2013年2月3日(日)に開催された2013別府大分毎日マラソンで川内優輝選手が優勝しました。川内選手の日ごろからの地道かつクレバーな努力と比類なきマラソン競技への愛情に敬意を表するとともにあの積極的な走りに感動しました。何も分からない私で僭越ではありますがおめでとうございます!
川内選手の優勝インタビューの声を聞いて素人の私なりにレースを分析してみました。まず他の選手はライバルへの感謝の気持ちが不足していたように感じられました。実業団の選手達にとって負けて悔しいという気持は否めないでしょうが、その言葉をまず発するよりは勝った相手を讃える心のコントロールができなかったのかと思いました。
川内選手が仕掛けた28キロ地点からの抜きつ抜かれつのデッドヒートの展開は歴史に残るものでしょう。競り合っている川内選手の苦しそうな表情からは彼が何を思って走っていたかは知る由もありませんが、彼が勝った結果から演繹すれば、きっと苦しいながらも心は晴れ晴れとしていたでしょう。ここが僅差の接戦では重要な勝利のポイントです。
負けまいとプライドをかけて歯を食いしばって頑張る心理状態はストレスがたまり、頑張りが続けば続くほど余計にストレスを抱え込んでエネルギーをそがれてしまいます。一方でライバル選手の頑張りを喜んで走っている川内選手にはストレスどころかむしろエネルギーが湧き上がってきます。
この走れる喜びが背中を押してくれるのですから、彼がいつも見せるあの終盤の驚異的な粘りも当然なのかもしれません。今日の試合を見て彼の粘りの秘密が少しは分かったような気がします。
就活対策でもやはり自分が挑戦しようとしている仕事や会社が本当に好きなのか嫌いなのか良く考えて応募しないと、入社してからストレスの多い毎日を過ごすことになりかねません。私の分析が正しいかどうかは分かりませんが、少なくとも川内選手のマラソンに対する熱き姿勢を思い起こしてみることをお勧めします。