日本の人口は2050年には約9000万人になると予測されています。現在は1億2700万人ですから、今日の東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城の5都県の人口に相当する人間が日本から消えてしまうことになります。
現代人の生活はマンションの住民と同じで寝ているだけでも管理費や修繕費に相当する費用が税金として掛かってきます。介護や医療や福祉や防衛の負担が働く人たちの肩にズッシリと重くのしかかっています。
一方で都市化の進行は止まりませんから東京都心の人口は急激には減らないでしょう。日本ではおそらく東京だけが大きな人口減少を経験せずに2050年を迎えることになりそうです。
その東京の将来も人口の高齢化ではバラ色とは言えません。地方からの若い人たちが移住してきても、もとからの多数の居住者が高齢化しますから焼け石に水です。
こうしてみると今後は日本中で人口減少の影響が地域ごとにそれぞれの形で表れてくると思われます。名案は思いつきませんがアジアやアフリカ地域から移民を受け入れるしかないのではないでしょうか。
それはこれまでアメリカが進んできた道であり日本も後追いせざるを得ないでしょう。