マスコミで黄砂とPM2.5 の問題が一緒にして論じられていましたが、これはミ〇もク〇も一緒にして扱うよりもっと荒っぽい話です。ちなみにThe Japn Times には環境省の担当者(実名あり)は黄砂によってPM2.5 が大幅に増加するとは思われないと語ったと伝えられています。
例えばアメリカではPM2.5 の環境基準には黄砂のような自然現象由来のものは考慮されていないようです。その理由はPM2.5 の発生は基本的には化石燃料の燃焼による人為的な活動によるものと考えられているからです。この人為的な発生源としては都心部では自動車の排出ガス、ごみ焼却場の排煙そして各種の燃焼装置からの排ガスです。
黄砂がPM2.5 の発生源として大きな問題になるならば砂埃の舞う運動場で子どもたちが遊ぶのも、サッカーやラグビーやアメリカンフットボールなどでホコリまみれになるのも危険なことになります。それはないのですから黄砂現象とPM2.5 の問題を暗に関連付けて騒ぐのがいかに筋違いであるか分かります。
民放のPM2.5 騒ぎはどんな理由から仕立てあげられたのかよく分かりませんが、もし意図的でなくて単なる誤解からであったとしたらあまりにもお粗末な人たちとしか言ようがありません。そんなバカげたことは絶対にないはずです。
つまりNHKまでも時期に合わせて黄砂報道をする国民的騒動の背景にあるマスコミ界の意図があれば知りたいところです。よく分かりませんがオリンピック委員長の帰国後のTPP問題の目つぶしでないことを願います。ひょっとすると間もなくTPPについて政府の表明があるのでしょうか。