小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年5月20日月曜日

100本の蝋燭をともそう ヒトゲノム解読と長寿

 戦前は人生50年とされていましたが今日では人生80年といっても過言ではありません。今は定年後にクラス会を開いても50人クラスなら数人しか欠けていないのが普通でしょう。


 日本人の平均寿命が戦後急速に延長した理由は、主に米軍が公衆衛生対策を徹底したことや抗生物質とかワクチンなどが開発されて乳児死亡率や結核死亡率が激減したためです。日本人が長生きするようになったとはまだ言えませんでした。ところが今日では平均寿命はみんなが長生きすることの指標になっています。


 長寿研究は21世紀の幕開けとともに新しい時代に突入しました。それまでは主に長寿地域の疫学的研究が主体でした。ところが2003年にヒトゲノムの解読が完了すると遺伝子研究にシフトし、疾病予防に役立つ遺伝子の探索が次第に主流になってきています。


 その成果として高血圧症、認知症、高脂血症等の予防に役立つ遺伝子が特定されていますが、もっとも注目されているのが心臓病やガンのリスクを低下させる遺伝子です。こうした遺伝子は遺伝的なものですからある人とない人の違いを際立たせる結果にもなりかねません。


 実際には長寿遺伝子はそれがちゃんと働いてくれるような生活をしていなければ役に立ちません。ですから長寿遺伝子など無くても若いころから健康的な生活習慣に気を付ければ長生きできる可能性は高いともいえます。いつかみんなが誕生日に点った100本の蝋燭を元気に一息で消せる日がくるといいですね。