小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年9月22日日曜日

創業者と3代目の違い

 私は幸いなことにいろいろな分野の会社経営者とお付き合いをさせていただいております。その経験から経営者の世代交代で気になっていることがあります。


 先日はトヨタ自動車を世界の企業に育てた豊田英二氏が亡くなられました。豊田氏は「カイゼン」という言葉をモットーにして現場第一主義を貫いた有能な経営者だったと言われます。第五代社長ながらも現場を大切にしたところに豊田氏の非凡さが感じられます。


 私が知るある組織では経営者が代替わりするたびに現場との距離が大きくなっていきました。その結果は、現場の労働が雑で官僚的になり、仕事が有機的な連携をなくして無駄が増え、コネで動き回る人たちが幅を効かせたり、組織に都合の悪いことは経営者に伝わらなかったりと弊害が次々に表面化していきました。


 カジノ三昧で騒ぎとなった大王製紙の前3代目会長の例を見ても、世継ぎは能力の問題というよりは帳簿上の数字ばかりを追いかける虚業家になってしまい、現場への配慮のない独断的経営者に陥ってしまうところが問題なのでしょう。