小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年11月13日水曜日

本気節の小泉純一郎元首相

 小泉純一郎元首相が即時脱原発を主張して精力的に活動しています。かつての原発推進派の小泉氏はフィンランドの核廃棄物最終処分場の見学を機に脱原発を考えるようになったと報道されています。


 恐らく他の政治家では絶対にできなかったであろう郵政改革を断行したあの突破力と国民を魅了したカリスマ性は天才的な才能です。そういう日本人離れした希有な能力が皮肉にも政界引退の決断をさせたのはかねがね誠に惜しいことだと思っていました。


 脱原発の決断は今がもっとも適切だとも小泉氏は強調していますが、イバラの道であろう脱原発も震災の記憶がまだ完全には風化していない今なら国民の理解を十分に得られるものと踏んでいるはずです。


 東日本大震災を契機に直ちに脱原発を決断した大国はドイツしかありません。そのドイツが総発電量の2/3以上を原発に依存するフランスから電力購入するのは自己矛盾だと非難されています。しかし、むしろ技術先進国ドイツが脱原発で先行して新しいエネルギー国家の姿を世界に提示する意味は自己矛盾の非難など取るに足らないものです。


 先日のフィリピンを襲ったモンスター台風などを見ても世界は地球温暖化を少しでも緩和する新しいエネルギー社会を目指さなければ未来はなさそうです。そういう厳しい環境の中でもし技術先進国日本もドイツと並んで脱原発社会を目指せればきっと世界に希望の灯がともされるような気がしてなりません。