小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年9月16日月曜日

ゆとり教育で自信をなくしかけている若い世代のために

 現在の高校生や大学生はゆとり教育を受けて育ってきた世代です。ゆとり教育が学力低下をもたらして弊害多きものであるかのようにマスコミなどで騒がれたために、彼らが自信をなくしかけているように私は感じております。


 ゆとり教育の理念や実践方法が本当に間違っていたのかどうか、十分な分析も議論もなされないうちに、急に舵が切られて昔に戻ってしまったというのが今日の教育の実情です。これは私の個人的な考えですが、幼少時に大切なのは知識や技能を詰め込むよりは、基本的生活習慣、考える力、表現力、コミュニケーション力そして共感力などを身に付けることだと思われてなりません。


 私たち団塊世代はまさに典型的な詰め込み教育を受けてきました。とにかくテストの点数さえ取れればよい、時間のかかる無駄なことはしないし考えない、大学受験に有利な有名進学校入学を最優先して大競争時代を過ごしてきました。その世代が学園紛争を起こして大学改革を目指したものの、結局は後世のことなどお構いなしに従来からの既成価値観の虜になって、高度経済成長時代を突っ走ってしまいました。


 その結果残ったものは何だったのか。それは大規模な公共事業で経済を膨らませたり、自分に都合の良い利益構造をいっぱい作ったりして、1000兆円を超える政府負債と財政の赤字体質でした。ゆとり教育世代と言われて自信が萎えかけている若者と接してみて、詰め込み教育で育った私たちが本当に社会のため生きたのかどうか考えさせられるこの頃です。