小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年3月22日金曜日

ビジネス考 お客様は神様か

 私たちは思い通りにならないことがあるとついつい苛立って周囲の人間に辛く当ったりします。まあこれは人間の本性だからと諦めてしまえばいいことですが何とも歯がゆいところです。

 これはある高級リゾートホテルのエントランスで実際に体験した出来事ですが、せっかくの楽しいリゾート気分も台無しでした。お前はそんな金持ちかと言われそうですが、違います。仕事で見学に行っただけです。

 その光景とは常連客らしい中年のご婦人がベルボーイに何か大声で叫びながら絡んでいました。こったがえしているエントランスでしたが注意して聞いていると以下のような事情のようでした。

 ベルボーイが常連客の御婦人の到着にすぐに気付かなかったために彼女の逆鱗に触れたのです。若いベルボーイにしてみれば到着するたくさんの客の一人に過ぎない御婦人を瞬時に見分けて飛んで来いと言うのは無理な話なのですが、その無理が無理でないのが彼女の道理でした。

 御婦人は平謝りのベルボーイが荷物を受け取ろうとするのを拒んでひったくるようにしてホテルに入っていってしまいました。当のベルボーイは完全に茫然自失という様子でした。

 御婦人の過剰な特権意識には呆れましたが、ホテル側も「無理強いもいい加減にしろ。厭なら帰ってくれ!」などと言えないのが辛いところです。

 お客様が神様扱いされる日本の環境は労働者にとっては本当に大きなストレス源です。お金さえ持ってくれば従業員に何でも要求できると思ったら大間違いです。この風潮は何とかならないものでしょうか。