小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年5月20日月曜日

春画は芸術か?

 何が猥褻かと問われて見れば分かると名言を吐いた人がいましたが、春画は芸術かという問いにも答えに窮します。ただこの疑問が出てくると必ず思い出すのは私がフランスにいたころの友人たちとの夕食時のことです。


 食卓での話がそちら方面にそれたきっかけは高齢な招待主の奥様が夫の求めが頻繁すぎるとこぼしたことでした。それで宴は俄然盛り上がり諸説紛々どうにもならない混乱状態に陥りました。こういう環境では異郷のゲストが犠牲になるのが定石です。


 とうとうお前はどう思うと話を振られて困惑しながらスープをすすっていた記憶がよみがえります。他人の愛の回数など私には興味はありませんし、老若男女入り混じっての熱弁に気後れしてしまったことも事実です。底抜けにあっけらかんとした雰囲気にフランス社会の熟成度の高さを感じました。


 さて春画の話ですが、彼らは日本の浮世絵の春画をよく見ているのか絵の表現そのままを信じていました。日本人はデ●●らしいがお前はどうだときたのです。まったく歌麿か誰か知りませんが浮世絵師も余計なことをしてくれたものだと答えておきました。


 長くなりましたが、春画は芸術か?の問いに対する私の回答は、見る人によってどちらにもなるというものです。あのフランスならばきっと芸術になり得ますが、日本ではまだそうもいかないというところではないでしょうか。