小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年9月16日月曜日

称賛される五輪スピーチに?公園の野宿生活者にもおもてなしの心を

 ブエノスアイレス会議における五輪東京招致のためのスピーチが絶賛されていますが、本当にそれでいいのでしょうか。東京五輪ありきの姿勢で日本の得意とするおもてなしの心を訴えたとしても、日本の現実を正しく伝えたことにはなりません。


 東京招致が望ましいことなのか否かは誰にもわかりません。だから賛成派と反対派がまず十分に議論を尽くすことが大切です。そうして洗い出された問題点に対して万全の対策を練って対処すれば両者の言い分が生かされることになります。

 

 しかし、今回の五輪東京招致活動ではこの議論を尽くすというプロセスが全く欠けていて、すべてが行政側の都合で強引に進められてきました。そんな矛盾に頬かぶりしたまま招致活動に乗っかってスピーチをしても、臭いものに蓋をする役割を果たすことにしかなりません。


 例えば新宿西口公園、上野公園、日比谷公園などで野宿生活をする人たちの切なさを考えたことはありますか?きっと追い出しがこれから始まることでしょう。不景気からの浮揚策だとか復興だとかいって五輪事業に資金をつぎ込むだけで、彼らに対して微塵の配慮もできないのにおもてなしの心などと言うのは憚られます。