インフルエンザの診断を受けたらインフルエンザ治療薬のほかに5種類の薬を処方されました。飲まないとは言ったのですが結局は根負けです。もらった薬は全部が家で眠っています。
日本の増え続けてきた国民医療費は国の減り続ける税収入(平成24年42兆円)に近づいています。インフルエンザや風邪で6~7種類の薬を処方する診療がまかり通っていたのでは医療費が増加するのは当然でしょう。私がいた日本医学の祖ドイツではすでに40年前に風邪で無闇に薬を処方することに反省機運がありました。とにかく日本は薬の処方を濫発しすぎです。
私は国の医療費無駄遣い反対なのでインフルエンザでも風邪でも医者にかかることは絶対にありません。氷枕をしてじっと寝ております。熱があるときはかえってよく眠れます。風邪なら二日、インフルエンザなら三日も寝ていれば大丈夫です。薬を飲んだところで寝る日数はほとんど同じです。私は読んでいませんがそういう疫学統計もあるようです。
今回は試験監督の仕事が入っていて受験生にうつすしては大変なので診断を受けました。結局はA型のインフルエンザで試験監督はアウトでした。そして6種類の薬が処方されました。こんな大量処方は今日では恐らくアメリカやヨーロッパではありえない話でしょう。
私の友人はある大学病院で長く治療を受けていました。発作で別の病院に救急で駆け込んだら薬代が3分の1に減ったそうです。友人がその病院で治療を続けたいと言ったら拒否されたようです。特別なケースだったのでしょうが民間病院は近くの大学病院には気を使っているのでしょうか。
またある有名病院で手術を受けた友人は手術後にたくさん検査を勧められたと言っておりました。病院としてはついでということもあるのでしょうが、ついでばかりが増えていっては医療費に歯止めがかからないのは当たり前です。
安倍首相は日本の医学は世界一と国会でおっしゃっておりました。何を根拠にそんなことが言えるのか分かりませんが、こんな奇妙なことが日本の医療現場にはあることは御存じないのでしょうか。
知られたことですがお医者さんと製薬会社と医療機器メーカーの関係も密接です。この3者関係のために何もわからない患者や年寄りが薬漬け検査漬けで医療費ばかりが水ぶくれするのは困ります。お金を払うのは私たちですから。