小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2017年10月14日土曜日

中小病院の苦しい現実

 私の友人に小さな病院をやっている医師がいます。経営ではなくて‘やっている’というのはとてもビジネスとしては成り立つはずもないのに踏ん張って続けているからです。彼にしてみると医師としてのプライドと患者さんの笑顔が支えになっているのでしょう。


 そのプライドさえ捨てられれば開業医としてもっと楽に稼ぐことも可能でしょう。開業医ならば、基本的には9~6時の拘束だけで夜間や週末は自由に過ごしてリフレッシュできますし、難しい患者さんは病院に紹介すれば済みます。しかし、中小病院の医師となるとそんな気楽なことはいっていられません。


 病院勤務の医師や医療スタッフは常に重責を背負いながら激務と戦い、常時100時間超の残業をこなしているのが現実です。その上に勤務医の収入はアルバイトなくしては開業医の半分にも満たないのですから恐ろしいことです。


 医療を国営にできないとしても、もはや医療制度を抜本的に改革して高齢社会に備える必要があります。先ずはその目玉として個人開業医に地域病院での定期的勤務を義務化して病院と開業医の連携を強化することが必要でしょう。