小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年9月7日土曜日

塾はなくならないのか

 私たちは学力がないと言われるとまずは基礎からスタートしなければならないと考えがちです。そんな短絡的な常識が私たちの頭にはしっかりこびりついていてなかなか離れてくれません。


 そこで学力の典型として言葉(母国語)について考えてみます。この言葉を習得するときに私たちは基礎から積み上げる段階的手法は取りません。言語習得は決して意識的に下から積み上げるものではなくて総合的な環境の中で生活に根差して行われています。


 つまり学力を付けるにはいわゆる苦行としての強制的な勉強ではなくて、母国語の習得のようにもっと子どもたちが自然に学べる方法があっていいはずなのですが、その方法論についての議論が日本ではなかなか具体的な形では湧きあがってきません。


 先進国では段階的な積み上げ方式の教育方法に反省があって新しい教育の流れが生まれ育ってきていますが、残念ながら我が国ではまだまだ遠い先の話のようです。我が国では塾のない社会を想像すらできないのが残念でなりません。


 参考 国連・子どもの権利委員会から日本政府への意見書 「(子どもたちが)高度に競争的な教育制度によるストレスにさらされ、かつその結果として余暇、身体的活動および休息を欠いているため、子どもが発達上の歪みに陥っていることを懸念する」(1998年6月)