小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2018年4月4日水曜日

ヨーロッパ建築家の東京印象

 都心は電車の中から建物の壁面まで広告だらけですし、さらに様々な意匠の建物が林立していて統一感がまったくありません。私たちにはそれが当たり前の日常風景になっていますから、特に意識しない限りはあまり違和感はありません。ところがヨーロッパの建築家には異様に映るようです。


 彼らの都心の評価はinterestingながらも住みたくはないというのが本音のようです。このinterestingという表現は、否定的感情が60%、中立的感情が30%、そして残りの10%が興味深いという意味合いで受け取るべきもので、相対的には決してほめ言葉ではありません。ヨーロッパの建築家にとって、日本はなぜinterestingなのか聞いてみますと、建築家としてどんな冒険も許されるという意味で、建築家本能を満たしてくれる最高の舞台に見えるからでしょう。


 パリのルーブル博物館の中庭にある中国人建築家イオ ミン ペイ氏設計のガラスのピラミッドエントランスは、そのコンペで選出されたときには世論が真っ二つに分かれて騒動になったことを思い出します。またエッフェル塔も建設時には反対の声も強かったようです。しかし、これらは特別なモニュメントであってパリ全体の落ち着いた統一感を大きく乱すには至っておりません。