小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年3月31日日曜日

ドイツの笑い話 チョウ難解かつ卑猥?

  若いペーターが注文した料理を口に含むか含まないうちにウエーターが飛んできました。

 ウエーター  「お勘定を頂きます。」
 ペーター    「何!まだ口付けたばかりゾ!」
 ウエーター  「はい、ですから。」
 ペーター    「いつもこうなのか?」
 ウエーター  「キノコの注文の場合は。」

ドイツの笑い話 新しい入居者

 新入生が下宿に入居して一夜が過ぎました。

 新入生 「お風呂場にヤモリの一家が住んでますよ!」
 家主   「あの家賃じゃワニは買えんよ。」

ドイツの笑い話 融通が利かない看護師

 看護師が必死に寝ている患者を起こそうとしていました。

 医師   「どうしたんだ?」
 看護師 「睡眠薬を飲ませる時間です!」

ロケット暴発のホリエモンさんよ、アメリカに留学しなさい!

 自由の身になったホリエモンですが自分の会社のロケット発射実験に失敗したようです。発射台を離れぬままに爆発したようですが、出所祝いに社長のところに飛んできて自爆なんてことにならなくて良かったです。

 同じ時期に民間宇宙旅行をぶち上げたアメリカではすでにスペースシャトルの代替機を開発してしまいました。感覚的なもので根拠はありませんが、おそらく日本で私企業がロケット開発をするには国と同じように採算を度外視してお金を湯水のように注ぎ込まないと無理なのではないでしょうか。

 日本の新技術開発は国の援助を当てにしないと回らない仕組みなっております。日本とアメリカの経済の仕組みが根本的に違うところがそこにあります。例えばiPS 細胞の研究で有名なあの山中伸弥教授でさえ国の支援に頼らざるを得ませんでした。

 卑近な例で申し訳ありませんが、私のノラ猫保護でも同じことが言えます。私がほぼ毎日世話をしている姿があっても誰も協力者は出ませんでした。しかし、ここでお墨付きとして大学の許可が公式に出たら一気に協力者は出現するはずです。これがみんな右へ習えの日本の現実です。

 日本は相変わらずお上頼みの国なのです。ホリエモンさん、あなたはお金も知名度も十分に手に入れましたが留学経験がないのが弱みです。もしロケット開発が当面の人気取りでなくて本気のものならば、アメリカに行ってやらないとおそらくダメですよ。

 留学でなくてリュックサックをしょっての地球貧乏旅行なら失業中の身ですから通訳・案内役で私を雇ってください。世界中を2~3年かけて回ってみませんか。

男女平等?日本の場合のひとつの具体例

 私は今日3月31日も報酬を受け取っていますが、実質的には昨日で仕事は終わりました。そんな訳で気が楽になって大学事情をばらしてしまおうなどと考えているわけではありません。

 しかし、大学の女性教員の労働環境でとても厳しい例を度々目撃してきました。まだまだ日本では女性は男性の下部(シモベ)であるのが一般的には心地よい自然の風景のようです。

 私のいたキャンパスでは教員が秘書を持つことはありませんでしたから、秘書を使い慣れた大学や企業からの定年退職者教員は手っ取り早く女性教員を使うということになってしまいます。

 しかし退職後の第二の人生を送る教授とは違って、彼女らは一流になるためには必死に勉強しなければならないのですから、雑用に使い回すのは可哀想です。

 満65歳を超えてもはや普通は怖いもの無しのおまけの人生のはずですから、女性だけではなくて若い人たちが勉強できる環境整備に果敢に取り組んでください。お願いします。

ビッグビジネス 血液検査でできる出生前検査の落とし穴

 日本でも血液を利用した胎児の出生前検査が始まるようです。沈滞気味の産科医学界は新しい巨大医療需要を何としてでも手にしたい気持は分かりますが、私なりに疑問点を整理してみました。

 まず法的な視点では母体保護法との関係です。

 母体保護法 第三章 第14条(医師の認定による人工妊娠中絶)
  一 妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害する
    おそれのあるもの

  もし出生前検査で何か問題が見つかって産みたくないという決断をした妊婦がいて人工妊娠中絶を希望した場合、どういう理由で合法的な中絶ができるのでしょうか。

 戦後1950年代に年間100万件を超える届け出中絶がありました。1949年に優生保護法が改正されて世界的にも珍しい経済的な理由でも中絶が可能になったため、裏で行われていた中絶が一気に表に出てきて統計値を押し上げたせいでもありました。

 今日では理由ははっきり分かっていませんが届け出中絶件数は20万件台に減少してきております。しかし裏で行われている中絶件数はその2倍とも3倍とも言われます。まさか出生前検査の中絶を裏に回すわけにはいかないでしょう。

 次に懸念されるのは中絶の医学的侵襲による母体の健康障害です。特に初産の妊婦が人工妊娠中絶を受ける場合の危険性については医学界はしっかり説明できなければなりません。また出生前検査で複数回にわたって問題点が検出されたときにたびたび中絶を実施することも母体にとっては負担が大きすぎます。

 これらの疑問点に対して医学界の誠意ある対応を求めます。

2013年3月30日土曜日

就活対策 猫かぶりは止めよう

 就活中の教え子の話を聞いていて気になったことがあります。若い人たちは企業の求めている人材イメージを自分の勝手な思い込みで決めてかかって良い子を演じようとしていることです。

 私の職業人生を振り返ってみて思うことは何よりも大切なのは自由であるということです。私の勤務した大学は同等の規模と知名度の大学と比較すると給与も退職金も40%低い水準にあります。そのことを知ったのは定年間際でしたが、なぜそんなことに無頓着でいられたかといえば自由にさせてもらえたからです。

 もちろんそんな自由な環境でも地位にこだわれば自由ではいられません。残念ながら教授になったり准教授に下げられたり(これは全国大学史上初の快挙?)と色々ありましたが良心に恥じない講義とかなりユニークな実績は残せたと思っております。

 自慢話みたいになりますから止めますが、猫かぶりの人生をしていくら出世して金持ちになってもきっと後悔する時がくると私は思っています。ですから長い職業人生を楽しく生きるためには是非猫かぶりは止めて「自分は自分」の信念をもって就活に臨んでください。そうすればきっとどこかに皆さんの居場所があるはずです。

 ただし努力を忘れては絶対に明るい未来はありません。人生65年生きて得た教訓です。

ドイツの笑い話 出張中の夫

 ある令夫人が右目に大きな青あざをつくって診察にやってきました。

 医師   「どうしたんですか。」
 令夫人   「夫にやられました。」
 医師   「ご主人は出張中だと...」
 令夫人   「わたしもそう思っていたんです!」

安倍首相のモンゴル訪問 核廃棄物保管を依頼?

 安倍首相がモンゴルを訪問中です。日本の首相が色々な国の首脳とじかに接触するのは大歓迎です。

 しかし、我が国の核廃棄物をモンゴルに保管してもらうというアイデアかありましたが、そんな恐ろしい話をアジアのスイスともいわれるモンゴルに持ち込まないでください。お願いします。

就活対策 教え子の抑うつ状態

 昨日研究室の片付けを必死にやっていたらひょっこり留学生の教え子が相談にきました。彼女は数社の面接を受けて失敗して少しうつ状態になっていました。私と話がしたくて研究室を訪れたようです。

 いろいろ聞いてみると、就活でアルバイトができなくて蓄えが尽きてきた、何かと気忙しい、自分を良く見せようと無理をする、嫌いな競争環境に身を置かなければならない、面接で目立とうと焦るなどの話がありました。

 私の感想は面接に当たって企業研究が中途半端であること、自分を自分以上に見せようとしても良い結果は得られないということでした。結局は猫が犬になろうとしても無理であること、企業は私たちが勝手にこれがいいと考えている人材ばかりを探しているわけではないことを助言しておきました。

 普通であればもっと時間を取ってあげられるのですが、引っ越しの真っ最中で1時間しか話が聞けなくて追い出したようになりゴメンナサイ。

よかったね川内優輝選手

 埼玉県の人事異動で市民マラソンランナーのホープ川内優輝さんは異動がなかったそうですね。こんな大切な時に異動なんてあったら猛烈抗議しようと思っていました。今年も一年間ケガなく活躍されることを祈ります。

ガン死における70歳になるという意味

 日本人は統計的には3人に1人はガンで死亡します。男性は60代で女性は50代でピークを迎え、その年齢層ではおよそ2人に1人がガンで死亡します。

 昔はガンの宣告を受けることは死神の囚われの身になる感がありました。今日では医師は案外簡単にガン宣告しますし、言われる方も昔ほどにはショックを受けなくなったのでしょうか。

 日本人の男性は65歳で生まれてから13%の人が死亡しており、75歳で28%、80歳で42%、85歳で60%が亡くなる計算です。80歳で同級生の約半分が死亡していることになります。

 日本の死因統計はあまり信用できませんが70歳を迎えると男性でも女性でもガン死の危険を死因統計からはひと山超えたと考えられます。

大谷翔平選手の弱点?

 今日の開幕戦で大谷翔平選手の弱点を見付けたような気がします。連休明けまで確認の時間をください。ヒントは高い身長にあります。でも彼はきっと立派に克服します。彼は打の弱点なんてへっちゃらでしょう。

 3月30日日本ハム対西武の試合で西武先発菊池雄星投手が大谷翔平選手の泣き所をきっちり攻めていました。やっぱりあれだけ良い球を弱点ゾーンに投げ込まれるとまだ無理ですね。大谷翔平選手を早く後退させたのもとてもいい判断だと感心しました。

肉体労働者

 私は学生時代に肉体労働といえばありとあらゆるものをしました。ただ職人的なものは修業が必要ですからやっていません。言ってみれば土木作業者(昔は土方といった)です。

 当時は穴掘りも機械化されていませんでしたからツルハシとスコップの時代でした。下水管埋設でも1メートル以上の深さを彫らなければなりません。工事は夜間で一晩に5メートル以上掘ったら一人前でした。私は8メートルほどでしたからチョー一人前でした。

 私が経験した肉体労働で一番過酷なものは下水管の汚泥の除去作業です。太い下水管に入り込んでバケツで泥をすくって運び出すのですが、とにかく汚い、臭い、濡れて冷たい、気味悪いの手作業でした。今は機械化されているのでしょうか。

 私は土木作業者の寝泊りする宿泊所(昔は飯場といった)で生活したこともあります。花札などがはやっていましたが私はやりませんでした。またピストルを突き付けられたこともあります。出刃包丁などを持っているのは普通でした。こんな状況ですからお互いに身の上を聞かない話さないのが掟のような感じでした。

 さて私が言いたいのは職人さんを含めて肉体り労働の人たちはどんなに頑張っても収入は限られているということです。貯蓄などはできないでしょう。ですから体が資本なのにケガや病気で倒れたら一巻の終わりです。そういう人たちの補償制度をもっと充実しなければならないと思います。

 私たちの生活は肉体労働者や職人さんのおかげで成り立っていることを忘れないでください。そして彼らがもっと安心して働ける社会にしたいものです。学生時代ながらそんなことを考えました。

2013年3月29日金曜日

ドイツの笑い話 妻の接吻

 二人の男が焼き鳥をつまみにビールを飲んでいました。

 「おれんところのはキスするときは目をつむるんだよ。」
 「おれん時はそんなことないけどなあ。」

大谷翔平選手は打者で決まり 私の結論です

 大谷翔平選手は開幕前のイースタンリーグ戦で中継ぎ登板も2回1失点33球という結果でした。本人は「慎重になりすぎた。もっとアバウトにいけばよかった。」と話したということです。この言葉で私の結論は出ました。

 彼が高校野球で投手として生き抜いてきた考え方がこの言葉に凝縮されています。高校生相手に150キロの剛速球を投げ込めば対応できる打者はほとんどいないでしょう。だから彼が投手としての経験から得た教訓は「アバウトにいけばいい」と言うことだったと思います。

 この制球にあまりこだわらずにアバウトにやってきたツケがきっとプロ野球では回ってくるはずです。アバウトな高校時代の隠れ借金はいつか表面化してきます。そして必ずや苦労して清算するように迫られるに違いありません。

 プロ野球の世界は投手がいつまでもアバウトで生き延びていけるほど甘くはないはずです。大谷翔平選手は明るくて適応性があり性格はまったく似ていませんが、投手のタイプとしては伊良部秀輝投手に似ているような気がしてなりません。制球に苦しんだ伊良部投手を思うとどうしても投手は勧められないのです。

 高校生ルーキーが誰も成し遂げられなかったことをやすやすと突破してしまった開幕戦の活躍が打者としての輝かしい未来をを証明しているような気がしてなりません。まったくの素人が的外れなことをと言われそうですが、これからノーヒットの試合が連続しようとも私の結論はやはり打者で変わりません。

今日研究室の荷物を運び出して大学教員生活は終わります

 今日で研究室から35年間たまった書物やがらくたなどを運び出して私の大学教員生活は終わります。後のことはまだ17匹の猫の世話があるのでまったく考えておりません。

 今日雑誌社からある依頼が来ました。混迷を続ける社会の変革のためには今はマスコミにカツを入れねばならないと思っていますので気持はなびいているのですが、何せ猫が....

 お前は猫と日本の将来とどっちが大切かですって?どっちもです!...というのは痩せ我慢です。

 おっと、忘れていた私の人生訓が飛びだしました。私は「男は痩せ我慢」を貫いて生きてきました。明るく楽しくアッケラカンの痩せ我慢なんて粋な生き方でしょう!皆さんもどうぞ。

スポーツニッポン11面 東大地震研教授コンクリを断層と勘違い

 3月29日スポーツニッポンの報道に東大地震研教授がコンクリを断層と勘違いして「大変申し訳ない」と語ったと報道されています。

 本日で定年退職で大学をお払い箱になるのを恨んでではありませんが、大学を離れるにあたって危惧していたことが現実となった感があります。思い過ごしであればいいのですが、結論から言うと、ペーパー学者が巨大増殖して大学は手や足は使わない人たちでいっぱいになってきているという憂うべき実態です。

 私の知るある研究者は世界をリードする天才的技術をもって活躍していたのですが、論文を書かない主義のために結局は大学を追い出されました。残った人たちと言えば結局はペーパー業績を積み上げて履歴書は光っている人たちでした。そんな大学ですから有名企業を定年退職して経歴は立派な教授もたくさんいます。

 元に戻って東大地震研教授の釈明の部分を記事で見てみますと、「掘って埋めたものなら分かるが、土木工事の経験がないため、上から(物を)挿入した可能性は考えなかった」ということのようです。

 東大の名前が付くと国の研究費などが付きやすい傾向がみられるのは実績からも歴史的にも仕方のないことでしょう。しかし、研究者として現場に来たら構造物の様子を手で触ってみて確認するくらいの行動力が持てなかったのでしょうか。いくらなんでも触ればコンクリか岩石かくらいは識別できたはずです。

ファッション 靴は身だしなみの原点

 身だしなみを普通に考えるとまず衣服、ハンドバッグ、指輪やネックレス、時計そして帽子という順序でくるでしょうが、私は最も大切なのは靴だと思っています。

 最近は日本人の靴は綺麗に磨かれていて踵もすり減っていませんが、以前はヨーロッパやアメリカから帰ってきてまず気になるのが手入れの行き届かない靴と街の電柱でした。皆さんが欧米に行ったときに気をつけていただくと分かりますが地位と靴は比例するようです。

 私のパリの友人はお金持ちの家庭の息子さんでした。靴はシャンゼリゼ通りにある有名店のもので30年以上前で10万円近い値段でした。それを長い間お金を掛けて修理して履いていました。ついつい貧乏人の私は新しい靴を買った方が安いのにと言ってしまいましたが、それで彼の流儀が変わることはありませんでした。

 このようにどうも西欧人は靴にはこだわりのある人が多いようです。アメリカのある大学の学長さんも来日する際にはちゃんと綺麗な立派な靴を2足余分に持ってきていたことを記憶しております。

 今でこそ山手線につながる私鉄の乗客の間に靴の品質と手入れの良さはあまり違いはありませんが、かつては大きな差異がありました。考えたこともなかった、住民の生活意識が私鉄各線で違うことに気づくきっかけでした。外国に行くということは新しい「気付き」のきっかけを与えてくれるものです。

 アルプスで見つかった5000年以上前のアイスマンは革の靴を履いていたようです。私たちはずーっとワラジだったのですから靴に対してこれまで気がまわらなかったのは当然でしょう。

 最近は靴に関して考えることがあります。女性をセクシーに見せるにはルイ14世張りの超細身のハイヒールだけではなくてどんなデザインがあるのでしょうか。先日そんなことを思いながら車内の女性の靴をじっと見つめていたら睨み返されました。

 まったく他意はありません。とってもセクシーなデザインに魅せられていたんです。でもゴメンナサイ。

やっとフランスからもアクセスがありました。ありがとう。

 これまでアメリカ、イギリス、ドイツ、ウクライナ、中国、韓国、マレーシア、インド、ベネズエラなどからたくさんアクセスいただきましたが、やっとフランスからもありました。
Merci beaucoup.

プロ野球が開幕ですのでペナントレースを予想してみました

 プロ野球開幕と言えば両リーグの優勝チーム占いです。パリーグは結局はソフトバンクでしょう。セリーグは巨人といきたいところですが、どういうわけかWBCに主力のほとんどを派遣しているのが心配です。

 ひょっとするとTPP参加公表の時期に絡んで読売グループが自民党をバックアップしたのでしょうか。そんなことはないはずですが、とにかく巨人の従来にないWBC大量派遣の影響で夏場に混戦になる可能性は大です。

 私の記憶が確かであれば先回のWBCに参加したイチロー選手はやはりそのシーズンは不調でした。若いうちは何とかシーズンを乗り切れても歳を取ると調整が難しいのでしょう。そうしてみると今回のWBCで活躍した阿部捕手が一番気になるところです。

 ではセリーグで若い選手が伸びた巨人の強力打線を上回るところはあるかと言えばありません。ただ例の阿部捕手が万が一にも戦列を離れるようなことがあると夏場どころか最後までもつれることはあるでしょう。でも最後は巨人です。さあ10月の結果が楽しみです。

あるフルーツパーラーの店番猫

 あるフルーツパーラーには昔から一匹のノラ猫が棲み付いています。この猫は店の入り口の玄関マットで寝そべったりしてまったく客を気遣うそぶりも見せずに堂々としています。

 お店は駅ビルに入っていますから見に行きやすいこともあってかたくさんのファンがいます。店の客も店員さんもまったく気にする様子がなくて自然な風景になっているのがたまらなくいいのです。まさに猫と人間が普通ではあり得ない飲食店の入り口で共存している驚きのホットスポットです。

 あのおおらかな猫のいる光景に世の中も捨てたものjじゃないと救いと安らぎを感じているのは私だけではないはずです。とにかく店員の皆さんの心の広さに脱帽です。やっぱり伝統あるお店は余裕と言うか風格がありますね。

黒猫ディーンは寒がり屋です

 私の世話する黒猫ディーンは2月に風邪を引いて一週間入院しました。冬は寒いのが厭のようで私が来ると抱っこしろとせがみます。寒い中で身体が温まるまで20分ほどじっとしていてやらないと怒ります。行くなと噛みつかれたこともあります。

 猫は短毛と普通毛で随分寒がりの程度が違います。例えば黒猫は短毛でダウンジャケットで言う柔らかいダウン毛のような短くてふわふわの毛はありません。ですから黒猫は冬に弱くて風邪を引きやすく、寒さにやられて下痢をします。

 我が家の喘息持ちのキジトラ猫も短毛ですから寒がりで一日中コタツから出てきません。猫も種類によってもいろいろな特徴がありますからよく観察して楽しんでください。

2013年3月28日木曜日

ホリエモンが仮釈放されました

 ホリエモンが仮釈放されて自由の身になりました。彼の仮出所後のコメントでシャバの食事の味付けが濃いというようなのがありました。刑務所では受刑者の健康のために塩分には気を使っているのですね。

 ホリエモンがムショ生活を離れてまず感じたように、私たち日本食の生活は塩分が多過ぎます。何でも醤油をぶっかけ過ぎます。そしてカリウムが少な過ぎます。

 ホリエモンはあれだけのことをした人ですからムショ生活でもきっと何かをつかんできたことでしょう。転んでもタダでは起きないといいますが、これからの活動に注目しています。

本日で2月からのページビューが6000件を超えそうです。本当にありがとうございます

 2月から本格的に始めた手探りの中のブログ活動も皆さんのおかげで今日6000件のページビュウに達しそうです。

 5月の連休明けまでには一万件を突破したいという野望を持っております。これからもどうぞよろしくお願いします。

 そして退職して時間ができたら英語などに翻訳して世界中からのコメントをもらおうと思っています。

TBS系(JNN)配信 東大の研究チーム ネコは飼い主の声を聞き分ける

 TBS系(JNN)3月27日(水)21時45分の配信に東大研究チームの「猫は飼い主の声を聞き分ける」という研究成果が紹介されていました。私は原文を見ていませんが着眼点はさすがです。

 しかしです。ネコ研究では東大の研究者も普通の人ですね。動物なんだから飼い主の声くらい聞き分けるのは想像の範囲内です。もう少し気の効いた研究をしましょう。

 東大をバカにするのか、ビッグマウス(ならぬビッグキャットか)め!と言われそうです。だったら、お前なら何を研究するのかですって?

 私がするなら足音の聞き分け研究です。人間の足音に個性があるなんておもしろいと思いませんか。もしそうなら足音の聞き分け研究成果はいろいろな可能性を提示してくれます。声の聞き分けなどはそれだけで末広がりとはいきません。

ヨルダンとの試合のレーザー光線は2000倍以上に散乱しているはずです

 やたらとテレビではレーザー光線が話題になっています。私もあれを見ていて不愉快でしたが、実際にはプレーに影響はまったく無いはずです。気にし出せば集中力が削がれてアウトでしょうが、そんな選手はプロではありません。

 ただアメリカのメジャーリーグが日本にやってきて試合をするときには鳴り物は普段と違ってありません。ドーム全体がドンドンシャンシャンと鳴り響いていてはさすがのメジャーリーガーもやる気をなくすのでしょう。おかげで球の音がよく聞こえます。

 私がもっと気になるのは日本で開催される女子バレーボールの国際試合です。相手がサーブを打つ時にはわざと観客は声を張り上げます。日本が得点すれば大騒ぎで相手がミスをすれば大喜びと見苦しいことこの上ありません。相手が国際機関に抗議しないのも不思議です。

 参考までに例のレーザー光線の光の強さをテレビ映像をもとに具体的に計算してみました。発射元よりも光は2000倍以上に散乱していそうですから何の問題もありません。こういう具体的な根拠を挙げないで感情的に騒いでいるのは無益どころか有害です。

NHK朝のニュース 室内温度と長寿対策(日本一の長寿県沖縄がそうでなくなった理由から考える)

 沖縄は戦後日本一の長寿県を誇っていましたが今日では女性はまだ上位で頑張っていますが男子はもう相対的には長寿県ではありません。沖縄の長寿現象の分析は私の古い論文に詳しく書かれていますが、面倒でしょうから短めに説明します。

 戦後の沖縄の長寿現象の主な理由は温暖な気候と死亡構造にあると言うのが私の分析結果でした。つまりガンなどが少ないうちは温暖な気候の沖縄は相対的に有利だったのです。

 3月28日の朝のNHKニュースで医学専門家が温度環境を長寿対策に結びつける考え方はこれまでにはなかったといっておりました。ウソでしょう。20年以上前の私の論文を読んでいませんね。

 冬になったら次のような対策を絶対に忘れないでください。外出時は深めの帽子を着用すること、1枚厚着をすること、寝室の温度は20度以下にしないこと、首にタオルを巻いて寝ること、トイレや脱衣室には小型の暖房機を置くことなどを守ってください。

 これらは特に40歳を過ぎてからは非常に大切な長寿対策です。気が向いたら3月24日の私のブログ「1枚のかけ蕎麦ならぬ1枚の厚着」も参考にしてください。

人口の減少と移民受け入れについて

 日本の人口は2050年には約9000万人になると予測されています。現在は1億2700万人ですから、今日の東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城の5都県の人口に相当する人間が日本から消えてしまうことになります。

 現代人の生活はマンションの住民と同じで寝ているだけでも管理費や修繕費に相当する費用が税金として掛かってきます。介護や医療や福祉や防衛の負担が働く人たちの肩にズッシリと重くのしかかっています。

 一方で都市化の進行は止まりませんから東京都心の人口は急激には減らないでしょう。日本ではおそらく東京だけが大きな人口減少を経験せずに2050年を迎えることになりそうです。

 その東京の将来も人口の高齢化ではバラ色とは言えません。地方からの若い人たちが移住してきても、もとからの多数の居住者が高齢化しますから焼け石に水です。

 こうしてみると今後は日本中で人口減少の影響が地域ごとにそれぞれの形で表れてくると思われます。名案は思いつきませんがアジアやアフリカ地域から移民を受け入れるしかないのではないでしょうか。

 それはこれまでアメリカが進んできた道であり日本も後追いせざるを得ないでしょう。

痴漢を目撃

 私はこれまでに痴漢を2回目撃しました。中央線と東海道線でした。

 私ははっきりと事実をこの目で確認してから2回とも思いっきり頭をひっぱたいてやりました。二人の男(当たり前ですが)は気まずくなったか、次の駅で降りて行きました。

 周りの人たちも気付いておりました。女性も当然分かっていたはずです。しかし私が行動しなかったらそのままになっていたでしょう。

 私は痴漢行為は病気だと見ております。どんなに厳しく罰しても状況が整えばまた繰り返すと思います。しかし犯人も人間ですからきっと葛藤があるはずです。

 通勤電車ではそういう状況になることが分かっていても裸やオッパイ丸出しの広告を私たちの頭の上にぶら下げる週刊誌の感覚は何なのでしょうか。

2013年3月27日水曜日

少し時期が遅れましたが横綱日馬富士関の左足のケガが今後も心配です

 大阪場所は横綱白鳳関の全勝優勝で終わりました。場所の後半からは白鳳関らしさが戻っていました。年齢かなと心配しましたまだ大丈夫です。

 東横綱日馬富士関は初日の取り組みを見てブログでも心配だと書きましたが、その通りに不本意な結果になりました。ご本人にとっては歯がゆい結果かもしれませんがケガをしっかり治してまた頑張ってください。

 ただ横綱白鳳関に比べて横綱日馬富士関は小兵である上に体が硬いというハンディがあります。スピードある力強いぶちかまし相撲を取るにはいい面もありますが体が硬いとケガをしやすいものです。

 硬い体の人はいったんケガをし出すと容易に元の完全な状態には戻れません。そこが来場所からも心配です。でも私の大好きな横綱日馬富士関、頑張れ!

テレビ朝日スクランブル報道 対ヨルダンとの試合の緑のレーザー光線

 昼のテレビ朝日スクランブルでレーザー光線が話題になっていました。アウェーの試合であのくらいのことで集中力を失うのではプロではありません。

 外国で生き抜くには人種差別やら皆無の友人知人の環境の中で生き抜いていかねばなりません。あんなことを話題にするテレビ局は考え方が甘っちょろ過ぎます。

 香川真司選手の活躍は私の期待どおりでした。ただもう少し明るくやんちゃに行動してチームの雰囲気作りに貢献しましょう。外国では必ずムードメーカーがいるのでいいのですが、日本でプレイする時には自分を前に出してチームをリードしていきましょう...ネ。

 日本の選手は良い選手ではあるのですが個性ある選手ではありません。日本が本当の強さを持てない理由ではないでしょうか。

ドイツの笑い話39 狼とウサギ 

 狼が可愛いウサギを連れてレストランにやってきました。

 狼      「何食べたいか?」
 ウサギ   「バジルソースのグリーンサラダとどんぶり一杯のポテトサラダ」
 狼      「よーし、たくさんお食べ。」
 

 ウエイターが狼に尋ねました。
 ウエイター 「ご注文は?」 
 狼      「俺はいいんだ。あとでゆっくり食べるから。」

表現の自由とエイミー ワインハウス You Know I'm No Good.

  あの独特の歌唱力を誇ったエイミー ワインハウスの歌はもはやこの世では聴くことができません。長い間アルコール依存などで苦しんでいたようですがジャニス ジョップリンと同様に惜しまれる特異な才能でした。

 さて彼女の歌う 「You know I'm no good」 を聞いてみると分かりますが日本ではまずあり得ない内容の歌詞です。ブログでも訳すのを憚りますので興味があったらネットで調べてください。歌詞の言っていることをそのまま映像にしたら日本ではおそらく映倫の審査にひっかかるでしょう。

 私は歌は社会の表現の自由の程度を測る最高のバロメーターだと考えておりますので、こういう歌が堂々と歌われてヒットチャートに上がってくるというのは好き嫌いは別としてすごいことです。テレビやラジオに流れる日本の歌はよく考えてみるといったい何を言いたいのかまったく分からないどうでもいいものが多いです。

 日本より欧米の方がCDを購入する客層は一世代高い20代が中心だと言われます。つまりまあ二十歳を過ぎれば好きにさせればいいだろうというのがあるのかもしれません。ただ欧米ではエ〇グ〇はちゃんと棲み分けができております。

 今もそうでしょうが私がいたころのドイツではエ〇映画が無修正で上映されておりました。週末にはそういう類の映画館も結構盛況でした。(よく知っているな!...ハイ)考えられないのは若いカップルがたくさん堂々とあっけらかんとした感じで観に来ていることでした。映画の中身(あるわけがない!)よりもこっちの方が驚きでした。

 日本では山手線などの吊り広告に裸やその類の表現が乱舞しています。日本の社会は表現の自由の扱いが曖昧模糊としていますがエ〇グ〇の扱いもあやふやです。欧米では表現の自由を確保するために必ずどこかに完全な自由空間が準備されているようで、必要あらば棲み分けでその空間を確保するという努力が感じられます。

 日本には適当な表現の自由はありますが本当の自由空間はありません。みんなが言ってはならないことを事前に慮って生きなければならない窮屈さはいつになったらなくなるのでしょうか。いつか日本にもエイミーワインハウスが現れるのを楽しみにしております。

就活対策 日本のヨルダン戦から学ぶ : ムードメーカーになろう 

 昨日3月26日のワールドカップ予選日本対ヨルダン戦は相手チームに先取点を入れられて万事休すというところでした。私の心配が現実となり本当に残念です。出場を決めたかったですね。

 試合前の様子がテレビに映し出された時に今日はヤバイなと感じてブログに書きました。相手チームが行け行けでスタンドもああいった緊張した雰囲気では自分のチームにムードメーカーがいないと辛いところがあります。

 私は本田選手よりも動きができる香川選手のスタイルの方が好きです。しかしムードメーカーの役割を託すなら本田選手を選びます。サッカー選手としてはデカイ身体とビッグマウスぶりは日本人には得難い才能です。私はサッカーのことはまったく分かりませんが二人を同時に使うという戦法はあるのでしょうか。

 物事はある程度は理屈で整理できますが、どうしても理屈では成り立たない部分が必ずあります。私が嫌いな言葉ですが、残りは「気合いだ!」と言うところもあるのです。

 就活も同じです。面接までいったらおじけずに面接担当者を飲みこんで面接会場を自分一人で引き受けるくらいの気合いでムードメーカーになれたらいいと思います。

2013年3月26日火曜日

ワールドカップアジア最終予選 ヨルダンとの試合を占う

 3月26日(火)日本時間午後11時にヨルダンとの試合がキックオフです。ここで私が少し気になるのがテクニックだの何だのではなくてムードメーカーがいないことです。

 ゲーム会場が映し出されましたが興奮の渦のなかではチームを盛り上げる人の存在がとても重要です。何とか先制点を取って気分的に少しでも楽になれば良い結果に繋がるでしょう。

 先制点を入れられたらちょっと先が読めない展開になりそうです。さあ、どうでしょうか?

歴史問題 軍関係者は証言を残してください

 日韓関係や日中関係では歴史問題が友好関係に暗い影を落としていて、アジアの平和の実現にも大きな障害になっています。日本は加害者としての立場にありますから、独自に行動しても相手の理解が得られなければ平和的な解決策を見い出すことはできません。

 

 一般論で考えますと加害者というのは誰が何をしたかという真実を一番知っているはずです。歴史問題で言えば当時の現場に軍人として出征していた多くの関係者は事実を見て知っていることになります。そこのところの証言がどうも私たちにはよく見えてきません。

 

 軍の元高官等は絶対に口を割らないでしょうが、私たちのような庶民レベルにあった元兵士で現場をよく知っている人たちから強固な否定証言がたくさん出てくれば説得力があります。こうした証言がこれまでに十分に確認されていないということは、やはり私たちの分の悪さは否定できません。

 

 もはやかつての戦争で戦った人たちはほとんど亡くなられているはずです。なんとか若い世代のために事実についてはっきりした証言を残してもらいたいと願うばかりです。そしてもしも私たちに本当に非があるのであるならば、私たち残された世代が知恵を絞って対処するしかないでしょう。

 

 人間は決して完璧ではありません。国家もやはり完璧ではありません。被害者になることもあれば加害者にもなり得るのです。歴史問題を過去の否定的事実として対立の種にするよりは、未来に向かって共益的な国際関係を構築できないものでしょうか。

ドイツの笑い話38 泥棒ペア

 銀座のブティックに押し入った泥棒ペアがいました。

 泥棒  「俺は金庫を盗るからな!」
 相棒  「わかった。俺は?」
 泥棒  「お前、一番似合うスーツを探せ!」

インフルエンザで6種類の薬は世界の常識か?

  インフルエンザの診断を受けたらインフルエンザ治療薬のほかに5種類の薬を処方されました。飲まないとは言ったのですが結局は根負けです。もらった薬は全部が家で眠っています。

 日本の増え続けてきた国民医療費は国の減り続ける税収入(平成24年42兆円)に近づいています。インフルエンザや風邪で6~7種類の薬を処方する診療がまかり通っていたのでは医療費が増加するのは当然でしょう。私がいた日本医学の祖ドイツではすでに40年前に風邪で無闇に薬を処方することに反省機運がありました。とにかく日本は薬の処方を濫発しすぎです。

 私は国の医療費無駄遣い反対なのでインフルエンザでも風邪でも医者にかかることは絶対にありません。氷枕をしてじっと寝ております。熱があるときはかえってよく眠れます。風邪なら二日、インフルエンザなら三日も寝ていれば大丈夫です。薬を飲んだところで寝る日数はほとんど同じです。私は読んでいませんがそういう疫学統計もあるようです。

 今回は試験監督の仕事が入っていて受験生にうつすしては大変なので診断を受けました。結局はA型のインフルエンザで試験監督はアウトでした。そして6種類の薬が処方されました。こんな大量処方は今日では恐らくアメリカやヨーロッパではありえない話でしょう。

 私の友人はある大学病院で長く治療を受けていました。発作で別の病院に救急で駆け込んだら薬代が3分の1に減ったそうです。友人がその病院で治療を続けたいと言ったら拒否されたようです。特別なケースだったのでしょうが民間病院は近くの大学病院には気を使っているのでしょうか。

 またある有名病院で手術を受けた友人は手術後にたくさん検査を勧められたと言っておりました。病院としてはついでということもあるのでしょうが、ついでばかりが増えていっては医療費に歯止めがかからないのは当たり前です。

 安倍首相は日本の医学は世界一と国会でおっしゃっておりました。何を根拠にそんなことが言えるのか分かりませんが、こんな奇妙なことが日本の医療現場にはあることは御存じないのでしょうか。

 知られたことですがお医者さんと製薬会社と医療機器メーカーの関係も密接です。この3者関係のために何もわからない患者や年寄りが薬漬け検査漬けで医療費ばかりが水ぶくれするのは困ります。お金を払うのは私たちですから。

ドイツの笑い話 36 広いオフィス

  ある企業のオフィスに見学者がやってきました。

 見学者   「明るくて広いオフィスですねー。」
 案内人   「引っ越してきたばかりです。」
 見学者   「どのくらいの人がいますか。」
 案内人   「これでも半分です。」

2013年3月25日月曜日

ドイツの笑い話36 厚意?

  
中年の紳士が友人にニッコリして話しかけました。

  紳士  「済みませんがご厚意に甘えてよろしいでしょうか。」
  友人  「どうぞ、どうぞ。」
  紳士  「じゃ、1万円札を11枚の千円札と両替してください。」
  友人  「そんな馬鹿な!」
  紳士  「だから、厚意と言ったじゃないですか。」

外国語の勉強で大切なこと ②

 私たち日本人が外国語をマスターしたい時に日本では勉強の環境を整えることはなかなか難しいものです。ですから私の場合は時間節約のためもあってフランス語はパリに行って、ドイツ語はケルンで勉強しました。

 ところで必ず現地に行かねばならないかと言えばそうでもありません。まず習うより慣れよといわれますが、これは確かに至言です。そこで私の経験から何に慣れたらいいのかということをまずはお話しします。

 慣れなければならないのは聞くことです。赤ちゃんと同じ要領でとにかく聞いて聞いて聞きまくることが大切です。その時に忘れてならないのは分かるか分からないかを意識しないことです。つまり分かろうとしないで聞き流す必要があります。これが初心者に必要な極意のひとつです。この訓練に一番いいのは目的とする外国語のテレビを見まくることです。

 個人差もありますが約1000時間(一日に6~8時間で3~4か月)くらい聞き流しをしていますとある時点から会話の単語が分かれて聞こえてくるようになります。これが外国語学習で最も大切なビックリ体験です。こうなれば勉強はもう道半ばまできたと考えても構いません。

 こうなった時点からは発音もしっかり身に着けなければなりません。これはICレコーダーを使ってネイティブの人の発音を意味を考えずに繰り返し繰り返しまねて正確さをチェックすることです。この時のテキストはいわゆる単語帳で構いません。ただ単語帳を使う場合は日本語を見ないで意味を考えずに発音だけをまねてください。しばらくすると意味は分からなくても単語の発音がどんどん記憶されてくるのが実感できます。

 単語帳の単語は本当は場面ごとに分類してあるものが理想的です。具体的に言えばたとえばレストランに行ったときに使用する単語とか駅で切符を買って列車で旅行するときとか、場面ごとにまとめてあるといいでしょう。私は自分で単語帳は作りました。こうすると単語数は1000語あったとしてもあまり負担にはなりません。この発音訓練はおよそ300時間(40~50日)もあればすっかりマスターできるはずです。

 さて単語の発音が正確にできるようになったら頭に入っている単語の音と日本語の意味をつなげる訓練が必要になります。これは単語帳を発音訓練とは逆に使用して、日本語の意味を見ながら外国語の発音ができるようにします。ここで非常に大切なのが、単語帳にある日本語を声を出したり頭の中で読んだりしないで見るだけで意味を直感で理解して外国語で発音できるようにすることです。絶対に日本語を読んではいけません。

 この時に手も使って単語を書く練習をすれば単語の綴りも暗記できますが、私の経験ではまずは聞くこと話すことに集中したほうがいいと思っております。筆記や綴りの練習はまずは日常会話が十分にできるようになってからにしてください。それはあとあと文字に頼ろうとする癖がついてしまうのを防止するためです。とにかく言葉は聞くこと話すことから始めるのが鉄則です。

 さあこれで日常会話は何の問題もなく対応できるようになるはずです。もし時間が集中的に取れない場合には一日あたりの時間を半分にして試してください。外国語をひとつこのようにマスターすればあとは一つでも二つでも同じです。

 私の3月1日の「外国語の勉強で大切なこと①」も参考になさってください。

市民ランナー川内優輝選手が人事異動か?

 3月25日に埼玉県庁の人事異動が内示されるようです。

 企業のバックアップを全く受けずに自前でマラソンに取り組んでいる川内優輝選手を意地悪なポジションに移動(本当は異動ですが)させないでくださいね。

 お願いします。

ネコが爆睡中です。アラ起きだしました。

 ネコがお目目を手で隠して寝ています。一日中雨降りでしょうか。

 と思ったら起きだしました。雨は恐らくですが止みますね。

NHKテレビ 大谷翔平選手とハンカチ王子斉藤祐輔投手 オレ流落合博満氏の見方

  3月24日NHKニュースウオッチ9で史上最多3度の3冠王に輝いた天才打者落合博満氏が大谷翔平選手についてコメントしておりました。

 落合氏の意見としては本人がやるといっているなら両方やったらいい。そんなことはプロ野球史上何十年もなかった出来事で見てみたい。しかし敢えてどちらかと言われれば投手をやらせたい、というような内容です。

 そこでまず大谷翔平選手と同僚のハンカチ王子斉藤祐輔投手の高校時代を比較してみます。

 斉藤祐輔投手はチョウ真面目で責任感がとても強く(私の勝手な想像ですが)高校時代は連投連投また連投でした。肩の疲労を危惧する声もありましたが早大時代も流れが変わることはなかったようです。2006年夏の甲子園で全69回をひとりでマウンドを守り948球を投げ抜いた根性は一般人の常識では計り切れません。

 さて大谷翔平選手の高校時代を振り返ってみますと、1年次夏は右翼手を務めて、2年次も甲子園で投手としてはほとんど過酷な起用はされておらず,3年次は投手で活躍も春の甲子園は初戦敗退、夏は不出場と斉藤投手ほど肩は消耗していません。高校の監督の配慮があって無理を強いられなかったということもあるかもしれません。

 このように大谷翔平選手は幸運にも肩の消耗が少ない投手で未完の大器です。打者としてもあの巧みな球さばきや俊足が証明する体のバランスの良さからして、間違いなく卓越した野球センスの持ち主です。さて大谷翔平選手をケガさせずにどう育てるか、これからの日本ハムファイターズの責任には重いものがあります。

 私の結論はそれでもやはり打者です。21世紀の王選手になって大リーグでホームラン王になってください。

 最後にひとこと。本当は大変なのでしょうが大谷翔平選手は見る者にそれを感じさせません。今は野球が楽しくて仕方がないようで何でもやってやろうという雰囲気です。若者の特権である溌剌さ清々しさではち切れんばかりです。私たちも彼のように毎日を過ごせたらいいですね。

ドイツの笑い話34 ボールペン

 ある泥棒が再犯で警察につかまりました。

 警官   「どうしてボールペンなど盗んだのかね?」
 泥棒   「私の過去に線を引きたかったのです。」
 

横綱白鵬関 全勝優勝おめでとう!

 横綱白鵬関の双葉山関や大鵬関を抜いて前人未踏の9回の全勝優勝をおめでとうございます。

 そして表彰式で故大鵬関への黙とうを促した心の広さと優しさには感動しました。黙とう後の横綱の目には光るものがありましたね。あの涙には超一流人の間でしか分かち合えない何か特別なものがあるんだということを感じました。

 やはり超一流人には見習うべきことがたくさんあります。

YouTube という新しいツール

 私はインターネットは3月14日のブログで第三の言語であると言いました。YouTube はその第三の言語の代表的なツールであると考えます。つまり話し言葉や書き言葉に日本語や英語などがあるのと同様にYouTube は第三の言語の具体的なツールのひとつです。

 YouTube の大きな可能性のひとつに誰でも映像や音声を使って情報をそのまま発信できるという簡便性があります。文章を書く技術や表現力にはやはり厚い壁があり誰にでも容易に出来るものではありませんでした。また複数言語を操るには大変な苦労が必要でした。

 しかしYouTube では、例えばネコの仕草を見てその愛くるしさを伝えたければネコの様子をそのまま映像に撮って発信すれば済みますから、これほど手っ取り早いことはありません。つまり見たこと聞いたことを言葉に置き換える必要がないということがYouTube の最も重要な特徴ではないかと思っています。

2013年3月24日日曜日

就活対策 五輪ゴールドメダリスト カール ルイス氏の言葉 準備が大切

 短距離と走り幅跳びの元世界王者カール ルイスさん等が3月24日に東北の被災地を慰問して陸上選手たちを指導しました。

 選手に緊張する時にはどうしたらいいのかと問われて、ルイスさんはテストの時に準備をして臨まなければ緊張するのと同じで準備が大切だと優しく答えていました。

 準備には緻密な計画を立てることが最も大切です。計画の難しさは無理が過ぎず、楽に過ぎずという自己観察力によるところが大なところにあります。計画ー準備ー実行ー反省ー計画ー準備ー実行ー反省の繰り返しの中で少しずつ自分を知ることができれば、次第に余裕を持って関門を突破することができるようになります。

 黒人女性として初めてアメリカ国務長官になったコンドリーザ ライス女史が就任時に記者から不安でないかと問われていたのを思い出します。彼女は、これまでずっと綿密な計画と十分な準備で困難を乗り越えてきたから不安はないと毅然とした表情で答えていたと記憶しております。

 何事も具体的な目標を持ったら綿密な計画と十分な準備が大切です。ただそれがほったらかしになって計画倒れにならないようにしてください。

ドイツ国際平和村

 元フランス大統領でフランスをドイツとの闘いに率いたドゴールが「同盟国は助けてくれるが、運命はともにしてはくれない」と1963年に記者に漏らしたと言われます。私は原文を確認しておりませんので真偽のほどは分かりませんが、至言ではないでしょうか。

 自国の若者の尊い大切な生命を同盟国のためとはいえやみくもに犠牲にしていては命がいくつあっても足りません。ですから国家は軍備だけに精力を集中するのではなくてあらゆる手段を使って全力で平和堅持に取り組んで欲しいと思います。

 しかし、人間界で避けられないのも戦争です。そこで犠牲になるのは結局は弱者です。特に紛争に巻き込まれた子どもたちを空輸して治療するドイツ国際平和村の勇気ある献身的な活動が知られております。

 私はささやかな寄付だけで何もせずに心苦しい限りですが、日本でもこのような活動の芽がどこかに出てこないものかと期待しています。企業人のみなさん、自民党が復帰して交際費のチェックがゆるくなった分を少し回してもらえないでしょうか。

スポーツ人は文化人か?

 スポーツで名を残したいわゆる有名人は文化人なのだろうか?という意地悪で少し失礼な疑問がふっと脳裏をよぎりました。

 まず文化人って何でしょうか。三省堂大辞林を参照すると「すぐれた教養を身に付けた知識人」となっています。ということはスポーツ人は文化人ではないことで決着が付きそうです。しかし、これではチョット味気ないのでもう少し好意を持って見てみます。

 読者の皆さんでどのくらいの人がかつてのチェコスロバキアのベラ チャフラフスカさんを御存じでしょうか。彼女は東京オリンピックで圧倒的な演技で個人総合金メダルを獲得した人です。最近の子どものサーカス大会みたいな女子体操とは一線を画する女性美が躍動する華麗な彼女の演技をテレビで見て私はいたく感動しました。

 彼女はその後に祖国の民主化運動に身を投じて敢えて辛い苦しい人生を選択しました。旧体制が権力を維持したため1989年まで厳しい弾圧が延々と続きました。それでも祖国解放運動への支持表明の事実を撤回することはありませんでした。月並みな表現ですが意志の人だったのでしょう。

 スポーツ人には気安くあっちだといえばあっちを向きこっちだと言えばこっちを向く人があまりに多い感じがしております。また政界へも進出してスポーツ振興で活躍している人たちもいます。チャフラフスカさんを思うと、スポーツ人は少しは文化人らしく、スポーツ界出身の政治家は少なくとも文化人であってほしいと思いました。

元朝日新聞記者の悔恨

  東京新聞3月24日(日)朝刊第13面「あの人に迫る」に船橋洋一さんが「危機に弱い日本 原発事故で痛感」という話をしています。

 例外もありますが押し並べて「東大型秀才は平時には秀才ながら戦時には凡才以下」という見方を裏付ける内容で興味深く読ませてもらいました。

 福島の原発事故を日本よりもむしろ遠方のドイツの方が真剣に受け止めて対応したことには絶望感を感じます。これは政府の問題だけならず国民である私たちの問題でもあります。

 日本の教育は東大を頂点とする知識と思考力偏重型から創造力と独創性も大切にするものに変身しなければなりません。しかし、どちらを見回してもその兆しがまったく感じられません。教育界も古い考え方の人たちで固められていて困ったことです。

大谷翔平選手 TBSテレビ サンデーモーニングの張本さんの考えに私の異論

 日本ハムファイターズの大谷翔平選手がオープン戦で投打に大活躍です。打てばホームランあり、投げれば150キロ超の剛速球を連発という超人ぶりを披露してくれています。

 きょう3月24日のTBSテレビのサンデーモーニングで野球評論家の張本さんが、大谷翔平選手は7対3でピッチャーの方がいいと言っておりました。

 私は3月18日のブログで説明しましたように絶対に打者でいくべきだと考えています。その主な理由は私の3月18日のブログ「中田翔選手と新ON砲だ」で説明しましたが、他にもありますのでまたそのうちにお話をします。

ウナギの生命力に仰天!生物学では絶対に説明できません

 私の友人が昨年の9月に捕えまえた3匹の天然ウナギをタライに入れて保護しております。保護というのは飼っているとは言えないからです。なぜなら餌を食べてくれません。

 ですから3匹のウナギは飲まず食わずながら今でも元気(らしいけど答えてくれません)に過ごしております。食わずは確かですが飲まずというのは表現上は正しくはないかも知れません。水の中にいるのですから飲んではいるのでしょう。ウンチもしています。

 もっとも不思議なのは痩せていないのです。そのままの体型を保ってタライの中を動いています。これってどう説明したらいいのでしょうか。もしお亡くなりになったらまたご報告します。

世界一の放射線測定機 i-FKR508を使ってみて考えたこと

 私はこれまで数種類の放射線測定器を比較使用してみましたが、つくば市にあるシンメトリックス社が開発した i-FKR508が今のところ世界一の性能を有していると考えています。

 政府は福島原発事故を起こした国家として放射線測定器を世界中から一堂に集めて性能をきちんと比較してそのデータを公表すべきです。その費用は1億円も掛からないでしょう。こんなことをすればこれまでの放射線測定器はどれもまだ未完成であったことが判明してしまいますが、今後の子どもたちへの放射線の影響を真剣に調査したいなら躊躇していてはなりません。

 今日まで健康被害の検証に耐えられる正確な低線量域の数値を提供できる測定器はありませんでした...と考えております。つまり低線量被曝の危険性の有無についてはまず測定値の信頼性に疑問符がつくのですから、その結論について解釈上の混乱が起きるのは当たり前です。

 ちなみに公表されている放射線測定値はどの測定器によるものであるかは記載されません。測定器の進歩の影響を考慮すれば過去のデータの比較のためには絶対にこの測定器の機種情報は欠かせないはずです。その機運がないのは業者の事情を考慮してのことなのか研究者の認識不足によるのかは分かりません。

 さてi-FKR 508の優秀さはまず役所や大学で採用されているガイガーカウンターのおよそ100倍の感度があることです。通常の測定機では測定不能である 0.05μ㏜/h 周辺域ないしはそれ以下の測定域でも驚くほどの精度と安定性を示してくれます。とにかくこの安定性は1日中測定していても測定者にストレスを感じさせないところがスゴイのです(測定には神経を使って大変なんですよ!)。

 またこれまでの放射線測定器は核種を特定する機能がないばかりか、たとえあったとしても低濃度汚染区域においては役立ちません。東京などで飛んできた放射線がセシウムからなのかどうかを確実に特定できるものは私の知る限りではありませんでした。ところが i-FKR508ではバッチリで驚きました。

 昨年の世田谷区でホットスポット騒ぎがあり結局は床下に放置されていたラジウムからの放射線が問題であることが数日後に判明したようですが、i-FKR508を使えばその場ですぐに判明したはずです。

 このように i-FKR 508のような世界一(私見ですが)の測定器が日本にも登場した以上は政府も本腰を入れて放射線データの標準化を検討してもらいたいところです。

定年退職まであと一週間

 3月末の定年退職後も黒猫ディーンたちの餌やりに通います。通常は非常勤で雇われるらしいのですネコに餌やって嫌われたのかお払い箱です。まっ何とかなるでしょ...という楽観主義がお前の悪いところだという声が聞こえてきそうです。

一杯のかけ蕎麦ならぬ一枚の厚着

 寂しい話ですが歳を取ってくると気温変化などちょっとしたことにうまく適応できなくて重大な健康障害に陥る可能性が高くなります。

 ネコの話に流れて恐縮ですが、私が世話する老猫が昨年の10月に雨に打たれて体力を消耗して回復が遅れていました。そこに冬将軍がやってきて結局は亡くなりました。それまでは健康体でしたから原因は体力消耗時にやってきた急な寒さだと思っています。

 あるお年寄りの場合には9月に下痢を起こしながらもいつもの水分補給しかしませんでした。そこに急激な暑さがぶり返して脱水症状を起こして結局は脳梗塞になりました。運良く軽い言語障害以外には運動機能などには後遺症は残りませんでした。

 こうしたケースを見てみますと人間でも動物でも歳を取ってくるとちょっとした不注意が思わぬ健康障害をもたらしてしまいそうです。そして結局は命を縮めてしまうことになりかねません。

 そこで冬場には厚めの服装をして体を冷やさないようにすることが賢明です。私は寝る時も日中でも下着の上にカシミアのベストを一枚余分に着ることにして寒冷対策をしております。

2013年3月23日土曜日

ウイスキーのストレート飲みに気をつけよう

 数日前まで珍しく一週間ほど花粉症の上に寝る前にほんの少々ウイスキーをストレートで飲んでいました。すると喉が痛くて風邪をひいたような症状が続きました。そして3日間止めたら治りました。

 ひょっとすると両者には関連性があるかも知れません。強いアルコールで喉をやられないように気をつけましょう。喉頭がんになりやすいのも納得です。

甲子園野球に地元選手オンリーの条件を付けよう!

 甲子園では地元外から優秀な選手を集めていわば外人部隊で固めたチームが優勝するのが常識になっています。それでも出場校の地元は盛り上がります。時には何台もバスを連ねて地元の人たちが応援に駆け付けるというのも珍しくありません。しかし何となく割り切れないところがあります。

 こういう少し奇妙な事態も高校野球の水準を高めるためには仕方がないという主張があるはずです。もっともな話ですがこの弊害について少し考えてみたいと思います。ここでは下記の二つの事実を忘れないことがキーポイントになります。

 1)選手の能力には最大値があり無限ではない。
 2)選手の酷使は選手生命を縮める。

 どのようにしたら選手を最大能力で活躍させることができるかは不明です。次に選手の最大能力や酷使の度合いを知る方法も不明ですから、これらを予め知ることできません。皮肉なことですがこれらは結果から判断するしかありません。

 つまり高校野球で常勝チームを作るには過酷な練習を課して選手が壊れるのも覚悟して結果を求め続けていくだけでなく、地元外から優秀な選手をスカウトしてチーム力をかさ上げすることも必要になります。これでは高校間の競争は激しくなる一方でしょう。

 このような環境下では有能な選手がムリな練習がたたってケガで野球を続けられなくなることも珍しくありません。それでも勝利のために選手を使い捨てにする高校野球の非情な消費構造に変わる気配はありません。

 今日の選手が消費財のように扱われる弊害にブレーキを掛けるため地元選手オンリーという条件を付けるのはどうでしょう。そうすればアメリカのように少しはおおらかに考えられるようになってもっと長い目で選手の成長を見守られるようになっていくはずです。

2013年3月22日金曜日

甲子園の軍隊型行進は止めてほしい

 春の甲子園が開幕しました。そこで奇異に感じるのが開会式の選手の行進の仕方です。誰があの指導をするのか知りませんがあまりに変じゃありませんか。

 両手を交互に大きく肩の位置までまっすぐ振り上げて脚は膝を45°に保つという行進には選手たちもきっと面喰らっていることでしょう。時代錯誤の指導があれだけ完璧に徹底する世界には気味悪さを感じます。

 あんな行進が21世紀の日本でまだ受け継がれているというのが不思議でなりません。だれもそろそろ止めようなどと言い出さないのも不気味です。若いのにこれまでひとりも適当にやる選手が出てきていないというのもおかしい気がします。

 止めてほしい理由は、教育の現場で「ムリ偏にゲンコツ」という古い世界への反省機運が出てきている時にまだそういう雰囲気が漂っていることに強い危惧感を持っているからです。単なる生理的に好かないと言っているわけではありません。

就活対策 大切な教え子

 私の大切な教え子のなかに1組の留学生夫婦がいます。彼らは私を慕って私の大学に来てくれた人たちの一部です。

 彼らはもちろん私の大学がいわゆる偏差値ランクキングからいってどの位置にあるかは無関心でした。とにかく日本語を習って卒業できたらアメリカのトップ大学院で勉強を続けたいという固い意思を持っておりました。

 二人は日本に来て知り合い在学中に親しくなって結婚しました。卒業するまでに2人の子どもも授かりました。日本語を習う勉強上の苦労と子育ての苦労を立派に克服して優秀な成績で卒業してアメリカに渡りました。

 彼らはアメリカでも地道に努力を重ねて足掛け10年かけて夫婦で交互にハーバード大学の大学院を修了しました。日本では私がお金を融通したくらいですから家族の支援を得られない彼らが学費をどう工面したかは知りません。

 私がこのケースから考えることは大学は何も東大だけではないということです。先を見据えた具体的な目標を持ち、ぶれぬ固い決意と地道な努力さえ忘れなければ先はそのうちに開けてくるということです。

 私たちは東大を頂点とした6-3-3-4年制とその後の就職という途切れのない固定観念に囚われ過ぎています。若い人たちは日本の性急な学歴主義から解放されてもう少しおおらかになって長期的視点から世界に羽ばたいて欲しいです。

 最後に就活はめげることが多くて精神的に大変でしょう。しかし自分の逆境を恨む時間があるなら、その時間を努力にまわして先を見てみましょう。彼らは一度も自分の逆境を嘆くようなことはせず心配になるほど前向きでした。

ドイツの笑い話33 ポルシェ狂

 あるドライバーがポルシェに乗って山道を猛スピードで走っていました。そこにパトカーがやって来て停止させました。

 警察官   「アルコール検査をします。」
 ドライバー 「俺は酔ってなんかいないぞ。ラリー中なんだ!」
 警察官   「それならドーピング検査をします。」

ビジネス考 お客様は神様か

 私たちは思い通りにならないことがあるとついつい苛立って周囲の人間に辛く当ったりします。まあこれは人間の本性だからと諦めてしまえばいいことですが何とも歯がゆいところです。

 これはある高級リゾートホテルのエントランスで実際に体験した出来事ですが、せっかくの楽しいリゾート気分も台無しでした。お前はそんな金持ちかと言われそうですが、違います。仕事で見学に行っただけです。

 その光景とは常連客らしい中年のご婦人がベルボーイに何か大声で叫びながら絡んでいました。こったがえしているエントランスでしたが注意して聞いていると以下のような事情のようでした。

 ベルボーイが常連客の御婦人の到着にすぐに気付かなかったために彼女の逆鱗に触れたのです。若いベルボーイにしてみれば到着するたくさんの客の一人に過ぎない御婦人を瞬時に見分けて飛んで来いと言うのは無理な話なのですが、その無理が無理でないのが彼女の道理でした。

 御婦人は平謝りのベルボーイが荷物を受け取ろうとするのを拒んでひったくるようにしてホテルに入っていってしまいました。当のベルボーイは完全に茫然自失という様子でした。

 御婦人の過剰な特権意識には呆れましたが、ホテル側も「無理強いもいい加減にしろ。厭なら帰ってくれ!」などと言えないのが辛いところです。

 お客様が神様扱いされる日本の環境は労働者にとっては本当に大きなストレス源です。お金さえ持ってくれば従業員に何でも要求できると思ったら大間違いです。この風潮は何とかならないものでしょうか。

NHK朝ドラ 純と愛

 NHKの朝ドラ「純と愛」でよく出てくるセリフに「家族だから」というのがあります。私はこのセリフが大嫌いです。

 私たちは、友達だから、先輩だから、同郷だからなどと安易に特定の言葉で仲間をくくって一定の価値観を共有したがります。私にはこのセリフが「家族だからやってあげるけど、そうでなければ知らないよ」と言っているようで大いに違和感があるのです。

 私の友人にアメリカの老婦人がいます。彼女は自分の子どものほかにアジアやアフリカの子どもたちを何人も養子に引き取って育てています。子どもたちの間にまったくわだかまりのようなものが感じられないのはひとえに彼女の人柄の賜物です。

 彼女のように肌の色さえも何の気負いもなく自然に乗り越えられる人間性を持ちたいものだと常々思っています。

WBC優勝ドミニカ共和国の秘密 バナナパワーが炸裂だ!

 先頃のWBCでは日本は残念ながら3連覇はできませんでしたが選手のみなさんご苦労様でした。

 ところで優勝したドミニカ共和国の優勝の秘密はベンチ裏に大量におかれていたバナナパワーだと思うのですがどうでしょう。北京オリンピックでもアメリカ選手団がバナナを大量に持ち込んでいたということを聞きました。

 バナナは消化が良いうえに栄養満点の安価な果物(正しくは野菜らしい)です。とりわけ知られていないのがカリウムの含有量が多いことです。普通の大きさのバナナ三本で1グラム以上のカリウムを摂取できます。一日の所要量は大人で3グラムと言われますから3分の1を以上を補給できます。

 神経の刺激伝導において興奮時にはナトリウムが必要です。逆に興奮が解ける弛緩時にはカリウムが欠かせません。心臓の拍動の激しい運動時にも特にカリウムは重要な役割を演じます。またナトリウムの排泄にもカリウムは不可欠ですから高血圧の予防にも大きな効果があります。

 かつてイギリスの老夫婦が我が家にホームステイしました。2週間ほとんど朝昼晩と卵とバナナしか食べなかったので大いに心配したことがありました。しかし今になって考えると卵とバナナで一番理想的な食生活をしていたのです。

 カリウムの豊富な食べ物には海藻やらイモ類などがありますが料理しなくて手っ取り早く食べられるのはバナナしかありません。円安でバナナが高騰しないように願います。

 バナナパワーでさあ今日も元気に行こう!

2月に3人の友人が倒れました。

 今年の2月は例年より寒かったせいか友人(男性)3人が相次いで倒れました。一人は心筋梗塞、もう一人は脳出血そして3人目は正体不明の下腹部痛でしたが重い心臓病の既往歴があります。

 2月は気温に大きな変化が出てきて体はその適応に悲鳴を上げます。そして動脈硬化や高血圧のある人たちはおとなしくしていた持病の症状が凶暴化するということでしょう。

 私の古い論文では温かい沖縄でも心臓病や脳血管疾患の死亡率は2月に高くなることが確認されています。ハワイの統計を見ても同じような現象が認められます。

 季節の変わり目でも特に2月には健康維持に普段以上の配慮をしましょう。

2013年3月21日木曜日

東京都 PM2.5 は昨年と同じで影響なし(NHKニュース)

 本日3月21日の昼12時のNHKニュースによるとPM2.5 の観測値は去年と変わらなかったので東京への影響は認められないと東京都は関係者に説明したようです。

 マスコミはどうしてあんなに大騒ぎをしたのか。すぐに半ばでっち上げであることは分かっているのに愚かな人たちとしか言いようがありません。

ドイツの笑い話32 貧乏な父親

 先生が生徒たちに訊ねました。

 先生 「赤ちゃんはどこから来るか分かる人!」
 生徒 「コウノトリが運んできます。」  

 先生 「他には?」
 生徒 「キリストさまが連れてきます!」

 生徒 「僕のパパは貧乏だから自分でするよ。」

人生は体力か脳力(能力?)か

 人生は体力が先かそれとも脳力かをたびたび考えることがあります。

 私はかつて日本一を何度も獲得したアメリカンフットボールの社会人チームの練習を見ることがあります。私は彼らのターミネーターのような体力を初めて目にすることができました。

 彼らの週末の練習時間は午後1時から5時くらいまで延々と続きます。昨年の35℃を超える炎天下でもヘルメットと重い防具を着用して何時間も練習をしているのをみて仰天しました。あのような激しい練習をして翌日の月曜日からまた仕事に行こうというのがとても信じられませんでした。

 こういうとんでもない体力を持った人たちが私たちの身の回りにはいるということを知って社会はやはり不公平であると思うことがあります。そして体力か脳力かと問われれば即座にへこたれない体力であると答えます。脳力などというのは後でいくらでも付いてくるからです。

就活対策 SPI などへの対応について

 SPIというのは日本特有の適性検査でリクルート社が開発したものです。昔と違って大学でもSPI対策は欠かせず学生は準備に余念がありません。

 ただSPIは一つのスクリーニングテストに過ぎません。私の聞きとり結果によればその重要性は押し並べて昔よりかなり小さくなっています。ですから得点にこだわってあまり神経質にならずに正直に回答すれば普通は落ちないはずです。むしろSPIの結果を気にしてせっかくの面接に悔いが残るようなことは絶対に避けたいものです。

 会社は使いやすい能力を持った人材を探しているのは確かですが、すべてそういう考え方の方程式で人物評価をしているのかというとそうでもなさそうです。ですから会社が期待している常識人を無理に演じようとしてエントリーシートや面接で猫かぶりが過ぎないようにしましょう。

 まずは書類審査ではねられてしまっては元も子もありません。何とか人事担当者を引き付けるエントリーシートが書けるように日頃からいろいろなことを考える習慣を身につけてください。そして面接にたどりついたらSPI のことは忘れて自分に自信を持って対応しましょう。応援しています!

2013年3月20日水曜日

ネコが半爆睡中 明日は小雨かもと言いましたがどうもはずれました

 エサの時間なのにネコは半爆睡中。明日はちょっと雨になるかもしれません。気圧は朝から18ヘクトパスカル低下しました。

 快晴で予測は完全に外れました。今朝の気圧は1060ヘクトパスカルに上昇していました。ネコは天候の加減より気圧の低下に敏感に反応するのでしょうか。今回の間違いはネコの問題より私の観察力の無さが原因でしょう。やっぱり完全な爆睡でないとダメのようです。

サッカー ザックジャパンのワールドカップアジア最終予選 香川真司選手にエール

 ザックジャパンのワールドカップアジア最終予選ヨルダン戦ではケガの本田圭祐選手の代わりに香川真司選手が出場するようです。

 本田圭祐選手は香川真司選手より身長で10センチもデカイです。ですから国際試合でも本田選手は外国選手に見劣りしない体格で目立ちます。彼は得点したチームメートのところには必ず一番で駆け寄るというデカイ体には似合わぬ律儀さもあります。

 香川真司選手は体力的には非力に見えますが海外で多くの貴重な経験を積み押しも押されぬミッドフィルダーに成長しました。私は運動量の多さや高い敏捷性そして卓越したボールコントロール能力などを持ちしかもクレバーな香川真司選手が大好きです。

 もはやケガの本田圭祐選手の代役とは言わせぬ活躍を香川真司選手に期待しています。ガンバレ香川真司選手!

ドイツの笑い話31 新聞の求人欄

 学生が新聞の求人欄を見ていました。

 求人広告 「料理のため 求む中年女性」
 学生    「何でも食べるヤツがいるもんだ...」

ドイツの笑い話30 ハイジャック

 突然、機長のアナウンスが流れました。
 機長 「乗客のみなさま...私たちはハイジャックされました。」

 機内は一瞬ざわめきましたが、その後の一言で機内に陽気な空気が漂い始めました。
 機長 「犯人はハワイへ飛べと要求しております。」

ドイツの笑い話30 私の妻が...

 男が医者にすがりました。

 男   「先生、助けてください。」
 医者  「どうしたの?」
 男   「私の妻がおかしいのです。猫を80匹も飼っていて窓を開けないから臭くって...」
 医者  「窓くらい開ければ済むことでしょう。」
 男   「ダメなんです。そんなことしたら私のハトがみんな逃げちゃいます!」

就活対策 危機にも強い人間を身近に持とう

 就活で最もめげるのは恐らく何社受けても思い通りには内定が決まらないことでしょう。こんな時はひょっとすると自分は永久に職にありつけないのかと不安に駆られるはずです。

 人間はいい時には誰でも朗らかで他人にも優しくできるものです。待つこともできます。しかし悪い時にこそ空元気ではなくて本当に生き生きしていられる人間こそ真に価値のある人です。

 そんな友人をひとりでも身近に探しておきましょう。そういう友人がそばにいることが分かったら、世の中が少しは明るく見えてきて就活の新しいエネルギーになるはずです。

吉田元所長も要求した東電福島第一原発の防潮堤建設は不可能なのか?猛毒プルトニウムの恐怖

 
 
 東電福島第一原発では再度の津波来襲来に備えて土嚢を積み上げた程度の仮設防潮堤が一部に出来ていますが、本格的な防潮堤の建設は実際には何も始まっていません。日本の命運を決するほど大切な防潮堤が手つかずで放置されている背景には重大な障害が考えられるからでしょう。

 私の想像では防潮堤の建設を阻んでいる大きな原因は炉内の使用済み核燃料から漏れ出したプルトニウムの存在です。海岸を掘削すればプルトニウムに汚染された地下水が湧出してくるでしょう。付近の海底を掘削すれば地下水によって運ばれてきたプルトニウムが海に拡散してしまいます。こうなると付近の海域は死の海と化しますから掘削は不可能です。

 もし本当に猛毒のプルトニウムが事故原発周辺に漏れ出しているとすれば、私たちは防潮堤を永久に建設できないという背筋も凍りつくような事実が浮かび上がってきます。このあたりについては、井戸を掘削してはっきりとしたデータを取らなければなりません。東電にとってはとても恐ろしいことですが日本を守るためには逃げるわけにはいきません。

2013年3月19日火曜日

東電福島第一原発の電源システム故障による停電から見えてきた危険


 東電福島第一原発では使用済み核燃料プールの冷却システム用の電源が故障して停電になったようです。使用済み核燃料の冷却は原子炉の冷却のような一分一秒を争うものではありません。一週間くらいは冷却できなくても深刻な問題にならないのは確かです。

 しかしです。もしこれが単なる技術的な問題からの停電ではなくて再び大地震が福島第一原発を襲って電源施設が破壊されたとしたらどうでしょうか。3月11日直後のような極めて危険な状況が再現されます。これを防ぐには早期に電源設備の多重化が実施される必要があります。

 選挙対策で日本中で公共投資を増やすよりはまずは福島第一原発対策が最重視されるべきです。福島にいくら金をつぎ込んでももはや票にはならないのは分かります。しかしです。再度の巨大津波がきて冷却システムがむき出しの事故現場が冠水したら今度こそはすべては一巻の終わりです。

ビジネス考 WBC敗退 監督の行けそうなら行けの指示について考える

 WBCのプエルトリコ戦では重盗サインの問題から絶好のチャンスをつぶした時点で日本は敗退濃厚となりました。監督が複数の選手に行けそうなら行けと指示したとしたら監督のミス以外の何物でもありません。東京新聞のスポーツ欄でも同じことが指摘されています。

 行けそうか行けそうでないかの判断は人によって違ってきます。ですから複数の選手が関与する場合には判断が分かれしまう可能性があります。この混乱が今回のWBCでは8回一死一、二塁の絶好期に起こってしまいました。

 混乱が直接の敗因ではなくても昨日のような重要な試合では関係した選手は戦犯のように厳しい視線を浴びせかけられます。今回のケースであれば重盗と判断して走った内川選手と走らなかった井端選手は監督の曖昧な指示の犠牲者に過ぎません。

 司令官たる者はいつも自分で責任を取れる様に曖昧な指示は絶対に出してはなりません。曖昧にならないように緻密な思考力を持たねばなりません、それができなければ指導者としては失格です。

 ただ昨日の敗因はおそらく相手チームの投手の出来がすばらしかったということでしょう。決して重盗失敗が負けの主な原因ではなさそうです。

ドイツの笑い話29 シマウマの囚人服

 シマウマが豚舎にやって来ました。
 「どうしてこんなところにいるんだい?」
 「僕らはいっぱい太ったら屠殺場に連れて行かれるんだ。」
 

 今度はシマウマは牛舎に立ち寄りました。
 「どうしてこんなところにいるの?」
 「わたしたちミルクをいっぱい搾られたあとは屠殺場に行くの。」
 

 そしてシマウマは厩舎に来ました。
 「どうして君たちはここにいるの?」
 「俺たちのところに来るときは縞の囚人服だけは脱いで来いよ!」

アルコール宣伝について ビール大手3社の車内広告を比較

 女性はアルコール依存症になりやすいこと、飲酒は胎児には大変に有害であることから、レディは飲酒には特別な配慮をしようというのが私の主張です。詳しくは2月9日の私のブログをご覧ください。

 水温む春となりました。黒猫ディーン達の水を入れ替えるのも冷たかったのが先週あたりから楽になりました。お魚屋さんや豆腐屋さんが務まれば人間一人前とも言われますが納得です。

 さてお花見の時季を前にしてビール大手3社がそろって車内広告でビール宣伝をしていました。

 まずキリンは2枚分のサイズでややオヤジの男性を起用しノンアルコールの宣伝をしておりました。アサヒはやはり2枚分のスペースに三人の大きな顔写真という構成でそのうちの一人が若い女性です。そしてサントリーは4枚分のスペースに若い女性をド派手に使っておりました。

 こうして比較してみるとサントリーが突出して女性を意識していることが分かります。確かに男女の飲酒率から考えるとアルコール販売拡大のために女性をターゲットにすることが得策なのは誰にでもわかります。

 しかし企業の社会貢献や社会的責任という視点でとらえると依存症に苦しむ女性キッチンドリンカーの増加、飲酒ママから生まれる赤ちゃんの障害の可能性を考えると望ましいことではありません。ましてや日本はアルコール文化圏にあり酒に寛容な風土があります。

 どうして大手3社の間でアルコール宣伝の手法にこれほどの差異があるのかよく分かりません。私が言うのは失礼でしょうが上場企業と一族経営企業の違いというのもあるのでしょうか。

2013年3月18日月曜日

ドイツの笑い話28 怠け者の雄鶏

 お父さんが雄鶏を絞めているのをみて太郎君が聞きました。

 太郎君  「どうしてコイツを?」
 お父さん 「一番怠け者だからさ」

数日後にお父さんはまた一匹雄鶏を絞めていました。
 太郎君  「そいつも怠け者なの?」
 お父さん 「そうだよ」

そして翌日こんどは太郎君が雄鶏を絞めていたのに驚いてお父さんが訊ねました。
 太郎君  「だってこいつは雌鶏に乗っかってばかりいるんだもの」

ドイツの笑い話27 減量作戦

 若い男が数日前に別れたガールフレンドに駅でばったり出会いました。しばらく気まずい雰囲気でしたが、男の方が声を掛けました。

 男         「減量はどう?」
 ガールフレンド  「あら3キロほど減ったわ。」
 男         「どうやって一挙に3キロも?」
 ガールフレンド 「あなたの子どもが生まれたのよ。」

1000人に1人しか分からない超難問のドイツの笑い話26 二人の釣り人のオチです

 釣り人が人魚を釣ったのにすぐに海に戻してやりました。
 見ていた釣り人 「どうして?」
 釣った人      「どうやって?」

 さてこのオチは、人魚は上半身は女性ですが下半身は魚です。これでも分からない人はチョー真面目。オチを読んですぐに分かった人はフツーの人。オチを見なくてすぐに分かった人はとてもイケナイ人です。

日本ハムファイターズ 大谷翔平選手は打者となり中田翔選手と新ON砲の誕生だ!

 2011年秋季のプロ野球ドラフトで超目玉だった大谷翔平選手がメジャー行きの強い意向を翻して日本ハム入りを果たしました。大谷翔平選手は160キロの豪速球と卓越したバッティングセンスを備えた両刀使いの天才的な選手のようです。ここで大谷選手の将来性についてバッターがいいのかピッチャーがいいのかを考えてみたいと思います。

 野球は攻撃型と防御型のどちらが有利かについては3月11日の私のブログを読んでいただければ分かると思いますが、結論からいえばON時代の巨人軍をみても明らかなように攻撃型が有利と思われます。

 具体的に王貞治選手を見てみます。高校時代の王選手は打者としても投手としてもその才能が高く評価されていました。最初は投手として入団しましたが、結局は打者として頭角を現して世界的な記録を打ち立て、40歳を迎えて引退しました。もし投手を続けていたら現役生活はもっと早く終わっていたことでしょう。

 大谷選手も投手として活躍することができても選手生命はそれほどは長くない可能性が高いでしょう。王選手のように打者の道に進めば、これから20年以上の選手生活が計算できます。

 投手として即戦力という魅力は捨てきれませんが、少し時間がかかっても焦らずに大打者への道を追求してもらいたいです。あのしなやかな球さばきを見ると野球界の大きな宝であることは間違いないでしょう。大谷選手の才能が花開けば成長著しい中田翔選手とともに新ON砲の誕生となり日本ハムファイターズの天下は当分は続くと思われます。

WBC   日米のスポーツに対する考え方の相違

 アメリカでは野球の試合はゲームといわれます。アメリカンフットボールの試合もゲームです。ゲームですから勝負が決まっているのに相手を徹底的に打ちのめすようなことはしません。また特定のチームがいつも独り勝ちしてリーグ連覇を繰り返すのも好ましいことではありません。

 さて日本でもアメリカでも球旬のシーズンまで残すところにわずか約2週間となりました。選手たちはベストのコンディションで開幕を迎えるために体調管理に余念がないはずです。そんな重要な時期にWBCで勝て勝てと肉体を酷使させられてはたまらないというのがメジャーリーガーの本音でしょう。その無理がたたって故障しても誰も補償してくれないのですから余計にそう感じるはずです。

 ちなみに昨年のメジャーリーグのホームラン王、首位打者、サイヤング賞、ゴールドグラブ賞などの超一流選手のリストを作って昨日の重要なアメリカ対プエルトリコ戦に出場した選手の中に彼らの名前を探してみました。国籍の問題もあるでしょうがMVP ライアンブラウン選手とゴールドグラブ賞ブランドンフィリップス選手の二人だけでした。

 一方で日本のカプスとの昨日の交流試合を調べますと出場選手は巨人とソフトバンクから4選手、日本ハムと阪神から2選手などとなります。勝利最優先の布陣を敷くため選手選抜にチームの偏りがあるのがよく分かります。一方でアメリカの昨日の試合では二人の選手がいたのはジャイアンツだけでした。アメリカの監督が選手起用に並々ならぬ配慮をしているのがよく分かります。

 私の知るあるスポーツ専門家が米国留学中に連戦連投の甲子園の投手起用について講演したら、当地の専門家は「what?!」と驚き呆れかえっていたようです。もしアメリカ人に夏の甲子園の試合を見せたら多くの人たちは首をかしげることでしょう。そしてなぜドームでしないのかと言われるかもしれません。

 このようにスポーツそのものや選手の尊厳に対する考え方に日米間では大きな相違があります。これはおそらくスポーツ分野だけではなくていろいろな分野で見られるものかもしれません。少なくとも野球はゲームであってサムライの果たし会いではないことだけは知っておきたいものです。

2013年3月17日日曜日

そうか!原発の眼つぶしはメタンハイドレートかも?!

 一昨日あたりからメタンハイドレートでマスコミが賑わってきました。3月17日TBSテレビのサンデーモーニングの報道によれば政府は5年後には採掘技術を確立したいようですが、専門家の意見では10年以上というのが本当のところのようです。

 私の3月16日のブログに詳しく書きましたが、海底に伸びたメタンハイドレート採掘用パイプ破損の危険を考えると採掘は第二の原発ともいえます。例えば2010年にメキシコ湾で1500メートルの海底油田掘削作業中に起きた事故は甚大な環境破壊を引き起こしました。

 海底のメタンハイドレート層からメタンガスを取り出す技術的な難しさは海底の石油掘削とは比較にならないほど大きなものです。また事故で原油が現場海域を汚染しても全部ではないにしても回収することは可能ですが、メタンの場合は完全に大気中に放出されてしまい回収は不可能です。

 万が一にもパイプ破損事故が起きて半永久的に海底から大量のメタン放出が続いたら地球温暖化への影響は甚大なものになるでしょう。そのうえメタンハイドレートは海水温が少し上昇するだけで自然に気体となって放出されるくらい厄介な物質です。

 政府は3年くらいで原発の再起動をしたいためにメタンハイドレートを持ちだしてこれが実用化するまでという口実に使いたいのかもしれません。そうすれば風力や太陽光への関心も少しはそらすことができます。今後の動向をしっかりと見守らなくてはなりません。

アリが地面を這い出した!

 一昨日あたりからアリが地面を這い出しました。まだ餌を探して巣に持ち帰るようなことはしませんが、春の陽気のもとで周りを偵察中のようです。アリは冬季にはどこにいたのでしょうか。冬眠するんでしょうか。

 本格的な春の訪れをアリの出現を見て感じるとはまた乙なものです。

2013年3月16日土曜日

スケートのキム ヨナ選手の復活に思う

 キム ヨナ選手の用意周到に準備された強さには完全に脱帽です。浅田真央選手も頑張っていますが、結果に波があるところからするとオリンピック後も休まずに滑り続けてきた金属疲労の影響がありそうです。

 国連事務総長のポストでも女性宰相でも日本は韓国に追い越されてしまいました。今日の韓国の強さと日本の苦悩の対照的な側面を二人のトップアスリートのオリンピック後の生活から垣間見たような気がしました。

 韓国は通貨危機に直面してすっかりかつての韓国でなくなった感があります。私たちもそういう危機に直面しないうちに何とかウルトラマン的変身を遂げたいものです!

NHKの週刊ニュース深読みをさらに深読みする 禁断のメタンハイドレートは原発より危険!

 昨日のNHKニューウオッチ9で安倍首相は原発は安価なエネルギー源で確立した安全な技術であると言っていましたが、アナウンサーは黙っていて何も言いませんでした。原発報道にはテレビ局に対して相当な政治的圧力があるなと感じました。

 ところでNHKはメタンハイドレートを夢のエネルギー資源としてバラ色報道をしていました。本当にそうなのかここでよく考えてみたいと思います。まずメタンハイドレートという物質は天然ガス成分のメタン分子が水のシャーベットに閉じ込められた状態にあるものです。海底や北極圏周辺の凍土地帯に大量に存在することが確認されています。

 メタンハイドレート層は確かに有望な天然ガス田ではあります。ただその絶対的条件は「海底から安全に取り出せること」です。研究者は強い海流が流れる日本近海の海底から安全にメタンを取り出せるとはユメユメ思っていないはずです。

 天然ガスの成分であるメタンが大気中に漏れ出しては困るのは地球の温暖化への影響か二酸化炭素の20倍以上もあるからです。メタンは農業や牧畜や天然ガス採掘でも大量に発生します。今日では恐ろしいことに温暖化の影響で凍土が溶け出しています。ここにメタンハイドレートの漏出が大量に加わったら地球環境に壊滅的な影響をもたらします。

 強い海流の流れる洋上で海底からメタンハイドレートを採取するのですから事故は必ず起きます。原発と同じです。海底にパイプを突き刺したまでは良かったのですが、そのパイプが海流の圧力でポッキリ折れてしまい怖くなって逃げ出した調査船も実際にはあるようです。

 地球の温暖化はある臨界点に到達すると急速に進行するという研究報告があります。私はその原因としては温暖化の進行にって海底や凍土地帯に眠っていたメタンハイドレートが溶け出して一気に大気中に放出されたためではないかと考えています。

 不思議なことに放射能もメタンも無味無臭透明という私たちには何も感じられない透明人間のような悪魔的な性質を備えているのは皮肉です。メタンハイドレートはいざ事故となると荒々しい悪魔にもなりかねません。なるべく地中にそのまま目を覚まさずにそっと眠ったままでいてもらいたいものです。

政府与党はNHKの予算案に口出ししないで自由にさせよう

 公共放送のNHKといえども予算案を作成したら政府にお伺いを立てることになっているようです。なっているというのは、法的にはどこにも事前に見せろなどとは書いてないのですが、そういう習慣なのです。

 これはNHKの自由で公正な報道を歪めかねない悪習です。予算が下りる前に予めどのようにお金を使うか詳細を見せろというのは政府も料簡が狭過ぎます。英国では政府は公共放送BBCに予算の使い方には絶対に口出ししないようです。

 今日では視聴率ばかりが独り歩きをしてお金も時間も掛かる調査報道がすっかり影を潜めてしまいました。アメリカでも同じですが反省の機運もあるといわれます。独自に地道な努力をして事実を暴く根性ある調査報道は社会の健全性にはとても大切なものです。

 民放はタレントがいっぱい階段席に並んでみんなでノリを演出する〇〇騒ぎする低俗な番組ばかりになってきました。チャップリンがひとりで世界を相手に笑いを取ろうとした役者魂はもう過去の遺物になってしまったのでしょうか。

 NHKが変われば日本も大きく変わります。そういう可能性を持っているNHKは政府の干渉くらいにビクつかないでください。

2013年3月15日金曜日

予想通りTPP交渉参加表明 NHKニュースウオッチ9の安倍首相単独インタビューでNHKと政府の関係が透けて見えた気がしました

 
 予想通り金曜夕方に政府のTPP交渉参加表明がありました。

 これを受けて安倍首相は40分間を超えるNHKの単独インタビューを受けていました。首相の話はまとまりに欠け、アナウンサーの方も遠慮がちで厳しい突っ込みはまったくありませんでした。

 安倍首相の発言に確かアメリカの若い兵士が日本を守るのですよねというものがあったと思います。そういう傍観者的な感覚がどうしても私には理解できません。尖閣で有事になればアメリカが日本を守るために戦ってくれるという意味なのでしょうが、これほど平然と言われてはアメリカの若い兵士が可哀想です。

 もしアメリカの兵士の命がかけがえのないものであると真剣に考えているとするならば絶対にこのような発言にはならなかったはずです。例えばこの発言を尖閣で有事になれば息子たちが自分たちを守ってくれるんですよねと言い換えてみます。私たちはこんなことを傍観者のようには言えません。

 こういう発言に疑問を投げかける姿勢がまったく見えなかったアナウンサーの姿勢にNHKと政府との力関係が透けて見えたように思われました。

まずはゴメンナサイ。

 昨夜は花粉症の症状がひどかった。同じように苦労された人もあるでしょう。ピークは過ぎたといいましたが間違いでした。

 間違いの原因は特定の場所の杉の木の雄花についている花粉量とわれわれのところに飛んでくる飛散量は単純に比例しないということを見落としていたようです。

 黒猫ディーンのいる杉の木の雄花の花粉量は確かにピークを過ぎていますが、他の場所はどうなんでしょうか。私の花粉ヒサン予報はヒサンな結果でした。ホントウニゴメンナサイ。

2013年3月14日木曜日

第三の言語インターネットと自由社会アメリカの強さ

 
最初のものはうまくまとまっていませんでしたので書き直しました。失礼しました。下記の内容が正式なものです。

 ネット社会では思わぬ写真や映像が投稿されて大騒ぎになるようです。これはITビッグバン真っただ中にありがちな小さな混乱の一コマに過ぎず、インターネットを根底から否定する理由にはなりません。

 インターネットは私たちの想像力の及ばない可能性を秘めていて「第三の言語」に相当すると私は考えています。第一の言語が話し言葉です。第二の言語が書き言葉です。そして第三の言語のインターネットはハードとしての言語の限界性を越えたまったく新しいツールとしての言語です。

 話し言葉や書き言葉の可能性は個人の言語能力などに大きく依存するものでした。誰もがノーベル賞作家になれるわけでもなければメジャーなテレビ局のように即時に情報発信はできませんでした。しかし、これまで特定の人たちの特権であった高度な言語能力や巨大な設備などなくても私たちはいつでもどこでも世界と繋がることができるようになりました。

 こうして考えてみると私たちはノーベル賞作家や巨大マスメディアとなかば同等な発信力を与えられたことになります。私たちは個人的能力依存社会の呪縛から完全に解放されて自由な情報社会を手中にしたと言えます。ですからインターネット社会の本質はまさに自由にあると考えることができます。

 そうした意味で世界でもっとも適応できているのがアメリカでしょう。その証拠にインターネットビジネスを代表するマイクロソフト、グーグル、アップル、フェイスブックなど次々に巨大企業を輩出しているのはアメリカしかないからです。やはり何と言っても自由の象徴はアメリカということでしょう。

 これからの国家はアメリカのように自由でなければ発展できないのは火を見るより明らかです。そしてインターネットの可能性はIT製品のハードやソフトにこだわっていては享受できず、社会として自由でなくてはならないのですから構造改革の進まない物作り国家には頭の痛いことです。

週末のTPP交渉参加表明(?)でPM2.5騒動は終わり次は何が来るか

 夜9時のNHKニュースの雰囲気では日本のTPP交渉参加表明がそろそろありそうです。こういう都合のものは週末発表というのが定石です。これでPM2.5 騒動はそっと下火になっていくはずです。本来ならばこれからきちっと問題を整理していくことが大切なのですがおそらくもう用無しでしょう。

 あとは夏の参院選に向けた世論対策に移ってきます。一昨日で東日本大震災から2年経過しました。原発報道はほぼ完全にテレビ局の主要な関心ではなくなりました。ただ新聞では東京新聞だけが健闘しています。この流れにも政府の意向が影響しているのでしょうか。

 さて今後の世論対策はしばらくは春闘の成果と経済の好調が強調されるでしょう。自民党が完全復活すれば旧態然とした産業界には都合のいい話しですから、少しくらい賃金を上げたところで長期的には十分に元が取れるからでしょう。そして夏までにみんなが少しでもハッピーになればしめたものです。

 これから日本がどういう形で経済成長を遂げていくのか具体的な成長路線が明らかにされないまま景況感だけが注目されている現実に不安を覚えます。あらゆる分野で規制緩和に取り組み日本の旧式なもたれ合い構造を打破していかないと、これからの若い世代が可哀想です。

2013年3月13日水曜日

そろそろPM2.5 騒動は終わりでしょうが、ディーゼル規制と浮遊粒子状物質SPMの環境基準の達成率についても知っておきましょう

 黒猫ディーンの住む場所に2本の杉が生えています。その杉の枝にはたわわに雄花がついていて花粉をいっぱい蓄えておりました。そして花粉の飛散シーズンとなって様子をうかがっていると昨日はほとんど花粉はなくなっていました。どうも東京の花粉の飛散量はピークを過ぎたようです。

 私は立派な花粉症です。近年は鼻よりも眼の方の症状が重くて辛いですが以前ほどにはひどくありません。この症状の変化は数年前からで明らかに何かが変わったような気がします。どう考えても理由は思い当たりません。そこで大気汚染状況の経年変化について注目してみました。

 私はこれまでの都政で最高傑作はディーゼル排出ガス規制だと考えております。東京都だけではなくて埼玉県、千葉県、神奈川県でも平成15年10月から大変に厳しいディーゼルエンジンからの排出ガスの規制が実施されました。この規制によってたとえば東京都の大気汚染状況は見違えるように改善されました。

 東京都環境局公表の測定データによりますと自動車排出ガス測定局の浮遊粒子状物質(SPM)測定値の環境基準達成率は、平成14年以前の0%から平成15年11.8%を経て平成16年97.1% に改善して以来ほとんど毎年100% 達成されております。いかにディーゼル規制がSPMの浄化に役立ったかよくわかります。

 こうしてみると私の花粉症の症状の変化はディーゼル規制による大気汚染状況の改善によるものと思いたいのですが、実際のところよく分かりません。説明不足にならないように付け加えておきますとSPMとは大気中に浮遊する粒径10μm以下の微小粒子のことをいいます。

ドイツの笑い話26 二人の釣り人(オチはひょっとすると1000人に1人も分からない秀作です!サー挑戦!)

 この笑い話はかなり卑猥なオチで決まるのですが分かる人がいるか楽しみです。いきますよ。

 太郎君と次郎君が富士山を眺めながら海釣りを楽しんでいました。そこへ太郎君が人魚を釣り上げましたが、すぐに海に戻してあげました。

 次郎  「どうして?」
 太郎  「どうやって?」

 これだけですが深~~~~~~~~~~~いオチがあります。どうでしょうか。分かったらあなたは鋭い!スゴイ!

NHK.までが報道する黄砂騒動と例のPM2,5

 マスコミで黄砂とPM2.5 の問題が一緒にして論じられていましたが、これはミ〇もク〇も一緒にして扱うよりもっと荒っぽい話です。ちなみにThe Japn Times には環境省の担当者(実名あり)は黄砂によってPM2.5 が大幅に増加するとは思われないと語ったと伝えられています。

 例えばアメリカではPM2.5 の環境基準には黄砂のような自然現象由来のものは考慮されていないようです。その理由はPM2.5 の発生は基本的には化石燃料の燃焼による人為的な活動によるものと考えられているからです。この人為的な発生源としては都心部では自動車の排出ガス、ごみ焼却場の排煙そして各種の燃焼装置からの排ガスです。

 黄砂がPM2.5 の発生源として大きな問題になるならば砂埃の舞う運動場で子どもたちが遊ぶのも、サッカーやラグビーやアメリカンフットボールなどでホコリまみれになるのも危険なことになります。それはないのですから黄砂現象とPM2.5 の問題を暗に関連付けて騒ぐのがいかに筋違いであるか分かります。

 民放のPM2.5 騒ぎはどんな理由から仕立てあげられたのかよく分かりませんが、もし意図的でなくて単なる誤解からであったとしたらあまりにもお粗末な人たちとしか言ようがありません。そんなバカげたことは絶対にないはずです。

 つまりNHKまでも時期に合わせて黄砂報道をする国民的騒動の背景にあるマスコミ界の意図があれば知りたいところです。よく分かりませんがオリンピック委員長の帰国後のTPP問題の目つぶしでないことを願います。ひょっとすると間もなくTPPについて政府の表明があるのでしょうか。

地産のシャンペン求めてフランスのシャンパーニュ地方を自転車で駆け巡る

 ドイツのぼったくりバーのシャンペンで思い出したのがフランスのシャンパーニュ地方の長閑なブドウ畑の風景です。私はぼったくりバーでシャンペンに目覚めて(目覚めたものが違うだろ!)まだ日本でシャンペンがあまり知られていない時期にある会社とその輸入を目論んでいました。

 そのためにひとりで生産地の調査に出かけたことがありました。さて勇んでパリから列車で出発して目的地の駅に到着しましたが足がまったくありません。車に乗らない観光客など想定していないからです。まったく途方に暮れながら歩いていると都合よく自転車屋さんがありました。

 そこで早速行動に移って交渉です。つまり自転車を借りて回ろうという魂胆です。最初は自転車屋さんに笑われましたがわざわざ日本から来たシャンペンの愛好家(とウソを言ってゴメンナサイ!)に敬意を表してかパスポートを見せて交渉成立です。

 足を使って土地を回ってみるとシャンペンにも大小様々な生産者があって隣合わせでも味は同じではないことに気がつきました。また所どころでブドウ畑の鈴なりになっているブドウの実を失敬して食べてみましたが渋くてまずかったこと!この世の味ではありませんでした。あんなブドウの実から有名なシャンペンが生まれるなんて信じられませんでした。

 数々の生産者といろいろな会話が生まれて楽しい自転車ツアーでした。シャンペンはその名の通りフランスのシャンパーニュ地方の特定の特産品に付けられるブランドのようです。ですから他の地域でどんなに高品質なものを生産しても普通はスパークリングワインとしか呼べません。

 私は個人的にはシャンペンにこだわらなくてもどちらでも構わないと思っています。ただあの自転車ツアーから感じたことは生産者が一様にシャンペンというブランドに気高い誇りと深い愛情を持ってぶどう畑を見守っているということでした。また日本語では混乱してしまいますがシャンペンでもシャンパンでもどちらでも構いません。フランス語で発音すると本当の呼称はシャンパーヌュです。

 帰りに自転車屋さんにコーヒーを一杯いいただきました。美味しかった。確か可愛いいお子さんたちがいて私を見て奥の方から様子を窺っていたように記憶しています。彼と彼女はもう立派な跡取りになったのでしょうか。

 あっ、最後に忘れるところでした。シャンペンはお祝いのお酒です。お忘れにならないようにして楽しく味わってください。ヤケ酒にシャンペンはダメですよ。

横綱日馬富士関の左足の調子が心配です

 横綱日馬富士関が3日目に黒星を喫しました。相手は新鋭で前頭筆頭の高安関でした。初日から横綱の左足の包帯が気になっていました。今日の負けは猛稽古で成長著しい高安関の踏ん張りの強さの前にどうも左足の調子が影響したように思われました。

 私は横綱の頭からぶちかます豪快な立ち合いが大好きです。横綱の立ち会いは相撲の真髄をいくものです。まともに相手の額にヒットするとテレビでもゴンというこの世のものとは思えぬ衝撃音が聞こえます。是非気をつけて聞いてみてください。

 どんなに軽くても足にケガがあると微妙にバランスを崩しやすくなります。スポーツで強いということはひとつはバランスの良さでもあります。あの立ち会いを堂々と頭で受け止めて衝撃をものともせずに横綱の上手を許さないでいられる関取はあまりいません。しかしバランスが悪ければ次第に相撲も乱れてきます。今後が心配な左足のケガです。

ドイツの笑い話25 不敬罪で2年の懲役?

 ある若者が2年の懲役の判決を言い渡されて抗議しました。

 若者  「私はかつて〇〇大統領の〇カと言って1年の懲役でした。その後に△△大統
       領の〇ホと言ってもやはり懲役1年でした。今回もXX大統領の脳ナ〇と言った
       だけなのにどうして2年の懲役なのですか。」
裁判長 「ごもっとも。1年は確かに不敬罪によるものです。しかし、残念ながらもう1年は
      国家機密漏えい罪です。」

ドイツのバーでぼったくりにあった昔

 かつてドイツにいた時に通訳でアルバイトをしました。仕事が終わって帰ろうとしたら〇〇わりバーに連れて行けと言われてました。貧乏学生に聞かれてもそんな〇〇がわしい場所は知りませんから適当に呼び込みを掛けていたバーに入りました。

 そこで出てきたのはシャンペンでした。3本空けたと思いますが勘定が12万円(今で言うと50万円相当)くらいでした。びっくりして持ち前の押しを利かせたのですが相手の方が1枚上でさすがの私でもどうにもなりません。面倒くさくなって勘定の半分を払うことにして事なきをえました。

 バーに入るときに日本の大使館の人も来ているなどと言われて油断したせいもありますが、男の夜の動物的本能に仕方なく適当に付き合って高い買い物をした失敗談です。断っておきますが店内では何もなくて飲んだだけでした。

 私は人生で初めて高級なシャンペンを飲めてご機嫌でしたが通訳してあげた人は何もなかったせい(結構なシャンペンがあっただろ!)でぶんむくれでした。古今東西いつでもどこにもボッタクリはあるという話です。夜の男の徘徊には気をつけましょう。

2013年3月12日火曜日

北朝鮮について ある政治家の告白

 私は学生時代にある政治家と個人的に会話を交わす機会がたびたびありました。その人はすでに亡くなられましたが、今では北朝鮮が世界平和にとっては大きな脅威であることを思うと、あの頃の会話を思い出さずにはいられません。

 その政治家は日本と国交のない北朝鮮に国交の回復を模索するために単独行を敢行しました。多くの同僚の強い反対を押し切っての決意の行動です。事実上は何の成果もありませんでしたがその決断は勇気に満ち溢れていました。

 彼は帰国して殺されると覚悟して出発したと言っておりました。なぜ殺されなければならないのか私には理解できませんでした。40年も前のことですが、もし彼の後に続く政治家が幾人か出て両国の国交の回復を模索して会話だけでも続けていたら、ひょっとすると悲劇の拉致問題も今日の恐怖の核問題もなかったかも知れません。

 私たちは横並び主義の日本の風土のもとに育つとなかなか単独行に出る勇気は湧きません。しかし日本を背負う政治家となったならば日本や世界の平和のために率先して行動できる人であって欲しいと思います。勇気ある行動なくしては訪れてくる絶好のチャンスに気づいて物にすることは不可能です。

 誰も考えたことはないでしょうが実際的には政治家のみなさんは戦争には行かなくていい事になるでしょう。ですから日頃から若者のために平和に身を捧げる強い覚悟を忘れないでください。そういう勇気なくして「戦いに行け」といわれる若者が出ることだけは御免です。政治の貧困の尻拭いを若者たちにさせることにならないようにくれぐれもよろしくお願いします。

行政の性善説の弊害例 日本が批准していないILO週40時間労働条約を知っていますか?

 日本国憲法の第27条は勤労の権利と義務を謳っています。これはGHQから提出された憲法草案には「働く権利」としかなかった条文案を制定過程において誰か知恵者が土壇場でそっとすり替えたのでしょう。

 このような勤労条項は諸外国にはあまり見られないものですが、お隣の中国の憲法にも謳われています。しかし中国憲法には休息の権利もありますから少し様相が違います。

 ところで日本は労働の週40時間制を定めるILO第47号条約は批准しておりません。

 これは日本の労働環境を考える上でとても重要なことなのですが学校教育では一切触れられることはありません。私はこれまでずっと必ず触れてきました。及び腰ながらも過労死では時々騒いでも、ILO第47号条約などの重要な労働関係のILO条約はほとんど批准していないことに関しては、どうしてかマスコミも教育者もみんな触れたがりません。

 では今や常識である労働の週40時間制を日本が国際条約として認めていない理由は何でしょうか。それはもし批准すれば労働組合などがILOに条約違反で訴えることが可能になるからだと推察します。もし国際機関に訴えられたら日本の国際的信用は台無しです。かつてのように労働者を搾取したダンピングだと世界中から猛然と非難を浴びるのは必至です。その国際的インパクトは中国の矛盾どころの比ではないでしょう。

 これがいわゆる官僚の性善説によるザル行政の典型的な一例です。総論的には労働基準法を制定しておいて一応は国際的な体裁を整えながら、各論となる実際の現場では守らなくても一向に構わないようにできています。そして行政は性善説とうそぶいて大きな問題として世論が騒ぎ立てない限りは観て見ぬふりです。

  ただしこうした矛盾をなくそうと行政や企業だけを責めても何の足しにもなりません。私たちも自分たちの労働環境はおかしいと腹の中では思っていながら見逃してきたからです。世界の経済大国になった日本の経済がそういう歪んだ構造をエネルギーに変えてがむしゃらにフル回転して成長してきたという恐ろし事実に眼を向けようとしませんでした。

 私はある程度の超過勤務は仕方がないと考えています。サービス残業などとケチなことを言わずに、正当な報酬である残業手当がきちっと支払われるようになれば、きっと日本人の効率意識は高くなっていくはずです。その結果として労働環境も改善されて残酷な過労死などはなくなっていくことでしょう。

 ILO条約の問題は官僚が取る性善説の弊害のほんの一端です。日本の社会はこの種の弊害のクモの巣にすっかりぐるぐる巻きにされており、余程腹をくくって立ち向かわないと脱出できないと思われます。

2013年3月11日月曜日

ビジネス考 王さんと長嶋さんのON砲と攻撃は最大の防御であることの訳

 野球の試合を思い描きながらなぜ攻撃は最大の防御であるか考えてみます。ただ話を分かりやすくするために下記の二つの条件を前提にして先に進みます。両者は表裏の関係にあるとも言えますが、とにかく話はこれらの事実を前提条件にしています。

  1)人間はかならずミスをする。
  2)知識は完璧ではありえない。

 まず投手力一本やりのチームでいきます。どんなに完璧に防御しても防御だけでは得点は得られません。ここで得られる最高の結果は引き分けです。もし防御が少しでも破たんすれば結局は攻撃力不足から僅差で負けです。時には勝ちもあるでしょう。

 次に攻撃力重視のチームでいきます。この場合は攻撃がうまく機能すれば僅差で勝てます。つぎに可能性の高いのが引き分けか負けでしょう。

 こうして考えてくるとあとは相手との実力の差によって結果が左右されることになります。結果が明らかなのは相手チームが弱くて勝つ場合と強くて負ける場合です。ですから相手チームが同じくらいの実力の場合だけを考察すればいいことになりますから、それを確率の高い順序から予想される結果を整理してみます。

 防御重視型(投手力で勝る。あとは互角か不明) 引き分け⇒負けか勝ち
 攻撃重視型(打撃力で勝る。あとは互角か不明) 勝ち⇒引き分けか負け 

 さてこの結果から考えると攻撃力重視型のチームの方が相手チームとその他の要素で実力が拮抗している場合には有利であることが推察されます。

 この流れの典型的な具体例が2011年のソフトバンク対中日の日本シリーズの決戦でした。両チームが持ち前の特徴を発揮して相譲らずにとうとう第七戦までもつれ込んでしまいました。そして結局は攻撃力に勝るソフトバンクが覇者となりました。とにかく近年にない見ごたえのある素晴らしい日本シリーズでした。

 また王選手と長嶋選手の活躍した時代の読売巨人軍が強かったのもこれで説明できます。読売巨人軍はON砲を擁して1965~1973年まで9連覇を果たした。これはまさに圧倒的な攻撃力のおかげでした。

  こうして考えてみるとビジネスでも勝ち抜くためには手堅さも大切ですが攻撃力(創造力、開発力)を緩めぬ攻めの経営が大切でしょう。私のひとつの仮定からの推理ではありますが示唆に富んだ考え方だと思いませんか。特に中小企業は他企業と手を組んで新製品の開発力を高めるしか生き残れません。

 日本は創造力や発想力などを備えた人材を育成しないときっと競争に負けるでしょう。勝ち残るにはまず教育が変わらねばなりません。もう東大を頂点とする旧式学力の記憶力と思考力だけで人間を評価しているアナクロ思考はグローバル化社会では役に立ちません...と思います。

フェラーリのブランド力は凄い!カッコイイ!

 ヤフーニュースにイタリアのフェラーリ社が発表した新型ハイブリッドスーパーカー「ラフェラーリ」に1000台を超える注文が殺到したと報じられていました。価格は1台1億6000万円だそうです。販売台数は499台ですが1000台以上の注文が殺到したようです。そのまま注文に答えたら売上高は1600億円にもなります。

 1台150万円のトヨタカローラにたとえるとなんと約10万台分の販売額に相当します。このような莫大な金額が新車発表後すぐに世界中から集まってくるのですからそのブランド力たるやまさにスーパーどころかモンスターです。

 F1スポーツではホンダやトヨタの日本勢は不景気で次々に撤退してしまいました。一方で不景気をものともせずにF1を続けたフェラーリのド根性は見上げたものです。スポーツカーマニアには垂涎の的であるフェラーリのモータースポーツ界に賭ける熱い情熱はカッコイイの一言につきます。

 私たちの日本にもフェラーリのようなカッコイイ!と声援を送りたくなるような企業があってくれたらいいと思います。今後はカッコイイ若者だけではなく、私たちの生活に彩りを添えてくれるカッコイイワクワクさせるような企業がたくさん出てくれることを願うばかりです。

東日本大震災から丸2年が経過しました。不思議な巡り合わせで本日ページビューが4千件を超えました。4という数字は皮肉ですが本当にありがとうございます

 悪夢の大震災から2年が経ったというのに私には復興の実感がないのはなぜなのか考えてみましたが、何だかいろいろな思いが交錯してうまく表現できません。

 ただ福島県に設置してある放射線測定用のモニタリングポストには周辺部が除染されているものがあります。これを語る人はまったくいませんが、このあたりの私たちの体質が復興への一体感に欠ける理由でしょうか。

 3月11日を迎えて考えてみたいことがいっぱいあります。とにかく亡くなられた犠牲者の皆さまの無念に思いを馳せて合掌です。

野口みずき選手 復活おめでとう!

 昨日の3月10日に開催された名古屋ウイメンズマラソンで野口みすき選手が3位でゴールしました。彼女の151センチの身体がちょっぴり大きく見えた瞬間です。

 一流のスポーツ界で長く活躍することは私のような者には想像できない節制の生活と苦労があることでしょう。それも世界に通用するためとなるとことのほか大変なはずです。

 特に女性のマラソンという世界では若くても女性特有の体調の変化はありますし30歳を超えてくればさらにいろいろな体の変調もきたすことでしょう。そうしてみると長距離走に耐える健康管理とはどんなものなのかとても興味があります。

 かつてのように世界記録を目指して連戦連勝といかなくても構いません。これからはあのヌデレバ選手のように女性の年齢的限界に果敢に挑戦し、できれば従来の常識を一変させるような活躍を見せてください。私はそういう可能性を野口みずき選手の復活の姿から感じました。

 とにかく悔いなく走れるようになったようで安心しました。まずはおめでとうございます。

三島由紀夫氏が考えていたこと

 残されたご家族のお気持を察すればこのテーマに触れるのは非常に不謹慎ですがお許しください。天才が故に孤独であったかもしれない作家が何を思ってこの世を去ったのか、どういう人生観を持っていたのかどうしても気になります。

 三島由紀夫氏の作品には馴染みがあってもその最期を知らない人も今では多いでしょう。私は三島由紀夫氏が市ヶ谷自衛隊駐屯地で同志と自決した時(1970.11.25)にはテレビを観ていました。突然緊急ニュースとして女性アナウンサーが非常に興奮して言葉も定まらない様子で三島由紀夫氏の自決を報じたのを今でもはっきり思い出します。

 私には「潮騒」などで知られる天才作家三島由紀夫氏は文士として憧れ中の憧れでした。その人が唐突に自衛隊駐屯地で自決したと聞いてわが耳を疑いました。しかし程なくして事件の様子が分かってきて死が事実であることを知り、何だか分からないながらもひとつの時代が終わってしまったような漠然とした感覚を持ったものです。

 その感覚とは、戦後の文壇を圧倒的にリードしてきた天才作家が未来社会について私のような凡才に語ることなく突然いなくなってしまった、というある種の喪失感でもありました。そんなことも忘れがちになりながらすでに40年以上が経過してしまいました。

 そして最近読んだある書物にひょっとすると三島由紀夫氏の人生観に触れる手がかりになりそうな箇所を発見しました。私は三島由紀夫氏のいわば過激な行動の背後にあるそういった諦観らしきものを読み取ってはおりませんでした。私はいまこのことを具体的に説明できるように真剣に考えております。

官僚の性善説という言い訳と今日のあべこべ社会                死ぬまで働く勤勉な国民のエネルギーを浪費しないでほしい

 かつて国会答弁で官僚が自分たちは性善説の立場であると答えていたのを覚えています。性善説とは基本的に人間は悪いことをしないという考え方で孟子の説に由来するようです。日本の場合は〇カ性善説です。労働基準法があっても過労死・過労自殺が絶えないことを見ても明らかです。

 性善説はお役人にとってはとにかく都合のいい論理です。法律は総論的なことを提示しておけばその制度が実際には穴ぼこだらけでも一向に構わないことになります。なぜならば行政は人の善意に依存して不都合なことは普通は起きないという前提ですから、もし起こったとしても必要であれば後で対応すればいいからです。

 法律には悪いことが起きないように予防的な仕組みが準備されていなければならないはずです。人は悪いことをするに違いないという前提に立って前もって予防線を張っておくのが常識だと思うのですが、これではどう考えても性悪説になります。そんな面倒なことはできれば御免こうむりたいと考えるならば性善説で逃げて事後処理で済ますのが一番賢明で楽です。

 また日本の産業界には業界という特殊な世界がいっぱいあります。この業界は行政の作ってくれた規制に守られてメンバーがお互いに寄り添って生きられる利権の巣窟のような世界です。ここには自由競争という発想はありません。ですからいろいろな規制があってお互いががんじがらめに縛り付けられています。

 本来ならば性悪説にあるべき行政が極端な性善説に立って大切な規制もザル状態にあり、逆に自由競争にあるべき業界が性悪説を装って抜け駆けを許さないようにいっぱい規制を作っています。これが高度経済成長時代には効果を発揮した護送船団方式の本性です。

 今日でも産業界は自由競争によって独創性と創造力によって生き抜いていかねばならないのに性悪説を維持して不必要な規制の山となっています。行政は最少限の性悪説の立場に変身して規制緩和を推進すべきなのに時代の変化を観て見ぬふりのだんまりを決め込んでいます。

 日本はまた戻ってきた「あべこべ社会」にすっかり安住するつもりのようで一向に脱出する気配を見せません。行政や業界は覚悟を持ってエネルギーの使い道を変えてもらわないと日本が本格的な経済の成長過程にもどるのは難しいと思います。

 世界を見渡してもおそらく死ぬまで働くような勤勉な国民は他にはいないでしょう。その希有な資源である国民のエネルギーが行政の性善説そして業界の性悪説という言い訳によって浪費されていることが残念でたまりません。

2013年3月10日日曜日

ドイツの笑い話24 大型トラックとニワトリ

 交差点で信号機が赤になったら大型トラックの運転手が飛び出してきて貨物室をパイプで思いっきり叩いていました。次の赤信号でも同じでした。

 そこで並走していたタクシーの運転手が不思議に思って訊ねました。

 タクシー運転手 「何やってるんだ?」
 トラック運転手   「3トンしか積めないのに4トンのニワトリが入っているんだ。だから1ト
            ン分のニワトリは飛んでいなければならないからさ。」

来日した外国人を招待してきっと受ける食べ物

 外国から知人などがやって来た場合にどんな食べ物を勧めたらいいのか迷うことがたびたびあります。もちろん喜ばれる食べ物を提供したいのは山々なのですが懐具合も考えねばなりません。

 私の経験では失礼な表現ですが安くあげて最大限に喜んでもらうのに一番いいのは何といってもお好み焼きです。これはまずどんなに好き嫌いがある外国人でもまず喜んで食べてくれます。できれば前もって雰囲気のあるお好み焼き店を探しておくことをお勧めします。

 つぎに鰻です。これは今日では品薄から超高級品になってしまいましたから安上がりとは言い切れません。しかしすき焼きよりは安いはずです。鰻はうな重でもうな丼でも変わりはありません。あの甘辛のタレの感じがいいのですから安くうな丼といけばいいでしょう。

 どうしても懐具合から二つともダメでしたらカレーライスでおもてなしです。これは絶対に安いうえに手っ取り早いメニューで間違いありません。だれでも好き嫌いがありますから一気にスキヤキや寿司に招待しようなどと安易に考えないようにしましょう。お好み焼き、鰻そしてカレーライスは彼らにはあまり馴染みのないびっくりメニューです。

 最後に絶対に忘れないでおきたいのが楽しい会話です。これはとにかく流暢にできなくても必死にやればなんとかなります。困ったらハグでごまかします。勇気を出して頑張りましょう。

私たちはPM2.5は距離の3乗で減少することを知らされていない不都合

 私はPM2.5 の測定の専門家ではありません。また測ったこともありません。ただ放射線測定については世界最高の超高性能携帯型測定器 i-FKR 254 を最初に購入して使った人間としてかなりうるさい方だとは思っています。これらの経験から PM2.5 の測定値の解釈の仕方についてまず考えてみます。長くて面倒になったら最も大切な最後の方の段落だけ読んでください。

 PM2.5 の測定は非常に難しくてかつては測定方法は統一されていませんでした。ですから過去のデータと比較して安易に数値の違いだけから具体的な結論を導き出すのは慎まねばならないでしょう。つまり公表される観測値の比較にはまず測定方法などを考慮しなければならず、一桁のオーダーの差を問題にする場合にはよほど慎重を期さねばなりません。

 さて環境基準についてですが PM2.5 では環境基準として一年平均値と一日平均値が設定されています。PM2.5 の場合は一日平均値は一時間値の算術平均ではではなくてまる一日の平均値です。また日本の環境基準はアメリカなどの場合とは違って純粋に単なる政策目標であり、人間の健康にどういう影響をどの程度もたらすかを示す指標とはなっていません。マスコミには健康を守るための環境基準という表現も見られますが、この表現があらぬ誤解を生んでいるように思われます。

 環境基準が一日平均値で超えたからといって健康への直近の個別影響はよくわかりませんが、集団指標である死亡率の上昇はよく知られています。ですから子ども、お年寄りそして呼吸器系循環器系などの持病を持っている人は注意が必要でしょう。公害で被害者となるのはまずこうした弱者ということに決まっています。

 最後に私たちの日常生活に影響の大きいPM2.5 の発生源は身近を走る自動車です。特に排ガスからの汚染物質は三次元的に拡散していきますから、理論的には発生源からの距離の3乗で減少すると考えられます。つまり公表された観測値は幹線道路に沿って生活する人たちの本当の暴露量を表わしてはおらず、実際よりはかなり低い値になっているはずです。これが私たちが知らされていない最も不都合な真実です。

 ついでですが福島県に設置されている放射線測定用のモニタリングポストで周囲が除染されているものがあります。これも私たちにはとても不都合な知られざる真実です。このことをばらしたからと言ってヘンなフィルターを掛けないでくださいね。

 モニタリングポストの除染についてはまた詳しく書きます。

2013年3月9日土曜日

ビジネス考 社長の判断は右か左かを決めるだけのことなのか

 
 ここでは組織の長は単に右か左かを決めれば事は済むというものではないということを考えてみたいと思います。そこでフィクションですがひとつの物語を通してこのことについて私なりに考察を加えてみます。

 ある会社が遊休土地の売り手としてコンサルタント会社を使って不動産取引をしたと仮定します。コンサル会社が紹介した買い手と交渉して売買の合意に達しました。契約の現場にいた不動産業者は準備してきた契約書に署名はしましたが重要事項の説明はしませんでした。

 ここで売り手の社長はコンサル会社に仲介手数料に相当する3%の謝礼を支払いました。社長は通常の仲介手数料の金額の範囲内にあって過分なものではないから何ら問題にはならないと考えていました。

 しかし実際に支払ったのは仲介手数料ではなくてコンサル料だと解釈できます。不動産業者は報酬を受け取らないという極めて変則的な取引でした。これも問題ではありますがもっと重要なことがあります。

 それは契約に何らかの瑕疵があった場合に不動産業者はそれに対して責任を負うべきかどうかという疑問が浮上してくることです。契約に際して重要事項の説明がなかった訳ですから仲介の要件が十分に満たされていないともいえます。そのため最終的には民事裁判の法廷で決着をみることになるでしょう。

 社長が例えば知り合いのコンサル会社を使いたい気持も分からないわけではありませんが、不正はなくても会社を不安定な状況にミスリードするようではリーダーとしては失格です。社長の判断は右か左かだけを決めればいいのではなくて、そこに十分な合理性がなければならないと思うからです。

長すぎた日本の若者の沈黙(TIME August 31,2009)

 部屋を整理していたら2009年8月31日号TIME誌に声を上げる日本の若者(They Want To Be Heard)というテーマの記事が目に留まりました。

 総選挙を前にしてこれまで寡黙であった若者たちが高齢化の進む日本の未来を形作るために声を上げようとしてる。総選挙前の世論調査では民主党が選挙活動を有利に進めているというようなことが記されています。

 記事からも読み取れる当時の新しい時代の息吹を感じて渦巻いた熱狂は今はまったくありません。大勝した民主党政権への期待が現実の世界で完全に挫折して落胆に変わり、今回の総選挙では自民党が大勝して与党に返り咲きました。

 これを後戻りと言っていいのか新しい保守政治の始まりと見ていいのかは、今のところ判断のしようがありません。ただ経済は円安を背景に立ち直り気味で株式市場も活況を呈して日経平均株価は12000円に達しています。

 私が心配するのはTIME誌の記事にある少し活気づいていた若者たちが今日どこに行ってしまったのかという疑問というか不安です。株式市場の活況で証券会社の投資講演会が賑わっているようですが、会場を埋め尽くすのはお金のありそうなお年寄りばかりです。

 こうしたお年寄りが日本の富を蓄えてしまい若者にお金が十分に回ってこないのでは彼らに成長のチャンスはありません。お金さえうまく回ってくれれば細かいことは「エエジャナイカ」というのでは国家の衰退は目に見えています。若者にお金がどんどん回ってくるような思い切った改革をぜひお願いします。

オノ・ヨーコさんにエール(DER SPIEGEL 2009,No.45)

 私はオノ・ヨーコさんの自立した生き方に憧れていますがとても足元にも近寄れません。部屋の整理をしていたらドイツの週刊誌(DER SPIEGEL 2009年第45号154ページ)の古い記事(タイトル 宝の庇護者)が目に留まりましたのでその一部をご紹介します。

 オノ・ヨーコ氏は現在76歳です。彼女は長い間世界でもっとも不人気な女性の一人でした。彼女はザ・ビートルズを破壊したモンスターだ、夫の故ジョン・レノン氏の死後の栄光を歪めた悪意の未亡人だと揶揄された。彼女は理解者も傾倒者もほとんどいない彼女の芸術が故に嘲笑され、人々は彼女の風変わりな音楽を笑いものにした。
 彼女は今日こう言っております。「尊敬は時間をかけてやって来ました。自然にやって来ました。私は、自分でそしてジョン・レノンと一緒に、以前に播いたものを現在収穫しています。」

 記事にあるように根拠のない世界の誹謗中傷をものともせずとうとう芸術の世界に不動の名声を刻み込んだオノ・ヨーコ氏はバイタリティーの爆弾です。ぜひ見習おうではありませんか。これからもあの天才的なひらめきで世界を驚かせてくれるはずで楽しみにしております。

ドイツの笑い話23 旅館の寝巻

 主人  「オーイ、この前泊まったあの旅館の名前何だったかなー?」
 妻    「チョット待って。寝巻見てみるわ。」

ドイツの笑い話22 昇給

 安月給の部下が上司に詰め寄りました。

 部下  「女房が給料上げてもらって来いと言ってました。」
 上司  「じゃ、ウチの上さんに聞いてみてくれ。」

2013年3月8日金曜日

黄砂・PM2.5 騒動と中国バッシング

 日本が中国にGDPで追い抜かれてからは一段と中国バッシングが激しくなってきたように思われます。これはかつての欧米諸国の日本バッシウングと共通点があるような気がして少し考えてみました。

 私は1980年代後半の日本のバブル期にそっとあるアメリカ人に言われたことがあります。産業革命以来今日までコーカサス系国家以外で世界経済を牽引した国はなかった。日本はもしかしたら初めて世界一の経済大国になるかもしれないと。そういう雰囲気の見方があった時代でした。

 こうした日本に対する率直な分析は大勢からすれば少数派だったかもしれません。一般の市民には本心ではないにしても心のどこかで日本の転落を期待しているところがあっても不思議ではないと感じてもいました。

 今日の黄砂やPM2.5報道に接すると、かつての欧米先進国の人たちの微妙な心の揺れと同じようなものが私たちの心の片隅に潜んでいそうな気がしてなりません。他人の不幸は甘い蜜の味とはよく言ったものです。

 しかしよく考えてみると世界経済はどこかの国家ないしは連合体が主導的な役割を果たしてくれなければお金がうまく回らないのも事実です。それがたとえ自分が好意を持てない国であったとしても事実は率直に受け入れて協力しあっていかなければならない時代に来ています。

 それこそが今日のグローバル化社会の本質であり、もはや帝国主義は成り立ちえない世界に私たちは生きていることの証でもあります。安易に中国バッシングに心を寄せるのではなくて、こうしたもう少しグローバルな世界観を持って中国問題を捉えてみたいと思います。

オリンピック誘致とTPP交渉参加を深読みする

 テレビ報道はオリンピック讃歌で盛り上がっています。グレイグ リーディ委員長の来日を機にマスコミも一致団結して応援に協力しています。誘致運動に関わる広告会社の後方支援の意味もあるでしょう。

 ところでここで注目したいのが報道のバランスです。オリンピック誘致とTPP交渉加入の問題はどちらもクライマックスは今秋に来ます。長い目でみるとTPP問題の方が日本の将来には格段に大きな影響を与えるのは誰の目にも明らかでしょう。ですから重要度でいえば完全にTPP問題に軍配が上がります。

 それなのにマスコミのTPP問題の報道の比重が小さいのはなぜでしょうか。私の推測では政府が問題に触れて欲しいか否かによってバランスは決まります。政府と報道機関に密約などはないでしょう。しかし、両者の阿吽の呼吸によって事が進むとしたら当然TPP問題は騒いで欲しくないものになります。

 オリンピック誘致は安倍首相が決めることはできません。しかしTPP交渉参加は自分で即決できます。あまり議論が沸騰して首相の腹づもりと違った方向に国民の意見が傾いてはやりにくくなります。ということはしばらくは国民は無邪気にオリンピックで騒いでいてほしいということになります。

 まさかオリンピック誘致運動をTPP問題の「眼つぶし」にしようなんて魂胆ではないでしょうね。もしそうならばそれを入れ知恵した人間は相当なワルですね。そういえば安倍首相のアメリカからの帰国と符合するかのようにリーディ委員長の来日となりました。誰かが安倍首相の帰国後にリーディ委員長の来日を都合よく演出したのではないでしょうね。

空港免税店で買ったオードトワレに?

 まずはとてもデリケートなことですので断っておかなければなりません。これは日本であったことではありません。

 ある外国の空港免税店で世界的に有名なブランドのオードトワレを購入しました。デパートなどの価格よりかなり安くてお買い得感がありました。

 長年にわたって愛用しているオードトワレですから香りの印象は身に染みついています。ところが同じ香りではあってもいつもより早く消退するうえに残った匂いはどうもこれまでとはちょっと違う感じがしました。

 そこで容器を調べてみると部分的に微妙に形状が違っていました。これはよほど鋭い観察力をもって見ないとわからない程の極めて微細なものでした。おそらく両方を同時に見比べない限りは違いに気がつくことはないでしょう。

 事実の確認のためにブランドの本社に直接問い合わせてみました。回答によれば製品の品質はすべて全世界で統一されており、一つの工場で製造して各国に供給されているということでした。すべて私の勘違いかもしれませんが不思議なこともあると思っています。

2013年3月7日木曜日

見事!午後の睡魔がピタリと止まった

 私の講義は睡眠自由です。下手な精神論をぶち上げても生理現象に打ち勝つのは難しいですし、眠くなれば寝てしまう方がいいと思っているからです。それに眠りたくない聴きたいと思わせる講義をするのが教師の務めだと自覚しているからでもあります。

 私も午後になると睡魔に襲われてどうしようもないことがありました。パリの図書館で資料を調べていてもどうにもならなくて眠ってしまうことがたびたびでした。当時はちょっと過労気味であったかもしれませんが思い出すと情けない話です。

 そのフランスでは不思議な体験があります。私が机に突っ伏して眠り込んでしまったあとしばらくして目を覚ますと必ず周囲はもぬけの殻だったことを思い出します。今でもあの光景を思い出すと恥ずかしくて冷や汗が出ます。どうもフランス人は図書館で寝る奴は大嫌いのようです。本当にコメンナサイ。

 さて話が脇に逸れてしまいましたが、私はある思い付きから毎日一錠のビタミンB類の摂取を長年続けております。不思議なことに午後に眠くなって読書しながら突っ伏して寝込んでしまうなどということは完全になくなりました。どう考えても生活習慣で変化したのはビタミンB類のことしか思い当たりません。

 私の講義で眠っていた健康的な皆さん、一度騙されたと思ってビタミンB類(Bコンプレックスともいう)の摂取を試してみてください。ビタミンB類は水溶性ですから摂取した過剰分は排泄されてオシッコが黄色くなるだけです。しかし、それも不経済ですから1日一錠の摂取量をしっかり守ってください。効果があることを期待します。

定年退職したらネコが死んじゃうよと私を笑う人たち

 私の大学教員生活はあと20日程で終わりです。年寄りがいつまでも残って若い人たちを脇に押しやるのは私の人生観とは違いますので気持はスッキリしています。

 しかし一番辛いのは「ネコが死んじゃうよ!」といってみんなに笑われることです。教育機関にそういって笑う人たちがたくさんいることが悲しいです。私は誰も後に続く人がいなければ定年退職後も何とか費用を捻出してキャンパスに通うつもりです。

 周囲から時期が来たら割り切らなければならないとも度々忠告されます。しかし目の前の命が消えかかっているものを割り切って切り捨てることはできません。お節介な困った性分です。

 この頃は何十年も昔に線路に飛び込んでうずくまってしまった人を助けたときのことが思い出されてなりません。今あの人はどんな人生を歩んでいるのか知る由もありませんが、まさに間一髪の救助に加担した私はお節介なと恨まれているかもしれません。

 命は誰かが区切りをつけなくても終わりは自然にやってきます。それまで悔いが残らないようにみんなで助け合いながら待つことが本当の勇気というものではないでしょうか。何か年寄り染みた暗い話になって申し訳ありません。

ドイツの笑い話22 間抜けな強盗

 公園でお年寄りがひとりでベンチに座っていました。そこに若者がやってきて木刀を振りかざして言いました。

 若者  「金をよこせ!」 
 年寄り 「ないよ。」
 若者  「時計出せ!」
 年寄り 「ないよ。」
 若者  「チクショウ。じゃーそこまでおんぶしろ!」

気圧変化をピタリとネコキャッチ!ネコの天気予報を頭痛や喘息対策に使えないか

 我が家の猫たちは雨天の前日あたりから決まって熟睡どころか昏睡状態にあります。天気予報よりも正確なこともあります。どうして天候の変化があんなに正確に読めるのかいくら考えても疑問は尽きません。

 自宅には非常に正確な気圧計が置いてあります。毎日その気圧計の変化に注視していたのですがやっとヒントが浮かび上がってきました。やはり気圧の変化に猫は敏感に反応している模様です。

 ノラ猫を観察していても雨の日はどこかに姿を潜めたまま絶対に出てきません。終日雨が続こうがまったく餌を食べに来る気配さえ見せません。これは肉食動物の習性なのでしょうか。雨に濡れれば体力を大きく消耗しますし餌にありつける可能性も非常に低いはずだからです。

 雨天には動き回らないで極力エネルギー消費量を節約するという能力を自然は肉食動物に与えた可能性があります。彼らは急激な気圧低下を敏感に聴覚器官を使って察知しているのです。実際に聴覚器官は天候変動による気圧変化の何万倍ものものを容易に感知できます。

 きっと猫は急激な気圧低下を天空の放送局からの雨降り警報としてしっかりキャッチしていたのです。人間にもこの能力の名残がありそうですが、それは残念ながら頭痛や喘息などの引き金となっている可能性があります。これらの症状に悩まされている人はいちど猫の様子に注目して関連性を調べてみてください。

殺人罪の時効廃止で背筋が寒くなる話

 2010年4月27日に殺人罪の時効がなくなり真犯人は死ぬまで逃走しなければなくなりました。これは確かに真犯人にとっては非常に大きな負担となります。しかし被疑者の逮捕が事件後40年も経過していたらどんなことが起きるのか考えてみます。

 事件の捜査は40年前から蓄積された捜査資料をもとに証拠固めが行われることになります。警察は昔の証人を探し出すだけでも大変ですが、その証人から正確な証言を得るのは記憶の曖昧さからいって至難の業でしょう。

 一方でもし誤って被疑者に仕立て上げられたら、私たちはどうやって無実の証拠を集めたらいいのでしょうか。まったく身に覚えのない40年前の事件現場にいなかったことを自分だけの力で証明しなければなりません。思ってもいなかった40年前の特定の日に何をしていたか思い出すなどということは不可能です。

 ですから警察は圧倒的な情報量を持っていて絶対的に優位な立場にあります。悪意はなくても都合よく筋書きを作ることができます。新品のキャンバスに自分で絵を描くのは至極簡単です。その真っさらなキャンパスが無実の被疑者で画家を警察にたとえてみると被疑者の劣勢は火を見るより明らかです。警察の描き出した虚像を消し去れるはずがありません。

 もっと議論が必要だったのにマスコミは時効廃止法案成立前には残された被害者の家族の気持ちをやたら強調気味でしたね。確かに時効廃止もむべなるかなというところもないわけではありません。しかし恐ろしいことですが、万が一にも事件から何十年も経過して誤認逮捕されたらもはや一巻の終わりと覚悟しなければならないというのではどうも割り切れません。

 こうして考えてみると殺人罪の時効廃止はある意味で善良な市民にとっては背筋が寒くなる話でもあります。もう少し議論を尽くすべきだったと思えてなりません。

2013年3月6日水曜日

ドイツの笑い話21 スカンクの毛皮

お誕生日に夫からスカンクの毛皮の高級コートをプレゼントされた妻が言いました。

 「まあ!あんな畜生からこんな素敵なコートが。」

ドイツの笑い話⑳ 歴史の勉強のために

 チャーチルが閻魔さまのところにやってきました。  

  閻魔さま   「道路掃除をしてろ!」
  チャーチル   「ルーズベルトは何をしているかね?」
  閻魔さま   「皿洗いだ。」
  チャーチル   「じゃスターリンは?」
  閻魔さま   「便所掃除だ。」
  チャーチル   「もっと何とかならんのかね?」
  閻魔さま    「ダメだ!」
  チャーチル  「どうしてかね?」
  閻魔さま    「ヒトラーがいる限りは無理だ。」

緑茶で虫歯予防?

 私の知る80歳になろうかという女性は虫歯がありません。特別なことは何かしているか聞いてみましたら就寝前と夜中のトイレに起きた時に緑茶を飲んでいるという返事でした。

 お茶類は確かに殺菌効果があるようですからあながち根拠のない話ではなさそうです。たとえ思い違いであっても体に害があるわけではありません。またどこかお茶の産地の小学校で緑茶のうがいでインフルエンザ予防をしているというのをテレビニュースで見たことがあります。

 歯の健康度は遺伝的なものにもよるような気もしますが、お茶を飲むのが口腔衛生に役立つのであればやってみる価値はありそうです。お試しください。

発見!誰もがギョッとするジューンブライドの珍解釈

 かつて女性を路上で風俗に勧誘していたことのある人に聞いた話ですが春は成功率が高いということでした。その時はそうなんだと思うくらいでしたが最近深いことを考えることになりました。

 きっかけは私の世話する猫たちの行動に近頃大きな変化が表れてきたことです。端的に言えばこれまでの安定していた猫のテリトリー間のバランスが揺れ始めたのです。その理由はオス猫にあります。

 人類がアフリカに誕生してからわざわざシベリアを越えて北アメリカに流れていったことが寒さ嫌いの私には理解に苦しむところでした。しかしオスとメスの関係が季節のいたずらによって大きく増幅されて移動を促したといわれるとオスの私にも何となくわかる気がします。

 話は一気に飛躍します。私の論文に詳しいですが避妊が可能になったのは20世紀になってからです。昔の女性は残酷なくらいに妊娠の繰り返しでしたから男性に比べてとても短命でした。さらに消毒など衛生思想も徹底しておらずバイ菌まみれの手で出産を介助していました。とにかく妊娠→出産→妊娠→出産→妊娠→出産→死というのが半ば世間の常識で避妊は想像だにできませんでした。

 春が来て3月に妊娠すると大きくなるお腹を隠すのも6月が精一杯です。教会で厳粛な結婚式を挙げるのに格式ある身分の家ではバレバレの大きな妊娠腹は誠に都合が悪かったはずです。ですから無難に黙って6月にできちゃった結婚という図式が成り立ちます。(そんなことを論文に書くからお前は出世しないんだですって?ホットイテクダサイ。)

 かつてのキリスト教世界では家庭の妻は夫の同伴なくして気ままに外出はできませんでした。ましてや晴れやかな結婚式の白いドレスは純潔の象徴です。生娘でないことを意味する色つきのドレスをまとうなどということはとてもできない相談です。このように宗教上の束縛から異性関係に厳しかった旧世界では建前が最優先されて6月に掛け込み結婚となっても不思議ではありません。

 こういう流れが昔から連綿と続いてきて今日があるとしたらどうでしょう。奇抜なジューンブライドの解釈ですがあり得ない話ではないと思っています。あまりに興ざめな理屈ですみません。

2013年3月5日火曜日

刑事ドラマ 「相棒」の水谷豊氏にあっぱれを!

 先日テレビを見ていたら刑事ドラマ「相棒」をやっていました。主演が水谷豊と言う人でした。私には演技の上手下手はまったく分かりません。しかし画面を観ていて感心したことがあります。

 近年のドラマでは役者の顔だけが画面いっぱいに大写しになることが頻繁にあります。あれでは画面の外でスタッフが持つ台詞を読んでいるだけだなと意地悪な見方をしてしまいます。ところが水谷豊氏はどう考えても台詞をカンニングしているとは思えないアングルで演技しているのです。

 私はドラマのことなどまったくの素人ですから間違っているかもしれません。しかし私の推測通りであれば彼は根性のある律儀な役者だと尊敬の念を抱きました。台本暗記の労力さえも惜しんで台詞のカンニング読みで済ませることが多いと思われる時代に敬服しました。失礼かもしれませんが水谷豊氏に本当のところを聞いてみたい気もします。

ドイツの笑い話⑲ 予防接種

 先生がクラスの子どもたちに言いました。

  先生 「明日は予防接種だから腕をキレイにして来てください。」
  生徒 「右ですか左ですか!」

ビジネス考 会議で本音を言うとクビ?!

 私はあるところで監事を務めておりましたが退任します。察するところ理由は会議で本音を言ってもらっては困るということのようです。しかし会議では本音を言ってはならないとすると何を言ったらいいのでしょうか。

 確かに思い起こしてみるとどこでも会議ではほとんど誰も発言しません。意見を言いません。この歳になってやっと気が付くというのは、お前はいったい何者だと言われそうです。しかし私が大切なことを議論しようとしているのになぜ誰も何も言わないのかやっと納得がいきました。

 組織の一員というのは本音を言わずにじっと群れの中に辛抱強く隠れていなければならないということなのでしょう。ドイツのDER SPIEGEL誌が日本の社会を痛烈に批判していたのもこのことでした。これではご都合主義の人たちばかりが集まってしまい、なすべき改革がいっこうに進まないのも当たり前です。

マスコミのPM2.5 騒動 黄砂で脳梗塞を起こす?

 3月5日TBSひるおびである医療ジャーナリストが黄砂が血管内に侵入して脳梗塞を起こす可能性があると健康被害を強調していました。専門家であるならばもう少し丁寧な説明を求めます。受けを狙って荒っぽい発言をするのは一流の科学者としてはいかがなものでしょうか。

 言いがかりではありませんがタバコの煙の粒子はいわゆる PM2.5 よりもさらに 1/5 から 1/10 も粒径が小さくて黄砂よりも健康上はずっと有害です。肺はもちろんのこと血中に侵入して心臓血管系にも悪影響を及ぼします。タバコの主流煙や副流煙に非喫煙者が晒されないように分煙が進んでいるのは、その有害性はPM2.5や黄砂どころの比ではないからです。

 黄砂の粒径はある研究によれば1μm ~30 μm(マイクロメートル)の範囲にあるようで4μm くらいの粒子が最も多いと言われます。PM2.5 というのは粒径2.5 μm以下の小さな粒子のことを言いますから、黄砂の健康障害はPM 2.5 をもって騒ぎ立てるのは片手落ちです。

 黄砂の有害性はもちろん懸念されますが、私たちが日常的にタバコ煙に晒されるレストランや喫茶店など人々が多く集まる場所を禁煙にすることの方がよほど希求の問題です。マスコミの荒っぽい黄砂騒動は極端なことをいうと運動場の砂埃のなかでサッカーに興じる子どもたちにPM2.5 問題を持ち出すのと同じです。

 最後に黄砂の話を含めて中国からの大気汚染物質の飛来はもはや両国の共通課題ですから政府間できちっとした話し合いの場をつくり今後の改善に努めてもらいたいです。

私は教授だ!静かにしろ!

 教室が大変に騒々しかったので「私は教授だ!静かにしろ!」と怒鳴った先生がいたと聞いてわが耳を疑ったことがあります。教員職はひとつの権威で偉いという単純な発想が私には思いもよらないものであったからです。

 教員の評価は人柄とか講義や指導の仕方や内容などによって次第に固まってくるもので役職で自動的に決まるものではありません。教授だから立派だとか助手だから軽いとか役職で教員の重みを決め打ちするのは早計すぎます。そんなことを無理強いしても学生は腹の中ではベロを出しているに違いありません。

 ただ最近多くなってきた企業を定年退職して大学教員になった人たちには会社という役職のピラミッド構造の中で過ごしてきた習慣から「私は教授だ!」の感覚が強いのでしょう。そういう意味で企業出身者にとっては教員の権威はピラミッド構造では御しがたい摩訶不思議なものに思われるかもしれません。

私のロック讃歌

 私は若者はとにかく自由でなければならないと信じています。大人が若者を杓子定規にありきたりの常識で縛り付けたり既成の道徳律で評価してはならないと思っています。

 その証拠に音楽の領域で考えてみると演歌の好きな若者はめったにいません。若者は本能的に演歌の世界の住民にはなれません。なぜならば演歌の描くのは着古された感傷的な世界でしかないからです。

 確かに若者も感傷的になりがちです。しかし、それは過去に慰みを探し求めながら自己の運命を嘆く懐古的なものではなくて、未来に置いてきぼりを食うかもしれないという孤独感にさいなまれてのことだと思います。若者の感傷はあくまでも前向きな闘争心のひとつの表現型なのです。

 このように考えてみるとロックが若者を引き付けるのも納得でしょう。ロックこそは闘争の音楽です。若者を自由の世界へと解放してくれる爆発的エネルギーに満ち満ちているからです。何十万人もの人たちを一堂に集めることのできるあの底力を持つロックの可能性は無限です。

 きっとロックはもっともっと進化していつかシンフォニーを凌駕する時代が来ることでしょう。

人生は勝ち負けの加減算ではない

 
 世の中は勝つ人ばかりではありません。スポーツでも勝者と敗者があります。勝つことばかりに価値を置き、負けることはすなわちマイナスであるとする人生観は私は好きではありません。

 私たちは子どもが勝利者になるように追い立てます。でも結局は毎年東大に入るのは3500人、医者や弁護士になるのは両者合わせても約1万人しかいません。残りのおよそ120万人はすべて敗者です。

 私たちは負けた時の方がより多くの教訓が得られて成長するように思います。とすれば人生の重みは勝ちと負けをプラスとマイナスとして加減算で決めるのではなく、両方ともプラスとして足し算する考え方はできないものでしょうか。

 「勝者にならなければ幸せになれない!」という弱虫の論理を捨てられる強い心の持ち主が少しでも増えていったら、子どもたちにもっと無邪気で明るい笑顔が見られるようになると思います。

2013年3月4日月曜日

安倍首相主催の夕食会 宴の場で原稿の棒読みとは野暮です

  2020年オリンピック東京招致のための夕食会が開催されるようです。オリンピックが何処に決まるかはよく分かりませんが、誘致活動に何十億円も掛けるのですから安倍首相に大いに期待したいことがあります。

 夕食会には準備してきた挨拶文を棒読みするような野暮なことはなさらないでください。少しウイットの効いた愛日長アマガエル風の小話でも挿しはさんで堂々と恰好よくお願いします。それでこそ世界に日本の首相の存在感をアピールすることになります。

 安倍首相、グレイグ リーディー委員長の顔をしっかり見ながら英語で話してくださいね。私たちにオッ日本の首相もやるじゃないかと思わせてください。それだけで勇気づけられる人たちもいるでしょう。お願いしますよ!

 そうすれば別に東京に決まらなくても数十億円のお金も少しは役に立つというものです。一世一代の大勝負だと思ってホントにホントに頼みますよ!!!棒読みしたら夏の選挙は厳しくなるくらいの覚悟を持ってお願いします。


 ニュースを見ていたら3月4日はダメでしたね。原稿の棒読みでした。政治家の皆さま、どうか自分の言葉で語りかけてください。特に国境を越えて世界を相手にする場合はとても大切なことだと思います。結局は3月6日もダメでした。残念です。

映画の宣伝 イヌ猫の殺処分17万頭に?

 テレビを見ていたら近く上映が始まる映画のCMが流れていました。そこで確かイヌ猫の処分17万頭と言っていました。この数字がどこから出てきたものかよく分かりませんが不可解な数字です。

 保健所で毎年処分されるイヌやネコだけでもこの数字を上回ります。ましてや本当の実数となるとよくわかりません。CMには自分たちに都合の悪いことを避けて善意を売っているような厭な感じがしてなりません。

 実際にはイヌ猫だけでも恐らく毎年50万頭くらいは放棄されているでしょう。彼らの寿命を平均8年と仮定すれば定常的に400万頭が保護を必要とすることになりそうです。各都道府県で10か所の保護施設を設置したとしてもそれぞれ約1万頭の巨大収容能力が必要となります。これでは現実味がありません。

 何とかこれを100万頭の水準に削減すべくマイクロチップを使ったペットのトレーサビリティ制度を法的にしっかり確立すべきでしょう。ペット業界、獣医師会、ペットフード業界そして行政が協働してこの仕組みを健闘していただけないものでしょうか。音頭を取るボランティアを公募すると言っていただければ喜んで身を捧げます。

日本人は背が低い

 パリの昼下がりのカフェで他愛もないことをみんなで話しておりました。何がきっかけだったか記憶は定かではありませんが日本人はなぜ背が低いのかという話になりました。

 今でこそ日本人の若い男性の平均身長は170センチありますが昔は160センチそこそこでした。私も小柄なほうですからヨーロッパに行けば立派な小男です。その日は話が一回転二回転して結局はそれは〇種のせいであるということになりました。

 そのとばっちりを受けたのが背の低いフランス人でした。フランス人なのに背が低いのに?を付けられたのです。私は背は低くていい日本人として堂々としておりましたが彼は居場所がなくなり可哀想でした。どこの国に行っても若い頃は案外背の高さは気になるもののようです。

 ただ若い頃は脚の長さは魅力のひとつなのですが大柄な人は介護が大変です。幸いなことに戦前の長生き女性は押し並べて小柄です。現在は幸運にも介護現場では体格が良い戦後派の若い人たちが小柄な戦前派の年寄りを介護する構図になっています。

 しかし今後は戦後派の比較的大柄なお年寄りが介護の対象になってきます。必然的に介護スタッフの負担は格段に大きくなるものと思われます。私たちはこうした時代の変化も先取りして対策を考えておかねばなりません。私は都市部では60歳を過ぎたら車のない生活を提案します。

2013年3月3日日曜日

ドイツの笑い話⑰ マリリン モンローと音楽愛好家

 本当の音楽愛好家とは?

 答え マリリン モンローが入浴しながら歌っているのを聞いて、お風呂場のドアの鍵穴に耳を擦(こす)りつけて聞いている人です。

パリにコンビニはない?

 2年ほど前に出席した会議の一幕です。フランス人が出席しておりましたのでかねてから抱いていた疑問を投げかけてみました。

 パリにはコンビニはないのかと。怪訝そうな顔をしていましたからまずはコンビニの解説をしてあげました。そして質問に納得した表情をして答えてくれました。彼の返事は「ノン」でした。パリにはコンビニはないようです。やっぱりフランス革命のような歴史的大偉業を成し遂げた国はスゴイ。

 パリには昔から地域のパリジャンやパリジェンヌの生活を支えてきた個人経営の小さなお店がたくさんあります。そこは店員と客という無機質な関係を越えたどこか心の温まる交流の場になっています。コンビニがないのはそういった伝統的な生活スタイルが崩壊するのを嫌ってのことでしょうか。

 パリの生活には例えばチーズ屋のオヤジさんとのチーズ談義があったり、パン屋では店のおばさんの心温まる頬笑みをもらったり、青空市場に行けば野菜作りのおばあちゃんとの触れ合いがあったりと人と人との交流がいっぱいあります。

 確かにコンビニには便利で盛りだくさんのサービスが準備されています。しかし残念ながらそこには形式的な人の行き交いしかありません。コンビニには店員の顔はありますがパリで出会うような人懐っこいおじさん、おばさん、おねーさんなどいませんから心安らぐ会話は生まれません。

 私はフランスでは毎朝フランスパンのバゲットを買いに行くのが好きでした。パン屋の太っちょのおばさんがにっこりして優しくおはようと声をかけてくれます。ただそれだけのことですが、それだけで毎日そのパン屋さんにいく価値がありました。

 みなさん、パリを訪問したら是非とも勇気を出してそんな素朴なパリの日常にも触れてみてください。やってみると案外言葉は必要ないことに気がつかれるはずです。そしてコンビニがないのも乙なものだと思えてくるかもしれません。

ドイツの笑い話⑯ 幸せそうな夫婦

 ある夫婦が車内で肩を並べて座っていました。夫が妻に突然ささやきました。

    夫 「オイ、幸せそうな顔をしろ。」
    妻 「どうしたの、突然?」
    夫 「離婚したアイツが乗ってるんだ。」
 

2013年3月2日土曜日

ベルリンのタクシーがベンツからプリウスになった!

 私がドイツにいたころはタクシーはベンツと決まっていました。中にはオペルも交じっていた気もしますがベンツしか記憶にありません。

 ドイツではベンツとは言わなくてメルツェーデスと言います。私は通訳としてメルツェーデスに乗って日本人賓客にドイツを案内したことがあります。その時に乗ったのがメルツェーデスSクラスでした。

 お抱えの運転手は涼しい顔で何時間も時速200㌔を超えんばかりの猛スピードでアウトバーンを走り続けました。助手席に座らされた私はスピードメーターばかりが気になり生きた心地がしませんでした。下り坂では時速220㌔くらいになっていました。

 しかしドイツの制限速度なしの高速道路アウトバーンではとんでもない輩がいます。時速200㌔で走行している私たちを軽々と追い越していく車があるのです。真後ろに車の鼻先をこすり付けんばかりにして「邪魔だドケ」と言いたそうに追いかけてくる車もあります。

 そんな国の首都ベルリンでタクシーがプリウスになったとはスゴイ。考えられない。改めて世界の潮流を見極めて必要ならどんな変化も厭わない賢明な国民性には敬服します。

 ドイツは東西ドイツ統一のためにかかる巨大な経済的負担も無難に乗り切りました。そして国内には反対意見も少なくなかったのにEUに加盟して指導的な役割を演じています。さらに事故を起こした日本にはできなかった脱原発をいち早く決断しました。

 戦後のドイツは世界の平和のために立派なリーダーとして着実に貢献してきました。ドイツと同じように国土は目覚ましく復興しても1000兆円の借金を作ってしまったうえに後戻りしようとしている日本とはどうも何かが違う気がします。

フランス語ジュテーム(愛してるよ)の効用

 フランスにいるとよく耳にする言葉がジュテームです。これは頻度の問題で決してフランス人が時と所構わず連発しているというわけではありません。

 日本にいるとちょっと素敵な気分になっても「愛してるよ」などと言うのは気恥かしいし、等級(?)を下げて「好きだよ」というのとも少しニュアンスが違います。結局は日本人らしく何も言わずに気持を伝えられないままで終わってしまいます。

 幸福を育むにはいつもその種を育てて努力していないとカビが生えてしまいます。その肥しにぴったりなのがジュテームです。味気ない IT 言語ばかりでなく こういう人を幸せにする言葉も日本語に取り入れてみたらいいと思います。

黒ゴマと便秘予防

 私は毎朝小さじスプーン2杯の黒ゴマの粉末を摂取しています。永年の習慣で便秘予防のためです。案外快調な毎日を過ごしていますから効果があるような気がしております。これからは年を取るばかりですのでボケないように便秘対策にも心がけている次第です。
 言い忘れました。夜食べると夜中にガスが出て熟睡できません。朝に食べるようにしてください。朝ですと日中にガスが出ることは不思議にありません。

運動好きなオリンピック選手?

 国際オリンピック委員会のグレイグ リーディ委員長が来日され、2020年オリンピック東京招致運動がいよいよ熱気を帯びてきています。とはいっても都民の盛り上がりではなくて関係者のことです。

 招致運動にオリンピック選手ばかりが踊っていて都民の顔がまったく見えてきません。オリンピックの感動で日本の閉塞感を打破しようということらしいですが、まさか宴の後に彼らが再び選挙運動に大挙して登場し国政を牛耳るなんてことにならないでしょうね。

 なんですって?自分たちは「運動好きなんだ」ですって!恐れ入りました。

前穴式ドイツのトイレ クサイヨー

 日本のいわゆる洋式トイレは穴が座って後ろにあります。ですから汚い話で申し訳ありませんが排泄したウンチは穴の水の中にほとんどが収まってくれますから消臭になります。

 しかしドイツのトイレは地方によって違うようですが日本と反対で穴が前にあることがあります。ですから排泄後にはウンチは便器にトグロを巻くことになります。ドイツにいると野菜摂取量が少なくなって肉類やチーズ類を主に食しますので個人差はありますが便の臭いが強くなる気がしました。

 ですから臭い前穴式のドイツ式トイレの理由が不可解で友達の医学生に質問してみました。さすがに将来のお医者さんらしくそつのない答えでした。それは大便の色を確認するためであると。本当かなー。

春一番が吹いてゴキブリゴッチャンが目を覚ましました!

 昨日の春一番が吹いてゴキブリゴッちゃんが本格的に活動を始めました。早速小さいのやら大きいのやらを捕獲いたしました。お前のうちはそんなにゴキブリゴッちゃんが棲んでいるのかですって?まっまっ急かせないでください。そのことは別の機会に譲らせてください。

 まずは観察結果だけを報告します。さて小さいのはまだこれまでの寒さと飲まず食わずで弱っていてリハビリが必要のようです。大きいのは少し弱っていますが介護は必要ありません。ただこのままの体力では子どもは産めません。中くらいのはやはり中くらいに弱っていました。

 結局何が言いたいのか分からんですって?私が言いたいのはゴキブリゴッちゃんに餌を与えるな、食べ物などの不始末は止めましょうということです。食べ物の管理をきちっとしないと彼らの思う壺で体力を回復して繁殖しますよ!

 えっ?お前は動物愛護派じゃなかったのかですって?そうです。だからゴキブリゴッちゃんも丹念に観察しているじゃありませんか。みなさんも私と同じくらい理屈っぽくなってきましたね。書記をさせられますよ!

2013年3月1日金曜日

有名タレントのゴリラ笑い

 私にはいつ頃からタレントたちがゴリラのする仕草を真似て両手を叩いて大笑いするようになったのか分かりません。私の記憶を辿ってみても少なくとも20年前はこんなことはなかったと思うのですがどうなんでしょう。私にはあのゴリラ笑いが公衆の面前では下品に思われてならないのです。

 私が笑い方にも時には礼儀があると気付いたのはドイツ人のビジネスマンに言われてからです。そのドイツ人はある日本人との取引で不誠実なことをされて通訳する私にその怒りをぶちまけてきました。その時は私にできることと言えば彼の気持を真正面から受け止めて聞いてあげることしかありませんでした。

 あいつの笑い方はドレッキヒだと。あの腹の底から吐き出した言葉の抑揚には彼の怒りのすべてが込められていて今でも耳から離れません。ドイツ語のドレッキヒとは「ド汚い」くらいのニュアンスをもった言葉です。紳士的なあのドイツ人がその言葉を使ったことに驚きましたが、もっと驚いたのは笑い方にも時に礼儀があるということに気がついたことです。

ドイツの笑い話⑮ 妻の失踪

 警察に夫が妻の捜索を依頼に来ました。

 警察官 「写真はお持ちですか?」
 夫    「これです。」
 警察官 「...」
 警察官は写真をまじまじと眺めてつぶやくように言いました。
 警察官 「本当に探していいのかな?」

ドイツの笑い話⑭ ペットショップ

 客   「きのう買った犬がもう死んじまった。どうしてくれるんだ!」
 店員   「おかしいなー。店にいた時はそんなこと一度もしなかったのに。」

PM2.5 報道の怪 マスコミが煽る訳は何処に?

 中国から飛んでくるという大気汚染物質PM2.5の話題がヒートアップしています。こういう大騒ぎの裏には何か中国の大気汚染を持ち出したい別の魂胆がありそうで気になります。

 私は九州に電話して早速中国から飛来するPM2.5の実質的影響はどの程度か確認してみました。役所としては分析していないので分からないという正直な回答でした。私はお役人の冷静な対応に尊敬の念を抱きました。ただPM1.0についてはご存じなく初めて聞いたと言われたのが気になりました。

 テレビを見ているとスモッグに包まれた北京の大気汚染の様子がたびたび映し出されます。しかしPM2.5は目に見えない極めて微細な微粒子ですから、これだけがどんなに大気中に増加しても実際には目に見えるほど視界が悪くなることはありません。そのうえ北京の大気汚染の深刻さとPM2.5による日本での健康被害との直線的な関係はまだはっきりしていません。

 昔、フランスの新聞に日本人がマスクをして銀座を歩いている様子が載っていました。ひどい大気汚染でマスクをしなければ外出できないと解説されていました。フランス人は日本は大丈夫jかと心配してくれたものです。あれは風邪の予防のためで大気汚染のためではないといくら言っても信じてもらえませんでした。

 ここにインターネットで調べた東京都杉並区久我山5丁目と八王子市片倉の都の観測データがあります。PM2.5の測定値の単位はμg/㎥ですが数値だけに注目してください。

 2013年2月23日一般局日報速報値
  
   杉並区久我山杉並区土木資材置場
    最大値30μg/㎥ (17時)
           最小値10μg/㎥ (8時)
   八王子市片倉市立由井中学校
    最大値24μg/㎥ (18時)
    最小値  1μg/㎥ (8時)

 中国からどのくらいの量のPM2.5が実際に飛来しているのかは観測データを詳細に分析しないとはっきりしたことは言えません。ただ常識的に考えますと足元の道路を走行する車の排ガスの影響の方がよほど大きいものであろうことは都の測定値を見れば想像できると思います。

 マスコミには受けを狙って拙速に騒ぎ立てるのではなくて国内事情を含めた冷静な考察に基づく報道を期待します。

外国語の勉強で大切なこと ①

 この3月に発行される私の論文はこれから外国語を習い始めようとしている人に少しはお役に立てるかもしれません。簡単にまとめてご紹介しますから参考になさってください。

 まず発音について気を付けてください。発音練習には総論と各論があります。総論とは発音を規則として理解し実践できることです。各論とはその規則に従ってネイティブの人たちと同じスピードで文章を読んだり言葉を発したりできることです。

 発音能力でこのどちらか一方でも欠けていると言語能力としては欠陥品といえるでしょう。日本の外国語教育では総論ばかりで各論がありません。外国語はその国に行って習った方が効率的であったり、私たちが英会話の聞き取りが苦手だったりするのはこの辺りにも理由がありそうです。

 よく考えてみましょう。走行中の新幹線を被写体にしようとしても安物カメラのシャッタースピードでは歯が立ちません。それなりのシャッタースピードのものが必要です。外国語の聞き取りも同じ理屈で通常の会話スピードに慣れていなくては聞き取りなど無理な相談です。高速シャッターを備えた脳ミソが必要なのに〇〇チョンカメラ仕様の粗悪品ばかり作っていては役に立ちません。

 つぎに動詞の用法です。私たちは動詞の用法を自動詞と他動詞の場合に区別して指導したりしません。失礼な表現ですがミ〇もク〇も一緒にして教えているのです。とにかく動詞の用法には2種類あることが分かっていないと前置詞の使い方など理解できないはずです。名詞の格の重要性などに無関心になるのも当然です。

 私の今回の実験結果によりますと自動詞と他動詞の用法の違いを厳しく指導すると受講者の理解度が大幅にアップすることが示唆されています。外国語教育においてとても大切なポイントだと思いますので今後の研究成果に期待しています。

 私の主張をまとめますと、外国語学習では少なくとも発音練習にスピード練習も取り入れること、動詞の用法では自動詞と他動詞の区別を意識するのが大切だという2点になります。これは私がドイツ語やフランス語を習ったときに特に心がけてきたことであり、その有効性を信じているからでもあります。お力になれることを期待しております。