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2013年5月22日水曜日

旅の恥は掻き捨て 西欧と日本の違い

 仮面をかぶるとは本心や本性を包み隠すことだと辞書では説明されています。もう少し分かりやすく表現するならば、自分の本性が顔に表れないように仮面を利用すると言えるでしょう。

 

 私は街中でドラえもんの仮面でもかぶっていたらどんなに気持が楽になるだろうかと思うことがあります。これは街を行き交う人々の中でさえも普通名詞の存在になりき切れていない自分があるからでしょう。群衆の中には私を固有名詞で知る人はいないはずなのに不思議です。


 「旅の恥は掻き捨て」という格言が日本にはあります。私がヨーロッパやアメリカにいた時には耳にした記憶がありません。改めて数人のアメリカ人や中国人に聞いてみましたが知らない様子でした。これは見知らぬ土地に行ったときの解放感を日本的にうまく表現したものかもしれません。

 

 秘められた本音の自分と現実の建前の自分との二相状態から脱出するのは日本では容易なことではないからでしょうか。一方でこの二つの自分の隔たり感は西欧人には小さい気がします。その理由は両者の距離を縮めていくことが西欧的な人間的成長を意味しているからでしょうか。

 

 私の勝手な結論ですが、普段に本音で生きていれば仮面をかぶるとは本音を隠すことになります。しかし普段が建前であれば本音を出すことにもなり得ます。仮面をかぶる意味がこんな風に正反対の意味にもなり得ることをみなさんは想像されたことがありますか。