小室圭さんをシッタベンレイ
ノーと言って金満世界を変えよう
とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。 東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。 そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...
2013年2月7日木曜日
貧弱な英語教育という鎖国政策
日本は江戸時代には金銀などの生産において世界的な産出国でした。しかし、当時は鎖国政策のもと世界情報の流入の道が幕府に一手にコントロールされていました。
結局はそのために世界交易上の金銀の正確な交換レートがわからず、貴重な資源を安値で海外に流出させる結果になってしまいました。ほとんど世界情報が幕府にしか入ってこない仕組みはいつしか幕府を裸の王様にしてしまっていたのです。
今日の日本に鎖国政策はありませんが言語的にはほとんど鎖国状態に近いといえます。日本の英語教育の貧弱さが私たちの人生においていろいろと貴重なチャンスを奪っています。貧弱な英語力のせいで私たちの人的価値さえも著しく低く評価されています。
もちろん家庭が裕福であれば語学留学する道もあるでしょう。しかし普通はそれほどまでする経済力を備えていませんから、学校で英語がだめなら諦めざるをえません。
そんな恨めし節を言うくらいなら自分で一生懸命勉強して英語をマスターしろと叱られそうですが、そういう飛躍した一般論で英語のできない人をひとくくりにして非難するのはどうかと思うのです。
なぜかというと言語の習得は人類の歴史上ずっと努力や能力よりも言語環境に依存してきました。そうした環境の中では世代を超えて誰にも努力とか能力とかとは無関係に公平に言語能力は与えられてきました。
この重い事実を無視して英語力を個人問題として帰結させてしまい、英語力は努力だとも言わんばかりの貧弱な教育政策を続けていてはとても多言語国家の実現など不可能です。
私たち一人一人が今日の言語的な鎖国状態の中で文化的に裸の王様状態にならないように、そして豊かな人的資源という宝の持ち腐れにならないように、これからの積極的な外国語教育政策に期待します。