小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年5月12日日曜日

SCIENTIFIC AMERICAN メタンの地球温暖化への破壊的脅威

 古い資料を整理したらアメリカの月刊誌「SCIENTIFIC AMERICAN」(2009年12月号p.68)にロシアやカナダの凍土層に閉じ込められている大量のメタンの記事がありました。地球温暖化の影響で凍土が溶けてメタンを大気中に放出していて温暖化を加速させると書かれています。


 私の4月21日のブログでも触れましたが海底のメタンハイドレート採掘技術開発には巨額の研究費が集まってきています。海底のメタンハイドレートは確かに天然ガスの宝庫です。しかし地下にとじ込められている石油や天然ガスなどと比べて環境破壊力の次元が違います。石油・天然ガスが通常爆弾ならメタンハイドレートは核爆弾です。


 分かりやすく説明すれば天然ガスは缶詰に閉じ込められたものと同じです。海底のメタンハイドレートは道路にうっすらと張りつめたメタンの氷の状態といえます。そのメタンの氷に絶対にヒビを入れずに採集しなければなりません。もしヒビが入ったら地球環境は一巻の終わりです。


 SCIENTIFIC AMERICAN誌の結論はやはり私と同じで「触らないでそっとしておく」というものでした。いつかは地球文明消滅の引き金役になるでしょうが見守るしかありません。それが人間の能力の限界というものだと思います。それでも資源として手を付けようなどというのは人間の科学技術への過信でしかありません。