小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年3月27日水曜日

表現の自由とエイミー ワインハウス You Know I'm No Good.

  あの独特の歌唱力を誇ったエイミー ワインハウスの歌はもはやこの世では聴くことができません。長い間アルコール依存などで苦しんでいたようですがジャニス ジョップリンと同様に惜しまれる特異な才能でした。

 さて彼女の歌う 「You know I'm no good」 を聞いてみると分かりますが日本ではまずあり得ない内容の歌詞です。ブログでも訳すのを憚りますので興味があったらネットで調べてください。歌詞の言っていることをそのまま映像にしたら日本ではおそらく映倫の審査にひっかかるでしょう。

 私は歌は社会の表現の自由の程度を測る最高のバロメーターだと考えておりますので、こういう歌が堂々と歌われてヒットチャートに上がってくるというのは好き嫌いは別としてすごいことです。テレビやラジオに流れる日本の歌はよく考えてみるといったい何を言いたいのかまったく分からないどうでもいいものが多いです。

 日本より欧米の方がCDを購入する客層は一世代高い20代が中心だと言われます。つまりまあ二十歳を過ぎれば好きにさせればいいだろうというのがあるのかもしれません。ただ欧米ではエ〇グ〇はちゃんと棲み分けができております。

 今もそうでしょうが私がいたころのドイツではエ〇映画が無修正で上映されておりました。週末にはそういう類の映画館も結構盛況でした。(よく知っているな!...ハイ)考えられないのは若いカップルがたくさん堂々とあっけらかんとした感じで観に来ていることでした。映画の中身(あるわけがない!)よりもこっちの方が驚きでした。

 日本では山手線などの吊り広告に裸やその類の表現が乱舞しています。日本の社会は表現の自由の扱いが曖昧模糊としていますがエ〇グ〇の扱いもあやふやです。欧米では表現の自由を確保するために必ずどこかに完全な自由空間が準備されているようで、必要あらば棲み分けでその空間を確保するという努力が感じられます。

 日本には適当な表現の自由はありますが本当の自由空間はありません。みんなが言ってはならないことを事前に慮って生きなければならない窮屈さはいつになったらなくなるのでしょうか。いつか日本にもエイミーワインハウスが現れるのを楽しみにしております。