小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2017年4月26日水曜日

復興相 失言ではない

 復興相が原発事故などの失言で辞任に追い込まれました。彼は正直者で本音を口にしただけであって、それが原発事故被害者など被災した東北人を傷つけたからと周りから袋叩きにされるのはおかしな話です。


 地震国日本では原発を50基も造ればいつかどこかで事故が起きますから、その被害の甚大さを想定すると大都市から十分に距離を取って建設するという選択がなされました。東電福島第一原発のような重大事故が起きてしまったら、地元住民の被曝は避けられないのはもちろん、彼らが故郷を捨てなければならなくなるのも自明のことでした。


 東日本大震災の恐ろしい惨状を目の当たりにして、原発が地元民の大きな犠牲の上に成り立つ虚構に満ち満ちたもので、一旦事故が起きれば彼らの尊厳は守られないことは誰もが心底認識したはずでした。それでも地元民が原発推進者のいう安全神話に相乗りするかのように、自分の命と故郷を差し出して危険極まりない原発を受け入れているのは現代の悲劇です。

 

 福島の惨劇を見たドイツは原発廃止に舵きりしたのに、当の日本は懲りずに原発を維持しています。私たちはひとりひとりが少しでも言葉に嘘のない社会を築こうと努力しなければ、今日の上辺だけの豊かさからは逃れられません。