小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年10月7日月曜日

2013年度予算不成立から見えるアメリカ社会の深層

 アメリカでは2013年度の国家予算案が連邦議会で可決承認されないために国家業務の執行が滞って混乱が起こっています。日本では予算案は参院で可決されなくても衆院の可決が優先されますから、余程のことがない限り今回のアメリカのような事態にはなりません。


 今回の争いの背景には、保守的な野党共和党と与党民主党の考え方が真っ向から相違する医療保険制度の改革が根っこにありますから、ちょっとやそっとでは歩み寄りのできる問題ではなさそうです。オバマ政権が目指す国民皆保険制度は極端な表現をするならばアメリカがヨーロッパ型の社会に衣替えするようなものだからです。


 アメリカでは自分のことは自分でという考え方が伝統的で根強くあり、他人の病気のことにまでお金を出す必要はないと考える人たちは決して少なくありません。もし、アメリカで手厚い社会保障のような保護が欲しいと思うなら軍隊に入るのが一番の近道です。軍属には様々な福利厚生制度が準備されているからです。


 成功も失敗も自分のせいなのだから自分でけりを付けようというのにも一理はありますが、銀のスプーンをくわえて生まれてきたほんの一握りの人たちがいて、一方では3分の1の国民が病気治療もままならぬというのにも矛盾を感じます。ただ濫診薬漬けが止まずに増加一途の日本の国民医療費37兆円をみると、これも大きな問題です。まっ、健康で頑張れるのが一番でしょう。