやすくなります。ですからキャンパスに居住中の13匹のノラ達に温かいネグラを設営する季節でもあります。
最近はノラ達はキャンパスのコンビニ店に飛び込むことはなくなりました。夏休み前にはブログの写真の黒猫ディーンの家族5匹が出入口に堂々とネコ絨毯を作っていました。ネコ嫌いの人たちには迷惑ですから、近寄らないようにしっかりしつけをしました。
近頃は私に同情してか、ときどき餌箱に差し入れが入っていたりするようになりました。2万人のキャンパスでひとりで2年近く踏ん張っている人間にとっては、こういう心尽くしに出会うと心が温まるものです。オリンピックもいいですが東日本大震災の被災者の人たちのことも忘れないようにしたいと思います。
2013年9月8日日曜日
新しい利権構造の登場
2020オリンピック誘致でスポーツ界のひどい悪乗りが気になっていましたが、スポーツ庁の新設の話が突然に出てきました。オリンピックに乗じて秘かに進められていた感のある新しい利権構造が早々とひとつ登場しました。
2020オリンピック開催決定で次々に新しい利権の囲み合いが始まるでしょう。もはや財政再建は完全に遠のいた感じがして心配です。私のようなオリンピック開催懐疑派の懸念の声はまったく考慮されず、すべての面でイケイケドンドンとどんぶり勘定が横行しそうです。
返す返すも口惜しいのはスポーツ庁新設はあっても東日本大震災のための復興庁を恒久化する考えはまったく出てこないことです。しばらくはオリンピック歓迎ムード一色で原発事故の話はタブーでしょう。
2020年五輪東京開催決定 これでアジアに平和が確立できればいい
東京開催が決定しました。1940年東京オリンピック開催を戦争で辞退した前歴を持つ日本ですから、少なくとも2020年までは日本は平穏無事でいなければなりません。私は反対派で負け惜しみに聞こえますが、東京開催で良いこともあります。
最大の利点は中国との問題で真剣に対話を始めねばならなくなったことです。もはや尖閣諸島で中国と戦争を始めることは許されなくなりました。そして私たちはこれまでの偏狭なナショナリズムに閉じこもっていられなくなりました。五輪精神を思えばオリンピック開催によって周辺諸国に平和が確立されることがもっとも大切だからです。
たとえ部分的であっても武力衝突になれば中国はオリンピックをボイコットし、韓国なども同調して大きな国際問題に発展していく可能性があります。そのようなことにならないように日本が積極的な日中外交を展開すれば、まさに五輪が平和の祭典であることが示されることになります。
オリンピック開催のために1兆3500億円を超える莫大な資金が使われます。バカ騒ぎに一兆円は高い気がしていましたが、考え方によっては戦争に使うよりはまだマシかなと思うようにしています。
2013年9月7日土曜日
どうして今日の日本社会は楽しくないのだろうか
作家・経済評論家 堺屋太一氏(内閣官房参与)は今の社会は楽しくないと表現しました。楽しくなくなった理由はいろいろあるでしょうが、もっとも大きな影響は戦後の雇用状況の悪化によるものではないでしょうか。
働くことはすなわち自分の人格が認められることでもあります。ですから解雇という人格否定への恨みが高じて人殺しを犯すことにもなります。例えば悲惨な秋葉原通り魔事件(2008.6.8.)も根っこは職場のトラブルにあったようです。古代ローマ人はこのことをよく知っていて、失業者にはお金よりもまず職を与えようとしました。
戦後の日本の雇用環境を完全失業率を指標にして大雑把に時代区分してみると次のようになりそうです。カッコ内は完全失業率の数値です。
1. 終戦後の混乱期 1953~1959(2% 台)
2. 東京オリンピック前後から 1960~1975(1% 台)
3. ロッキード事件田中角栄前首相逮捕頃から 1976~1994(2%台)
4.バブル崩壊してデフレ状況定着後から 1995~(3% ~5%台)
これは全体的な数値ですから若者に限っていえば状況は数値が示す以上に悪化していると思われます。完全失業率を見ても日本の経済力は衰退してきていることがはっきり見て取れます。この悪い流れを断ち切るためには思い切った社会改革が必要でしょう。従来からの既得権にしがみついていてはこのまま日本は死んでしまいます。
塾はなくならないのか
私たちは学力がないと言われるとまずは基礎からスタートしなければならないと考えがちです。そんな短絡的な常識が私たちの頭にはしっかりこびりついていてなかなか離れてくれません。
そこで学力の典型として言葉(母国語)について考えてみます。この言葉を習得するときに私たちは基礎から積み上げる段階的手法は取りません。言語習得は決して意識的に下から積み上げるものではなくて総合的な環境の中で生活に根差して行われています。
つまり学力を付けるにはいわゆる苦行としての強制的な勉強ではなくて、母国語の習得のようにもっと子どもたちが自然に学べる方法があっていいはずなのですが、その方法論についての議論が日本ではなかなか具体的な形では湧きあがってきません。
先進国では段階的な積み上げ方式の教育方法に反省があって新しい教育の流れが生まれ育ってきていますが、残念ながら我が国ではまだまだ遠い先の話のようです。我が国では塾のない社会を想像すらできないのが残念でなりません。
参考 国連・子どもの権利委員会から日本政府への意見書 「(子どもたちが)高度に競争的な教育制度によるストレスにさらされ、かつその結果として余暇、身体的活動および休息を欠いているため、子どもが発達上の歪みに陥っていることを懸念する」(1998年6月)
2013年9月6日金曜日
株価予想誌に翻弄される株式投資家
ある株価予想誌を見ますと、上場されている各銘柄に対して現在の株価から見た先々3ヶ月間の最高値と最低値を丁寧に記載してあります。この予想方法にはよく考えてみるととても奇妙な事があることに気が付きます。
まずは現在の株価が、これから先において底値であったり高値であったりする可能
性は完全に無視されていることです。これは当然のことで、現在の株価の妥当性が
分かれば誰でも株式投資は儲かります。では、現在のことさえ十分には分からない
のに先々の最高値から最低値まではっきり予想できるというのは不思議ではありま
せんか?。こんないい加減な株価予想誌が四半期に一回発行されると売り切れる
ほど人気だというのが私には大きなミステリーです。
株式予想誌の株価予想などというものは証券界の都合で投資家に買わせるためのものであって、今が最高値だなどとは絶対に言えないのだということを認識しておきましょう。
まずは現在の株価が、これから先において底値であったり高値であったりする可能
性は完全に無視されていることです。これは当然のことで、現在の株価の妥当性が
分かれば誰でも株式投資は儲かります。では、現在のことさえ十分には分からない
のに先々の最高値から最低値まではっきり予想できるというのは不思議ではありま
せんか?。こんないい加減な株価予想誌が四半期に一回発行されると売り切れる
ほど人気だというのが私には大きなミステリーです。
株式予想誌の株価予想などというものは証券界の都合で投資家に買わせるためのものであって、今が最高値だなどとは絶対に言えないのだということを認識しておきましょう。
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