小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2017年5月12日金曜日

トヨタが潰れる日

 トヨタ自動車が発表した2018年3月期の決算予想では純利益が1.5兆円とされ、過去5年間では最低の水準ながら経営上は安泰です。しかし、アメリカの高級電気自動車メーカーのテスラモーターズ社の躍進に見られるように、今やいつ自動車業界に激変が起きても不思議ではありません。



 何しろ電気自動車にはエンジンがなくて構造が非常に簡単ですから、大資本の独壇場であった特別な技術力はまったく必要がありません。敢えて言えば電池の技術力が重要ですが、これは専門メーカーに任せれば済むことで自社生産にこだわるメリットはありません。


 部品数で比較しても、ガソリン車はおよそ10万点の部品が必要ですが、電気自動車はその1/1000とも言われています。つまり修理やメンテナンスも簡単で、高度な熟練技術者を必要としません。加速が素晴らしくて快適に走れて、排ガスも騒音も少なくて、長持ちするとなればもはやガソリン車は敵ではありません。


 日本には政府の庇護を受けて自動車メーカーがひしめきあっていますが、この偏った産業構造が原発と同じように一気に世界の潮流から見放されることになったら、もはや日本は沈没でしょう。政府主導の経済政策の危険性はここにあり、今後10年間は間違いなく日本の正念場でしょう。