小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2017年12月31日日曜日

スロットマシンの名手に仰天

 私の友人がスロットマシンに熱中していると、隣の客が同情したのか仲間のオバサンを呼んでくれたそうです。


 そのオバサンはマシンの数字の動きが読めるようで、またたく間に大量の球出しをして助けてくれたそうです。


 その日以来友人はスロットマシンを金輪際止めました。さて動体視力の天才イチローはスロットマシンに通用するのでしょうか。

大違い ドイツと日本の大掃除

 年末に窓の掃除をするといつも思うことがあります。それは日本の窓掃除の難しさです。


 日本の家屋では引違い窓が普通ですから、窓を窓枠からすっかり取り外さない限りはレール内などを完璧に綺麗にすることはできません。


 一方でドイツでは突き出し窓ばかりで、それらの多くがレバーチェンジひとつで縦開きにも横開きにもできますから、窓掃除は簡単かつ完璧にできます。


 ドイツ人の掃除好きには定評があり、私が住んでいた頃は毎朝窓拭きに精を出す主婦は珍しくありませんでした。

2017年12月29日金曜日

こんなに違う日米の老人ホーム生活

 アメリカ人の友人から、日本人が老人ホームの生活は地獄だと思っている理由を質問されました。


 彼の両親は定年を迎えて程なくしてから老人ホームに入居したそうですが、そこでの生活をエンジョイしてとても幸せに暮らしていたそうです。


 ある傾聴ボランティアの人に聞いた話ですが、元気一杯の男性が'こんなところに入れられてしまって'と言いながら自分の境遇を嘆いたそうです。


 初対面でも気楽に交歓できるアメリカ人のヤンキーな社交性が幸いしていて、相手の素性を気にする日本人の国民性がわざわいしているとすると、日本人の老後はお先真っ暗です。


 

2017年12月27日水曜日

日本の技能の低下が著しい

 今年開催された第44回技能五輪国際大会では全51競技中で中国が金メダル15個を獲得して世界1位に輝きました。2位はスイスで11個、3位が韓国で8個でした。日本は金メダル3個で9位でした。


 日本で開催された2007年には日本は金メダル16個を獲得して世界1位でした。その後は日本の技能競争力は地盤沈下が激しくて、今回はとうとうオリンピックでいう入賞もできませんでした。心配な話です。

2017年12月25日月曜日

落ちこぼれは政治家になる資格はない

 '落ちこぼれ'というと聞こえは悪いですが、要するに学校教育をクラスのトップクラス(上位10%)で完遂できなかった人たちを言います。


 この考え方は高学歴とは無関係ですから、最終学歴は特に大学ではなくても中卒でも高卒でも構いません。とにかく自分の置かれた環境で最大限の努力を尽くして結果を出したかどうかが、問われることになります。ですから東大卒でも90%は落ちこぼれです。


 では落ちこぼれは社会の落伍者であるかといえば決してそうではありません。私がここで言いたいのは公僕であるべき政治家にだけはならないで欲しいということです。

2017年12月24日日曜日

知られていないプルトニウムの恐怖

 福島第一原発が再度の大津波に襲われて、プルトニウムを含む放射性物質が原発敷地内を汚染した場合には、現在進行中の廃炉作業が完全に不可能になるどころか、敷地内に立ち入ることさえできなくなります。


 といっても誰も信じてくれないのが日本の現実です。使用済み核燃料中に高濃度に含まれるプルトニウムは吸い込むと肺内でアルファ線を放出して肺ガンを発生させる猛毒物質です。


 そんなプルトニウムが風向きの加減で関東地方に飛来して汚染すれば、もはや東京は人間が住むことができなくなります。そういう深刻な事実関係をほとんどの人が理解していないのが恐ろしいです。

2017年12月22日金曜日

ニュージーランドはパラダイスか?

 ニュージーランドでは10月26日に世界で最年少の女性首相が誕生しました。彼女の所属与党は中道左派ですが極右政党と連立政権を組みました。


 ニュージーランドの生活は世界の憧れの的ですが、ホームレス率がOECD諸国では最高ですし、幼児虐待の多さや農業汚染の問題は深刻です。


 若き女性宰相の登場でこうした隠れた矛盾がどう克服されるか注目です。

潮目が変わった北朝鮮騒動

 北朝鮮は9月15日を最後にしばらくはミサイル発射を中断していましたが、この沈黙を敢えて無視して挑発するかのように米韓は10月16日~20日にかけて大々的な合同軍事演習を敢行しました。 

 

 それから20日後の11月8日にはトランプ大統領が訪中して北京の故宮殿で壮大な晩さん会が催されました。中国の歴史と伝統を存分に誇示する歓待には安倍総理の次元の低い薄っぺらなゴルフ外交もかすんでしまいました。米中首脳会談の主要なテーマは間違いなく北朝鮮と米中の貿易不均衡の問題であったことは想像に難くありません。


 そしてまた20日後には北朝鮮が大陸間弾道弾(ICBM)の発射実験をしましたが、大気圏突入時に燃え尽きたという航空機添乗員の目撃情報もありました。この点はミサイルの完成度を知るためには非常に重要なはずですが詳細な議論がないまま、ICBMだということばかりが強調された報道でした。


 さらに20日後にはトランプ大統領はイスラエルの首都はエルサレムだと突然宣言し、戦争の火種は朝鮮半島から中東に移りました。先の米中首脳会談で北朝鮮問題の落としどころは、日本と韓国を人質として差し出して米国が先制攻撃しないことを担保して、一方で核保有は黙認しても大気圏内核実験とICBMの完成だけは放棄させることで決着がついた感じです。

2017年12月20日水曜日

千島海溝の巨大地震と福島第一原発

 北海道沖に横たわる千島海溝でマグニチュード9クラスの大地震が起きる可能性があるという報道が昨日ありました。そこではおよそ400年の周期で巨大地震が発生していることが地質調査で分かり、21世紀はその当たり時期のようです。


 その場合には東日本大地震と同規模の津波(最大20メートル)が北海道や東北の沿岸地域に押し寄せるはずです。そんなことになったら丸裸の福島第一原発が飲み込まれて破壊され、関東地方までの陸も海もプルトニウムなどで汚染されます。


 事故発生時には、早く次の津波対策として防潮堤を建設しようという至極まっとうな声がありましたが、安倍政権になってからは聞かなくなりました。このままアベノミクスと同じように放ったらかしにするつもりでしょうか。

2017年12月18日月曜日

チェコでも右翼勢力が台頭

 チェコの右翼勢力の指導者は時代こそ違え、生育環境にヒトラーといくつかの類似点がありそうに思われてなりません。


 シリアからの大量の難民問題で揺れるEUグループにおいて、ドイツ以西の諸国と北欧以外の国々では国民が様々な矛盾を抱えていて暗い被抑圧的な生活を送っています。


 彼らがひとつボタンを掛け違えると、一気に連鎖的に民主主義に抗して蜂起する種があることが心配でなりません。

2017年12月17日日曜日

不気味なオーストリア極右政府

 オーストリアは10月の総選挙で右派国民党が勝利しましたが過半数を得られず、結局は極右の自由党と連立政権を組むことになりました。オーストリアと言えば私はすぐにヒットラーを思い出します。


 ことごとく学業に失敗した劣等感と成功者への憎しみを克服できなかったヒトラーが生まれ育ったオーストリアの風土はまだくすぶったままなのかも知れません。


 ナチス擁護発言で知られる自由党が連立政権に加わると、すでに移民に対する厳しい姿勢を打ち出して戦前のいつか来た道を歩もうとしています。


 そのうちにヨーロッパにナチスが再び台頭して爆発しやしないかと心配です。

2017年12月16日土曜日

どこかおかしい日本サッカー

 昨日のなでしこ女子サッカーは北朝鮮に敗れ、本日の男子サッカーは韓国に負けて、アジア王者の地位を逃しました。というか、とても勝ち目がありませんでした。


 北朝鮮も韓国も4人でがっちり固めてゴール前を死守して、いざカウンター攻撃となると素早いロングパスで相手選手の戻りを出しぬいて強力なミドルシュートでゴールを揺るがす作戦でした。


 日本はロングパスもなければドリブルで突進して固いゴール前ディフェンス陣を引き付けてからパスを出す工夫もありませんでした。とにかくドリブルで突進できる選手が一人もいないのでは勝てません。

世界最大のスポーツ祭典

 日本ではオリンピックゲームと思う人がほとんどでしょうが、いやいや、それはアメリカで2月上旬の日曜日(2018年2月4日)に開催されるアメリカンフットボールの頂上決戦スーパーボールです。1月下旬から当日までアメリカはスーパーボール一色で、テレビ視聴率は50%を脅かすほどです。


 アメリカの成功者ならば一度でいいから会場にプライベートジェット機を繰って駆け付けることが夢だといっても過言ではありません。何せ、試合観戦のために全米から1500機のプライベートジェットが飛来するんですから!

三菱重工は大丈夫か?

 三菱重工が言わば社運をかけて開発中の中型ジェット旅客機MRJの納期が延ばし延ばしになっていますが、とうとう米国イースタン航空から40機のキャンセルが発生するそうです。


 社長声明では、このキャンセルは納期遅れが理由ではないという説明のようですが、実際には約束通りに納入していれば今回のキャンセルは出なかったはずです。


 シャープが潰れ、東芝が瀕死の状態になったのもトップの判断ミスが原因です。三菱重工は青息吐息の原発部門を抱え、さらに航空機部門がもたもたしているのに、今回の言い訳がましさが心配です。

数学の超難問を解いた天才数学者

 京大の望月新一(48)教授がどうしても解けなかった数学の難問の答えを発見したと報道されています。私には詳しいことはさっぱり分かりませんが、数学者は哲学的な天才です。


 数字などいじくり回していて何が面白いのか、小難しい数学など何の役に立つのかなどと思っている人たちが多いでしょうが、彼らは数の不思議にとりつかれた言わば変人たちなのです。


 数の面白さを知るために、草場公邦さんの名著「数の不思議」(講談社現代新書715)を読んでみてください。少し骨が折れるでしょうが、これできっと数学の面白さの一端に触れることが出来て、もっと数学を勉強しておきたかったと誰もが後悔するはずです。

2017年12月15日金曜日

Happiness

  The Gallup World Poll は世界140カ国の幸福度をアンケート調査しました。

 日本はアジアでは最下位グループの一員で、西ヨーロッパ諸国と比べたらドベどころか番外となります。


 そこでアフリカ諸国と比べると、上中下に分けてみると、ウガンダ、カメルーン、南アフリカなどと同水準の中グループに入ります。


 北アメリカ諸国とでは明らかに評価不能の番外で、南アメリカ諸国との比較ではやっとビリのベネズエラの上でブービーです。

猫のお墓でランチ

 今日は日中気温は10℃以下で寒かったですが、日差しがタップリとあってキャンパスの猫達のお墓の前でランチと洒落込みました。


 昨年のクリスマスシーズンに植えてやったシクラメンが猫達の養分をもらってか、綺麗な花をつけていました。

2017年12月12日火曜日

心配な貴ノ岩関

 日馬富士暴行事件はやんちゃ坊主が親分に説教されるも神妙にして聞かなかったためにお灸をすえられた。


 というくらいの話でおさまったはずなのに頑固おやじが口出ししてきて事件化してしまった、という感じがしてなりません。


 相撲を相撲道などと神聖視して仲良しごっこではいけないとか、八百長は許せないとか言い出したら、相撲はけが人だらけで恐らく成り立たないでしょう。


 生身の人間が年間に90日もガチンコ勝負をし、更には巡業で70日も忙しくファンサービスをしていたら、身体を休める時間がありません。


 千秋楽で勝ち越しという力士が多くても、相撲ファンも勝負の押しどころ、引きどころは阿吽の呼吸で分かっているはずです。

エスカレーターの怪

 私はエスカレーターに乗ったら上りも下りも歩くことにしています。半分は階段より楽するため、半分は時間を節約するためです。


 今朝8:55分に東京メトロ銀座線銀座駅のホームから出口に通ずるエスカレーターに乗ったら、右側の歩いて上る人たちばかりで驚きました。これが日中ですと左側に立って歩かない人たちがほとんどです。


 日中は勤務中ですから少しくらい急いでも自分の得にはなりません。ほとんどの人たちが歩かないというのは、そういう理由でもあるのでしょうか。

2017年12月10日日曜日

奥さんと別居して猫と同棲

 私の知人は自宅に2匹の猫を飼っていますが、2匹とも過去に余程怖い体験をしたのか、知人の奥さん以外には姿を見せません。


 ですから、もともと家庭内別居状態でしたが、ご主人が勤務先で密かに世話していた捨て猫を寒い冬が来て不憫に思い自宅に連れて来ました。


 ところが先客の家猫がよそ者を見て卒倒したため、ご主人は近くにアパートを借りて捨て猫と同棲することになったようです。

2017年12月9日土曜日

オウム真理教麻原彰晃死刑囚と森友学園元理事長夫妻

 森友学園の敷地払い下げについては一段と財務省関与の疑惑が深まっています。


 政府は、この疑惑を乗り切るために関係したお役人の口は塞げても、籠池夫妻は黙らせられないとみてか、既に半年も窓なし独房に勾留して接見も許さない廃人化作戦を実行中です。


 思えば、オウム真理教教祖だった麻原彰晃死刑囚も独房に1年間も留置されて奇行を繰り返したり異常発言をするようになり、裁判は正常には機能しませんでした。


 裁判が始まる頃には、籠池夫妻も半ば廃人同様の状態になっているかもしれません。国家転覆を企てた訳でもない人間におそろしいことをする国になりました。


 

2017年12月8日金曜日

報道管制 NHK受信料は与党の紐付き

 NHK受信料支払いについて最高裁で完全にNHKよりの判決が出ました。受信装置を自宅に設置した時点から支払い義務が発生するという、NHKの主張が全面的に認められました。


 NHKは公共放送とは言われますが、実際には政府の睨みが隅々まで届く日本独特の仕組みです。ちなみに現行放送法によればNHKは国会でその予算案が承認されなければびた一文も支出することは許されません。このことは池上さんでも言えないマスコミ界の禁句です。


 この予算案は先ずはNHK幹部と国会議員が事前折衝して充分に煮詰められてから総務省に送られ、総務大臣がその内容を検討して意見を付記して国会に提出される手順になっています。今日の国会は与党の植民地ですから、予算を人質のようにして圧力をかけられればNHKが萎縮するのは当然です。


 特にNHK職員の給与水準は国家公務員よりかなり優遇されていますから、ここを国会で突かれるのは一番痛いわけで無言の圧力になっています。こうした両者が持ちつ持たれつという利害関係が日本のジャーナリズムの砦を堕落させたようです。

トランプ大統領 とうとうやらかしてしまった...

 トランプ大統領は娘婿や大口献金者のための選挙公約通りにイスラエルの首都はエルサレムであることを米国は認めると発表しました。


 アメリカはシェールオイルやシェールガスの生産が大きく伸びて、エネルギー供給で中東の原油に依存する必要がなくなったことが大きく影響しているはずです。


 先ごろのアジア諸国歴訪では中国の25兆円もの爆買いにトランプ大統領は大満足でした。それで有事は中東に行ってしまったのでしょうか。


 


2017年12月5日火曜日

結婚相手選び 猫と人間

 猫の好みの相手はお尻のニオイで決まる、と言ったら猫好きの人にはさぞや幻滅でしょうが、でも本当です。


 猫だって道端で偶然出会った相手が美人さんで惚れ込んだからといって飛びかかって交尾に及ぶわけにはいきません。やっぱり相性があるからです。


 その相性を確認する手段がお尻のニオイだと考えられます。恋の季節の猫たちは出会い頭にけん制し合い、大声でギャオギャオの怒鳴り合いを始めます。


 そうしながらオスはメスのすきをみてお尻のニオイを嗅いで確認して、ここでメスがオスの気に入れば、今度はオスがメスにお尻のニオイを嗅がせます。


 そこでお互いの相性がピッタリ合致すると両者はそれぞれのフェロモンに刺激されてお互いに興奮状態となり交尾におよびます。


 人間の相性は本能的に決まるのではなくて脳ミソに任せっきりですから、スタイルや顔、はたまた家柄などが基準になってややこしいことになってしまいました。


 猫の鋭い嗅覚は相性を嗅ぎ分けて子孫を残すために不可欠なのです。消臭剤をやたらとシュッシュする現代人がセックスレスなのもこれで納得です。


 

2017年12月3日日曜日

ガンの医療費5000万円/人

 日本では毎年100万人がガンと診断されます。ガンによる死亡者は年間約38万人です。


 私たちがガンにかかると死亡するまでの治療費は平均すると約5000万円だと言われます。


 このままでは患者数は増えるばかりですから、非常に低い日本の定期検診受診率を上げて早期発見早期治療に努めるしかありません。

2017年12月2日土曜日

笑い話 勘違い?

「おもてなしの国、日本へようこそ!」

「国会中継ではえらくもめていますが、何が問題なのですか?」

「野党は裏があると追及しているのです。」

「なるほど。おもてなしのお国柄らしい話ですね。」

灯台下暗し

 私の友人のアメリカ人はアフリカの原住民の伝統木彫や古いペルシャ絨毯などを2000点ほど収集していて、その道ではよく知られた人物です。日本の骨董市を訪ねてはアイヌの民具を収拾しています。


 先日もただ同然で購入した古い刺子の布切れをパッチワークした壁掛けがアメリカで4100ドルで売れたと言って喜んでいました。日本の大昔の汚い野良着などには日本人は見向きもしませんが、それが民族骨董として欧米では人気があるようです。


 ニューヨークかパリで誰か日本の野良着の骨董屋をしませんか。

2017年11月28日火曜日

六本木ヒルズと猫婆さん

 知人の墓参りの帰りに六本木ヒルズ界隈を通ったら、猫に餌を与えているおばあちゃんに会いました。


 おばあちゃんの住む地域は六本木ヒルズのほぼ真下にあって、密集する木造家屋の老朽化と住民の高齢化が進んで地上げの餌食となったようです。今では朽ち果てた家々が100軒以上肩を並べていて、人気のある家は数えるほどです。

 

 おばあちゃんは猫が気がかりで留まっているそうですが、もはや地上げ屋との勝負はついています。猫に餌やるおばあちゃんが昔ながらの人情の最後の砦のように感じられてホッコリした気分になりました。

2017年11月27日月曜日

禁煙で肺ガン死亡率が1/3減少

 東京オリンピック開催に向けて大型外食チェーンでは完全禁煙化が進んでいて喜ばしいことです。


 喫煙がガンなどの健康被害の最悪要因であることは科学的に証明されており、例えば禁煙社会のアメリカでは肺ガン死亡率が過去20年間で1/3以上減少しました。


 日本ではたばこ産業の利権に群がる保守系国会議員の反対が根強くてまったく進まない禁煙ですが、極端に言えば彼らはお金に魂を売った人殺し集団です。


 

2017年11月26日日曜日

大相撲でケガ人が多い訳

 日馬富士暴行事件にもかかわらず大相撲人気は相変わらず高く、今場所も連日満員御礼が続きました。問題はケガ人が多くてまともに相撲が取れる力士はほとんどいません。その原因は肥満体による決まり手にあるような気がしてなりません。


 例えば本日千秋楽の決まり手をみてみると、幕内の18番勝負のうちで寄り切りや押し出しで終わったものが14、投げによるものが4でした。端から四つに組むつもりがありませんから、相手の体を起こすためには必然的に頭で当たる立ち会いになります。


 土俵上で投げ飛ばされるより、肥満体同士が押し合って土俵下に転落する力士が多いのですから、ケガ人が増えて当然です。

2017年11月25日土曜日

国立大学でも通用できる大学スポーツ

 東京工業大学のアメリカンフットボールの試合で、観客の一人が「俺たちの大学で通用するスポーツがあるなんて嬉しいなあ」と自慢げにつぶやいたのが印象的でした。


 アメフトでは国立大学の活躍が光っています。例えば関東学生アメリカンフットボール1部リーグでは横国大、東大が突出して強く、さらに一橋大、筑波大、学芸大が善戦しています。


 さて当の東工大は2部リーグでしっかりと優勝候補に加わろうとしています。アメリカンフットボールは身体能力の不足を技術と頭脳で克服できるからで、そこがラグビーとまったく違うところです。是非、アメリカンフットボールの試合を観てみてください。

2017年11月23日木曜日

相撲道なんて言わないで!

 相撲はスポーツだと言っても異論を唱える人はいないでしょう。しかし、相撲道だと言われたら違和感を覚える人はいるはずです。


 確かに明治神宮で横綱の土俵入りを見たりすると厳かな印象を受けますが、これは1922年に始まった横綱なりの奉納の仕方であって決して神事ではありません。


 近頃のように相撲道などと言って問われるのが横綱の品格ですが、横綱の本当の品格は退路は引退しかない無敵の強さにあるはずです。

2017年11月21日火曜日

子どもにカフェインは危険

 子どもたちがエナジー飲料を常飲すると、そこに含まれるカフェインが子どもたちの異常行動を起こすのではないかと懸念されています。


 私も、幼少時からコカ・コーラを毎日水代わりに飲んでいる教え子が落ち着きがなくて机にじっと座っていられなくて苦労した経験があります。


 また私の息子たちがお風呂の後に興奮して裸踊りをしたことがありましたが、よく考えてみると夕食のコショウのせいだと納得したものです。


 コショウと同様にカフェインも興奮覚醒作用が強いですから、脳の成長期にある子どもには与えないほうがよさそうです。


 

2017年11月20日月曜日

日馬富士暴行事件の怪

 今回の事件の経緯が少しずつですが明らかになってきました。


 殴打事件の2週間ほど前にある酒席で被害者の貴ノ岩関が他の客の迷惑を考えずに大声で言いたい放題だったことが事の発端だったようです。


 事件当日の酒席で横綱白鵬関がそのことをたしなめたところ、説教どこ吹く風でスマホ操作をする貴ノ岩関を見た横綱日馬富士関が激高して暴力に及んだようです。


 ビール瓶でも殴られたのなら医師が診れば分かるはずですが、そこがいつまでもウヤムヤになっている相撲界、いや日本の現実は加計学園問題を含めて不思議な社会です。


2017年11月19日日曜日

日馬富士暴行事件

 横綱日馬富士関がビール瓶で別の部屋の力士を殴打したという報道を受けて、現場にいた横綱白鵬関がこれを否定して混乱が広がっています。


 医師の診断書で全治2週間といえばまず命に関わるほどのものではないはずで、そうした意味合いからすると頭蓋底骨折、髄液漏出の疑いという記載は合理性を欠きます。


 被害力士の親方が直々の弟子ではないのに手を出されたことに怒り心頭というのが事のもつれの理由でしょうか。


 ※どうもビール瓶ではなくてリモコンだったようです。では何故休場したのか謎です。

ある老人と憲法第9条堅持

 国会議員会館前の交差点に第9条改悪反対とマジック書きした紙を掲げて一日中立っている老人を見かけることがあります。


 先日は「おじさんはいつも一人で偉いね。僕は改憲反対でも何にもしていない」と声をかけたら、「みんなそうだから仕方ないよ」と慰めてくれました。


 おじさん、万が一にも国民投票になったら私は貴方と一緒に反対票を入れます。

2017年11月18日土曜日

ロレックスブームはバブルか?

 腕時計はドレスウオッチとスポーツウオッチに分かれますが、現在熱烈な投資対象になっているのがスポーツウオッチの代表であるロレックスです。


 ヨーロッパではジュエリー的価値のある一流メーカーがひしめき合っていますが、ロレックス時計が人気なのは抜群の防水性、気密性、耐久性を誇り、極めて実用性が高いからです。


 また古くはノーベル賞作家のヘミングウェイ、革命家チェ・ゲバラ、ジェームズ・ボンドなどが愛用したこともイメージアップに繋がっています。


 今日のオークションでは20億のロレックス腕時計もあり、人気沸騰に連れて市場価格もうなぎのぼりです。

北朝鮮 ミサイル⇒拉致問題

 衆院選挙が終わってトランプ大統領の訪日までの間には北朝鮮のミサイル発射の映像がテレビ画面に復活しましたが、大統領が帰国すると日本の拉致被害者報道が各テレビ局で一斉に始まりました。


 日本では政府筋によるマスコミ統制が実際に可能なのかよく分かりませんが、この判で押したようなメディアの動きは何か異様な感じがしてなりません。それにしても北朝鮮のミサイルや核武装の問題はどこに行っちゃったのでしょうか。

2017年11月16日木曜日

ガリガリに痩せた子猫が

 友人がガリガリに痩せた子猫を発見し、自転車のカゴに乗せて家に連れ帰ろうとして途中で逃げられてしまったそうです。


 衰弱しているのに走っている自転車から飛び降りて心臓発作を起したのではないかと心配しています。


 捨て猫が衰弱して苦しんでいても見て見ぬふりをするくらいなら、保健所に殺処分してもらってください。猫は路上でのたれ死にしてゴミ扱いされなくて済みます。


 余計な話ですが、戦争をすれば布団の上で死ねない若者が何万人何十万人と出ることを想像できない感性を人類はどう克服するのでしょうか。

2017年11月14日火曜日

団地はもはや住居でなくて文化遺産

 先週末に駅から徒歩15分のある団地の5階の格安売却物件を見学に行きました。


 最高の見晴らしと自然環境でとても気に入りましたが、よる歳の波には勝てず階段で息が切れました。また内装も住めない状態ではありませんでしたが、流石に移り住む勇気は出ませんでした。


 道路の向かい側は保育園と小学校と中学校と大きな自然公園もあって子育てにも理想的な環境ですが、現代の若者は予算がなくても団地は嫌いでピカピカの台所が絶対条件だそうです。


 活気に満ち溢れていた昭和40年代の産物の団地はもはや見栄えを気にする平成の若い世代にはウサギ小屋にしか見えないようです。

2017年11月10日金曜日

死刑制度の賛否

 ギロチンで知られるフランスでは1981年に死刑が廃止されました。国家が人の生きる権利を奪うことは許されないという考えのミッテラン政権は世論の大勢に反して廃止を断行しました。


 フランスでは死刑廃止後に凶悪事件が増えたという事実は統計上は確認されていません。そして廃止後20年が経過して世論調査でやっと死刑反対が賛成を上回るまでになりました。


 死刑廃止は世界の重要な潮流になっていますが、自民党政権のもとでは廃止に向けた議論さえ封印されているのは今日の日本の時代性を表しているのかもしれません。

トランプ大統領の一本勝ち?

 トランプ大統領は中国を訪問して経済面では空前の成果をあげました。これでNY株式市場が史上最高値を更新している理由がはっきりしました。


 中国は自国の歴史や文化を最大限にアピールする歓待でトランプ大統領の心をつかみ、更には28兆円もの爆買いで完全に米国大統領の口封じに成功しました。


 それで今週のTIMEではChina wonというのが表紙の大見出しですが、私にはトランプ大統領の高笑いの声しか聞こえてきません。

2017年11月8日水曜日

猫が岩盤浴!!

 お隣さんのお庭の陽当り抜群の場所に大きな花崗岩の庭石があって、午前10時頃になるとノラ猫の親分がやってきて、そこで岩盤浴するようになりました。


 お陰でノラ猫仲間の中では一番弱虫のちび猫は親分の岩盤浴中は我が家に寄り付けず、早朝か夕方にしかエサを食べに来られません。


 ノラ猫の世界でも子分になると大変のようですが、ミサイルをぶっ放されたり、核兵器で脅されたりしないだけマシかもしれません。

2017年11月7日火曜日

岡倉天心をご存知ですか

 彼は明治の終わりに侘の茶を外国人に説明するのに、「茶の湯とは、不完全なものを愛好する宗教だ」と天下の名言を残しています。


 安倍総理もトランプ大統領と茶室に篭り、人間の不完全さ、人間の欲望の卑しさについて語り合ったらよかったのではないでしょうか。

トランプ大統領 日本は膨大な兵器を買え

 やっぱりトランプ大統領から予想通りの要求がなされました。「日本は膨大な兵器を追加で買え」と言われて1兆円規模の追加購入になるかもしれません。総理、しっかりしてよ!

2017年11月6日月曜日

笑い話 

「総理は大切なことはいつもゴルフをしながら話すのですか?」

「本音を語り合うにはゴルフのリラックスした雰囲気が大切ですから。」

「では大統領とプレーしながら、やはり重要なテーマを話し合われたのですね。」

「もちろんです。単なる遊びじゃありません。」

「じゃー、やっぱり○○学園のことも話していたんだ...」

日本の体外受精の怪

 厚労省の報告では特定治療支援事業のひとつである体外受精の支給実績は、平成16年17,657件、平成23年112,642件となって猛烈なスピードで増加の一途をたどっています。


 ここに気になる統計調査があります。国際生殖補助医療監視委員会による世界60か国の調査(2013)では、日本は体外受精実施件数では世界一ながら、体外受精出産率では世界最下位なのです。


 日本の体外受精技術は劣っていないとすれば、精子や卵子に何らかの根本的問題が潜んでいる可能性もあります。それがIH電磁調理器と関連しているのかどうか、日本人が絶滅する前に調査が必要でしょう。

2017年11月5日日曜日

トランプ大統領来日 アメリカの軍需産業が湧きたっている、らしい

 日本ではまったく報道されていませんが、トランプ大統領の日本への猛烈な売り込みを期待してかアメリカの軍需産業は珍しく活気に満ち溢れているそうです。


 北朝鮮が水爆実験をほのめかしているのに、ホワイトハウスをガラ空きにしてゴルフではまったく緊迫感がありません。カエルとヘビのような安倍首相とトランプ大統領の関係では来年度の日本の防衛予算がどこまで増えるのか見ものです。


 総理が留学中に何をしていたかについて米国政府にとことん情報収集されてしまっている総理にはもはや服従しかないのでしょうか。

2017年11月4日土曜日

やっぱり国立大学は違う

 今日はある国立大学の都心キャンパスで学生アメフトの試合がありました。敷地の樹木は大木ばかりで歴史を感じさせるうえに、建物間は広々としていて開放感があり、キャンパスは地域住民の出入り自由の憩いの場になっていました。


 私がいた大学は戦後新設の大学で開放的な雰囲気がありませんから、週末になると地域住民はもちろんのこと学生さんも寄り付きません。姿があるのは私の世話する猫だけとなります。


 今日行った国立大学では安保法制に対する抗議文が多くの賛同者の署名とともに掲示板に貼られていました。私の大学ではそういった類の掲示物はすべてご法度で、スポーツで優勝したとか、全国大会に出場するとか寂しいものばかりです。


 大学は学問の府ですから、自由と寛容がなくては自立した人は育たないことを今日は再認識しました。

安倍・トランプ首脳会談

 物理学には乱雑さの指標としてエントロピーという考え方があります。これは時間の経過とともに事物が不可逆的にバラバラになっていくことを説明する法則です。


 つまりは自然界は一方的に多様化が進むようになっているようで、例えばこれを認めない固定的な考え方は自然の摂理にそぐわないことを意味します。


 日本人は南方、北方、西方出身のいろいろな民族が土着民と交流して混血種となった事実も、エントロピーの考え方から演繹するとわかりやすいでしょう。


 そういう意味では安倍政権やトランプ政権の国家観は自然の摂理に反しています。その二人が今回の首脳会談でどんなアダ花を咲かせてくれるのでしょうか。

猫も冬支度

 猫には夏と冬の季節しかないようです。昨日はキャンパスの猫たちはこれまでの餌場の近くから西陽がよく当たる場所に移って私を待っていました。


 最初はまた大学に追われて居場所を変えたのかと思いましたが、そこは日没まで西陽もよく当たって温かいからだと分かりました。


 そろそろ夜間気温が10℃を下回る日も出てきますから、猫たちの冬支度が始まったのです。私たちも風邪やインフルエンザに気をつけましょう。


 

2017年11月3日金曜日

黒ニンニクの作り方

 知り合いの話では普通のニンニクを炊飯器に保温状態で2週間保存すると立派な黒ニンニクができるそうです。


 但し凄いニオイのようですから、家の中ではやれないそうです。私もまだ作ったことはありませんので、詳しくはネットで検索して下さい。

2017年11月1日水曜日

IH調理器と不妊の関係

 IH調理器は日本で開発された文明の利器です。しかし、そこから発生する電磁波は非常に強力で人体に影響がないはずはありません。


 しかし、今のところ発がん性はないというのが通説です。ただ心配なのは近年急増している不妊問題との関連性の有無です。問題はそんな研究をしたら袋叩きにあうのは間違いありませんから手を付ける人が出てきません。


 どちらにしても近頃の体外受精ビジネスは利益が大きいですから、美容整形と同じように医師にとっては非常に魅力のある分野です。そうなると患者欲しさの過剰診療も増えてくることでしょう。


 このままIH調理器が野放し状態に普及して、体外受精の赤ちゃんばかりのセックスレス時代になったら、冗談では済まされません。


 

2017年10月28日土曜日

再び北朝鮮のミサイル発射映像が流れるようになった

 総選挙期間中は北朝鮮のミサイル発射映像は完全にテレビ画面では封印されていました。ところが選挙が終わってみるとどのテレビ局もミサイル映像再開です。これだけ判を押したように北朝鮮報道がコントロールされているのに誰も奇妙には思わないのでしょうか。

national geographic 2017年10月号 猫と犬の決定的な違い

 この雑誌の2017年10月号に猫と犬の性格の違いの調査結果が報告されています。


 わざと解決不能の課題を与えられた場合に、犬は人間に視線を向けて助けを求めますが、猫は諦めないでとことん自分で解決しようとするそうです。


 みなさんはどちらですか。私は猫タイプです。

羨ましい ドイツ週刊誌デアシュピーゲルのフランス大統領インタビュー

 ドイツ週刊誌デアシュピーゲル10/14日号に、フランス大統領マクロン氏とのインタビューが掲載されています。内容はドイツ哲学者ヘーゲル、キリスト教、ナポレオン、ドイツの古典書物、メルケルドイツ首相との関係、仏独の歴史などについて恐らくは2万語に及ぶものです。こういう知的な会話ができる人が国家のトップにあるというのが羨ましいです。

平和と健康の関係

 平和と健康はまったく無関係のようには思われますが、両方とも大半の人たちには失われてみないとその大切さが分からないところに共通点があります。


 看護師、保健師、管理栄養士が従事する保健指導では、熱心に指導しても実際に理解して生活スタイルを見直してくれるのはほんの一握りの人たちだそうです。予防段階の保健指導では症状が消えるとか痛みがなくなるとかいう具体的な効果が実感できませんから説得力がないのです。


 平和も同じことで、私たちには戦争を肌で感じられるものがありませんから、平和を守っていく日頃の努力の大切さがわかりません。そうした無関心の結末としての悲劇が足元にある沖縄や広島長崎の人たちの危機感を私たちが共有できるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。

2017年10月27日金曜日

国際政治学者にコケにされた日本

 昨日のNHKニュースウオッチ9でアメリカのある有名な国際政治学者をインタビューしていました。


 彼は、安倍総理がドイツのメルケル首相やフランスのマクロン大統領のように自国の国益を守るためには時として断固とした姿勢を示すべきなのに、ご機嫌取りに終始していると言いたげな口調でした。確かに総理は国民の前では日本を守ると大見得を切りますが、それは絶対に日本を戦争に巻き込ませはしないという決意ではなくて、アメリカファーストのトランプ大統領の後ろに付いていくから大丈夫という意味でしかありません。


 総理が主義主張のないイエスマンでアメリカ大統領にポチ扱いされていると言いたげな感じがして、それが真実とはいえ非常に口惜しいというか寂しかったです。

山尾志桜里氏当選

 人気低迷の民進党立て直しの劇薬になるはずであった山尾志桜里氏の幹事長就任案が不倫騒動であっけなく白紙撤回となり、彼女は党からも追い出されてしまいました。


 総選挙を目論んでいた安倍政権にとってはまさにドンピシャのグッドタイミングの暴露報道で何やらうさん臭さを感じますが、とにかく総理はまんまと天敵の撃墜に成功した形になりました。


 保守派の地元民の反感は根深くて、不倫女などと書かれた投票用紙も多数あったようです。しかし、議論で勝てない政敵追放がマスコミによるスキャンダル報道任せでは卑怯なナチス時代と変わりません。


 とにかく山尾氏の勝利は愛知7区の選挙民は総理が思っていたほどにはバカではなかったということでしょう。あり得ないことでしょうが森友学園疑惑で総理夫人と山尾氏の国会対決が見たいものです。

2017年10月23日月曜日

雨過天青を知っていますか

 中国の皇帝が理想的な青磁色を雨過天青という言葉で表現したそうですが、今日の秋空は久しぶりにまさに雨過天晴の清々しい青色に晴れあがっています。雨天続きですでに1週間もあまり食べていなかったキャンパスの猫たちは満腹感でその表情が光っています。

2017年10月22日日曜日

自公の完全勝利の意味 日本国民は第二次朝鮮戦争も容認

 安倍総理は9月の国連訪問時にトランプ大統領と会談して北朝鮮への武力攻撃の可能性を容認するかどうかについて言質を取られたはずです。そこで総理はまだ一分は迷っていた総選挙に打って出ることに腹を決めたのでしょう。もし、そこでトランプ大統領に武力攻撃についてイエス・ノーを迫られていなければ総選挙はなかったかもしれません。


 対北朝鮮武力攻撃も選択肢の一つとする総理が選挙運動中に繰り返して‘日本を守る’と言い続けたのは、恐らくは安倍総理なりの詭弁に満ちた日本国民への警告だったのです。先回と同様に国会の委員会を独占できる自公の完全勝利で、日本国民は自国にもっとも被害の大きい第二次朝鮮戦争にさえもイエスと言って容認したとトランプ大統領は解釈するはずです。


 アメリカのアーミテージ元国務副長官は集団的自衛権行使を可能にした安保法制の実現で憲法改正は必要なくなったと本音を漏らしたようです。アメリカは日本の自衛隊を世界の戦争地域に引っ張り出せるようになったと考えているようですが、総理の野望はさらに念には念を入れて自衛隊を軍隊として第9条に明文化し、専守防衛のタガを外してしまうことでしょう。


 北朝鮮と戦争状態にある韓国に今や北朝鮮への武力攻撃を容認する日本が加わり、これからのアメリカ主導による軍拡競争への新局面を迎えてトランプ大統領の訪日となります。メディアが大義なき解散と煙幕を張ったために、今回の総選挙の本当の意味を私たちは理解し得なかったのでしょうか。

北朝鮮の北米局長はスゴイ!

 北朝鮮の北米局長の英語による演説をテレビで見ましたが、あの人の言語能力には凄みを感じた日本人は少なくなかったでしょう。


 彼女がどこでどんな教育を受けたのか分かりませんが、日本の外交官は彼女に対抗できるのか不安を感じました。

2017年10月21日土曜日

幼児教育の無償化 誰がバカなのか

 自民党や公明党は幼児教育の無償化を選挙演説で宣伝しています。


 教育の無償化は初等教育ばかりか中等教育でも先進国ではもはや当たり前のことです。これは約30年前の子どもの権利条約(国連採択)で基本的な権利として宣言されたにもかかわらず、今日まで民主党時代の子ども手当を除いて日本政府は無視してきました。


 つまり日本で教育の無償化が遅れてきているのは、政府が選挙に勝つために長年にわたって公共工事に予算を大判ふるまいして怠けてきた結果以外の何物でもありません。ですから自公の主張は宿題を長い間放ったらかしにしておいたのに、突然やるから褒めてくれと生徒(政府)が先生(国民)にすがるようなものです。


 こういう論理のすり替えを本末転倒というのでしょうが、そんなことはお構いなしに堂々と選挙公約にしても支持者はソッポを向かないのが不思議でなりません。

2017年10月19日木曜日

選挙前に考えよう!日本経済は病気じゃないのか?

 日本経済は好況感なき小康状態にあります。総選挙公示後の株式市場は年金資金と日銀の買い支えで日経平均株価2万円超を維持していて表向きには総理が言うように良好です。でも日本経済には危険な症状がいくつかあります。

 先ずは政府の意向のもとで年金資金が株式市場に大量に資金を投入し、また日銀も上場投資信託を購入して積極的に株式市場に介入していますから、日経平均は18000円を下回る気配はありません。企業業績や配当性向などお構いなしのいわゆる公的資金の株式市場への強制注入は自作自演の危うさがあります。

 次に世の中に出回っているお金の量です。日銀は毎年80兆円もの札束を印刷発行していますから、とうとう総額ではドル札(380兆円)よりも円札(450兆円)の方が多くなってしまいました。日本のGDPはアメリカの21兆ドルの1/4の5.8兆ドルなのに、出回るお札の量は日本の方が多いのですから異常です。

 また日本政府の金の保有量は先進国最下位のイギリスの手前です。アメリカは2541t/億人、ドイツは4164t/億人、イタリア4085t/億人 、フランス3804t/億人で日本は602t/億人でトルコの611t/億人と同じです。スイスは何と12,518t/億人です。中国は年産450tで世界一の産出国です。日本の経済の息切れがこんなところからも聞こえてきそうです。

 日本は対外債権と対外債務の差が360兆円の黒字で世界一の金持ち国だといいますが、これは本当は金持ち度とはまったく無関係です。この中には円安誘導のために購入したドルを米国債で運用する約140兆円も含まれていて、これは特別会計でドル買い用の国債を発行して得たお金が原資ですから本当の資産とはいえません。

 その上に残りの230兆円は日本を逃げ出した民間資本がほとんどでしょうから、そうなると日本に戻して政府の借金の返済に充当することはできませんし、このお金は日本にはきっと永久に戻ってこないでしょう。こうしてみると日本の富はどこにあるのか分かりませんが、普通に考えられるのは国有財産+税収です。

 しかし、日本の国有財産で現金を生んでいる財産はほとんどありません。例えば高速道路も国有財産ですが、その上がりは道路公団が食いつぶしてしまっています。また霞が関を福島県に移転して跡地を売却しても利益は30兆円も出ないでしょう。結局は国債の担保になるのは国民が稼いだお金から取った税金50兆円しかないというのが現実です。

 どうか選挙前によく考えて投票してください。

2017年10月17日火曜日

抱かれて天国に行った野良猫

 キャンパスの野良猫が通路脇に倒れていて苦しそうだったので抱き上げて動物病院に連れて行ってくれた人がいました。


 夜間で動物病院は閉まっていましたが、その猫はその人に抱かれたまま息を引き取ったそうです。


 人の温もりに包まれて仲間のいる天国に逝った幸せ猫の切ない最期でした。

2017年10月16日月曜日

無党派層というのは止めよう

 一週間先に迫った総選挙にまだ態度を決めていない人たちが半数近くあるそうで無党派層と呼ばれていますが、こうした人たちは実際には政治や社会に無関心で投票所に行かないのではないでしょうか。


 先回の総選挙投票率は52%という先進国としては恥ずべき水準に低迷しています。これは若年層に政治や社会に無関心な人たちが増えてきている結果のように思われてなりません。彼らを実際に迷いに迷って態度を決めかねている人たちと一緒にするのは乱暴すぎます。


 ドイツの先月末の国政選挙投票率は76%でした。もちろん難民受け入れという難しく且つ日常生活に直結する身近な問題が選挙の争点になったためとはいえ、ドイツの投票率はいつも70%超えです。北欧では90%に達することも稀ではありません。


 メディアが無党派層を好んで使う理由は分かりませんが、この言葉は政治にまったく無関心な外人観光客化した人たちをひとまとめにして呼ぶ体の良いものですが、むしろ無関心層と呼んだ方がいいのではないでしょうか。

2017年10月14日土曜日

品川の運河に住み着いたネコ

 今日は用事もあって品川駅に行きますので、夕方には運河の橋桁に住み着いた長老ネコにも会いに行きます。


 飼い主がくれば飛び出してくるようですが、他人では姿を見せません。さて私にはどんな反応を示すか今から楽しみです。

本当か?北朝鮮ミサイルは総選挙期間中は飛ばない!?

 総選挙の噂が流れ始めた9月中旬を境にすっかり北朝鮮のミサイル発射も報道も鳴りを潜めています。私がきっと総選挙が終わるまでミサイルの発射はないと言ったら、誰ひとりとして同意しませんでした。むしろ、解散を強行した総理を困らせるには絶好のチャンスだというのが彼らの主張でした。

 

 それでは日本政府は大いに困りますから、ミサイルは少なくとも選挙情勢が固まるまでは飛ばないどころか、このまま平穏に投票日の10月22日を迎えるでしょう。しかし、11月に入れば来年度予算編成で各省庁の予算分捕り合戦が始まりますので、その頃になるとまたミサイルが派手に飛び始めるかもしれません。

 

 自民党がアメリカに迫られて防衛費を5兆円から10兆円に増やすにはミサイル騒動だけではインパクトがありません。そう考えてみるとトランプ大統領の初来日が11月というのも何やら意味深です。いっそのこと2人で北朝鮮に行って世界的役者3人揃って平和会議をしたらどうでしょう。

中小病院の苦しい現実

 私の友人に小さな病院をやっている医師がいます。経営ではなくて‘やっている’というのはとてもビジネスとしては成り立つはずもないのに踏ん張って続けているからです。彼にしてみると医師としてのプライドと患者さんの笑顔が支えになっているのでしょう。


 そのプライドさえ捨てられれば開業医としてもっと楽に稼ぐことも可能でしょう。開業医ならば、基本的には9~6時の拘束だけで夜間や週末は自由に過ごしてリフレッシュできますし、難しい患者さんは病院に紹介すれば済みます。しかし、中小病院の医師となるとそんな気楽なことはいっていられません。


 病院勤務の医師や医療スタッフは常に重責を背負いながら激務と戦い、常時100時間超の残業をこなしているのが現実です。その上に勤務医の収入はアルバイトなくしては開業医の半分にも満たないのですから恐ろしいことです。


 医療を国営にできないとしても、もはや医療制度を抜本的に改革して高齢社会に備える必要があります。先ずはその目玉として個人開業医に地域病院での定期的勤務を義務化して病院と開業医の連携を強化することが必要でしょう。

2017年10月13日金曜日

ドイツのビール祭り オクトーバーフェスト

 ドイツのミュンヘン市内では今頃はオクトーバーフェストといわれる祭りで大騒ぎでしょう。特にビールを飲んでのどんちゃん騒ぎは観光名物にもなっています。


 しかし、電気冷蔵庫が普及し始めたのはヨーロッパでも20世紀初頭からですから、19世紀初頭に始まった頃は生温いビールが振る舞われたのでしょうか。

2017年10月11日水曜日

加計学園疑惑と不倫騒動

 総理は加計学園疑惑に関してこれまで自分が関与したとは誰ひとり証言していないと街頭演説で語っていましたが、総理の主張にはどうも論理の混乱というか粗雑さが感じられてなりません。


 加計学園疑惑では理事長を公から隠し通し、核心を突く情報は徹底秘匿されたのですから事実追及の術がありません。不倫疑惑ではいくら回りが追いかけ回っても絶対に当事者しか知り得ない肉体関係を他人の立場から‘あった’と断言することはできません。加計学園疑惑を徹底的な隠ぺいによって秘め事にされてしまっては関与があったと証言できるはずがありません。

 

 しかし、世の中には蓋然性という言葉があって、これは一般人の経験と良識に基づいて事の有無などを論理的に判断をする根拠になります。この蓋然性に従えば男女がホテルで一夜を明かせばクロとなるように、状況からして加計学園疑惑もクロとなるのが常識ではないでしょうか。

サザエさん、モデルは同級生の家族だった?!

 サザエさんの家庭は世田谷区に在住ですが、実際には千代田区御茶ノ水に古くから住んでいた家族もモデルになっているようです。


 なかでも私の大学時代の同級生のお父さんがサザエさんのお父さん役のようでハゲてツルツルだったそうです。血筋は争えず同級生も今や完璧なハゲ頭です。


 長谷川町子さんはその家族のお世話になっていてサザエさんの家族の温かいイメージを育てたように思われます。

2017年10月8日日曜日

焼き物の本で絶対にお勧め

 私は定年後に焼き物に凝ってしまい、時間があれば国会図書館に出かけて資料を漁っています。国会図書館は無料で一日中いても叱られません。お弁当を持参すれば食べる場所も用意されていますし、売店でカップラーメンを買って済ますこともできます。


 職員のみなさんの対応も高級ホテルよりもずっと親切で心がこもっています。また館内では私語はまったくありませんし、邪魔なバックグラウンドミュージックもありません。そんな訳で年寄りには大人気のスポットです。


 こんな素晴らしい国会図書館に通い詰めた結果、日本と中国と朝鮮の陶磁に関する書物についてはほとんどを読破したうえに、主だった雑誌の論文にもすべて目を通しました。学問的には専門家が少ないせいか、私の専門の医学分野に比べたら文献の量は1/100くらいかもしれませんから、楽な仕事でした。


 ただし焼き物の良さは実物を手に取ってみなければ分かりませんし、門外漢には名品を手に取れるようなチャンスは絶対にありません。またできれば自分で窯をもって焼いてみないと焼き物の奥の深さは理解できないでしょう。そこが素人がぶち当たる厚い壁です。


 それにしても一冊だけ焼き物の名著を紹介するなら、小山冨士夫著の「壺」です。是非とも一読あれ!

2017年10月7日土曜日

サザビーズ香港2017 青磁が最高額更新!

 2017年10月3日に開催されたサザビーズ香港2017オークションで北宋代の青磁盆が何と42億円で落札されました。中国陶磁類の最近の値上がりぶりには仰天しますが、日本の陶磁はさっぱり人気が出ずで寂しいことです。ひょっとして猫の水飲み用青磁茶碗があったら調べてみませんか。

2017年10月5日木曜日

面白くなってきた10月総選挙

 安倍総理の奇襲解散で自民党が圧勝かと思われましたが、小池台風が発生して先の読めないうえに新たに立憲民主党も立ち上げられて面白くなってきました。


 今回の選挙構図は、自民・公明・希望・維新グループが希求する、憲法改正で自衛隊を軍隊にすること、海外での戦闘行為容認の安保法制、そして原発維持に対して、これらにことごとく反対する立憲民主・社民・共産グループの対決でしょう。


 保守的で思考停止型の自民・希望連合の主張は分かりやすくて過半数ラインを確保するでしょうが、希望・共産連合も知識層票を集めて最低でも80議席ラインを確保しそうです。

2017年10月3日火曜日

不倫は絶対に否定しよう

 不倫報道で非難される政治家や有名人が後を立ちませんが、不倫という極めて私的な行動をマスコミが暴露するのは法的に問題はないのでしょうか。


 特に当事者に子どもがいた場合には、学校で間違いなくいじめられているはずです。家族を苦しめたくなければ不倫に走るなというのが批判者側の論理でしょう。


 しかし不倫報道には社会防衛的要素が希薄すぎますし、森友学園や加計学園問題でははなはだ歯切れが悪いマスコミも、不倫取材では24時間尾行という異常な徹底ぶりです。


 社会防衛上不可避な場合には必要最小限の範囲で個人の権利が侵されても仕方がないでしょうが、不倫がそれに該当するのか極めて疑問です。国会の論戦で勝ち目がないと不倫暴露で陥れるというのは議会制民主主義の堕落です。

2017年10月2日月曜日

眠け予防の特効薬?

 私は8時頃まで眠れば快調ですから早起き派ではありません。


 昼の眠気予防策としていろいろと試したところ、ビタミンB類を常用するとあまりウトウトせずに1日を過ごせることに気がつきました。


 日本人は炭水化物によるカロリー摂取量が非常に多いですから、その燃焼のためには大量のビタミンB類が必須なのです。


 そんな訳で西洋式栄養学によるビタミンB類の所要量は不充分と考えてビタミン剤によるB類の補給を思いつきました。


 B類服用でオシッコが黄色くなりますが、油溶性のビタミンA、Dと違ってB類は水溶性で無害です。推奨容量の半分で充分ですから、3ヶ月はお試しあれ!

10年後には戦争は一変する?

 ミサイル攻撃を無力化できそうなのが実戦配備近いレーザー光線砲です。これはガンダムや宇宙戦争映画などで知られるド派手なあれですが、実際には発射された光線は見えません。


 秒速7kmの弾道ミサイルは秒速3kmの迎撃ミサイルでは撃ち損じれば一巻の終わりです。ところがレーザー光線は秒速30万kmですから、カメラシャッターのように超高速連射で何度でも打ち直しができます。

 問題はレーザーは光ですから雨天や雲が厚かったりすると威力がありませんが、雲の上の航空機からならば発射直後のミサイルを低速のうちに迎撃できます。


 もしレーザー光線砲が悪天候下でも使用できるようになれば戦争事情は一変します。日本の専守防衛の要にもなりますから、核武装などという物騒なことを考えずに開発を急いでください。

2017年9月28日木曜日

小池台風の眼が見えた!

 10月総選挙は大荒れの様相を呈していますが、ここで見逃せないポイントは、ウルトラ右翼系の中山恭子参院議員の参加とやはり保守系右派の前原誠司衆院議員率いる民進党の解体作戦です。


 希望の党代表の小池氏は憲法観と安全保障の考え方で受け入れ可否を決めるそうですから、中山議員の超国粋的な考え方を小池氏は容認したことになります。


 結局は共産党を毛嫌いする松下政経塾出身で憲法改正を希求する前原氏が安倍総理宿願の憲法改正に与しながらも、自民に合流せずに小池氏の人気に乗ってメンツを立てたということでしょうか。


 これで国会による憲法改正発議がにわかに現実味を帯びてきたわけで、安倍首相が結局は高笑いするという皮肉なゲームの始まりです。

スポーツ選手と政治

 日本のスポーツ界では選手が社会的問題に関しては沈黙を守るというか無関心であることが鉄則です。


 一方でアメリカのプロフットボールの世界ではトランプ大統領の差別的発言に反発して、試合開始前のセレモニーで整列しない選手が続出しています。


 もちろん抗議選手には観客から激しいヤジが浴びせられますが、ある有名選手は、アメリカには抗議行動も厳しい批判も許される自由があると語っています。

2017年9月26日火曜日

不倫という時代性

 東大の女子学生はどんなに優秀でも少しも出しゃばらず、表に出ない淑やかな存在だった印象があります。ところが今日の東大にはミスコンなどというのがあるそうで、これも男女同権社会の進展の中で男子学生がだらしなくなり、成績の上位を女子学生にごっそりと持っていかれた時代性なのでしょう。


 戦前の旧制高校時代には男子学生がバンカラ姿で街を闊歩して青春を身勝手に謳歌していたことを思い出せば、現代の女性がその時代性の中で女性らしい方法で彼女らの内に抑圧されていた肉食性を、その地位向上によって開放させつつあるとも解釈できます。


 そうしてみるとフリン・フリンと騒ぎ立てて当事者の家庭まで根こそぎ破壊してしまいかねない暴力性は、ひょっとすると男性優位社会に生きてきた男の嫉妬心の裏返しの反応とも受け取ることができそうに思われてなりません。

2017年9月25日月曜日

香港のオークションが熱い!

 10月3日のサザビーズ香港オークションに北宋時代の汝窯の青磁盤が出品されます。細かい鮮やかな氷裂文のある美しいものです。

 

 汝窯の青磁は世界に80点ほどしか確認されていない貴重な遺品で、これまでは特に貫入のないものが上物とされていましたが、最近の窯址発掘の成果からか氷裂文のあるものの評価が上がってきています。

 

 日本では川端康成氏旧所蔵の青磁盤が上野の国立博物館に展示されていますが、今回の出品作の方が上物に思われます。さて落札価格が20億円を軽くオーバーするか注目です。

総選挙 産業界は自民党一色

 民進党政権時には資金が回らなくなって倒産の恐怖を味わった産業界はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症していて野党政権にはこりごりですから、今回の選挙も自民党勝利で決まりでしょう。そういう意味では政権を奪還した安倍政権は試合巧者です。


 日本の古い産業構造を変えなければいけないことは誰もが分かっているようですが、先ずは自分の会社の存続と自らの生活を優先すると気前よくお金をばら撒いて産業界を支えてくれる自民党支持しかないようです。この産業界の生活保護政策をうまく産業構造の変革に結び付けられる知恵者は野党にいないのでしょうか。

2017年9月22日金曜日

大変だ!キャンパスでまた猫が生まれたらしい

 キャンパスに住み着いた初代猫軍団は今春で絶滅しましたが、転入猫が後を絶たずキャンパスが空っぽになる気配はありません。それどころか転入猫間で夫婦生活(?)が始まり、どうも新しい家族が出来ちゃったようです。


 キャンパスでナンバーワンの情報通のお掃除おばさんの極秘情報によれば子ネコを2匹目撃したというのです。3ヶ月程前にある先生から妊娠している転入猫がいると言われたのですが、私はそんな淫らなネコはいないと言い張っていましたが、どうも私は間違っていました。


 お母さん猫は三毛ちゃんですから子猫は雄のはずはなく間違いなく雌猫です。これで母子三匹避妊手術すると15万円は吹っ飛びます。みなさん、猫を捨てないでください!

2017年9月21日木曜日

コロラドとマリファナ

 私の友人のアメリカ人の故郷コロラド州は米国内での住みたい人気度ではトップ級の州です。アメリカ人にとってはハワイよりも身近な憧れの土地で、昔の鉱山の跡地で今や大金持ちの隠れ家アスペンや観光地ヴェールは特に有名です。


 その理由は汚染とはまったく無縁の空気と澄みきった空のもとで雄大な山々を頂く極上の自然と年間晴天日数300日超(日本一は香川県で250日)と平均湿度38%という恵まれた気候にあるようです。もちろん冬には雪も降りますが、道路は完全に整備されていますし、直射日光が強いうえに乾燥していますので直ぐに消えてしまって根雪になることはまずありません。


 私はある富豪の所有する山小屋に泊めてもらったことがあります。車で市街地を離れてから果てしなく続く森林を3時間ほど進んだまさにコロラドの奥秘境に巨大なログハウスがその隠れ家で、禁酒時代には酒好きが大勢集まって夜を過ごしたという場所でした。その星空の美しさを見た時の感動は今でも忘れません。

 

 最近では全米で最初のマリファナ解禁州(法的には禁止ながら罰しない)としても人気を博しています。その様子を彼に聞くと犯罪や交通事故が増えた様子はないそうで、酒よりは害が少なくていいじゃないかというのが彼の意見でした。

2017年9月20日水曜日

10月総選挙で国会はすでに空っぽ

 昨日国会議事堂界隈を通りましたがいつになく裏手にある議員会館は静かでした。事情を知る人に聞いてみたところ、衆院議員はすでに選挙事務所探しの戦闘モードに入っていて頭の中は選挙のことでいっぱいで国政のことなど眼中にないそうです。

 
 急に解散となって病気療養中だといって姿を見せなかった豊田真由子議員は慌てて公の前に出てきて、今日は委員会に元気に出席したそうです。連日のように大騒ぎだった北朝鮮問題もいったいなんだったのでしょうか。

安倍内閣のカンニング

 日銀は国債や不動産や株を自分の手元にある資金で大量に買い込んで好況を演出(実現ではない)しています。これは自分で問題を解かずに手っ取り早く友だちの解答を失敬するカンニングと同じです。


 大恐慌に繋がりかねない金融危機を防ぐには最後の手段として許されるとしても、これは短期間で手仕舞するのが鉄則です。実際にアメリカは景気浮揚が確認されると金融引き締めに動きだし、EUも先ごろ引き締め宣言しました。ところが日本は目標としたインフレ率2%が達成できず、当初の2年間限りの目標が4年になり、6年になり、今ではいつになるか分からないと日銀総裁がほのめかす事態になっています。


 日銀の超低金利政策は飢えたタコが自分の脚を食べてカラ元気を出しているようなもので、解決は破綻しかないという戦前と同じ道を辿る可能性もあります。もちろん戦前と前後では日本の産業構造はまったく違いますから、急激に国債が暴落して大きく円安に動くということは考えにくいのですが、日本経済の脆弱性は危険水域に入っているように思われてなりません。

2017年9月18日月曜日

芸能界に引きづられる社会

 NHK試してガッテンでスマホの親指高速タッチで腱鞘炎を起こす症例が増えていると言っておりました。


 この腱鞘炎はスマートフォン・サム(親指)と言われるそうで、ゲストはサムの意味を聞かれても誰も答えらませんでした。


 彼らが常識のないことを悪びれずに敢えて笑いの種にしているのは、無知な芸能人ほど受ける社会がそこにあるからではないでしょうか。

2017年9月16日土曜日

どうして株が上がるのか?

 自民党が衆議院を解散して総選挙に突っ込むと報道され始めました。数日前から東証では大口の注文が連続して入るようになって奇妙な上げ相場になっております。


 総選挙が行われる2ヶ月程前に株式市場は活況を呈することがありますが、それは与党の選挙資金稼ぎの事情もあるのでしょうか。これで与党+維新の党が大勝したら日本はどうなるのか心配です。

ストリップ劇場

 横浜の繁華街の一角に今では完全に場違いになったストリップ劇場があります。大通りを挟んだ向かい側にはストリップ劇場に負けないいかにも場末という感じのうらぶれたピンク映画館がありますので、その界隈はかつてはその筋の地域であったことが察せられます。


 当のストリップ劇場の真向かいに立つ小さな6階建ビルのオーナーはカメラが趣味で、有名ストリッパーが登場する朝には行列ができるため、近くにある保育園に通う園児たちがその行列の前を通り過ぎる光景を狙っているそうです。

2017年9月14日木曜日

119番レスキュー隊に助けられた幸せ猫

 都心のゲリラ豪雨の影響である運河の水位が急上昇し、その橋桁の下に住むノラ猫が動けなくなり、119番レスキュー隊が出動しました。


 ところが悲しいかなノラ猫は所有物ではないので助けられないと言われ、通報した世話人が自宅に連れ帰ると約束してやっと救助してもらえたそうです。


 この猫は長生きで橋桁の下に住み着いてすでに14年になるそうですが、やっと家猫になれて、ハッピー、ハッピー。

2017年9月13日水曜日

危うし、アベノミクス

 アメリカに続いてヨーロッパでも金融引き締めへの動きが鮮明になってきました。日本では当初の予定の2年間どころか、すでに4年半が経過しても出口らしきものさえ見えません。


 欧米で具体的な引き締め政策が取られるとなると、日本は完全に置いてきぼりとなり、日銀が買い込んだ国債価格が急落すると、続いて株式市場も大きく下落し、日銀と年金資金は大きな含み損を抱える事態になりかねず、そうなるとアベノミクスは崩壊です。


 そのような時期は早くて来年でしょうが、それでは自民党は予定される総選挙には勝てません。もし、今年中に総選挙が断行されたら赤信号点灯であることを肝に命じましょう。

誰かいませんか?

 日本人を元気にしてくれるリーダー的存在を探しても誰も思い浮かびません。もちろん、日本人の象徴としては天皇陛下をあげることはできますが、庶民が酒の肴にするには敷居が高すぎます。


 ざっくばらんに日常的に話題にできる人物なら、1970年代までは政界はもちろん芸能界や文壇にも時代を象徴する傑物がいました。彼らは決してメディアが意図して生み出した偶像ではなくて、自らの個性とバイタリティーで世間を圧倒する迫力と潔さを感じさせました。


 翻って、今日では政治家も芸能人も親の七光りをバックに成りあがった人たちで占められ、文壇は直木賞・芥川賞騒ぎのおつまみに過ぎず、どちらを向いても自力でのし上がってきた人間力の香りがしません。平成の時代が沈滞と混とんの時期にある理由はここにあるのかもしれません。

2017年9月12日火曜日

清宮くん、武士の情けを知ろう

 高校野球世界大会の3位決定戦で日本が8-1で大量リードの9回に、清宮選手が盗塁したため相手チームから罵声を浴びせられました。


 北米では大量リードしたら盗塁しないという武士の情けの習慣があることを、選手は誰も知らなかったそうです。


 野球の試合をゲームというのは、本来はみんなで楽しむためだという意味もあって、勝負だけが目的の決闘ではないことくらい勉強しておいて下さい。

2017年9月11日月曜日

9.99⇒9.98?

  桐生選手が念願の9秒台の日本人新記録を出しました。風速は追い風1.8m/秒と制限の2.0m/秒までにはギリギリでよい味方をしてくれました。

 

 9秒台に最も近いと思われたサニブラウン選手はアジア人にアフリカ製ターボチャージャーを装着した感じですが、桐生選手が9秒台を出したのは新たな可能性を開いてくれました。

 

 ただし、電光掲示板表示の9.99から9.98への異例の修正は、アジア人で初めて9.99秒を叩き出した中国人蘇選手を意識してのことではないことを祈ります。

すっかり秋味

 スーパーの店頭にはすでに新リンゴが並べられ始め、ここに栗もでてくれば秋本番です。今朝の蝉の鳴き声は今にも消え入りそうに弱弱しくて可哀想なくらいです。早朝の低温が身にこたえるのでしょうか。その代わりに猫がやっと地面に寝転んで気持ちよさそうにしています。

2017年9月9日土曜日

不倫報道の怖さ

 森友学園や加計学園のような政治家や高級官僚の利権に絡む疑惑は結局はうやむやなのに、不倫となると直ぐに政治的責任を取らされる政界は不思議な場所です。


 戦前のある大物政治家の夫人は、婚外子騒動で主人は外泊したことはなかったと弁明したそうです。誠に間の抜けた話ですが、政治家が不倫の責任を取らねばならないのなら、戦前までの日本の政治はなかったでしょう。


 事の真偽や善悪の前に、若い男女がホテルで密会して一夜を過ごしても、男女の関係はなかったと言って逃げまわらねばならない社会は戦前の愛国社会を連想させます。

2017年9月7日木曜日

とうとう振り込め詐欺に!

 私の隣人にスマホの機種変更をした翌日にメールが入り、あれこれやり取りしているうちに脅されて要求された29万円を振り込んだところ、後で詐欺だと判明しました。


 年寄りがスマホを変更するとしばらくは操作に戸惑う虚を突かれた形の手口ですが、問題は機種変更の情報がどこから詐欺集団に漏れたかということです。


 一流の大手携帯会社でもこのようなことが起きるのですから、個人情報保護などというのははなから絶対に信用してはなりません。

2017年9月3日日曜日

観光立国には広い心が不可欠

 外国人観光客にはゲームのマリオカート風のゴーカートで先導車を先頭に隊列を組んで東京の名所巡りをするのが人気です。


 このツアーは名所巡りというよりはむしろ目立って開放感を味わうためのものですから、目的地では人目につくようにわざと奇声を発したりしますから、これが住民には迷惑行為になっているようです。


 ただ観光の醍醐味は旅の恥はかき捨てといわれるように自由と解放感にあるのも事実ですから、観光のメッカであるヨーロッパの人々がそれを受け入れているところには社会の懐の深さを感じます。

2017年9月1日金曜日

逃げるな、NHK。猫とマダニ

 NHK番組で猫に危険なマダニがいると警告していました。むしろ犬の話が出なかったのが不思議でなりませんが、ペットショップ業界への配慮もあったかと猫派としては勘ぐってしまいます。


 猫が特に問題視されるようになったのは、弱った野良猫に噛まれてマダニのもつウイルスに感染して死亡した例が報告されてからです。また野良犬は狂犬病予防のためにいなくなりましたが、野良猫はあまり減らないために、地域猫などへの住民の反発も影響しているのでしょうか。


 猫は飼い主の都合だけで捨てられやすい動物で、無責任な飼い主がいる限り捨て猫も減りません。猫のダニが特に問題なら、野良猫を保護する場所を公衆衛生施策として作る必要がありますが、そこまではNHKは踏み込まずに逃げました。

そしてハリル監督は辞める

 日本代表チームは生まれ変わったように全員が見事に90分間走りに走ってリズムよく攻めてオーストラリアを完封しました。ここに本田選手が入っていたら、今回のようなダイナミックな試合運びはできなかったでしょう。


 ハリル監督が涙を見せたのは、これまで選手起用で協会などから無理な注文をされて、彼が思い描いているサッカーができなかったことへの無念さを今回のチーム編成で晴らすことができたからでしょう。特に本田選手はサッカー協会や企業が作り上げたイメージ戦略の要ですから、世界戦で外すことは許されなかったのだと私は思っています。


 しかし、ハリル監督は今回の対オーストラリア戦では徹底的に走れてドリブルのできる選手を起用して勝利しました。そこに本田選手が入り込む余地はまったくありませんでした。ハリル監督はこれで胸を張って辞任するでしょう。敢えて今後の日本チームに期待するとすればシュートの精度を上げることです。

2017年8月30日水曜日

お父さん、お母さんに助言。子どもを数学で落ちこぼれにしない

 数学と聞くと恐怖感とは言わないまでも、漠然とした不安感を持つ人が多いはずで、これが数学嫌いをつくる原因ではないかと私は思っています。


 実際のところ、なぜ数は有理数と無理数に分かれるのか、素数や三角関数の知識はなぜ必要なのか、ひいては虚数がどのように役立っているのかなどについて、数学の歴史をたどりながら考えてみると、子どもには数学が身近なものになって変な恐怖感は持たなくなります。ですから小学生の時代から公文式のように苦痛の多い単純計算で痛めつけるのは根拠のない苦手意識を植え付けるだけです。数学の面白さを知って数学に親近感を持つには高い計算能力など必要ないからです。


 えっ、ではこれらをどうやって教えるんだ?ですか。小学生でも文字を使って教えます。そうすることで計算上数字がどのように扱われるかも同時に分かってきて自然に計算手順も身に付いてきます。実際に小学校ではブービーだった生徒が中学2年から学年で上位10番をキープして有力大学に入った例があります。

アメリカ人と中国人

 日本人よりも個人主義的で自己主張が強いところはアメリカ人も中国人も似通っています。


 イギリスから独立を勝ち取ったアメリカでは奴隷制度のもとで農業大国になりますが、19世紀になって金鉱や油田などが次々に発見されると工業国への発展が加速します。


 一方で中国は明代までは世界の文明国でした。シルクロードの貿易を支配したアラブ人は宋代の青磁を見て仰天し、眼が二つあるのは中国人だけだ。俺たちは一つ眼で、ヨーロッパ人は盲目だと言ったくらいです。


 中国では皇帝が絶対支配する王政から共産主義に移行して民主主義の経験がなく、国家を信頼するという風土がありません。一方でアメリカには奴隷制度に歪められた歴史があり、差別に鈍感な人たちもいます。


 ではアメリカ人と中国人の違いはと言えば、それぞれの個人的経験や限られた知識から判断すればいろいろと見方はありますが、個人間の差異ほどには確固たる違いはなく、日本人を含めてみな人間は同じです。

2017年8月29日火曜日

日本は人質か

 とうとう北朝鮮がミサイルをまたぶっぱなしましたが、流石にグアムを目掛けては発射しませんでした。先回のミサイルは奥尻島の沖合いまででしたが、今回は北海道の襟裳岬を悠々と飛び越えて遥か太平洋上に落下しました。


 これは北朝鮮から最も遠い北海道の泊原発を標的にしているという人も何人かいますが、確かにこれで日本の原発はすべて射程圏内にあることになります。米国と北朝鮮との妥協点は北朝鮮のICBM放棄だとも噂されますが、それって自国を守るために日本を人質に差し出すということでしょうか。

2017年8月26日土曜日

最後の猫が天国に召されました

 大学から餌やるな指令が出て犠牲になりかけたキャンパスの16匹の猫ちゃんの世話を買って出てから、もう8年目になります。


 そんな私の初代相棒で生き残っていた猫が一昨日天国に召されました。人目につかないように埋葬しましたが、当分は狸などに掘り返されないよう注意しなければなりません。


 今日は8月最後の週末で流石にキャンパスは空っぽで、そんな人気のない夕方に埋めてあげられた4匹の猫の墓を巡るのは感慨深いものがあります。


 人間と猫を一緒にするのは失礼極まりない話ですが、過去の戦争で未だに旧戦場に放置されたままの遺骨を思うとやりきれないものがあります。


 大して役に立たないミサイルに1000億円も出してアメリカのご機嫌を取るよりは、先ずは遺骨の里帰りが先ではありませんか。

2017年8月25日金曜日

北ミサイル騒動でハワイに移住

 北朝鮮とアメリカの間で緊張が高まるなかで、太平洋戦争の恐怖が読みがえったか、日本からハワイに逃げ出した年寄りがいます。


 先の戦争では財閥系などの子息の中には海外留学をして日本を脱出していた例も多々ありますが、一般庶民には想像も出来ない徴兵忌避手段でした。


 ハワイに到着して終の住処にする住居を探すと、不動産屋にはイチローなど有名人が所有する高級物件の界隈を紹介されたそうです。


 ロケットは飛ばずで帰国した本人はハワイで大金持ちに見られたと苦笑いでしたが、彼だって都心に住んでドラマに離れ家を貸すくらいの資産家です。


 いったん戦争になると苦労するのはやはり一般庶民という不合理は戦後70年が経過しても変わっていません。

2017年8月24日木曜日

観光立国日本は大丈夫か

 政府が訪日ビザ申請手続きを廃止したり簡略化したために、外国人観光客数は年間2000万人を超えるまでになりました。


 彼らの多くは好奇心を満足させたり、解放感を満喫するために訪日しているわけで、日本に特別な愛着を持っているわけではありません。


 そんなことから渋谷・新宿などの繁華街は別として、一般市民と観光客の動線が重なる京都などでは弊害も大きくて住民のストレスは大きいようです。


 一方で年間5千万人が訪れるパリは、観光業が重要産業ですし、観光客と住民との動線も違い、しかもハイシーズンの6~8月はパリ人はバカンスでいませんから、トラブルは少ないようです。


 

学歴もお金も役立たない

 私の大学の同級生に71歳にもなったのに毎年2回フルマラソンに参加している人がいます。彼が42.195kmを6時間かけてでも完走するのは立派だと思っておりました。


 ところうが、彼はあるマラソン大会で40kmを過ぎたあたりで80歳超えのお婆ちゃんに追い抜かれてショックだったそうです。人生には学歴や金力も役立たないこともあってホッとします。

2017年8月23日水曜日

共産党が嫌われる本当の理由?

 民進党の代表選挙ではリベラル派の枝野氏と保守派の前原氏の対決になりました。前原氏は一定の成果を出している共産党との選挙協力関係を解消するとしています。アメリカ政府は日本政府が共産党と協力関係を持つことは断固として認めないでしょうから、前原氏にとっては自民党と協力する場合には大きな障害になります。しかし、本当の要因はお金でしょう。


 自民党と公明党は政党助成金として年間で合計200億円、民進党は80億円を受け取っています。その上に自民党は企業や団体からも献金が23億円あります。共産党は個人献金以外は政党助成金はもとより企業・団体献金も認めていませんから、献金まみれの保守陣営にとっては主義主張より厄介なもので嫌われるのは当然でしょう。共産党との連携は政党の清浄度のリトマス紙です。

2017年8月22日火曜日

大学はもはや昼間部重視ではない

 私の尊敬する友人に大学の夜間部教育に献身的に携わっている先生がいます。彼の経験談によれば最近の夜間部の学生の人間力は非常に優れていて、特に学習意欲の面では一般的な大学の学生を上回っているようです。


 社会との繋がりの希薄な現代の若者にとっては、労働を通して実社会を体験しながら勉学をするのは社会人としての自覚を促すはずです。企業もこうした現状を踏まえて夜間部学生に対する従来の見方を改めて、新卒者採用ではむしろ夜間部学生重視にシフトしているようです。

「過労死」の誤った見方

 電通の女性新入社員の過労自殺でやっと日本の過酷な残業の実態改善に行政も重い腰を上げ出しました。


 しかし月間100時間を超える残業でも平気でこなしてきた人たちも少なくなくて、過労死問題を真剣に受け止めようとしない雰囲気もないわけではありません。


 かつて英国の元宰相チャーチルが労働者は明るいうちに帰宅して、家族と過ごす時間を持たねばならないと主張してから、すでに100年以上が過ぎました。


 人間の体力や精神力は個人的には様々な水準にあって、その人数分布は平均値を挟んで両端に広がる富士山型をしています。


 つまり残業がなくても様々な要因によって毎日がいっぱいいっぱいの人もいるということを、私たちは充分に認識しておく必要があります。

2017年8月21日月曜日

子どものように...

 ロンドン世界陸上2017の男子100mで優勝したジャスティン・ガトリン選手は、決勝レースを振り返って子どもの頃のようにタイムや順位を意識しないで夢中で走っていたと語ったそうです。心理学的にはこれをトンネル現象といいます。


 美の巨匠ピカソは、やっと子どものように絵が描けるようになったと晩年に述べたそうですが、それは見る人が感心するような上手な絵を描こうなどという邪念を完全に克服したときの心境なのでしょう。


 私たちは大人になると生活の負担に負けて子どもの頃のような純粋無垢な時間とは縁遠くなりがちですが、一芸に秀でた人はいわば人知を超えた努力と苦悩の先に無欲の境地を見出すことができるのでしょう。

2017年8月19日土曜日

貧乏は平和のための最大の武器

 最近の貧乏という言葉は敢えて金満生活に背を向けていることであまり悲惨さが感じられません。一方で貧困は生活に困窮して個人の尊厳も危うい状態を意味することが多いようです。


 1980年代の日本は飽食の時代と言われ、生きるための差し迫った目標が漠然としてくると、人々は物質的な欲望に振り回されるようになってきました。私たちがもう少し貧乏を愛せるようになったら、世の中はもっと平和になるはずです。

政府は北ミサイル対策に本気ではない

 北朝鮮ミサイルの脅威は、特にトランプ政権になってから大々的に報道されるようになりました。近頃では自衛隊装備のPAC3の映像がテレビで度々流されるまでなりました。


 そんな国民の危機感を煽るなか、破壊されれば日本の致命傷になりかねない原発は稼働したままという大きな矛盾を追及したのが、今朝の東京新聞です。原子力規制委員会は原発のミサイル攻撃は想定外で、原発設置者にミサイル対策は求めていないと国会答弁(2015/7)しています。


 弾道ミサイルは発射されて加速中のブースト段階で撃墜するのがもっとも容易で確実なはずですが、そうした迎撃手段としてはイージス艦配備型SM3や地上配備型PAC3は役に立ちません。つまり現在の日本の防空システムは原発に限らず穴だらけで本気度はゼロです。


 そんな中で政府は1基1千億円もする地上配備型SM3を買い増すとアメリカに約束しました。近頃の北朝鮮脅威は日本の防衛費5兆円をNATO基準のGDP比2%相当の10兆円に増額するための方便でしょうか。ドイツでさえGDP 比1.2%なんですから。

2017年8月16日水曜日

長寿 日本と香港

 安倍内閣は構造改革の断行を約束しましたが、先進国の常識である大学の禁煙さえ実現できておりません。

 

 香港が男女ともに平均寿命で世界一になったのは、徹底的な喫煙対策の実施によるところが大きいそうです。


 安倍政権下では喫煙率はまったく改善されていないところを見ると、他の分野でも構造改革は進んでいないようで、それが日本の地盤沈下を促しています。

2017年8月14日月曜日

不可解な北朝鮮問題

 北朝鮮がグアムに向けてミサイルを発射すると言い出して早くも1週間が経過しましたが何も起こりません。


 トランプ大統領がこれに過激に反応すると、8月10日のニューヨーク株式市場では1日で平均株価が200ドルも下落しました。売りを仕掛けた事情通は大儲けしたでしょう。


 特にトランプ大統領の側近には投資顧問会社の出身者が何人もいますから、トランプ大統領の言動は彼らへのリップサービスもあるのかと勘ぐってしまいます。

2017年8月13日日曜日

サニブラウン選手を壊したのは誰だ

 サニブラウン選手のロンドン世界陸上2017は200m決勝で脚に痛みが出てビリで終わりました。彼は左足太ももを痛めてリオ五輪を諦めた過去がありますから、その古傷の再発かもしれません。


 スポーツに貪欲な商業主義がはびこり、選手たちも大金を得るために無理をしがちです。サニブラウン選手が金儲けの種に使われてケガをしたのであれば忌々しきことです。どちらにしても9秒台の実現は遠のきそうです。

2017年8月12日土曜日

世界でも最高の牛肉

 フランスのシャロントマリティーム県は大西洋に面する温暖な気候に恵まれた食材の宝庫です。周辺にはボルドーワインやコニャック、海水塩、エスカルゴ、魚介類、チーズやバターの名産地で、この県の名前を知らない料理人は一流にはなれません。


 もしヨーロッパで天国のような土地があるとしたら、何と言っても県の首都ラロシェル(La Rochelle)でしょう。当地はハワイのような亜熱帯気候の重苦しさはまったくなくて、特に食べ物の美味しさは天地の差があります。


 日本人が死ぬ前に一度でも食べておきたいのが、当地の海の塩分を含んだ牧草を食んで青空のもとで育った牛の肉でしょう。ビールを飲まされてブヨブヨに太った牛の霜降り肉など目ではありません。

お盆の猫怪談

 3日前にキジトラの猫が突然現れて塀のところで寝そべっていたので餌を与えたら、食べて満足したのかどこかに帰っていきました。次にはトラ猫が現れるのではないかと家では笑って話していましたら、今朝になってトラ猫が現れて再び塀のところで寝そべって、私からもらった餌を食べて姿を消しました。


 亡き家猫だったキジトラ猫とトラ猫の二匹がお盆の挨拶に戻ってきたのでしょうか。これで黒猫が現れたら腰を抜かしそうですが、帰ってくる余裕があるということはあちらの世界で二匹とも幸せに暮らしているのでしょう。

北朝鮮ミサイル 池上彰さんが言わなかったこと

 先日、池上彰さんが北朝鮮のミサイルに対する迎撃システムについて解説していましたが、もっとも知りたい多弾頭ICBMの脅威についてはまったく触れませんでした。


 今日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)は複数の弾頭を搭載しているのが常識で、北朝鮮が発射実験するミサイルも多弾頭だという指摘もあります。アメリカが特に神経質になっている北朝鮮の核の小型化はこの多弾頭を実現するためには必須条件です。こうなると迎撃ミサイルはあまり役に立ちません。

 

 トランプ大統領が意地を張って撃ち落とすとしたら、北朝鮮のICBMが単弾頭の開発段階にある今しかありません。

2017年8月11日金曜日

トランプ大統領 炎と怒りの意味は?

 北朝鮮がもしグアムに向けてミサイルを発射すればトランプ大統領はきっと迎撃するでしょう。米軍基地が標的になるのを見逃すことはできないという理由も付けられます。

 

 問題は撃墜に失敗すればアメリカの面目丸つぶれです。そんな可能性を見越してか北朝鮮はわざわざ一気に4発のミサイルを発射すると意気込んでいます。1発であれば迎撃失敗の可能性は低いのですが、同時に4発も飛んできては迎撃は神業です。それでもやるというのなら理屈ではなくてトランプ大統領の意地でしかありません。


 ここで1発でも撃ち落とし損ねれば超高価な迎撃システムが半ば無用の長物であることがわかりますが、それで傷つけられるトランプ大統領の自尊心のはけ口はどこに向かうのでしょうか。

2017年8月10日木曜日

日本の運命はあと10年で決まる...か?

 安倍首相がアベノミクスの大号令をぶち上げてから4年半になります。超金融緩和、日銀の国債大量購入、年金資金による株式大幅買い増しを敢行しましたが、いまだにデフレ状態からの出口がまったく見えません。


 そんなところに日本の科学論文数が10年前より減少したこと、一方で中国や韓国では何倍にも増加していることが報道されて、10年後の日本の物造りの地盤沈下が現実味を帯びてきました。


 こんな八方塞がりの状況でも日本円が対ドル110円台を維持しているのは日本の製造業の技術力がまだ世界に通用しているからです。その優位性が失われれば円の価値下落は必死でしょう。

2017年8月9日水曜日

コメディアンの死

 役者がある意図をもって何も知らないバカなふりをする、その工夫の面白さで笑いを誘うのがコメディアンだと思います。

 

 つまり滑稽な演技にある種の意図が感じられて、そこに才能溢れる工夫の妙があって自然に笑いを誘われるところにコメディアンの真骨頂があるはずです。ですから何も知らない人が、その無知を公衆の前に丸出しにする自分の姿を笑いの種にするのは単なる居直りでしかありません。


 今日の無知を恥とも思わない風潮は芸能界だけではなくて社会にも蔓延していて、これは現代社会の土台が教育にあることをないがしろにするもので、そうした退廃が良識に欠ける政治家を権力の座に座らせるのではないでしょうか。

2017年8月7日月曜日

日本ファーストの怪

 都民ファーストの会の支援者だった若狭勝衆院議員が日本ファーストの政党を立ち上げて国政に挑戦するようです。民進党を離党した細野衆院議員も合流するのではないかとの憶測もあります。


 さて都民ファーストならば国政に進出するのになぜ国民ファーストではなくて日本ファーストなのか不思議ですが、その理由に笹川財団の存在は無視できなさそうな気がします。

トヨタの運命は?水素か電気か

 ヨーロッパではスウェーデン、フランス、イギリスが相次いでガソリン・ディーゼル車廃止宣言をしました。中国も電気自動車(EV)へのシフトを加速しています。気になるのが日本ですが、アメリカと同じように自動車のEV化への反応は鈍いのが現状です。


 かつてドイツで高出力のロータリーエンジンが発明されて、その実用化に社運を賭けたドイツNSU自動車会社は結局は倒産してしまいました。その特許を受け継いだ技術のマツダが実用化に成功してスポーツカーを生産しましたが、結局は燃費の悪さが災いして生産中止に追い込まれてしまいました。


 私もガソリン・ディーゼル車はトヨタが実用化した水素を燃料とする燃料電池車(FCV)に取って代わられて、FCVが次世代の主流になると考えていましたが、今日では電気自動車しかないと思うようになりました。その理由がトヨタが世界に先駆けて開発に成功した、走行距離が長くてショートしない固体リチウムイオン電池です。


 燃料電池はトラックやバスなどの大型車両に向いていますし、電気の貯蔵にも使えますから無用の長物になる心配はありませんが、乗用車については間違いなくあっという間にEV時代になるでしょう。

2017年8月6日日曜日

東京五輪閉会式で核兵器廃絶を訴えよう

 東京五輪2020閉会式は長崎に原爆が投下された8月9日です。私は金満五輪の開催には反対の立場ですが、閉会式に核兵器廃絶と世界平和を黙祷して訴えるならば賛成します。


 オリンピック憲章では政治活動の持ち込みは禁止されていますが、核兵器廃絶は政治活動ではなくて世界の切実な願いです。


 リオ五輪開会式は広島に原爆が投下された8月5日でしたので核兵器禁止宣言をする予定だったそうですが、IOCが反対してボツにされた悪しき前例があります。

霞が関情報の裏表

 行政の中枢が集中する霞が関から漏れ出してくる情報は大きな個人的利益をもたらすことがあります。


 現在はどうなのか分かりませんが、1960年代には、官僚はこすからいことをすれば、都心に一軒家くらいは建ちましたし、企業の極秘情報を入手して一相場張ることもできました。


 こうした利益をたんまり享受した人たちを知っていますが、やはり同級や同窓そして同郷などという関係が役立っているようです。最近問題にされている人たちも似たような関係にあるのが気になります。

2017年8月5日土曜日

加速するガソリン車の終焉

 地球温暖化に危機感を持つヨーロッパ諸国では将来的にガソリン・ディーゼル車廃止宣言がなされいますが、いまだに原発に固執する日本ではまだその意識は社会的に共有されていません。


 一方で自動車メーカーは急速に電気自動車へのシフトを始めており、トヨタはダイハツ、富士重工、スズキ、日野自動車に続いてマツダとも提携関係に入りました。これで国内の自動車メーカーは大きく三つのグループ(トヨタ、日産、ホンダ)に分かれて地球温暖化時代に対応することになります。


 ほんの10年前にはガソリン・ディーゼル車の廃止などというのは想像も付きませんでしたが、どちらにしても熱効率では電気自動車の半分にも満たないガソリン車が生き残る道はもはやなさそうです。内燃機関発明から約200年目にあたる2060年頃は大きな節目になるでしょう。

2017年8月4日金曜日

右と左

 西武ライオンズの菊池雄星投手が絶好調で左腕史上最速の時速157kmを記録しました。右腕では大谷翔平選手が日本記録の時速165kmを出しています。


 両者の間にある8kmのスピード差は運動における右脳と左脳の影響の違いによるものなのか、相対的に左腕投手が少ないせいなのかは分かりませんが、興味深いところです。

2017年8月3日木曜日

鳩に好かれてしまった

 駅裏の川辺に住み着いた猫の餌やりをしているうちに、あまり毛並みの良くない一羽の鳩に好かれてしまいました。


 私が川原に下りていって堤防脇にすわると脇に必ず舞い降りてきて一緒に川の流れを眺めています。特に餌をくれというわけでもなく、不思議な鳩ポッポです。

 

 ひょっとすると天国に召されたブログ写真の大の甘えっこ黒猫ディーンがお盆を前にして鳩に生まれ変わって戻ってきたのかもしれません。

無用の長物 道徳教育の三種の神器

 日本の道徳教育では、礼儀、感謝、規律が3本柱ですが、これらは基本的に家族、学校、職場、地域などの既知の人に対する姿勢でしかありません。


 日本人として挨拶は既知の人にするものと思っていると、欧米に行って戸惑うことがあります。例えば他に人のいない場所で他人同士の二人の目が合ったら、両者はニッコリくらいするのが礼儀です。


 先日は電車が不通になって乗客で溢れんばかりの駅ホームのベンチで、鞄を脇に置いて両足を投げ出したままスマホに夢中になる身だしなみの良い男性がいました。


 また通学路のバス内で優先席に陣取った女子学生は、目の前にヨロヨロのお年寄りが乗ってきても平気でその姿を眺めていました。


 彼らは親しい人にはそんなゾンザイな態度はみせないはずですが、見知らぬ群衆の中では礼儀などはないも同然でした。


 こんな場合に欧米ならば誰かが鞄を退かせと要求したり、必ず席を譲ったりする人がいるものですが、このあたりの日本との違いはどこからくるのでしょうか。

2017年7月30日日曜日

北朝鮮のミサイル開発スピードは速すぎる

 北朝鮮がまた弾道ミサイルを発射しましたが、トランプ大統領は武力行使に苛立ちの矛先を中国やロシアに向けて非難しています。

 

 これではアメリカに武力行使の意志はないと公言しているも同然です。ですから、当初は空母まで派遣してド派手な威嚇姿勢を示したものの、今では迎撃ミサイルを数発撃ち返すくらいしか反応しなくなりました。


 それにしても北朝鮮の核関連やミサイル技術の進歩は尋常ではありません。どこかから技術供与を受けていると思われてなりません。

清宮幸太郎選手と大学進学

 高校野球でホームランを打ち続ける清宮選手が大学進学を選ぶのか、プロの道に進むのか憶測が飛び交っています。


 もちろん清宮選手は最終目標はプロ野球選手であることを明言しています。大学進学をすれば指導力、練習環境、健康管理などあらゆる面で不利なことは誰が見ても明らかですから、彼が迷うとすれば野球環境というよりは生き方の選択でしょう。


 潰しのきく大学進学を選ぶか、イチローのように高卒で野球人生に賭けるか、彼がその選択に迷うのは、礼儀、感謝、規律ばかりの道徳教育で哲学を教えない日本の教育の欠陥にも一因があるでしょう。

2017年7月29日土曜日

東電福島第一原発 廃炉は難しい...

 東電福島第一原発の3号機では、最近のロボットカメラの調査から溶融した核燃料はほとんどが圧力容器を突き抜けて格納容器に落下していることが明らかにされました。


 圧力容器は薪でご飯を炊くお釜のようなものですが、3号機は底に制御棒を出し入れするための穴が開いていて脆弱な構造です。案の定というか、3号機はメルトダウンで底が抜けて、核燃料は密閉性の低い格納容器内に流れ落ちたようです。


 核燃料から放出される強烈な放射線を遮蔽するには水浸けするのがもっとも効果的ですが、核燃料が格納容器内に落下していては水漬けは絶望的ですから、今日の技術水準では廃炉は難しいことになります。


 これほど深刻な状況にあっては国際協力体制の構築が急務ではないでしょうか。

スポーツは金なり!

 テレビのCMに出るのは野球選手や相撲取りくらいでしたが、今ではあらゆる競技の有名選手がテレビに登場してきます。


 こうしたスポーツのビジネス化の波は学校にも押し寄せてきていて、特に大学スポーツでは学力不問の上に金銭的な取引なくしては有望選手の獲得はできなくなっています。


 高校野球でも甲子園に出場するためには、全国から実績のある選手を大金を使って集めるのが常態化していて、結局は甲子園大会から公立高校が消えてしまいました。


 スポーツ選手が一般学生の支払った授業料を食い物にしてしている現実は憂うべきことです。

2017年7月28日金曜日

天才は14歳までに開花する

 私が応援する大学ボクシング部出身の亀海喜寛プロが8月の世界戦に挑戦することになりました。彼の努力の足跡を思い返してみると、すでに高校時代には輝かしい戦歴を積み上げ、大学では学生チャンピオンになりました。


 ボクシングの試合では倒すか倒されるかという究極の緊張感があり、その恐怖感を少しでも和らげるためには毎日の過酷なトレーニングを積む以外に方法はありません。リングに上がった以上は泣き言を言っても始まらないという、我々の日常とは異次元の恐ろしい世界にあるのがボクシングで、それが選手にもファンにも魅力なのでしょう。


 それぞれ史上最年少で頭角を現した、将棋で29連勝の藤井4段、世界卓球選手権出場の卓球の愛ちゃん、バルセルナ五輪平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子選手など、天才はまさに14歳で開花しています。亀海プロの中学時代には公式戦がなくて遅咲きになりましたが、自分に納得できる試合をして欲しいと祈っています。

2017年7月27日木曜日

あっちとこっち社会の危うさ

 アメリカ大統領選で「アメリカ ファースト」と叫んだトランプさんが勝利したのは衝撃的でしたが、彼には米国と他国を差別化するのに抵抗感はなかったのでしょうか。


 首相も都議選の街頭演説で「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と叫んで、保守陣営の支持者の結束を訴えました。言葉の力不足を権力で補うしかない首相としては自国民を分断して考えざるを得ない現実を目の当たりにした気がしました。


 防衛大臣が部下たちに向かって司法試験を通っていないと放言したり、女性議員が秘書や運転手を罵倒したり、病院では研修医が上司に向かって偏差値が低かった時代の先生といってみたり、どうも社会は自己の能力不足を分断で補うという危うい時代にあるようです。

2017年7月25日火曜日

アベこび内閣のアベこべ主張

 加計学園疑惑に関する国会答弁で記憶に一点の曇りもなさそうな印象を持ったのは元文科省事務次官前川氏だけでした。


 与党関係者は岩盤規制に風穴を開けたと誇らしげに主張していましたが、問題なのはお友だち優遇の政官民の癒着構造であって岩盤規制そのものではありません。アベこび与党の論旨はアベこべで、事の本質を外して逃げているとしか思えません。


 それにしても今回の森友学園や加計学園の問題において政官民の岩盤癒着の醜さだけは明らかになりました。

2017年7月24日月曜日

宮城県民は大丈夫か?

 発想力で勝負すべきところを安易な下ネタで逃げた。それが宮城県のPR動画ではないだろうか。

 

 インパクトがあったのだからいいではないか、というのが一般の大勢意見のようですが、それは堕落というものです。売春がなぜ悪いのか、に思いが至らない宮城県人は大丈夫ですか。

 

 豊かな創造力や発想力なくして未来社会は開けません。

2017年7月23日日曜日

日本のマイク・タイソンを育てよう

 マイク・タイソンは1986年にボクシングのヘビー級史上最年少の20歳でWBC世界王者になり、翌年にはWBAなどの統一チャンピオンにもなりました。


 彼は少年院の更正プログラムで非凡なボクシングの才能を見い出され、出所後に伝説のトレーナーと言われるカス・ダマトのもとで厳しい練習をしてプロへの道を歩むことになりました。最盛期には筋トレで腹筋2000回、腕立て伏せ500回、ダンベルトレーニング1000回以上、エアロバイク1時間半などを毎日続けたそうです。

 

 私が聞いた塀の内で生活したことのある人の話によれば、日本でも若い受刑者の中には非常に優れたスポーツ能力をもっている人もいるそうです。スポーツ経験者が珍しくないのは、一流プロ選手を嘱望された若者が周囲の大きな期待に押しつぶされて志半ばで挫折し、やけっぱちになってしまうケースも多いからのようです。


 日本でも少年院や刑務所ではもっと受刑者の能力と適性を見極めて幅広い更正プログラムが提供されれば、第二のマイク・タイソンが生まれるかもしれません。

2017年7月21日金曜日

必ずお腹が痛くなる人材派遣の弊害

 私の知人はある会社の事務長をしていて、仕事に穴を開けないためには人材派遣会社のお世話になっています。


 しかし派遣社員は毎月の給与の2割をピンハネされているうえに、一定の勤務期間を過ぎると家族が病気になったり、体調不良を訴えて退社するそうです。これは派遣会社は派遣が決まると高額の契約料をとりますから、派遣社員を短期間でたらい回しした方が得だからのようです。


 派遣依存の経済システムは新たな搾取の構造を定着させてしまいました。

証券会社社長の本音

 ある会社の社長さんは大手証券会社の社長さんと交渉をして大きな取引をしてもらえるようになりましたが、その理由が‘あなたは相場を張らないから’だったそうです。


 証券会社のトップの言葉としては矛盾した感じがしますが、証券会社の営業上の勧めで投資して大損する人も少なくないことからすると、妙に納得してしまいます。

ヒアリ対策

 ヒアリはスズメ蜂の仲間ですから食いつくのではなくてお尻の毒針で人を刺すようです。また肉食系で在来種のアリのように野菜や甘いものには見向きもしません。


 ヒアリがお隣さんの台湾で発見されたのが2003年のようで、それから15年が経過して台湾は完全にヒアリの生息地になってしまいました。日本でも今年5月に港湾施設でヒアリが発見されて大騒動になっています。港湾関係者は台湾の実態を知っていたはずなのに、この期に及ぶまでなぜ十分な対策をとらなかったのか不思議でなりません。


 日本のヒアリ対策は台湾のケースから考えると明らかに後手後手感がありますが、ここはヒアリ根絶で成果をあげたニュージーランドをお手本にした徹底的な駆除対策が求められます。

2017年7月20日木曜日

夫婦仲

 昨晩は大学の同級生と食事をしました。彼はこれまで一所懸命に働いて、奥さんにはサラリーマンの何倍もの生活費を渡してきたそうですが、最近は喧嘩ばかりで奥さんから結婚を後悔していると捨て台詞を吐かれると嘆いていました。


 彼は経済的には充分過ぎる恵まれた環境にあり、そのまま一緒にいるも善し、別れるも善しと思いますが、夫婦関係がいつの間にか経済活動の一環になってしまっているような感じで、奥さんが求めているのはきっと幸せを育むための栄養なのでしょう。

41歩のドラマ

 100m走において日本選手9秒台の期待が高まっていますが、日本選手と世界記録保持者ボルト選手とのストライド(歩幅)の差は決定的です。ボルト選手が世界記録9秒58を出したレースでは100mを41歩で駆け抜けました。


 日本選手の100m走ではどんなに頑張っても46歩です。そのうえ1秒間に何歩進むかのピッチを計測すると人間は4.3歩/秒あたりが限界ですから、日本選手が人類最高のピッチで走っても10秒で100mラインまでには3歩足らないのが現実です。

2017年7月19日水曜日

菅官房長官vs東京新聞記者

 ある東京新聞の記者が菅官房長官の記者会見で質問がしつっこいと保守陣営からやり玉にあげられています。記者の言い分はちゃんと質問に答えてくれないからということのようです。


 アメリカ大統領のCNN敵視の姿勢にも首をかしげたくなりますが、質問を受けたという体裁だけで質問の答えにならない答え方をしてやり過ごすよりは、公然と徹底的に排除して質問を拒否する方がまだ潔いのではないでしょうか。

激突!産経新聞vs東京新聞

 私は東京新聞を愛読しています。読者になる最初のきっかけは東京では一番安い新聞だったからですが、20年以上も読み続けている理由は私の政治や社会への疑問について真摯に取り上げて率直な内容の記事を書いてくれていると感じるからです。


 ところが安倍政権の支持率が30%台に急降下すると、たまらなくなったのか産経新聞による東京新聞攻撃が俄然激しさを増してきました。もちろん日本一の読売新聞には絶対にそれは出来ない相談ですから、産経新聞が代役をするのは分からないわけでもありません。


 かつて産経新聞の元記者と本音トークをしてみて、彼が東京新聞には一目置いていることを聞いて驚いたことを記憶しています。東京新聞は小さな地方新聞ですが、内外ジャーナリストから高く評価されているのは間違いなさそうです。

大相撲 体重制限を導入しよう

  大相撲は横綱稀勢の里の休場で盛り上がりに欠けるかと思いきや、前頭4枚目宇良の活躍に名古屋場所は湧き立っています。


 昨日の宇良は高安の大きな太鼓腹が邪魔でもぐりこめず、そのうえ180㎏と137㎏の体重差では相手になりませんでした。一方で宇良と同じ体重の横綱日馬富士は宇良に手を取られると引っ張り回されて負けてしまいました。


 前人未到の1048勝を目前にする大横綱白鵬の体重は157㎏です。白鵬は衰えで勝てなくなってくると筋力トレーニングを取り入れたそうで、そのおかげか少し細くなった太ももが再び盛り返していて安定した相撲が戻ってきました。


 肥満体の押し合いが目立つ大相撲をもっと面白くするには、白鵬の体格(192㎝、157㎏、BMI 42.6)をひとつの指標にした体重制限導入が望まれます。身長より体重の数値の方が大きいのはもってのほかで、体重160㎏以下又はBMI 43未満というのが規制基準でしょうか。

2017年7月17日月曜日

病気のリスクは1/10に低下

 私は猫の餌やりで毎日30000歩を歩くと疲労が残るようになって片道はバスを使うことにしましたが、しばらくして厄介な膝痛が発症しました。そこでまた往復を歩くように戻しても膝痛は充分には回復しませんでした。


 脚力の低下による膝痛対策の結論は、行きの片道はバスを使うも帰りの道のりの半分にも及ぶダラダラ登り坂はハアハアしながら小走りすることでした。これならば疲労は蓄積せず、同時に脚力の回復にも役立つと思って継続したところ、効果てきめんで膝痛は完治しました。


 驚いたことに、東京都健康長寿センターの青柳幸利さんの貴重な研究によると、理想のウオーキング量は8000歩/日で、それ以上の負荷はむしろ免疫力を低下させて健康によくないという結果になったようです。また8000歩のなかに20分の速歩を加えると理想的だそうです。


 私の膝痛対策は期せずして青柳さんの研究結果に沿うウオーキング法になりましたが、研究によれば8000歩/ 日(20分の速歩を含む)することで病気のリスクは1/10に低下します。但し、ウオーキングは夕方がいいそうで、早朝から張り切り過ぎないようにしましょう。

2017年7月16日日曜日

日本ハム大谷選手と横綱稀勢の里

  私は元から大谷選手の二刀流には反対の考えでしたが、昨今の大谷選手の不調はやはり二刀流に無理があったのではないかと思っています。大ケガした稀勢の里も強行出場して、結局は連続途中休場に追い込まれたうえに足まで痛めてしまいました。


 大谷選手と稀勢の里は大看板の金の成る木ですから大儲けの種にしたくなるのは分かりますが、スポーツではケガをしてしまったらおしまいです。そのケガのせいで大谷選手の米大リーグ進出の夢はしぼみ、稀勢の里の引退が早まった感がしてなりません。


 目先の利益を追ってすべてを台無しにしてしまう風潮は日本中に蔓延しています。一党独裁のチャンスに悪乗りして仲間の利益を最優先するやりたい放題の政治でも同じことですが、政治の付けは国民が支払わねばならないのがスポーツと違うところです。

2017年7月15日土曜日

猫の大切なお仕事

 私の隣人に庭の手入れをまったくせず、家は掃除が行き届かないうえに大きな竹藪に接している人がいます。


 夏のシーズンになると屋内にヘビやムカデが度々入ってくるようです。そんな恐ろしい環境にあっても一向に生活スタイルを変える気配はありませんので、先日様子を聞いてみました。


 彼の家には猫のハンターが何匹もいてしっかりお仕事をしてくれていて、身ぶり手振りを交えて猫の大活躍ぶりを語る彼の表情は生き生きとしていました。

実は猫は3代目だった

 駅ビル2階の10m四方ほどの裏手のエントランスに住み着いた猫と知り合いになって21年目になります。この猫はエントランス横にある高級喫茶店の玄関マットが大好きなようで、そこで度々くつろいでいます。

 

 そうなるとお店の客は猫をそっとまたいで出入りするか、脇にある非常口を使うしかありません。そんな客の不便はお店は百も承知のはずですが、猫を追い出す気配がないどころか、旧猫が天国に召されると新米の猫になったことを気づかれないように、ほとんど同じような模様と恰好と性格の猫を連れてくる念の入れようです。

 

 人間社会でも3代目社長は会社を潰すといいますが、猫も3代目になると初代猫を知る人間にとっては明らかに別猫としか思えないのがほほ笑ましいところです。

2017年7月14日金曜日

笑い話 アメリカ

国土 デカイ

体格 デカイ

アメ車 デカイ

住居 デカイ

GDP デカイ

軍隊 デカイ

現大統領の度量 チイサイ

大分災害救助隊

 この猛暑のなかで自衛隊や機動隊の制服を着用して救助復旧活動に携わる隊員のみなさんは連日の強行軍です。何とか一日でも休ませてあげられないものでしょうか。

2017年7月13日木曜日

白鵬の藤井聡太4段への贈り物

 将棋の藤井聡太4段が大相撲名古屋場所を訪れて白鵬とも会見しました。白鵬は取り組みでは藤井4段を意識してか、激しい突き合いとなるも離れてにらみ合い、そこから白鵬はかかってこいといわんばかりの仕草をしました。


 格下の相手は一呼吸おいてぶつかり稽古をするかのように渾身の力でぶち当たりましたが、白鵬は一瞬の隙も与えずに両まわしを取ると一気にに寄りきってしまいました。白鵬にしかできないまさに横綱相撲でした。


 この取り組みは議論がありますが、強者の風格とか貫禄とは何たるかを見せつけているようで、きっと藤井聡太4段にとっては最高のエールになったのではないでしょうか。

2017年7月12日水曜日

異常気象?すでに秋風が吹いている

 今年の関東地方は完全な空梅雨というか梅雨の気配さえまったくなくて水がめは台風頼みになりそうです。通常は8月中旬のお盆シーズンを過ぎると八王子地区では夕方には涼しい秋風が吹いて、キャンパスの猫たちと夕涼みとなります。しかし、今年はすでに2週間前からこの爽やかな秋風が感じられます。

2017年7月10日月曜日

‘東北でよかった’の何がまずいのか

 自民党の丸山和也参院議員が、東日本大震災について東京であんなことがあったらもっと大変だったと言って辞任に追い込まれた議員を擁護するような発言をしました。確かに東京都民には‘東北でよかった’という気持ちを持つ人も少なくないはずで、それが本音であるとしたらいったい何が問題なのでしょうか。


 人間関係の本質は生命に対する深い畏敬の念というか、いわば愛情に依存するものです。同情、憐み、義務感そして責任感などからの人間関係に依存する世の中は、与える者と与えられる者ないしは上位下位の関係になりがちです。


 深い恋仲にある男女において相手に起きた不幸を自分ではなくてよかったと感ずる人がいるでしょうか。また家族で事故に巻き込まれながらも自分は助かって子どもを失った親は子どもでよかったと安堵するでしょうか。そこには完璧な自己犠牲の心が息づいています。


 東北でよかったと感じる政治家が自分の取り分の歳費(いわば給料)を減らすわけがなく、教育にお金を出そうとしないのも当然かもしれません。

2017年7月9日日曜日

若者の外国人観光客化

 非正規雇用の状態に不安も不満も持たない教え子と話していると、突然日本は本当に良いですよねと言われてビックリしました。


 自分の将来のことも社会のことも考えずに気楽に一人暮らしをしている若者にとっては、快適に続けられる仕事さえあれば日本は確かに幸せな国でしょう。


 それはつまり彼らが国の政治や社会などにまったく関心のない外国人観光客のような存在になってしまっているということです。彼らを国民にする何か良い手立てはないものでしょうか。

2017年7月8日土曜日

大分の土砂崩れは人災です

 大分県や福岡県を襲った集中豪雨が土砂崩れを起こして甚大な被害をもたらしましたが、被災者のみなさんには申し訳ないのですが、これは人災です。今回の被害状況を見ると崖崩れというよりは山崩れの様相を呈しています。


 政治家は洪水対策と称して自分の金と票につながる堤防やダムの土木工事ばかりに予算を付けて、地道な山林の手入れはまったくおざなりにしてきました。今回の災害はゴミ屋敷の部屋に寝る場所がないからといって豪華なベッドを入れてその場しのぎをしていたところに、ゴミの山が崩れてきたようなものです。

藤井四段は高校に行くべきか

 藤井聡太四段が高校進学で悩んでいるようです。親の肩を持つつもりはありませんが、高校だけではなくて是非とも大学まで行ってください。そして30歳までにタイトルを総なめしてアメリカの大学の大学院にでも進学し、将棋を世界に知らしめながらいろいろな若者と一緒に学んでみてください。

2017年7月7日金曜日

謎の茶碗が1億円

 本阿弥光悦(1558~1637)の作とされる茶碗は現在のところ約40碗しか知られておりません。実際にはもっと多くの茶碗が伝来しているはずですが、光悦の茶碗にはサインは絶対にありませんし、自由奔放な作振りが特徴ですから困ったものです。


 茶碗は、作振り、形状、原料の土の種類、使用された釉の特徴、焼き上がりの表面状態、成型方法、高台造りの特徴、箱書き等の示す伝来歴などを手掛かりに真贋鑑定がなされます。しかし光悦の茶碗の場合には、手捏ねで巧みな箆使いと幾分癖のある高台の削り出しくらいしか手がかりがありませんから、確実に鑑定できる専門家はいないのです。

 

 史上最強の本阿弥光悦鑑定家といえば林家晴三氏でしょう。林家氏はほとんどの光悦の茶碗を実際に何度も手に取って見ている稀有な存在です。林家氏は終戦直後の混乱期で名碗がいわば溢れていた時代に茶陶の専門家の道を歩み始めた幸せな人です。

 

 そんな訳で光悦の茶碗は文献も実物を見る機会もほとんどないというのが現実ですから、茶陶の世界では最大の謎に包まれた存在です。本物ならば億単位と言われる光悦の茶碗を発見すれば、日本最高峰の芸術家光悦の人間像に触れられる幸せだけではなくて歴史にも残せます。是非研究してみてください。

2017年7月6日木曜日

ウグイスとガビチョウ

 私がドイツにいたころにはいつも透き通った鳴き声を楽しませてくれたガビチョウは中国が故郷のようですが、最近では日本にも住み着いて関東では高尾山が有名な生息地です。


 ガビチョウはウグイスの鳴き声をまねると言われていますが、逆の場合もありそうです。ほとんど毎日私の自宅の庭にやってくるウグイスが最近は変な鳴き方をするようになりました。注意深く聞いてみるとどうもガビチョウのまねをしているつもりのように思われてなりません。


 この季節は小鳥の卵や雛などをねらうカラスもたくさんいて、早朝からカーカーとうるさいのですが、小鳥がカラスの鳴き声をまねるなどというのは聞いたことがありません。ウグイスやガビチョウの鳴き声はカラスの威嚇声とは違って幸せな歌声に聞こえるからでしょう。

2017年7月5日水曜日

捨てられる猫の多さにびっくり

 今年になって新しく知り合いになった猫ちゃんは、キャンパスで3匹、駅の裏手の川岸で1匹、キャンパスに行く途中の私の大好きな母子像のある公園で1匹の計5匹です。


 私はこれらの場所にしか餌を置きませんから、実際にはもっとたくさんの猫ちゃんがキャンパス周辺だけでも捨てられて腹を空かせながら亡くなっているはずです。

なぜ中国は2流国になったのか

 中国は18世紀までは世界の一等国でした。しかし、清(1616-1912)の乾隆帝(1711-1799)は80歳を過ぎても国家に君臨し、寵愛する人物ばかりを頑なに重用し続けたため、その晩年には軍隊は戦闘意欲も兵士も失い、国政では賄賂がはびこり、国土も荒廃の一途でした。


 19世紀になると国家の建て直しが必死に図られますが、アヘン戦争や日清戦争を仕掛けられても戦える国力は残っておらず、結果は火を見るより明らかで惨敗でした。中国はこの苦々しい歴史から学んだのか、今日の最高指導者層は満68歳で引退を余儀なくされ、世襲も禁止されています。


 翻って日本の政治舞台では世襲がますますはびこり、特に与党指導者には高齢者が目立ち、首相が仲間を重用して聞く耳を持たないところをみると、18世紀末の清国の悪夢の再来ではないかとさえ思ってしまいます。

2017年7月3日月曜日

父親の思いがいっぱいこめられた国宝茶碗

 本阿弥光悦は50歳になってから陶芸の世界に入り、楽家との親交のもとで数々の傑作茶碗をうみだしました。光悦の家職は刀剣の鑑定・研磨でしたので、その茶碗では厳しくも巧みなへら使いが見どころになっています。


 国宝茶碗は全部で8碗ありますが、作者がはっきりしているものは光悦の楽茶碗「不二山」だけです。私は実物は見たことがありませんが、その姿をもっとも忠実にありのままに伝えているのは、この茶碗を所有するサンリツ服部美術館編淡交(別冊)愛蔵版(平成10年8月発行)に掲載された写真しかありません。


 この茶碗には愛娘の嫁入り時に託した清貧な生活を頑なに変えようとしない父親の複雑な思いがいっぱいに籠められているはずです。光悦が特別に共箱を作って不二山銘と大虚庵印を自署し、そこに落款印まで押したのは後にも先にもこの時しかありませんでした。


 淡交掲載の不二山の写真を眺めていると、娘に対する父親の切実な気持ちがひしひしと感じられて切なくなります。

2017年7月2日日曜日

日本と中国の指導者

 昨日テレビを見ていたら池上彰さんが中国をテーマに解説番組をしていました。池上さんは中国最高指導部を構成する7人のメンバーに選ばれるにはコネも出自も役立たず、優秀であることしかないと解説していました。


 一方で日本の場合には、地盤、看板、カバンが物をいうのが現状で、国会議員における世襲組の占める割合は低下する気配はありません。世襲議員が半数近い安倍内閣と13億人の中から厳選された中国共産党指導部との格の違いを知って愕然としました。

2017年6月29日木曜日

ネコの飛び出し注意の立看板にびっくり!

 赤坂にある陽泉寺の前を通ったら、‘ネコの飛び出し注意’の大きな立て看板が出ていました。


 子どもではなくてネコとはどういうことかと境内に入ってみると、可愛いネコちゃんたちがお堂で気持ち良さそうに昼寝していました。

 

 陽泉寺のネコちゃんたちよ、あんたたち捨てられても幸せに暮らせる場所がみつかってよかったね!

2017年6月28日水曜日

コメディアン

 テレビ画面にドリフターズやコント55号が登場しただけで楽しくなり、後は他愛もない笑いに腹を抱えていた頃を懐かしく思い出します。


 ドリフターズは1970年~1985年が、コント55号は1967年~1970年が全盛期でした。どちらもハチャメチャで乱暴な番組ながらも不思議に人情味のある心温まるものが感じられて大ファンでした。PTAなどからは厳しい非難を浴びたものですが、あれを見ていた子どもたちがグレたなどという話は聞きません。


 私は後に萩本欽一さんの人柄を直接知る機会がありました。萩本さんの誠実さと話術の天才ぶり、そして人生はお金じゃないよというオーラこそは当時のコメディアンの真骨頂だったのでしょう。

2017年6月26日月曜日

銀座の高級バー

 銀座の高級バーには大金が必要なこともあって年配の有名人や経済界の重鎮が通って来るようです。


 私は銀座でホステスをしていた人を知っています。年寄りに触られたり食事に誘われたりとイロイロあって大変のようですが、売り上げ成績のことを考えると無下には断れないようです。


 後期高齢者になったような男性が通ってくる理由は、話題のない日常生活で明るい屈託のない子ども心を思い出したいからでしょうか。

2017年6月25日日曜日

藤井聡太4段はなぜ強いか

 藤井聡太4段は人工知能が育てた定石をものともしない新しいAI型の棋士といえるかもしれません。

 

 従来型の棋士はいわば将棋の定石を駆使する能力の高さを競ってきましたが、AI型の棋士には定石の糸で織り込まれた人間臭い棋士の思考は簡単に破たんさせられてしまいます。

 

 21世紀はもはや経験と勘が通用しないAIの時代です。AIが世界の富も知性も完全に独占する未知の時代の到来を感じます。

猫は立派な天気予報官

 崖下にある隣家に生まれた子猫ちゃんたちに夕方挨拶に行くと、お母さんと一緒にゴロ寝している子猫たちはすぐに縁の下に逃げ込みます。しかし、子どもですから募る好奇心には勝てず、1,2分もすると全員が顔を出して私を見上げます。その様子がたまらなく可愛いのですが、雨の降る前日は不思議に姿がありません。

2017年6月23日金曜日

怖い話 消えた警官

 Airbnbの無責任な民泊で困って警察に連絡すると2人の若いお巡りさんがすぐに来てくれて調書を作ってくれて警告をしてくれました。


 後日にお礼の電話を入れるとそんな警官は署にはいないと言われました。

怖い話 止まったワン切り

 共謀罪法案が成立したのが6月15日(木)の未明でした。そして何年間も必ず毎週木曜日の午前中にあったワン切り電話が鳴らなくなったのは6月15日(木)からでした。関係があるのでしょうか。

2017年6月21日水曜日

ドイツの恋人探し

 私の初めてのヨーロッパだったドイツで驚いたのが新聞紙上の老若男女の恋人探しでした。

 

 私はブロンドの背が高い50歳の美人、優しく逞しい男性を求めています、などという新聞広告がずらりと掲載されます。

 

 私は流石に応募する勇気はありませんでしたが、ドイツ人は案外孤独な生活をしているのかなあというのが読後の第一印象でした。

笑い話 人種的偏見

「俺は理屈ばかりこねる中国人は嫌いだ。」

「私は理屈も通せぬ日本人は嫌いよ。」

「何言ってんだ。昔のことをいつまでも文句ばかり言って。」

「でも、あんたたちは都合悪いとみんな忘れちゃうんだから。」

2017年6月20日火曜日

フランス再出発おめでとう!

 マクロン大統領は国政選挙でも勝利をおさめ、これでフランス再生の挑戦が始まります。


 自由、平等、博愛を象徴する3色旗をいただくフランスが世界の2流国で甘んじているから、世界が右傾化するのです。


 マクロン大統領殿、一刻も早く来日して民主主義の悪用による日本の政治の堕落ぶりを実見し、世界の平和に警鐘を鳴らして下さい。

2017年6月19日月曜日

北朝鮮武力威嚇で米軍事予算増額

 韓国には原発が24基あります。これらを北朝鮮に攻撃されて1基でも破壊されれば韓国は永遠に消滅です。

 それなのに米軍の武力威嚇の真っ最中でも韓国原発は運転中でした。あの米軍の空母派遣はトランプ大統領が軍事予算を増やすための作戦だったのでしょう。

 北朝鮮の核ミサイルより怖いのは大統領をも操る軍需産業です。戦える国へまっしぐらの日本も軍需産業の手中に落ちそうです。

2017年6月16日金曜日

笑い話 厚顔

「毎度ありがとうございます。豪華寿司セットで1980円いただきます。」

「じゃ、今日も半額のサービス券出すからね。」

「お客さん、カラーコピーはダメです。」

バカと呼ばれた大統領

 地球温暖化対策として世界的な脱炭素化を目指すパリ協定からの離脱を宣言したトランプ大統領に余程腹に据えかねたのか、ドイツの有力雑誌がバカ呼ばわりしました。


 ヨーロッパではアメリカ人は日本でほど憧れの存在ではありませんが、メディアがアメリカの長をバカと表現するのは記憶にありません。


 この記事を目にして合衆国大統領と日本国首相そしてどこかの国家最高指導者が、ヨーロッパでは3バカと思われているのではないかと気になってきました。

2017年6月15日木曜日

読売ジャイアンツ=泥船日本

 14連敗を喫した巨人のフロントはGMがクビになりましたが、いつか来た道を性懲りもなくなぞるようなチーム運営法は読売グループ会長の独裁ゆえでしょうか。


 安倍政権下の与党国会議員も首相の独裁のもとで完全な奴隷的状態にありますが、問題は日本の民主主義が劣化して大きく国際信用を失っていても、国民には野球の勝敗のようにははっきりとは分からないことです。

パラシュート付きジェット機が登場

 ほとんど自動操縦で飛んで自動車の運転くらい簡単な超小型プライベートジェット機が発売されます。故障するとパラシュートで地上に戻れるという優れものです。

公明党は堕落したか

 公明党は共謀罪法案の強行採決阻止にはまったく役に立ちませんでした。


 公明党のバックにある創価学会では婦人部の力が大きいと聞いていましたが、女性学会員にも宗教魂はなかったのでしょうか。


 ほぼ毎日、雨天でも炎天下でも国会議事堂前で太鼓を叩いて平和と戦争反対を訴える黄土色の法衣をまとったお坊さんたちとは大違いです。

2017年6月14日水曜日

膝痛 歩かなくなって

 甘えっ子だった黒猫ディーンがいなくなって歩く張り合いがなくなり、餌やりにバスに乗る頻度が増えました。

 

 歩くのがこれまでの半分の距離になって早くも半年が経過して脚の筋力が衰えたのか、とうとう膝痛が出てきました。

 

 やっぱり日頃の体の鍛練を怠った付けは大きいようです。

笑い話 共謀罪

「お父さん、共謀罪って何?」

「そりゃー、お前、みんなでつるんで悪いことすることさ。」

「じゃー、ぼくらもアウトかなあ。」

「子どもは大丈夫さ。」

「じゃ、今の政治家やお役人は?」

「!!!」

対北朝鮮威嚇は本気ではなかった

 それにしても北朝鮮に武力行使をちらつかせている最中に原発を再稼働するとは、それが本気ならば正気の沙汰ではありません。北朝鮮が運転中の原発めがけて通常ミサイルを数発ぶっ放せば、絶対に全部は撃墜できません。

 

 たった数発で日本は一巻の終わりなのは安倍首相とて分かり切っているはずです。ひょっとすると今回の空母まで動員した大げさな示威行動は、むしろドン詰まり気味の安倍・トランプ政権合作の自国民に対する陽動作戦だったのかもしれません。

2017年6月13日火曜日

立教野球部そして長嶋さん、おめでとう!

 私のドイツ語の恩師は生粋の江戸っ子で生まれながらの巨人ファンでした。巨人が負けた翌日の講義ではいつもひどく機嫌が悪かったことを思い出します。この教授は立派な自分の業績より長嶋茂雄選手をアルバイト先の立教で教えたというのが自慢でした。

 

 あれから早くも半世紀が過ぎました。立教が大学野球日本一になったのは1957年と1958年が最後でした。当時は長嶋選手が立教で大活躍をしていた時代です。恩師も草葉の陰で嬉し涙にくれていることでしょう。


 立教野球部と長嶋さん、改めておめでとう!

埋めた猫のシッポが出た!

 昨冬に天国に召された猫のお墓に植えた花が枯れてしまったので、私の好きな珍しい八重の白いドクダミを植えてやりました。

 ところが、穴を掘ってみたらシッポが出てきました。シベリアではマンモスの毛皮が出てきたことがありますが、猫の毛皮も土に帰らないのでしょうか。

2017年6月11日日曜日

ニャーと言えない猫

 工事現場に捨てられて現場の職人さんたちに育てられた猫がキャンパスにいます。工事が終了して行き場に困って私の元に引っ越してきてひとりで暮しています。


 大切に育てられたからか、とても甘えっこですが、自分が猫であることを知りませんのでニャーとはなけません。グアとかギャとか、いうだけです。悲しい成育歴ですが本人はどう思っているのでしょうか。

2017年6月9日金曜日

シャッターの開かないパン屋さん

 自宅近くの商店街のパン屋さんが再開未定の貼り紙をしてから早くも2ヶ月が経ちます。オーナーは夢だったパン屋さんになるために定年退職後に専門学校に行って技術を習得して、やっと開店したのが3年前でした。奥さんとふたりでお店を切り盛りしていましたが、無理がたたったのでしょうか。

2017年6月8日木曜日

読売新聞

 辞任した前川喜平前事務次官の出会い系バー通いの報道(5月22日)で読売新聞は御用新聞との噂も出ているようです。


 女性と店外に出たというだけの内容で、その後の顛末については触れられていないそうです。人情としてはそこが一番知りたいころですが、この核心部分に関してはむしろ読売新聞側に不都合があったのでしょう。


 そんな読売新聞でも読者が離れていかないのは、何を言っても何をやっても安泰な安倍政権と同じで、これが日本の縮図なのでしょう。

2017年6月6日火曜日

野党党首のみなさん、前川喜平元文部次官に席を譲りませんか

 前川喜平前事務次官の勇気ある発言がきっかけとなり、官房長官が怪文書と決めつけた書類は実在すると証言する文部省現役職員も出てきました。


 前川氏が歌舞伎町の出会い系バーに通っていたことが暴露されて加計学園疑惑は品のない話にまぜっかえされてしまいましたが、それにしても天下の大新聞がこんな話題の報道で先陣を切るとは驚きました。


 出会い系バーがどんなものかは知りませんが、そういう類のところに行く地位ある人は接待で費用丸抱えにさせるというさもしい人間であるのが普通です。しかし、氏は自腹を切って行ったのですから誠実な人のようです。


 うだつの上がらない野党党首のみなさん、誰か前川氏にポストを譲ってみませんか。きっと自民党政権など直ぐにひっくり返してくれますよ。

2017年6月5日月曜日

加計学園の運命は如何に?

 加計学園の獣医学部新設認可には不透明なものを感じますが、安倍政権のもとでは真実は永遠に薮のなかでしょう。


 強引な開設にも一理あればいいのですが、ここまでゴタゴタしてケチがついてしまっては、余程の訳あり学生や教員以外は絶対に来ません。案の定、教員希望者の3割が定年退職した行き場のない人たちのようです。


 文科省は疑惑追求にしらを切って逃げ通す腹積もりでしょうが、今治市と加計学園は間違いなくそのうちに共倒れでしょう。

破れマンション 原発と石炭火力発電

 日本はパリ協定に積極的参加を表明しておりますが、そこにはひとつの仕掛けがあります。パリ協定では2030年に2013年比の温室効果ガス排出量を26%減という約束になります。ここで話を分かりやすくするためにCO2中心に考えてみます。


 この2013年(CO2排出量12.5億トン)は、東日本大震災直後で原発は1基も稼働しておらず、解体同然の古い火力発電所までがフル稼働していて、CO2排出がピークにありました。原発に固執する政府にとっては基準年として非常に都合の良い時期でした。


 また2030年の日本は現在よりも約1200万人の人口減少が見込まれ、日本人一人当たりのCO2排出量はおよそ9.5t/年ですから、人口減少分だけで10%相当の1.2億トンの削減につながります。そして原発を再稼働すれば帳簿上は軽くパリ協定の目標をクリアできます。


 原発の地球温暖化抑制効果はCO2排出だけでは測りきれないことも知らねばなりません。そのひとつは東電福島第一原発のような巨大事故処理では数百年間も消費される莫大なエネルギー量は無視できません。


 また原発で発生する熱量の2/3は環境に廃棄されていることです。地球上で発生する熱エネルギーが原発によって増えるということは太陽エネルギーの到達量が増加するのと同義ですから、地球温暖化を促進します。


 トランプ政権も日本と同じように石炭火力の温存と豊富な石油資源を発電に活用して再生可能エネルギーへの投資は消極的ですが、もはや原発と石炭火力発電には世界の投資マネーは入ってきません。原発や石炭火力に固執することは買い手のない破れマンションを買い占めるようなものです。

2017年6月4日日曜日

巨人高橋由伸監督と民主党蓮舫党首

 セ・パ交流戦に入ってもジャイアンツの成績は振るわずとうとう10連敗を喫しました。また民主党は蓮舫議員で再出発を期しましたが、安倍総理にやられっぱなしで、今回の都議選では共産党にも負けそうです。


 高橋由伸監督と蓮舫党首の共通点は、暗くて人間としてアソビがなく、いつもキリキリしている感じがすることです。二人が真面目で清潔で有能な人材であることは疑問の余地はありませんが、組織の長には向いていません。

猫がしきりに水を飲み始めたら赤信号!

 猫がやたらと水を飲むようになったら、それはすでにかなり重い腎臓病にかかっている証拠です。半年もすると体内に老廃物が溜まってきて死臭に似た強い体臭を放つようになります。こうなるともはや余命は1ヶ月です。そうならないように猫の餌には注意してあげましょう。

猫は2㎞も移動するか

 駅裏の川辺に住み着いた野良ネコが桜のシーズンを境にすっかり姿を見せなくなりました。お花見に集まる大勢の人たちに恐れをなして住処を変えたのか気になっていました。


 ところが先日2㎞ほど先にある別の猫が住む緑深い公園でエサをやっていると駅裏猫と瓜二つのネコと遭遇しました。猫の嗅覚は犬並みとはいえ、果たして猫が私のニオイを追って2㎞も移動するものかと自問する毎日です。

2017年6月3日土曜日

教育無償化の前に大学数を半分に整理しよう

 教育の無償化には大学授業料分だけでも数兆円の予算が必要だそうです。ならば全国統一高校卒業資格試験を導入して最低基準を設定するとともに、大学数を現在の半分に整理することが先決です。それで浮いた予算分は大学の研究費の増額と小中学校教員の負担軽減のために使ってください。

ドイツ人の毛の話

 今から半世紀も昔のドイツでは、女性でもドイツ人は腋毛どころか足毛も剃りませんでした。しかし、今ではフランス人並みに男女とも毛なしドイツ人が多いと聞きました。日本でも男性の体操選手が腋毛を剃っているのを見ますが、今や体毛は嫌われる時代のようです。

 今日のドイツ人は陰毛も剃るそうですが、私がドイツにいた頃はサウナの金髪女性の陰毛が黒くて話題になったことがありました。当時フランス人仲間と頭髪の色の話になって日本人は黒髪しかいないと言い張ったら、金髪の日本人を知っているといって叱られたことを懐かしく思い出します。

大名と梅毒

 ドイツのエールリッヒと秦佐八郎が梅毒治療薬サルバルサンを開発したという大ニュースがヨーロッパ中を駆け巡ると、彼らの化学療法研究所には梅毒に苦しむ人たちが連日大挙押し寄せてきたそうです。

 

 もちろん日本にも16世紀初頭に梅毒がもたらされたといわれますから、江戸時代には流行していたはずです。それでも主だった歴史人物で梅毒にかかっていたという話は聞きません。

 

 これは恐らく武家社会では厳格な家庭規律によって婦女子が複数の男性と接触できなかったからでしょう。古い男尊女卑の思想がむしろ梅毒予防に役立ったと考えると複雑な気持ちになりますが、一対一の男女関係が守られれば性病は地球上から姿を消すことだけは確かです。

日本人は嘘つき?

 最近の政府の嘘で最悪なのは、国連の人権専門家の共謀罪法案への懸念表明に関して、国連事務総長の発言を自己都合で‘誤訳’したことです。


 外務省公表の国連事務総長の言明の英文は「... acts as an individual, separate from the United Nations、and that the rapporteur's views do not necessary reflect the opinion of the world body.」となっています。

 

 前半は「国連からの縛りのない専門家として行動する」という意味であり、政府の「個人の資格で行動する」という訳出にはなりません。また国連人権理事会から任命された専門家を個人の資格と言っては意味不明ですし、あまりにも無礼です。

 

 また、政府が「国連の総意ではない」と訳すのは悪意によるもので、「直ちに国連の考えを反映するものではない」とそのまま訳すしかありません。日本のメディアの奮起を期待します。

2017年6月1日木曜日

満60歳以上の主治医で患者死亡率急上昇

 これは週刊ポスト誌(6/9号)の見出しです。最近の人工知能を利用した‘がんゲノム療法’は従来の化学療法に長足の進歩をもたらしました。

 

 医師は最先端の現場や生の情報に縁遠くなると一気に浦島太郎です。特に高齢の開業医では記事にあるように患者死亡率が高いはずです。できれば60歳までの医師のお世話になりましょう。

2017年5月29日月曜日

千葉市民は大丈夫ですか?

 4月28日に行われた千葉市長選挙の投票率は29%でした。いくら投票したい候補者がいないとはいっても、千葉市はこのまなで本当に大丈夫ですか?


 と言いたいところですが、投票率だけ見れば東京都港区長選挙はもっと低くて20%千葉市危うし‼です。港区はチョー金持ちで住民1人当たり50万円の貯金があって、みんな幸せなんでしょう。


 でも千葉市は住民1人当たりの借金が75万円です。千葉市のお金で票を集めるやり方は安倍政権のやり方と同じです。

自民党はお金の使い方がウマイ

 ある製造業分野では国内トップクラスの企業の経営者と話をしていたら、従業員と借金のために事業を続けているだけで、息子には継がせないと苦しい胸のうちを吐露していました。


 それでも安倍政権のもとでは超金融緩和政策の恩恵を受けて借金がしやすくなって助かっているようで、かつての民主党政権下では融資はさっぱり得られなかったそうです。


 彼にはもはや自民党政権しか考えられないそうですが、大企業が下請け中小企業を苦しめて借金漬けにすると、その経営者らは自民党支持者になるのですから安倍政権は安泰なはずです。

2017年5月28日日曜日

イギリスのエリート校のいじめ

 今から100年前のイギリスの超エリート私立高校(パブリックスクール)は実力で入学することもできる時代になって、作家ジョージ オウエルはそんな例外的な高校生でした。


 彼が在学中に良家出身の同級生らから受けたいじめとは、直接的な言葉や態度によるのではなくて、例えば貧しい彼にはまったく縁のない高級自家用車の性能などをわざと話題にして間接的にのけ者にするものでした。

 

 英国パブリックスクールのような伝統ある教育現場でもいじめは無くならないのが現実のようですが、日本の毎年100人を超えるいじめによる自殺者数だけでもゼロにしたいものです。

2017年5月26日金曜日

遊廓吉原と春画

 江戸時代の遊廓吉原の花魁は実際には高級武士やら金持ち商人にしか縁はありませんでした。


 そこで庶民に大人気だったのが春画でした。欲求不満解消用のエロ本としのみならず、盆暮れの贈答品や地方への土産品としても高い人気を誇っていました。


 そうした大きな市場があった春画は高度に進歩を遂げて芸術的な鑑賞にも耐えられる水準の領域を確立して、ヨーロッパではピカソなどのパリの画家たちに高く評価されていました。


 日本ではポルノと同様な扱いを受けて忌み嫌われている春画ですが、岡本太郎編「国芳」の網掛け春画集を是非一度ご覧あれ。あそこはぼかしてあるから安心です。


 

自衛隊と軍隊

 世界には軍隊を持たない国が20ヶ国以上ありますが、確かにOECD加盟国中で‘軍隊’を持たないのは日本だけです。


 政府の強引な国会答弁から分かるように、議論の本質を意図的にはぐらかしたり、知っているのに知らないと強弁したり、都合の悪い情報を隠蔽したりと、民主主義国家における公正な国会運営とは程遠いのが現状です。


 安倍政権への不信感を募らせる国民が自衛隊が戦える真性の軍隊になることに不安を感じるのは当然でしょう。


 

2017年5月24日水曜日

共謀罪 国連人権専門家が日本政府の無能ぶりを暴露

 官房長官は強く抗議したと胸を張っていましたが、実は政府は国連の人権専門家が表明した共謀罪法案に対する懸念に対してまともに回答できず、僅か1ページの文書を送っただけだったそうです。

 

 国連の専門家からは「中身のないただの怒り」と一刀両断され、返す刀で‘世界に名だたる民主主義国家として行動してほしい’と切り捨てられる始末です。政府は、非行をたしなめられて居直った悪がきのようだと言われたのと同じです。

 

 総理、サービス残業や派遣という非正規雇用で苦しみながらも頑張っている日本国民の名誉のためにも恥はかき捨てにせずにもっとしっかり対応してください!

2017年5月23日火曜日

ボクシング村田涼太選手敗北のもうひとつの意味

 ミドル級村田選手の世界戦の判定結果は受け入れがたいものでしたが、先進国の日本に対する上から目線が復活してきているのではないかと気になります。


 特に国会では説明責任などまったく無視して国民を愚弄する首相や官僚のやり方は、そのまま国際社会から日本国民に跳ね返ってくることがわからないのでは為政者として失格でしょう。

2017年5月21日日曜日

ドイツの安倍政権の見方

 ドイツの有力紙Der Spiegel誌が北朝鮮危機について長文記事を掲載しました。トランプ大統領と金正恩党委員長の気まぐれな性格から軍事衝突の可能性は否定できないものの、そうなれば北朝鮮は一気に核戦争に走るであろうと分析しています。


 対北朝鮮武力攻撃は北朝鮮の核開発が端緒に着いたばかりの1990年代にはひとつの選択肢として考えられたが、今日のように核爆弾が実戦配備されてしまってはもはや話し合いで対応するしかないとしています。


 今回の北朝鮮危機では中国が果たす役割に大きな期待がかけられていますが、安倍政権は右系といわれてまったく当てにされていないのがちょっと情けないです。

2017年5月19日金曜日

憲法改正 米軍の盾になれ!

 今やアベノミクス景気演出のために年金資金を使い果たしたのはバレバレで、吸い取る金はないと見たトランプ大統領は戦える軍隊を持って米軍の盾になれと強く求めてきたはずです。

 

 そこで改憲を夢みる安倍首相は待ってましたとばかりに、先ずは改憲反対勢力を牽制するために共謀罪を立法化して、その後に憲法改正を強行するという約束でもしたのでしょうか。そう考えると安倍政権が突然常軌を逸した焦りを見せ始めていることにも合点がいきます。

 

 かつて自衛隊を作れと米国に強要されたように、北朝鮮の核武装に力で対抗するために再び米国の都合が優先されそうな気配が感じられてなりません。このような危うい状況下で我々は平和憲法に手を触れていいのでしょうか。

笑い話 急がば回れ

「お父さん。ボク、ゴルフしたい!」

「ダメだ。あれは金持ちのやる贅沢だ。」

「でも、早く金持ちになりたい!」

「バカ、二宮金次郎を見習いなさい。」

「やだー、勉強よりゴルフの方が近道だ!」

2017年5月18日木曜日

お母さん、赤ちゃんを抱っこしてあげてください

 ベビーカートは以前は折り畳み式で小型なものでしたが、近頃は車と同様にどんどんと豪華で大型化していて、幌馬車みたいになってきました。


 そんなベビーカートに乗せられた赤ちゃんが不安で泣いても、お母さんはスマホに夢中で無関心か、食べ物を与えるかするだけで抱っこしてあげようとはしません。


 マイカーの普及で人が歩かなくなったように、幌馬車ベビーカートの流行で赤ちゃんはお母さんの身体の温もりに触れずに成長するのが気になります。

東大には入れても...

 東京大学の入試は日本一難しいと言われますが、見方によってはもっと難しい大学があります。そのひとつが東京芸術大学を頂点とする芸術系の大学です。


 私の友人に長年の夢だったチェロの演奏に挑戦している東大卒の腕利き外科医がいます。彼は手先の器用さには自信があったようですがチェロを相手して悪戦苦闘しています。


 東大の入試は大部分を地道な努力で突破できます。しかし、芸術にはスポーツと同様に努力に加えて天賦の才能も絶対的に不可欠ですから、残酷です。

2017年5月15日月曜日

クーラーのカビの防止方法

 3年前に掃除したエアコン内部が気になって覗いてみたら、黒カビがいっぱいへばりついていました。自分できれいにしようと悪戦苦闘してみましたが、結局は業者に依頼しました。


 エアコンのカビは、クーラー停止後に冷却されていた内部が高温高湿の空気と接触して結露するために発生します。この結露はクーラー停止後も15分間ほど送風運転すれば防止できます。問題は就寝後は寝ていて送風に切り替えられませんからカビ発生を防げません。また最近はフィルターの自動クリーニング機能付き高級機が普及してきましたが、これはカビのお掃除をするものではありませんので注意しましょう。


 結局はクーラーのカビ発生は手強い問題で1年おきにクリーニングをするしかないのでしょう。どこかで冷房停止後は自動で送風に切り替わるエアコンを作ってくれたらヒットすること間違いなしです。

2017年5月14日日曜日

猫は食いだめできるのか

 昨日は終日忙しくて猫の餌やりに行けませんでした。そこで今日は早めにキャンパスに出掛けて、通常の二倍の二握り分の固形食を二度あげました。


 猫は完食して流石に食べ過ぎたようで、私が帰る時には機械小屋の屋根の上でぐったりして寝てしまいました。こんな場合は翌日はほとんど食べませんから、猫は食いだめできるのでしょう。

芸術が世界を繋ぐ

 安倍首相は芸術とは縁遠いようでいちばんの趣味はゴルフだそうです。アメリカのトランプ大統領ともゴルフ外交を展開し、この5月連休中もゴルフ優先だったようです。


 人間は芸術がうみだす美への感動をたくさん経験しないと自分が美しくないことにも鈍感です。芸術そっちのけでゴルフ三昧の人が'美しい日本'を主張するから、私はどこか危うさを感じるのでしょう。

2017年5月13日土曜日

笑い話 時流

「お母さんはお金ができたらどうしても行きたいところがあるんだって。」


「豪華客船で世界一周旅行だろ!」


「違うよ。」


「じゃ、5月に運転始めたチョー豪華寝台列車トランスイート四季島の旅だね。」


「ううん。高須クリニック!」

2017年5月12日金曜日

トヨタが潰れる日

 トヨタ自動車が発表した2018年3月期の決算予想では純利益が1.5兆円とされ、過去5年間では最低の水準ながら経営上は安泰です。しかし、アメリカの高級電気自動車メーカーのテスラモーターズ社の躍進に見られるように、今やいつ自動車業界に激変が起きても不思議ではありません。



 何しろ電気自動車にはエンジンがなくて構造が非常に簡単ですから、大資本の独壇場であった特別な技術力はまったく必要がありません。敢えて言えば電池の技術力が重要ですが、これは専門メーカーに任せれば済むことで自社生産にこだわるメリットはありません。


 部品数で比較しても、ガソリン車はおよそ10万点の部品が必要ですが、電気自動車はその1/1000とも言われています。つまり修理やメンテナンスも簡単で、高度な熟練技術者を必要としません。加速が素晴らしくて快適に走れて、排ガスも騒音も少なくて、長持ちするとなればもはやガソリン車は敵ではありません。


 日本には政府の庇護を受けて自動車メーカーがひしめきあっていますが、この偏った産業構造が原発と同じように一気に世界の潮流から見放されることになったら、もはや日本は沈没でしょう。政府主導の経済政策の危険性はここにあり、今後10年間は間違いなく日本の正念場でしょう。

ピカソの値段

 天才画家ピカソは1973年に91歳で天国に召されました。彼の没後も小品ならばパリの由緒ある画廊でおめにかかることができましたが、1980年代に入ると流石にリトグラフでさえ見つけることは難しかしくなりました。


 先日、ある骨董市でピカソのリトグラフを出品している画廊がありましたので価格を聞いてみると200万円でした。作品にもよりますが30年前のパリであれば常識的には70万円くらいでしたから3倍に値上がりしています。

 

 中国のようなかつての発展途上国からの需要が膨らんでいて油絵ならば簡単に億の単位だそうです。これを投資とみるか道楽とみるかは見方は分かれるでしょうが、どちらにしても粋な世界です。

2017年5月11日木曜日

シュナップスでドイツ人が湧いた

 友人に同伴してハイデルベルクを訪れたときに古城近くのクナイペに入りました。ドイツには土地の人たちが溜まり場にする飲み屋兼食堂のようなガストシュテッテやクナイペがたくさんあります。クナイペは飲み屋風、ガストシュテッテは食堂風といえるでしょう。


 ドイツはビールの国ですから、お店に入ればカウンターにしろテーブルにしろ、注文はビールと決まっています。特に冬場で体が冷えている時にはまずは景気づけにシュナップスを頼みます。これはアルコール度40%の無色透明の蒸留酒で、通常はお猪口に入れて冷凍庫でトロトロに凍らせてあり、出てきたら一気飲みします。


 私はドイツに来た友人の歓迎の意をこめて勢いよく1杯目を飲み干しましたが、カウンターの客はまったく無反応でした。2杯目、3杯目と続けてもやはり注目度はゼロ。やっと6杯目になって場は大盛り上がり、その後は、お前はどこから来たのか、何でハイデルベルクに来たのか、何をしているのかと熱烈歓迎を受けました。


 カウンターは常連客とのコミュニケーションの場ですから、友人にとっては様々な会話が楽しめてよい思い出になったでしょうが、私は宿に帰るまでの道のりがとにかく長かったことを今でも思い出します。

イチローも経験した人種差別

 イチローは2001年シーズンから大リーグでプレーしていますが、実績を積み上げるまでは様々な人種差別扱いを受けたそうです。私もヨーロッパやアメリカで生活していましたから人種差別とは無縁ではありませんでした。


 日本人の人種差別の特徴は白人⇒日本人⇒アジア・アラブ・中南米人⇒黒人という方向性にありますから、白人からは人種差別にあって辛い思いをしたという話はまず聞きません。一方で中国人や朝鮮人に見下されるのは耐えられないという単純な発言を先日も聞いてびっくりしましたが、案外単純な人たちの気持ちはそんなところにありそうです。


 昭和の代表的陶磁研究家小山富士夫は「(青磁)の幽玄深邃な釉色を愛し、工夫に工夫を重ねてこれを完成させたのは、中国民族のもつ深い思索性によるものであろう(支那青磁史稿)」と述べています。今日のような嫌悪にも近い差別意識は歴史や文化や芸術などへの深く繊細な造詣が日本人になくなってきたからなのでしょうか。


 このまま安倍政権のような粗っぽい思い込みの強い保守的政治風土が続いて近隣諸国の国民への歪んだ対抗心がさらに増幅していったら、彼らに負けじと軍備拡張路線を突っ走っていくことだけは間違いなさそうです。

2017年5月9日火曜日

猫を捨てないで!

 連休中にキャンパスには新しい虎猫が転入してきました。まだ若い猫ですが、捨てられた恐怖からか非常に警戒心が強くて近寄れません。しっかり面倒見るから、梅雨になる前には自分の快適な寝場所をみつけよう!

2017年5月8日月曜日

フランス人は自由恋愛ではない

 フランス史上最年少の39歳で大統領に当選したマクロン氏が、64歳の子連れ女性と結婚しているということで、日本ではフランスは自由恋愛の国だからと評されていますが、私はそうは思いません。


 私たちが自由恋愛と聞くと、男女関係が半ば一時の好きか嫌いかの気分次第のような印象を受けますが、決してそうではありません。フランス人の夫婦とは身も心も愛する関係にあってこそだけのことで、ごくまっとうなものです。

首相発言 今回はアウトではないか

 首相が日本会議系の会合でビデオ挨拶し、憲法改正について2020年に改正憲法を施行し、第九条の第3項に自衛隊の文言を盛り込むと語りました。


 そういう意向をもって努力するという決意の程を示したのでしょうが、憲法改正については国民の議論の煮詰まりによって日程も内容も‘決まる’ものであって、単なる行政の長である首相が‘決める’ものではありません。

 

 首相は、かつては自分を立法府の長と呼ぶ恐ろしい発言をしながらも、訂正しようとはしませんでした。今回の憲法改正発言からは意識的にはそのつもりのようです。こんな首相をいただく日本はやはり世界の‘異国’でしょう。

夜光虫に集まる人々

 鎌倉の海岸の美しい夜光虫の光景がマスコミやSNSで取り上げられたために見物客が大挙して押し寄せているようです。この鎌倉の様子を見て、国民がマスコミやSNSに意図された特定の情報世界に閉じ込められているのではないかと不安になりました。

2017年5月7日日曜日

笑い話 若者の嘆き、年寄りの嘆き

「あー、今日で連休も終わりか...。あっという間だったなあ。」

「毎日が日曜日になるのもあっという間だぜ。」

2017年5月6日土曜日

日本人の誇りとは何だろう

 日本人は礼儀正しい、規律を守る、勇猛である、勤勉である、正直であるなどというのが大方の見方でしょうし、私もこれに異論はありません。では日本人は賢いかと問われると返答に窮します。


 私たちは中国や東南アジアに攻め入るだけでなく、米国の対日石油輸出禁止政策(1941)に過激に反応して無謀な太平洋戦争を仕掛け、戦争地域全体で約2000万人以上の犠牲者を出しました。


 日本人は天下を統一すべき優秀な民族だとする八紘一宇などという誇大妄想に取り憑かれて世界制覇を目論んで戦争国家の道をひた走り続けた結果、米国がとうとう堪忍袋の緒を切らして対日石油禁輸政策で待ったをかけて立ちはだかったのでした。


 唯一の被爆国にある日本人の誇りとは、戦後の民主主義国家のもとで命を最優先する平和主義を堅持して、いかなる困難の前にも武力を用いず、知恵と勇気によってのみ創造される平和の歴史を身を挺して世界に提示する賢さではないでしょうか。

満足の睡眠 腹式呼吸の勧め

 呼吸筋や腹筋などが弱って呼吸が浅くなると、起床しても体がだるかったり、日中に眠くてうとうとしたり、夜間に目があいてトイレに立ったりすることが多くなります。


 こうした症状は特に歳をとってくると顕著になってきますが、その原因のひとつが肺活量の減少や浅い呼吸にあることは医師の間でもほとんど認識されていません。


 自分の肺活量を知らない人は測ってみましょう。もし黄信号(3000cc>)や赤信号(2500cc>)でしたら1日15分間くらい腹から大きく息を吐く口呼吸しながら速足で散歩しましょう。

2017年5月5日金曜日

安倍首相のいう教育無償化だけでは足りない

 安倍首相が自民党が頑なに拒んでいた大学までの授業料無償化を突然言い出したのは朗報です。しかし、今日の格差社会を構造的に変革することはそれだけでは難しいでしょう。


 今日では難関大学に入学するにはそれなりの進学校に入って備えるのが常識ですが、そのためには塾や予備校通いのために相当なお金が必要です。このお金と学力の連動性を絶ち切らねば貧困層の子どもたちが這い上がるのは不可能です。そこで私は抜本的な教育制度改革を提案します。


 大学進学希望者は現行のセンター試験のような全国統一試験を受けて、その成績の上位40%が大学入学資格を与えられます。続く2次選抜は全国統一課題作文とし、その評価のみをもって希望大学の合否の判定を受けます。受験生が出願できる大学は最初は1校のみとし、不合格者は2次選抜のチャンスを与えられます。


 入学後の専門課程への進学は進学希望者が各学科の定員を超えていれば成績による選抜となります。希望通りに進学できない学生は他大学の希望学科への編入が自由にできるようにします。また大学の卒業はドイツのように全国統一大学卒業試験の結果によって判断・決定され、卒業証書には大学名ではなくて統一試験の成績のみが記載されます。


 このような制度が実現すれば特別な受験勉強は不要となり、特に有名大学に進学する必要もなくなり、クラブ活動やボランティア活動などへの参加も活発になるでしょう。また実力不足の大学生も一掃できます。これで一石二鳥どころか一石四鳥です。


 ただし、こんなまともな改革をしたら多くの高校や大学が潰れてしまいます。文科省が天下りと引き換えに高校や大学の倒産を防いで受験生を苦しめている実態が理解できるでしょう。

2017年5月1日月曜日

表現力を磨こう

 東大生の一般的印象は学力が高いくらいしかないのでしょうが、周りにいるたくさんの東大卒の友人をみていると言葉による表現力が特に優れているという印象を持ちます。


 先日も国立新美術館で開催中の草間弥生展について語り合ったところ、彼女の作品についての印象を適格な言葉にする友人の卓越した表現力に驚かされました。また弁護士をしている友人は、相談事に関する問題点をいつもたちまちのうちに正確に分析して分かりやすい文章にしてくれます。


 核心を外さずに物事の本質を適格に把握して言葉にすることが重要なのはどの世界でも同じでしょうが、今日の政権を担う閣僚たちの稚拙な表現力が気になります。

2017年4月30日日曜日

世界最大 全国ラーメンFes.に行ってきました

 有名ラーメン店60店舗が集結する‘まさかの世界最大ラーメン祭り’に行ってきました。私は2011年から毎年受賞歴があるというとんこつラーメンを選びました。


 屋外の仮設スタンドでの営業で調理上の制限もあってか、とんこつスープはブタの臭みが後味に残って期待はずれでした。多数の客が押し合いへし合いする会場での火傷防止のためか、スープの温度もぬるくて、熱々のラーメンをふーふーしながら食べる状況ではありませんでした。


 ただ、こういう催し物は味はどうあれ大勢が連れだってワイワイ楽しむためのもので、ラーメンを本格的に味わいたいのであればお店に行しかなさそうです。

2017年4月29日土曜日

野性動物とノラ猫

 ノラ猫の世話をしているというと猫は放っておいても大丈夫だよと言われます。しかし、ノラ猫は野生動物ではありません。


 野性動物というのは自然界の一員として特定の地域に代々生息し続けているわけで、必要な食糧は彼らの生息圏の中で十分に供給されるサイクルができています。


 しかし、人間の都合で勝手な場所に棄てられたノラ猫は生存に必要な餌を確保できるはずはなく、餌を与えられない限り生きていくことはできません。

2017年4月28日金曜日

笑い話 ガキ大将の納得

「サリン搭載のミサイルが飛んできたらどうするんですか?」

「大丈夫。ミサイルを迎撃すれば、その破壊熱でサリンは無害化します。」

「でも撃ち損じはないんですか?」

「絶対にしくじりません。」

「そうか。やっぱり俺とは違うんだ。」

2017年4月27日木曜日

ハトの大群に埋まったおじさん

 お昼頃になると、いつもの同じ汚い紙袋を両手にぶら下げて、ガムテープで繕った破れ靴を履いたおじさんが駅に現れて通勤電車に乗車します。


 もちろん汚れにまみれた服装ですから、車内にはたちまち異様な臭気が充満してしまい、彼が座った座席の周りは直ぐに誰もいなくなってしまいます。


 私は彼がある駅の片隅で幸せそうにハトの大群に埋まって日向ぼっこしているのを目撃しました。彼が人々に忌避されながらもあの駅に通っているのはハトに会いたいからのようです。

2017年4月26日水曜日

混雑するクリニックのワケ

 自宅近くのほとんど毎日オープンしているクリニックでは、私のように症状が安定していつも同じ薬を処方される患者には2ヶ月分の処方箋を出してくれます。医師は全身を触診したり丁寧に聴診器を当ててくれますが、無駄な検査はしません。このクリニックはインフルエンザや風邪の流行期以外は待ち時間はほとんどゼロです。


 一方で週2日半が休診で盆暮のみならず学会出張とやらで休みの多いクリニックでは待合室はいつも患者でいっぱいで、待ち時間が1時間以上というのは普通です。ここでは症状が安定していても血液検査があったりして、処方箋も2週間分しか出してくれません。


 考えてみれば、後者のクリニックでは患者は全員が2週間ごとに薬をもらいにくるのですから、前者のクリニックよりおよそ5倍の患者がやってくることになります。これでは待ち時間が長くなり、随分繁盛しているように思われますが、実際には患者数を増やすためのからくりがあったのです。

大統領選挙 フランスの運命を予測する

 フランス大統領選挙は大方の予想通りの結果に終わり、EU人の多くはホッとしていることでしょう。それでは決選投票はどんな結末になるのか、フランスに住んでいた経験をもとに考えてみました。


 白人層の移民への否定的な気持ちは感情的な反応としてルペン女史の主張のようなものに集約されるといっても過言ではないでしょう。しかし、偉大なフランス革命を成就させたフランス国民の誇りと名誉にかけて理性的に言えば、もう少し冷静になろうとする抑制が多くのフランス人にはかかるであろうことも想像に難くありません。


 決選投票は、今日の社会及び自己の困難をグローバリゼーションと移民問題に半ばすり替えて短絡的に考えるルペン女史のような人たちと、むしろ自らの信念と努力によって自己の未来を切り開こうとするマクロン氏のような人たちのせめぎ合いになるでしょうが、マクロン氏に多少の分があるように私には思われてなりません。

 

 マクロン氏が60%前後を獲得して若き大統領の誕生となるのではないでしょうか。

復興相 失言ではない

 復興相が原発事故などの失言で辞任に追い込まれました。彼は正直者で本音を口にしただけであって、それが原発事故被害者など被災した東北人を傷つけたからと周りから袋叩きにされるのはおかしな話です。


 地震国日本では原発を50基も造ればいつかどこかで事故が起きますから、その被害の甚大さを想定すると大都市から十分に距離を取って建設するという選択がなされました。東電福島第一原発のような重大事故が起きてしまったら、地元住民の被曝は避けられないのはもちろん、彼らが故郷を捨てなければならなくなるのも自明のことでした。


 東日本大震災の恐ろしい惨状を目の当たりにして、原発が地元民の大きな犠牲の上に成り立つ虚構に満ち満ちたもので、一旦事故が起きれば彼らの尊厳は守られないことは誰もが心底認識したはずでした。それでも地元民が原発推進者のいう安全神話に相乗りするかのように、自分の命と故郷を差し出して危険極まりない原発を受け入れているのは現代の悲劇です。

 

 福島の惨劇を見たドイツは原発廃止に舵きりしたのに、当の日本は懲りずに原発を維持しています。私たちはひとりひとりが少しでも言葉に嘘のない社会を築こうと努力しなければ、今日の上辺だけの豊かさからは逃れられません。

猫が寝転ぶ季節になった

 キャンパスに転入してきた猫はやっと私に慣れてきたのか、温かい地面に寝転んでは首をさすれ、腹をなでろとせがむようになりました。やっと夜間気温が10℃を下回らなくなって日中の地表面の温度が体温を超えるようになったからでしょう。

2017年4月24日月曜日

冷静になろう!北朝鮮は脅威ではない

 北朝鮮の核武装は日本が先制攻撃を仕掛けないかぎりは脅威度はほとんどゼロと考えられます。ただ米軍が専断的に北朝鮮に武力行使に踏み切れば宣戦布告と同じですから、日韓の米軍基地はもちろんのこと日韓両国の国土は無傷ではいられないでしょう。


 北朝鮮の核武装はアメリカには許容できないのでしょうが、日中韓にとってはさほど重大な問題ではないという見方もできます。北朝鮮が日中韓に先制攻撃を仕掛ければ分が悪いことは明らかですから、金政権が完全に崩壊するリスクを冒してまで暴挙に出るとは考えられないからです。


 北朝鮮が通常兵器で日米韓に対抗できる作戦は日本海に面する韓国21基、日本34基の原発攻撃がもっとも有効です。もし原発がミサイルで破壊されたら、米軍は放射能のために撤退するしかありません。

2017年4月22日土曜日

かかりつけ医師の適切な紹介状で命拾い

 私の友人がかかりつけ医に勧められた精密検診で適切な病院の紹介を受けて医者のたらい回しを免れ、大事にならずに済みました。


 当の病院に辿りついた経緯を執刀医に聞かれて説明すると、ほとんどの患者さんは幾多の病院をたらい回しされて手遅れ状態で送られてくると言われたそうです。


 開業医は患者さんをどの病院に紹介すべきか、常に勉強を怠らずに最先端の専門知識を蓄えていなければなりません。そんなかかりつけ医師にかかっていますか。

9.11NYテロ アルカイダも流石に原発攻撃は回避

 2001年の航空機乗っ取りによる米国同時多発テロでは、当初の目標は原発でした。しかし、原発攻撃をすれば流石に収拾がつかなくなるということを恐れたアルカイダは貿易センタービルに目標を変えたそうです。


 米軍による対北朝鮮武力行使もありうる今日の緊張状態にあって、政府はミサイルが飛んできたら強固な建物内に避難しろなどとのんきなことを言っています。しかし、原発攻撃を避ける決断をしたアルカイダの思慮が北朝鮮にもあるのか、日韓の運命はそこにかかっています。

 

 トランプ大統領や安倍首相が武力行使に前のめりの姿勢を示しているところ、水面下では必死に北朝鮮と交渉をしているであろう中国首脳陣の能力にもはや期待するしかないのでしょうか。

2017年4月21日金曜日

ありがとう、英国ヘンリー王子とレディー・ガガさん

 根っからのお母さん子だったヘンリー王子が11歳の時に両親はお互いの不倫から離婚し、その翌年にダイアナ元王妃は不幸にも事故死しました。母の死は王子に想像を絶する精神的ショックを与え、その後の王子の人生を完全に混乱させてしまいました。


 一方で世界の歌姫レディー・ガガさんはデビューして間もない頃にプロデューサーの男性の欲望のはけ口としてずっと肉体を弄ばれ続けて、心はボロボロの状態でした。彼女はその筆舌に尽くしがたい辛さを心に秘めながらも世界の大スターにのし上がってファンを勇気づけました。


 ヘンリー王子とレディー・ガガさんは忌々しい出来事から20年が経過した今日でもカウンセリングを受けています。心の痛みを抵抗感なく語り合えるようなもっとオープンな社会の実現がふたりの悲願だそうです。

来るか フランスがフランスでなくなる日

 フランスの大統領選挙があります。第一回投票で投票者の50%の支持を誰もえられなければ、上位2者で決選投票が行われます。今回の大統領選でも恐らく決選投票となり、そこに極右政党のルペン女史が入ってくるのは間違いなさそうです。フランス革命軍由来の自由、平等、博愛の偉大な理想をかかげる自由国家フランスがフランスでなくなるのでしょうか。

巣箱を野鳥にプレゼントしよう

 ウグイスが住宅地に下りてくるようになると野鳥たちの恋の季節の始まりでもあります。そして桜が葉桜になる頃にはあちこちで野鳥たちが巣作りをして卵を産みます。さてここで騒々しく活動するのがカラスです。カラスは産み落とされた卵を狙って集団で集中攻撃します。卵を隠せるように巣箱を置いてあげましょう。

2017年4月20日木曜日

笑い話 パシフィスト艦長

原潜が日本海に50隻集結しました。

1号原潜 「ミサイル発射準備完了!」

2号原潜 「ミサイル発射準備完了!」

3号原潜 「ミサイル発射準備完了!」

...........

50号原潜 「ミサイル発射準備完了!」

1号原潜 「何するんだったっけ?」

笑い話 驚異の最新鋭スパコン

「今回発表の最新鋭スパコンは完全に人間を越えました。」

「人間を越えるとはどんなことができるようになったのですか?」

「物忘れです。」

国会議員と不倫問題

 ある国会議員が週刊紙で不倫関係を暴露されて重要な役職を辞任しました。


 国会では閣僚が良識を疑われるような無責任な答弁をしながらも辞任しないのに、単なる私的関係の不倫問題ではあっさり辞任するというのが、国民の利益とどう関係するのかよく理解できません。


 人びとの関心は下手で安易な男女関係の方に向きやすいのが常とはいえ、私たちは政治家の職務遂行能力にもっと厳しい眼を向けるべきではないでしょうか。

猫カフェ

 生涯学習センターの入居するビルに猫カフェがオープンしました。地域一番店の珍しさもあってか繁盛しています。


 カフェで客をお出迎えする猫たちはみな純血種の高級猫ばかりでした。これは売れ残った猫たちを猫カフェに横流しして、カフェで働かせるうちに貰い手が見つかればもうけもの、それでもダメなら殺処分するという脱法ルートではないかと疑いました。


 ペットショップは法律で売れ残り犬猫を産業廃棄物として殺処分することができなくなり、こうした脱法ルートを考え出したのでしょうか。

2017年4月19日水曜日

おーい、どこに行った?

 駅前の桜並木のきれいな川辺に住み着いた野良猫が、桜シーズンで人出が多くなったせいか、もう2週間以上消息が分かりません。

原発が危ない!!!

 政府はトランプ大統領の北朝鮮への武力外交政策にもろ手を挙げて賛同していますが、北朝鮮は負け戦になっても、それで民主政権が誕生するのであれば、国民にとっては戦後日本のように結果オーライということになりそうです。また米国は核及びミサイル開発を止めさせることができるでしょうから、これも結果オーライです。そこで割を食うのは日本と韓国だけです。


 日本と韓国の急所は何といっても原発です。日本は日本海に面してたくさんの原発が北朝鮮にはむき出しになっていて、日本の息の根を止めるにはそこにミサイル攻撃をすれば事足ります。東京を破壊すれば人的被害が甚大過ぎるうえに10年もすれば再興しますが、特に福井県や新潟県に面する原発をミサイルで破壊すれば日本は永遠に絶命です。


 東電福島第一原発の事故では原子炉が水素爆発したとはいえ、原発敷地内は人間が近づけないほどに核燃料が広範囲かつ大量に飛散したわけではありません。しかし、使用済み核燃料が大量に保管されている核燃料プールがミサイル攻撃によって破壊されたら、もはや原発に近づくことが出来なくなって一巻の終わりです。そんな虚弱体質で戦争に走っていいのでしょうか?

2017年4月17日月曜日

子どもを見守ろう

 生涯学習センターの‘地域で見守る子どもの育ち’というテーマの集いに参加しました。


 雑木林の自由な遊び場、子ども食堂、子育てホッとカフェのNPO運営者がそれぞれ事例報告をしてくれました。こうした真面目なNPO法人はいずれも人材不足のようです。

 

 高齢者の社会参加を促すために町に有償ボランティア予算を組んで欲しいという声が強かったです。

2017年4月13日木曜日

アメリカにコケにされていた原発の東芝

 倒産の危機にある東芝は、本体から切り離された廃棄物同然の原発会社ウエスチングハウス・エレクトリック(WH)を評価額の何倍もの価格で買い取りました。当のWHから東芝は現金自動支払機と呼ばれていたそうです。


 原発は、1979年のスリーマイルアイランド島事故、そして1986年のチェルノブイリ事故を経験してリスクが大きすぎるビジネスであることが認識され、アメリカでは市場からは見捨てられて資金が集まらなくなっていました。


 そんな原発事業を東芝は日本の国策という甘言につられてWHを買い取ってから、かれこれ10年近く利益を吸い取られ続けた果てに粉飾決算疑惑とは情けないことです。

話題の稲葉曜変天目を見る

 上野の東京国立博物館で開催中の茶の湯展に行ってきました。国宝の茶碗10点以上が勢揃いして圧巻の展覧会でした。


 中国建窯の曜変及び油滴天目茶碗はいずれも280gほどの華奢な作りで気品に満ちた格調高い逸品ばかりでした。一方で日本の安土桃山時代に珍重された井戸茶碗や志野茶碗は大振りで野趣味に溢れるものでした。


 今回初めて両者を同時に鑑賞してみて安土桃山時代とは400年も昔になる宋代の芸術的完成度の高さに改めて仰天させられました。宋代の焼き物はやはり天下一品だという印象を持ちました。

トランプ大統領と北朝鮮

 米軍の北朝鮮への巡航ミサイル攻撃の可能性が大きな話題になっています。北朝鮮がもっとも警戒するのは北緯38度線でにらみあう米軍ですから、一触即発の危機です。


 北朝鮮は通常兵力だけでは米軍に勝てませんから、絶対的抑止力として核武装は北朝鮮の念願であることは誰が見ても明らかです。


 現状では北朝鮮の核武装を止めさせることはできず、南北朝鮮の統一も難しく、米国と北朝鮮の融和はもっと難しいのですから、北朝鮮の核武装だけが一人歩きです。


 キューバ危機では米ソ首脳の強い危機感の共有から世界の破滅を危機一髪で避けられましたが、今やトランプ大統領が米軍の絶対的優位の誘惑に駆られて一人芝居する可能性は否定できないのが気になります。

2017年4月10日月曜日

自民党憲法改正はヒトラー的手法

 自民党はテロ準備罪を組織犯罪処罰法に加筆した後は憲法9条改正には直接踏み込まず、ヒトラー流に緊急事態条項を加えるという手法を取るようです。


 その自民党案の内容は「緊急事態宣言時には国会議員の任期の延長に加え、首相に権限を集中させ、内閣が法律と同じ効力を持つ政令を制定でき...一時的な私的権限も制限できる...」というもので、ヒトラーがワイマール憲法を骨抜きにしたものと同じです。


 安倍政権の支持者は「国会の事後承認」があるから大丈夫だと弁護しますが、承認期限は設定されていませんし、当の緊急事態宣言によって任期延長された国会議員メンバーが事後承認決議をするならば、形式的な事後追認に過ぎません。


 日本政府の指揮下にない米軍が武力行使をすれば日本の領土も自ずと戦争状態に入ります。これまでは遠くの戦争で日本はノー天気でいられましたが、朝鮮半島で有事ともなればそうもいきません。


 北朝鮮への武力行使は国連常任理事国による体のよい日本潰しにもなることを認識して、政府は知力を振り絞って平和主義に徹すべきところ、短絡的に軍備拡張と国民統制に走っていつか来た道をたどるのでしょうか。

2017年4月9日日曜日

おめでとう!なでしこジャパン

 今日の再生なでしこジャパンは、攻めてよし、守ってよし、走ってよし、シュートしてよしで、澤選手頼みのサッカーの呪縛から完全に解き放たれました。


 これまでとは次元の違う全員サッカーの戦いでコスタリカチームに3-0の完封勝利でした。若い選手と経験豊富な選手がうまくかみ合っていて、次回ワールドカップには大きな期待が持てそうです。

2017年4月8日土曜日

笑い話 視野狭窄

「おい、あの夜回り先生が教育勅語を擁護したらしい。」

「やっぱりなあ。」

「???」

「暗いとこばかり回っていたから職業病さ。」

トラブる隣人関係

 ある夫婦が散歩中に犬がじゃれついて近隣の子どもを転倒させてしまいました。子どもは手を擦りむいた程度でしたが、親から後で50万円の請求があったそうです。


 また伸びすぎた庭木の枝払いをするためにマイカーを隣家の前に移動して一時駐車したら、たちまち交番に通報されてしまったそうです。


 こうした隣人との終わりのないにらみ合いの苦痛を考えたら、日頃から声かけの努力くらいは大した負担ではないはずですが、初めの第一歩でたすきをかけ違えると悪循環の遠心力に振り回されるしかないのでしょうか。

笑い話 宇宙人の嘆き

「おい、俺たちのような碧い惑星があるぞ!」

「船長、降りてみましょう!」

「よし、惑星を周回して偵察!」

「アレッ、ミサイル撃ってるやつもいますよ。」

「オーッ、原発を爆発させちゃったのもいます!」

「見てください!こいつら核爆弾もメチャ沢山貯めこんで威張ってますよ!」

「何だ、俺たちの古代人とまったく同じことやってんだ。」

「分かった。水を頂戴したら即時退却!」

2017年4月7日金曜日

シリア攻撃 これまでとは違った時代になった

 トランプ大統領はオバマ大統領が踏み込めなかったシリア・アサド政権への軍事行動を決断し、シリア空軍基地への巡航ミサイル攻撃を開始しました。


 北朝鮮の挑発に対しても米国本土への核ミサイル攻撃が現実的脅威になる前に軍事行動に踏み切るでしょう。これは米中首脳会談中にシリア攻撃を敢行し、より現実味を帯びた可能性として厳しい北朝鮮対策を中国に迫ったと読めるからです。


 先の日米首脳会談では安倍首相は北朝鮮への軍事行動の強い決意を伝えられているとすれば、政府が組織犯罪防止法改正ににわかに必死なのも理解できます。今回の改正はアメリカの軍事行動への国家的承認を与えることを意味しそうです。


 この緊張した国際情勢下で原油価格が上昇すれば、上がらないインフレ率に四苦八苦している安倍政権にとっても悪い話ではありません。しかし、トランプ大統領の決断はヒットラーに強気で対処したチャーチルのように吉と出るのでしょうか。

2017年4月6日木曜日

安倍政権はアベノミクスを捨てた

 2017年はトランプ大統領の勝利、北朝鮮の核挑発、ワールドベースボールクラシック、稀勢の里の横綱昇進、森友学園騒動と話題は途切れなく続いて、3月期末を迎えてもアベノミクスの成否については政府もマスコミもまったく触れません。


 アベノミクスが盛大に宣言されてからすでに4年4ヶ月が経過していますが、年金積立金運用機構と日銀の積極的介入で株式市場が値上がりをみせたくらいで、他には目立った成果は上がっていません。

 

 最重要課題だったインフレ率が上がらないために財政再建は進まず、危険な超金融緩和政策の出口もみつからず、結局は日本経済を厚化粧しただけのアベノミクスは恣意的に話題から葬られてしまいました。

2017年4月5日水曜日

生真面目過ぎる国民性

 週末に訪れた博物館で満65歳以上の割引券を買おうとしたら身分証明書の提示を求められました。私は見れば分かるでしょと食い下がってもダメでした。そして昨日行ったヘアカットセンターでは満60歳以上の割引券を購入しようとしたらやはり身分証明書の提示を求められました。


 私はアメリカやヨーロッパの空港で何度か荷物の重量オーバーで引っ掛かりましたが、大体はウインクひとつで許してもらえました。東日本大震災時には日本人の規律正しさが驚きをもって賞賛されたようですが、実際には状況に応じて自己判断で事を責任運用できないだけのことかと思ったりします。仕事とはいえもっとおおらかなコミュニケーションが欲しいところです。

トランプ政権とヒトラーの時代

 第二次世界大戦時にはヒトラーは最先端メディアのラジオ放送を駆使して国民を懐柔しました。彼は自らの内面に潜むイギリスやフランスに対する劣等感が国民一般にも潜んでいることを見抜いてか、ゲルマン民族の優秀性というでっち上げを大々的に喧伝してドイツ国民を戦争に駆り立てました。



 今日の最先端メディアといえばツイッターでしょうが、トランプ大統領はこれを駆使しています。自分に都合の悪いことが報道されると即座に否定して真実がどこにあるのか煙に巻いてしまいます。彼には自分に不都合なことは徹底的にジャンク扱いして相手にしない強気の姿勢が感じられます。


 

 メディアを手中にする強気のヒトラーの化けの皮が剥がされたのは皮肉にも外国のラジオ放送でした。トランプ大統領の強気のツイッター作戦はこれまでは上々の成果を収めてきましたが、何でもありのインターネット時代にあってトランプ政権がどんな運命をたどるのか興味深いところです。

2017年4月3日月曜日

笑い話 高齢ドライバー

「ゆっくり徐行して行ってください。」

「ご苦労さん。俺も通らせてもらうよ。」

「スミマセン。あっちを迂回してください。」

「あれっ、前の車は通って行ったじゃないか。」

「ここは通学路なもんで。」

那須雪崩事故

 那須のスキー場で雪崩が発生して教員を含めて8名の若い命が失われました。県高校体育連盟登山専門部委員長はラッセル訓練は絶対に安全だと判断したと記者会見で語ったようですが、この‘絶対に’という言葉に自己弁護の気持ちが感じられて違和感がありました。


 教育者として生徒たちに高い責任感を植え付けたいのであれば、自らが自分の責任に対して最高の潔さを見せられなければ失格です。今回の事故では最高責任者の立場にある委員長にとっては責任感のありったけを示すべきでしたが、残念ながら卑怯な自己弁護に走ってしまいました。


 こうした教育者がどんなに道徳教育を強化してみても、また愛国心を植え付けようとしても、思春期にあって大人の行動に敏感な子どもたちには空虚な存在でしかあり得ません。そんな人たちが取り仕切る忌々しき教育環境が無理な登山訓練を強行させたのではないでしょうか。

2017年3月31日金曜日

笑い話 ませたガキ大将

「オーイ、そんなところで遊んじゃダメだぞ!」

「どうして?」

「危ないんだよ。」

「原発よりも?」

笑い話 愛国教育への抵抗

「兄弟仲良くしよう!」

「先に手を出すのはお兄ちゃんだよ。」

「お父さん、お母さんの言うことを聞こう!」

「二人とも大卒でも勉強しろしか言えないよ。」

「お年寄りを敬おう!」

「それで政治家は年寄りばかりなのか。」

2017年3月30日木曜日

日本の核武装

 日本はトランプ政権に気兼ねしてか、岸田外相が表明していた出席意志を翻意して国連の核兵器廃止条約交渉会議には欠席することになりました。日本政府は核の魅力に屈したともいえそうです。


 トランプ政権はこれまでの比較的柔軟な北朝鮮政策に見切りをつけて、武力行使も辞さないという強硬路線を進もうとしています。お蔭で防衛省は適地を先制攻撃できる巡航ミサイルが欲しいなどと急に本音を言い出す始末で、従来からくすぶり続けている日本の核武装、あるいはアメリカの核持ち込みが現実味を帯びてきました。


 北朝鮮が高度なミサイル防衛網を持たずに実験段階に過ぎない初歩的な核戦力でアメリカに立ち向かえば、北朝鮮の国土は一瞬のうちに灰と化します。北朝鮮がアメリカに圧力をかけるには非核国の韓国や日本に派手に核実験を見せつけて国威を偽装するしかありません。そんなことは分かりきっている中国は従来からのソフト路線を変えようとはしていません。


 北朝鮮が抜いた刀を振り回しているのをいいことに日米の軍備強化がこれ以上進んでいけば、戦争が仕掛けられる可能性が増します。そうなれば朝鮮半島は焦土と化して東アジア地域は大混乱に陥ると同時に、世界における日中の経済的優位性は完全に失われてしまうでしょう。

2017年3月29日水曜日

教育勅語信奉はテロだ

 森友学園篭池理事長と自民党右派や維新の会などの政治家は教育勅語でつながっていることがはっきりしてきました。


 教育勅語の精神は、神話復活、天皇制国家、家族主義の徹底などにあり、国民主権、自由主義、平和主義、そして基本的人権の尊重を柱とする現行憲法とは真っ向から対立しています。そのために1948年に国会で破棄決議がなされました。


 もとより教育勅語は、皇国史観の虜になった儒学者が中心になって書き上げられたもので、彼らに洗脳された明治天皇の権威を借りて宣言されました。


 森友学園で教育勅語が堂々と教えられているのは、政治的な力が働いて意図的に不問に付されているからで、普通ならば教育勅語崇拝を標榜する幼稚園の認可などあり得ません。


 今日の日本で教育勅語の名を公に語ることは現行憲法を葬ろうとするテロ準備行為も同然であり、この点が国会でまったく議論されないのは教育勅語信奉者が国会議員には多いということでしょうか。

2017年3月27日月曜日

笑い話 学校嫌い

「ボク、今日は学校を休む。」

「今週はあまり行っていないわね。」

「でも元都知事よりはましだよ。」

「何言ってるの。稀勢の里を見ならいなさい!」

電話番号を何度変えても止まないイタズラ電話

 携帯も固定も、頻繁に電話番号を変えて家族にしか教えないのに、すぐに同じイタズラ電話が掛かってきて気味が悪いという話を聞きました。


 私のところにも各種の勧誘電話が掛かってきますが、番号の入手源を聞いても業者からとしか答えてくれません。電話番号はお金になるため電話会社系統から漏れているのでしょう。 

2017年3月25日土曜日

体外受精に警鐘

 体外受精が身近なものとなってきて、子どもがしばらくできないとすぐに体外受精に頼る傾向が見られ、体外受精が医療ビジネスの餌食になりそうな気配です。


 体外受精は受精卵を作って着床させるまではできても、受精卵が育つかどうかは体外受精とはまったく別の話であることが説明されていません。


 そのために完全な医師の失敗でも着床したことが言い訳に使われるために、無知な夫婦は追い立てられるように体外受精を繰り返すというのが実態ではないでしょうか。

大腸内視鏡検査で死の恐怖

 満82歳になる男性が血便が出て大腸の内視鏡検査を受けました。検査は無事に終了して出血原因も偶然性のものと判断されたそうです。ホッとして家路に着くとアクシデントが起きました。男性はバス停を降りたところで失神したのです。


 夫人が同伴していたうえに運よくバス停の前が内科クリニックでしたから、すぐに院内に運び込まれて手当てを受けることが出来ました。原因は検査のために下剤をかけたための脱水だったそうですが、高齢者は脱水から脳梗塞状態になって非常に危険です。

 

 しかし、症状をつぶさに聞いてみるともう少し出血の経過観察をすれば内視鏡検査はしなくて済んだかもしれません。とにかく政府などの奨励やブームもあって不要な内視鏡検査が多すぎるような気がしてなりません。

2017年3月24日金曜日

笑い話 反抗期の現代っ子

「両親を敬いましょう!」

「ママ、パパの浮気で離婚しちゃったよ。」

「お年寄りを大切にしましょう!」

「おじいちゃんはとっくに死んじゃったし、おばあちゃんは施設で会ったことないよ。」

「兄弟仲良くしましょう!」

「あ母さん、遺産相続で兄弟喧嘩してるよ。」

「お国のために命を捧げましょう!」

「そんな総理大臣いたっけ?」

2017年3月23日木曜日

ありがとう、ウグイスの初鳴き

 昨日は晴天に恵まれてキャンパスの猫の墓がある木立にウグイスがやってきて元気に鳴いてくれました。土に帰って初めて迎える春に天国の猫たちも喜んでいるはずです。

2017年3月22日水曜日

笑い話 寄付金問題

「あなた、百万円を寄付しましたね。」

「私が寄付するなんてことは絶対にあり得ません!」

「でも、ここに振り込み証のコピーがありますよ。」

「間違いです!!」

「では確かな根拠があるのですか?」

「私は政治家ですよ!!!」

スズキが革命を起こす!

 スズキ自動車が燃料電池を搭載したバイクを発表しました。市場調査のために企業に貸し出すそうですが、重量が重い燃料電池を二輪車に利用するというのは仰天発想です。あの猛烈な加速力はガソリンエンジンの相手ではありませんから、もしレースに出場すればロードレースに革命が起き、たちまち世界チャンピオンになるのは間違いありません。

2017年3月21日火曜日

石原元知事の逃げ口上

 都議会の豊洲移転問題に関する百条委員会で石原慎太郎元知事の主張は、地表面をコンクリートで固めて土壌の汚染物質を押さえ込み、地下水は捨ててしまえば何も問題はないという意味でしょう。


 それならば捨てる地下水は問題にはならないが、念のために浄化に最善を尽くすと初めから言えばよかったはずで、環境基準達成が不可能とみるや科学的事実を無視する風評だと八つ当たりするのはロジックのすりかえです。


 豊洲移転強行のために環境基準という科学用語を使って移転反対の声を抹殺しようとしたのに、その環境基準が移転の最大の障害になってしまったのは石原氏にとっては想定外だったのでしょう。

2017年3月19日日曜日

パリジェンヌの素顔

 東京とパリの女性を比較すると様々な面で相違がありますが、私がもっとも強く感じるのは素顔に対する意識の違いです。


 私はパリでは毎朝地下鉄に乗っていましたが車内化粧を見たことは一度もありません。日本女性の素顔への強い羞恥心の表れが極端な行動になるのかも知れません。

2017年3月18日土曜日

東京人と名古屋人

 名古屋は観光では全国一の不人気都市で、名古屋人さえも観光地としての地域振興に諦め顔だそうです。


 名古屋の観光名所といえば、金の鯱の名古屋城、テレビ塔、百メートル道路、熱田神宮、大須観音、動物園くらいしか思い浮かびません。残念ながら何れも知名度向上に貢献できるほどの実力はありません。


 名古屋人は強い地元志向と自主独立心に富み、東京を過剰に意識していません。マイペースで東京人のように忙しい世相に振り回されている様子も見受けられません。ですからバブル時にもほとんど踊りませんでした。


 こうした保守的風土が比較的良好な経済を支えているのでしょうが、高層ビルの異常な少なさに土地柄がはっきりと出ています。

猫に叱られた

 このところ多忙で猫の餌やりを2日も空けてしまったら、これまで一度も鳴いたことがない川原住まいのノラにニャーと叱られてしまいました。空腹に耐えていたのでしょう。

もう一つの見方 森友学園騒動

 森友学園騒動は国会にまで飛び火して、高い支持率をバックにして盤石の首相の足元を揺るがそうとする野党の意図もあってか、籠池理事長の衆参両院への証人喚問まで行われるそうです。


 森友学園に何らかの形でつながった人々の背景をみてみると、それぞれに教育勅語への非常に強い思い入れがあることが分かります。彼らはみな親への孝行などの道徳部分だけを強調して自己弁護していますが、本当の狙いは皇国史観への回帰ということでしょう。


 籠池理事長、首相、首相夫人、そして防衛大臣などが教育勅語を盾にして超国家主義的な思想に傾倒し、それぞれが強くつながりあっている実態に何も感じていない若者が増殖中であることの方が私には不気味です。

2017年3月17日金曜日

サクランボの実るのは早咲き桜!

 東京の桜の見頃はまだずっと先なのに、大きなサクランボが鈴なりに実る桜だけはとっくに満開です。

 

 こうした素朴な発見に出会えるのは歳を取っても新鮮で嬉しいものです。いつも外に出て自然から刺激をもらっていますか。

2017年3月15日水曜日

東芝株が下げ止まらない!

 アメリカの原発という播き餌に食いついた感じの東芝はもはや立ち直ることはできないかもしれません。今日の東芝株は完全に売り手優勢で下げ止まる気配が見えません。次の標的の原発企業は三菱重工ということになりかねない市場の空気からすると、福島を見てさっさと逃げたドイツのジーメンスのように原発事業からの撤退しか生き残りの道はなさそうです。

東京の悲劇とイギリスの悲劇

 東京では保育園不足が問題になっていますが、産業革命時のイギリスの労働者もやはり赤子の世話に苦労していました。夫婦で働かねば生きていけない奴隷のような生活状況にあっては、子どもを置いて働きに出るために麻薬が使われました。


 今日では共働きは一般的になってきましたから、ドイツ並みの産休制度、子ども手当の充実が望まれます。ドイツでは独身30歳月収4000ユーロで社会保険料と所得税を合わせておよそ40%の源泉徴収がありますが、日本だと25%くらいでしょう。


 しかしです。ドイツでは食料品価格や実質労働時間などは日本の半分、週末出勤はゼロ、通勤時間は30分以内、年次有給休暇は日本の2.5倍、教育は大学までほぼ無料で塾もなし、を考慮すると、日本は産業革命時のイギリス並みと言ったら誇張でしょうか。

咲かなくなったミモザ

 家の周辺ではミモザが黄色い花をいっぱいにつけ始めました。ミモザが咲き始めると私はいつも南ヨーロッパの早春を思い出してホッとします。私の東北の友人も早春のミモザが大好きだったようですが、東日本大震災以降は咲かなくなってしまったと寂しがっています。


 ミモザは根が非常に浅くてか弱いですから風などにあおられるとすぐに傾いてしまいます。いったん根切れしたミモザは再生しません。彼を楽しませてくれていたミモザが咲かなくなったのは、大地震の揺れで根切れをしてしまったからでしょうか。

笑い話 豊洲移転問題

「あれっ、あんた移転に賛成だっただろ?」

「うん、楽しみにしていたけどもう諦めた。」

「石原さんと比べて小池さんは器が小さいよな。」

「いや、新しい市場が腐っていてはやっぱり行けないよ。」

2017年3月13日月曜日

飲み屋に通う猫

 東京新聞に‘バー通いのノラ’の話が掲載されています。お店の主人に瀕死の状態で助けられた子ネコは、住み着いた神社から商店街のアーケードの屋根伝いに毎日バーに通ってくるようになりました。それを目当てに通ってくる常連客が増えて12年、しかしノラが現れなくなってから2年が経つそうです。

ライトダウンはトーンダウン

 東日本大震災から6年が経過して、私の住む町のライトダウンへの呼び掛けに反応した近隣住民はいませんでした。学校の勉強も同じですが市民が高い意識を持ち続けることの難しさを痛感しました。

2017年3月12日日曜日

末期ガンからの生還?

 ある有名料理人が末期ガンを克服した経験を書いた本の広告が新聞に大きく掲載されていました。


 著者が命拾いしたという前立腺ガンは悪性度が低くてほとんどのケースで致命的なものにはならないそうです。


 つまり著者のいう食事の改善で末期ガンを克服できるほどまだガンは甘くはありませんから、油断せずに早期発見を怠らないようにしたいものです。

2017年3月9日木曜日

防衛大臣や森友学園理事長の?

 現防衛大臣のような教育勅語信奉者は「道徳国家を目指す、親孝行などの核の部分は取り戻すべきだ」との考えを持っているようで、マスコミで話題になっている森友学園理事長も同類のようです。


 彼らのように教育勅語を都合よく部分的につまみ食いして、親孝行や兄弟愛などを‘核の部分’と堂々と言い放つ人たちが社会のリーダー的地位にあることはあってはならないことです。教育勅語の核の部分とは、まともに解釈すれば天皇を崇高な存在とあがめて国民を臣民とする天皇制国家である‘国体’を固持することをであり、それ以外の何物でもありません。


 彼らも天皇を神聖視する国体思想が核心であることは分かっているはずですが、そうは象徴天皇を前にして正直に言わないところに欺瞞に満ちた日本の保守の不気味さがあります。

2017年3月7日火曜日

独裁者は部下に責任を押し付ける

 石原慎太郎元都知事の記者会見をみると、お役人に仕事は丸投げで理想に向かって都政のために尽力しよう、富の再分配によって社会の公平性を維持しようという自覚はまったく感じられません。


 石原氏のようなリーダーのもとでは、権力ある者や富める者は社会の果実を享受しつつ、経済的弱者はおこぼれを頂戴するのが精一杯という現実を変えることができません。


 社会改革が一向に進まないという問題の根っ子は自分の都合ばかりで責任を取らないリーダーにありますが、これは事あれば部下に腹を切らせる独裁者に見られる共通の特性です。

2017年3月5日日曜日

日本は禁煙先進国なろう!

 喫煙が肺癌のみならず、全身の部位の発癌に関与していることはもはや否定しがたい事実です。


 先進国では厳しい禁煙対策が取られ、例えばアメリカにおける肺癌死亡率は減少してきています。日本でも喫煙率は低下していますから、肺癌死亡率も減少してよさそうですが、実際には増加しています。


 その理由は喫煙開始後に肺癌が発見されるまでには約30年のタイムラグがあること、そして日本の人口の急速な高齢化によって癌が増えていることにあります。


 2019年のラグビーワールドカップ開催までに先進国水準の禁煙国家になろうと、健康増進法の改正が国会で議論されていますが、反対勢力のなりふり構わぬ抵抗に苦戦中です。

2017年3月4日土曜日

豊洲=原発=森友学園

 豊洲市場問題で移転決定に断を下した石原慎太郎元知事の記者会見は他人事のような発言が目立ちましたが、これが日本の政治と官僚の現実でしょう。


 石原氏の言い分からは、自分が決めたことではなくて専門家や官僚が煮詰めた計画案にハンコを押しただけだと言いたいようにも受け取れ、最高責任者としての自覚はまったく感じられません。


 福島の原発事故でも結局は誰も責任を取らず、被災した住民は故郷を失い、事故処理の国民負担は膨らみ続けています。また森友学園への国有地払い下げ疑惑でも誰が断を下したのかは五里霧中で関係者は逃げ回っています。


 リーダーとしての自覚のない人がトップにある組織は羅針盤のない船と同じで、そんな船に自分がこれまで乗っていたと考えると情けなくなります。

2017年3月2日木曜日

中国の強烈な国内消費

 今や中国は世界最大の自動車市場(年間2500万台、米国1800万台)にまで成長しましたが、トヨタは未だに現地進出に消極的です。中国企業との合弁会社を設立しないと自動車の現地生産はできないことが理由のようです。


 最近は中国富裕層の高級自動車購買意欲はすざましくて、特にベンツとBMWの需要は大幅に伸長しており、日本のバブル期を思い出させるような勢いのようです。このように中国の国内消費は回復しており、当面は世界経済の底割れはないでしょう。

2017年3月1日水曜日

間食を止めよう!

 猫は住み心地の良い居場所を見つける天才です。駅前の川辺に住み着いたノラ猫は北風の当たらない陽当たり満点の階段下をねぐらにしています。


 私はそこをたびたび拝借して川のせせらぎを聞きながらのんびりと弁当を食べますが、一息つくにはもってこいの穴場です。


 家主(?)のノラ猫は訪れる人たちに間食をおねだりするのか、今やチョー肥満体です。

2017年2月27日月曜日

中国が発展すればアメリカが儲かる

 地球温暖化抑制のために本格的に動き出したパリ協定を無視するのがトランプ大統領のアメリカならば、原発に固執する日本もエネルギー政策では世界の潮流から完全に取り残されつつあります。


 中国も確かに原発に注力していますが、再生可能エネルギー利用政策も猛烈に推進しており、2020年の発電設備容量予測では再生可能エネルギー+天然ガスで全体の40%を占める予定で、原発は2%に過ぎません。


 中国はこうして10年以内には名実ともに世界の経済的リーダーになるでしょう。それに反発して日本がさらに保守化して軍拡に走れば、アメリカは武器輸出で潤うだけでなくて日中をも分断できます。

2017年2月24日金曜日

炭水化物抜きダイエットと老化リスク

 私の教え子は美容痩身のために炭水化物をまったく食べません。多忙なビジネスウーマンですから、太らないように低糖質ダイエットに走ったようです。


 彼女の肥満の原因は炭水化物の過剰摂取ではなくてむしろ運動不足の生活パターンにあるのに、安易なダイエットに走って食生活のバランスまで崩しているところが気になります。


 それにしても顔の老化は整形やお化粧で、弛んだお腹はダイエットでごまかせますが、彼女の手の甲の張りのない肌はとても気になりました。何事もバランスで過ぎたるは及ばざるが如し。

2017年2月22日水曜日

アメリカの白人層の被差別感

 トランプ大統領の登場で差別発言を恥としない現実主義の台頭で波立っているアメリカでは、差別されていると感じる白人層の割合は30~40%もいるという報告があるそうです。


 被差別感に憤る白人層の多くは実際に不利な処遇に大変に苦しんでいるというよりは、むしろ有色人種層が一部で優遇されていることが心情的に許せないというのが本音ではないでしょうか。


 米国ではマイノリティ層への救済制度が各方面にあって、例えば大学の入学定員の一部を優秀な貧困層出身者に分け与えて優遇することがあります。一方で富裕層の出身者は大口の寄付で影響力を持つこともあるそうです。


 こうしてみると米国の中間層の白人には優遇制度が用意されておらず、白人の不満がマイノリティ層に向きやすいという歴史的風土があり、そこを最大限に利用したのがトランプ大統領と言えるかもしれません。

2017年2月21日火曜日

原発は日本潰しの播き餌だった

 東芝は原発に入れ込んだ付けが余りにも大きくて将来性のある医療機器部門と稼ぎ頭の半導体部門を手放さざるを得ませんでした。


 世界的に行き詰った原発事業になぜ天下の東電や東芝などが前のめりで突っ込んだのか理解に苦しみますが、日本の経営は現場からの堅実な声がトップを動かすボトムアップ方式だったものがアメリカ型のトップダウン方式の経営構造に変わってしまったところに問題があると主張する専門家もいます。


 アメリカの斜陽産業であった原発が日本企業潰しの播き餌にされたのは間違いなさそうで、次は三菱重工と日立製作所の番ではないかと気がもめます。

三島由紀夫は猫派

 図書館でふと手にした本を開いたら、三島由紀夫が自分の書斎で書机の前にいる猫を眺めている写真が目に入りました。彼は相当な猫派だったようで書机の引き出しにはいつも煮干しが入っていたそうです。


 自分の虚弱体質に強い劣等感を持った三島由紀夫がボディビルダーとなってキン肉マンのように変身した姿の写真もありますが、本の写真の猫を眺める表情は作家三島由紀夫とは別人の構えのない穏やかなものでした。


 それにしても猫派の人間はみなマイペースの平和主義者だと思っていましたから、あのような最期を遂げた三島由紀夫が猫派だったとは意外でした。

2017年2月19日日曜日

自分の墓穴を掘らされた人

 私の知人にはビジネスで⚪⚪⚪とトラブルになって遠くに連れていかれ、穴を掘れと言われて首まで埋められた人がいます。


 彼は何度も失敗して時には夜逃げをする羽目になっても決して弱音を吐かなかったものの、流石に死の恐怖から穴の中でチビってしまったそうです。


 普通の人間ならばそこで観念して大人しく生きようと考えるものですが、彼はそれでも新しいビジネスに挑戦し続けて成功し、晩年は幸せでした。


 彼の人生はドラマの主人公にもなれそうな波乱万丈のものでしたが、いつも周りを明るくする才能と不撓不屈の精神の持ち主でした。

2017年2月18日土曜日

スーパーの特売品の正体は?

 先日我が家で事件が勃発しました。私が特売専門のスーパーで買ってきたしじみのインスタント味噌汁を息子に出したところ、いつもと違うと言って飲んでくれませんでした。


 確かに'いつも'の品とはメーカーもラベルもまったく同じ商品ですが、特売をしないスーパーで購入する正規品ですから、'いつも'と違うと言われて仰天するも納得するしかありませんでした。


 同じ銘柄の同じ商品でも破格値の特売品は正規品と同一品質とは言えない安物のようで、本当は特売ではなくて安値に見合った模造品のようです。

2017年2月16日木曜日

犬派が猫派に変心

 私のお隣さん夫婦は高齢ですっかり体力が衰えました。ご主人は犬を連れて毎日散歩していましたが、その犬も天国に召されて流石に新しく子犬を飼う気力は出ないようです。


 ところが奥さんが餌を与えている外猫を家に呼び込んでみると一緒に寝てくれるようになり、犬派のご主人もすっかり猫派に変心してしまいました。

 

 しかし、2月は猫の恋の季節です。猫が添い寝しないで夜遊びするようになってしまい、ご機嫌斜めのご主人は奥さんに当たるそうです。

東京メトロに‘くまモン’が出た!

 銀座線にクマモン車両が登場しました。車両の外壁面にはたくさんのクマモンが楽しそうに踊っています。大混雑する地下鉄に乗っていても、くまモン車両が見えると何となく心が明るくなります。やっぱり今やミッキーより‘くまモン’の時代です。

2017年2月15日水曜日

ミニライヴ

 友人に誘われてミニライヴに行ってみました。小さなレストランスペースに約20人の客がいました。そんな狭いところでもソプラノ歌手がマイクを使って音響を効かせて唄うのに驚きましたし、歌詞が外国語のままでは門外漢の私には何も分かりませんでした。もう少し企画に創意工夫を凝らさないと、せっかくの歌唱力がもったいないです。

2017年2月14日火曜日

甘えっ子の猫が欲しい

 キャンパスの猫の数は最近の転入猫1匹を加えても5匹になりました。一時は16匹もいたのですから、この7年間で12匹が天国に召されました。


 不思議なことに生き残っている猫は全員が愛想がまったくありません。私が現れても餌を置いていくのを遠巻きに眺めているだけで、ニャンとも言いません。

 

 2月は猫の恋の季節ですから、無類の甘えっ子だったブログの黒猫ディーン2世がそのうちに現れるかもしれないと期待しているこの頃です。

2017年2月13日月曜日

東京の冬は最高

 東京の冬は1ヶ月に1回くらい雨が降りますが、冬季のボストンやニューヨークやパリやロンドンやベルリンなどでは快晴日が3日も続くことは絶対にありません。

 

 関東ではちょうど梅の花が満開ですから、日差しにだまされずしっかりと防寒して青空のもとでお花見しながらお弁当を食べて貴重な冬の陽光を満喫しましょう。

2017年2月12日日曜日

浅草の賑わい

 昨日は浅草の骨董市に行ってきました。若い入場者はいませんでしたが、年配の人たちでいっぱいで盛況でした。久しぶりに眼にした店主の中には茶陶を止めて香木やガラスなどに鞍替えしている人もいました。


 ある骨董店主は、骨董ビジネスは継続するものの都内で開催される骨董市への出店だけにして、経費の掛かる店舗販売は止めると言っていました。その店には一生に一度出会えれば幸運といえる美しい古代ガラス瓶があって会話が弾みましたが、私には高価すぎました。


 途中、浅草の町を歩いてみると東洋系の観光客でどこもいっぱいでした。例えば中国人観光客にとっては銀座や六本木などは中国の大都市風景とまったく同じで魅力がないのでしょう。東京から昔の原風景がどんどん消えていて浅草や谷中が人気スポットになっているようです。

トランプ大統領を擁護する大学教授に?

 テレビ朝日の報道ステーションで津田塾大学政治哲学の教授がトランプ批判を痛烈に非難しておりました。


 番組でメキシコとの国境で牧場を営む男性が不法越境者に生命を脅かされる危険な日々をドキュメントさせて、牧場主の立場に立てば壁の建設をしたい気持ちはわかるはずと教授は主張していました。


 この牧場主は銃で自衛しているから越境者は襲ってこないと語っておりましたが、当たり前です。密入国が目的の越境者がわざわざ牧場主に無用な銃撃戦を挑んで国境警備隊に発見されるリスクをおかすはずがありません。

 

 こう考えてみて牧場主の話を使ってトランプ大統領を擁護する教授のウソっぽさが気になっています。

2017年2月10日金曜日

すぐ忘れるという特技の天才

 画家の熊谷守一さんは忘れることの天才でした。晩年には書家として人気を博したために、書を強請する業者に困らされながらも、断る不愉快が嫌でいつも応じていたそうです。


 そんな時に文字を忘れている熊谷さんは、辞書を引いて手元の紙に書いた文字を見ながら書いていました。高齢で認知症にかかっていたわけではなくて、忘却は熊谷さんの特技でした。


 熊谷さんの書が人に感銘を与えるのは、作家安岡章太郎に言わせると全くその文字の意味のような印象を与えるからのようです。晩年よりも初期の書が無垢でよいといわれていますので見比べてみてください。

2017年2月9日木曜日

言いなりでは世界の平和は守れない

 トランプ政権初の日米国防会談では、度胸の座った感じのマティス長官とどこかおどおどして自信のなさそうに見える稲田大臣の姿は好対照でした。


 日本の首脳陣は通訳が必要ですから、とても一緒に戦争などできません。ですから米国に言われるままに付いていくのが一番無難で、そういう意味では防衛大臣は誰でもいいことになりそうです。


 中国、韓国、台湾、フィリピン、マレーシア、シンガポール、ベトナム、タイ、ミャンマーなどの首脳はすべて英語が非常に堪能で国際的な緊急時対応能力を有しています。


 相手を威圧するほどの言語能力とほとばしる知性を持った指導者が日本にも現れるのはいつのことか分かりませんが、そういう人物でしかもはや世界の平和をリードすることができないのが21世紀の難しさなのかもしれません。

2017年2月6日月曜日

世田谷区民が引っ越してきた

 私の住む家は電柱や塀など景観を損ねるものはすべて排除して造られた庭園住宅地にあります。富士山の見える南斜面の丘に数十軒が外壁や屋根や窓枠などをすべて統一して立ち並んでいます。スイスのツェルマット村のように自動車は禁止です。


 春になると緑地がタンポポ畑になり、初夏にはラベンダーの香りが漂い、冬にはクリスマスローズはそこここに咲き出します。桜や欅の大木だけでも50本以上あって緑にも恵まれていますが、落葉シーズンには毎日の落ち葉掃きが大変です。


 今では住民のほとんどが満70歳以上となって高齢化が進み、とうとう昨年一軒が借家になりました。内見者はあとを絶たないものの階段の多さと車を玄関に横付けできないことなどからなかなか決まりませんでしたが、昨日やっと世田谷区から移り住む借家人が決まったようです。

首相はトランプ大統領のゴルフの誘いに乗るか?

 安倍首相は2月10日の日米首脳会談のために訪米しますが、トランプ大統領にゴルフに誘われているそうです。こんな時期にゴルフに付いて行ったら、世界からポチ扱いされているとみられてしまいそうです。内弁慶の首相が断れるか、興味津々です。

マリファナ報道の怪

 NHKテレビでマリファナの弊害の特集番組で吸わせないがための極端な誇張論が連発されていました。


 専門家はヘロインに劣らぬ非常に危険な麻薬であるとか、精神錯乱で病院を出られない常用者をたくさん見てきたとか、一般人の無知につけこんで脅迫的な発言が目立ちましたました。


 専門家ならばアルコールの方が急性・慢性毒性、依存性、健康被害、社会的損失などあらゆる面でより高いリスクにあることは十分すぎるほど認識しているはずです。


 マリファナより危険といえるアルコールがマスコミでもてはやされ、テレビコマーシャルなどが堂々と許されていることは見て見ぬふりをして、マリファナだけを敵視するのは専門家としては失格です。

2017年2月3日金曜日

都心で雀に襲われる!

 コンビニで済ませられることくらいは自分の手で準備して外出することにしてから、日光を浴びながら戸外で昼食を取ることが度々です。


 今日は国会議事堂に隣接する国会図書館に出掛けて入り口近くの大理石の置物風の腰掛に座って弁当を食べ始めたら、数羽の雀に餌をせがまれました。


 真冬で食べ物に乏しくて腹を空かせているだろうと不憫に思い、ご飯を一塊譲ってやったら、ものすごい羽ばたき音がして何事かと驚きました。


 あろうことか、私の背後の生垣には数十羽の雀の大群が餌を待ち受けていて、私の投げたご飯粒に一斉に群がった爆音(?)でした。都心にもあんなにたくさん雀がいるなんて思ってもみませんでした。

2017年2月2日木曜日

風邪薬で死の恐怖

 風邪の原因はほとんどがウイルスですから、風邪薬を飲んでも役にたちません。テレビのコマーシャルでは風邪の原因を追い出すなどと宣伝しますが、これも真っ赤な嘘です。


 風邪薬の副作用には非常に危険なものがあり、私の2人の知人の奥さんはひとりは亡くなり、もうひとりは心配停止状態に陥って天国に召されるところまでいきました。


 呼吸器系で怖いのは肺炎です。特に乳幼児や高齢者は高リスクですから、いの一番に肺炎予防接種をしましょう。あとは水分を取って寝ているしかありません。

2代目に求められるもの

 創業者の後を継ぐ2代目は何かにつけて初代と比較されて損な立場にあります。


 父親が育て上げた組織を受け継ぐ子どもは、業界の厳しい荒波を自分で乗り越えた実績はありませんし、現場からの叩き上げではないのですから、経験力ではとても初代には歯が立ちません。


 そんな2代目に求められるのは親の威光に負けぬ指導力と決断力、そして聴く耳のような気がします。


 

2017年2月1日水曜日

トランプ大統領と阿倍首相

 トランプ大統領の強硬政策で米国のみならず国際社会までが大揺れに揺れています。しかし、いわば勝ち組の権化のようなトランプ大統領に恐れるものがあろうはずはありません。


 ましてやトランプ大統領は選挙で公言した政策を彼の支持者の期待に応えて忠実に実践しているだけのことで、そういう点から評価するならば彼は非常に正直者であることになります。


 さらに言えば、世界大恐慌が起ころうと、深刻な武力衝突がどこかで新たに始まろうと、国民皆保険制度廃止で医療から見放されるアメリカ人が出ようと、トランプ大統領の生活がすぐに脅かされるものではありません。


 社会や他人のことには無関心で自分の興味と利益本位で勝手気ままに生きている人が多い現代には、恐ろしいことながら大統領や首相だからといって高い良識を求められないという時代性があるのかも知れません。

2017年1月30日月曜日

正倉院宝物の怪

 ガラスの歴史の本を読んでいて、東大寺正倉院の宝庫に納められている宝物には記録に残されないままなくなったり加えられたりしているものもあることを知りました。


 例えば江戸時代まで目録記載されていた宝剣類56口(55口説も)の数が明治5年以降に49口に減少しているようですが、これについては刀剣愛好家伊藤博文が借り出して一部を返却しなかったからという説もあるそうです。


 またガラス器では西暦754年の東大寺大仏開眼供養会奉納との記録もある白琉璃高杯(はくるりのたかつき)は、実際には鎌倉時代に奉納されたもののようで、その後にガラス器は24個に増えましたが、天保4年からは6個に減って今日にいたっています。


 これらのガラス器は世界の貴重な文化遺産であることは間違いないようですが、実際にはどのような経路を経て日本にたどり着いたのか考えると楽しいものです。

2017年1月28日土曜日

下肢静脈瘤が改善した!

 私の知り合いは下肢静脈瘤で両脚がいたるところでクモの巣状に腫れ上がって悩んでいました。下肢の締め付けストッキングがいいと聞いて購入してみたものの、余りにも締め付けが強くて耐えられませんでした。


 ところがある日100円ショップで下肢静脈瘤用ストッキングを発見して試してみたら締め付けが強すぎず、毎日着用しても苦痛はありませんでした。そして3ヶ月後にはクモの巣状のモコモコはかなり改善していました。


 下肢静脈瘤の症状が出始めたら適度な強さの締め付けストッキングを常用すれば、悪化させずにすみそうです。早期発見早期治療が大原則でしょう。

2017年1月26日木曜日

新悪の枢軸国 日本、中国、メキシコ

 トランプ新大統領の強硬姿勢は日中叩きに集中してきた感じですが、そこにメキシコが加わって新悪の枢軸国という言葉が飛び交っています。


 中国が世界の経済的覇権を握る時代がそこまで来ていますが、そうした時代の雛勢に嫌悪と恐怖を感じているアメリカ人は少なからずいるのも現実です。


 こうした人々の代弁者として登場した感のあるトランプ新大統領と、日本は賢くお付き合いせねばなりませんが、今の政権ではお付き合いさせられそうで心配です。

タコを柔らかくして食べる方法

 タコはコリコリしていて噛めば噛むほどジワッと味が出てくる食感が特徴ですが、歳を取って歯が弱ってくると敬遠しがちです。


 ヨーロッパでもスペインやポルトガルではタコは日常的な食材ですが、生のタコを海岸の岩の上などに何度も叩きつけて固い繊維を切断してから料理に供します。


 私たちもタコはまな板の上に置いて包丁で叩いてから料理すれば、年寄りでもとても柔らかく美味しくいただけます。

2017年1月24日火曜日

理想を語れる政治家であって欲しい

 トランプ新大統領の就任式の演説は、市民にもっとも身近な日常生活圏の利害関係に特化した内容になり、人類の理想どころか今日のグローバリゼーションをも拒否するものでした。


 ある社会経済学者はグローバリゼーションと国家主権と民主主義は共存でないと主張しますが、そうした人知の限界を克服するために理想を掲げて努力できる人間が国家のリーダーであって欲しいと思います。

2017年1月22日日曜日

川柳 アメリカ新大統領

 人類の 歴史に抗う トランプぞ

マドンナ×トランプ

 私はマドンナが大好きです。幼少時からお父さんにことごとく反発して生きてきた彼女は、和解の証に自分のコンサートに父親を招待したというのを知って注目するようになりました。


 お父さんをやっと受け入れることができたマドンナが人生観を歌い上げたのが「アメリカンライフ」です。新政権に反抗して愛の革命をと叫ぶマドンナのこの曲を、トランプ新大統領は死んでも受け入れないでしょう。

もっと平日を有効利用しよう

 週末の都心はショッピングや出合いの人たちで溢れかえります。余裕を持って出掛けられるのは週末しかチャンスがないのが日本の現実だからでしょう。


 私はヨーロッパで様々な職業の家族と一緒に生活したことがありますが、週末にショッピングに誘われた記憶は一度もありません。これは土日にはお店は閉まっていますから、当然といえば当然です。


 彼らの週末は朝は家族でのんびり過ごし、午後は親しい人たちを招待したり訪ねたりするなど人との日常的交流があり、そこでは家庭料理が大切にされています。そのためか欧米の台所は貧富とは無関係に清潔でオープンな場所です。


 日本でも買い物は平日に済ませて週末は家族でゆったり過ごしたり、親しい人たちを自宅に招いて交流できる環境が整備されないものでしょうか。

2017年1月21日土曜日

210㎞を35時間で走破!

 私はひょんな縁から町のエッセイクラブの会に時々出掛けます。そのメンバーに日本のトライアスロンの先駆者がいます。


 彼は満60歳の定年退職を記念して当時の箱根駅伝往復コース210㎞を予定制限時間35時間で走破したそうです。2月の寒さの中で仮眠も取れず、最後は睡魔との闘いだったそうです。また高野山の苦行の千日回峰行では標高差1300mの道程23㎞をおよそ5ヶ月間毎日往復するようです。


 トライアスロンにしても千日回峰行にしても、常軌を逸した挑戦に挑めるのは特別の遺伝子を与えられた人々でしょう。


 

人と話す時間を毎日持とう

 定年生活に入ると孫でもいない限りは毎日30分の会話時間を作るにも苦労します。


 若い頃は有名人らが居場所と話し相手を求めて銀座を飲み歩く気持ちが分かりませんでしたが、腹を割って話せる輪を持たない人たちが銀座に足を向けるのも有りかと思える年齢になりました。


 お金の力という繋がりで話し相手を求める境遇というのは寂しいことですが、こうした男の逃げ道は日本の色町の歴史に繋がっていると考えると何となく趣さえ感じます。

2017年1月17日火曜日

余計なことはなくならない

 昔から寝る間を惜しんでと言いますが、寝ることだけでなく、料理、洗濯、掃除のような家事、友を訪れる手間、果ては育児などまで現代人は余計なことと考えがちです。


 しかし、こうした人間の日常的な営みを人任せにしたり省いたりして生活をしてみても、結局は別の何かに追い立てられてしまい、永遠に余計なことはなくならないでしょう。


 私たちがすべてをあるがままに受け入れられるチャンスはあの世行きの時だけかもしれません。

2017年1月16日月曜日

日米の差異 スポーツ選手や芸能人の場合

 日本ではスポーツ選手や芸能人は現役中は一切政治的発言をしません。そんな正体不明な彼らが政治家に転身するのは奇妙なことです。言ってみれば、彼らは自らの主義主張をもって社会に恩返しするのではなくて、人気を利用した再就職先が政界であったというだけのようです。一方でアメリカの場合には自分の意見をしっかりと表明する選手は稀ではありません。


 アメリカの最大最高のスポーツの祭典といえば、オリンピックでもサッカーワールドカップでもなくて、アメリカンフットボールの最強チームを決めるスーパーボールです。昨年は国家斉唱の場で人種差別に抗議して起立しなかった選手がひとりいました。今年の2月5日の頂上決戦でも、トランプ次期大統領の発言に抗議するために起立しない選手が出るかもしれません。


 日本は芸能界もスポーツ界と同じで社会的発言をする人は皆無ですし、政界への転身先は自民党と決まっています。一方でアメリカでは先ごろのゴールデングローブ賞授賞式で驚くべき出来事がありました。トランプ次期大統領の差別的発言に抗議して、「権力者が自分の立場を利用して他の人々を蔑視すれば、我々は全員敗者となる」と語って痛烈に批判しました。


 日本のスポーツ選手や芸能人が権力の傀儡的存在から脱皮するには何が必要なのか考えるこの頃です。