小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2018年1月9日火曜日

原発とフェラーリ

 日本では時速100kmしか出せないのに最高速が400kmも出るスーパーカーに乗って自己満足の世界に生きている人たちもいますが、彼らが例えばフェラーリを駆って一般道を突っ走っても他人に大きな迷惑を掛けるわけではありません。


 東電福島第一原発事故以来、世界中で原発の安全基準が厳格化されて100万kw級の原発建設費は1兆円と言われるほどに高騰してしまいました。技術の粋を集めた原発とはいえ発電効率は35%が限界で10年以上の建設期間が必要ですから、1年で完成して発電効率70%そして価格は1/10といわれるコジェネ天然ガス発電にはとてもかないません。


 先日は日立製作所がイギリスに原発輸出をするために政府が1.5兆円の債務保証をすることになりました。東芝が原発事業に突っ込み過ぎて解体されたところをみれば日立も明日は我が身ということになりかねませんから、政府の強い意向に沿うのだから保証しろという理屈でしょうから、もっともな話ではあります。


 原発はいわばコンビニに通うフェラーリのようなものですが、原発コストのすべての負担は消費者に付け回すことができる巧みな仕組みになっているところが違います。自分だけ良ければ後は知らないという原発マネーの虜になった地元民、政治家、官僚、技術者に無責任がはびこる理由がここにあります。