小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2017年5月5日金曜日

安倍首相のいう教育無償化だけでは足りない

 安倍首相が自民党が頑なに拒んでいた大学までの授業料無償化を突然言い出したのは朗報です。しかし、今日の格差社会を構造的に変革することはそれだけでは難しいでしょう。


 今日では難関大学に入学するにはそれなりの進学校に入って備えるのが常識ですが、そのためには塾や予備校通いのために相当なお金が必要です。このお金と学力の連動性を絶ち切らねば貧困層の子どもたちが這い上がるのは不可能です。そこで私は抜本的な教育制度改革を提案します。


 大学進学希望者は現行のセンター試験のような全国統一試験を受けて、その成績の上位40%が大学入学資格を与えられます。続く2次選抜は全国統一課題作文とし、その評価のみをもって希望大学の合否の判定を受けます。受験生が出願できる大学は最初は1校のみとし、不合格者は2次選抜のチャンスを与えられます。


 入学後の専門課程への進学は進学希望者が各学科の定員を超えていれば成績による選抜となります。希望通りに進学できない学生は他大学の希望学科への編入が自由にできるようにします。また大学の卒業はドイツのように全国統一大学卒業試験の結果によって判断・決定され、卒業証書には大学名ではなくて統一試験の成績のみが記載されます。


 このような制度が実現すれば特別な受験勉強は不要となり、特に有名大学に進学する必要もなくなり、クラブ活動やボランティア活動などへの参加も活発になるでしょう。また実力不足の大学生も一掃できます。これで一石二鳥どころか一石四鳥です。


 ただし、こんなまともな改革をしたら多くの高校や大学が潰れてしまいます。文科省が天下りと引き換えに高校や大学の倒産を防いで受験生を苦しめている実態が理解できるでしょう。