小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2017年7月10日月曜日

‘東北でよかった’の何がまずいのか

 自民党の丸山和也参院議員が、東日本大震災について東京であんなことがあったらもっと大変だったと言って辞任に追い込まれた議員を擁護するような発言をしました。確かに東京都民には‘東北でよかった’という気持ちを持つ人も少なくないはずで、それが本音であるとしたらいったい何が問題なのでしょうか。


 人間関係の本質は生命に対する深い畏敬の念というか、いわば愛情に依存するものです。同情、憐み、義務感そして責任感などからの人間関係に依存する世の中は、与える者と与えられる者ないしは上位下位の関係になりがちです。


 深い恋仲にある男女において相手に起きた不幸を自分ではなくてよかったと感ずる人がいるでしょうか。また家族で事故に巻き込まれながらも自分は助かって子どもを失った親は子どもでよかったと安堵するでしょうか。そこには完璧な自己犠牲の心が息づいています。


 東北でよかったと感じる政治家が自分の取り分の歳費(いわば給料)を減らすわけがなく、教育にお金を出そうとしないのも当然かもしれません。