春の甲子園が開幕しました。そこで奇異に感じるのが開会式の選手の行進の仕方です。誰があの指導をするのか知りませんがあまりに変じゃありませんか。
両手を交互に大きく肩の位置までまっすぐ振り上げて脚は膝を45°に保つという行進には選手たちもきっと面喰らっていることでしょう。時代錯誤の指導があれだけ完璧に徹底する世界には気味悪さを感じます。
あんな行進が21世紀の日本でまだ受け継がれているというのが不思議でなりません。だれもそろそろ止めようなどと言い出さないのも不気味です。若いのにこれまでひとりも適当にやる選手が出てきていないというのもおかしい気がします。
止めてほしい理由は、教育の現場で「ムリ偏にゲンコツ」という古い世界への反省機運が出てきている時にまだそういう雰囲気が漂っていることに強い危惧感を持っているからです。単なる生理的に好かないと言っているわけではありません。