小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2018年12月26日水曜日

ねじ曲げられた儒教思想

 本来の儒教思想によれば理不尽な主君には反抗して殺しても構わないというのが道理のようです。


 ところが日本の儒教は主君の前には絶対服従を強制しており、いかなる暴君であろうとも反抗は許されないとする風潮があります。


 韓国では容赦なく元大統領が犯罪者にされているのは、日本とは儒教思想が根本的に違うからなのでしょう。

2018年12月24日月曜日

日本人と中国人の感覚の違い

 日本の箸は先細りなうえに先が尖っていますが、中国では先まで同じ太さで先も尖っていません。


 書においてもガラシャ夫人などの女性の細字やら良寛さんの毛髪のように細い楷書の文字を書いた中国の書家はいません。


 この日本の極細字と中国の太字を混在させて独自の艶媚な書風を創り上げたのが本阿弥光悦です。


 日本人と中国人は同じ漢字文化圏にありながら、文字については不思議に正反対の感覚を持っています。


 

 

2018年12月19日水曜日

3週間も運動しないと...

 今月は多忙を極めていましたが、猫の餌やりは休むわけにもいかず、普段は歩いて通うところをバスやタクシーで行き来していました。そのせいか先週になって駅の階段を上がるにも脚が鉛のように重く感じるようになりました。


 これは運動不足だと直感して、先週末から再び毎日10km以上を歩くようにしたら、今日になってやっと足取りが軽くなってきました。この歳になると2週間運動しないで怠けると元の体力に戻るには1週間は必要のようです。


 歳を取ればとるほど体力を元に戻すのに時間がかかるはずですから、怠ける時間があまりに長くなるともはや回復する気力も失せてしまいかねません。

ソフトバンク株の悲劇

 ソフトバンク株は配当利率5%というふれ込みが蒔きエサとなって新規公募株は完売御礼でした。

 

 しかし、今日の上場初値は公募価格1500円に達せず、そのままズルズルと値を下げて、結局は1282円で初日を終えました。

 

 孫さんは寄り付きで売り逃げて2.6兆円を確保したようですが、斜陽化するソフトバンク切り捨てです。


 上場後半年で6000円が2000円になったメルカリ株といい、証券会社もやりすぎです。

2018年12月15日土曜日

人の使い方の極意

 ある人はせっかちで直ぐに怒り出す性格ながら100人の職員を動かす事務長の地位にあります。


 彼は仕事のことでは部下を怒鳴りつけることもしばしばで、そんな時には周囲の人たちは嵐が通り過ぎるのを黙って待つしかありません。そんな職場ながら、職員は案外定着して辞めていく人がいないことを私は不思議に思っていました。


 その事務長は職員の良いところは口に出しますが、絶対に悪口は言いません。人手不足の職場の人事管理の極意はそんなところにあるのでしょう。

風邪で直ぐに医者にかかる人

 今日は降圧剤をもらいにクリニックに行きましたら、咳が出る、ノドが痛い、など風邪症状を訴えて来る人が何人もいましたが、熱を測ってきた人は誰もいませんでした。


 風邪だと思ったら先ずは熱を測って様子をみるしかないのですが、彼らは安易なコンビニ感覚でクリニックに来て、整腸、痛み止め、咳止めなどの薬をたくさん処方されると安心するようです。


 風邪薬はむしろ危険なこともあるのに、風邪を引いたら薬を飲めばいいという、安直な意識の人たちが多いことに驚きました。

2018年12月10日月曜日

貴ノ岩引退と付け人制度

 暴力根絶に向けて角界上げて努力しているところに、皮肉にも今度は貴ノ岩が暴力事件を起こして引退に追い込まれました。


 それにしても関取が下位の力士を奴隷のようにこき使う付け人の習慣が暴力沙汰の温床であることに誰も思い至らないのが不思議でなりません。

ゴミの違い 高級住宅地と庶民住宅地

 庶民住宅地のゴミには、栄養ドリンク瓶、ビール缶そしてコーラなどの飲料ペットボトルが目立って多いそうです。


 これは富裕層と庶民階層の生活の質が根本的に異なっていて、貧富の差が生活面における潤いの差につながっているとすれば残酷な話です。

2018年12月3日月曜日

渋谷駅前の恐怖感

 ハチ公広場の近くでお年寄りがつまづいて顔面から前のめりに転倒しました。それを目撃した私は、直ぐに近寄って声を掛けると意識は確かでした。


 しかし、お年寄りをひとりで抱き起こすのに手こずり、誰か手助けしてくれる人を待ちましたが、通行人は見て見ぬふりばかりでした。

 

 無表情に私の頭上を通り過ぎていく通行人に対して、ニューヨークのスラム街に迷い込んだ時よりずっと強い絶望感を感じました。

日比谷公園で菊談議

 毎年恒例の菊の展示会が日比谷公園でありました。出品者は高齢者ばかりのためか展示に新鮮味がなくて訪れる人はまばらです。


 出品者としては、大好きな菊の栽培で賞を争うのがやりがいの源であって、人に鑑賞してもらうことが目的ではないためか、訪問者の数に無関心なのでしょう。


 ところが、私が出品者のひとりに展示品の栽培方法について細々と尋ねているうちに、私たちの会話に釣られて人だかりができて驚きました。

2018年11月30日金曜日

小田急線と田園都市線の違い

 小田急線と田園都市線では地価や住民の所得に差があります。もちろん田園都市線の方が両方とも高くてプレミア感があります。


 日常的に利用していて気がつくのは、小田急線では若い女性が’優先的に’座ってしまうのが案外普通ですが、田園都市線では混雑していても優先席が空いていることがあります。


 もちろん、これは所得格差などとはあまり関係ないのかもしれませんが、小田急線住民としては気になっています。

2018年11月23日金曜日

東京五輪マラソン酷暑対策の怪

 東京五輪マラソンは暑さのために繰り上げ論ばかりで繰り下げ論は誰も言い出しません。


 午後8時にスタートすればメダリストのゴール時点では気温も30℃以下に低下しているはずです。


 それでも繰り上げ論ばかりなのは、日本の夜はアメリカでは深夜になり、視聴率が取れないからです。


 選手の体調管理のためと言われますが、実際には放映権収入を最優先すると繰り下げ論はありません。

2018年11月21日水曜日

ノラ猫の功罪

 築地市場が閉鎖されてから、そこに定住していた猫たちが保護されてネズミだけが残りました。


 食料源を失ったネズミはエサを求めて必死なのか、築地に残って営業を続ける場外市場のお店に日中でも出没するようになったそうです。


 昔から漁港には猫は欠かせないように、掘っ立て小屋のような建物の旧築地市場が営業していられたのは猫のおかげかもしれません。

2018年11月14日水曜日

マッカーサー元帥が救った日本人画家

 洋画家藤田嗣治は戦時中に軍に協力したとして非難され、新設間もない日本美術会からは一人だけ言われなき戦犯の汚名を着せられました。


 こうして画壇から追放状態にあって行き場を失った藤田に、温かい手を差しのべて渡米の道を開いたのが夫人が藤田ファンだったマッカーサー元帥でした。


 藤田は、画家は絵だけを描け、仲間内で喧嘩をするな、世界水準になれ、との言葉を残して日本を出ましたが、あれ以来世界に通用する画家になったのは草間彌生だけです。

2018年11月11日日曜日

自由の対義語は?

 トランプ大統領は抑制のない身勝手な発言や行動が目立ち、その発言にひきづられるようにアメリカ社会は分断されてきております。


 安倍総理も柔軟な思考力に欠けるため、意見や考え方を異にする人たちを除け者にするばかりで、まともに議論を深めようとはせず、社会の分断も気にならない様子です。


 彼らにとっては仲間以外の人間の苦しみは半ば栄養物であり、その苦しみが大きければ大きいほどエネルギー源になるという精神性が自己主張という形で実体化しています。


 残念ながら、自由の対義語は束縛ではなく、国民にとっては分断であることをお二人に理解してもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

2018年11月8日木曜日

連敗チーム事情

 私が世話するアメフトチームは開幕戦からまさかの連敗続きで、先週になってやっと最下位を脱出しました。


 今年のチームは実力はあっても選手間の会話が不足し、上級生のリーダーシップも不十分で、試合の肝心な勝負どころで思わぬミスをおかす場面が目立っています。

 

 大学の3大駅伝制覇に向けて王手をかけた青山学院大学駅伝チームは選手たちが日常でも明るく、レース中も楽しそうな表情で走っています。

 

 楽しく明るくしていれば感覚的には時間は速く過ぎてレースの苦痛は少ないはずです。それが青山学院の強さの秘密でしょうか。

さすがアメリカ

 トランプ大統領の分断アメリカの中間選挙は上院は共和党、下院は8年ぶりに民主党が多数決を得て痛み分けでした。


 アメリカ国民は辛くも世界一の自由主義大国としての意地を見せてくれました。特に若者層の70%あまりが分断社会を嫌って民主党支持だったのは特筆に値します。


 翻って日本では若年層が右傾化するとともに無関心層も増加し、政権が変わる気配はありません。

2018年11月7日水曜日

人生初体験

 今日は無性にとんかつが食べたくなり、長い行列が絶えないとんかつ屋に人生初めて並んでみました。


 とんかつは産地指定の天然飼料肥育の豚肉、選りすぐりの小麦粉で焼いたパンを2日寝かせて作ったパン粉、油は特性の米油、そして佐渡の米という売り文句でした。


 さて私の感想は1時間も行列するほどの特別な味のものではなくて、自宅でも十分に作れる水準の料理という感じでした。


 最近の都会人の行列は怪しそうです。

2018年11月6日火曜日

めっぽう強い安倍政権

 韓国最高裁判所の元徴用工訴訟の判決に安倍政権の強気な発言が目立ちます。


 米国に対するのとはまったく違う政府の姿勢に、日韓関係がうまくいかない理由がありそうです。


 平身低頭と傲慢を都合に合わせて使い分ける卑屈な人間が嫌われるのと同じです。

2018年11月3日土曜日

偽物良寛書が33万円!

 良寛さんの書は今日でも二千ほど残っているといわれ、それらは楷書、草書、行書に及び、その真贋を判定することはほとんど不可能とされています。


 先日も代表的な作品がネットオークションに真筆として出品され、たくさんの入札があってあれよあれよという間に33万円で落札されました。


 実際には良寛遺墨全集に掲載されているオリジナルの写真と注意深く比較すれば、小さな違いが数か所あることに気づくはずです。


 とはいってもこれらの部分は並の鑑識眼では見破れないのも事実で、そういう領域にはまり込むと火傷をするというのがネットオークションの怖さでしょう。

2018年11月1日木曜日

尾道市立美術館の猫

 ネットで話題になっているのが美術館の玄関前に入れてくれとやって来る二匹のネコちゃんです。一匹がトラ猫で、警備員に頭をなでられながらもやんわりと入館を拒否されるとあっさりと諦めたものの、もう一匹の黒猫の方は何度追いやられても週に2~3回は諦めずにやってくるそうです。


 私のキャンパスのノラ猫たちもコンビニに客が入る隙をみて店内に飛び込んだり、研究棟の自動ドアを開けて侵入したりとやはり‘事件’を度々起こします。お蔭で私はコンビニの店長さんには頭が上がりませんし、研究棟の自動ドアは人間様が手を触れないと開かないタイプに交換されてしまいました。

日本シリーズ 広島対ソフトバンク

 私が応援する広島はソフトバンクに勝てませんでした。


 どうもソフトバンクのデータ分析が極めて有効に機能して、広島は盗塁や中軸打者を完全に封じ込まれました。これもソフトバンクがAI能力を存分に活用したからでしょう。


 しかし、データ分析通りに選手が実戦でやってしまうところがソフトバンクの本当の強さです。

2018年10月31日水曜日

原発訴訟 旧東電幹部が守りたいもの

 福島第一原発事故時の最高責任者だった元会長は大津波の試算について‘知りませんでした’と答えて無罪を主張しました。


 公判の被告席に立った元会長は裁判長にどうすれば事故を防げたのかと問われると、「正直分かりません」と答えたそうです。


 原発史上最悪の事故から約7年が経過しながら、被災者救済、核燃料取り出しそして汚染水処理等の見通しが立たない悲惨な現実を前にしても、誠意の欠片もない発言には驚きます。


 元会長は東大でも評判の秀才だったそうですが、史上最悪の原発事故を他人事で済ませて自己弁護を続けるのは、何を守るためなのでしょうか。

2018年10月30日火曜日

AIで変わるアメリカスポーツ

 アメリカの代表的スポーツはアメリカンフットボールはAIがもっとも活躍できるスポーツでしょう。


 ラグビーでは試合開始のホイッスルが鳴ったらチーム監督はもはや何の指示も出せず、高みの見物を決め込むしかありません。


 一方でアメフトでは毎試合50回ほど攻撃プレーが行われ、各プレーごとに攻撃陣も防御陣も知恵の限りを尽くして戦います。


 今日のアメリカではAI能力を駆使できる高い能力の持ち主だけがアメフトの監督になれ、もはや豊富な経験さえあまり評価されない傾向にあります。

2018年10月27日土曜日

ハロウィン 感謝の心

 今日はハロウィンウイークの唯一の週末で親子連れで仮装外出する家族も見受けられます。


 本来は秋の収穫感謝祭であったハロウィンが、日本では商魂に乗せられた都会人の大仮装イベントと化しています。


 折角ですからハロウィンを楽しみながら実りの秋を迎える喜びも噛みしめたいところです。


 

2018年10月24日水曜日

ジャニーズの若者支配?

 新潮45が休刊に追い込まれたのは不況著しい出版界が自民右派独走とジャニーズ人気を過信して油断していたのかもしれません。


 核廃絶を訴えてノーベル平和賞を受けたICANの事務局長の来日時に首相が会わなかったのは、ジャニーズ系芸能人らと会食していたからとの報道もあります。


 ジャニーズ事務所と関係のあるマスコミ系列は保守系右派色が濃い傾向がありますが、昨今の若者の右傾化もジャニーズの影響なのでしょうか。


 

2018年10月23日火曜日

未来形社会

 近くの公園を通りかかると今春に生まれたチビ猫二匹が楽しそうに遊んでいる姿があって、まさに心温まる平和な風景がありました。


 キャンパスのノラ猫たちも、何時に来るか分からない私を待ち続けながらも、苛立った様子を見せることもなく暖かい日差しを満喫して昼寝を決め込んでいる、この頃です。


 猫たちには乳幼児と同じように未来形はありませんから、人間様のようにストレスは蓄積しないのでしょう。今日の消費社会は未来形に支配され過ぎた感があります。

2018年10月22日月曜日

現代人の無関心

 新宿中村屋本店の会津八一展を覗いてきました。新潟出身の有名な歌人といえば他に良寛さんがいます。


 美術史の学者が本職の会津八一は能書家でもあって、中村屋の屋号は八一が書いたもので、中村屋の羊羹の包装紙も八一の筆によるものです。


 展示場を訪れたのは午後の一番人手が多い賑やかな時間帯でしたが、私が出てくるまでの小一時間あまり、入館者は私だけでした。


 小春日和と言うには時期尚早ですが、好天に誘われて繰り出した人々で新宿駅界隈はイモ洗い状態でしたが、彼らからは見向きもされない八一展でした。

2018年10月17日水曜日

日本サッカー大変身の予感

 昨日のサッカーの日本対ウルグアイの対戦では攻撃の最前線がよく機能してゴール前のセットプレーだけに頼らぬ、オフェンス陣メンバーのパスよし、ドリブルより、シュートよしの攻撃で強豪ウルグアイを退けました。


 これまでは失礼ながら技のない本田選手がいるために昨日のようなドリブルで前進してパスを通す攻撃をすることは出来ませんでしたが、彼が抜けて若い有能な選手たちが躍動しました。そしてその結果を直ぐに出す彼らに拍手したいです。

2018年10月16日火曜日

笑い話 目撃者

「お父さん、抱っこ!」

「ダメ!」

「じゃ、お母さん、抱っこ!」

「ダメよ。」

「えーっ、お父さんとお母さんだけでしてて、ズルイ!」

2018年10月15日月曜日

都会の悲喜劇

 ある都心のビルのトイレには洗剤だけではなくて手指消毒用のアルコールも備え付けられています。


 しかし、そのアルコールの入った容器はいつも頑丈な金属製のワイアーにつながれています。


 不思議に思って清掃のオバサンに理由を尋ねたら、盗んで飲んでしまう人がいるからという返事でした。

2018年10月13日土曜日

たった6円だがスゴイ

 帰り道に立ち寄るスーパーはレジ袋の廃止に積極的に取り組んでいて、買物客のほぼ全員がショッピングバッグを持参してきます。


 その仕掛けはレジ袋を6円にしているだけです。もし9円にしたらきっとみな例外なくマイバッグを持参してくるでしょう。

2次元人間と3次元人間

 2次元空間といえば平面を想像し、そこでは東西南北の4方向が考えられます。3次元空間でも東西南北の4方向を考えることができますが、これを地球儀のような球体で考えると普通の3次元空間とはまったく違った現象を観察することが出来ます。

 

 例えば2次元空間であれば同じ方向に進む人は永久に平行線をたどって出会うことはないのですが、球体上で考えると、二人がその球面上を思い思いに進んでも結局はどこかで出会うことができます。つまり平面上の2点は動く方向によって必ずしも交わるものではありませんが、球体上の1点はそれが移動するうちに他の点と必ず交わることが出来ます。

 

 さて私たち人間が球体である地球上に住んでいるというのは象徴的で、人間はみないつかは手を握り合う運命にあることを示唆しているように思われてなりません。

世界最高 ブルーマウンテンコーヒー豆?

 日本で最高級のコーヒー豆といえばジャマイカ産のブルーマウンテンでしょう。この豆はジャマイカ政府が生産地域を指定し、出荷時には品質管理も徹底しています。ですからブルーマウンテンコーヒーはスパークリングワインのシャンペン版といえます。



 しかしながら、私の個人的な好みだけから言えば、この豆はコクだけでなくて香りもあまり強くなくて際立った特徴のないコーヒー豆という印象があります。 こういういわば嫌味のない品の良さが売りなのだと言われれば、そういう評価も確かにあるでしょう。  


 先日、あるコーヒー豆の達人と話をしていると、彼もあまり高評価していないことを知りました。彼よれば日本だけに定着してしまったブルーマウンテン神話に物申す勇気のある専門家は業界にはいないそうです。

2018年10月9日火曜日

猫は人生勉強の師

 我が家の周辺に3匹のノラネコが生活しています。キジトラで大柄のアニイと大きな白足袋を履いた黒猫ノラクロは、どうも雄猫同士ゆえか究極の犬猿の仲の状態にあります。


 アニイは飼い主から追い出された境遇の持ち主、ノラクロは生粋の野良猫で近所の親分的存在。しかし、ノラクロは老いによる体力の衰えは隠せず、もはやアニイには喧嘩でまったく歯が立ちません。


 アニイには小柄で要領がよい兄弟猫ゴッホがいます。雌猫のゴッホはアニイともノラクロともいさかいをせず、相手の気分を読んで押せるときは押し、引くべき時は引いてうまく立ち振る舞っています。


 アニイとノラクロとゴッホの3角関係を観察していると、雄と雄の意地の張り合いや、雄と雌の間の微妙な距離感やら、とても良い人生勉強になります。

日本とホンダ

 先日、三重県鈴鹿サーキットでF1グランプリ決勝が行われ、メルセデス ベンツに乗ったハミルトンがぶっちぎり優勝をしました。2015年からF1エンジン供給を再開したホンダのチームは11位と13位で振るいませんでした。


 ホンダは日本が経済バブルで湧き立つ1987~1989年にはドライバーズとコンストラクターズの両方で連続して1位を獲得し、セナやプロストという天才ドライバーを擁して無敵の黄金時代を謳歌していました。しかし、バブル崩壊で撤退し、2015年からはエンジン供給という形で参戦をしています。


 世界のトヨタも2002~2009年にF1レースに参戦しましたが、結局は年間優勝どころか一度も勝利できませんでした。こうした結果からトヨタは豊田社長の時代が続く限りはF1参戦はしないと明言しております。


 それでは今日のホンダは何故惨敗を続けているのか。この分析は専門家に任せますが、バブル崩壊で元気のない日本の現実をホンダの成績が代弁しているように思われてなりません。たかがF1ながら、されど世界最高峰レースのF1です。ホンダが生き返ってくれることを切に祈ります。

2018年10月8日月曜日

加計理事長に取材拒否された 東京新聞

 加計学園理事長は昨日の記者会見で愛媛県の言う安倍首相との会見は事実ではないと主張しました。


 それならば疑惑の当日はどこにいたか、つまりアリバイを明らかにするのが当然でしょうが、それについてはまったくノーコメントでした。


 東京新聞の記者ならば、そこは鋭く切り込むはずですが、加計理事長もしたたかで、今回の記者会見場には入場拒否されたそうです。


 自分の都合で相手を敵味方に分けないと気が済まないというのは、教育者としては寂しい人です。

2018年10月6日土曜日

日本の過労死と中国の996

 先日、中国人の教え子が新婚旅行で来日してランチを一緒にしました。そこで日中の労働環境の比較が話題になりました。


 中国では過労死という悲劇はまだ社会問題にはなっていないようですが、そのかわりに働かされ過ぎを揶揄するのに996という言葉が'、特にIT業界で密かに使われているそうです。


 これは9時〜9時までの12時間労働が週6日続くという意味だそうですが、それでも日曜日はきちっと休めるところは流石に休息の権利を憲法の条文で謳っている国です。

笑い話 築地市場移転

「おい、俺たちヤバイらしいぜ。何かイチモウダジンらしい。」

「何だ、それ?」

「わかんねーチューの。」

2018年10月3日水曜日

貴乃花元親方が参院選に出馬!?

 今日の新聞報道よれば貴乃花元親方が安倍首相と隠密(?)会談して、参院選出馬を目論んでいるという話があるようです。


 外部から相撲界を改革するという理由のようですが、そんなことはきちっとした外部者改革委員会を作ってすればいいことです。


 総理は相撲界まで分断して参院選を乗り切りたいのでしょうが、人間をあっちとこっちに分けて平気な性癖はトランプ大統領も同類です。

2018年9月30日日曜日

ハッピー、ハッピーエンド

 体調を崩していたキャンパスのノラのハッピーがやっと動くようになりました。ダンボール箱を黒ビニール袋で包んだ隠れ家にも入ってくれました。ハッピー、ハッピー!

大学に現れた三島由紀夫氏

 昭和40年代の東大紛争の最中に三島由紀夫氏が学生の招きに応じて東大駒場キャンパスに講演にやってきたことがあります。もちろん講堂は1000人を集めて満杯でした。


 その仕掛け人の学生はある出版社に電話して依頼してもらおうとしたら、出版社の人には三島氏の自宅の電話番号を教えられて直接連絡をしなさいと言われてしまいました。そこで彼は三島宅に直接電話を入れると奥様から夜に電話して欲しいと言われたそうです。どうも三島氏は昼夜逆転の生活だったようです。さて真夜中の電話に出た三島氏の反応は結局はイエスでした。


 出版社がどこの誰とも分からぬ大学生に大作家の自宅の電話番号を教え、そんな電話に大作家本人が応対して、紛争の真っただ中に警備員もつけないでキャンパスにひとり丸裸でやって来て学生を前に講演する。何ともおおらかな時代の出来事でした。

2018年9月29日土曜日

なんでも鑑定団とネットオークション

 ネットオークションでは、特に骨董品は「なんでも鑑定団」の査定額の1/3〜1/5水準というのが相場です。


 最近は値崩れがひどくて、世界のオークション市場に出せないような絵画や焼き物は、どんなに有名作家のものであろうと、鑑定団の1/10の値段などザラです。


 こうした傾向を踏まえて考えるに、骨董品の価値は骨董商が恣意的に作り上げてきたもので、実際の市場価値とは無縁のものだったのでしょう。

猫が病気で

 猫は暑さにはめっぽう強いですが、寒さはとても苦手です。


 ですから、今春に生れて親を離れたノラの子猫は今が試練の季節です。冬をひとりで乗り切れる温かい寝場所を知らないからです。


 キャンパスのハッピーも先日から食欲がありません。抱っこさせてくれませんから病院にも行けず、暖かい隠れ家を作って見守るしかありません。


 たとえ病院に行けても動かなくなってからでは助かる可能性は低く、また直ぐに10万円の請求書が来ますから、悩ましいところです。

2018年9月27日木曜日

フランス料理で大切なのはソースではない

 近頃はフランス料理というとソースが命のような風潮があります。


 ひとり2万円の超高級レストランでも、スープは手間のかかるポタージュスープではなくて簡単なお澄ましスープ、魚や肉料理はソースをチョロっとかけただけのメニューしかありません。デザートも手っ取り早いムース風のものに果物を添えただけの安直なもので、しっかりと焼き上げたタルトなんか絶対に出てきません。タルトの準備は難しく、下手すると生地がのっているリンゴや洋梨の水分を吸収してべちゃべちゃになって保存がきかないからです。ましてやフランス料理では締めの定石である山のようにチーズが出てくることはありません。


 フランス料理とは、本当はそんなものではなくて、みなさん騙されていますよ!と言いたいです。

ピカソとトランプ

 芸術と科学のどちらにも抗えない自然という共通の対象がある。それをピカソは次のように表現しています。


 「絶対に自然に反抗することはできない。自然はいかなる人間よりも強い。自然とあることはもっともよいのだ。しかし、われわれは多少の自由はもてる。それはほんの少しばかりの箇所であるに過ぎないが。」


 進行する地球温暖化を笑い、地上最大の核戦力を鼓舞する大統領に果たして自然への畏敬の念があるのか気になります。

広島カープ優勝おめでとう

 最近はすっかりプロ野球とは縁遠くなりましたが、根っからのアンチ巨人派としては、広島カープの優勝はウレシイ、おめでとう!


 金満の巨人が10ゲームも離されて3位さえ危ないというのは理解できませんが、野球も金だけではないことが明らかでホッとします。


 それに広島の人は民度が高い印象が強いです。

2018年9月26日水曜日

アルツハイマー型認知症をむやみに怖がらない

 ヨーロッパのある修道院の修道女が天寿を全うして天国に召されました。最後までしっかりとした生活ぶりで教会のお務めもきっちりと果していて、いわば大往生でした。


 ところが修道女の脳を解剖してみると重度のアルツハイマー病に罹患していて脳はまさにスカスカでした。そんな状態でも彼女の日常生活にはまったく異常が感じられなかったことに医学者からは驚きのまなざしが向けられました。


 修道院での生活は、時代の変化の波にもまったく影響されずに規則正しく、精神的にも神に人生を捧げる敬虔なものですから、いったん正の遠心力が付くと本能的に回転を続ける安定感があるのでしょう。

2018年9月21日金曜日

認知症の謎

 私の知人にボクシングの元国体チャンピオンがいます。最近は物忘れが多くなってきました。


 しかし、いったんボクシングの話題になると、昔の試合のこと、最近の応援する選手の戦績や戦いぶりなどのデータが詳細に記憶されていて、どんな質問にも解説風に分かりやすく答えてくれます。


 これってどう説明したらいいのでしょうか。

買いやすくなる都心のマンション

 昨年末あたりから都心の不動産ブームには陰りが出てきました。銀行ローンもこれまでのような100%融資は難しいようです。


 これで今や高嶺の花になった感のある都心の住居がサラリーマンにも購入しやすくなりそうな気配です。

2018年9月20日木曜日

あり得ない話

 猫が脇見して物にぶつかるなどという話は聞いたことがありません。


 人間であればスマホに夢中になって自転車とぶつかったというのはよくある話です。


 ところが我が家に毎朝来る猫が家内を横目で見ながら走ってきて庭の植木鉢と衝突しました。

絵画の価値

 不動産バブルの真っ只中の1987年に日本人に買われたゴッホのひまわりは史上最高値の53億円でした。

 これまでの最高値はレオナルド・ダ・ヴィンチの約500億円です。このような本物中の本物の値段はあってもなきが如しで、一般的な市場価値を付けることは出来ませんし、投資対象にもなりません。


 私の知り合いの芸術批評家は、絵画収集は芸術であるというのが口癖ですが、なかでも名画収集は功なり名を遂げた人のみが味わえる特別な味でしょう。


 

 

 

2018年9月18日火曜日

笑い話 青春の目覚め

「わたしもお母さんみたいになりたい!」

「お前も、随分大きくなったじゃないか。」

「違う!全然違う!!」

「並んで立ってみろよ。ほら、同じだろ!」

「お父さんのバカ!眼の大きさが全然違う!」

2018年9月16日日曜日

ハローインの思い出

 ハローインの仮装の凄さを知ったのはアメリカの地でした。長い間住んでいたヨーロッパではアメリカのような派手な仮装騒ぎはありませんでした。


 今日の日本ではすっかり商業ベースに乗せられた感じですが、宗教色のないハローインはアメリカに負けないほどのイベントになりました。


 昨年は帰宅途中にちょうど思い思いに仮装した子どもたちが好きな友だちとグループを作って商店街を周っている風景を見るのはとても心和むものでした。

猫の意地の張り合い

 私の家に餌をもらいに来るノラ猫のなかにどうにも馬の合わない2匹がいます。


 一匹は白足袋を履いた老黒猫ノラクロで、もう一匹は若いキジトラ猫アニイです。このノラクロとアニイはいわば宿敵同士で、顔を合わせると必ず取っ組み合いの喧嘩となります。


 そんな2匹も餌を与える私の家内とは完全服従の関係にあります。両者の唸り声を聞いて、家内が現場に直行して「喧嘩はダメ」と一喝すると効果てきめん、両者はすごすごと逃げ出します。


 ノラクロは歳を取って若いアニイにはまったく歯が立たず、腕や首に生傷が絶えません。そんな老猫の身体を心配する家内の気持ちがノラクロに伝わっているかはしごく疑問です。

2018年9月15日土曜日

猫の餌代

 ある調査によると猫の餌代は平均して月3000~5000円のようです。でも私は以前は16匹、現在でも7~8匹の世話をしていますから、そんなに出費できません。平均では2500円くらいでしょうか。


 またある研究では美味しいものを食べた時とまずいものを食べた時の猫の表情には違いがあることも明らかになったそうです。でもマズイという表情はどんなものか知りたいですが、私としては怖い気もします。

大阪なおみ選手フィーバー

 彼女は全米女子オープンテニス大会で憧れのセリーナ・ウイリアムズを倒して優勝し、一躍テニス界のシンデレラガールになりました。


 彼女がこの週末に始まる東レ・パンパシフィックオープンテニス大会で来日すると、あちこちに引っ張りだこで欲しいといえば何でもプレゼントされる人気ぶりです。


 そんな時に聞こえてくるのが、彼女は日本人の誇りだとか、日本人中の日本人だとか、彼女と日本人を同一化させる、身勝手な我田引水発言です。


 大阪なおみ選手の活躍は日本国籍とは何ら関係なく、彼女のキュートさも日本人の血が流れていることとも無関係なことを認識して、応援したいです。

よかった!防潮堤建設決定

 東電は将来の巨大地震津波による福島第一原発の水没を防ぐため、防潮堤の建設を決定しました。


 ブログでも警鐘を鳴らしていますが、壊れた原子炉が水没して敷地が核燃料で汚染されたら廃炉計画は完全に破綻し、最悪の場合には人間は建屋に近づけられなくなります。


 日本国防衛には、高価な陸上型ミサイル防衛システムより防潮堤の方が先のはずですが、アメリカの利益優先ですから後回しなのでしょう。

2018年9月14日金曜日

有楽町の清掃員の凄さ

 ある有楽町のビルの清掃は完璧で凄すぎます。特にトイレは家庭の台所などとは比べ物にならぬ清潔さで、ニオイなどまったくありませんし、芳香剤の香りが漂うトイレをあざ笑っている感じさえします。


 清掃員が、便器のひとつひとつを雑巾でいわばなめるように拭き清める姿には何だか神々しさが漂っています。都心のビル清掃は仕事への熱意を再認識させてくれて、正に人生勉強です。

2018年9月13日木曜日

時計神技師 発見

 ネットで落札した貴重なアンティークロレックスは不動品でしたので、時価の1/5で入手できました。しかし、都内の有名修理店に持ち込んでも部品がないという理由でことごとく断られました。


 困り果てて地元の時計屋に飛び込んだら、何と2日間ぶっ通しで作業して完璧な状態に直してくれました。この時計屋は直せない時計はないと豪語していますが、彼の技術はまさに神業です。

2018年9月11日火曜日

ファミマとセブンイレブン

 私が世話するノラ猫たちが住むキャンパスでは、両者が競い合っています。


 かつては、ファミマの入り口のドアマット上では、ブログの黒猫ディーンの両親、兄弟、生まれたてのディーンと妹の6匹がいつも猫団子を作って昼寝をしていました。お店にとっては邪魔な存在のはずでしたが、店長は追い返そうとはしませんでした。


 また、両方の店先にはスープやジュース等の残りを捨てる水場がありますが、その衛生管理が完璧なのはファミマの方で、セブンイレブンの方は清潔利用の張り紙があるも、腐った残飯がいつも溜まっていて清掃される気配はありません。


 これまでのこうした経緯から、私はファミマ贔屓になってしまいました。

2018年9月10日月曜日

自然災害=自民党

 風が吹けば桶屋が儲かる。これは古いことわざではありますが、今日の一強他弱というか安倍政権独走の政治状況にも通じるところがあります。


 先日の中国地方の豪雨禍や今回の北海道地震災害では被災した地域のインフラ復興や住民の生活を守るためには、どうしても多額のお金が必要です。そんな時には財布を預かる政府に逆らって予算を回してもらえなかったら身動きが取れませんから、地方は与党にはひれ伏すしかありません。


 東日本大震災では、財政規律を守るために税金を出し渋った民主党政権に比べ、自民党は気前よくポンポンと湯水のようにお金を出してくれました。この体験から大票田の土木・建設業界には民主党政権はこりごりだとする雰囲気が充満しており、安倍政権は絶対的な力を保っています。


 自然災害をバネに与党が地盤を拡大強化する結果となっている今日の政治状況は何とも皮肉なものですが、こうした税金の垂れ流しはいつかしっぺ返しがあるのではないかと気になります。

2018年9月8日土曜日

大震災でどうする都会人?

 江戸は人口100万人の世界一の大都市でした。今では1200万人になりました。私たちの大都会、特に東京への憧れが強いことが分かります。


 世界の大都市ロンドンは、1700年頃は60万人、現在は870万人と推定され、今日では出生数増加というより移民流入による人口増加ブームだそうです。


 大都市の人口吸引力は強く、世界の都市人口率は2010には50%を超え、50年後には70%にも達すると推定されています。


 さあ、東京のような都会人、過密が招く震災リスクにどうする?

2018年9月5日水曜日

関西空港は欠陥空港です!

 台風21号が四国・関西地方を直撃して、風速40m/秒の暴風が吹き荒れてトラックが横転したり、屋根が吹き飛んだり、高潮などの被害が出ました。


 今回は中心気圧935hpaと久しぶりの強力台風でしたが、幸いにも超のつくほどのモンスター台風ではありませんでした。


 過去の最強台風は上陸時の中心気圧では第二室戸台風(925hpa)と伊勢湾台風(929hpa)の二つで、いずれも死者5000人台でした。

 

 今後は890hpa級もあるはずです。海面は1hpaで1cm上昇し、900hpaでは通常時より1m高く、波浪と湾の方向で更に5m以上上昇します。


 これに満潮時と上陸時間が重なると、関西空港のように水没します。それにしても関西空港は温暖化の進む21世紀には設計を誤った欠陥空港です。

2018年9月4日火曜日

原発=米軍基地

 沖縄県翁長雄志知事が亡くなって、沖縄の基地問題の行方が一層混沌としてきました。


 ここで辺野古に新しい基地が造られたら、ほぼ永遠に沖縄の米軍基地はなくならないどころか、減りもしないでしょう。


 原発についても核燃料の永久処分場は未だに決まっていないというか、日本国内に適切な処分場の候補地はありませんから、恐らくはこのままになるでしょう。


 つまり沖縄県の米軍基地も原発もそのままで地元民に泣いてもらうしかないが、問題解決に向けて形式的に努力だけは続けるというところでしょうか。

2018年9月1日土曜日

感謝の気持ちを持とう

 最近の職場環境はパワハラやセクハラが問題となっていて神経質な状況にあり、何となく人間関係がギスギスしています。

 

 こうなったのは単に個人の権利意識が強まっただけではなさそうです。では何が昔と変わったのでしょうか。それはみんなが助け合って生きていることが見えにくい世の中になっているからでしょう。

 

 しかも特に高い地位にある人たちがどうしようもなく鈍感且つ不勉強だからでもあるでしょう。

2018年8月30日木曜日

野球選手と相撲取りの平均寿命

 野球選手と相撲取りではもちろん野球選手の方が長生きです。両者の間には約10年の差があります。


 その原因は恐らく肥満にあると思われます。ちなみにスポーツ選手で一番長生きなのは陸上選手です。


 確かに砲丸投げや槍投げを除いて陸上選手に◯ブはいませんから、納得です。

総理は国民をダマシタのか

 ワシントン・ポスト紙が、日米首脳会談で、トランプ大統領が真珠湾を忘れないとか言ったとスッパ抜き、日本政府は打ち消しに躍起になっています。


 首相は、かつての中曽根・リーガンのロン・ヤスのような親密な関係をアピールして、安倍・トランプ間の蜜月ぶりを政治利用したかったのでしょうか。


 もし、蜜月関係は嘘だったとしたら、国民はずいぶん軽く見られていたことになりますし、日本の首相がそんなに軽い人間とは思いたくもありません。

猫の飲み水の不思議

 私は、キャンパスの猫には主に固形食を与えています。エサの容器の脇に飲み水の容器を置いてありますが、それを飲んだところは見たことがありません。


 ところが、雨水溝の上澄みを飲んでいる姿は時々目撃します。人間はキレイな水のほうが健康的だと考えますが、猫はドブ水の方が好きなのでしょうか。

2018年8月27日月曜日

これは平成最後の名著

 楽茶碗の元祖樂家の第15代楽吉左衛門氏の最新の著書「光悦考」(淡交社)を読んでみました。


 江戸時代に刀剣、蒔絵、書、茶碗などの芸術分野で活躍した本阿弥光悦の芸術性は難解過ぎて、これまでは私にはよく分かりませんでした。


 しかし、楽吉左衛門氏は卓越した表現力と独自の芸術観、そして焼き物への稀有な深い造詣によって光悦芸術を言葉で存分に表現してくれました。

 

 これは間違いなく21世紀の名著の1冊です。

2018年8月24日金曜日

アベノミクスの潮目で暴走が加速する

 安倍総理は自民党総裁選挙に勝利して一挙に第9条改憲に進む意向のようです。


 マスコミがアベノミクスに触れなくなったのは賞味期限を迎えて報道規制ゆえか、その結末を考えるのも恐ろしいです。そこで総理としては急いで国民投票を実施したいのでしょう。


 総理が軍隊を持ちたがるのは経済・軍事両面で巨大化する中国への強い対抗心からなのでしょうが、米朝戦争さえ現実味がないのに、日中戦争などは想像さえできませんから、ここで改憲に走るべき理由はありません。


 それでも戦争への危機感をあおり第9条改憲を悲願するのは、結局は行政・立法のみならず軍隊の指揮権さえも手中にしたい、自民党右派の冒険の核心だからでしょう。


2018年8月23日木曜日

バス停に放置された買物カート

 大型スーパー前のバス発着場には買物カートがいつも放置されています。


 今日はお婆ちゃんがカートを取ろうとしているのを見て、助け舟のつもりで声をかけてみました。


 お婆ちゃんは重度の歩行困難者ながらも、大丈夫です、と明るく答える気丈な人でした。


 カートをバス停に放置する不届きな人がいなければ、お婆ちゃんは買い物には来られないと思うと、奇妙な風景でした。

2018年8月19日日曜日

柔道整復師の窮状

 大学や短大などが定員割れ続きで苦し紛れに柔道整復師の養成を始めました。その結果、有資格者数は平成10年の3万人から平成26年には4.6万人に増加し、この間に接骨院数は2倍にもなりました。


 こうした大学などの無責任な大量の学科新設で、今日では接骨院は悲劇的な過当競争状態となり、独立開業しても3年以内に借金を抱えて倒産に追い込まれる人たちが後を絶ちません。


 そのため柔整学科の人気は急落して当の大学や短大は再び経営難に陥っており、結局は元の木阿弥ですが、大学等の甘言にのせられて人生を柔整資格に賭けた若者が不憫でなりません。


 終戦直後は280万人もの赤ちゃんが生まれたのに、今日では100万人を下回ってきました。これでは倒産する大学・短大が続出するはずですが、実際には数が減らないのが不思議でなりません。

2018年8月17日金曜日

笑い話 甲子園

「高校野球もフィナーレだね。でも何で高校野球なんだろう?」

「高校生の野球の祭典だからだろ。」

「いや、それはわかるけどさ。」

「じゃ、何なんだ?」

「出場校はみな私立高校ばかりだろ。何で私立高校野球って言わないの?」

「!!!」

終戦記念日 ゼロ戦とドイツメッサーシュミット戦闘機

 日本のゼロ戦闘機は当時では世界一優れた性能を有していたと言われていましたが、実際にはそれには訳があったようで、一概にはゼロ戦が世界一の高性能といって威張ってばかりはいられないことを認識しました。


 例えば、ドイツメッサーシュミット戦闘機はわざわざ航続距離や運動性能を犠牲にして操縦のしやすさを最優先していたそうです。操縦技術を習得するのに必要な訓練時間は300時間。操縦士を短時間で次々と養成できることは戦時にはもっとも大切なことです。


 一方で、ゼロ戦の必要訓練時間は1200時間だったそうで、これでは一日3時間をこなしても2年間もの訓練期間が必要です。戦況が消耗戦に入れば不慣れな操縦士がゼロ戦に搭乗することになり、その高性能はまったく発揮できません。


 あるドイツ人はこのことを知ってゼロ戦はアメリカと戦えば必ず負けると予言したそうですが、そのことを認識しなかった私たちは、今日にいたっても同じような過ちをいくつも繰り返えそうとしています。

2018年8月16日木曜日

歴史的考察のできない総理

 安倍首相がサマータイム導入を示唆したそうです。東京の日の出は、夏に最も早くて4時30分ころ、冬に最も遅くて6時50分ころですから、冬と夏の差は2時間半くらいです。


 サマータイムは英国やドイツではすでに戦前から実施されていて、コンピュータが一般にも普及し始めた1990年代にはすでにヨーロッパ全体で実施されていました。ですからコンピュータはすべてもとからサマータイム対応型にプログラムされています。


 ところが、今の日本でサマータイムが導入されるとなるとコンピュータシステムはすべてサマータイム対応型にプログラミングされなければなりません。それを完全に徹底するのは不可能ですし、日本全体ではソフト切り替えに莫大な費用がかかり、また大きな混乱をきたすことでしょう。


 総理はサマータイムとコンピュータとの歴史的な関係を理解しているのかどうか分かりませんが、言い出した主張は絶対に引っ込めない性格ですから困ったことです。

2018年8月15日水曜日

お盆の病院

 世の中は夏休み+お盆シーズンですっかりバカンスムードですが、病院ではそんな雰囲気はまったく感じられません。


 入院病棟では高齢者が多いゆえに中には数分毎にナースコールをする認知症の患者もいて、医療従事者のストレスの大きさは想像できません。


 そんな厄介な患者の家族はすべてを病院に任せて知らんぷりなのでしょうが、いつも優しく丁寧に対応するスタッフのみなさん、ありがとうございます。

鶴瓶がやっちまった

 NHK大河ドラマ「西郷どん」で笑福亭鶴瓶が公家出身の岩倉具視役を演じました。


 コメディアンを自認する鶴瓶流にアレンジすると、岩倉具視がドギツイ大阪弁を話す品のない狸オヤジになるのでしょう。


 京都生まれの岩倉具視があれほど完璧な(?)大阪弁を話したとは思われません。時代考証無視でアドリブした鶴瓶の完敗です。

2018年8月14日火曜日

パリのトイレ事情

 パリの駅にはトイレはありませんから、今春からパリ市内に公衆立ちションボックスが試験的に導入されたそうです。


 おヘソのあたりまで隠れる横は身幅くらいの細長の箱の簡易トイレで、uritrottoirと名付けられました。


  こんなものを道路の端に置かれてもかえって目立ってしまい、出るものも出なくなりそうで、評判もイマイチのようです。

現代の鹿鳴館時代の名残り

 鹿鳴館時代の血筋を受け継ぐ由緒あるレストランで食事をする機会がありました。


 ランチタイムとはいえフルコースの豪華料理から庶民的なランチメニューまでありましたが、手頃なハンバーグを注文しました。


 ハンバーグの味や焼き加減が良いのは当たり前ながら、食べはじめは熱すぎず、食べ終わるまで冷めない温度への気遣いは最高のサービスでした。


 お勘定をする時にお礼を言ったら、「丁寧に作っていますから」との返事。何たる自信、感服でした。

2018年8月13日月曜日

認知症のおばあちゃんを喜ばす効用

 近所に住む84歳のおばあちゃんがお盆で施設から一時帰宅して、突然息子さんに抱きかかえられながら訪ねて来てくれました。


 認知症ゆえにすぐに話題が振り出しに戻ったり、自分の古い記憶に頼って受け答えするため、支離滅裂な会話が続きましたが、本人は楽しくて生き生きしていました。


 認知症者との会話はトンチンカンでも構いません。とにかく楽しく過ごすことです。お陰でいつもの母親の表情が戻ってありがとうと息子さんに喜ばれました。

お盆の新宿 朝6時

 平日とはいえ流石にお盆ですから、早朝の新宿は外国人観光客ばかりでサラリーマンの姿はまばらです。

ツッパリ猫 のらくろ

 のらくろはハンサムでも可愛いいわけでもないから、真っ先に捨てられたのでしょう。今では歳をとって毛並みも悪くてみすぼらしい老猫です。


 そんなのらくろはいまだにツッパリ人生を生きていて生傷が絶えませんが、最近はエサをくれる私たち夫婦の言うことは少し聞いてくれるようになりました。

2018年8月11日土曜日

男の出産年齢って分かりますか

 男が子どもを産むわけではありませんが、男にもおおむね出産年齢があります。


 インドでは96歳の老人が子どもをもうけたなどという話もあるようですが、それは戸籍制度のない国での噂に過ぎません。


 世界を眺めてみると名俳優チャップリンが73歳の時に妻が出産しています。日本では歌舞伎俳優中村富十郎が74歳の時に長女を得たそうです。


 どうも、このあたりが現在のところ男の出産年齢の限界のようです。

新聞を読もう!

 新聞を読む人が少なくなっています。戦後の新聞読者数は1990年頃をピークに大きく減少して増加する気配がまったくありません。


 朝夕刊のセットで月額4000円しますが、ネット検索で手軽に話題をチェックすれば無料ですから、手軽さでは新聞はネットにはとても太刀打ちできません。


 しかし、新聞の良いところは、大見出しだけでも一通り目を通せば、政治、経済、国際社会、文化、スポーツ、生活等の分野のタイムリーな話題を知ることができることです。


 これがネット検索では自分の興味本位の情報にしかアクセスしませんから、次第に自分に快適な情報しか接しなくなり、自己中心的なものの見方しかしなくなってしまいます。


 

 

ニュースウオッチ9(NHK)と報道ステーション(テレビ朝日)

 私が見るニュース番組はこれら二つのうちのいずれかですが、近頃はメインキャスターの実力の差が出てきた感じです。


 テレビ朝日の現キャスターは着任当初は若くてハンサムで新鮮な感じで好感が持てましたが、次第に実力不足が露呈してきました。その切り口の浅さや知識不足から、同席するコメンテーターに頼りっきりになっています。


 一方でNHKの前任キャスターは無味無臭と揶揄されるほどの紋切型のコメントで視聴者をうんざりさせましたが、現キャスターは明るく爽やかで自分の言葉をもって発言していてとても新鮮です。


 その理由をずっと考えていましたが、やはり大学卒業までに蓄積された知識量と読書量の差にあるのではないかと考えるようになりました。

2018年8月10日金曜日

猫のハッピー

 キャンパスで昨年生まれたと思われるハッピーは小柄なキジトラ猫で、性別はまだ未確認です。ハッピーのお家は大きな杉の木の下で、雨天の日以外はいつもそこで私を待っています。


 先日は台風で行けませんでしたから、非常食の隠し餌が置いてあったものの、ハッピーは空腹で殺気立っていました。飼い猫ならば餌をくれとニャーニャーうるさいはずですが、野良猫のハッピーは怒るとシャーといって威嚇するだけで絶対になきません。


 野良に育って空腹でも声を出さないハッピーが不憫でなりません。

2018年8月9日木曜日

日本ボクシング連盟 山根会長の論理

 軍隊、暴力団、そして極論すれば今日の財務省などはいわゆる運命共同体として存在しています。


 それは組織を守ることが絶対的目的であり、そのためであれば何をやっても構わないという論理で固まっています。こうした組織では、組織の本来の目的どころか個人の尊厳や人権はないも同然で、場合によっては規律や遵法精神も軽視されます。


 また山根会長が東京五輪には出場できない可能性に言及して議論を呼んでいますが、これは組織の結束を促すためには非常に賢い手法です。というのは共同体組織では外部からの批判や攻撃の力にはその反作用として自己保存力が強く働いて、むしろ組織内の団結力が高まるからです。


 そういう意味では山根会長は運命共同体の長としては天才的な能力の持ち主であったと思われますが、残念なのは日本ボクシング連盟を古い共同体と勘違いしているところです。

人質は見殺しにすべきか

 危険な紛争地域に行って、現地のテロリストの人質となる日本人がいると、必ず自己責任論が噴出してきます。そんな勝手な主張に共感する人たちもいて政府は身代金を払うななどという極論も出てきます。


 しかし、囚われの身になった人間は日本人という特性によって人質になってしまったわけで、例えば山田太郎という個人の特性によって捕らわれたわけではありません。つまりテロリストは日本国の外交政策に抵抗する敵対・示威行為として人質を取るという行動に出ているのです。


 国家は常に平和外交を推進する責任を国民に負うており、国際紛争を平和的に解決する外交の一旦として人質事件に対処する責任があり、人質を見捨ててしまっては外交を放棄したも同然ということも言えそうです。

2018年8月8日水曜日

日本人が四季に敏感な理由

 世界を見回してみると日本の四季が特別なわけでも特に美しいわけでもないのに、桜だ、紅葉だといって日本人は案外季節の移ろいに敏感です。


 例えば、ドイツではリンゴの花が咲き乱れる景色はとても感動的です。またアメリカの紅葉のスケールの大きさと美しさはとても日光のいろは坂の比ではありません。南フランスやスペインのミモザが満開の風景も感動的ですし、マロニエの花が咲き乱れるパリの街も捨てがたい風情があります。それでも彼らは淡々としています。


 最近、「説き語り 日本書史 」(石川九楊著)を読んで日本人の季節感に納得しました。「詩語と詩に特化した日本語を生きた先人たちが、その言語(語彙と文体)に導かれて美しい自然をつくり、守り、育て上げてきたからです。つまり四季の美も言葉=文化のなせるわざなのです。」


 なるほど、日本人が四季に敏感なのは、和歌を通して育まれた豊かな言語力があり、和歌への感受性に富んだ日本語のお蔭なのですね。長い間抱いていた疑問がやっと解けました。

2018年8月6日月曜日

世界でもっとも影響力のあった100人の怪

 米TIMES誌の2018年版で選ばれた日本人は安倍晋三首相と孫正義氏でした。


 たまたま通勤電車内の中年女性の会話を聞いていたら、自分が選出されるように推薦を依頼したのだろうけど、誰が推薦者だったけ、何か変な筋だったよね、と話していました。彼女らはどうも雑誌の翻訳の仕事をしている感じでした。


 安倍総理を推薦したのはオーストラリア首相です。でも、日本の記事ではそういうことは触れられていません。流石、翻訳者だけあって記事の原文を読んでいますね。

2018年8月5日日曜日

入れ墨のオニイちゃん

 この炎天下の駅前で動物保護の訴えをしている若者がいます。誰も関心を示さないのに毎日のように粘り強く声を張り上げています。


 その姿に心打たれて、昨日は少額ながら募金をしてあげました。その際にふと彼を見ると入れ墨だらけで、鼻には幾つもリングも付いていました。


 そういうことになった理由は私にはわかりませんが、今では捨て犬、捨て猫の世話に一生懸命な彼の生き様がとても気になりました。

東京医大 女子受験生バリアー

 東京医大が女子受験生の得点を一律減点して、大きな非難にさらされています。私は短絡的に東京医大を批判したくありません。


 先ずは東京医大は私立大学ですから、独自の教育理念のもとで男子受験生を優先したとしても不思議ではありません。


 また、私大学医学部は年間1000万円の学費がかかりますし、受験までに約1500万円の教育費を投資しないと合格できませんから、もともと高いバリアーがあります。


 また、女医さんには耳鼻科、眼科、皮膚科などの領域が好まれ、人手不足の小児科、産科、内科などの地域医療や僻地医療には来てくれません。


 医学部の入学試験に公平性を求めるのならば、抜本的に医療制度、教育制度を改革しなければ、できない相談です。


 今回の騒動がそこまで及ばないで週刊誌的な話題で収まっているのは気味悪いところです。

2018年8月1日水曜日

白ヘビのシロちゃん

 東京メトロ銀座線虎ノ門駅の2番出口を出ると、直ぐに金刀毘羅神社があります。そこで縁日が立つと必ず現れるのが赤い眼をした白ヘビの屋台です。


 私はシロちゃんと呼んでいますが、3段のカラーボックスほどのガラス箱の中でシロちゃんはいつもとぐろを巻いてジッとしています。シロちゃんの年齢と性別は屋台の主人に聞いたのですが忘れました。


 シロちゃんは屋台の見世物ではありますが、主人の商売はシロちゃんが脱皮した殻をお守りに入れて販売することです。ネット上で知られているのか、縁日には案外若い女性がやってきてお守りを買っていきます。


 シロちゃんには連れ合いがいて、それで子どもが生まれるため、白ヘビ商売のグループができているそうです。シロちゃんのお守りのご利益の程は分かりませんが、もっともご利益を享受しているのは屋台の主人であることに間違いありません。

SNSの世界

 スマホが普及して、メール、ツイッター、フェイスブックそしてラインだのと、インターネットを使ったコミュニケーションが主流の時代になりました。


 自宅にいても家族間の連絡はメールでするなどという恐ろしい話も聞きます。そんな現実を少し誇張して、こうしたSNSだけでコミュニケーションが成り立つ世界を考えてみます。


 ここでは人は絶対に直接には言葉を交わさず、特に家族、友人そして知人とは絶対に顔も合わせず、SNSのやり取りだけですべてを済ます究極のデジタル世界があります。


 つまり人間が生活の一切をスマホ・コミュニケーションに頼り、対人関係では決して顔に表情を表さない現在の通勤電車内のような環境に置かれたら、私たちは耐えられるか,考えたことありますか。

2018年7月30日月曜日

世界一のセックスレス国

 人類はまだまだ増え続けております。つまり、人間は放っておいても絶滅することはなさそうです。


 しかし、日本人の出生率は低下の一途で、不妊治療も大盛況ですし、セックスレス率は先進国で世界一です。


 どうも何か異変が起こっているのは間違いありませんが、日本人特有の現象であるところが不可解です。

電力喪失の恐怖をご存知ですか

 現代社会に電気がなければ、エアコンどころか上下水道、食料品供給、行政、病院、電話、インターネットなどあらゆる社会機能がマヒして日本人はほぼ全滅です。


 そんな悲劇は想像したくはありませんが、可能性としては先ずは富士山の爆発による降灰で、最悪なのは日本上空で核爆発が起こることです。

2018年7月29日日曜日

英語、ドイツ語、日本語 それぞれの血縁関係

 私が最高の恋愛歌というネーナの「リーベ イスト」にはネットを見ると英訳も邦訳もあります。


 英訳はかなりの出来栄えですが、邦訳の方はどれも今一歩で、誤訳に近い部分も見受けられます。


 普段は感じませんが、こうしたところに英語とドイツ語の間にある強い血縁関係を実感します。

2018年7月26日木曜日

美容整形 欧米と日本の大きな違い

 日本の美容整形手術の90%は顔に集中しているのに、欧米では豊胸などの体型に関わる手術が大半を占めているそうです。

 

 西洋人がわざわざ二重瞼を一重瞼にしたり、鼻筋が通っているのに団子鼻に整形するはずはありませんから、顔の美容整形が少ないのは当然といえば当然です。


 ギリシャ・ローマ時代の彫刻はむしろ均整の取れた理想的な肉体美が表現されていて、その流れを汲む欧米では彫刻像の美への憧れが強いのでしょう。


 一方で、日本では近代までギリシャ・ローマ彫刻のようなリアルなものは存在せず、仏教美術の仏像ばかりだったわけで、いわば顔が命でした。


 こうした歴史や文化の違いが今日の美容整形の傾向にまで影響していると考えると、日本人がイケメンに夢中になるのもよく分かります。

オウム死刑執行 なぜ女性大臣にやらせたか

 オウム真理教死刑囚13人の死刑執行書に署名したのは女性でした。経済先進国で死刑制度を維持しているのは世界で中国と日本だけです。


 アメリカは連邦制ですから州政府によって判断は違いますが、現在では南部の一部を除きほとんどの州で死刑執行は停止されています。


 中国については実際のデータは公表されていないようですから、実情は分かりませんし、もちろん隣国の北朝鮮についても分かりません。


 世界で衰退の一途をたどる中で、短期間に13人の死刑執行が行われるのは異例であり、それをわざわざ数少ない女性閣僚に引き受けさせてやらせたという感じがして気になります。

生き返った老夫婦

 近所の老夫婦はこの夏が越えられるのか心配なほど衰弱してきていて、近くのスーパーに買い物に行くのがやっとの状況でした。


 ところが最近はバス停まで歩いて街中に買い物に行くほど元気になりました。その理由を探ってみると、今春のメチャ可愛い子猫の誕生にあるように思われてきました。


 先日の夕刻に老夫婦の庭先を通りかかると、庭先でじゃれ合っていた子猫ちゃんたちを室内に呼び入れるのを目撃してしまいました。


 おじいちゃんは猫が添い寝してくれるようになって、犬派から猫派に宗門改をしましたが、きっと子猫ちゃんたちに生きるエネルギーをもらったのでしょう。

2018年7月25日水曜日

武士道ってなんだろう

 「〇〇道」といえば武士道を直ぐに思い浮かべますが、これは単なる武術という切り合いの域を超えたいわば思想的な背景を持った名称です。


 剣豪たるものは敵をバッタバッタと切り捨てられる剣術の腕前を持っていれば十分な気もしますが、武士道の前にはさらに武士たる道徳観・倫理観を持つことが絶対条件とされます。


 武士道によって、戦国時代の強い奴が偉いという現実主義的な考え方が否定され、強くても必ずしも評価されなくなったのは、どうも平和が続いた江戸時代からのような気がしてなりません。


 平和な江戸時代には武士が戦闘で武勲をあげるチャンスはありませんでした。そういう状況で武士の威厳を保ち、武士集団の暴発を抑えるために、歪んだ道徳観を貼りつけるのが都合が良かったのでしょう。


 太平洋戦争では大和魂などといっておびただしい数の兵士や市民の尊い命が失われましたが、これも根底では武士道精神とつながっていたように思われてなりません。


 理由はともかく、先ずは戦わないこと、そして命を大切にすること、が至高の道徳観であるべきところ、武士道はこれを否定し、妥協と寛容を許しません。

 武士道が求めるものは威厳であり、尊厳ではないからこそ、今日の道徳観とは相いれないのではないでしょうか。

2018年7月22日日曜日

津久井やまゆり園 大量殺傷事件を考えよう

 この事件は2016年7月20日午前2時45分頃に起きました。犯人は施設に恨みを持つ元職員でした。

 

 彼は知的障害(児)者はコミュニケーションが取れない無価値な存在と決めつけていて、彼らが何を思い、何を感じているかなどについては思いを巡らす思考回路は持ち合わせていません。

 

 私たちの社会では犯人の考えに心情的に同調する単純な人たちは少なくないようですし、知的障害者は社会のお荷物的存在だと思っている不寛容な人たちも多いでしょう。

 

 彼らを無価値とする切り捨て思想は、かつてはナチス時代に勢いを得て、ドイツは人類の歴史的悲劇ホロコーストへと暴走しました。

 

 あれから約80年が経過して、心理学、脳科学等の分野からは知的障害者とも普通にコミュニケーションが取れる可能性が見えてきています。

 

 その時になって偏屈で愚かな野蛮人と呼ばれないように、地道な努力を怠らずに前進することが、私たちの務めではないでしょうか。

2018年7月21日土曜日

これが最高の恋愛歌、と思います

 You tube でドイツ人歌手Nenaの‘Liebe ist’を聴いてみてください。内容は分からなくとも、恋愛の真髄を歌っています。


 この歌の歌詞は邦訳することは可能でしょうが、そのドイツ語ならではの表現力(特に動詞)には日本語はかないません。

天皇家もお困り?!

 ‘子’の付く女性がほとんどいなくなって、今や欧米風の響きのある名前が全盛です。漢字の母国中国では女性名に‘子’は付きませんから、麗子、花子などの女性名は純粋な和製名です。そのルーツは高貴な家庭の女子に限られていました。


 しかし、今日では古典的な‘子’の付く女子名は好まれず、理沙ちゃん、麻耶ちゃんなどが主流になってきました。天皇家ではまだ‘子’の付かない女性はいないようですが、さて‘子’付女性が絶滅してしまうと、お妃選びはどうなるか、見ものです。

2018年7月20日金曜日

自民党はご乱心か

 西日本豪雨禍は民主党政権時代に公共投資をケチったために被害が拡大したのだから、もっと予算を増やしてダムを造ろうなどという声も聞かれるそうです。

 

 被災地が焼き物産地という土壌の特性と、自民党政権時代の金食い虫のダム建設一本槍で森林保護無視という誤った治水対策を続けてきた結果が今回の被害をもたらしたと言った方が正しいでしょう。


 1時間に100mm 水準の豪雨が長時間降り続くなどという想定はダム設計者の頭にはありませんから、ゲリラ豪雨対策はダムだけではお手上げです。国民の無知をいいことに公共投資を増やそうなんて、もし本当なら、自民党さん、大丈夫ですか。

2018年7月19日木曜日

猛暑 タヌキもカラスも食欲ナシ

 夜に猫用の早朝エサを置くのですが、今朝起きてみたらそのまま残っていました。


 通常ならば夜間のタヌキ、早朝の猫とカラス、いづれかで完食のはずですが、丸ごと残っていたのは初めての出来事です。


 これまでも35℃を超える猛暑日は東京でも普通にありましたが、6日連続は新記録です。


 東京で猛暑日が何日も連続するのは異常で、動物だけではなく想像以上に体力が落ちている人が多いはずです。


 昔だって暑かったなどという声もありますが、連続日数でみると最近の暑さは異常ですから、熱中症をみくびってはなりません。

2018年7月18日水曜日

猛暑 猫も食欲ナシ

 連日35℃の猛暑が続き、猫たちも食欲がありません。今日は3時半にエサをあげても誰も食べに来ず、日陰でぐったりしたままでした。


 気になって6時半に様子を見に行ってもほとんどエサは減っていませんでした。人間様もあと3週間は夏バテしないように気をつけましょう。

2018年7月15日日曜日

スズキ新型軽‘ジムニー’が世界的大流行の予感

 というのはネットの宣伝文句ですが、日本の軽自動車はジムニーに限らず、世界にもっとも誇れる工業製品です。特にジムニーは手軽なオフロード車としては国内で高い評価と圧倒的な指示を得ており、近頃では外国でもジワリジワリと知名度が上がってきております。ジムニーだけではなくて日本の軽自動車、世界で頑張れ!

2018年7月14日土曜日

トウモロコシ畑にタヌキ軍団来襲

 近くの農家のトウモロコシ畑にはタヌキが現れて実が熟したものからかたっぱしに食い散らされて全滅しました。農家の所有する大きな森に棲息するタヌキ軍団が生トウモロコシの味を知ってしまったために、起こった悲劇です。

 新鮮で熟しきった生トウモロコシの美味しさを知る人は意外に少ないでしょうが、一度スーパーのものでも構いませんからよく洗って茹でずにかぶりついてみてください。きっとタヌキのように病み付きになります。

医学部不正入学者リストの始末の仕方

 東京医科大学の不正入学事件では過去の不正入学者リストまで警察に押さえられたようで、この情報がどう処理されるのか見ものです。


 

 この事件が他大学にも飛び火したりすると、火傷をする保守系政治家も案外たくさんいるでしょう。そう考えるとそろそろ報道されなくなりうやむやのうちにもみ消されて終わりでしょうか。

日本から花子さんがいなくなる!

 近所の娘さんは今年4月に中学に進学しましたが、クラスでただ一人だけ‘子’が付く女子生徒だそうです。団塊の世代には‘子’が付かないとダサい感じでしたが、今日では‘子’が付くとダサい印象を与えるようです。もはや‘子’付女子名は天皇家だけになりかねません。

2018年7月13日金曜日

原発事故とダム崩壊

 中国・四国地方の豪雨禍では予想外の被害と犠牲者が出て、復旧・救出作業も酷暑、交通渋滞、断水などの障害から難航しているようです。


 ここで気になるのは、ダムの崩壊や緊急放流で被害が大きくなったとされることです。ダムは、想定降雨量を基礎にその強度や貯水量が設定されていますから、予想外のゲリラ豪雨には対応できず、ダムの崩壊を恐れて慌てて放流すれば下流域の住民には甚大な被害をもたらしかねません。


 治水事業のひとつとして建設されたダムが凶器になりうるとは皮肉な話で、今後も地球温暖化が進む中で原発事故同様に想定外と言って済ますわけにはいきません。

2018年7月12日木曜日

ワールドカップ決勝 クロアチアを知っていますか

 サッカーはとうとう決勝戦となりましたが、状況的にはフランスが有利でしょう。決勝戦の放映は日曜日深夜です。


 対戦するクロアチアは1990年前半は旧ユーゴスラヴィアからの独立をめぐって国内は内戦状態に陥り、おびただしい犠牲者が出ました。


 人口500万人にも満たない国家が30年前の戦乱を乗り越えて、金満日本でさえ、というかだからというか、なし得なかった決勝進出で国内は沸き立っていることでしょう。


 アドリア海の至宝ドブロブニク市はクロアチアを象徴する美しい歴史の街です。是非とも訪れてみて下さい。観光地のあるべき姿を教えてくれます。

2018年7月11日水曜日

水道水がまずい理由

 水道の蛇口には水漏れ防止用にパッキンが使われています。このパッキンは黒いゴム製で、これが劣化してくると水道水と混ざって黒いどろどろの液体になります。水漏れがひどくなってパッキン交換をしてもらったら古いものを見せてもらってください。ゾッとするはずです。


 ですから、水道の蛇口のパッキンは早めに交換しないと劣化したゴムパッキンが混入したまずい水道水を飲んでしまうことになります。水道水がまずいのは多少なりともパッキンのせいでもありますから、安物でもいいですから浄水器を使用するといいでしょう。

サードダウンパント批判

 アメリカンフットボールでは自軍の攻撃(ダウンという)がうまくいかないと最後にはボールを蹴って敵陣に陣地を戻すのがパントです。アメフトでは攻撃は4回できますから、パントをするなら4回目の攻撃で蹴るのが定石であり、常識です。


 しかし、私たちのチームは時々サードダウンパントを仕掛けます。もう一回できる攻撃を残したままパントして逃げるのは潔しとしない日本では、このサードダウンパントは嘲笑の的になります。なぜそうするかといえば、相手チームの意表を突いてできるかぎりボールを自陣から遠くに戻すためです。


 フォースダウンパントは相手チームも分かっていて、その為の布陣を敷いてきます。相手は蹴られたボールをキャッチしてから敵陣に突進することが出来ますから、結局は10ヤードや15ヤードはボールを戻されることになり、時にはそのままタッチダウンになるケースもあります。


 こうしたリスクを考慮すると、場合によってはサードダウンパントという作戦も有効なこともあり、アメリカでは普通に行われていますが、不思議に日本では私たちのチームの専売特許のようになっています。

ベルギー戦 劇的幕切れの理由を考える

 サッカーワールドカップ日本対ベルギー戦は予想に反して途中まではうまくいっていたのですが、後半になって怒涛の攻撃を受けました。最後の最後に逆転されて日本は敗退しましたが、ここには私たちの国民性が凝縮していたように思います。


 決勝トーナメント出場がかかるコロンビア戦では本田選手からのコーナーキックを大迫選手がヘディングを決めて、日本中が‘半端ないって’と熱狂しました。しかし、このシーンを冷静に分析していたであろうベルギーチームは、土壇場で本田選手がコーナーキックするボールの球筋をすっかり読み切って対処した感じがします。


 本田選手が通り一遍のコーナーキックをしたところに多くの批判はあったにしろ、半端ないってと熱くなって絶対に突っ込んではならないところで勢いで突っ込んでしまう国民性も問題かなと思わずにはいられません。

2018年7月9日月曜日

日本の技術 セイコーとロレックス

 セイコーの機械式腕時計は1960年代末にスイス時計の高精度(日差数秒以内)を実現して、数値的には世界最高水準に達しました。そのことに注目してセイコーは世界的には評価が低すぎるという人たちも少なくありません。


 確かに、今日でもセイコーは世界の時計オークションであまり高く評価されていません。ロレックスと比較して、アフターサービス体制、オーバーホールで完全に(日差5秒以内に)蘇る耐久性、防水性・防埃性、世界の主流となる飽きないデザイン性、そして高級度・人気度などで大きく劣っていて、世界的な需要を生み出せていません。


 セイコーがロレックスに劣るはずはないという勝手な思い込みは、どうも日本の工業製品一般に通じる私たちの贔屓目からくる勘違いのような気がしてなりません。

2018年7月8日日曜日

チリも積もれば脂肪の山となる

 私の友人は何年もかけて15kgの減量に成功しました。やったことは唯一、空腹になったら間食をせずに炭酸水でお腹を膨らますだけだったそうです。もちろんサイダーではなくて無糖です。

銀座の老舗画廊

 銀座には日本を代表するような画廊があります。私はそこで特別展があるとできる限り顔を出しています。知り合いになっている担当者とも話をして、私の興味のありそうな作品があれば奥の部屋で特別に見せてもらうこともあります。


 最近はネットオークションが全盛の時代ですから、真贋の程は分かりませんがありとあらゆる美術品が連日次から次へと新しく出品されています。ですから在庫量からしたらもはや銀座の老舗画廊とはいえ、とても太刀打ちできません。


 さらにそうした画廊の在庫品はいわば骨董化してしまい芸術品ではなくなっています。歴史的名作を多数秘蔵するパリのトップ画廊のような存在は別格ながら、狭い日本だけでの老舗感に頼る銀座の画廊群がネット時代を生き抜くのは、このままでは難しそうです。

2018年7月7日土曜日

医学部寄付金入学は不公平か

 文科省の高官の息子が採点をかさ上げしてもらって合格して不公平だという声が上がっています。しかし、この不公平感は様々な視点から考えてみると現実の複雑さを実感します。


 中国ではある程度の点数を取れば、あとは不足点数に応じた金額の寄付金を積めば合格できるという話を聞いたことがあります。このケースでは多少の点数不足は堂々とお金で解決できることになり、確かに普通に考えれば不公平感は否めませんが、考え方によっては運不運をお金で解決できる‘公平感’もあります。


 最難関の東大医学部に4人の子どもを合格させた敏腕教育ママが本を出版して話題になっています。確かに東大医学部は難しいですが、合格者は脳(能)力的に最高且つ全能かといえば、ノーです。他学部には驚がく的な鬼才がいますが、彼らは能力的にバランスが悪くて医学部には合格しませんし、興味も示しません。その証拠に東大医学部出身者にノーベル賞学者はいません。


 東大医学部に合格するには、先ずは能力的にバランスが良くて記憶力に優れていること、理系の頭であること、onとoffの切り替えがうまい性格であること、そして何よりも家庭が裕福であることが必須でしょう。東大医学部160年の歴史からみても貧乏人は絶対に合格できないといっても過言ではないでしょう。これって公平ですか。

2018年7月5日木曜日

良寛展に感激

 幕末の放浪僧侶良寛さんが生まれて260年記念の展覧会に行って来ました。目白を流れる神田川河岸の高台にある永青文庫には良寛さんの100点近い書が解説付きで展示されていました。


 良寛さんの書は下手だという人たちがとても多いです。私は書は読めませんし、書の上手下手の区別もできませんから、何となくイイナと感じて眺める程度です。良寛さんには、これが書だというイキミがないのがイイのです。


 自分の生命と運命の行く末を鉢ひとつに託して、人の恵みだけを頼りに生き抜いた良寛さんの潔さに心を惹かれます。

絶対にバレないはずの医学部入学不正がナゼ

 私としては医学部不正が何故バレたのか、そして今どき出てきたのか、まったく理解不能です。普通ならあり得ない話です。


 私立大学医学部の入学試験で、採点結果が手書きの時代には、合格点が3桁の場合にはわざと2桁以下しか得点しないでおいて、後で大学関係者が3桁目を加えて記入するなどという高等技術も使われたようです。


 医学部寄付金入学は寄付金が入る大学、合格させてもらえる入学者、さらにいえば補助金の節約になる文科省と、三者にはいいことづくめですから、これらの関係者から漏れることは絶対にありません。


 ましてや文科省の高級官僚の息子となれば、大学との直接取引だったはずで、ヤバイ仲介者が入っていたとは思われません。そのうえ本人は大学で頑張っているはずですから、暴露する利益は四方八方を眺めてもありません。


 もしかするとサッカーワールドカップの大騒ぎが終わって、森友・加計スキャンダルの残り火が勢いを増さないようにマスコミに新しい種をまいたとしたら、それは誰でしょうか。

2018年7月3日火曜日

笑い話 重力の原理

「責任というものは何でも重いんだぞ!」

「これからは注意します。」

「とにかくお前たちが責任を取れ!」

「いつも下っ端に背負わせるんだ。」

「当たり前だろ!それが自然の摂理なんだよ!」

猫が描くナスカの地上絵

 近くで本格的な農業を営む知り合いのおばさんは猫が大嫌いです。私は猫派ですのでその理由をどうしても知りたいものの、おばさんに猫談義を吹っかけて事を荒立ててしまっては、周辺に住み着いたノラちゃんたちに迷惑をかけると思って黙っていました。


 おばさんは完璧主義で畑に生える雑草が大嫌いで、その草刈は徹底していますから、私は陰でおばさんをターミネーターと呼んでいます。昨日の早朝にそのターミネーターが整地した畑地前を通ると、何とペルーのナスカのような大きく見事な地上絵が描かれていました。


 どう考えても動物が夜間に動き回った足跡が地上絵風になったことは明らかでしたが、そういう野暮なことをする動物は近隣には猫かタヌキしかいません。脚の短いタヌキでは綺麗な足跡にはなりませんから、猫の仕業と考えるのが妥当のようです。


 おばさんが猫が大嫌いな理由は、せっかく穏やかな水面のように整地した畑地に猫が地上絵を描くのを目撃してしまったからだと思われます。猫たちに夜の徘徊を禁止する手立てはありませんから、ターミネーターの猫嫌いは続きそうです。

サッカー 対ベルギー戦

 試合は真夜中でしたから、私は観ていませんが、朝のニュース時間には各テレビ局とも大騒ぎでしたから試合の経過はおよそ理解できました。テレビ局の反応は総じてベルギー戦は惜敗だったという評価でした。


 私が大学アメフトチームを40年間お世話した経験からいうと、後半戦で大逆転をされるというのはやはり自力で点差以上に大きな差があったと判断するのが妥当です。敗戦を冷静に受け止め、何が足りなかったのかを詳細に分析して今後のチーム育成に役立てないと、せっかくの貴重な試合の教訓を生かせません。

 

 「この壁はまだ厚いのかもしれません。」これが西野監督のインタビュー最後の言葉ですが、そういう認識である監督の次回大会での雪辱を期待します。

2018年7月2日月曜日

猫のケンカ

 毎日エサを食べにやって来る猫が3匹います。少し大きめで全身がキジトラのアニイ、腹と手足が白くて背中などがキジトラ斑のゴッホ、そして腹と手足が白くてあとは真っ黒のノラクロです。


 初めのうちは誰かが誰かに出くわすと必ず喧嘩が始まりましたが、最近は食べる順位が決まってすっかり固定したようです。先ずは、最も頑強なアニイ、それから控えめながら若いゴッホ、最後に年取ってガリガリのノラクロの順番になりました。こうなると喧嘩は起きずに、3猫の関係は平和そのものです。


 先日は私が家の裏手に出たら、3匹が距離感なく仲良く日向ぼっこをしてくつろいでいました。こうしてみると彼らの喧嘩はどうも序列を決めるための闘いだったのです。人間の喧嘩も結局は猫同様に序列争いだと思うと、幻滅です。

2018年6月30日土曜日

整形手術では劣等感をぬぐいきれない

 日本人は遺伝的にその7割が一重瞼で、残りの3割が二重瞼だそうです。しかし、テレビ画面でタレントの顔を見ると、特に女性では一重瞼の人はいません。生まれ親しんだ自分の顔が別人のようなトレンディなものに変わってしまっても、本人は気にならない理由が私にはこれまで分かりませんでした。


 しかしよく考えて見ると、私たちは自分の顔はほとんど知らないのが実情です。家族や友だちなどの顔は日常的に見ていますから、確固たるイメージがありますが、さて自分の顔となると途端に自信がなくなります。つまり、自分の顔を整形手術して変えてしまっても、実際にはキレイになれたという満足感が強くて、親しんだ自分の顔を失ったという恐怖感は感じないはずです。


 特にタレントの世界では整形でトレンディな美しさを得られれば簡単に優越感に浸れて、努力して芸で秀でるより手っ取り早いのですから、二重瞼がいい、鼻もスラリとしたい、シワは嫌だいうことになってしまうのでしょうが、そんな劣等感の消去痕が整形だと考えるとファンとしては大きな幻滅です。

2018年6月29日金曜日

ワールドサッカー 対ポーランド戦

 ポーランドの選手たちは予想外によく動きました。一方で、先回のセネガル戦よりは日本選手は動かず、特に長友選手はあまり走れませんでした。そういう作戦だったと解釈するよりは、やはり疲労の蓄積は否めません。

2018年6月27日水曜日

ワールドサッカー 対ポーランド戦予想

 6月28日の日本チームの試合会場の天気予報は晴れで気温は37℃だそうです。ポーランド人はこの暑さをまったく知りませんから、天を味方につけて日本チームは勝てそうです。

新種のメール詐欺にご注意を!

 男は何歳になってもバカですから、案外こうした詐欺に引っかかるのかと思うと寂しくなります。


 この詐欺らしきものは、食事の誘いとかデートとかの女性からの返事という形で始まります。放っておくと、どうして返事をくれないのか、この前に会った時のことで怒っているのかと思わせぶりのメールが届きます。それでも黙っていると、何でもいいから連絡を欲しいなどと懇願調のメールが来ます。


 ここで可哀想に思って、人違いですから連絡をしないでくれとメールすると、せっかくの出会いだからお話ししたいなどと甘い言葉で誘ってきます。この時点が重要なポイントで、ここで黙ってしまえば連絡はこなくなります。しかし、ついつい鼻の下を長くして、相手の誘いに応じてしまうとどうなるかは、私は...知りません。


 古典的な詐欺に、美人局というのがありました。男がエッチ心丸出しで誘いに乗ると、途中で怖いお兄さんが出てきてオレの〇ンナに手を出すのかと脅されてお金を要求されるのです。とにかく見知らぬ人からメールが入っても完全無視しないと、ダメですよ!

2018年6月26日火曜日

サッカー 悲劇の中南米諸国

 男子サッカーワールドカップで本場の中南米諸国の苦戦が続いております。


 彼らがサッカー王国であった(ある)というのは、歴史的に貧困と腐敗した社会構造のもとでは、サッカーなくして庶民の楽しみと夢はないという絶望的社会環境の証明でもあります。


 彼らのサッカースタイルは個人技に頼る攻撃型です。一方でヨーロッパサッカーは自陣内で選手が密集して相手ボールを奪いに行くスタイルです。ですから、ヨーロッパ選手が速く強くなれば、技術は下手クソでも中南米選手は苦しくなります。


 こうしてブラジルやコロンビアやメキシコなどが苦戦している、のでしょう。

2018年6月25日月曜日

サッカーワールドカップのゴミ拾いと選挙

 日本人ファンがワールドカップの試合後にゴミ拾いをして注目されています。これで日本人は礼儀正しいような印象を与えていますが、果たしてそうなのでしょうか。


 公共心を測る尺度でもっとも重要なのは選挙の投票率でしょう。選挙は民主主義の基本中の基本です。日本のサッカーファン世代の投票率は先の総選挙では10歳代40%、20歳代34%、30歳代45%で、平均投票率54%よりも各世代で2割以上低率です。


 平均投票率が70%に達しないのでは民主国家の国民としては落第です。ゴミ拾いなどどうでもいいから先ずは投票に行ってもらいたいと、アマノジャクの私は思ってしまいます。

モリカズの猫

  絵の主役になった猫と言えば、世界広しと言えども熊谷守一の三毛猫しかいません。もちろん中世の時代から絵画に登場する猫はたくさんいます。マネのオランピア、藤田嗣治の一連の作品の猫などが有名ですが、代表作での主役の猫は何と言っても熊谷守一の三毛猫(1959)です。


 この守一の「猫」はうたた寝して胴体の筋肉がすっかり弛緩しているのが見事に描き出されていて、見る人を一瞬ホッとさせますが、猫の上半身に目を移すと猫好きの人間ならついつい頭をなでてちょっかいを出したくなるような愛らしさが見事に表現されているからでしょう。


 守一の絵の凄さは、絵の上手下手というよりはモチーフによって動と静が絶妙に描出されていて、画面からは時間の流れがひしひしと感じ取れるところにあります。ちなみに「日輪」(1973)を眺めてみてください。太陽が生きています。

2018年6月24日日曜日

契約社員にベーシックインカムを!

 契約社員(非正規雇用者)数は増加の一途をたどっていて、現在は200万人を超えてきました。これらの中には気楽に働きたいというだけの理由から、敢えて正規の社員にならない人たちもいるでしょうが、どちらにしても社会的には不利な立場に置かれていることは間違いありません。


 非正規雇用者の平均年収は180万円と言われています。彼らに月額6万円のベーシックインカムを支給するとともに国民年金掛け金を免除すれば、平均年収は280万円相当となり、何とか生活を維持することが可能となります。これで契約社員でいいという人たちが増えれば失業者は減ります。このための費用は1.5兆円程が必要です。


 その財源ですが、無駄が多い失業保険制度を見直して関連予算2.5兆円の半分を非正規雇用者支援に回します。失業保険制度は実際には貧困対策には充分に役立っておらず、権利としての給付を受けるための見せ掛け失業も案外多いからです。

棟方志功の猫愛

 棟方志功は大のネコ好きだったようで、自分の画斎の扉には二つの穴が開けられていたそうです。ひとつは普段使いの穴、もう一つは身重の猫用の穴でした。棟方志功の優しさは数多く残されている手紙の文面からも窺うことができますが、猫用の二つの穴には驚きます。

江戸時代からの書店から出た古紙15kgのオークション

 インターネットオークションに出品された明治初期の手漉き和紙15kgが熾烈な争奪戦になりました。一枚15g換算でおよそ1500枚です。私は6.5万円で落札するつもりでしたが、終了1時間前には13万円になり、その後は1000円ずつの応札合戦でした。


 入札するのはネット取引歴が数千件の超プロ業者ばかりで、私のような素人の応札者は誰もいませんでした。私は16万円でギブアップ。結局は大物業者が16.5万円で落札しました。明治の昔に和紙職人がこつこつと手漉きした和紙を縄で縛った束は、もはや単なる商品ではなくて芸術品でした。

2018年6月21日木曜日

残酷 観光立国ニッポン

 訪日外国人観光客の数が年間2000万人を超えて、人気スポットは毎日観光客で溢れかえっております。但し、考えてみるとおかしなことも多々あります。


 例えば銀座の大通りはアジア系観光客でいっぱいです。彼らの目的はヨーロッパのブランドショップで買い物をすることで、特に日本に興味があって来てくれたわけではなさそうです。


 またネットで知ったのか都心の一部のラーメン店では長蛇の列ができています。そんなラーメン店の列の中に他にもラーメン店を知る日本人はいません。


 飛騨白川郷では連日多数の観光バスが押し寄せてきて静かな日常生活はなくなったという残酷話もあります。恐らく京都や金沢なども同じ状況でしょう。


 お金になれば何でもやっちまえという政治家の貧困な思想(?)はカジノ解禁法にも通じるところがあります。

笑い話 この話題はかみ合わない

「加計学園理事長がやっと記者会見したぜ。」

「トックにすべきだったのにね。」

「なってるでしょ!」

2018年6月20日水曜日

愛日長アマガエル 良寛さんにだまされる?

 私は、インターネットオークションが好きで、特に美術品については毎日のように移動中に勉強も兼ねてたくさんの品々を見ています。


 インターネットオークションの最大の問題点は作品の質感がまったく分からないことです。欧米で有名なインターネットオークションebayでは、商品の映像を極拡大して細部を確認できますが、それでも実際に品物を手で触れてみるのとでは全然違います。


 またebayではマネーバック制度が整っていて、気に入らなかったら理由を伝えずに返品可能です。日本のヤフオクのようなオークション会社は、売り手と買い手の間のトラブルには責任をもたないことを堂々とうたっておりますから、偽物を掴まされても自分で解決するしかありません。


 私がダマされた良寛さんの書は印刷物でしたが、それは見事な仕上がりで、顕微鏡で注意深く観察しないと真贋を判別できない"逸品"でした。

WHO ゲーム依存を疾患として分類

 ゲーム業界は猛反対していますが、世界保健機関WHOがゲーム依存を疾患として定義しました。これでゲーム依存やスマホ依存は、うつ病と同様に特別なものではなくて、誰もが罹患する可能性のある病気であると理解されることになります。


 そこで思い出すのは、ゲームには絶対に手を出すなと言ったのは松下幸之助氏でした。ですから、パナソニックはゲームとははっきりと距離をおいている特異な会社です。幸之助氏はゲームが社会にとってあまり益がないことを本能的に分かっていたのでしょう。

2018年6月18日月曜日

米作補助金廃止で就農者にベーシックインカムを出そう!

 農家の後継者がいなくて日本の農業が崩壊しつつある現在こそ、ベーシックインカムの導入が急がれます。そのための予算源は米作補助金関係約3000億円です。


 国民全員にベーシックインカム制度を導入するのは難しいとしても、若い新規就農者に限り一人当り月6万円の支給制度を実現します。夫婦と2人の子どもの家族では、これで月24万円の所得が保証され、当面の現金収入不足の不安は解消されます。


 もちろん給付を受けるためには実現可能な計画書の提出とその成果の報告を義務化します。補助金関係3000億円のうち2000億円を使えば30万人を対象に70万円/年を支給でき、若い農業専従者が60万人しかいない現状を大きく改善できるはずです。

サッカー ワールドカップに革命が起きている

 男子サッカーロシア大会では革命的な変化が起きつつあります。それはメッシを封じ込めたアイスランド、ペルーに競り勝ったデンマーク、コスタリカを打ち破ったセルビアなど、白人長身軍団の善戦が光っていることです。


 これまでとは全く違い、彼らは体幹を鍛え、走力と持久力のある選手を徹底的に育成し、走り負けず且つ球の取り合いの格闘に勝てる選手作りに努力してきたはずです。サッカーの本場の南米チームより平均身長で10cmは高い白人軍団が走りまくる試合展開を見て驚愕しました。


 身長187cmのロナウド選手の活躍は光るも、169cmのメッシ選手や171cmのネイマール選手が活躍できなかったのは、厚い胸板の屈強な長身選手が覆いかぶさってきて動きを封じ込められたからです。


 今回のワールドカップでは白人チームの優勝もあるかもしれません。 

高校バスケで審判を殴り倒す

 高校バスケ九州大会で反則選手が審判を殴り倒す事件がありました。映像を見ると選手は腰を入れて見事なグーパンチを決めております。審判は口内を10針も縫うケガを負いましたが、未成年の選手を思ってか被害届も出さずに選手を許すようです。


 しかし、この選手は試合中ではなくてもこれまでも日常的に暴力を振るってきた印象を受けました。人を殴った経験のない人間が、いかにスポーツ選手とはいえ、とっさにあれだけの完璧なパンチはできません。そこを本人に反省を促して立ち直ってもらうには、今シーズンの出場停止もありかと思いました。

 

 教育には忍耐と寛容は不可欠ですが、これは場合とケースによってであって簡単には一般化できません。

大阪で震度6弱の地震前にカラスが大騒ぎ

 今朝起きたらたくさんの烏がいつになく大騒ぎをしていました。きっとノラ猫たちと餌の取り合いで喧嘩しているのだろうくらいに思っていましたが、突然大阪で最大震度6弱の地震発生の報が入りました。すると烏の騒ぎもピタリと止まり、いつもの静寂に戻りました。カラスは地震時に発生する電磁波を感知できるのでしょうか。カラスをバカにしてはいけません!

2018年6月17日日曜日

ル・マン 24時間レース優勝 トヨタ、本当におめでとう!

 自動車レースはヨーロッパやアメリカでは人気のスポーツです。これまでは日本の自動車会社は不景気になるとレースから撤退したりして、カーレースを商売の道具にしか考えていませんでしたが、トヨタのル・マンへの執念だけは衰えませんでした。


 そして第86回の今年、ついに優勝どころか、ワンツーフィニッシュでレースを完全制覇しました。トヨタはドライバーのプライドにも敬意を表し、スタートから23時間目まではトヨタの指示通りに走行させるも、最後の一時間はドライバーが全力で自由にアタックすることを許可しました。


 各ドライバーが自分の勝負を優先すれば味方の車とも接触事故を起こすリスクが高くなりますが、トヨタはドライバーの士気を高めるために、チーム内の車両でも堂々とお互いに勝負させたのは立派でした。

 

 常勝集団のポルシェやアウディなどの大手自動車メーカーはすでに撤退していてトヨタの優勝して当然という評価もありますが、でもよく諦めずに頑張りました。

2018年6月15日金曜日

笑い話 流行

 タクシーにあおり運転して逮捕された組員

 「覚えていません。」

 スナックの違法営業で逮捕された店長

 「知りません。」

  野党議員

 「最近は下々でも流行ってんだ...」

サッカーワールドカップ 日本はきっと善戦する

 サッカーワールドカップが開幕しましたが、土壇場での監督解任劇と本田選手選出で、もうこれまでと諦めたサッカーファンも多かったでしょう。しかし、ロートル選手を外して臨んだ対パラグアイ戦は躍動感ある試合だったようです。


 10番を着ける香川選手は立派に責任を果たせることが分かりました。一方で、マスコミ人気はワールドカップ並みの本田選手は、走れない、ドリブルできない、そしてシュートが下手と、もはや衰えは隠せません。


 彼が出場すると攻撃陣の動きが固まってぎこちなくなります。彼はメリーゴーランドの真ん中の支柱的存在でしかなく、他の選手は臨機応変な動きができなくなり、立ちんぼ同然の本田選手に紐で繋がれた回転木馬になってしまいます。


 これで第一戦での本田選手の登場はないでしょう。最悪の前評判を蹴散らして日本代表チームの善戦が期待できます。

2018年6月14日木曜日

ガラパゴス大学制度 改革は市場原理に任せよう

 経団連が少子化の進行で経営や学生の質の悪化を憂慮して、国公立大学の合併や廃止などを含めた抜本的な大学改革を要請したようです。しかし、大学の中央集権的改革はうまくいかないはずです。

 

 むしろ入学して満足できなければ転校できるようにし、補助金制度を廃止して浮いた資金を無償奨学金にするだけで先ずは十分です。そうすれば大学が突然潰れても学生は転校すればいいだけですから不利益を被りません。もちろん成績が悪いと転校もままなりませんから、大学の自然淘汰の仕組みのもとでは放っておいても学生は勉強するようになります。


 また大学の補助金制度は廃止すべきです。満60歳を過ぎた大学の理事の報酬がお車付でウン千万円だったり、教職員の退職金が5000万円を超えるような堕落した大学に80億円以上もの補助金を出す理由がありません。その代わり補助金制度を学生の無償奨学金制度に振り向けます。これで大学は優秀な学生を得ようと必死に努力して競争します。


 向学心に燃える学生は真剣に教育に取り組む大学に自ずと集まり、いい加減な大学は自然に淘汰されていきます。これでアメリカのように文科省も要らなくなるかもしれませんから、文科省職員は失業を恐れて世界では当たり前の大学制度に移行できないのでしょう。

イギリス人の美的感覚

 浮世絵の美人画といえば歌麿というのが定説ではありますが、優しさ、色っぽさ、そしてつつましさなどの女性の魅力を存分に描き出した作品を一枚選ぶとしたら、個人的好みを超越した傑作と思われる国貞の星の霜当世風俗「行燈」しかないでしょう。


 この作品は日本には静嘉堂文庫にありますが、もう一枚を大英博物館が所蔵しています。この魅力を英国人がどうして理解できたのか不思議でなりませんが、日本人の感覚を肌で知るイギリス人がいたのでしょう。

2018年6月13日水曜日

米朝首脳会談

 トランプ大統領とキムジョンウン委員長の会談はあっけないほど簡単に終了しました。マスコミではトランプ大統領の負けという評価がありますが、ここは率直にトランプ大統領の行動力を評価したいところです。


 たとえ転んでもタダでは起きないしたたかなビジネスマン大統領トランプ氏の面目躍如というところで、とにかく両首脳が直接会って握手をしたという事実は何事にも代えられない歴史的成果です。今後、米国のみならず、中国、ロシア、韓国、日本が北朝鮮との交流を深めていけば、アジア情勢はもっと安定していくでしょう。


 トランプ大統領のビジネスマン外交の肝はお金です。彼にしてみれば米国の利益のために先ずは敵を減らして米軍の負担を軽減することだけが念頭にあり、専門家が得意とする狡猾な外交取引や面倒な理屈などはどうでもいいのでしょう。そういう解釈をするとタレント専門家がまき散らす‘専門的’講釈も雑音でしかありません。


 翻って、日本は北朝鮮や中国を敵視し続けて外交努力を極端に怠ってきたために軍事費は増える一方で、GDP比2%などという威勢のいい話も出てきていますが、もっと彼らとの関係を改善すればトランプ大統領任期中に駐日米軍撤退のシナリオも描けるかもしれません。

2018年6月12日火曜日

あらら、薄毛が改善した!いいかも

 退職時にはもうダメだと思った頭のてっぺんの薄毛が近頃は少し改善して、既存の毛髪が元気になったうえに新しく黒い産毛のようなものもはえてきた感じです。突然アイデアがひらめいたのです。


 何をしたかはまだ公表できませんが、毛根の衰えを挽回するためにせっせと高価な育毛剤を塗るなどという愚はしていません。育毛剤は発想が間違っています。頭髪が少し盛り返してボリュームも増したのを実感すると何だか嬉しい気分です。

大谷翔平選手のケガ

 エンゼルスの大谷選手が右ひじ靭帯損傷で故障者リスト入りました。異変に気付いたのは本人でなくてキャッチャーだったそうですから、何となく危うい話です。


 幸いにも症状は中程度と言われて長期離脱とはならないようですが、二刀流で湧くマスコミの前で痛いとは言えず無理をしたのではないでしょうか。


 ゴルフの石川遼選手も若い頃はマスコミの寵児として引っ張りだこでしたが、若くて身体が出来上がっていないのに無理をして潰れてしまいました。

2018年6月10日日曜日

船戸結愛ちゃんを救えなかった私たち

 虐待死した船戸結愛ちゃん(5歳)の両親逮捕の緊急記者会見の席上で、警視庁捜査一課長は涙をこらえきれなくなって途中で部下に会見書類を読み上げさせてそうです。結愛ちゃんは衰弱が激しくて寝たきりでトイレにも行けなかったようです。


 結愛ちゃんは、あしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして、などとお父さんとお母さんに許しを懇願する内容のノートが残していました。香川県から目黒区に移転したあとも児童相談所が一度転居先を訪問しましたが、母親に面会を拒絶されてそのまま放置されていました。


 結愛ちゃんを救う道はいくらでもあったはずです。ベランダに放置されていたのを見た人、通っていた保育園、東京に引っ越すときの様子が分かっている引越し業者、引っ越しの挨拶時の隣人、児童相談所などが異常を察知して、もう少しお節介を焼いていたら、結愛ちゃんの死は防げました。


 こう考えてみると結愛ちゃんを助けられなかった私たちの社会はどこか歯車が狂ってきているように思われて仕方ありません。合掌。

2018年6月9日土曜日

ワキガ臭が消えた! 

 私は汗かきでワキガ臭が気になることがあります。


 これまでは脇を洗ったり、アルコールで拭いたりしていましたが、あまり効果はありませんでした。


 そこで原液を150倍以上に薄めたイソジンのウガイ薬を塗ってみたら、劇的な効果がありました。


 どうも脇の毛根部に住み着いて特有のニオイ物質を発する細菌を殺すにはヨード剤が有効なようです。

2018年6月7日木曜日

紀州のドンファンとピカソと良寛さん

 紀州のドンファンといわれた男性は美しい女性と付き合うのが生きがいだったそうですが、そういう男性は私の知り合いにもいて、70歳を迎えた頃にはバ〇〇グラを使ってもダメだなどとふてくされていたことを懐かしく思い出します。


 昔のアラブの王様のようにたくさんの美女にいつも囲まれてとまではいかないにしても、紀州のドンファンは自分の孫娘くらいの若い女性に看取りをしてもらうのが願望だったのでしょうが、残念ながら痛ましい最期となりました。


 晩年に自分よりずっと年下の若い女性にお世話になった男性といえばピカソと良寛さんがすぐに思い浮かびます。ピカソは70歳を過ぎてから26歳のジャクリーヌと知り合って同棲を始め、以来彼女はピカソが91歳で亡くなるまで献身的に支えました。また良寛さんは69歳の時に長岡藩の奥村五兵衛の29歳の娘の貞真尼と出会い生涯の伴侶にしました。


 貞真尼は良寛さんに会えて、

貞真尼「君にかくあひ見ることの嬉しさもまだ覚めやらぬ夢かとぞ思ふ」

良寛「夢の世にかくまどろみて夢をまた語るも夢もそれがまにまに」(返し)


 良寛さんは臨終の床に臥して貞真尼をみながら、

 「いついつと待ちにし人は来たりけり今はあひみて何か思はむ」と歌ったそうです。


 紀州のドンファンもこんなやりとりができる連れ合いであったらよかったと悔やまれます。

2018年6月6日水曜日

ブレア英国元首相を知っていますか

 英国の元首相ブレアの口癖のひとつは医療と教育の改革は成功させなければならないでした。政治家が医療と教育の改革を手掛けると命取りになりかねないというのは定説です。そのために戦後の日本では今日までこれに手をつけようとする政治家は現れていません。


 イギリスでは戦後に公平・無料・国営の医療制度実現のために革命的改革が断行されました。炭鉱の鉱夫として働いていたことのあるナイ・ベバンは保健大臣になると公平公正な国民医療を実現するために、英国内すべての病院を国有化し、開業医を公務員にして、医療費無料のナショナルヘルスサービス(NHS)の基礎を造りました。


 しかし、戦後半世紀も経つと国民保健サービスは医療者側の意向が強く反映して患者中心のものではなくなっていました。そこで改革のために敢然と立ちあがったのが首相となったトニー・ブレアで、その政治姿勢には貧しい家庭に育つも弁護士で成功した父の存在が色濃く影響していました。


 英国の医療は無料ながら患者の選択権はほとんどなくて、入院治療までに時間がかかるなど今日でもまだまだ改善の余地があります。しかし、ブレアは医療は公共物という信念のもとで患者中心の医療を実現するために大改革を断行したのです。


 ブレアにしてもベバンにしても、貧者の存在にも思いを馳せることを忘れず、知性に満ちた弁舌と天性のリーダーシップを発揮して、四面楚歌の難局を乗り越えて困難な改革に国民の理解を得ることができました。彼らを思うとき、首相たる政治家に求められるものが何であるか、考えさせられます。

福島原発事故 原発推進派の守りたいものは何だろうか

 東電の旧経営陣を相手に起こされた東京地裁の刑事裁判では、巨大津波を予測できていたか否かが主な争点になっています。


 被告の旧経営陣の主張は、巨大津波は予測不能だから対策を講じなくても過失ではなく、従って責任もないというもののようですが、検察側は高さ15m近い巨大津波の可能性を指摘されるも何もしないで放置したために非常用電源喪失に至ったとしています。


 しかし、時系列でメルトダウンまでの経過をたどってみると、地震でまず外部電源が全部喪失し、それで地下にあった非常用ディーゼル発電機が作動するも、50分後には襲来した大津波によってこれも水没。結局は原発サイト内の全電源は完全に失われて結果的に核燃料のメルトダウンに至っています。


 裁判では巨大津波による非常用ディーゼル発電機の水没が水素爆発につながったかのように争われている印象を受けますが、実際にはそれほど甚大な揺れでもなかった地震によって鉄塔や変電所が簡単に破壊されてしまい、外部電源の供給が絶たれてしまった事実の方が、本当は重大な問題なのです。

 

 どちらにしても原発推進派は安全‘神話’で固めてきた原発の惨状を福島で目の当たりにして、常識的にはドイツのように原発はなくさなければならないという考えになってもいいはずですが、それでも彼らが相変わらず原発推進に固執して守りたいものとは何なのか、私たちは考えてみる必要があります。

2018年6月5日火曜日

驚き 双子のネコ?

 自然にエサをもらいに来るようになった隣家のキジトラ猫は、最近は朝一番にやってきて私が居間のカーテンを開けるのを待っています。先日は開けてあった窓から屋内に勝手に侵入(?)したこともありました。


 しかし、あまりに頻繁にやって来るのを不思議に思ってよく観察してみると、同じような模様の兄弟猫が交互にやってきている感じがしてきました。それで何枚も写真を撮って細かく比較してみるのですが、どうしても区別がつきません。


 人間に一卵性双生児がいるのですから、猫にもそんな双子ちゃんがいてもおかしくありませんが、本当に双子猫なのか、私がボケたのか、判断しかねて奇妙な気分です。

2018年6月4日月曜日

猫と人間

 猫は本能で生きています。例えば美味しい魚缶を普通の固形キャットフードといっしょに与えると例外なく美味しい方を先に食べます。しかし、これが人間の場合には、美味しいものを最後に食べる人も少なくありません。つまり猫は本能的に行動しますが、人間はこの本能という厄介なものを脳みそにある自分のプログラムでコントロールしています。


 現代の日本人は猫のような生得的な本能による行動よりも習得的な欲望によるものの方が強いようです。首相や官僚などが堂々とウソを付いたり、権力にしがみついたり、権威を振りかざしたりするのは、むしろ人間らしいと言えばいえないわけでもありませんが、自分の脳みそをコントロールする彼らのプログラミング過程にどうも問題があったように思われてなりません。

東電福島第一原発作業員は見殺しか?

 第一原発の現場では物々しい防護服を着用しなければ立ち入れない区域は大幅に減少しました。それでも建屋周辺部での放射線量はミリシーベルト単位であり、水素爆発直後の東京の線量がミリシーベルトの千分の一のマイクロシーベルト単位で大騒ぎしていたのですから、今日でも作業員の被曝が非常に高いことに変わりはありません。


 実際に廃炉作業は東電の計画通りには進んでおらず、また計画自体が楽観的過ぎて予定通りに進むわけもありません。事故から7年が経過してもメルトダウンした核燃料を原子炉から取り出す方法さえ分からない現状からすると、廃炉計画を100年単位で見直すか、廃炉を諦めてチェルノブイリ原発のようにいわば石棺方式を選択せざるをえない時期がくるでしょう。


 そうなると現場作業員の安定した人員確保は一段と難しくなり、失業者や生活困難者を半ばダマして選択的に拾い上げて現場に送り込む今日のような怪しい仕組みは破綻せざるを得なくなるでしょう。もはや国は原発の危うさを認めて十分な健康管理体制を整えて直接現場作業員を確保すべき時期にきています。

2018年5月29日火曜日

誰も見抜けない日大騒動問題の核心

 日大のアメフト騒動はマスコミで大々的に取り上げられていますが、問題の本質を見抜いている人は専門家といえども、残念ながら誰もいません。


 もちろんアメフト部の改革には監督やコーチ陣の総入れ替えは必須でしょうが、それで当のクラブがいっぺんに変わるかといえば、それは絶対にあり得ません。なぜならば、そこには日本的閉鎖社会に特有な欠陥があって、部員のための公明正大な組織運営は本質的に不可能だからです。


 例えば森友・加計問題にしても、関係者全員を国会で証人喚問して徹底解明に努めれば今日のようにダラダラと混乱が長引くことはないはずですが、何せ国政は安倍政権による一強独裁政治のやりたい放題の状態にありますから、当事者である政府にウソと隠ぺいで徹底的にしらを切られれば、他に選択肢のない国民は手の出しようがありません。


 日大アメフト部問題では、学生はどんなに不満を持とうとも、日本の大学システム下では他大学への転校は不可能です。ましてや日本的な絶対服従の先輩後輩やクラブ監督間の上下関係のもとではスポーツ推薦枠で入学した選手はクラブから逃げ出せません。そこには不文律の退部=退学という一種の掟があるからです。


 また不名誉な過労死が日本で社会問題となるのは、労働市場が閉鎖的で労働力の流動性が極端に低いからです。また家族優先の考え方が社会的に共有されておらず、米大リーグ監督のように娘の卒業式出席のために公式戦を休むなどというのは考えられません。つまり日本では会社に絶対服従を強いられ、嫌なら転職するなどという自由は余程の実力者でなければありません。


 このように学生もサラリーマンも封建時代の農民と同じで自分の帰属組織から逃げ出せば、裏切り者の汚名を着せられて不利益を被ることが分かっているため、結局は黙して語らずという無難な生き方が当たり前になってしまっています。欧米のように大学生の転校は自由にしたり、労働市場の流動性を高めなければ、第二の日大事件や過労死を防ぐことはできないでしょう。

至難の業 日大アメフト部改革

 日大アメフト部内田前監督は2003年に監督に就任し、途中でいったん外れるも、結局は2018年までクラブを統率してきました。


 その間、関西学院大学との春季定期戦で戦うも、監督はずっと相手校をカンサイガクインダイガクと呼び続けていました。


 その過ちを修正できなかったスタッフの資質とクラブの風土は現体制のままでは常識的には変わりようがないでしょう。

2018年5月28日月曜日

日本のピカソ 良寛さん

 良寛さんは1831年に孫ほどの年齢の恋する尼僧の手を握りしめながら天国に召されました。特に良寛さんの書は専門家には絶賛されています。


 ピカソは晩年になってやっと子どものように絵を描くことができるようになったと吐露したそうですが、良寛さんは自分の書については何も語っていません。理屈抜きの良寛さんの面目躍如といったところです。


 良寛さんの書については栗田勇さんが優れた評論を残していますが、残念ながら私には子どものような良寛さんの書体の良さがいまだによく分かりません。


 ただ良寛さんの凄さは、20年以上も修行した超一流の能書家でありながら、ピカソより半世紀も早い19世紀初期に書の世界ではピカソの境地に達していたいえることでしょう。

2018年5月27日日曜日

鶴竜のゆるフン

 昨日の鶴竜対栃ノ心戦は鶴竜のゆるフン作戦がまんまとハマりました。この卑怯な横綱を非難する声はまったく聞かれませんでした。


 鶴竜は直ぐにもろ刺しになって確かに優位でしたが、そうなれば自ずと栃ノ心が得意とする左上手を与えることになります。そこで鶴竜はゆるフンで栃ノ心の右を無力化する作戦を取りました。それも最後の一枚だけユルユルにする巧妙な手口でです。


 相撲関係者は、強くなければならない横綱が面目を保ち、栃ノ心も大関昇進でメデタシメデタシとほくそ笑んでいることでしょう。


 

2018年5月26日土曜日

笑い話 諦め

「嘘つきの金メダル候補は?」

「安倍首相!」

「ブー!」

「プーチン大統領!」

「ブッブー!」

「トランプ大統領!」

「全然、ブー!」

「キム・ジョンウン委員長!」

「やっぱり、ブー!」

「どうして?」

「彼ら、それが仕事のようだから。」

2018年5月25日金曜日

核実験場爆破=米朝会談中止=財務省文書発見=籠池夫妻保釈=???

 北朝鮮が核実験場の爆破シーンを公開した直後にトランプ大統領は公表されていた米朝首脳会談の中止を発表しました。北朝鮮の核完全廃棄は24日の実験場爆破で金正日委員長の本気度を試す第一歩ではありました。

 

 しかし、やっぱりそうではなかったというのがアメリカの解釈なのでしょうか。それにしても廃棄されていたはずの財務省森友関連文書発見の公表や森友学園籠池夫妻の保釈承認がともに23日というのも、どこか気味の悪いほどの符号です。

笑い話 写真撮影

「おい、全部出せよ!」

「そんなことしたら現行犯逮捕されますよ!監督。」

「バカヤロー、何勘違いしてんだ?」

「モデルの話でしょ?」

「オレは財務省文書のことで怒ってんだ!」

2018年5月23日水曜日

それでも日大アメフト部を擁護したい

 日大アメフト部騒動は大学側の不誠実な対応から、アメフト部を廃部にしろなどという声も聞かれるようになってきました。しかし、それは絶対にあってはなりません。


 今回の騒動では実際に反則プレーをしたクラブ員を問題視するよりは、元監督の指導方法とその責任の取り方が責められるべきものであって、これまで伝統あるチームを支えてきたOB選手の誇りや一生懸命に練習に励んでいる約200人の部員のいわば人生が抹殺せられるべき理由はどこにもありません。


 反則プレーの悪質さに感情的に反応して廃部だと叫ぶのは、専制君主さながらにクラブを統制してきた元監督と同じような傲慢さですし、大学の責任を学生に転嫁する愚策です。

懐かしいおおらかな社会

 フランスのカンヌ国際映画祭で映画「万引き家族」がパルムドール賞を受賞しました。これは血縁のない子どもたちが万引きをして食いつないで生き抜くという物語だそうです。


 私の同僚は地元開催の野球の公式戦が7回には切符もぎりがいなくなるすきに球場に忍び込み、長嶋や王選手等のプレーを目の当たりにして、大の野球ファンになったそうです。


 本当ならば許されないことをしながらも、特段の悪人になるわけでもなく、子ども時代の懐かしい秘密めいた思い出として昔を振り返ることができる社会はどこに行ってしまったのでしょうか。

2018年5月21日月曜日

白鵬の汗を見よ

 白鵬は絶対にしなかったテーピングやサポーターをするようになって流石に年齢を感じますが、花道を入ってくる時にはすでに大汗をかいているところを見ると、横綱として必死に踏ん張っていることがうかがわれます。


 横綱の美学などという古めかしい主張に押し切られて、張り手やかち上げで立会いのスピードの衰えを補うこともできないため、必死に準備運動をして念入り過ぎるくらいしっかりと身体を温めてから、出てきているのでしょう。


 こうした徹底的な身体ケアの日常的努力はイチローも同じでした。彼らのような超一流でしかもケガなく長持ちするアスリートからは、私たちは学ぶべきことがたくさんあります。

2018年5月20日日曜日

日大アメフト騒動

 アメフトの試合で日大のディフェンス選手が関西学院大学のオフェンスの司令塔QBの選手に意図的に反則タックルを繰り返したビデオ画像がインターネット上で拡散し、大きな騒動になっています。このプレーで関学QBは肉体の負傷を、日大反則選手は心の負傷を負いました。


 問題の日大選手は、関学陣地内46ヤード地点からの関学の攻撃中に15ヤードの罰退を受ける反則を3回も繰り返しました。これで関学はゴール手前の日大陣地8ヤード地点まで難なく前進できました。それでも反則選手を日大監督は交代させず、審判に退場を命じられても咎めもしなかったというのは不可解です。普通なら監督は頭から湯気を出して怒るのが常識でしょう。


 かつては大学の自治の尊さが声高に叫ばれました。その理由は大学は権力の介入や暴力を一切排除して英知の限りを尽くし、学問を通して真理を探究する絶対的な自由空間でなければならないという、人類の理想をみな共有しており、その理想は自治なくしては追えません。今回の日大の公式回答を読むと、大学が個人的な所有物になっている印象さえ受けます。


 今回の騒動は単純に反則をした選手と両チームの監督が集まって事実関係を確認すれば済むはずです。しかし、それをしないということは、まさに森友・加計疑惑の政府の対応と同じで、ウソと詭弁で逃げ切れると思っているからでしょうが、そこには大学人の誇りのかけらも感じられません。

2018年5月18日金曜日

子猫の猫団子にビックリ!

 老夫婦の放し飼い状態の猫は全員に不妊・去勢手術をしたつもりで安心していたら、昨日は敷地内の草むらに子猫の猫団子を発見して、仰天しました。


 近くで昼寝していたお母さん猫に気づかれて厳しい目で睨まれましたが、そのお母さん猫の耳はカットされていませんでした。


 一斉避妊作戦の網をすり抜けるくらいの注意力と敏捷性がなければ、野良状態で毎年のように子猫を産んで育てられないでしょう。母親は強し!

2018年5月16日水曜日

笑い話 原発三銃士

「何、それ。」

「絶対に止められない。使用上、大きなリスクを抱えている。でも、日本を代表している。」

「誰、それ。」

「アベ総理、モリ委員長、ホンダ選手。」

2018年5月14日月曜日

新潟女児事件

 私の根拠のない憶測では余りにも不謹慎かと考えて昨日は書きませんでしたが、犯人を特定できそうな情報があれだけあるのに警察が動かない理由が理解できませんでした。


 そして今日になってやっと容疑者の逮捕状請求が報道されました。マスコミはこれで1週間は事件の話題で持ちきりでしょうから、今日の加計学園問題に関する首相の国会答弁は霞んでしまうでしょう。


 ここまで権力によるマスコミ統制が効いているとか、警察に圧力が掛かっているとかは思いたくはありませんが、何かそこまで勘ぐりたくなるほど近頃は政府の傲慢さが気になります。

ニセ情報を流す医師がいる?

 医者の偏ったお金儲けの姿勢を揶揄して、医は仁術でなくて算術などと言われることがありますが、最近はネットを利用して「アメリカでは抗がん剤が禁止されている」などととんでもないデマを流す医師のブログまで登場しているらしいです。


 がんの治療は長足の進歩を遂げたとはいえ、患者さんをすべて救うことはできません。そんな時にいわば民間療法的な高額治療法を自由診療で提供する医師の宣伝に乗ってしまう家族や患者さんがいても決して責められません。


 しかし、それでせっかく生き延びられるチャンスを逃すことになったら残酷極まりないことです。テレビなどに出演して自らを宣伝する医師もいますが、厳しい病院医療に必死に取り組む医師も多いことを忘れないでください。

中国がアメリカンフットボール大国になる!?

 中国のアメフトブームは本物のようです。すでに日本にはないプロリーグがあって、アメリカも有名選手を次々に送り込んでアメフト普及に努めています。


 日本では巨大メディアがプロスポーツを牛耳っています。例えばハリルホジッチ監督の解任劇は不可思議ですが、結局はお金を生む選手を使えということでしょう。例えば野球ビジネスは原発と同じで大きな既得権であり、プロスポーツは野球最優先です。今や子どもたちに大人気のサッカーでさえ野球報道にはかないません。


 日本でアメフトが普及しない理由のひとつには、アメリカのプロには永遠に絶対に勝てないという諦めもあります。今後数十年経過しても、10回の試合をして1回でも勝てる確率はゼロです。一方で中国は14億人の人口を擁しており、体力的に優れた人材も豊富ですから、15年後にはアメリカの普通のプロチームとならばいい勝負ができるようになるかもしれません。


 体力面で劣るアジア人がアメリカ人の絶対的な誇りであるアメフトで互角に戦える時代がもし来れば、一度そんな試合を観てみたいと思っています。中国アメフト、頑張れ!

2018年5月13日日曜日

こんな日が二度とこないようにしよう

 写真家土門 拳「昭和のこども」(小学館)の巻末に内館牧子の“恐れと畏れ”が掲載されています。一部を紹介します。


 『遊んでいる最中に、タカちゃんの母親が来て言った。
「母ちゃん、道に十円落としたんだよ。タカ、探して来て」
 タカちゃんは遊びをやめ、ゴムのカッパを着ると大雨の中に出て行った。私は黙って土間のような部屋で待っていた。やがて、ずぶ濡れになって帰って来たタカちゃんは、
「母ちゃん、どこにも十円なかった」
 と言った。すると母親はタカちゃんを張り飛ばし、倒れたところを足で踏んだ。
 「探して来いッ。見つけるまで帰って来るんじゃないッ」

 こうした様々な苦労を体験しながらも一生懸命に戦後を支えた世代が悲しまないように、私たちは政治を真剣に見直そう!


2018年5月12日土曜日

森英恵とコシノジュンコ

 両者はパリのファッション界でも有名な日本人デザイナーです。


 森英恵ファッションはどちらかといえばオーソドックスでシックな女性的なもので古典的な印象です。一方でコシノジュンコファッションは、何をやらかすかわからない意外性と独創性に満ちた男性的な感じです。


 そこに彼女らのルーツを探ってみると、大企業をバックにした森英恵と半ば裸一貫で乗り込んだコシノジュンコの立場の違いが浮かび上がってきます。

長野地震を注視しよう

 今日、長野市で震度5弱の地震がありました。私の記憶では、これが次第に南下してくると、関東が危ないらしいです。


 日本中どこでも大地震に襲われる危険がありますが、特に今回はその動きを注視したいです。備えあれば憂いなし。

日本を辱めないで下さい!

 安倍首相のイスラエル訪問時の晩さん会のデザートは靴型の器だったそうです。日本では報道されていませんが、これで華やかな宴もブチ壊しと現地ではかなりの物議をかもしています。


 森友学園や加計学園に関する国会答弁をウソで塗り固めて恥じない政府の卑屈さは、イスラエルは充分に承知しているはずですし、相手は米国大統領さえ手玉に取らんとするメタニヤフ首相ですから、何らかの意図があったのかもしれません。


 現地に詳しい専門家の解釈は、確かな悪意によるものというよりは配慮に欠けていただけというところですが、どちらにしても靴が汚いものという感覚を持つ日本人を歓待するにはいかがなものかと思われます。


 イスラエルには第二次世界大戦中の欧州でユダヤ人を救済した杉原千畝の活躍もあって日本シンパも少なくありません。そんな友好的な歴史的基盤を揺るがすことのないように政府は襟を正してください。

2018年5月11日金曜日

日本はなぜ直接言ってこないのか

 これはキムジョンウン北朝鮮労働党委員長がムンジェイン韓国大統領との会談の場で発した言葉でした。


 安倍首相は米国には率先して飛んでいくのに、核や拉致問題に関してはトランプ大統領やムンジェイン大統領にお願いするばかりで、まったく自分で動こうとしません。


 特に拉致問題については北朝鮮は解決したと言って喧嘩を売っているわけです。それを親の尻にしがみついて言い返す子どものような卑屈な態度では外交にはなりません。


 いざとなったら中国でも韓国でも堂々と乗り込んだキム・ジョンウン委員長の度胸と外交手腕を見せつけられると、とても首相は米朝会談前に差しで勝負する勇気はないように思ってしまいます。


 昨日の柳瀬元秘書官の国会答弁に見られるように、絶対的多数に安住してごまかしと居直りで国政を牛耳る内弁慶ぶりが目立ちますが、外交はそうはいかないでしょう。


 アメリカの軍事力、中国の経済的潜在能力、スイスの絶対中立、ヨーロッパの民主主義の歴史のような、世界に誇れるものは何もない日本には、外交は最も重要な生存手段であることを自覚して欲しいです。

2018年5月9日水曜日

日米対中朝韓の対立構図

 先月のキム・ジョンウン委員長の電撃訪中をきっかけに、北朝鮮の核問題は関係諸国間における話し合いの流れになってきました。


 北朝鮮には韓国、中国はもちろんのこと、日本も海を隔てて隣接していますが、首脳会談が実現していないのは日本だけです。これは首相のアジア外交が完全に米国任せであることの表れでしょう。


 日本が自主外交を放棄して米国依存を続ければ、今後は日米対中朝韓という対立構図が定着し、まさにイスラエル対アラブ諸国のような環境になり、米国には願ったり叶ったりです。

2018年5月7日月曜日

男と女 日米英独

 財務省高級官僚のセクハラ疑惑がきっかけとなり、女性記者の1対1取材は控えるとか、取材規則を作ろうとか言い出される始末で、どこかトンチンカンな感じです。


 アメリカは日本と同様に男尊女卑の風潮が社会の底流に根強く残っていて、何でもないような時に男性の本音がポロリと出るくらいですから、女性大統領の登場はまだまだでしょう。


 そうしてみるとイギリスに住んでみて、ガチガチの階級社会でありながらも意外に女性の立場は強いように感じました。ちなみに首相はサッチャー女史に始まり、今日でもメイ女史です。


 一方でドイツは明らかに日本と同様に亭主関白国ですが、首相はメルケル女史ですし、実力派の女性党首も活躍しています。但し、ドイツ国家の象徴的存在である大統領は常に男性です。


 女性の地位の高さは医師の男女比率にも表れています。日本では女性比率は20%まで上昇しましたが、先進諸国では50%前後が常識です。アメリカも日本ほど低くはないにしても34%です。


 こうしてみるとセクハラ行為を殺人や強盗という凶悪犯罪に例えて高級官僚を擁護する政治家がいても不思議ではないというのが日本の悲しい現実でしょう。

2018年5月5日土曜日

トライアスロンの鉄人

 私の町のエッセイクラブの会員にトライアスロンの先駆者がいます。彼は80歳を過ぎても町の子どもたちの水泳の指導やお年寄りの健康体操、そして各種スポーツイベントのボランティアとほとんど毎日町中を自転車で駆けづり周っています。


 彼は60歳で日本で最初に箱根駅伝コースを無休息で走り切ったランナーでもあります。コースは片道約110kmですから、往復のおよそ220kmを1昼夜で走り切ったというのですから、その鉄人ぶりはとても信じられません。


 彼のまったく衰えを知らぬ記憶力と体力と気力、そして優しさにはいつも敬服してしまいます。その充実した幸せな老年生活こそは私たちの理想といえるでしょう。

2018年5月4日金曜日

パリ人はエライ

 最近は訪日観光客が2000万人を突破し、そのせいか都心や箱根などは外国人でいつも一杯です。


 私が例えばパリに住んでいたときは、自分がパリの住民たちにどう見られているのか考えたことはありませんでした。


 しかし、言葉も立ち居振舞いも違う外国人の波に飲み込まれたりすると、嫌だという感覚はないものの何となく疲れてしまう自分がいます。


 そうしてみると案外平気のヘッチャラに見えるパリ人は世界を代表する観光地の住民として立派です。

早起きは三文の得

 私の住む住宅地は秋には金木犀、今頃の春にはジャスミンの香りが漂い、季節の移り変わりを感じさせてくれます。


 果樹では大きなビワの木が一本あり、初夏にたくさん実が熟す頃にはみんなで見張っているのですが、結局は早起きカラスに突つかれてしまいます。


 近頃は庭の鉢植えのイチゴが赤くなって食べ頃かと楽しみにしていると、次々にカラスに横取りされて結局は私たちの口には入りません。


 

2018年5月1日火曜日

銀座の庶民的飲み屋

 銀座と日比谷を真っ二つに切り裂くJR線の高架下には、庶民的な飲み屋やラーメン店などがズラリと軒を連ねています。どこのお店もおよそ50人も客が入れば満杯です。


 その飾らぬ場末的雰囲気がむしろ魅力なのか、帝国ホテルやペニンシュラなどのチョー高級ホテルに宿泊する欧米人観光客の人気スポットになっていて、午後8時以降は日本人シャットアウトなどというお店まであります。


 近くには豪華絢爛なミッドタウン日比谷が新規オープンして連日ごった返しておりますが、当の欧米人らにはさっぱり人気がないのは、お互いに異国情緒に求めるものが違うからでしょう。

2018年4月30日月曜日

日本人と中国人

 なかなかデリケートで難しいテーマですが、顔だけ見れば日本人も中国人も同じで、外国では両者の見分けはつきません。


 両者は文化的時代的経済的にまったく違った社会にありますから、言葉はもちろんのこと、食べ物や好みは違うのは当然です。私が一番感じるのは中国の女性は独立心が強いことです。


 私の中国人の教え子はどうしてもお茶出しには馴染めません。また職場の病院で医師が脱ぎ捨てた衣類を片付けなければいけない理由が納得できない、とこぼしたりします。


 こうした経験から短絡的かもしれませんが、日本人と中国人の違いはむしろ女性間の違いに大きく表れていると言えそうです。

2018年4月28日土曜日

猫の趣味を知ってますか

 猫好きでない人も猫が日向ぼっこや昼寝好きであることは知っています。では他に猫に趣味はないのでしょうか。


 最近発見したのが小鳥狩りです。もちろん成功することはまずありませんが、猫は小鳥が度々やってくる場所をよく知っていて、時には何時間もそこで見張っています。


 このように猫の狩人本能はスゴイもので、ベッドで添い寝していた飼い猫が真夜中にムックと起き上がって寝室に侵入したムカデを一発で仕留めたことがありました。


 人間が骨董収集などにハマるのも、ひょっとすると狩猟生活時代のハンター魂が騒ぐからでしょうか。

2018年4月27日金曜日

チェルノブイリ原発 核燃料除去は500年後

 1986年に爆発したチェルノブイリ原発4号機の核燃料取出しは500年後が現実的であるといわれるようです。東電福島第一原発はもっと困難な状況にあるのですから、やはり500年後で放射能レベルが充分に低下してから取り出すのが現実的でしょう。

 その間にきっとまた福島は巨大地震に襲われるでしょうから、廃炉が完了するまでには津波対策や汚染防止対策に天文学的な額の費用がかかるはずです。それでも原発村の住民のみなさんは原発を再稼働させたいのでしょうか。

2018年4月26日木曜日

梅雨入り前に総選挙!

 政府が数々の疑惑にメスを入れずに逃げ切るには解散するしかありません。自民党の大票田の建築業界はまさに絶好調ですし、大企業も円安を享受して決算は決して悪くありませんから、強固な自民党支持基盤が揺らぐことはないでしょう。


 先回の総選挙(2017/10/10)では、夏頃から続けられていた米朝秘密交渉でおよその合意点が既に見えてきていたはずですから、北朝鮮の核ミサイル脅威を煽って強いリーダーシップの必要性を訴えかけられる最後のチャンスでした。結果は野党の準備・資金不足で自民党は大勝利でした。


 また相次ぐスキャンダルにも強気でいられたのは解散という最終カードが用意周到に準備されていたからでしょう。今回の訪米で拉致問題解決にある程度の目途がたったことが確認されたはずで、そうなれば強力にアピールできます。そうでなくても米朝融和の実現は安倍政権の大きな功績といわれるでしょう。


 今日ではあらゆる面で日本の競争力は低下していて円安と異次元の金融緩和政策だけが頼みの綱ですから、経済界が安倍政権を引きづり降ろす理由はなさそうです。それでも6月の総選挙で自公で過半数ギリギリまで追い込むには良識派の選挙民の奮起が待たれます。

2018年4月24日火曜日

バカ

 ここで言う「バカ」は知能に関して使っているのではなくて、人格的な意味の表現です。


 麻生大臣はセクハラ発言をした本人の人格はないのかとか、ハメられた(録音テープを取られた)と発言しているようですが、彼の人格を疑います。


 麻生大臣殿、我が娘をバーに呼び出して、胸触っていいかとかキスしていいかとか言えますか。娘にも言えないことが許されるのは相手も望んだ時だけですよ。 

2018年4月23日月曜日

翻訳ソフトはスゴイ!

 私のアメリカ人の友人は10年間も日本にいたのにまったく日本語を知りません。職場が大学ということで英語ですべての用が足りたからでしょうが、困ったらスマホの翻訳ソフトを使っていたようです。


 帰国に際して銀行の口座や年金の手続きにお供をさせられましたが、そこで翻訳ソフトの凄さに仰天しました。難解な手続き書類をパッと翻訳させるとアッという間にほぼ完璧な訳文が画面に表れました。


 もうこうなるととても本気で外国語を習う気持ちにはならないはずです。本国に帰ることは決まっている友人の場合はなおさらでしょう。これからの外国語教育はどうなるのでしょうか。

開店間際のデパ地下

 平日の開店間際のデパ地下はおばあちゃんたちでごったがえしていましたが、一ヶ所だけ若い女性が列をなしているお店がありました。


 およそどこの行列も若い女性で占められるのは、ネット情報に踊らされやすいせいもありますが、そのバイタリティがなければ母親は務まらないということでしょう。

21世紀に脚光を浴びる人材

 東大法学部をトップクラスの成績で卒業する人は本を3回も読めば内容を全部覚えられるそうです。

 

 数学や物理の天才的な才能の持ち主を知る私の経験では、そんな記憶力とはちょっと違った能力がないと自然科学分野ではとても通用しません。


 医者も失業すると言われるこれからの人工知能社会では、どんな能力に優れた人間がもっとも重宝がられるのでしょうか。

2018年4月21日土曜日

東大卒官僚はエリートという先入観

 東大卒の高級官僚がチョーエリートであるかのように報道されていますが、東大のエリートではありません。


 官公庁志望の法学部生は国家公務員試験勉強が最終目標です。彼らの暗記力や理解力をもってすれば、大学受験の延長のような公務員試験に立派に合格するくらいは朝飯前です。


 こうした弊害を予想してか、明治時代の京大法学部は知識詰め込み型の高級官僚養成所とは一味違った学問重視の存在でしたが、時流に抗しきれず東大型になってしまいました。


 言わば高級官僚の宿場町的な存在に過ぎない東大や京大法学部では学問的なエリートは育たず、その弊害が今日のエリート官僚の奢りと関係していそうです。

2018年4月18日水曜日

日本女子はバカか

 財務省のある高級官僚のセクハラ疑惑でマスコミは沸騰しています。セクハラは強姦や強制わいせつのような行為に至らない限りは、刑法犯ではありません。それなのに当の財務省は被害者が事実を証言しない限りは問題にしないと強弁しています。


 刑法犯であれば具体的証拠による事実確認が必要ですから、通常は加害者と被害者を特定して訴え通りの事実内容が証明されなければなりません。つまり財務省は今回のセクハラ疑惑に刑法犯と同じ手続きを取れと主張しているわけで、明らかに言いがかりでしかありません。こんな財務省の主張に一致団結して立ち上がることもせず、断固として異議も唱えないのであれば、日本女子はバカとしか言いようがありません。


 セクハラはモラルに反する行為であり、先ずは加害者本人が自己の良心に問いただしてみるべきものです。それで当の高級官僚は身に覚えがないのであれば、立場として記者会見を開いてそういえばいいだけの話です。日本女子のみなさん、フランス革命の発端はパリのおばちゃんたちの怒りが爆発したからであることを思い出しましょう。

2018年4月16日月曜日

リアルな性教育の是非

 日本でも高校生のアンケート調査で半分近くが性交渉はフツーと考えているのに、相変わらず未婚の妊娠は汚いもののように扱われて、違法な中絶手術に流れている現状は放置できません。


 そこで義務教育の現場でかなりリアルな性教育が行われることになったわけですが、それに反対するのは困ったら闇の堕胎で始末をつけている大人の身勝手です。特に男子の場合は異性交渉は性欲のはけ口であるところ、女子は純粋な気持ちで受け入れてしまう傾向があり、妊娠すると女子は被害者になって終わりという道筋が普通です。


 今やネットではエロビデオが氾濫し、若者が性の冒険に案外気楽に走っている時代に、年間数十万件とも言われる初妊娠の堕胎を無くすためにも、特に中高女子を対象にしたリアルな性教育に反対する理由はありません。

2018年4月13日金曜日

日本はワールドサッカー予選通過を諦めた?

 開幕まで2ヶ月となってハリルホジッチ監督が解任されました。本田選手などをリーダーとして起用しろ、という声に押された結果だと解説されていますが、ハリルホジッチ監督は金とビジネスのためだと語っています。


 日本代表チーム内で何があったのかファンは知る由もありませんが、ひとつの変化が私には気になります。


 それは新監督の記者会見場のマイク用テーブルにキリンの缶ビールやソフトドリンク類がテレビカメラを意識して露骨にズラリと並べられていたことです。こんなしみったれた記者会見を見ると、ハリル監督の言い分に軍配をあげたくなります。

 

注 これは4月13日の再掲です。

2018年4月12日木曜日

3匹のお守り猫ちゃん、ありがとう!

 近くに住む老夫婦にはノラ状態の猫ちゃんが数匹同居していますが、定かな数は分かりません。というのもお父さんとお母さん以外は兄弟(姉妹)全員がほとんど同じ模様でちょっとやそっとでは見分けがつかないからです。


 この老夫婦は今では100mの歩行さえ危ぶまれるほど弱った状態ですが、猫がお守りのように寄り添ってくれているためか、相変わらずデイサービスと訪問介護で何とか自宅生活を続けています。ご本人の話では、戦争で苦労したことを思えば何でもないというのが口癖です。


 そんな老夫婦の、ご主人が300mほど先のスーパーに買い物に出かけるときには、途中にある往来の多い道路を渡るまでは2匹のネコちゃんが心配そうに付き添ってくれます。また奥さんが50m先のゴミ出しに出るときには3匹のネコちゃんがボディーガードのように寄り添ってくれます。


 猫がどうしてこんな愛らしい行動をするようになったのかは分かりませんが、猫の親子間で当たり前の行動として引き継がれて今日に至っているようです。

2018年4月11日水曜日

大谷選手の3連発

 大谷翔平選手が米メジャーリーグで3試合連続ホームランをかっ飛ばして大フィーバーになっています。


 大谷フィーバーの金銭的恩恵は所属チームにとどまらず、米メジャーリーグチーム全体や日本のメディアにまでも及び、金額規模は100億円水準になるでしょう。


 そうしたことを考えると大谷選手の大活躍は案外それぞれに打算的な配慮が働いた可能性もあり、これから始まるであろう真剣勝負が見ものです。

2018年4月10日火曜日

明治維新とカイザー髭

 幕末に活躍した洋行組の政治家はみなカイザー髭などの立派な髭が自慢です。


 彼らは帰国後にチョー高級取りとなり、その住居は出世するたびに豪華になっていきましたが、西郷隆盛は髭も生やさず、住居も相変わらずみすぼらしいままでした。


 今日の政治家の貧相をみると、死ぬまで純粋無垢でいられた西郷隆盛に、彼らの印象を聞いてみたい気がします。

2018年4月7日土曜日

NHK 大河ドラマ 西郷どんに前代未聞の異変あり!

 先日の日曜日の「西郷どん」のドラマ放映は中止となり、番組製作における裏話特集に変わっていました。NHK大河ドラマが開始早々で中断するという事態は前代未聞です。


 何がNHK局内で起きたのかはまったく見当もつきませんが、番組編集だけでは対応できない、シナリオ上の重大な問題が発生して撮り直しせざるを得なかったことを伺わせます。


 それが外部からの何らかの圧力に関係する話にも発展するとすると、森友学園、加計学園、自衛隊日報のスキャンダルと同じく、寒々しい気分になります。

2018年4月6日金曜日

相撲は興行スポーツに他ならない

 相撲に八百長はないとはいいますが、先場所の鶴竜対逸ノ城戦では何か割り切れないものを感じました。

 

 がっぷりと四つに組んで有利なはずの逸ノ城が鶴竜を自分の懐内に呼び込むかのように左上手を鶴竜の背中後方に回したため、鶴竜は待ってましたとばかりに潜り込んで一気に寄り切りました。いくら未熟な逸ノ城でもこんな単純ミスをするものなのか、私は疑念を持っています。

 

 土俵上で倒れた病人に人工呼吸を施す女性看護師に土俵を降りろと命令するのもいただけませんが、単なる伝統興行が相撲という社会的権威になりつつある感じがしてなりません。

2018年4月4日水曜日

智弁和歌山 爽やかな敗退

 エース投手が準決勝で180球も投げて後がないと思われた智弁和歌山は、大阪桐蔭との決勝戦では2番手投手が立派に責任を果たしてボロ負けせずに5-2の敗退でした。監督さんは、この決勝の舞台で善戦した選手たちに信頼を厚くしたようで、夏の甲子園に自信の程を見せました。


 決勝の試合をみる限りでは打撃も投球も技術的にあと一歩という感じですが、夏までには充分に戦力アップができそうな水準に達しています。監督さんの勝負師魂を表に出さずにひょうひょうとした姿勢にはとても好感が持てます。

ヨーロッパ建築家の東京印象

 都心は電車の中から建物の壁面まで広告だらけですし、さらに様々な意匠の建物が林立していて統一感がまったくありません。私たちにはそれが当たり前の日常風景になっていますから、特に意識しない限りはあまり違和感はありません。ところがヨーロッパの建築家には異様に映るようです。


 彼らの都心の評価はinterestingながらも住みたくはないというのが本音のようです。このinterestingという表現は、否定的感情が60%、中立的感情が30%、そして残りの10%が興味深いという意味合いで受け取るべきもので、相対的には決してほめ言葉ではありません。ヨーロッパの建築家にとって、日本はなぜinterestingなのか聞いてみますと、建築家としてどんな冒険も許されるという意味で、建築家本能を満たしてくれる最高の舞台に見えるからでしょう。


 パリのルーブル博物館の中庭にある中国人建築家イオ ミン ペイ氏設計のガラスのピラミッドエントランスは、そのコンペで選出されたときには世論が真っ二つに分かれて騒動になったことを思い出します。またエッフェル塔も建設時には反対の声も強かったようです。しかし、これらは特別なモニュメントであってパリ全体の落ち着いた統一感を大きく乱すには至っておりません。

2018年4月3日火曜日

北朝鮮拉致問題から逃げるな

 金正恩委員長が日本人拉致問題については「取り上げない、対話しない、交渉しない」という姿勢を表明したと言われます。


 安倍総理はそれでも韓国やアメリカの大統領にお願い行脚を続ける意向のようですが、こんな大切な問題を犬の遠吠えのように人任せのままでは金正恩委員長に甘く見られるのは必至です。


 トランプ大統領に日本の笑顔外交はもうたくさんだと突き放されたところをみると、総理の腹の中はとっくに見透かされているのですから、国益のためにもここはビシッとしてください。

2018年4月2日月曜日

都内上空をオスプレイが普通に飛んでいた

 横田基地の訓練に特別参加したオスプレイが都内上空を飛行しても不思議ではありませんが、厚木基地方面でも目撃されています。

 

 実戦経験からも安全性に疑問符の付くオスプレイよりは、もっと高性能で高い信頼性と大量輸送能力があって半値以下のCH47大型ヘリコプターを推す声が専門家の間にはあります。

 

 それでも日本だけがオスプレイ導入を決めたのは、何が何でも買わねばならない理由があるのでしょうが、その広告塔として首都圏にオスプレイを配備する意図があるのかもしれません。

2018年4月1日日曜日

スギ花粉 やっとピークが過ぎた

 今年は猫の秘密の餌場のある大きな杉の木は近寄るのが恐ろしいほどの花粉が豊作でしたが、やっと飛散のピークは過ぎました。スギ花粉症に苦しむ毎日でしたが、あと10日もすればかなり楽になりそうで、やっとゆっくり眠れそうです。

2018年3月31日土曜日

鶏肉は安全か

 厚労省の調査で国内で流通する鶏肉の半数から抗生物質の効かない耐性菌が検出されたそうです。鶏は1羽ずつ動けないオリ(ケージというらしい)に入れられ、これを上下3~4段に積み上げて舎飼されるために健康状態が非常に悪く、結局は抗生物質などの薬漬けになっていることをうかがわせます。


 養鶏の方法は、坪当たり100羽以上のケージ飼い、50羽前後の平飼い、そして自然放し飼いの10数羽の3種類があります。もちろんスーパーで10個200円前後で販売されているのはこのケージ飼いのもので、平飼いでは10個400円前後、そして自然農法では1000円前後くらいはしても仕方ありません。


 法的には出荷される鶏肉に薬剤の残留があってはならないこと、産卵中は薬剤を与えてはならないことなどが規定されていますが、このあたりがどこまで徹底されているのか不安に感じる調査結果です。

2018年3月30日金曜日

カエデの木が中国にお嫁入り

 私の家の近くの庭木業者の大きな姿の良いカエデの木が中国に買われていきました。その木の根っ子はアルミシートで厳重に覆われて大切にコンテナに入れられて出荷されました。


 都心の繁華街は特に中国人観光客でいつもいっぱいですが、庭木まで中国人に買われる時代になったようです。ますます馬力アップするであろう中国パワーは恐るべし。

テレビコマーシャルは放送時間の20%に制限を!

 昨晩のミステリードラマは2時間ものでしたが、最初の1時間は約6分ドラマを流すと、3分のコマーシャルが入っていました。


 役者もアイドル系出身で演技が下手な上に、このコマーシャルの多さには流石に辟易して途中で見るのをやめてしまいました。


 テレビ局は、視聴率を上げるために人気だけの安物タレントを使う、そしてコマーシャルタイムを増やす、すると視聴者が逃げ出す、の悪循環にハマっています。

2018年3月28日水曜日

お花見では一口のお恵みを

 お花見の季節になると野良猫には辛い1週間です。桜の名所に住み着いた野良猫には花見客の騒ぎは死活問題です。


 そこでは餌をくれる人がいるのに、猫は静かな新天地を探しに逃げ出します。しかし、餌をくれる人はめったにいませんから、結局は猫は餓死するしかありません。


 お花見の場所で野良猫に出会ったら優しく食べ物を一口でもいいから与えてください。そうすれば猫は安心します。

2018年3月25日日曜日

米最新鋭戦闘機F35BライトニングⅡ

 F35Bの登場は空中戦に一大革命をもたらします。このF35Bはステルス性能はもちろんながら、全方向360度の視界情報を把握し、垂直離着陸もできます。


 特に垂直離着陸能力で多数の戦闘機が一気に飛び出すことができたり、ジャングルの中や普通の艦船からも簡単に離着陸できます。言わば刀がピストルに変わるくらいの衝撃を空中戦にもたらすはずです。



2018年3月23日金曜日

佐川氏喚問とNHK

 国税庁長官を辞任した佐川氏が国会に証人喚問されます。その日程が3月27日午後となり、ちょうどNHKは朝から晩まで甲子園の野球放送で国会中継はお休みの予定です。


 政府は証人喚問の日程をわざと高校野球の時期に合わせたとするとかなりの悪意を感じますが、ならばNHKは高校野球を教育テレビに回して視聴者の高い関心に答えて佐川氏喚問をテレビ中継するか、NHKの誠意を注視したいです。

 

 但し、佐川氏はのらりくらりといわば証言拒否すれすれの作戦を取ってくるはずで、佐川氏の人間性の卑屈さは分かっても目新しい材料は出てこないでしょう。

前川氏とヤンキー先生

 文科省を辞任した前川喜平氏の公立高校講演に反発した自民党議員から圧力を感じたのか、文科省は意地悪な質問状を高校に送って問題視されています。


 当の自民党議員は天下り斡旋で国家公務員法に違反した前川氏を高校で講演させるのは道徳教育上不適切であると判断したようです。


 しかし自民党にはヤンキー先生こと義家弘介衆院議員がいて、ヤンキーな突っ張り人生を存分に活用して国会議員となり、今では文科省の重要ポストについています。


 前川氏は教育行政のプロ中のプロで、その経歴も能力も超一流と見受けられます。一方で義家氏は教育の専門家でも教育行政のプロでもなく、破天荒で痛快な活躍が人気の源です。


 前川氏を高校の講演に招くことが軽率というのならば、義家氏を重要ポストに抜擢して文部行政を任せるのは無責任というしかありません。

2018年3月21日水曜日

歩幅10cmの執念

 今日は調べものがあって国立国会図書館に行きました。郊外にある猫のいるキャンパスでは桜はまだ開花する様子はありませんが、都心ではすでに5分咲きでした。


 帰り際に靴の半分ほどの歩幅でぎこちなく歩いてくるお年寄りがいて仰天しました。それも先ず右足を10cmほど前に出して、そこに左の脚を引き寄せていったん両脚を揃えてまた前進するのです。私たちが普通に歩いても10分はかかる最寄りの地下鉄駅から、図書館先まで来るのに何十分かけたのかとても気になりました。


 人と会う約束の時間が迫っていて介助してあげられなくて心残りでしたが、彼はどんな書物を読みたくて図書館に来ようと思ったのか分かりませんが、その執念を見習いたいです。

2018年3月20日火曜日

銀座では高級時計店が大増殖

 銀座に時計修理で行ったら、銀座6丁目界隈は超高級時計のブランドショップが軒を連ねていて仰天しました。


 時計といえば今やロレックスのアンティークスポーツウオッチが世界的ブームを巻き起こしていますが、銀座では新品しか扱われません。


 気になったのでショップの店員に盛況の理由を聞いてみたら、中国人のお客さんで潤っているそうです。


 昔、パリではルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルなどお店は日本人がスーパーの特売場よろしく商品の奪い合いをしていたのを思い出します。


 

2018年3月19日月曜日

生みの親、育ての親

 生みの親か育ての親かという問いかけは小説の種になるくらいですから、なかなか悩ましい問題です。


 確かに生みの親がいなければ、人間はこの世に生を受けることはできないわけですから、人生の原点は生みの親です。


 しかし父親の方はほとんど肉体的貢献以外に何の役割も負っていないのですから、育ての親の重みに比べれば存在的価値はゼロです。


 一方で母親については出産は命をかけた大仕事ですから、生みの親と育ての親の重みは比較し難い部分もあります。


 どちらにしても子育ては愛情なくしてはとても務まりませんから、やはり育ての親に軍配を上げたいと思います。

人が普通に家に遊びに来ますか?

 都会では家に子どもがいても気楽にお友だちが訪ねてくることはありません。


 私が幼い頃はみんなが行き来してしておりました。ただし、あまり歓迎されていない雰囲気はありましたから、結局は我が家が溜まり場になっていました。


 今日ではもちろん大人の間でも誰かが突然訪ねてくることはありえません。それがいつ頃からかを分かりませんが、各家庭が完全に脱社会・閉鎖化しています。


 そうして社会はもちろんのこと隣人にまで無関心な人々が多くなるに連れて、引きこもり、不登校そしていじめが目立つようになった気がしてなりません。

2018年3月18日日曜日

ウサギやリスが普通に住む街

 私が外国で初めて生活した町はドイツのケルン市ですが、公園や教会の庭にはどこでもリスやウサギが住んでいて、その愛らしい姿に癒されました。


 ケルンにはマロニエの並木がたくさんありますから、リスは餌に困らないでしょうが、ウサギは寒い冬に何を食べているのか心配でした。

ハワイも目じゃない成東海岸をご存知ですか

 千葉県山武市の成東海岸は砂漠のような広大な砂浜と南北に10km以上連なる海岸線からなり、天候にかかわらず太平洋からは男性的な波がいつも打ち寄せています。


 関東では知名度で江ノ島海岸にとてもかないませんが、その雄大な風景はハワイの人気スポットワイキキ海岸も目ではありません。


 都心からは車なら渋滞なくして80分もあれば行けます。ここを見ずして天国に行くのは不幸です。

2018年3月17日土曜日

麻生財務相の上から目線

 財務省の森友学園関係書類の偽造が明るみに出ても、麻生財務相は佐川が、佐川がと他人事のようにいっていましたが、近頃は流石に神妙な顔つきになってきました。


 麻生財務相の尊大な印象を与える態度は彼の性格的なものというよりは、むしろお友達関係を含めた生育環境からきているように思われてなりません。


 鳩山家も同様に財力と格式がありますが、東大に入学するのは当たり前とする家庭で大変なプレッシャーを感じていたと述懐したのは確か故鳩山邦夫氏です。


 東大を目指すような受験勉強では毎日が自己能力への不安と他者への畏敬の念が入り混じっていて、その精神的重圧を糧に人間的に成長をしてこそ価値があります。


 そうした青春時代の苦悩を家柄でカバーして気楽に過ごして大人になってしまうと麻生大臣のような上から目線でしか人間を見られなくなってしまうのでしょうか。案外いいオヤジのはずなのに残念です。


 

 

 

2018年3月16日金曜日

今年はスギ花粉がメチャ多い

 私が世話する猫たちのエサ場は人目につかない杉の木の下にあります。今年は未曾有の大量の花粉がついていて木全体が夕焼け色に染まっています。

2018年3月15日木曜日

世界の幸福度ランキング 日本54位

 Happiness Research Instituteが発表した幸福度ランキングで日本は54位だったそうです。世界の上位国を見てみますと、1位フィンランド2位ノルウエー3位デンマーク4位アイスランド5位スイス6位オランダ7位カナダ8位ニュージーランド9位スエーデン10位オーストラリアとなっています。

 

 そこから直ぐに気が付くことがあります。これらの諸国は先進国ではあっても決して重工業国ではありません。例えば自動車生産国はスエーデンだけで、他の国々はすべて自動車産業のない輸入車に頼るいわば主に農漁業国です。

 

 工業国ではより厳密な品質管理を徹底して生産効率も高めつつ右肩上がりで生産量を増やし続けて世界的大競争に勝ち残らねばなりません。そして一度立ち止まったら終わりという強迫観念もついて回ります。

 

 つまり工業国の経済は国民に浪費を促して売りまくるという無理と無駄の複合サイクルでしか回転しませんから、いつまでたっても人間の幸せとは縁遠い社会から抜け出せないという運命にあるのでしょう。

2018年3月12日月曜日

シチズンシップ教育

 市民とかシチズンという言葉が度々使われますが、この種の言葉は単に都会に住む人々を意味するわけではありません。


 シチズンとは政治的な支配を受ける一定の地域に住む人たちというくらいの言葉であって、昔は城壁に囲い込まれた地域の住民という意味でした。


 今日では政治的な自覚を持った知的な存在を意味するようになると、政治にまったく無関心で投票に行かない人たちが問題視されるようになりました。


 そこで政治的・社会的な高い意識を持った人たちを育てようとする機運が高まってきて、欧米で盛んに言われるようになったのがシチズンシップ教育です。


 昨今の日本の政治の劣化を見ると先ずは政治家にシチズンシップ教育を受けてもらうべきでしょう。

財務省文書変造問題と国民主権

 財務省の国有地売却決裁文書の書き換え(変造)で大騒ぎになっていますが、コメンテーターやマスコミの興味はどうしてこんなことになったのか、誰が指示したのかに集中してしまっていますが、これはそんな軽い話ではありません。


 憲法第41条には「国会は国権の最高機関であり...」と書かれています。今回の問題は、その国民主権の代表機関である国会における議論を行政府が文書変造で意図的にかわそうとしたことにあります。つまり決裁文書変造行為は国家の根幹を揺るがす極めて重大な国民に対する背信行為です。


 改ざん部分は政権への決定的なダメージになるほどの内容ではなく、むしろ改ざん行為そのものの方が重大な憲法違反になるところ、短絡的に指示を出した人物がいるとすれば、それは絶対に頭脳明晰な官僚ではなく権力に酔っ払った政治家でしょう。

2018年3月11日日曜日

男性不妊とジーパン

 私はジーパンの普及が最近増加している男性不妊の大きな原因のひとつではないかと考えています。


 睾丸が腹腔内にないのは、精子は体温でさえ耐えられないからです。精巣を体温以下に保つために、睾丸はわざわざ袋に入って両脚の間にみっともなくブラ下がって空冷されているのです。念には念を入れてバイクのエンジンよろしく陰嚢の表面はシワシワになっていて冷却効率を高めているのです。


 そんな生理的機能性を無視して年中ジーパンを履き、びっちりパンツを常用すれば精巣は体温以上の高温に常時さらされることになります。

2018年3月9日金曜日

中国の教育力

 中国では不登校はまだ稀なようですが、ある不登校気味の中学生に対して、学校を休む正当な理由はないと丁寧にさとしながら、校長先生はこんなふうに話をしてくれたそうです。


 あなたは目の前の自分の目的遂行しか考えず、そのために身勝手な行動を取って両親を困らせています。このままでは自らの信頼を失い、自らの行動に対しては償いをさせられます。それは転校しても同じで、このまま大人になったらモラルの低い人間として社会から見放されます。


 本当の幸せを見つけ出せるのは友だちのいる学校しかありません。もし両親のことで話をしたいことがあれば何時でも言ってください。私から両親に話をしてあなたの力になります。

 

 当の校長先生の、自分の学校に対する自信と生徒への真摯な姿勢は印象的です。

2018年3月6日火曜日

上野動物園シャンシャンの年収

 夜間の大荒れの天候がおさまってすっかり晴れ上がったので上野動物園のシャンシャン見物に出かけました。しかし、温かい行楽日和になったせいで午後最終の観覧券は11:30頃にはなくなっていました。


 石原慎太郎元都知事は中国嫌いで上野にパンダを受け入れませんでしたが、毎日1万人のパンダファンが支払う入場料は600万円です。半年で10億円を稼ぎ出すやんちゃ者のシャンシャンは上野動物園のメシアです。

2018年3月3日土曜日

中国人観光客の流れ

 箱根の中国人観光客はツアーでも個人でも行き先はみな同じでした。中国はネット先進国ですから、ネット情報に操られてみんな同じ行動に走ってしまうのでしょう。


 また新しい日比谷ミッドタウンでもランチ客に男性客はいませんでした。ネット情報に誘われて集まってきた女性客が行列をなしていて多忙なビジネスマンには敬遠されたのでしょう。


 ネット情報は便利さゆえに何も考えずに頼ってしまいがちですか、姿が見えぬ独裁者が集団を操っているような不気味さを感じます。

箱根ポーラ美術館のピカソ

 昨日は週末を避けて招待券のあったポーラ美術館に行ってきました。箱根は中国人観光客でごった返していましたが、美術館は日本人だけでした。


 20世紀を代表する絵画の巨匠たちの優れた作品の数々が展示されていて感動しました。20世紀の絵画の美術館としては恐らく日本一のコレクションでしょう。


 特にピカソの青の時代の「海辺の母子像」は印象的でした。画面中央に描かれた赤い小さな一輪のバラの花にピカソは、どんな思いを託したのでしょうか。

福島の甲状腺がんと日本の凋落

 東電福島第一原発事故の小児甲状腺がんへの影響は、科学的な良心が一分でもあれば先ずは’有り’と仮説を立ててみるのが常識です。

 

 しかし、福島県から検査を委託された福島県立医大は最初から影響は’無し’という立場を頑固に取っていてまったく変える気配をみせません。

 

 大学が地元の子どもたちを見捨てて権力におもねるのはそれなりの事情があるのでしょうが、これは日本の科学技術力の衰退を象徴する悲しい事例です。

2018年3月1日木曜日

米国で原始生活して認知症予防

 アメリカはペンシルベニア州などで電気も自動車も農業機械・農薬・化学肥料もインターネット・コンピュータも拒否して原始生活するアーミッシュの人々が約34万人います。


 最近の研究では、彼らの高血圧や心臓病の割合は現代人並みですが、喘息の罹患率やガンなどの死亡率は明らかに低い上に、認知症は少なくて老後の生活が充実していると報告されています。


 アーミッシュの人々は仲間内で結婚し、隣人や近親者で高齢者の世話をする仕組みが地域社会に根付いていて、これが肺がん予防の禁煙効果と同じくらいに認知症予防に役立っているとも言われます。


 日本の認知症問題は伝統的な大家族制と地域社会の崩壊が大きく絡んでいるのかもしれません。

2018年2月26日月曜日

体力と学力

 東大生は勉強ばかりしているから体力がなくて青白い顔をしていると思われがちですが、体力なくては東大には入れません。


 私の同級生には70歳になってもフルマラソンに出ている強者が3人います。今でも日常の激務をこなしながら週末のゴルフは絶対に欠かさない連中も少なくありません。


 体力があって規則正しい生活を続ける根気さえあれば学力は自然についてくるはずで頭の良し悪しではなさそうです。

2018年2月24日土曜日

田舎のネズミ、都会のネズミ

 憂さ晴らしに改造バイクを乗り回して爆音を撒き散らす地元の暴走族が他県にまで遠征して派手にやらかしたため逮捕されました。

 

 先日表参道を通ったらランボルギーニがけたたましい排気音を響かせながら交差点を急反転したりして暴走をしていました。

 

 かの暴走族は250cc足らずの改造バイクでツッパルのが精一杯ですが、ランボルギーニで暴走とは流石原宿だと変に感心しました。

 

 それにしても人生の味わい方はお金だけでは決まらないことを再認識させられた出来事でした。

2018年2月23日金曜日

見えるもの、見えないもの

 新聞やラジオの時代から映像の時代になってタレントなどの顔の整形手術が大流行で、整形は身だしなみになりつつあります。

 

 十分な時代考証がなされているはずのNHK大河ドラマでも、女優は二重のパッチリ目ですし、男優も鼻筋が通って虫歯治療痕がまったくない完璧に整った歯並びをしています。

 

 顔だけを整形手術でごまかしても日常の人間関係が一気に豊かになるわけではありませんが、今日の映像メディアにはそう思わせる魔力があります。

2018年2月22日木曜日

女子フィギュア メドベージェワ選手とザギトワ選手

 ピョンヤン五輪女子フィギュアスケートでロシア代表のメドベージェワ選手とザギトワ選手が共に80点を超えて熱闘を演じました。


 メドベージェワ選手の演技が氷上の舞であれば、ザギトワ選手はこれぞフィギュアスケートとうならせる滑りでした。


 ザギトワ選手の完璧過ぎる回転技に脱帽ですが、世界一の練習量でスポーツと芸術の境界を取っ払ってくれたメドベージェワ選手よ、踏ん張れ!

2018年2月19日月曜日

金メダル 小平奈緒選手の凄さ

 女子スピードスケート500mで圧倒的な実力を証明した小平選手の凄さはスタートラインで見せたフライング気味の一瞬の動作に凝縮されていました。


 彼女の全身は号砲前にピクリと動いたものの次の瞬間には何もなかったかのように静止状態に戻っていました。あの鋭い動作にはヒョウの筋肉の動きに通じる瞬発力を感じました。


 考えてみると100mをボルト選手よりも速い7秒で疾駆するのですから、いくらスケート靴を履いていても人間技とは思えません。

2018年2月18日日曜日

ヨーロッパの香り フィッシャーマンロレックス

 ヨーロッパのある超有名アンティーク時計店で販売中なのがフィッシャーマンロレックス、つまり漁師が使っていたロレックスです。


 戦後間もなく発売された完全防水のロレックスを着けて海に出た漁師が、死ぬまで外装を一切直さずに大切に使い続けてきたとびっきり粋な腕時計です。厳しい海の労働環境のもとで半世紀以上にわたって猟師と運命を共にしてきたロレックスの堅牢さと物を大切にするヨーロッパ文化が生み出した芸術品です。

 

 こういうものが存在するヨーロッパの歴史の重みを感じさせる貴重な一品です。海のにおいがいっぱいしそうなこの時計は、1953年の発売当時は一般労働者の半月分の給料で購入できましたが、今ではウン百万円です。

2018年2月15日木曜日

スポーツ選手に特別な人格や品格はいらない

 スノボの天才平野歩夢選手は、かつてオリンピック委員会のお偉方にズルパンに文句をつけられて、記者会見場でブンむくれたことがありました。


 スポーツ選手が私生活で何をしようと、違法行為でなければ選手の勝手でしょう。彼らはいったんスポーツを離れれば平凡な人間であり、特別な人格や品格を求めれば変に偶像化される危険性があります。


 平野選手とホワイト選手とのハーフパイプ決勝での戦いがスノボ好きの子どもたちに与えたほどの大きな夢は、オリンピック委員会がどんなに札束をばら撒いても与えられません。

2018年2月14日水曜日

お爺ちゃんに添い寝する猫

 近くのお爺ちゃんが可愛がっている猫は出自の分からないノラ猫でした。しかし、いつの間にかお爺ちゃんのお家に入り込むようになり、とうとう添い寝をしてくれるまでになりました。それでお爺ちゃんはこのノラ猫にメロメロで、自分が自宅にいるときは外に出してくれません。


 しかし、お爺ちゃんがデイサービスに出かける日は早朝から玄関が開かれるので、この猫は気分転換に外の空気を吸いに出かけます。近頃は我が家の庭先にも現れるようになり、餌を置いてあげると済まなさそうな表情を浮かべて一口二口食べて帰っていきます。


 お爺ちゃんはいつ動けなくなってもおかしくないくらいの状態ですが、添い寝をしてくれる猫の存在はお爺ちゃんが施設に行かずに自宅で頑張るえネルギー源になっているようです。

2018年2月12日月曜日

女子フィギュア メドベージェワ選手の凄さ

 「このオリンピックの舞台を10年間待ちわびてきた。」これは人類最高の演技で団体SP歴代最高点をマークしたロシアのメドベージェワ選手のことばでした。彼女は現在18歳3ヶ月ですから、すでに8歳にして世界を視野にスケートに打ち込んできたことになります。


 天才的才能と類まれな意志の強さ、そして天真爛漫な性格が合体して生み出されたメドベージェワ選手の演技は、先回のオリンピック勝者金妍児選手を文句なしに凌ぐものでした。彼女の才能を開花させてみせたロシアの芸術的風土には脱帽です。

2018年2月11日日曜日

金満オリンピック

 ピョンチャン冬季五輪のスキージャンプは、視聴率が稼ぐためにヨーロッパの夕刻時に設定され、観客が姿を消した午前零時後の極寒の中で実施されました。


 選手からは様々なブーイングの声が聞かれますが、現役中はプロとして大金を稼げ、メダルを獲得すればタレントや高級官僚や政治家になれるのですから、持ちつ持たれつつの世界です。


 どんなに努力して天才的身体能力を発揮しても大きな富や名声を得られるのは野球だけでしたが、今やその道が広く開けてきたことはひとつの進歩でしょうが、スポーツ貴族階級の誕生ともいえます。

弱者に思いが及ばない社会

 銀座にある泰明小学校校長が来年度の入学者からイタリアの高級ブランドのアルマーニを標準服に採用すると決定しました。


 校長は制服ではないから絶対強制はしないと言い逃れをし、銀座に住むに相応しい人間を育てるためだと語っているようです。


 それでは道路やビルを清掃をする人、食器を洗う人、ゴミ回収する人などなど、地域の底辺を支える人々は銀座にはいらないということでしょうか。


 教育者や役人が、社会は様々な職業の人々に支えられて機能していることに想像力が及ばないのでは、戦争さえも他人事になりかねません。

2018年2月9日金曜日

東京株式市場

 東京株式市場は2月6日の急落後、昨日は少し持ち直しましたが週末を迎えてまた大幅下落基調になっています。アベノミクスの最大のセールスポイントである超金融緩和政策は止められませんから、年金資金も日銀も株式を買い続けざるをえません。


 今回の調整の下値がどのあたりにあるのか読めずに市場に不安感が充満してきていますが、常識的には日経平均株価20,500円辺りの攻防になるとみています。しかし、年初来高値24,124円は出来過ぎで、今年中の更新はなくなったとみています。

笑い話 銀座泰明小学校はアルマーニ

「チガウダロー!この禿げ!!」

「あれっ?」

2018年2月8日木曜日

首都圏の水系に蓄積する放射性セシウム

 東京新聞の独自調査によると千葉県花見川河口(沖合150m)の表層土壌から500ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されました。手賀沼や印旛沼でも同水準の高い測定値が確認されています。


 厚生労働省の飲料水の基準値は10ベクレル/kg、食品は100ベクレル/kgですから、数値だけで比較すると今回の首都圏の水系の表層土壌の測定値は非常に高いことになります。但し、セシウムは土壌の粒子に吸着されると容易には水に溶け出してきませんから、事故直後のように心配する必要はありません。


 しかし、セシウム137の物理的半減期は30年ですが、チェルノブイリ原発事故による汚染地帯では環境的半減期は180~320年とする調査結果もありますから、首都圏の放射性セシウム汚染がこれからどう推移するのか、地道に監視を続けたいものです。

2018年2月6日火曜日

NY株の連続急落

 NY株式市場は一時史上最大の下げ幅を記録しました。私はその詳細は分かりませんが、2日で10%の下落は尋常ではありません。


 私が懸念するのは日本の年金資金や日銀に買い余力がなくなってきたことを見透かされて売り浴びせられたとすると一大事です。

2018年2月5日月曜日

株式市場の急落

 NY株式市場の急落の影響をもろにかぶって東京市場でも株価が急落しています。移転が決まってこれからのはずの築地市場でも商品が売れなくなってきたようで、不安に駆られた関係者から電話がありました。


 今回の下げを見てチャンスとばかりに下値を拾おうと考える人たちも出てくるでしょうが、すでに日経平均株価は1/23の高値よりも10%近くも下落しております。何せアベノミクス前の3倍にもなった日経平均株価は尋常ではありません。

仮想通貨の本質を知っておこう

仮想通貨の仕組みはネズミ講とまったく同じで、確実に儲かるのは取引所の運営会社とごく初期に最安値でコインを購入した人たちだけです。


 普通は現値以下のコイン購入者の存在は売り圧力ですが、コイン価格の上昇中は市場規模が膨張して資金の流入が続きます。市場の膨張分は利益として分配され、’みんなで渡れば怖くない’の勢いで市場はバラ色の楽観的な雰囲気に満ち溢れます。これが市場用語では’買いが買い’を呼ぶ状態です。


 仮想通貨の価格上昇は上値追いの思惑が強まることだけによって誘起されるもので、何らかの実質価値が加わったからではありません。普通通貨であれば国家の財政や経済の状態そして将来的な成長力や民主主義の熟成度などによってその価値が担保されていますが、仮想通貨の価値はあくまでも投資家の思惑によってのみ支えられています。

 

 つまり思惑を確実に先取りすることなどできませんから、最初に旗を振り始めた人たちだけが勝利者として君臨することができるわけで、それはまさにネズミ講の本質と何ら変わりはありません。

2018年1月31日水曜日

平日のパチンコ屋はほぼ満杯

 今日は入試で夕方までキャンパスに入れずに、近くのパチンコ屋で仕方なく時間つぶしをしました。


 私には物凄い騒音はつらいところですが、暖かいだけでも助かります。しかし、儲かっている客は見ませんでした。

猫が急に4倍に増えた!?

 秘密の餌場に行ったら、1匹しか生息していないはずなのに4匹も姿があってビックリ仰天です。


 今まで気付かなかっのは不思議千万、引っ越しシーズンに入って新しい転入猫なのか。増えたとするとまた手術代が.....

2018年1月29日月曜日

心を打たれた告別式

 ある告別式に参列したとき、家族がみな「お父さん、ありがとう。お父さん、ありがとう。」と言って父親の亡骸に最後の花を手向けていました。


 私はそんな言葉をかけられる父親であったか自信がありませんが、幸せな家族の姿を見てもらい泣きしてしまいました。

ジェームズ三木さんと平和主義

 一斉を風靡した作家・脚本家ジェームズ三木さんは1935年に満州で生まれたいわば戦中派です。


 彼が憲法第九条に感銘して執筆したのが「憲法はまだか」です。実名を使って史実に忠実に構成されていて、憲法第九条の尊さが見事に表現された歴史小説です。


 安倍政権になってから出番のないジェームズ三木さんの貴重な力作を是非とも一読してみてください。

2018年1月27日土曜日

黒田日銀総裁は降り逃げするのだろうか

 黒田東彦日銀総裁の任期は4月8日なでです。未曾有の超金融緩和政策を断行して株式市場を強引につり上げ上げ、国債をたんまり買い込んで先の道筋を示さないまま退任するのでしょうか。

仮想通貨は原発と同じです

 仮想通貨取引所コインチェックがハッキングにあって数百億円の被害を被ったようです。仮想通貨の取引はスパコンを駆使して行われますが、スパコンを動かすソフトウエアは人間しか作れませんから決して完璧ではありません。


 また原発も最高水準の技術の粋の塊ですが、原発の安全基準を考えるのはやはり人間ですから経済効率とのせめぎ合いとなってしまうと事故は完全には防げません。今回のコインチェックの事件も経費節約のために顧客データをネットに接続し放しにするという非常識なシステムを使っていました。

 

 コインチェックの事件は東電福島第一原発と同様に欲に駆られた人間の弱みが招いた悲劇でした。

2018年1月26日金曜日

アベノミクスもそろそろ岐路に立つ

 最近は建築業界、銀行業界の事情通の話を聞いて、そろそろアベノミクスも終末段階に来たのかも知れないと思うようになりました。


 低金利で不動産市場・株式市場は活況を呈していて、東証は最近の最高値を更新していますが、ヤラセ相場だという見方もあります。


 このまま超低金利政策を続ければメジャーな都市銀行でさえ破綻しかねませんが、この経済状況では利上げに踏み切るわけにはいきません。


 そろそろアベノミクスの負の側面が顕在化しそうな時期になってきましたが、最大の問題は次に打つ手がないところです。

2018年1月24日水曜日

アメリカファーストと中華思想と

 トランプ氏が新大統領に就任して“アメリカ ファースト”とぶち上げると、中華思想には特別な嫌悪感を示す日本政府が両手を挙げて擦り寄っていきました。


 幕末の黒船来航でにわかに欧米の近代兵器への関心が高まり、密貿易で潤う薩摩藩、長州藩が最新兵器を備えた軍事力を整えて、明治維新では主導的な役割を担いました。


 日本人は民族的に優れているという誤ったナチス的観念論に酔って圧倒的な軍事力の差に目をつぶった結果、日本は負けて当たり前の太平洋戦争に突っ込んでいきました。


 こうした歴史観に立ってみると、北朝鮮が独裁体制を維持するために核保有国を目指すのは方向的に間違っていませんが、トランプ政権で露骨なアメリカファーストとは絶対に相容れません。


 朝鮮半島での軍事力優位が崩れる恐怖感にトランプ大統領が耐えられるのか、今やアメリカと合体した感のある日本の運命もそこにかかっていそうです。

2018年1月22日月曜日

猫が雪に埋まる!

 今日は東京都心でも積雪がありそうで、山間部にある大学キャンパスではいつも23区の2倍くらいは積もります。


 キャンパスの猫たちは大雪が直接の原因で死亡した例はこれまでありませんが、寒さで衰弱するため気を使うこの時期です。

2018年1月20日土曜日

技術革新 スイス1位、日本14位

 世界の技術革新力ランキング(GII)では世界1位はスイスで、日本は14位です。スイスの主な産業は金融、精密機械、化学工業、畜産そして観光です。それぞれの分野では規模が小さいために目立ちませんが、その技術開発力は世界のトップを走っているのです。


 日本とスイスの技術立国としての考え方の相違は時計を見ても明らかです。私が最近はまっているロレックスの時計の部品の保管は最低25年間は保証されているため、しっかり修理オーバーホールすればほとんどいつまでも新品同様の性能を保てます。そういう信頼感があるせいか先日もロレックスの古い時計が19億円で落札されました。


 一方で日本の代表的なセイコーの時計は最高級のグランドセイコーでも部品は約10年間しか保管されず、古くなったものは補修不能でゴミとなり捨ててしまうしかありません。結局は時計だけではなくて大量生産、大量販売、大量消費の日本の経済の回し方は長続きしないのでしょう。

稀勢の里の復活はウエイトトレーニングしかない!

 稀勢の里の復活は現状では難しいと言わざるを得ませんが、唯一の可能性は近代的ウエイトトレーニングを取り入れることでしょう。相撲界では相変わらず伝統的な稽古稽古の大合唱ですが、もはやそんな時代はとっくに終わっています。


 白鵬時代を受け継ぐと思われる現在の三役世代はほとんどがアンコ型ですから投げ技よりも寄り切り主体の単調な攻めにならざるをえません。肥満体は大きな重いボールに細い手足をくっつけただけの歪な形状ですからバランスが悪く、手足の故障が多いのは当たり前です。


 もっと均整の取れた身体にすれば体重は身体全体にバランスよく配分されて負傷は減らせるはずで、そのためには最新のウエイトトレーニングの手法を導入するしかありません。白鵬が土俵下に転げ落ちてもケガをしないのは身体のバランスがよくて体重が腹回りに集中していないからです。

平均年齢80歳超えのエッセイクラブ

 趣味の集まりのひとつにエッセイクラブがあって月1回の定例会に時々出席します。世話人は87歳の男性ながら、パソコンを自在に使いこなして連絡や原稿集めそして月報の冊子作りに大活躍です。


 俳句で何度も大新聞の賞をもらったり、川柳で全国的に名を馳せている強者も加わっているくらいですから、メンバーの作文能力の高さにはいつも驚嘆させられます。彼らの共通項は文章が上手いことはもちろんながら、自由奔放でウイットに富んだ内容の作品が持ち味なところです。


 昨日は物忘れ外来に行った欠席メンバーから湿布薬をもらって無事に帰宅したと連絡があったそうで、ボケと湿布薬にどんな関係があるのか謎解きに話が弾みました。

2018年1月17日水曜日

ガチンコ勝負で大関・横綱がいなくなる!?

 大相撲初場所は波乱の展開となっていますが、心配されていた材料が一気に表面化して年内に現役の横綱・大関陣が全員退場の憂き目にあう可能性があります。


 先ずは稀勢の里は4日目で1勝3敗となり引退の影がちらつき始めました。照の富士との優勝決定戦に大ケガを押して出場したツケは大きく、往年の黄金の左は力強さが半分も戻っていません。当の照の富士も膝の大ケガを押して手負いの稀勢の里と戦ったツケは大きくて、やはり今場所は休場に追い込まれて再起は難しそうです。


 万全かと思われた白鵬も相撲関係者などから横綱らしくないとの批判に屈して張り手を封印した結果、立会後に繰り出す次の一手に迷いがあって完全に相撲のリズムを崩しています。4日目ですでに2勝2敗となっていて、今場所は10勝5敗ラインさえ危ぶまれます。


 大関豪栄道は久しぶりに絶好調の感じですが、これまでの流れからするとどこかに爆弾を抱えているはずでこの調子が1年間続くとは年齢的にも到底考えられません。大関高安も昇進後は集中力が途切れがちで、敬愛する稀勢の里が引退すれば精神的な支えを失って期待される活躍は望めません。


 そんなわけで今場所で万全なのは鶴竜くらいですが、休場明けで休養十分ながらすでに年齢的に長く綱を張り続けることは難しいでしょう。そうなると年内に現役大関・横綱は全員退場ということになりかねません。ガチンコ勝負の徹底を訴えたい気持ちは分かりますが、大相撲はそれだけでは続きません。

日赤病院勤務医 残業200時間超は当たり前

 日赤病院は労使間で残業上限200時間で合意したようです。過労死水準を大幅に上回るものですが、病院医療はそうでもしなければ成り立たないのが現実です。


 開業医の場合は週休2日9〜5時でしかも軽症患者を中心に診ているだけで済ませることも可能です。しかし、日赤病院は日本の高度医療の中核病院ですから365日24時間常時スタッフを揃えていなければなりません。そんな過酷な労働環境にありながらも勤務医の収入は開業医の半分にもなりません。


 風邪や高血圧の保険診療1回1万円を減らして病院医療にお金が回るようにすればいいことは分かっていてもそうはならないのは、政治献金に群がる政治家のせいと言えるかもしれません。

2018年1月15日月曜日

3人の親分に見られる共通性

 戦争を体験していなければ平和の大切さは分からないとは必ずしも言えませんが、平和の重みを想像することはおそらくできないでしょう。


 トランプ大統領はベトナム戦争世代ですが兵役はつとめておりません。もちろん安倍総理は太平洋戦争も戦後の混乱期も知りません。金正恩労働党委員長は朝鮮戦争さえ知りません。


 彼ら3人に共通しているのは、恵まれた環境に育って社会の底辺層に思いを馳せる想像力が欠けていることでしょうか。

2018年1月13日土曜日

猫が寒さの中を待っていた...

 今日は共通一次試験の日です。キャンパスは終日立ち入り禁止で猫のエサやりには行けません。やっと人影がなくなった夜7時に行くと、底冷えする寒空のもとでみんなが寄り添って待っていました。


 大学でエサやりのボランティア組織ができると猫たちも快適に過ごせていいのですが、今のキャンパスの空気ではとてもそんな気概に満ちた人材は望めません。

ラグビーが変わる

 今年の大学ラグビー選手権帝京大対明大は接戦となり、ラグビーファンは新時代の到来を予感していることでしょう。


 新興帝京大は大学選手権8連覇の貫禄は伊達ではないことを見せつけました。一方で古豪明大も時代遅れの因習の改革がやっと実を結びつつあることを結果で示しました。


 今日のラグビーでは走れない巨漢は用無しとなり、疲労を知らぬ持久力とスピードのある走力と鋭いボール回しという球技の基本に立ち返ったことは喜ばしいです。

バスは無人になる?

 ある特定地域だけに限られるならば、自動運転バスが可能になりそうな気配です。現在の自動運転技術では交通標識を読み取ることは出来ませんから、一般道路での自動運転車の実用化は不可能です。


 しかし、今日のGPSの進歩は目覚ましく、システムの測位誤差は30cm以下になってきておりますから、バス路線に合わせた位置と交通標識の情報をプログラムしてバスに搭載すれば、自動運転バスの運行は可能でしょう。


 私が子どもの頃はバスに車掌さんが乗務することは当たり前のことでしたが、次第に運転手さんだけのワンマンバスが普及してきて、今日ではワンマンバスという用語さえ使われなくなりました。


 モノレールでは無人運行が実現して久しいですが、路線バスの無人運行も東京オリンピックの頃までには一部の地域で実現しているかもしれません。

2018年1月11日木曜日

成人式狂騒曲

 成人式の晴れ着のレンタル会社が夜逃げして成人式に’出席できなかった’新成人のために特別に成人式をやり直すと横浜市が言い出しました。でも彼女らは出席できなかったのではなくて’しなかった’だけです。


 これではレンタル料数10万円が支払えなければ成人式に出席できないという論理にもなります。こんなお金を払えなかったり、払いたくない人たちの存在が完全に無視されている均一社会が、北朝鮮とは質的に違うとはいっても不気味です。

医者も廃業か

 今日のがん検診においてはここ数年間のうちに革命的な変化が起こるはずです。


 昔の医学ではミリ単位が当たり前でしたが、今日では百万分の一はおろか一兆分の一の単位までの測定技術が実用化されています。


 スモッグといえば大気汚染物質を総称したものですが、今日ではPM2.5といって肺の深部まで侵入する1mの1/1,000,000の粒径の汚染物質しか対象にしません。


 昔は正体不明の遺伝子が無数にあって謎でしたが、分析技術と遺伝子研究の進歩で多くが細胞増殖や分化に関係していることが分かってきました。


 そこでガン細胞に特異的な物質や遺伝子を検知すれば極初期のガンでも発見可能となると、従来からの画像診断技術はガン検診では無用の長物となってしまいます。


 今後数年間のうちにこうした革命的な革新が起こり、ガン検診分野では医師さえ廃業の憂き目に会いかねません。


 

2018年1月9日火曜日

原発とフェラーリ

 日本では時速100kmしか出せないのに最高速が400kmも出るスーパーカーに乗って自己満足の世界に生きている人たちもいますが、彼らが例えばフェラーリを駆って一般道を突っ走っても他人に大きな迷惑を掛けるわけではありません。


 東電福島第一原発事故以来、世界中で原発の安全基準が厳格化されて100万kw級の原発建設費は1兆円と言われるほどに高騰してしまいました。技術の粋を集めた原発とはいえ発電効率は35%が限界で10年以上の建設期間が必要ですから、1年で完成して発電効率70%そして価格は1/10といわれるコジェネ天然ガス発電にはとてもかないません。


 先日は日立製作所がイギリスに原発輸出をするために政府が1.5兆円の債務保証をすることになりました。東芝が原発事業に突っ込み過ぎて解体されたところをみれば日立も明日は我が身ということになりかねませんから、政府の強い意向に沿うのだから保証しろという理屈でしょうから、もっともな話ではあります。


 原発はいわばコンビニに通うフェラーリのようなものですが、原発コストのすべての負担は消費者に付け回すことができる巧みな仕組みになっているところが違います。自分だけ良ければ後は知らないという原発マネーの虜になった地元民、政治家、官僚、技術者に無責任がはびこる理由がここにあります。

2018年1月8日月曜日

人口減少社会の経済学 アベノミクスの破たんの可能性

 高度経済成長期とは実質経済成長率が10%を超えた時期を言うようです。日本の経済がもっとも安定的に成長したのは1966~1970年のいざなぎ景気の時代で、ここでは5年間連続で実質成長率10%超を達成して物価上昇率も年平均で5%を超えていました。


 戦後の実質経済成長率の推移を大まかに区分してみますと、第1期(1956~1972)平均9.1%、第2期(1974~1990)平均4.2%、第3期(1991~2016)平均1.0%となるようです。また経済成長率と物価上昇率には相関性がありそうで、経済成長率と物価上昇率は2:1くらいになるという経験則が成り立つと私は考えます。


 戦後の人口動態を辿ってみると、1950年(15歳未満36%、65歳以上5%)、1970年(15未満24%、65以上7%)、1990年(15歳未満19%、65歳以上12%)と推移し、この間の40年間で子どもの比率は半分になり、高齢者は逆に2.4倍に増加しています。これを強引に数式化すると第1期成長率9.1%×1/2×1/2.4=1.9%になり、1990年以後の経済成長率の平均的最大値に奇妙にも符合します。


 つまり現在の日本のデフレ状態はむしろ人口動態の影響抜きには語れないという仮説もなりたちそうです。アベノミクスが目標とする物価上昇率2%を達成するためには、経済成長率と物価上昇率の私の経験則からは実質経済成長率は4%にならなければなりませんが、現在の人口動態の状況では不可能な数字でしょう。


 ちなみに昨年から超金融緩和政策から金融引き締めに転換したアメリカ(人口3.3億人)の人口構造は満15歳未満19.0%、満65歳以上15.6%で日本の1990年頃に似ております。但しアメリカでは人口も若年人口も着実に増加していますから、私なりの経験則を当てはめると経済成長率4%台を確保してもおかしくはありません。


 こうしてみると日本は劇薬的な異次元金融緩和政策に終止符を打つこともデフレからの脱却ももはや不可能であり、アベノミクスは何らかのきっかけで壊滅的な破たんをするまで継続するしかないという推論もできます。安倍総理が年頭所見でデフレ脱却の時期を言えなかったと報道されていますが、言えないのは当然でしょう。

2018年1月6日土曜日

もはや都心に住居は買えなくなった

 特に千代田区、港区、渋谷区などの新築マンションは軒並み坪単価600万円以上の時代となり、約20坪のファミリータイプは1億円超えが普通という時代になりました。


 都心部の再開発ビルには行政の指導で居住用住宅を一定数建築しなければなりませんが、単価は同じですからサラリーマンには高値の花です。


 それならば中古住宅を購入すればいいと考えますが、今では中古マンションでも坪単価300万円前後となりますから60㎡のファミリーマンションは6000万円です。


 住宅ローンには35年返済もあるようですが、常識的に20年ローンとしますと年収800万円のサラリーマンには3500万円の物件が限度でしょうが、それでは40㎡のものしか買えません。

2018年1月5日金曜日

オリンピック貴族

 スポーツ選手の芸能界への進出が活発です。テレビコマーシャルにも起用される選手も少なくなくて、中には超高級外車を乗り回す強者もいるようです。


 スポーツ選手はメダリスト級であれば知名度は抜群ですし、特別な哲学や主義主張に癖がなくてコマーシャルを打つ企業にとっては手っ取り早い人材であるのは間違いありません。


 東京五輪の女子体操個人総合金メダリスト ベラ チャフラフスカ選手は反政府運動に加わって半ば拘束状態にありながらも、次のメキシコ五輪に急遽出場を許されて逆境と練習不足をものともせずに再び金メダリストになりました。


 今日のスポーツ選手を彼女と比較するのは酷かも知れませんが、恵まれた練習環境でロボットのように徹底訓練されて機械人間化しているのが気になります。

2018年1月3日水曜日

猫もくつろぐお正月

 お正月とはいえ猫は腹を空かせますから餌やりに休みはありません。


 但し大学のキャンパスは全くの無人ですから、お正月は猫たちにとっては最もくつろげる時期でもあります。


 昨日も陽当りの良い場所でみんな日向ぼっこしておりましたが、私が現れてもピクリとも動かない猫がいました。


 死んだのかと思って近寄ってみたら驚いていました。猫でも人の多い日頃のキャンパスでは神経を使っているのが微笑ましいです。

中国の発展と政府の明治回帰

 現政権は明治時代への回帰を鮮明にしています。その理由は日本が中国に経済面ではすでに追い越されてしまい社会面でも追いつかれつつある現実に苦々しく思っている保守人が多いからでしょう。


 一党独裁の中国では政府の意向によって強硬に政策を実行できますが、民主主義の日本では国民の権利は尊重されなければなりません。しかし、国会で過半数さえ確保すれば中国のように共産党的独裁も可能であるところが民主主義の怖さでもあります。


 現政権が民主主義の絶対条件である三権分立の原則を軽視して国民の権利を無力化し、立憲制では憲法を改正して武力主義を鮮明にし、議会制では一党独裁を加速させているのは、中国への強い対抗心から民主主義の手順などには構ってはいられないという焦りからでしょうか。

 

 民主主義を活かすも殺すも為政者の良心と知性にかかっているということに国民が気付くころにはすでに手遅れということにならないように祈る2018年元旦です。

2018年1月1日月曜日

欧米人のセックス

 先日は西洋人だけの輪に交じって食事をしていたら、いつか結婚が話題になって、さらにセックスの話に広がっていきました。日本人にとってはセックスは秘め事で話題にすることさえ憚られますが、彼らには案外バリアーは低いようです。


 子どもが同席している場所でオープンに屈託なく夫婦生活を話題にできる日本人家庭は、私の長い人生で1家族しか知りません。一方で私がヨーロッパに住んでいた頃の経験ではそんな家庭は稀なことではありませんでした。


 ドイツでは気楽に真正のポルノ映画の鑑賞(?)に出掛ける若いカップルがいることを知って度肝を抜かれた記憶があります。日本ではエロ映画は男だけが隠れるようにして観に行くのが伝統であって、カップルでしかも堂々と行ける雰囲気はまったくありません。


 日本人は美男美女と結婚するのが理想のようですが、欧米はセックスにおける相性もかなり重要なように思われてなりません。ですから自分は三日三晩セックスに熱中して即結婚を決めたという話が出て、なるほどセックスレスが増加中の日本人にはないねちっこさだと納得した次第です。どうも日本人と欧米人の夫婦関係というのはまったく別物のようです。