小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2013年5月29日水曜日

洗髪の頻度 日本とパリの場合

 テレビでパリの人たちが毎日髪を洗わないことに驚いて話題になっていました。東京とパリでは衛生感覚が基本的に違うところがありますので、そのあたりを考えてみます。


 私の最初のパリ訪問は友人のチュニジア人に連れていってもらったときでした。ドイツを離れて10日間ほど彼の友人のアパートに居候しました。真夏の季節でしたが特に暑さに悩まされた記憶はありません。ただ安アパートですから風呂もシャワーもなかったことには困りました。


 その滞在中に頭が痒いとか体が汗臭いとかいう訳でもなく、ただ日本人的に習慣性から体や頭を洗いたくなっただけでした。真夏で毎日街中を歩き回ったのに、東京にいる程に汗臭くなったりシャツの襟が黒くなったりすることはありませんでした。気候が非常に乾燥しているのと道路に土埃が舞い上がることがないからでしょう。


 パリの道路の両端にはセーヌ河から引いた清掃用の水が流れており、その水を使って掃除夫が毎朝のようにゴミや土砂を綺麗に清掃してくれます。公園などにある地面も土というよりは粒の荒い白い砂という感じで、東京のような黒い火山灰の関東ロームとはまったく違います。


 またフランスでは住居の給湯器が旧式なために貯湯タンクの容量が限られています。そのため家族全員が一度に洗髪したらお湯は尽きてしまいかねません。こうしたことが相まってパリの人たちの洗髪回数は少ないのではないでしょうか。