小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2013年5月28日火曜日

日本では禁句の人権という言葉

 私がある論文を書いたときに人権という言葉を使ったところ、親しい法学者から日本では使わない方がいいという親切心からの強い忠告を受けました。いわば理系人間の私にはとてもショッキングな経験でした。


 自民党政権が復活してからは子ども手当なども子どもの権利というよりは福祉という視点で語られるようになりました。人権にかかわる問題が福祉の言葉で片付けられてしまうと政策の後戻りの口実を残しておくことになりますし、かつての天皇制下の救貧・恤救の思想を復活させることにもなりかねません。

 

 医療や介護・福祉は国民の当然の権利であって国の懐具合次第の憐憫の施しではありません。このことが曖昧にされてきたために国家は財政状態が厳しくなれば安易なサービス削減で切り抜けようとします。そこが国家財政の無駄遣いがなくならないまま社会保障・社会福祉政策の中身ばかりが後退していく根本理由かもしれません。