小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2018年8月8日水曜日

日本人が四季に敏感な理由

 世界を見回してみると日本の四季が特別なわけでも特に美しいわけでもないのに、桜だ、紅葉だといって日本人は案外季節の移ろいに敏感です。


 例えば、ドイツではリンゴの花が咲き乱れる景色はとても感動的です。またアメリカの紅葉のスケールの大きさと美しさはとても日光のいろは坂の比ではありません。南フランスやスペインのミモザが満開の風景も感動的ですし、マロニエの花が咲き乱れるパリの街も捨てがたい風情があります。それでも彼らは淡々としています。


 最近、「説き語り 日本書史 」(石川九楊著)を読んで日本人の季節感に納得しました。「詩語と詩に特化した日本語を生きた先人たちが、その言語(語彙と文体)に導かれて美しい自然をつくり、守り、育て上げてきたからです。つまり四季の美も言葉=文化のなせるわざなのです。」


 なるほど、日本人が四季に敏感なのは、和歌を通して育まれた豊かな言語力があり、和歌への感受性に富んだ日本語のお蔭なのですね。長い間抱いていた疑問がやっと解けました。