小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年9月7日土曜日

どうして今日の日本社会は楽しくないのだろうか

 作家・経済評論家 堺屋太一氏(内閣官房参与)は今の社会は楽しくないと表現しました。楽しくなくなった理由はいろいろあるでしょうが、もっとも大きな影響は戦後の雇用状況の悪化によるものではないでしょうか。


 働くことはすなわち自分の人格が認められることでもあります。ですから解雇という人格否定への恨みが高じて人殺しを犯すことにもなります。例えば悲惨な秋葉原通り魔事件(2008.6.8.)も根っこは職場のトラブルにあったようです。古代ローマ人はこのことをよく知っていて、失業者にはお金よりもまず職を与えようとしました。


  戦後の日本の雇用環境を完全失業率を指標にして大雑把に時代区分してみると次のようになりそうです。カッコ内は完全失業率の数値です。


 1. 終戦後の混乱期 1953~1959(2% 台)

 2. 東京オリンピック前後から 1960~1975(1% 台)

 3. ロッキード事件田中角栄前首相逮捕頃から 1976~1994(2%台)

 4.バブル崩壊してデフレ状況定着後から 1995~(3% ~5%台)


 これは全体的な数値ですから若者に限っていえば状況は数値が示す以上に悪化していると思われます。完全失業率を見ても日本の経済力は衰退してきていることがはっきり見て取れます。この悪い流れを断ち切るためには思い切った社会改革が必要でしょう。従来からの既得権にしがみついていてはこのまま日本は死んでしまいます。