小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年11月24日日曜日

民主主義 アメリカに追いつくのは用意ではない

 日本は経済や工業の分野ではアメリカと競争するところまできましたが、残念ながらこと民主主義となるとまだ月とすっぽんの違いがあるような気がしてなりません。昨年末に自民党が与党に返り咲いてからの国会や政府の動きを見ていますと、このあたりを私たちは再認識する必要がありそうです。


 アメリカの民主主義を語るときに奴隷制度を持ち出す人がいますが、確かに1787年に米国憲法が成立してから1863年にリンカーン大統領が奴隷解放宣言をするまでには70余年の年月が必要でした。しかし、米国憲法は民主主義を謳う人類史上最古の成文憲法であり、その長い成熟過程においてアメリカにあった各種の矛盾が克服されてきました。アメリカの民主主義が着実に前進していて今日の世界のリーダーに至っていることに異論を差しはさむ余地はまったくありません。


 今国会で成立しそうな特定秘密保護法案を考えてもアメリカのものとは随分違うようです。報道による限られた情報が頼りですが、これまでの法案提出過程を眺めていてもとてもアメリカに比肩する民主主義国家などとは私には思われません。「主権回復の日」の式典で天皇陛下の前で得意げに万歳を三唱した自民党幹部の顔には漫心の2文字が見えたような気がしました。