金縁の眼鏡を掛けた身なりの立派な老紳士が道路に放置してある自転車のカゴにチューインガムをペッとやっていました。確かに駅前の違法駐輪は迷惑ですが、そこまで強い敵意をもっている人がいるのかと思うと何か恐ろしかったです。
眼の見えない人に聞いてみると路上で最も困るのは放置自転車とお店の立て看板だそうです。予測の付かない意外なところにあるのがこれらの障害物です。
老紳士のように強い不快感を態度で表すような人がいるのはあまり実害は有りません。しかし、私は眼の見えない人に立っているだけで精一杯だと言われたことがあります。私たちはこういう感覚を理解しておく必要がありそうです。