小室圭さんをシッタベンレイ

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2013年5月10日金曜日

日本の言論の自由 絶対に「言ってはならないこと」がまだある

 安倍内閣は憲法改正のハードルを下げるためにまず憲法96条改正を7月の参院選挙で争点にしたいようです。自民党の石破茂幹事長は改正問題に触れて時代に合った憲法にしたいと語っています。


 私が改正論議でもっとも懸念するのは日本には戦前の残り火のように絶対に「言ってはならないこと」が今日でもまだあるという事実です。何を言っても命を取られることがなくなったら日本はすっかり変わるでしょう。そうすればきっと改正の必要もなくなるはずです。そこが問題なのです。


 安倍政権下ではその戦前の気味悪さが顕在化してきているような気がしてなりません。安倍首相がかつての日本の侵略を言葉として国会で絶対に認めようとしないのも「言ってはならないこと」と深く関係しているはずです。首相でさえそのことを恐れているのではないでしょうか。


 戦争を経験した人たちにはこの「言ってはならないこと」のある社会の恐ろしさが思い出されることでしょう。戦前の日本ではあのどう考えても無謀な戦争を「負けるぞ!止めろ!」と口に出すのは命を落とすことと同じでした。その時代性がまだ日本には残像ではなく実像としてハッキリと残っていることを、私たちは真正面から見つめなくてはなりません。


 靖国参拝や改憲派の国会議員のみなさん。憲法が時代に合わなくなったのではなくて、アメリカに押しつけられたと言い張って平和憲法に近づこうと努力を怠ってきたから、みなさんの方が憲法に合わなくなったのではありませんか。