小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年10月20日日曜日

三本の矢の矛盾

 安倍首相の経済復興戦略 “三本の矢” という発想は古典的な遺物に過ぎません。バブル崩壊で始まった長期デフレ現象にはこれといった特効薬は見つかっていません。つまり今日の不況を経済対策で急所を射抜こうとしてもできそうにありません。


 18世紀半ばにイギリスで産業革命が始まりました。これにより人類が大量消費するエネルギー源が化石燃料で賄われるようになり、今日では地球温暖化などさまざまな問題が顕在化してきております。そのため人類はエネルギー源を根本的に変革する必要に迫られており、そこで期待されているのがクリーンな再生可能エネルギーです。


 太陽エネルギーは、原子力エネルギーのように人類が技術で生み出すものではなくて、遥か昔から存在してきた生命の源です。これに依存して文明社会を築き上げるのが最も自然な考え方のはずで、そういう社会を目指さない限りは地球自体が限界集落化していくことは火を見るより明らかです。


 三本の矢はこの視点がまったく欠けた姑息な発想に過ぎません。現代文明の致命的な欠陥である化石燃料の大量消費を止めない限りは今日の経済不況は克服できないと思われます。言い換えれば不況という作物自体というよりは土壌に根本的な問題があるのですから、私たちの社会をエネルギー面から根こそぎ変えていく発想をしなくては不況対策になるはずがありません。