小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年2月2日土曜日

厚顔無恥 見苦しい人たち

 私は怒っています。

 スポーツの世界で超一流の実績を残した人たちの一部がこれまでの日本のスポーツの歪んでいた部分を『知らなかった』とも言いたげに暴力事件にコメントしているのをみると腹立たしいこと極まりありません。そういう人は手にした自己の立場と権力を保持するために今日に至っても知らなかったと強弁するのでしょうか。

 私はおよそ40年にわたって微力ながら大学スポーツに関わってきました。私が携わり始めたころは暴力制裁をたびたび目撃しました。私はスポーツ界ましてや大学スポーツ界のことはそれまでまったく知りませんでしたから、その頃のことを思い出すと今でも胸が苦しくなってきます。

 暴力はやめてもらいたいと訴えても、それが常識の世界で育ってきた人たちには私の発言は昔はノミの糞にもなりませんでした。彼らが悪意を持って選手に接していたとは決して思いませんが、私が着任した頃はスポーツ界の『誤った常識』を無批判に宗教的教義のごとく妄信していたからだと思います。

 しかし今日では暴力はなくなりました。先輩後輩の関係もなくなりつつあります。そして選手が大学スポーツをきっかけにして成長をしてくれているのを見ると嬉しくてたまりません。

 スポーツ界が至る所でこうした暴力問題を抱えていたとは考えにくく、非常に限られたところでひとつの伝統として継承されてきたものでしょう。今回の状況はこれまでとは違い何かが代わりそうな気配です。日本のスポーツ界を背負う政界や各種協会などの重鎮はこの絶好の機会を逃さず、渾身の勇気と潔さをもって暴力問題と対峙してください。