夜9時のNHKニュースの雰囲気では日本のTPP交渉参加表明がそろそろありそうです。こういう都合のものは週末発表というのが定石です。これでPM2.5 騒動はそっと下火になっていくはずです。本来ならばこれからきちっと問題を整理していくことが大切なのですがおそらくもう用無しでしょう。
あとは夏の参院選に向けた世論対策に移ってきます。一昨日で東日本大震災から2年経過しました。原発報道はほぼ完全にテレビ局の主要な関心ではなくなりました。ただ新聞では東京新聞だけが健闘しています。この流れにも政府の意向が影響しているのでしょうか。
さて今後の世論対策はしばらくは春闘の成果と経済の好調が強調されるでしょう。自民党が完全復活すれば旧態然とした産業界には都合のいい話しですから、少しくらい賃金を上げたところで長期的には十分に元が取れるからでしょう。そして夏までにみんなが少しでもハッピーになればしめたものです。
これから日本がどういう形で経済成長を遂げていくのか具体的な成長路線が明らかにされないまま景況感だけが注目されている現実に不安を覚えます。あらゆる分野で規制緩和に取り組み日本の旧式なもたれ合い構造を打破していかないと、これからの若い世代が可哀想です。